JPH07331496A - 電気メッキ装置用の可溶性陽極 - Google Patents

電気メッキ装置用の可溶性陽極

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JPH07331496A
JPH07331496A JP6338911A JP33891194A JPH07331496A JP H07331496 A JPH07331496 A JP H07331496A JP 6338911 A JP6338911 A JP 6338911A JP 33891194 A JP33891194 A JP 33891194A JP H07331496 A JPH07331496 A JP H07331496A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行する金属シートに被覆金属を電気メッキ
するのに用いられる可溶性陽極。 【構成】 縦方向に延びた被覆金属よりなる陽極本体40
と、陽極ヘッド41と、陽極本体40と陽極ヘッド41との間
を確実に電気接触させるために陽極ヘッド41と陽極本体
40とを一時的に連結する手段42, 43とで構成され、この
一時的に連結させる手段42, 43は陽極ヘッド61に固定さ
れた金属プレート62を含み、この金属プレート62は陽極
本体40に平行に延び且つ溶接63, 64によって陽極本体40
に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可溶性陽極を有する電気
メッキ装置、特に鋼にニッケルまたは亜鉛−ニッケルを
メッキするための電気メッキ装置に関するものであり、
特に可溶性陽極の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車業界では、車体のような露出部分
の耐蝕性を強くする必要があるため亜鉛または亜鉛基合
金、例えば亜鉛−ニッケルの薄い保護層で被覆された軟
鋼の鋼板が用いられている。亜鉛層の鋼への付着力を良
くするために鋼と外側亜鉛層との間にニッケル等の中間
層を1層以上設ける金属板の多層被覆法が開発されてい
る。この方法を工業的に行う場合には、メッキラインに
一連の電解槽を配置し、その中を被覆しようとする金属
薄板を通過させる。金属薄板は電解液を収容した各槽中
に浸漬されたリターンローラ上を通過する。通常の電気
分解パラメータ、例えば陽極の電流密度、電解液の組
成、走行速度等を制御することによって、所望の結果を
得ることができる。
【0003】従来のニッケルメッキ法では塩化ニッケル
のようなニッケル塩の溶液を用いて良い結果が得られる
が、これを使用するといくつかの問題が生じる。例え
ば、ニッケル塩を貯蔵する場合には工場での取り扱いが
問題になり、ロスが生じる。それよりも深刻な欠点はニ
ッケル塩粉末が大気中に放出され、従業員がその粉塵に
曝される危険がある点である。さらに、電解槽中での望
ましくない物質の濃度が次第に高くなる。
【0004】これらの問題を避けるために、ブロック状
のニッケル陽極を用いる方法が考えられた。ニッケルを
この陽極から供給して付着させる。この方法では処理し
ようとする金属薄板を陰極とし、両電極の間に電解液を
充填する。処理しようとする金属薄板が陽極の前を移動
し、その上に金属が付着するにつれて陽極の厚さは減少
する。それに比例して電極間隙(ニッケル陽極表面と処
理済みの金属薄板すなわちは陰極の表面との間の距離)
が増加する。
【0005】一般に、この方法で用いられる陽極は半連
続的に鋳造された鋳塊を圧延し、縦に切断し、アーチ型
に曲げて得られるプロック(塊)状の陽極である。この
陽極の新品の時の厚さは例えば約60mmであるが、使用し
ていくうちに、この厚さは減少し、従って、陽極と金属
薄板との間の電極間隙が増加する。しかし、他の条件は
全て変わらないので、単位時間当たりに付着するニッケ
ルの量が減少する。そのため処理しようとする金属薄板
上に付着するニッケルの量が不均一になるが、一般には
この欠点を解決するための装置構成と運転方法とが採用
されている。
【0006】この方法の理解を助けるために図2〜図5
