JPH0733053Y2 - 天井カセット型エアコンディショナ用パネル - Google Patents
天井カセット型エアコンディショナ用パネルInfo
- Publication number
- JPH0733053Y2 JPH0733053Y2 JP1990105337U JP10533790U JPH0733053Y2 JP H0733053 Y2 JPH0733053 Y2 JP H0733053Y2 JP 1990105337 U JP1990105337 U JP 1990105337U JP 10533790 U JP10533790 U JP 10533790U JP H0733053 Y2 JPH0733053 Y2 JP H0733053Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- air conditioner
- type air
- cassette type
- ceiling cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、天井カセット型エアコンディショナ用パネ
ルの改良に関する。
ルの改良に関する。
(従来の技術) 従来の天井カセット型エアコンディショナ用パネルにあ
っては、第3図にその断面を示したように、ポリウレタ
ンフォームなどからなる断熱性のパネル本体51とパネル
本体の強度を保つため該パネル本体51内に挿入された金
属インサート52と表皮53とから構成されている。このエ
アコンディショナ用パネルは、真空成形によってあらか
じめ所定形状に賦形された表皮53を発泡成形型に載置し
て前記金属インサート52をセットした後、ポリウレタン
樹脂原料を注入し発泡、硬化して製造される。しかる
に、このパネル自体は薄い板状のものであるので、しば
しば金属インサートがパネル面に露出することがあり、
このような場合には、温調された風が当たることによっ
て該金属インサートに結露を生ずるので成形後に手直し
をする必要が生じる。
っては、第3図にその断面を示したように、ポリウレタ
ンフォームなどからなる断熱性のパネル本体51とパネル
本体の強度を保つため該パネル本体51内に挿入された金
属インサート52と表皮53とから構成されている。このエ
アコンディショナ用パネルは、真空成形によってあらか
じめ所定形状に賦形された表皮53を発泡成形型に載置し
て前記金属インサート52をセットした後、ポリウレタン
樹脂原料を注入し発泡、硬化して製造される。しかる
に、このパネル自体は薄い板状のものであるので、しば
しば金属インサートがパネル面に露出することがあり、
このような場合には、温調された風が当たることによっ
て該金属インサートに結露を生ずるので成形後に手直し
をする必要が生じる。
また、金属インサートを使用する場合にはパネル重量が
増大して組付け作業が煩雑となるのみならず、断熱性を
確保するためには厚肉にせざるをえず、またデザイン上
の制約ともなる。
増大して組付け作業が煩雑となるのみならず、断熱性を
確保するためには厚肉にせざるをえず、またデザイン上
の制約ともなる。
さらに、パネル成形時には型内に金属インサートが挿入
される関係で、ポリウレタン樹脂原料を注入した際に該
原料の流れが阻害され成形品にボイドやひけを生じ形状
不良の原因ともなる。
される関係で、ポリウレタン樹脂原料を注入した際に該
原料の流れが阻害され成形品にボイドやひけを生じ形状
不良の原因ともなる。
(考案が解決しようとする課題) この考案はかかる問題点に鑑み提案されたもので、結露
を生ずることなく、薄肉化が可能で軽量でなおかつ高い
強度を有し、デザインも自由にできあわせて断熱性も向
上することができる天井カセット型エアコンディショナ
用パネルを提供しようとするものである。
を生ずることなく、薄肉化が可能で軽量でなおかつ高い
強度を有し、デザインも自由にできあわせて断熱性も向
上することができる天井カセット型エアコンディショナ
用パネルを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案はポリウレタン樹脂成形品よりなる
パネル本体に、ガラス長繊維がパネル全体の5〜20重量
%でランダムな方向に配されて一体に成形されているこ
とを特徴とする天井カセット型エアコンディショナ用パ
ネルに係る。
パネル本体に、ガラス長繊維がパネル全体の5〜20重量
%でランダムな方向に配されて一体に成形されているこ
とを特徴とする天井カセット型エアコンディショナ用パ
ネルに係る。
(実施例) 以下添付の図面に従ってこの考案の実施例を説明する。
第1図はこの考案によるエアコンディショナ用パネルの
斜視図、第2図はそのA−A′断面図である。
斜視図、第2図はそのA−A′断面図である。
第1図に図示したように、この天井カセット型エアコン
ディショナ用パネル10には、エア吹出口12とエア吸込口
13が設けられている。
ディショナ用パネル10には、エア吹出口12とエア吸込口
13が設けられている。
第2図にこのエアコンディショナ用パネル10のA−A′
断面図が示される。
断面図が示される。
このパネル10は、パネル本体21と該パネル本体21内に配
置されたガラス長繊維22と前記パネル本体を被覆する表
皮23とから構成されている。
置されたガラス長繊維22と前記パネル本体を被覆する表
皮23とから構成されている。
パネル本体21は、ポリウレタン樹脂の発泡成形品よりな
り所定の板形状を有している。
り所定の板形状を有している。
このパネル本体21内にはガラス長繊維22がランダムに配
置されている。
置されている。
ガラス繊維22としては一般的なガラス長繊維のマット状
物を用いることが有利である。このようなマット状物に
あっては、ガラス繊維の方向がランダムに配置されてい
て、これによって、パネル全体に高い強度が付与され
る。
物を用いることが有利である。このようなマット状物に
あっては、ガラス繊維の方向がランダムに配置されてい
て、これによって、パネル全体に高い強度が付与され
る。
このガラス長繊維22の添加量はパネル重量に対し2〜20
重量%であることが好ましい。前記添加量が5重量%未
