JPH07333460A - 光ファイバカプラの製造方法 - Google Patents

光ファイバカプラの製造方法

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JPH07333460A
JPH07333460A JP13167194A JP13167194A JPH07333460A JP H07333460 A JPH07333460 A JP H07333460A JP 13167194 A JP13167194 A JP 13167194A JP 13167194 A JP13167194 A JP 13167194A JP H07333460 A JPH07333460 A JP H07333460A
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JP
Japan
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stretching
optical fiber
speed
target
branching ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP13167194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyori Sasaoka
英資 笹岡
Takehito Kobayashi
勇仁 小林
Tomomi Moriya
知巳 守屋
Yoichi Ishiguro
洋一 石黒
Shigeru Semura
滋 瀬村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Priority to US08/474,907 priority patent/US5620494A/en
Priority to EP95109149A priority patent/EP0687929B1/en
Priority to DE69524294T priority patent/DE69524294D1/de
Publication of JPH07333460A publication Critical patent/JPH07333460A/ja
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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバに一定の張力を加えながら延伸
し、延伸が進むにつれて低下するよう設定された目標延
伸速度に対して、実際の延伸速度を制御できる光ファイ
バカプラの製造方法を提供する。 【構成】 図は延伸工程のフローである。光パワーメー
タからデータを読み込み(S1)、分岐比を計算し(S
2)、分岐比に応じて目標延伸速度を決定する(S
3)。また、延伸ステージの移動長さ検出器からデータ
を取り込み(S4)、実際の延伸速度を計算する(S
5)。目標延伸速度と実際の延伸速度との比に基づいて
ガス流量が計算され(S6)、ガス流量が変化される
(S7)。光パワーメータから新たなデータを読み込み
(S8)、分岐比を計算する(S9)。計算結果が所望
の分岐比となっていなければ、S3へ戻って、延伸を続
け、分岐比が設定した目標値となれば(S10)、延伸
を停止(S11)する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバカプラの製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバカプラは、複数本の光ファイ
バ間で光を分岐・結合するデバイスであり、現在では、
融着延伸法がシングルモード光ファイバを用いた光ファ
イバカプラの製造に最も適した方法とされている。この
融着延伸法は、例えば、2本の光ファイバの被覆を所定
の区間にわたって除去して裸ファイバ部を露出させ、裸
ファイバ部を互いに密着するように、捩ったり、あるい
は、並行に密着させて、加熱融着した後、分岐比を測定
しながら一定の張力を加えて融着部分を加熱延伸し、所
望の分岐比となったところで延伸を停止し、保護部材に
固定する方法である。
【0003】このように、光ファイバに張力を加えなが
ら加熱延伸を行なって光ファイバカプラを製造する場
合、光ファイバの延伸が進むにつれて、光ファイバの径
が小さいため破断しやすくなり、延伸に伴う特性の変動
は急激になる。
【0004】このため、延伸速度の制御を行なっていて
も、目標の延伸速度が大きい場合には光ファイバの破断
が生じたり、所望の特性の光ファイバカプラが得られな
いという問題がある。一方、目標の延伸速度を小さくす
ると、上記の問題は回避できるが、延伸に時間がかか
り、また、低損失となるテーパー部の形状が得られない
といった問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、延伸に応じて目標の延伸速
度を変化させることにより、光ファイバの破断を防止し
て、低損失の光ファイバカプラを製造でき、しかも、製
造時間を短縮できる光ファイバカプラの製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、複数本の光ファイバの裸ファイバ