を参照する。図2は可溶性陽極、例えばニッケルの陽極
を用いた公知の電気メッキ装置の主要部分を示す概念図
で、この陽極はそれを支持し、電流を供給する支持棒上
を移動する。陽極金属で電気メッキされる薄板鋼は陰極
を構成し、この陰極は円筒形のロールで支持される。ロ
ールの中心は導電性でそれ以外の部分は絶縁材料で作ら
れている。図3は図2の装置を矢印IIの方向から見た図
であり、図4は図2の装置を矢印III の方向から見た図
である。
【0007】図5は陽極を構成する公知装置の側面図で
あり、陽極ヘッドは陽極本体に固定されている。図5の
公知の陽極は、陽極本体30と陽極ヘッド31とを有し、陽
極本体30は内側に湾曲した状態でロール1の回転軸に対
して直角な面上を縦方向に延びている。陽極ヘッド31は
支持と電力供給をする支持棒2、4へ取付けるためのフ
ック33を有している。陽極ヘッドはその全端縁に沿った
溶接ビードによって陽極本体に溶接されている。図2で
は円筒形のロール1の近くに陽極3が配置されている。
処理しようとする鋼板(陰極となる)はこのロール1上
を通過する。この円筒形のロール1は導電性の中心部を
除いて絶縁物質で作られている。この部分が処理しよう
とする金属薄板と接触してそれを完全にマスクして確実
に電流を発電機へ戻す。
【0008】ロール1の側面にはグラファイト製の支持
棒2が設置され、この支持棒2に内側に湾曲した陽極
3、例えば長さが 1,520 mm で幅が 160 mm の陽極3を
最大12個まで支持されている。図3の概念図に示すよう
に、ロール1の直径方向ほぼ反対側にには第2の陽極の
組が支持棒4上に同様に取付けられている。最大限均質
な被膜を得るためには、各陽極を支持棒1に沿って軸方
向Aへ移動させる。新しい陽極は装置の一方から導入
し、使用済みの陽極を他方から抜き出す。図4は陽極の
移動をより明確に示してある。陽極の移動方向は処理し
ようとする金属薄板を支持する円筒形ロールの両側に配
置された支持棒2、4で互いに逆方向になっている。各
陽極をこのように移動させることによって、互いに反対
側の2つの陽極は常に厚さの和が一定となり、それらと
陰極との間隙の和も一定になる。その結果、金属薄板の
幅および長さ方向でのニッケル被膜の均一性が向上す
る。
【0009】電解質の見掛けの抵抗率は10-2〜10-1Ω.
m程度すなわちニッケルのような金属導電体の抵抗率
(ニッケルの抵抗率は7.10-8Ω. m)の少なくとも105
倍である。このことから2つの重要な結論が得られる。
第1に、陽極表面での電流密度の分布は陰極表面から陽
極表面上の各点までの距離に依存する。ブロック状ニッ
ケルの導電性は電解質浴よりもはるかに大きいので、そ
の形状と構造とは無関係に表面は常に等電位になる。第
2に、回路抵抗の大部分は電解質浴に起因する。これは
電極間隙すなわち陽極表面と処理しようとする金属薄板
の表面との距離を小さくすれば減少し、エネルギーバラ
ンスが向上する。しかし、各陽極を個別に取ってみる
と、支持棒に沿って移動する間に電極間隙は増加し、使
用するにつれて陽極に加わる電流密度は減少する。
【0010】その結果、ある瞬間の電流密度は全ての陽
極について同一ではない。電極間隙が増加すると電解質
の示す電気抵抗が局部的に増加し、従ってエネルギー損
失が増加し、電解質が加熱されるので好ましくない。こ
の装置では電流密度が約 100A/dm2 (陽極表面)また
はそれ以上と高いので、この点は非常に重要なことであ
る。
【0011】これらの影響を無くすために、陽極を支持
し、それに電流を供給する役目をするグラファイト製の
支持棒を円筒形ロールの軸線に対して斜め、すなわち、
支持棒の軸線を金属薄板を支持するロールの軸線に対し
て斜めに配置している。図4は各支持棒2、4上で各陽
極が反対向きに動くことと、支持棒がロール1の軸線に
対して斜めに配置されていることを示し、それによって
電極間隙すなわち陽極とロール1との間の距離が一定に
保たれることを表している。すなわち陽極の使用中の全
ての時点、全ての点で、全ての陽極の電極間隙が一定に
保たれる。
【0012】図5は従来法での陽極構造を示している。
