JPH0733161Y2 - 分析素子台 - Google Patents

分析素子台

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JPH0733161Y2
JPH0733161Y2 JP4727689U JP4727689U JPH0733161Y2 JP H0733161 Y2 JPH0733161 Y2 JP H0733161Y2 JP 4727689 U JP4727689 U JP 4727689U JP 4727689 U JP4727689 U JP 4727689U JP H0733161 Y2 JPH0733161 Y2 JP H0733161Y2
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JP
Japan
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pipette
tip
sample
analytical element
analysis element
Prior art date
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JP4727689U
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JPH02140361U (ja
Inventor
隆年 内垣
Original Assignee
株式会社京都第一科学
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Publication date
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、分析素子台に関し、更に詳しくは、マイクロ
ピペットなどにより所定量の検体を分析素子に点着する
場合の分析素子台に関する。
[従来の技術] 種々の分析、特に微量分析をする際にマイクロピペット
のようなピペットなどを使用して所定量の検体を分析素
子に点着する場合がある。
この場合、ピペットを握った状態でピペットの先端を分
析素子の所定位置に接触させ、更に、接触を維持したま
まピペットを手動で操作する必要があるが、精度よく吐
出するには相当な熟練が必要であった。
特に、微量分析などにおいては、点着すべき検体の絶対
量も僅かであるので、点着完了時にピペットの先端に検
体が少量でも残存付着していると、分析値にバラツキが
出たり、あるいは分析精度が悪化して分析データを正し
く評価できないことが有り得る。
上述の問題点を避けるには、点着完了時において、ピペ
ットの先端が分析素子に接しているか、あるいは分析素
子上に吐出された検体に接している状態を確保する必要
がある。このためには、点着完了時において、ピペット
の先端と分析素子との相対的な位置関係を所定の状態で
確保する必要がある。
例えば、ピペットの先端と分析素子との間で所定の距離
を隔て、その間に吐出された検体が位置するように確保
するか、あるいはピペットの先端が分析素子に接触して
いる状態を確保する方法などが考えられる。
しかしながら、このような方法には、以下のような問題
点が生じる。
手動によりマイクロピペットを操作する場合に上記方法
を適用する場合において、ピペットの先端と分析素子と
の間で所定の距離を確保する方法では相当な精度で距離
を確保する必要があるが、ピペットを手動で操作する場
合には、精度良く距離を確保するには相当の熟練度が要
求される。このため、点着時にピペット位置を固定する
ピペットホルダーを設ける工夫が考え出された。ピペッ
ト位置と分析素子位置の両方を固定することによってピ
ペット先端と分析素子との距離を一定にできる。この
時、距離を大きくし過ぎると、吐出された検体が分析素
子上で飛散したり、検体量が僅かな場合にはピペットの
先端から分析素子へ検体が移行しないことも有る。
逆に、距離を小さくしようとすると、分析素子によりピ
ペットの先端が押さえ付けられて開口部が蓋をされたよ
うな状態になって、ピペットの先端開口部から検体が吐
出される時に過剰な圧力が必要となり、場合によって
は、マイクロピペットの吐出ボタンに加えられた力がそ
のまま吐出圧力となることも有り、検体の吐出時に検体
が飛散することも有り得る。
ピペットの先端が分析素子に接触するようにする方法に
おいては、上記と同様に、ピペットの先端を分析素子に
過度に押し付け過ぎると、検体が吐出時に飛散すること
が生じ得る。また、先端を適度に押し付けることは非常
に困難であり、この場合にも相当な熟練度が必要とされ
る。
また、ピペット操作を自動的に行う場合においては、ピ
ペットの先端と分析素子との間で所定距離を確保するこ
とも、所定の力でピペットの先端を分析素子に押し付け
ることも、手動の場合よりも精度良く実施できることが
一般的には期待できる。
しかしながら、マイクロピペットなどでは使捨ての(あ
る程度変形するように例えばプラスチック製の)チップ
を使用しており、マイクロピペットのテーパー部にチッ
プを取り付ける際に加える力によっては、チップの取り
付け状態が必ずしも一定であるとは言えない。また、チ
ップおよび分析素子の寸法などについてもある程度のバ
ラツキが有り得る。従って、機械を使用して自動操作す
る場合、ピペット本体の位置を正確に制御できることは
可能であっても、ピペットの先端の位置に関しては必ず
しも正確に制御できるとは限らず、満足すべき点着がで
きないことも有る。
勿論、種々のセンサーを使用することにより、ピペット
の先端に加わる圧力やピペットの先端と分析素子との間
の距離を精度良く制御することは可能であるが、経済性
に問題がある。
[考案が解決しようとする課題] 従って、ピペットを使用して検体を分析素子に点着する
に際し、上述のような問題点を解決して、簡単に所定量
の検体を分析素子に点着できる手段を提供することが本
考案の課題である。
[課題を解決するための手段] 本考案の上記課題は、 弾性部材および弾性部材により支持され、分析素子を配
置できる台座部材を有して成り、 台座部材に力が作用して台座部材が変位する場合、台座
部材を元の位置に戻そうとするように弾性部材が作用す
ることを特徴とするピペット点着用分析素子台 により解決されることが見出された。
本明細書において「弾性部材」なる語は、部材に力が作
用して変形した場合、元の形状に戻ろうとする(従っ