部分を密着させた状態でこの部分を加熱して融着、延伸
する光ファイバカプラの製造方法において、延伸の進行
に応じて延伸の目標速度を変化させることを特徴とする
ものである。
【0007】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバカプラの製造方法において、カプ
ラの延伸量に応じて延伸の目標速度を変化させることを
特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバカプラの製造方法において、カプ
ラの挿入損失に応じて延伸の目標速度を変化させること
を特徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバカプラの製造方法において、カプ
ラの分岐比に応じて延伸の目標速度を変化させることを
特徴とするものである。
【0010】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の光ファイバカプラの
製造方において、延伸が進むにつれて延伸の目標速度を
低下させることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、延伸の進行に応じて延伸の目
標速度を変化させることにより、延伸状態に合致した延
伸速度で延伸することが可能である。延伸の目標速度
を、カプラの延伸量に応じて、または、カプラの挿入損
失に応じて、または、カプラの分岐比に応じて、変化さ
せることにより、延伸量、または、挿入損失、または、
分岐比の制御が容易となる。
【0012】また、延伸の初期では延伸速度を早くし、
延伸が進むにつれて延伸の目標速度を低下させることに
より、光ファイバの破断を防止して、延伸時間を短縮さ
せることができる。また、低損失のテーパー形状の実現
と所望特性の光ファイバカプラの実現の両立のために
も、延伸が進むにつれて目標延伸速度を低下させること
が有効である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の光ファイバカプラの製造方
法の一実施例が適用される光ファイバ製造装置の概略図
である。図中、1は架台、2a,2bは延伸ステージ、
3は光ファイバクランプ、4a,4bは光ファイバ、5
は裸ファイバ部、6はガスバーナー、7a,7bはガス
流量制御装置、8a,8bは光ファイバに一定張力を加
えるための重り、9は光源、10a,10bは光パワー
メーター、11a,11bは延伸ステージの移動長さ検
出器、12はコンピュータである。
【0014】2本の光ファイバ4a,4bの被覆の一部
を除去して、裸ファイバ部を露出させて、被覆部を光フ
ァイバクランプ3でクランプする。光ファイバクランプ
3は、延伸ステージ2a,2bに取り付けられており、
延伸ステージ2a,2bが重り8a,8bによって引っ
張られることにより、光ファイバ4a,4bに一定の張
力が加えられる。
【0015】光ファイバ4a,4bの一方、例えば、光
ファイバ4aの一端に光源9からのモニタ光が入射され
る。光ファイバ4a,4bの他端側には、光パワーメー
タ10a,10bが接続され、出射光のパワーが検出さ
れる。検出した出力信号は、コンピュータ12に入力さ
れ、挿入損失や分岐比等の光ファイバカプラの特性値が
演算される。
【0016】ガスバーナー6は、裸ファイバ部を加熱融
着、および、加熱延伸させるための熱源であり、プロパ
ンガスと酸素が供給され、燃焼により裸ファイバ部を加
熱する。プロパンガスおよび酸素は、それぞれガス流量
制御装置7a,7bにより流量制御されてガスバーナー
6に供給される。ガス流量制御装置7a,7bは、コン
ピュータ12により制御される。
【0017】延伸ステージの移動長さ検出器11a,1
1bは、架台1に対する延伸ステージ2a,2bの移動
長さを検出する。検出した出力信号は、コンピュータ1
2に入力され、延伸速度が演算される。
【0018】この光ファイバ製造装置を用いて、50%
分岐の光ファイバカプラを製造する実施例を説明する。
ガスバーナー6には、プロパンガスと酸素が供給され、
その流量は、コンピュータ12からの指令によりガス流
量制御装置7a,7bで制御されている。また、コンピ
ュータ12に入力された延伸ステージの移動長さ検出器
11a,11bの出力信号と、光パワーメータ10a,
10bの出力信号が入力され、コンピュータ12で、延
伸速度や、光ファイバカプラの挿入損失あるいは分岐比
が計算される。コンピュータに設定されている目標延伸
速度は、この実施例では、目標延伸速度は、延伸の進行
につれてその値が変化するようにした。一例では、分岐
比20%までが0.15mm/sec、分岐比20〜4
0%の範囲が0.08mm/sec、分岐比40%以上
では0.02mm/secと分岐比に応じて3段階に変
化させるデータが、あらかじめ入力されている。
【0019】ガス流量の制御方法としては、プロパンガ
スと酸素の混合比を一定に保った状態で、延伸過程にお
いて、目標延伸速度と実際の延伸速度をもとに、流量が
制御される。
【0020】なお、この実施例では、延伸温度を変化さ
せて延伸速度を制御したが、張力を変化させて延伸速度
を制御してもよい。
【0021】図2は、本発明の光ファイバカプラの製造
方法の一実施例を説明するためのフローチャートであ
