JPH0732998A - 車載の電子制御システムの故障表示装置およびこの装置を用いた故障表示方法 - Google Patents

車載の電子制御システムの故障表示装置およびこの装置を用いた故障表示方法

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JPH0732998A
JPH0732998A JP18008093A JP18008093A JPH0732998A JP H0732998 A JPH0732998 A JP H0732998A JP 18008093 A JP18008093 A JP 18008093A JP 18008093 A JP18008093 A JP 18008093A JP H0732998 A JPH0732998 A JP H0732998A
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failure
electronic control
control system
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Hideo Hori
英雄 堀
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Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】入力ポート数を削減して電子コントローラをで
きるだけ小型にするとともに、配線および故障表示作業
をより一層簡単にする。 【構成】定電圧Vaの第1電源31にスイッチD32の
一方の端子が接続されかつ他方の端子がスイッチE33
の一方の端子に接続される。スイッチE33の他方の端
子は接地される。二つのスイッチD32,E33を接続
する配線34は、配線35によりABS/TRC EC
U22内のマイクロコンピュータ30のA/Dポート3
0aに接続される。この配線35には、第1電源31の
電圧Vaより小さい定電圧Vbの第2電源36が接続され
る。A/Dポート30aの電圧値は二つのスイッチD3
2,E33のそれぞれのオン・オフ状態により異なるの
で、このA/Dポート30aの電圧値の大きさに基づい
て、スイッチD,Eのオン・オフ状態を判断し、判断結
果に応じて故障表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制動時に制動車輪のロ
ックを防止するために運転制御装置であるブレーキ装置
のブレーキ力を調整するアンチスキッドブレーキ制御
(以下、ABSともいう)システムや車両発進時等に駆
動輪の空転を解消するために運転制御装置であるエンジ
ンの出力や駆動輪のブレーキ装置のブレーキ力を制御す
ることにより駆動輪の回転駆動力を調整するトラクショ
ンコントロール(以下、TRCともいう)等の車両に搭
載されている電子制御システムの故障表示装置および故
障表示方法に関し、特に、電子制御システムの各構成部
材の故障箇所および故障履歴等を確認するための車載の
電子制御システムの故障表示装置および故障表示方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、例えばABSシステ
ムやTRCシステム等の種々の電子制御システムが搭載
されており、電子制御装置によってその電子制御システ
ムの各構成部材を作動制御することにより、自動車の運
転制御が最適に行われるようにしている。このような車
載の電子制御システムとして、従来は例えば図6に示す
ようなABSシステムとTRCシステムとが一体的に組
み込まれたABS/TRCシステムがある。
【0003】図6に示すように、このABS/TRCシ
ステムは、非駆動輪である左右の前輪1,2の車輪速度
を検出する車輪速センサ3,4、前輪1,2のブレーキ圧
力を調整するモジュレータ5、前輪1,2に制動力を発
生するブレーキアクチュエータ6、駆動輪である左右の
後輪7,8の車輪速度を検出する車輪速センサ9,10、
後輪7,8のブレーキ圧力をそれぞれ調整するモジュレ
ータ11,12、後輪7,8にそれぞれ制動力を発生する
ブレーキアクチュエータ13,14、ブレーキペダル1
5によって開閉制御されるデュアルブレーキバルブ1
6、トラクションコントロール時に開いてエアタンク1
7内の圧縮空気を、左右の後輪7,8のモジュレータ1
1,12へそれぞれ送給する電磁弁からなるトラクショ
ン電磁バルブ(以下、TRCバルブともいう)18,1
9、エンジン20の回転数の下限値を変更設定するガバ
ナリンクを作動するガバナアクチュエータであるモータ
21、各モジュレータ5,11,12、TRCバルブ1
8,19およびモータ21を制御するABS/TRCコ
ントロールユニット(以下、ABS/TRC ECUと
もいう)22を備えている。なお、図中、23はアクセ
ルペダルである。
【0004】図6に示すABS/TRCシステムは、4
個の車輪速センサ3,4,9,10が左右前後輪毎に設け
られているとともに、モジュレータ5が左右前輪1,2
に対し共通に1個および左右後輪7,8に各1個の計3