て、台座部材を元の位置に戻そうとする)部材を意味す
るものとして使用している。好ましい態様としては、い
わゆる弾性を有する部材、例えばばねやゴムを弾性部材
として使用する態様が包含される。
台座部材は、分析素子を載置するための台の機能を有す
るものであればいずれの態様であってもよく、一般的に
はプレート状であるのが好ましく、弾性部材により支持
されている。
本考案の分析素子台は、例えばマイクロピペットのよう
ないわゆるピペットを使用して検体を分析素子に点着す
る場合に有用である。
以下、好ましい態様の図面を参照して本考案を更に詳細
に説明する。
第1図に本考案の一具体例を模式的に示す。本考案の分
析素子台1は、弾性部材としてのばね2およびばねによ
り支持されている台座部材としてのプレート3を有して
成り、プレート3上には分析素子4が載置されている。
第1図の状態は、ばねがある程度伸張している状態であ
り、プレートに対して下向きの力が作用すると、ばねは
力の作用方向に収縮し、作用している力と反対方向の力
がばねにより作用するようになっている。ばねの伸張お
よび伸縮は弾性限界内で行なわれるのが好ましい。
次に、本考案の分析素子台の使用方法について第2図を
参照して説明する。第2図は、ピペットの先端5が分析
素子4に接触している状態の模式図である。
尚、本図は2連ピペットの場合を表しているが、通常の
ピペットを用いた場合でも、有用であることは容易に理
解される。
最初に、本考案の分析素子台1にピペットの先端5が接
触するように配置する。この場合、確実に接触するよう
に配置するために先端5が分析素子を押し付けるように
配置する。従って、第2図に示すように、台座部材3に
は分析素子4を介してピペットにより下方向に力(矢印
A)が作用してばねは収縮する。弾性部材はピペットに
より作用する力と釣り合うまで変形(収縮)するが、元
の状態に戻ろうとするので台座部材を介してピペットの
先端を押し付ける方向(矢印B)にばねの力が作用して
いる。
次に、ピペットから検体を吐出する操作、即ち、ピペッ
トの吐出ボタンを押すことによりピペットのチップから
検体が吐出される。この場合、ばねの弾性率を適当に選
択することにより、検体が吐出されるために必要な圧力
を調節できる。即ち、ピペットの先端に相当の力が加わ
る場合であっても(即ち、ピペットを下向きに押し付け
ることにより台座部材の位置が相当下方向に変位する場
合であっても)、この力はばねの力により相殺され、ば
ねの弾性限界内であれば検体の吐出のために必要な力
は、ばねを僅かに変位させるために必要な一定の力であ
れば充分である。従って、ピペットの位置およびピペッ
トに作用する力に関係なく、吐出圧力を一定に保持する
ことが可能となるという利点がある。
また、ピペットの先端が蓋をされたようになるのを防止
するため、ピペットと分析素子の検体点着面とのなす最
小角度を87°以下、好ましくは86°〜80°となるように
ピペットホルダを設置したり、ピペットチップの先端部
を第4図の如く、一部切除した形状とすることも望まし
い。
第3図に本考案の別の具体例を示す。第3図の分析素子
台1では、台座部材3が弾性部材としてのゴム2、例え
ば適当な幅のストリップ状のゴムにより支持されてい
る。
この態様では、台座部材3がピペットのチップ5により
下方に押し付けられた場合、ゴムは長手方向に伸張し、
台座部材は下方に変位する。また、ピペットのチップに
はゴムの弾性力により上向きの力が作用する。
本考案の特に好ましい態様では、台座部材の上下方向の
変位が適当なガイド手段6によりガイドされるのが好ま
しい。更に、台座部材の変位量を有る範囲、例えば弾性
部材の弾性限界範囲に制限するために適当な止め手段7
を設けるのも好ましい一態様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一具体例の模式図、第2図はピペット
を本考案の分析素子台に配置した状態を示す図、第3図
は本考案の別の態様の模式図、第4図は本考案と共に使
用するのが好ましいピペットチップの部分断面側面図で
ある。 1……分析素子台、2……弾性部材、3……台座部材、
4……分析素子、5……ピペットのチップ(先端)、6
……ガイド手段、7……止め手段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性部材および弾性部材により支持され、
    分析素子を配置できる台座部材を有して成り、 台座部材に力が作用して台座部材が変位する場合、台座
    部材を元の位置に戻そうとするように弾性部材が作用す
    ることを特徴とするピペット点着用分析素子台。
  2. 【請求項2】弾性部材がばねである請求項1記載の分析
    素子台。
JP4727689U 1989-04-21 1989-04-21 分析素子台 Expired - Lifetime JPH0733161Y2 (ja)

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JP4727689U JPH0733161Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 分析素子台

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JP4727689U JPH0733161Y2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 分析素子台

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Publication Number Publication Date
JPH02140361U JPH02140361U (ja) 1990-11-22
JPH0733161Y2 true JPH0733161Y2 (ja) 1995-07-31

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WO2010113684A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 国立大学法人富山大学 低表面張力性微量溶液の接触分注法および分注に用いる装置

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