陽極はブロック状陽極ヘッド31のフック33を介してはグ
ラファイトの支持棒に確実に連結されている。陽極ヘッ
ド31は少なくとも陽極ヘッド31の端縁部に沿って連続し
た溶接ビード32によって陽極本体30に溶接されている。
この構造によって、陽極本体の完全な剛性が確保され
て、電流の流入路となる支持棒に最大限に接触すること
ができ、特に陽極ヘッド31と陽極本体30とが完全に接触
する。陽極ヘッド31に必要な連結構造から考えると、陽
極ヘッド31は鋳造で直接製造するのは困難で、予め切断
したニッケル板から機械的に溶接して作られる。
【0013】この陽極ヘッド31の製造コストは陽極全体
の製造コストのほとんどを占めることがわかる。しか
も、陽極本体が使用済みになった時には、未使用ではあ
るが使用済み部分に固定されている陽極ヘッドを含めて
陽極全体を鋳造し直さなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、陽極
本体の剛性および陽極本体との電気的接触を良好に維持
したまま陽極の製造コストを下げ、しかも、既存の設備
で使用できる(従って、電流流入路の支持棒に陽極ヘッ
ドを固定する機構を変更しない)ような陽極を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦方向に延び
た被覆金属よりなる陽極本体と、陽極ヘッドと、陽極本
体と陽極ヘッドとの間を確実に電気接触させるために陽
極ヘッドと陽極本体とを一時的に連結する手段とで構成
され、この一時的に連結させる手段は陽極ヘッドに固定
された金属プレートを含み、この金属プレートは陽極本
体に平行に延び且つ溶接によって陽極本体に連結されて
いることを特徴とする走行する金属シートに被覆金属を
電気メッキするのに用いられる可溶性陽極を提供する。
【0016】
【作用】陽極本体の使用後は、陽極ヘッドを損傷せずに
陽極ヘッドと陽極本体とを分離することができ、従っ
て、陽極本体のみを再溶解し、リサイクルし、陽極ヘッ
ドは新しい陽極本体に取り付けて再使用することができ
る。
【0017】本発明の経済的な利点は明らかである。す
なわち、本発明では陽極の固定システムの最も複雑な部
分を再使用することができ、リサイクルのために陽極全
体を再溶解する必要はない。本発明の連結手段または陽
極ヘッドは既存の電解槽をそのまま使える点で特に重要
である。
【0018】本発明では陽極ヘッドと陽極本体との間に
中間の金属プレートを介在させることによって、例えば
溶接ビードを削って陽極ヘッドを陽極本体から容易に切
り離すことができる。金属プレートは製作時に陽極本体
に取付けられ、消耗品である陽極本体に機械的および電
気的に溶接で連結するための部品として使用される。溶
接は金属プレートのエッジに行うのが有利である。本発
明の構成では、陽極頭部よりも金属プレートの方が寸法
が大きいので、陽極ヘッドを損傷させずに溶接ビードを
除去して陽極ヘッドを回収することができる。
【0019】本発明の1実施例では、金属プレートは陽
極本体の長手方向に沿って延び、溶接ビードは金属プレ
ートの末端部のみに形成される。この構成にすることに
よって陽極本体を新しい陽極ヘッドに取付ける作業が大
幅に単純化される。実際、陽極本体の長手方向に対して
直角で好ましくは直線の溶接ビードを2本形成するだけ
で信頼性の高い機械的接続と最適な電気的接触が得ら
れ、電圧低下等の付随する二次的な現象を起こす危険が
なくなる。
【0020】陽極を流れる電流の強度は一般に非常に高
く、 1,000〜2,500 A程度であり、この高い電流を障害
なしに陽極ヘッドから陽極本体へ流れなければならな
い。従って、陽極ヘッドを陽極本体に接続する手段の電
気抵抗をできるだけ低くするのが望ましい。陽極ヘッド
と陽極を支持し、それに電流を供給する支持棒との間に
存在する接触抵抗(陽極の摩損度に応じて 2.5〜4.5 m
Ω程度)以上の抵抗が実質的に加わらないようにし、こ
の抵抗は約0.1 mΩ以下にするのが好ましい。
【0021】陽極ヘッドと陽極本体との間の電気抵抗は
陽極ヘッドと支持棒との間の接触抵抗値の少なくとも25
分の1にするのが好ましい。上記変形例の場合には、陽