個設けられた4センサ、3チャンネルの制御システムと
なっている。
【0005】このように構成されたABS/TRCシス
テムにおいては、各車輪速センサ3,4,9,10からの
車輪速信号がABS/TRC ECU22に送給され
る。ブレーキ作動中に、ABS/TRC ECU22が
これらの車輪速信号に基づいて演算し、その演算結果に
より車輪がロック傾向にあると判断すると、ABS/T
RC ECU22はロック傾向にある車輪に対応するモ
ジュレータ5,11,12に制御信号を出力する。これに
より、モジュレータ5,11,12は、それぞれその車輪
のロック傾向を解消するようにブレーキアクチュエータ
6,13,14のブレーキ圧を調整する。このように、A
BS/TRC ECU22は、制動における車輪ロック
傾向時にこの車輪ロック傾向が解消するようにアンチス
キッドブレーキ制御を行う。
【0006】また、車両発進時や急加速時等の車両の推
進力増大中に、ABS/TRC ECU22は各車輪速
センサ3,4,9,10からの車輪速信号に基づいて演算
し、その演算結果により駆動輪である後輪7,8が空転
傾向にあると判断すると、このABS/TRC ECU
22は、空転傾向にある後輪7,8に対応するモジュレ
ータ11,12およびTRCバルブ18,19に制御信号
を出力するとともに、ガバナリンクを作動するモータ2
1に制御信号を出力する。
【0007】ABS/TRC ECU22からの制御信
号によりTRCバルブ18,19がオンして開き、エア
タンク17から圧縮空気が、TRCバルブ18,19、
ダブルチェックバルブ24,25およびモジュレータ1
1,12を通してブレーキアクチュエータ13,14に供
給され、空転傾向にある後輪7,8が制動される。この
後輪7,8の制動により、空転傾向にある後輪7,8の空
転傾向が解消されるように後輪7,8の回転駆動力が抑
制される。このように、ABS/TRC ECU22
は、駆動輪の空転傾向時にこの空転傾向が解消するよう
にトラクションコントロールを行う。
【0008】ところで、このようなABS/TRCシス
テムにおいては、ABSおよびTRCが必要時に確実に
行われるようにしなければならないが、そのためには、
例えば各モジュレータ5,11,12、各車輪速センサ
3,4,9,10、TRCバルブ18,19およびABS/
TRC ECU22等のABS/TRCシステムの各構
成部材が常時正常状態に維持されていなければならな
い。
【0009】そこで、従来はABS/TRC ECU2
2により、ABS/TRCシステムの各構成部材を診断
してそれらの各構成部材の正常および故障を検知すると
ともに、故障個所や故障履歴等の故障に関する情報をA
BS/TRC ECU22のメモリに記憶するようにし
ている。そして、例えば車両整備時等にABS/TRC
ECU22を整備工場等に備え付けられている故障表
示用スイッチに接続し、その故障表示用スイッチを操作
することにより、(1)現在発生している故障の表示、
(2)過去に発生した故障の表示、(3)故障情報メモ
リのクリアの故障表示に関する処理を行うようにしてい
る。(1)の表示処理では現在発生している故障の内容
を表示し、(2)の表示処理では過去に発生したすべて
の故障の情報を表示する。また、(3)のメモリクリア
処理では現在までに記憶されたすべての故障情報をAB
S/TRC ECU22のメモリから消却する。これ
は、メモリの記憶できる容量には制限があるため、記憶
されている故障情報を必要でなくなった時点ですべて消
却し、新たな故障の情報を記憶できるようにするために
行うものである。
【0010】このような故障表示に関する処理を行うた
めの故障表示装置としては、従来は図7に示す故障表示
装置が用いられている。図7に示すように、この故障表
示装置は、過去の故障を表示する処理を行うための常開
のスイッチA27、現在の故障を表示する処理を行うた
めの常開のスイッチB28、およびメモリをクリアする
ための常開のスイッチC29が、それぞれABS/TR
C ECU22内のマイクロコンピュータ30のポート
1、ポート2、およびポート3に接続されている。この
マイクロコンピュータ30内のメモリ(不図示)には、
過去に発生したすべての故障情報および現在発生してい
る故障の情報が記憶されている。更に、マイクロコンピ
ュータ30のポート4には表示装置であるウォーニング
ランプ26が接続されている。
【0011】このように構成された故障表示装置におい
ては、スイッチA27をオンすると、マイクロコンピュ
ータ30のポート1の電圧が降下することにより、過去
の故障表示信号が入力される。マイクロコンピュータ3
0は、この信号によりウォーニングランプ26を点滅さ
せることによりメモリに記憶されている過去のすべての
故障情報を表示させる。
【0012】この表示にあたっては、マイクロコンピュ
ータ30によって故障の内容をコード化し、このコード
にしたがってウォーニングランプ26の点灯および消灯
の各時間、すなわち点滅パターンを設定するようにして
いる。例えば、図8に示すようにスイッチオン後の2.