る。コンピュータの動作を中心にして説明する。2本の
光ファイバの裸ファイバ部を加熱融着した後、延伸工程
に入る。光パワーメータからデータを読み込み(S
1)、分岐比を計算する(S2)。計算結果に基づい
て、目標延伸速度を決定する(S3)。上述したよう
に、分岐比に応じて3段階の目標延伸速度の1つが選択
される。また、延伸ステージの移動長さ検出器からデー
タを取り込み(S4)、実際の延伸速度を計算する(S
5)。目標延伸速度と実際の延伸速度との比から、ガス
流量が計算され、計算結果に基づいてガス流量制御装置
を制御する(S6)。ガス流量が変化され(S7)、光
パワーメータから新たなデータを読み込み(S8)、分
岐比を計算する(S9)。計算結果が所望の分岐比とな
っているかが判断され(S10)、所望の分岐比となっ
ていなければ、S3へ戻って、延伸を続ける。S10に
おいて、分岐比が設定した目標値である50%以上とな
れば、延伸を停止し(S11)、延伸工程を終了する。
【0022】この方法によって製造した具体例では、製
造した100個の光ファイバカプラについて、光ファイ
バの破断は全く発生せず、全ての光ファイバカプラの分
岐比は、50±3%であった。また、延伸に要した時間
は全ての光ファイバカプラについて1分以内であった。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、光ファイバに一定の張力を加えながら延伸
し、設定された目標延伸速度に対して、実際の延伸速度
を適切に制御でき、光ファイバの破断を抑えて、ばらつ
きのない光ファイバカプラが製造できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバカプラの製造方法の一実施
例が適用される光ファイバ製造装置の概略図である。
【図2】本発明の光ファイバカプラの製造方法の一実施
例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…架台、2a,2b…延伸ステージ、3…光ファイバ
クランプ、4a,4b…光ファイバ、5…裸ファイバ
部、6…ガスバーナー、7a,7b…ガス流量制御装
置、8a,8b…光ファイバに一定張力を加えるための
重り、9…光源、10a,10b…光パワーメーター、
11a,11b…延伸ステージの移動長さ検出器、12
…コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 洋一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 瀬村 滋 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバの裸ファイバ部分を
    密着させた状態でこの部分を加熱して融着、延伸する光
    ファイバカプラの製造方法において、延伸の進行に応じ
    て延伸の目標速度を変化させることを特徴とする光ファ
    イバカプラの製造方法。
  2. 【請求項2】 カプラの延伸量に応じて延伸の目標速度
    を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光ファ
    イバカプラの製造方法。
  3. 【請求項3】 カプラの挿入損失に応じて延伸の目標速
    度を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光フ
    ァイバカプラの製造方法。
  4. 【請求項4】 カプラの分岐比に応じて延伸の目標速度
    を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光ファ
    イバカプラの製造方法。
  5. 【請求項5】 延伸が進むにつれて延伸の目標速度を低
    下させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1項に記載の光ファイバカプラの製造方法。
JP13167194A 1994-06-14 1994-06-14 光ファイバカプラの製造方法 Pending JPH07333460A (ja)

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JP13167194A JPH07333460A (ja) 1994-06-14 1994-06-14 光ファイバカプラの製造方法
US08/474,907 US5620494A (en) 1994-06-14 1995-06-07 Method for manufacturing optical fiber coupler
EP95109149A EP0687929B1 (en) 1994-06-14 1995-06-13 Method for manufacturing optical fiber coupler
DE69524294T DE69524294D1 (de) 1994-06-14 1995-06-13 Herstellungsmethode für faseroptischen Koppler

Applications Claiming Priority (1)

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