JPH07330664A - アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法 - Google Patents

アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法

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JPH07330664A
JPH07330664A JP6120083A JP12008394A JPH07330664A JP H07330664 A JPH07330664 A JP H07330664A JP 6120083 A JP6120083 A JP 6120083A JP 12008394 A JP12008394 A JP 12008394A JP H07330664 A JPH07330664 A JP H07330664A
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biphenylcarboxylic acid
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Shuichi Mitamura
修一 三田村
Atsushi Kawada
敦志 川田
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェ
ニルカルボン酸誘導体のの工業的に有利な製造方法を提
供する。 【構成】 ルイス酸触媒の存在下に、アルキル基又はア
ルコキシ基を有するビフェニル誘導体を、該ビフェニル
誘導体1モルに対し0.7〜1.5モルの二塩化オキサ
リルと反応させるアルキル基又はアルコキシ基を有する
ビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法である。 【効果】 反応工程が大幅に簡略化され、工業的に有利
にアルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカル
ボン酸誘導体を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルキル基又はアルコ
キシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法
に関するものであり、本発明により製造される化合物
は、機能性色素、液晶、医薬、農薬等の原料として利用
される。
【0002】
【従来の技術】従来、アルキル基又はアルコキシ基を有
するビフェニルカルボン酸塩化物の製造方法としては、
アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルを無水
酢酸あるいは塩化アセチレン等のアシル化剤でアシル化
し、次いでアシル基を次亜塩素酸ナトリウム等で酸化す
ることによりカルボン酸を作り、さらに塩化チオニルに
よりビフェニルカルボン酸塩化物に変換する方法が知ら
れている。また、アミド、エステルのようなビフェニル
カルボン酸誘導体を得るためには、さらにアンモニアや
アルコールでビフェニルカルボン酸塩化物を処理する必
要がある(例えば、John D. Roberts, Marjorie C. Cas
erio, "Basic Principles of Organic Chemistry 2nd E
dition" W. A. Benjamin, Inc. Menlo Par( 1977 )pp
788-861 参照)。
【0003】しかしながら、この方法では、アルキル基
又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸塩化物
を得るためには3工程の反応を必要とし、更に、アルキ
ル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘
導体を得るためには4工程の反応を必要とし、工業的に
実施するには反応工程が長すぎるという難点があった。
【0004】また、特開平4−243851号公報で
は、ルイス酸の存在下に、ビフェニル誘導体と二塩化オ
キサリル又はN,N−置換カルバミン酸クロライドとを
反応させることにより、ビフェニルカルボン酸誘導体を
製造する方法が開示されている。しかし、ここで製造さ
れる化合物はヒドロキシ基を有するビフェニルカルボン
酸誘導体であり、アルキル基又はアルコキシ基を有する
ビフェニルカルボン酸誘導体についての製造法は記載さ
れていない。
【0005】なお、特開平3−52840号公報の実施
例においては、4−メチルビフェニル、4−エチルビフ
ェニル又は4−イソプロピルフェニルと、二塩化オキサ
リルとを反応させることが記載されているが、この反応
においては、それぞれ4,4’−ビス(4−メチルフェ
ニル)ベンジル、4,4’−ビス(4−エチルフェニ
ル)ベンジル、及び4,4’−ビス(4−イソプロピル
フェニル)ベンジルを合成しており、本発明が目的とす
るアルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカル
ボン酸誘導体を製造するものではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカ
ルボン酸誘導体を工業的に容易に製造することができる
方法について鋭意研究を重ねた結果、アルキル基又はア
ルコキシ基を有するビフェニル誘導体に対し一定の割合
の二塩化オキサリルを反応させることにより、アルキル
基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸塩化
物を容易に製造することができ、これによって短い反応
工程で容易にアルキル基又はアルコキシ基を有するビフ
ェニルカルボン酸誘導体を製造できることを見出し、本
発明を完成した。
【0007】従って、本発明の目的は、従来法より短い
反応工程でアルキル基又はアルコキシ基を有するビフェ
ニルカルボン酸塩化物あるいはその誘導体を容易に製造
することができる方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ル
イス酸触媒の存在下に、アルキル基又はアルコキシ基を
有するビフェニル誘導体を、該ビフェニル誘導体1モル
に対し0.7〜1.5モルの二塩化オキサリルと反応さ
せることを特徴とするアルキル基又はアルコキシ基を有
するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法である。
【0009】また、本発明は、ルイス酸触媒の存在下
に、アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニル誘
導体を、該ビフェニル誘導体1モルに対し0.7〜1.