4sec経過後にウォーニングランプ26の1回目の点滅
が開始される。図示例のコードにおいては、まずウォー
ニングランプ26を1.2sec間点灯した後1.2sec間消
灯し、続いて0.4sec間再び点灯した後0.4sec間再び
消灯し、最後に再び0.4sec間点灯した後消灯して1回
目の点滅が終了する。そして、1回目の点滅が終了して
消灯した後2.8sec間経過後にウォーニングランプ26
の2回目の点滅が開始され、同様のパターンの点滅が行
われる。2回目の点滅が終了して消灯した後2.8sec間
経過後にウォーニングランプ26の3回目の点滅が開始
され、同様のパターンの点滅が行われる。こうして、故
障内容に応じた点滅パターンに従った点滅が3回行われ
る。そして、作業員はこの点滅パターンにより、過去に
発生した故障の故障箇所、故障履歴等の故障内容を知る
ことができる。
【0013】また、スイッチB28をオンすると、マイ
クロコンピュータ30のポート2の電圧が降下すること
により、現在の故障表示信号が入力される。マイクロコ
ンピュータ30は、この信号によりウォーニングランプ
26を点滅させることによりメモリに記憶されている現
在発生している故障の情報を表示させる。この表示にあ
たっては、前述と同様にマイクロコンピュータ30によ
って故障の内容をコード化し、このコードに応じて設定
された点滅パターンに従ってウォーニングランプ26を
点滅させる。
【0014】更に、スイッチC29をオンすると、メモ
リに記憶されているすべての故障の情報が消却される。
その場合、スイッチC29を所定時間(例えば1sec)
以上オンした後、スイッチC29をオフすることによ
り、マイクロコンピュータ30はメモリクリアを行うよ
うにしている。
【0015】このような各スイッチのオン・オフによる
故障表示処理は図9に示すフローに従って行われる。す
なわち、図9に示すように、まずステップST1におい
てスイッチA27がオンしているか否かが判断され、ス
イッチA27がオンしていると判断されるとステップS
T2において過去に発生したすべての故障をランプ点滅
により表示する。その後、再びスタートに戻る。
【0016】また、ステップST1においてスイッチA
27がオンしていないと判断されると、ステップST3
においてスイッチB28がオンしているか否かが判断さ
れ、スイッチB28がオンしていると判断されるとステ
ップST4において現在発生している故障の内容をラン
プ点滅により表示する。その後、再びスタートに戻る。
更にステップST3においてスイッチB28がオンして
いないと判断されると、ウォーニングランプ26の点滅
は何等行われない。そして、ステップST5においてス
イッチC29がオンしているか否かが判断され、スイッ
チC29がオンしていると判断されるとステップST6
において時間カウンタ値に1より小さな所定数が加算さ
れた後スタートに戻る。ステップST5においてスイッ
チC29がオンしていないと判断されると、ステップS
T7において時間カウンタ値が1以上であるか否かが判
断される。時間カウンタ値が1以上であると判断される
と、ステップST8においてメモリに現在までに記憶さ
れている故障の内容をすべてクリアし、その後ステップ
ST9において時間カウンタ値を0にしてスタートに戻
る。これにより、メモリに記憶されている故障の内容が
すべて消却される。ステップST7において時間カウン
タ値が1より小さいときはステップST9に移行して時
間カウンタ値を0にした後、スタートに戻る。
【0017】このようにして、例えば車両整備時等にお
いてABS/TRCシステムの各構成部材の故障表示処
理を行うことにより、ABS/TRCシステムが必要時
に確実に作動できるようにしている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の故障表示装置においては、前述の3つの故障
表示処理を行うためには、3個のスイッチA,B,Cが必
要であるばかりでなく、マイクロコンピュータ30に3
つのポートが必要となっている。このため、マイクロコ
ンピュータ30が比較的大型とならざるを得ないばかり
でなく、配線が比較的複雑になっているという問題があ
る。また、このような故障表示装置を用いて故障表示を
行う方法では3個のスイッチを操作しなければならない
ので作業に手間がかかるという問題もある。
【0019】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、入力ポート数を削減して
