JPH0733327B2 - 銅クロロフイリンナトリウム配合入浴剤 - Google Patents
銅クロロフイリンナトリウム配合入浴剤Info
- Publication number
- JPH0733327B2 JPH0733327B2 JP27932386A JP27932386A JPH0733327B2 JP H0733327 B2 JPH0733327 B2 JP H0733327B2 JP 27932386 A JP27932386 A JP 27932386A JP 27932386 A JP27932386 A JP 27932386A JP H0733327 B2 JPH0733327 B2 JP H0733327B2
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- JP
- Japan
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- copper chlorophyllin
- bath
- sodium
- chlorophyllin sodium
- containing copper
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- Expired - Lifetime
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- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、銅クロロフィリンナトリウムを配合した入浴
剤に関する。
剤に関する。
（ロ）従来の技術とその問題点 従来、水溶性の葉緑素の一つとして銅クロロフィリンナ
トリウムがある。
トリウムがある。
この銅クロロフィリンナトリウムは、その含有する葉緑
素によって、瘡傷治癒作用、内臓の機能増進作用、増血
作用、消炎作用、殺菌作用、脱臭作用、ビタミン保護作
用等の機能を有するため、また美麗な青緑色を呈するの
で、チューインガム、石けん、ポマード、その他の化粧
品、脱防臭剤、医薬品等において、広汎に使用されてい
る。
素によって、瘡傷治癒作用、内臓の機能増進作用、増血
作用、消炎作用、殺菌作用、脱臭作用、ビタミン保護作
用等の機能を有するため、また美麗な青緑色を呈するの
で、チューインガム、石けん、ポマード、その他の化粧
品、脱防臭剤、医薬品等において、広汎に使用されてい
る。
（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかるに、かかる銅クロロフィリンナトリウムは、入浴
剤としては殆ど用いられていない、又は用いられていて
も浴槽等への付着を防止することができないものである
ため、非常に不快なものであった。
剤としては殆ど用いられていない、又は用いられていて
も浴槽等への付着を防止することができないものである
ため、非常に不快なものであった。
これは、銅クロロフィリンナトリウムを入浴剤としてそ
のまま使用する場合は、クロロフィルが浴槽に付着し、
浴槽を汚して美感を損なうのみならず、洗い落としが困
難であり、さらに、残り湯を洗濯に用いることができな
いということによる。
のまま使用する場合は、クロロフィルが浴槽に付着し、
浴槽を汚して美感を損なうのみならず、洗い落としが困
難であり、さらに、残り湯を洗濯に用いることができな
いということによる。
本発明は、かかるクロロフィルの浴槽への付着を完全に
防止でき、かつ銅クロロフィリンナトリウムの各種の薬
効及び着色効果を有効に利用できる入浴剤を提供するこ
とを目的とする。
防止でき、かつ銅クロロフィリンナトリウムの各種の薬
効及び着色効果を有効に利用できる入浴剤を提供するこ
とを目的とする。
（ニ）問題点を解決するための手段及び構成 本発明は、銅クロロフィリンナトリウムを含有するとと
もに、浴槽等への付着防止剤として、アニオン界面活性
剤と両性界面活性剤のうち、少なくともいずれかを含有
することを特徴とする銅クロロフィリンナトリウム配合
入浴剤に係るものである。
もに、浴槽等への付着防止剤として、アニオン界面活性
剤と両性界面活性剤のうち、少なくともいずれかを含有
することを特徴とする銅クロロフィリンナトリウム配合
入浴剤に係るものである。
ここで、一般に、銅クロロフィリンナトリウムとは、銅
クロロフィルを苛性ソーダで分解して水溶性を与えたも
ので、純度90％以上の緑黒色粉末である。銅クロロフィ
リンナトリウムは、水によく溶けて青緑色の美麗な溶液
となる。
クロロフィルを苛性ソーダで分解して水溶性を与えたも
ので、純度90％以上の緑黒色粉末である。銅クロロフィ
リンナトリウムは、水によく溶けて青緑色の美麗な溶液
となる。
しかし、かかる銅クロロフィリンナトリウムを単独で浴
槽中に入れる場合は、浴槽壁面にクロロフィルが付着す
ることになる。
槽中に入れる場合は、浴槽壁面にクロロフィルが付着す
ることになる。
そこで、本発明では、銅クロロフィリンナトリウムとと
もに、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、若しくは