極ヘッドと陽極本体との間の抵抗を上記の値の0.1mΩ
以下にするのは容易である。この抵抗は電流の流れる方
向に対して直角に切った溶接ビードの断面すなわち溶接
ビードの長手方向に沿った断面で決まる。この抵抗の値
は非常に小さく、必要ならば溶接ビードの寸法を大きく
するだけで簡単に小さくできることは容易に理解されよ
う。
【0022】上記の構成には陽極本体を陽極ヘッドから
簡単に外すことができるという利点もある。事実、溶接
ビードと陽極ヘッドとの間で陽極本体の長手方向に対し
て直角の方向に金属プレートを切断して陽極ヘッドを陽
極本体から取り外せばよい。金属プレートは陽極ヘッド
よりもはるかに長く延びているので、切断場所に容易に
アクセスでき、鋸やグラインダーを用いて陽極ヘッドを
損傷せずに容易に切断することができる。
【0023】切断は溶接ビードのできるだけ近くで行う
のが好ましい。そうすることによって切断後の金属プレ
ートの長さを最大限保つことができる。従って、使用済
みの陽極を切断し、1回ごとに金属プレートの端部を新
しい陽極本体に溶接することによって陽極ヘッドとそれ
に付随する金属プレートとを何度も再使用することがで
きる。金属プレートの長さは切断する度に短くなるが、
溶接ビードのできるだけ近くで切断することによってこ
の寸法の減少を十分に小さくすることができ、溶接ビー
ドが陽極ヘッドの直ぐ近くに来るまで何度でも再使用で
きる。溶接ビードは陽極と同じ材料で作るのが好まし
い。本発明のその他の特徴と利点は、本発明の陽極の実
施例に関する下記説明から明らかになろう。以下、図1
を参照して本発明陽極の具体例を説明する。
【0024】
【実施例】図1は本発明の陽極を示す図で、この陽極は
陽極ヘッドに固定された中間の金属プレートを有し、こ
の金属プレートは陽極本体に溶接されている。陽極本体
を使用した後に、この中間プレートは複数回切断できる
ようになっている。
【0025】図1から分かるように、陽極ヘッド61を陽
極本体40に連結する手段は陽極ヘッド61に永久的に固定
された金属プレート62を含み、この金属プレート62は陽
極本体と平行に陽極ヘッドから遠くまで延びている。従
って、金属プレート62は陽極本体の曲線に相当した曲線
で曲がり、その両端で溶接ビード63、64によって陽極本
体に接続されている。陽極本体の長手方向に沿った金属
プレートの寸法は陽極ヘッドの高さよりもかなり大きい
ので、溶接ビード63、64は陽極頭部61から十分に離れた
位置にあり、陽極本体の使用後に陽極ヘッドを損傷せず
に溶接ビード64を除去して陽極本体から陽極ヘッドを取
り外すことができる。
【0026】図1に示すように、溶接ビードは金属プレ
ート62の上下末端部分のみに電極本体の長手方向に対し
て直角な方向に形成するのが好ましい。陽極本体の使用
後に陽極ヘッドから陽極本体を取り外すには、鋸やグラ
インダー等を用いて金属プレートの末端のできるだけ溶
接ビードに近い所を溶接ビードと平行に切断するだけで
よい。切断された端部は溶接ビード64と共に陽極本体上
に残るが、陽極ヘッド61は金属プレート62の残りの部分
と共に陽極本体から取り外した後、新しい陽極本体に金
属プレート62の末端に新しい溶接ビードで取付けられ、
再使用される。
【0027】金属プレートを溶接ビードの直ぐ近くで切
断し、金属プレート62の端部が新しい陽極ヘッドで溶接
ビードから離れている限り、70、71、72、73、74、75と
続けて何度も切断・溶接しても同じ回数だけ陽極ヘッド
を再使用できる。例えば、ニッケル製の陽極の場合に
は、金属プレート62も厚さ約10mmのニッケル製にする。
溶接ビードの断面と長さは電流を正しく流すことができ
るような寸法にする。
【0028】上記実施例では、160 mmの長さの溶接ビー
ドを形成した。電流の流れる方向に長さ約10mmの抵抗が
でき、その断面は10mm×160 mmで、この溶接ビードが示
す抵抗は0.4 μΩである(ニッケルの抵抗率は7×10-8
Ω. mである)。この抵抗は上記の例のボルトで締めた
組立体の抵抗の10分の1であり、系に対する電気的障害
にはならない。陽極ヘッドを支持する金属プレート62は