電子コントローラをできるだけ小型にするとともに、配
線を比較的簡単にできる車載の電子制御システムにおけ
る故障表示装置を提供することである。また本発明の他
の目的は、故障表示作業をより一層簡単に行うことので
きる車載の電子制御システムにおける故障表示方法を提
供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、所定数の制御用構成部材と、
該制御用構成部材を制御する電子制御装置と、これらの
制御用構成部材および電子制御装置の故障内容を記憶す
るメモリを有する電子コントローラと、該電子コントロ
ーラのメモリに記憶されている前記故障内容を表示する
表示手段とを備え、前記電子制御装置によって前記制御
用構成部材を制御することにより車両の運転制御装置を
制御するとともに、前記表示手段によって前記故障内容
を表示するようになっている車載の電子制御システムの
故障表示装置において、第1定電圧値を有する第1電源
と、該第1電源の第1定電圧値と異なる第2定電圧値を
有する第2電源と、一方の端子が前記第1電源に接続さ
れた第1スイッチと、一方の端子が該第1スイッチの他
方の端子に接続されているとともに他方の端子が接地さ
れた第2スイッチとを備えているとともに、前記第1ス
イッチと前記第2スイッチとの接続部が前記第2電源に
接続されているとともに前記電子コントローラの入力ポ
ートに接続されていることを特徴としている。
【0021】また、請求項2の発明は、前記入力ポート
が、アナログ・デジタル変換ポートであることを特徴と
している。更に、請求項3の発明は、前記電子制御シス
テムが、アンチスキッドブレーキ制御システム、トラク
ションコントロールシステムおよびアンチスキッドブレ
ーキ制御・トラクションコントロールシステムのいずれ
かであることを特徴としている。
【0022】更に、請求項4の発明は、前記電子コント
ローラは前記電子制御装置内に設けられていることを特
徴としている。更に、請求項5の発明は、前記電子コン
トローラによって前記入力ポートの電圧値に基づいて前
記第1および前記第2スイッチのそれぞれのオン・オフ
状態を判断し、その判断結果に基づいて、前記第1およ
び前記第2スイッチのそれぞれのオン・オフ状態に対応
して設定されている前記故障内容を前記表示手段に表示
させることを特徴としている。
【0023】更に、請求項6の発明は、前記故障内容の
表示処理として、過去のすべての故障内容を表示する表
示処理と現在発生している故障内容を表示する表示処理
とが設定されているとともに、前記メモリに記憶されて
いる前記故障内容をすべて消却するメモリクリア処理と
が設定されていることを特徴としている。
【0024】
【作用】このように構成された本発明の車載の電子制御
システムの故障表示装置においては、二つのスイッチと
電圧値の異なる二つの電源を用い、二つのスイッチのそ
れぞれのオン・オフ状態により電子コントローラの入力
ポートの電圧値が変化するようになる。そして、電子コ
ントローラがこの入力ポートの電圧値に基づいて二つの
スイッチのオン・オフ状態を判断するとともに、その判
断結果に基づいて故障内容を表示手段に表示させる。し
たがって、電子コントローラの入力ポートは一つで済む
ようになり、電子制御装置をより一層小型に形成するこ
とができるとともに、配線もより一層簡単にすることが
できる。また、本発明の故障表示方法においては、二つ
のスイッチを操作するだけでよいので、作業者はより一
層簡単に故障表示の作業を行うことができるようにな
る。
【0025】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明に係る車載の電子制御システム
の故障表示装置の一実施例をABS/TRCシステムに
適用して示す回路図であり、図2はこの実施例による故
障表示処理の説明図である。なお、本実施例が適用され
るABS/TRCシステムは前述の従来のABS/TR
Cシステムと同じであるので、この従来のABS/TR
Cシステムと同じ符号を用いて、本実施例を説明する。
【0026】図1に示すように、本実施例においては定
電圧Vaの第1電源31に常開のスイッチD32の一方
の端子が接続されているとともに、スイッチD32の他
方の端子がもう一つの常開のスイッチE33の一方の端
子に接続されている。また、スイッチE33の他方の端
子は接地されている。二つのスイッチD32およびスイ