5モルの二塩化オキサリルと反応させて、アルキル基又
はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸塩化物を
得、次いでこれを単離し又は単離することなく、水、ア
ンモニア又はアルコールと反応させて、アルキル基又は
アルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸、アルキル
基又はアルコキシ基を有するビフェニルアミド、あるい
は、アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカ
ルボン酸エステルとすることを特徴とするアルキル基又
はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の
製造方法である。
【0010】本発明方法において、出発原料となるアル
キル基又はアルコキシ基を有するビフェニル誘導体(以
下、単に「ビフェニル誘導体」と称することがある)
は、アルキル基として、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、オクチル基等を有するもの
であり、また、アルコキシ基として、メトキシ基、エト
キシ基、プロピルオキシ基、ブトキシ基等を有するもの
であり、これらアルキル基又はアルコキシ基の置換位置
は2〜4位のいずれであっても差し支えない。また、こ
のビフェニル誘導体における置換基の数は特に限定され
るものではなく、芳香環に少なくとも置換可能な水素原
子を一個以上有していればよい。
【0011】本発明方法においては、上記ビフェニル誘
導体1モルに対して二塩化オキサリルを0.7〜1.5
モルの範囲で反応させる。この二塩化オキサリルの使用
量は極めて重要であり、この使用量が0.7モルより少
ないと、前述した特開平3−52840号公報の実施例
からも明らかなように、副生物のベンジル誘導体が優先
して生成し、目的物であるアルキル基又はアルコキシ基
を有するビフェニルカルボン酸誘導体が生成されず、ま
た、1.5モルより多いと、その使用量に見合う効果が
得られず原料の二塩化オキサリルが無駄になる。
【0012】また、本発明方法で用いるルイス酸触媒と
しては、フリーデルクラフツアシル化反応を進行させる
ことが知られている公知のルイス酸触媒を用いることが
でき、例えば塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、三
弗化ほう素、三弗化ほう素エーテル錯体、四塩化チタ
ン、塩化鉄、四塩化錫、五塩化アンチモン、五弗化アン
チモン等が挙げられる。上記ルイス酸触媒の使用量は、
ビフェニル誘導体に対して1当量以上であり、好ましく
は1〜2.5当量である。1当量未満では反応が遅くて
実質的に反応が進行せず、また、2.5当量を越えて大
量に使用しても差し支えないが、反応速度の向上が少な
く、ルイス酸触媒の使用量に見合う効果が得られない。
【0013】また、上記のルイス酸の他に、下記式 RE(OSO2 Rf)3 (1) (但し、式中REは希土類金属原子であり、Rfはペル
フルオロアルキル基を示す)で表されるペルフルオロア
ルカンスルホン酸の希土類金属塩も本発明の反応におけ
るルイス酸触媒として使用できる。
【0014】上記式(1)において、REとしてはスカ
ンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセ
オジウム、ネオジウム、マサリウム、ユーロピウム、ガ
ドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウ
ム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテシウ
ムの希土類金属原子である。これらの希土類金属原子
は、単独で用いても、また、2種類以上を併用しても差
し支えない。Rfとしては、トリフルオロメチル基、ペ
ンタフルオロメチル基、ノナフルオロブチル基等のペル
フルオロアルキル基を挙げることができる。
【0015】上記式(1)で表されるペルフルオロアル
カンスルホン酸の希土類金属塩の使用量は、ビフェニル
誘導体に対して0.0001〜2.0当量である。0.