各操作毎にわずかに短くなるため、再使用の度に陽極上
の正確な電力供給点は変化する。しかし、これによって
陽極表面の電流密度分布が変化することはない。事実、
電解槽の抵抗率は陽極を構成する金属プロックの抵抗の
1000倍以上であり、陽極全体は等電位である。本発明は
上記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲で
定義を逸脱しない限り種々の変形例および均等物を含む
ことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の陽極を示す図。
【図2】 公知の電気メッキ装置の主要部分を示す概念
図。
【図3】 図2の装置を矢印IIの方向から見た図。
【図4】 図2の装置を矢印III の方向から見た図。
【図5】 従来法の陽極の構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 ロール 2、4 支持棒 3 陽極 30、40 陽極本
体 31、61 陽極ヘッド 32、63、64 溶
接ビード 33 フック 62 中間プレー
ト 70、71、72、73、74、75 切断・溶接部位
フロントページの続き (72)発明者 パトリス デュフェイ フランス国 95260 ボーモン スュル オワーズ リュ エドモン トルク 69 (72)発明者 ポール オスュール フランス国 92200 ヌイイ スュル セ ーヌ リュ ドゥ シェズィ 57

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向に延びた被覆金属よりなる陽極本
    体(40)と、陽極ヘッド(41)と、陽極本体(40)と陽極ヘッ
    ド(41)との間を確実に電気接触させるために陽極ヘッド
    (41)と陽極本体(40)とを一時的に連結する手段(42, 43)
    とで構成され、この一時的に連結させる手段(42, 43)は
    陽極ヘッド(61)に固定された金属プレート(62)を含み、
    この金属プレート(62)は陽極本体(40)に平行に延び且つ
    溶接(63,64) によって陽極本体(40)に連結されているこ
    とを特徴とする走行する金属シートに被覆金属を電気メ
    ッキするのに用いられる可溶性陽極。
  2. 【請求項2】 プレート(62)が陽極本体(40)の長さ方向
    に沿って延び、そのエッジのみで溶接(63, 64)されてい
    る請求項1に記載の陽極。
  3. 【請求項3】 プレート(62)のエッジの溶接(63, 64)が
    金属プレートの末端部のみに限定されている請求項2に
    記載の陽極。
  4. 【請求項4】 溶接(63, 64)が溶接ビードよりなる請求
    項1、2または3に記載の陽極。
  5. 【請求項5】 溶接(63, 64)のビードが陽極本体(40)の
    長さ方向に対して直角に延びた直線である請求項4に記
    載の陽極
  6. 【請求項6】 一時的に連結させる手段(42, 43)が陽極
    本体(40)と同じ材料で作られている請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の陽極。
JP33891194A 1993-12-28 1994-12-28 電気メッキ装置用の可溶性陽極 Expired - Fee Related JP3361203B2 (ja)

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FR9315951A FR2714395B1 (fr) 1993-12-28 1993-12-28 Anode soluble pour dispositif d'électrodéposition.

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JPH07331496A true JPH07331496A (ja) 1995-12-19
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