ッチE33を接続している配線34は、配線35により
ABS/TRC ECU22内のマイクロコンピュータ
30のアナログ・デジタルポート(以下、A/Dポート
という)30aに接続されている。この配線35には、
第1電源31の電圧Vaより小さい定電圧Vbの第2電源
36が接続されている。その他、配線34,35には、
それぞれ抵抗、コンデンサ、ダイオードおよび他の定電
圧電源が適宜接続されている。本実施例においてはスイ
ッチD32をメモリクリア用スイッチとして用いるとと
もに、スイッチE33を故障表示用スイッチとして用い
るようにしている。
【0027】このように構成された本実施例の故障表示
装置においては、A/Dポート30aの電圧値はアナロ
グ量に与えられるが、その場合二つのスイッチD,Eの
それぞれのオン・オフ状態によりA/Dポート30aの
電圧が異なるようになる。そこで、本実施例では、これ
らのスイッチD,Eをそれぞれ独立してオン・オフする
ことによりマイクロコンピュータ30のA/Dポート3
0aにおける電圧を変化させ、このA/Dポート30a
の電圧の大きさに基づいて、マイクロコンピュータ30
が前述の従来の故障表示装置と同様の故障表示処理
(1),(2),(3)を行うようにしている。その場
合、故障表示処理(1),(2),(3)を行うためにマ
イクロコンピュータ30が行う処理は、図2に示す処理
に基づいて行われるようにしている。
【0028】図2に示すように、スイッチD32がオン
でスイッチE33がオフのときのA/Dポート30aの
電圧V1、スイッチD32がオンでスイッチE33がオ
ンのときのA/Dポート30aの電圧V2、スイッチD
32がオフでスイッチE33がオフのときのA/Dポー
ト30aの電圧V3、スイッチD32がオフでスイッチ
E33がオンのときのA/Dポート30aの電圧V4
互いに異なり、それぞれV4<V3<V2<V1の関係に設
定されている。
【0029】そして、本実施例ではマイクロコンピュー
タ30が行う各処理とA/Dポート30aの各電圧とを
対応させている。すなわち、A/Dポート30aの電圧
が1秒以上V1を継続した後V1以外の他の電圧値となっ
た場合に対してはメモリクリア処理を対応させ、A/D
ポート30aの電圧がV2の場合に対しては過去の故障
内容表示処理を対応させ、A/Dポート30aの電圧が
3の場合に対しては何の処理も行わないことを対応さ
せ、A/Dポート30aの電圧がV4の場合に対しては
現在の故障中の故障内容表示処理を対応させている。
【0030】したがって、メモリクリア用スイッチであ
るスイッチD32をオンして1秒以上経過した後オフし
たときは、マイクロコンピュータ30はメモリクリア処
理を行い、スイッチD32および故障表示用スイッチで
あるスイッチE33をともにオンしたときは、マイクロ
コンピュータ30は過去の故障内容表示処理を行い、ス
イッチE33をオンしたときは、マイクロコンピュータ
30は現在の故障内容表示処理を行うようになってい
る。スイッチD32およびスイッチE33を何等操作し
ない、すなわちスイッチD32およびスイッチE33を
ともにオフのときは、マイクロコンピュータ30は何等
の処理も行わない。
【0031】このようなスイッチD32,E33のオン
・オフには、図3(1)〜(3)および図4(1)〜
(3)に示すような態様がある。図3(1)に示すスイ
ッチのオン・オフは、スイッチE33のオン・オフ状態
には関係なく、スイッチD32を1秒以上オンにした後
オフした場合であり、マイクロコンピュータ30のメモ
リに記憶されているデータをクリアするときに行われ
る。すなわち、スイッチD32を1秒以上オンした後オ
フすることにより、メモリされているすべてのデータが
消却される。なお、スイッチD32を1秒未満オンした
後オフした場合はメモリクリア処理は行われない。この
ようにスイッチD32の所定時間のオン時間をメモリク
リア実行の条件に入れることにより、作業者が誤ってス
イッチD32をオンした後オフした場合にメモリクリア
処理が誤って行われるのを防止している。なお、このス
イッチD32のオンの所定時間である1秒は、他の任意
の時間に設定することができる。
【0032】また、図3(2)に示すスイッチのオン・
オフは、スイッチD32のオフの状態でスイッチE33
をオンした場合であり、現在の故障内容を表示するとき
に行われる。すなわち、スイッチD32をオフにした状
態でスイッチE33をオンにすることにより、現在発生