0001当量未満では反応が遅くて実質的には進行しな
い。一方、2.0当量を越えて大量に使用しても差し支
えないが、反応速度の向上が少なくルイス酸触媒の使用
量に見合う効果が得られない。
【0016】本発明において、ビフェニル誘導体と二塩
化オキサリルとをルイス酸触媒の存在下に反応させる上
記アシル化反応は、無溶媒でも実施し得るが溶媒を用い
ても差し支えない。溶媒としてはジクロロメタン、クロ
ロホルム、ジクロロエタン、クロロベンゼンに代表され
るハロゲン化炭化水素が好ましい。これらの溶媒は単独
で用いても、また、2種類以上の混合溶媒として使用し
ても差し支えない。
【0017】また、このアシル化反応の反応温度につい
ては、用いる反応溶媒や触媒量によっても異なるが、通
常、−100〜200℃の範囲であり、好ましくは室温
から150℃の範囲である。更に、反応時間について
も、用いる反応溶媒や触媒量によっても異なるが、通常
10分〜20時間で反応は終了する。
【0018】次に、上記アシル化反応終了後、常法に従
って後処理を行うことにより目的化合物の一つであるア
ルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン
酸塩化物(以下、単に「ビフェニルカルボン酸塩化物」
と称することがある)を得ることができる。例えば、反
応混合物に溶媒量の水を加え、トルエンやジクロロメタ
ン等の有機溶媒で抽出してビフェニルカルボン酸塩化物
の有機溶媒溶液を得ることができる。この溶液から有機
溶媒を留去することによりビフェニルカルボン酸塩化物
が単離される。
【0019】このようにして得られたビフェニルカルボ
ン酸塩化物あるいはその有機溶媒溶液に、水、アンモニ
ア又はアルコールを反応させることにより、アルキル基
又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸、アル
キル基又はアルコキシ基を有するビフェニルアミド、あ
るいは、アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニ
ルカルボン酸エステルを得ることができる。
【0020】例えば、アルキル基又はアルコキシ基を有
するビフェニルカルボン酸塩化物の有機溶媒溶液にアン
モニア水を加え、その混合溶液を攪拌することによりア
ルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルアミドが
得られる。また、アルキル基又はアルコキシ基を有する
ビフェニルカルボン酸塩化物、あるいは、アルキル基又
はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸の有機溶
媒溶液をアルコール中で加熱攪拌することによりアルキ
ル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸の
対応するエステル体が得られる。
【0021】
【作用】本発明の反応において、アルキル基又はアルコ
キシ基を有するビフェニル誘導体と二塩化オキサリルと
を反応させる際に、二塩化オキサリルの使用量をビフェ
ニル誘導体1モルに対して0.7〜1.5モルとするこ
とにより、この二塩化オキサリルがビフェニル誘導体の
良好なアシル化剤となり、これによって、このアシル化
反応のみでビフェニルカルボン酸塩化物が得られる。
【0022】また、このようにして製造されたビフェニ
ルカルボン酸塩化物から、アルキル基又はアルコキシ基
を有するビフェニルアミド、アルキル基又はアルコキシ
基を有するビフェニルカルボン酸、あるいは、アルキル
基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸エス
テルを容易に製造できるので、従来長い工程を必要とし
ていたこれらアルキル基又はアルコキシ基を有するビフ
ェニルカルボン酸誘導体の製造方法を簡略化することが
可能になる。
【0023】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。
【0024】実施例1 10gの4−ペンチルビフェニルと、8.4gの塩化ア
ルミニウムを、ジクロロメタン100mlに加え氷冷下
で攪拌した。この溶液に二塩化オキサリル4.5mlを
含むジクロロメタン溶液20mlをゆっくりと滴下し、
氷冷下で更に4時間攪拌した。反応混合液に濃塩酸50
mlと水50mlを加え、クロロホルムによりビフェニ
ルカルボン酸塩化物を抽出した。このクロロホルム層を
減圧濃縮し、更に室温で5時間減圧乾燥したところ、4
−ペンチルビフェニルカルボン酸塩化物12.3gが得
られた。
【0025】実施例2 10gの4−ペンチルビフェニルと、8.4gの塩化ア
ルミニウムを、ジクロロメタン100mlに加え氷冷下
で攪拌した。この溶液に二塩化オキサリル4.5mlを
含むジクロロメタン溶液20mlをゆっくりと滴下し、
氷冷下で更に4時間攪拌した。反応混合液に濃塩酸50
mlと水50mlを加え、クロロホルムによりビフェニ
ルカルボン酸塩化物を抽出した。この抽出液に30%ア
ンモニア水50mlを加え、生成した沈殿物を濾別し、
得られた沈殿物を70℃で18時間減圧乾燥したとこ
ろ、4−ペンチルビフェニルアミド11.6gが得られ
た。
【0026】実施例3 3gの4−ペンチルビフェニルと、2.5gの塩化アル
ミニウムを、ジクロロメタン30mlに加え氷冷下で攪
拌した。この溶液に二塩化オキサリル1.4mlを含む
ジクロロメタン溶液10mlをゆっくりと滴下し、氷冷
下で更に4時間攪拌した。反応混合液に濃塩酸30ml