満ではパネル本体の強度を保持することができない。ま
た、20重量%より多い場合では加工性が悪くなるととも
に成形品が脆くなる。またコスト高ともなる。
重量%であることが好ましい。前記添加量が5重量%未
満ではパネル本体の強度を保持することができない。ま
た、20重量%より多い場合では加工性が悪くなるととも
に成形品が脆くなる。またコスト高ともなる。
表皮23には、その加工性、強度および価格の点から塩化
ビニル樹脂とABC樹脂のブレンド品が好ましく用いられ
る。
ビニル樹脂とABC樹脂のブレンド品が好ましく用いられ
る。
この考案の天井カセット型エアコンディショナ用パネル
は、従来のパネルの製造方法によって容易に製造するこ
とができる。前述したように、表皮を真空成形によって
所定の形状に成形し、発泡型内に載置する。そして予め
裁断されたガラス長繊維からなるマット状物を型内にラ
ンダムに配置しポリウレタン樹脂原料を注入し発泡、硬
化させたのち離型して成形品となす。
は、従来のパネルの製造方法によって容易に製造するこ
とができる。前述したように、表皮を真空成形によって
所定の形状に成形し、発泡型内に載置する。そして予め
裁断されたガラス長繊維からなるマット状物を型内にラ
ンダムに配置しポリウレタン樹脂原料を注入し発泡、硬
化させたのち離型して成形品となす。
(作用・効果) この考案によれば、ポリウレタン樹脂成形品よりなるパ
ネル本体にガラス長繊維のマット状物がパネル全体の5
〜20重量%添加されているので、パネル全体の断熱性が
高く結露を生じることがない。さらに、このパネル本体
はランダムな方向に配列されたガラス繊維が添加され一
体に成形されているので、パネル本体の熱収縮を防ぐと
ともにパネル全体に均一な強度を付与することができ
る。
ネル本体にガラス長繊維のマット状物がパネル全体の5
〜20重量%添加されているので、パネル全体の断熱性が
高く結露を生じることがない。さらに、このパネル本体
はランダムな方向に配列されたガラス繊維が添加され一
体に成形されているので、パネル本体の熱収縮を防ぐと
ともにパネル全体に均一な強度を付与することができ
る。
また、従来のパネル体ではパネル重量の約50%が金属イ
ンサートによるものであったが、ガラス長繊維を用いる
ことによって、パネル重量を従来品の重量の約半分に抑
えることができ、天井への取付け作業も容易となり、作
業性も大幅に向上する。
ンサートによるものであったが、ガラス長繊維を用いる
ことによって、パネル重量を従来品の重量の約半分に抑
えることができ、天井への取付け作業も容易となり、作
業性も大幅に向上する。
また、成形時においても、ガラス長繊維のマット状物は
ポリウレタン樹脂原料の流れ性を妨げることがないの
で、ひけやボイドのない良好な成形品を得ることがで
き、この考案のもたらす効果は大きい。
ポリウレタン樹脂原料の流れ性を妨げることがないの
で、ひけやボイドのない良好な成形品を得ることがで
き、この考案のもたらす効果は大きい。
第1図はこの考案による天井カセット型エアコンディシ
ョナ用パネルの斜視図、第2図はそのA−A′断面図、
第3図は従来のエアコンディショナ用パネルの断面図で
ある。 10…天井カセット型エアコンディショナ用パネル、11…
…パネル本体、12……エア吹出口、13…エア吸込口、21
…パネル本体、22……マット状物、23……表皮。
ョナ用パネルの斜視図、第2図はそのA−A′断面図、
第3図は従来のエアコンディショナ用パネルの断面図で
ある。 10…天井カセット型エアコンディショナ用パネル、11…
…パネル本体、12……エア吹出口、13…エア吸込口、21
…パネル本体、22……マット状物、23……表皮。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリウレタン樹脂成形品よりなるパネル本
体に、ガラス長繊維がパネル全体の5〜20重量%でラン
ダムな方向に配されて一体に成形されていることを特徴
とする天井カセット型エアコンディショナ用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990105337U JPH0733053Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 天井カセット型エアコンディショナ用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990105337U JPH0733053Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 天井カセット型エアコンディショナ用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464016U JPH0464016U (ja) | 1992-06-01 |
JPH0733053Y2 true JPH0733053Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31850995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990105337U Expired - Lifetime JPH0733053Y2 (ja) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | 天井カセット型エアコンディショナ用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733053Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-05 JP JP1990105337U patent/JPH0733053Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464016U (ja) | 1992-06-01 |
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