している故障の内容が表示される。更に、図3(3)に
示すスイッチのオン・オフは、先にスイッチD32をオ
ンした後スイッチE33をオンし、その後、先にスイッ
チE33をオフした後スイッチD32をオフにした場合
であり、両スイッチD32,E33がともにオンしたと
きに過去に発生したすべての故障の内容が表示される。
その場合、スイッチD32のオンが1秒以上継続した後
オフされると、図3(1)で述べたようにメモリクリア
処理が行われる。
【0033】更に図4(1)に示すスイッチのオン・オ
フは、先にスイッチD32をオンした後スイッチE33
をオンし、その後、先にスイッチD32をオフした後ス
イッチE33をオフにした場合であり、最初に両スイッ
チD32,E33がともにオンした状態のときに過去に
発生したすべての故障の内容が表示され、次にスイッチ
D32のオン時間が1秒以上であると、スイッチD32
がオフしかつスイッチE33がオンのときメモリクリア
処理が行われるのでメモリ内の故障のデータが消却され
て故障内容なしの表示がされる。スイッチE33がオフ
したとき何等の表示も行われない。
【0034】更に図4(2)に示すスイッチのオン・オ
フは、先にスイッチE33をオンした後スイッチD32
をオンし、その後、先にスイッチE33をオフした後ス
イッチD32をオフにした場合であり、最初にスイッチ
E33のみがオンした状態で現在発生している故障の内
容が表示され、次に両スイッチD32,E33がともに
オンした状態のときに過去に発生したすべての故障の内
容が表示される。スイッチD32のオン時間が1秒以上
であると、スイッチD32がオフしたときメモリクリア
処理が行われるのでメモリ内の故障のデータが消却され
る。
【0035】更に図4(3)に示すスイッチのオン・オ
フは、先にスイッチE33をオンした後スイッチD32
をオンし、その後、先にスイッチD32をオフした後ス
イッチE33をオフにした場合であり、最初にスイッチ
E33のみがオンした状態で現在発生している故障の内
容が表示され、次に両スイッチD32,E33がともに
オンした状態のときに過去に発生したすべての故障の内
容が表示される。次にスイッチD32のオン時間が1秒
以上であると、スイッチD32がオフしかつスイッチE
33がオンのときメモリクリア処理が行われるのでメモ
リ内の故障のデータが消却されて故障内容なしの表示が
される。スイッチE33がオフしたとき何等の表示も行
われない。
【0036】次に、図5に示す処理のフローに基づいて
本実施例の故障表示処理の手順について説明する。な
お、図5のフローにおいて前述の従来の処理のフローと
同じ処理に対しては同じステップ番号を付している。
【0037】本実施例においては、マイクロコンピュー
タ30がアナログ量であるA/Dポートの電圧値に基づ
いて二つのスイッチD,Eのオン・オフ状態を判断でき
るようにするために、まずA/Dポートの電圧値に対し
てしきい値を設定する。すなわち、V1とV2との間にし
きい値αを、またV2とV3との間にしきい値βを、更に
3とV4との間にしきい値γをそれぞれ設定している。
すなわち、V4<γ<V3<β<V2<α<V1なる3個の
しきい値α,β,γを設定している。
【0038】図5に示すように、まずステップST10
においてA/Dポート30aの電圧がしきい値βより大
きくかつしきい値αより小さい範囲にあるか否かが判断
され、A/Dポート30aの電圧がしきい値βより大き
くかつしきい値αより小さい範囲にあると判断される
と、A/Dポート30aの電圧がV2を含む領域にある
ので、マイクロコンピュータ30は図2に示す故障表示
処理の説明図によりメモリクリア用スイッチD32およ
び故障表示用スイッチE33がともにオンしていると判
断するとともに、この場合には、図2、図3(3)およ
び図4(1)〜(3)に示すように過去の故障内容のす
べてを表示する処理が行われるように設定されているの
で、ステップST2において過去に発生したすべての故
障の内容をランプ点滅により表示する処理が行われる。
したがって、マイクロコンピュータ30はウォーニング
ランプ26を、過去の故障内容のすべてを表示する処理
に対応して設定された点滅パターンに従って点滅する。
このランプ点滅の点滅パターンとしては、例えば図8に
示す前述の従来の故障表示装置と同様の点滅パターンを
用いることができる。なお、この点滅パターンは他の任
意のパターンに種々設定することができることは言うま