と水30mlを加え、クロロホルムによりビフェニルカ
ルボン酸塩化物を抽出した。この抽出液を減圧濃縮して
得られた残渣に、クロロホルム30mlとメタノール3
0mlの混合溶液を加え、溶解させた後に18時間加熱
還流下で攪拌した。反応混合液を減圧濃縮し、更に70
℃で18時間減圧乾燥しところ、4−ペンチルビフェニ
ルカルボン酸メチルエステル3.3gが得られた。
【0027】実施例4 2.4gの4−メトキシビフェニルと、5gの塩化アル
ミニウムを、ジクロロメタン30mlに加え氷冷下で攪
拌した。この溶液に二塩化オキサリル1.4mlを含む
ジクロロメタン溶液10mlをゆっくりと滴下し、氷冷
下で更に4時間攪拌した。反応混合液に濃塩酸30ml
と水30mlを加え、クロロホルムにより4−メトキシ
ビフェニル−4’−カルボン酸塩化物を抽出した。この
抽出液を減圧濃縮して得られた残渣に、クロロホルム3
0mlとメタノール30mlの混合溶液を加え、溶解さ
せた後に18時間加熱還流下で攪拌した。反応混合液を
減圧濃縮し、更に70℃で18時間減圧乾燥しところ、
4−メトキシビフェニル−4’−カルボン酸メチルエス
テル2.8gが得られた。
【0028】実施例5 実施例1により得られた4−ペンチルビフェニルカルボ
ン酸塩化物5gを、6規定の水酸化ナトリウム水溶液3
0に加え加熱還流しながら攪拌した。4時間後に反応混
合物を室温まで冷却した後、攪拌しながら濃塩酸を加え
て塩酸酸性とした。生成した白色結晶を濾別して70℃
で18時間減圧乾燥しところ、4−ペンチルビフェニル
カルボン酸4.2gが得られた。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、アルキル基又はアルコ
キシ基を有するビフェニル誘導体と二塩化オキサリルと
を反応させて1工程でアルキル基又はアルコキシ基を有
するビフェニルカルボン酸塩化物を製造することがで
き、また、このビフェニルカルボン酸塩化物を原料とし
て、ビフェニルカルボン酸、ビフェニルアミド、ビフェ
ニルカルボン酸エステル等を容易に製造することがで
き、これらビフェニルカルボン酸誘導体の製造工程を大
幅に簡略化することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 65/24 9450−4H 67/14 69/94 9546−4H 231/02 233/65 9547−4H 235/42 9547−4H // C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルイス酸触媒の存在下に、アルキル基又
    はアルコキシ基を有するビフェニル誘導体を、該ビフェ
    ニル誘導体1モルに対し0.7〜1.5モルの二塩化オ
    キサリルと反応させることを特徴とするアルキル基又は
    アルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 アルキル基又はアルコキシ基を有するビ
    フェニルカルボン酸誘導体が、アルキル基又はアルコキ
    シ基を有するビフェニルカルボン酸、アルキル基又はア
    ルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸塩化物、アル
    キル基又はアルコキシ基を有するビフェニルアミド、あ
    るいは、アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニ
    ルカルボン酸エステルである請求項1記載のアルキル基
    又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 ルイス酸触媒の存在下に、アルキル基又
    はアルコキシ基を有するビフェニル誘導体を、該ビフェ
    ニル誘導体1モルに対し0.7〜1.5モルの二塩化オ
    キサリルと反応させて、アルキル基又はアルコキシ基を
    有するビフェニルカルボン酸塩化物を得、次いでこれを
    単離し又は単離することなく、水、アンモニア又はアル
    コールと反応させて、アルキル基又はアルコキシ基を有
    するビフェニルカルボン酸、アルキル基又はアルコキシ
    基を有するビフェニルアミド、あるいは、アルキル基又
    はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸エステル
    とすることを特徴とするアルキル基又はアルコキシ基を
    有するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法。
JP6120083A 1994-06-01 1994-06-01 アルキル基又はアルコキシ基を有するビフェニルカルボン酸誘導体の製造方法 Withdrawn JPH07330664A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1205465A1 (de) * 2000-11-09 2002-05-15 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von gegebenenfalls substituierten Biphenyl-carbonsäurechloriden
CN111269111A (zh) * 2020-01-22 2020-06-12 杭州盛弗泰新材料科技有限公司 一种4-氯甲酰基联苯的合成方法

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