両方を配合することによって、例えば、銅クロロフィリ
ンナトリウムを乳化する等により、浴槽へのクロロフィ
ルの付着を防止するものである。
もに、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、若しくは
両方を配合することによって、例えば、銅クロロフィリ
ンナトリウムを乳化する等により、浴槽へのクロロフィ
ルの付着を防止するものである。
ここで、アニオン界面活性剤としては、ソジウムヤシア
ルキルサルフェート、オレイルリン酸エステル等を用い
ることができるが、好ましくは、スルホコハク酸ジオク
チルナトリウムがよい。
ルキルサルフェート、オレイルリン酸エステル等を用い
ることができるが、好ましくは、スルホコハク酸ジオク
チルナトリウムがよい。
また、両性界面活性剤としては、アミドベタイン型両性
界面活性剤、２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等を用い
ることができるが、好ましくは、アミノ酸の一種である
リジンを基本骨格に持つ両性界面活性剤がよい。
界面活性剤、２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル−Ｎ
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等を用い
ることができるが、好ましくは、アミノ酸の一種である
リジンを基本骨格に持つ両性界面活性剤がよい。
また、上記銅クロロフィリンナトリウム、アニオン界面
活性剤や両性界面活性剤を配合する入浴剤の基本組成と
しては、各種組成が考えられるが、硫酸ナトリウム、塩
化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
セスキ炭酸ナトリウム等の無機塩類や、センキュウ、ト
ウヒ、ケイヒ、チンピ、ショウブ等の植物成分、さら
に、ビタミンや酵素等を用いることができる。
活性剤や両性界面活性剤を配合する入浴剤の基本組成と
しては、各種組成が考えられるが、硫酸ナトリウム、塩
化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
セスキ炭酸ナトリウム等の無機塩類や、センキュウ、ト
ウヒ、ケイヒ、チンピ、ショウブ等の植物成分、さら
に、ビタミンや酵素等を用いることができる。
さらに、合成の色素等を用いないで、銅クロロフィリン
ナトリウムを入浴剤に配合することにより、入浴時にお
いて、天然の葉緑色を楽しむことができる。
ナトリウムを入浴剤に配合することにより、入浴時にお
いて、天然の葉緑色を楽しむことができる。
また、本発明の銅クロロフィリンナトリウム配合入浴剤
の剤型は、特に問わず、例えば、粉状、顆粒状、打錠、
液状等にすることができる。
の剤型は、特に問わず、例えば、粉状、顆粒状、打錠、
液状等にすることができる。
（ホ）作用及び効果 本発明では、アニオン界面活性剤や両性界面活性剤に
よって、例えば、銅クロロフィリンナトリウムを乳化す
ることができるので、浴槽へのクロロフィルの付着を効
果的に防止することができ、銅クロロフィリンナトリウ
ムによって美麗な青緑色の浴湯色を楽しむことができる
とともに、クロロフィルが衣服に付着するのを防止で
き、残り湯を洗濯に用いることができる。
よって、例えば、銅クロロフィリンナトリウムを乳化す
ることができるので、浴槽へのクロロフィルの付着を効
果的に防止することができ、銅クロロフィリンナトリウ
ムによって美麗な青緑色の浴湯色を楽しむことができる
とともに、クロロフィルが衣服に付着するのを防止で
き、残り湯を洗濯に用いることができる。
また、アニオン界面活性剤や両性界面活性剤によって
銅クロロフィリンナトリウムが含有する葉緑素自体が有
する効能・効果は変わらないものであり、従って、葉緑
素の有する瘡傷治癒作用、内臓の機能増進作用、増血作
用、消炎作用、殺菌作用、脱臭作用、ビタミン保護作用
等の機能を、入浴剤中にそのまま保持することができ
る。
銅クロロフィリンナトリウムが含有する葉緑素自体が有
する効能・効果は変わらないものであり、従って、葉緑
素の有する瘡傷治癒作用、内臓の機能増進作用、増血作
用、消炎作用、殺菌作用、脱臭作用、ビタミン保護作用
等の機能を、入浴剤中にそのまま保持することができ
る。
（ヘ）実施例 次に、本発明を、実施例に基づいて、具体的に説明す
る。
る。
〔実施例１〕 本発明に係る銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴剤
における浴槽付着防止効果の実験を行い、第１表に入浴
剤の成分組成を、そして、第２表に実験結果を示す。
における浴槽付着防止効果の実験を行い、第１表に入浴
剤の成分組成を、そして、第２表に実験結果を示す。
なお、比較のため、アニオン界面活性剤、両性界面活性
剤を含有しない銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴
剤（コントロールＡ）を用いた。
剤を含有しない銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴
剤（コントロールＡ）を用いた。
第２表に示す実験結果から明らかなように、アニオン界
面活性剤配合により、クロロフィルの浴槽付着を防止で
きるものである。
面活性剤配合により、クロロフィルの浴槽付着を防止で
きるものである。
また、両性界面活性剤の配合でも、同様に、浴槽付着を
防止できるものであるが、両性界面活性剤を単独で用い
るよりも、アニオン界面活性剤を併用するのが好ましい
ことが判明した。
防止できるものであるが、両性界面活性剤を単独で用い
るよりも、アニオン界面活性剤を併用するのが好ましい
ことが判明した。
〔実施例２〕 本発明に係る銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴剤
を、発泡性入浴剤とした場合について、実施例１と同様
に浴槽付着防止効果の実験を行い、第３表に入浴剤の成
分組成を、そして、第４表に実験結果を示す。
を、発泡性入浴剤とした場合について、実施例１と同様
に浴槽付着防止効果の実験を行い、第３表に入浴剤の成
分組成を、そして、第４表に実験結果を示す。
なお、比較のため、アニオン界面活性剤、両性界面活性
剤を含有しない銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴
剤（コントロールＢ）を用いた。
剤を含有しない銅クロロフィリンナトリウム配合の入浴
剤（コントロールＢ）を用いた。
第４表に示す実験結果から明らかなように、発泡性入浴
剤組成においても、アニオン界面活性剤配合により、ク
ロロフィルの浴槽付着を防止できるものである。また、
両性界面活性剤の配合でも、同様に浴槽付着を防止でき
るものであるが、両性界面活性剤を単独で用いるより
も、アニオン界面活性剤を併用するのが好ましいことが
判明した。
剤組成においても、アニオン界面活性剤配合により、ク
ロロフィルの浴槽付着を防止できるものである。また、
両性界面活性剤の配合でも、同様に浴槽付着を防止でき
るものであるが、両性界面活性剤を単独で用いるより
も、アニオン界面活性剤を併用するのが好ましいことが
判明した。
Claims (1)
- 【請求項１】銅クロロフィリンナトリウムを含有すると
ともに、浴槽等への付着防止剤として、アニオン界面活
性剤と、両性界面活性剤のうち、少なくともいずれかを
含有することを特徴とする銅クロロフィリンナトリウム
配合入浴剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27932386A JPH0733327B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | 銅クロロフイリンナトリウム配合入浴剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27932386A JPH0733327B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | 銅クロロフイリンナトリウム配合入浴剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63132822A JPS63132822A (ja) | 1988-06-04 |
| JPH0733327B2 true JPH0733327B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17609570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27932386A Expired - Lifetime JPH0733327B2 (ja) | 1986-11-21 | 1986-11-21 | 銅クロロフイリンナトリウム配合入浴剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733327B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023006382A1 (en) * | 2021-07-26 | 2023-02-02 | Unilever Ip Holdings B.V. | Laundry detergent product |
-
1986
- 1986-11-21 JP JP27932386A patent/JPH0733327B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2023006382A1 (en) * | 2021-07-26 | 2023-02-02 | Unilever Ip Holdings B.V. | Laundry detergent product |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63132822A (ja) | 1988-06-04 |
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