でもない。過去の故障内容のすべてを表示する処理が終
了すると、メモリクリア用スイッチD32がオンしてい
るので、ステップST6において時間カウンタ値を所定
数加算した後、再びスタートに戻る。
【0039】ステップST10において、A/Dポート
30aの電圧がしきい値βより大きくかつしきい値αよ
り小さい範囲にないと判断されると、ステップST11
においてA/Dポート30aの電圧がしきい値γより小
さい範囲にあるか否かが判断され、A/Dポート30a
の電圧がしきい値γより小さい範囲にあると判断される
と、A/Dポート30aの電圧がV4を含む領域にある
ので、マイクロコンピュータ30は図2に示す故障表示
処理の説明図によりスイッチD32がオフとなってお
り、スイッチE33がオンとなっていると判断する。こ
の場合には、図2、図3(2)および図4(2),
(3)に示すように現在発生している故障内容を表示す
る処理が行われるように設定されているので、ステップ
ST4において現在発生している故障の内容をランプ点
滅により表示する処理が行われる。しかし、その場合ス
イッチD32のオフが図4(1),(3)に示すような
1秒以上のオン後のオフである場合にはメモリクリア処
理を行うことになるので、スイッチD32のオフが1秒
以上のオン後のオフなのか否かを判断するためにステッ
プST12において時間カウンタ値が1(すなわち1
秒)以上であるか否かが判断される。時間カウンタ値が
1以上でないと判断されると、ステップST4の処理が
行われる。したがって、マイクロコンピュータ30はウ
ォーニングランプ26を、現在発生している故障の内容
を表示する処理に対応して設定された点滅パターンに従
って点滅する。これにより、作業者はABS/TRCシ
ステムの各構成部材の現在発生している故障内容を知る
ことができる。現在発生している故障の内容を表示する
処理が終了すると、再びスタートに戻る。
【0040】またステップST11において、A/Dポ
ート30aの電圧がしきい値γより小さい範囲にないと
判断されると、ステップST13においてA/Dポート
30aの電圧がしきい値βより大きい範囲にあるか否か
が判断される。A/Dポート30aの電圧がしきい値β
より大きい範囲にあると判断されると、A/Dポート3
0aの電圧がしきい値α以上の範囲、すなわちA/Dポ
ート30aの電圧がV1の属する範囲内にあることにな
る。したがって、図2に示す故障表示処理の説明図か
ら、スイッチD32がオンでかつスイッチE33がオフ
である。この場合には、スイッチD32がオンであるこ
とから、ステップST6において時間カウンタ値に所定
数が加算された後スタートに戻る。
【0041】ステップST13においてA/Dポート3
0aの電圧がしきい値βより大きい範囲にないと判断さ
れると、A/Dポート30aの電圧がしきい値γより大
きくかつしきい値βより小さい範囲、すなわちA/Dポ
ート30aの電圧がV3の属する範囲内にあることにな
る。したがって、図2に示す故障表示処理の説明図か
ら、スイッチD32,E33がともにオフである。この
場合は、故障表示処理は何等行われないが、前述と同様
にスイッチD32のオフが図4(1),(3)に示すよ
うな1秒以上のオン後のオフである場合にはメモリクリ
ア処理を行うことになるので、スイッチD32のオフが
1秒以上のオン後のオフなのか否かを判断するためにス
テップST7において時間カウンタ値が1(すなわち1
秒)以上であるか否かが判断される。時間カウンタ値が
1以上であると判断されると、ステップST8において
メモリに現在までに記憶されている故障の内容をすべて
クリアし、その後ステップST9において時間カウンタ
値を0にしてスタートに戻る。これにより、メモリに記
憶されている故障の内容がすべて消却される。ステップ
ST7において時間カウンタ値が1以上でないと判断さ
れると、ステップST9に移行して時間カウンタ値を0
にした後、スタートに戻る。
【0042】ステップST12において時間カウンタ値
が1以上であると判断されると、ステップST14にお
いて現在まで記憶された故障の内容をすべてクリアした
後、ステップST15において故障なしの内容の表示を
行う。その後でステップST9に移行して時間カウンタ
値を0にした後、スタートに戻る。
【0043】次に、作業者が車両整備時等において故障
の内容を表示する操作について説明する。まず、過去の
故障内容を表示させる場合には、スイッチD32をオン
するとともにスイッチE33をオンする。これにより、
マイクロコンピュータ30のA/Dポート30aの電圧
がV2となるので、マイクロコンピュータ30は過去の
故障内容表示の処理を行い、過去の故障内容に対応して
設定された点滅パターンでウォーニングランプ26を点
滅する。したがって、作業者はこのウォーニングランプ
26の点滅パターンにより、ABS/TRCシステムの
各構成部材における過去の故障箇所や故障履歴等の故障
内容を知ることができる。
【0044】次に、現在発生している故障内容を表示さ
せる場合には、スイッチD32をオフにするとともにス
イッチE33をオンする。これにより、マイクロコンピ
ュータ30のA/Dポート30aの電圧がV4となるの
で、マイクロコンピュータ30は現在発生している故障
内容表示の処理を行い、現在発生している故障内容に対
応して設定された点滅パターンでウォーニングランプ2
6を点滅する。したがって、作業者はこのウォーニング
ランプ26の点滅パターンにより、ABS/TRCシス
テムの各構成部材における現在発生している故障内容を
知ることができる。
【0045】更に、マイクロコンピュータ30のメモリ
をクリアする場合には、スイッチD32を1秒以上オン
した後オフにする。これにより、メモリに記憶されてい
る故障内容のデータがすべて消却される。
【0046】このように、本実施例においては二つのス
イッチD32,E33と電圧値の異なる二つの電源を用
いてマイクロコンピュータ30のA/Dポート30aの
電圧値を変化させるとともに、このA/Dポート30a
の電圧値に基づいて二つのスイッチD32,E33のオ
ン・オフ状態を判断するようにしているので、マイクロ
コンピュータ30の入力ポートは一つで済むようにな
る。したがって、マイクロコンピュータ30をより一層
小型に形成することができるとともに、配線もより一層
簡単にすることができる。また、二つのスイッチD3
2,E33を操作するだけでよいので、故障表示作業が
より一層簡単になる。
【0047】なお、前述の実施例では、ABSシステム
とTRCシステムが一緒に組み込まれている場合につい
て説明しているが、本発明は、単独で設けられているA
BSシステムやTRCシステムにも適用できる。また、
ABSシステムやTRCシステム以外の車両に搭載され
ている他の電子制御システムにも本発明を適用すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる車載の電子制御システムにおける故障表示装置
によれば、二つのスイッチと電圧値の異なる二つの電源
を用いて電子コントローラの入力ポートの電圧値を変化
させるとともに、この入力ポートの電圧値に基づいて二
つのスイッチのオン・オフ状態を判断するようにしてい
るので、電子コントローラの入力ポートは一つで済ます
ことができるようになる。したがって、電子コントロー
ラをより一層小型に形成することができるとともに、配
線もより一層簡単にすることができる。また、本発明の
故障表示方法によれば、二つのスイッチを操作するだけ
でよいので、作業者はより一層簡単に故障表示の作業を
行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車載の電子制御システムの故障
表示装置の一実施例をABS/TRCシステムに適用し
て示す回路図である。
【図2】 この実施例による故障表示処理の説明図であ
る。
【図3】 この実施例における二つのスイッチのオン・
オフの態様を示す図である。
【図4】 この実施例における二つのスイッチのオン・
オフの他の態様を示す図である。
【図5】 この実施例における故障表示処理を行うため
のフローを示す図である。
【図6】 従来のABS/TRCシステムを示す図であ
る。
【図7】 従来の故障表示装置を示す回路図である。
【図8】 故障表示の内容を表示するためのランプの点
滅パターンの一例を示す図である。
【図9】 従来の故障表示処理を行うためのフローを示
す図である。
【符号の説明】
1,2…左右の前輪(非駆動輪)、3,4.9,10……車
輪速センサ、5,11,12…アンチスキッド制御用のモ
ジュレータ、6,13,14…ブレーキアクチュエータ、
7,8…左右の後輪(駆動輪)、15…ブレーキペダ
ル、16…デュアルブレーキバルブ、17…エアタン
ク、18,19…トラクション電磁バルブ(TRCバル
ブ)、20…エンジン、21…モータ、22…ABS/
TRCコントロールユニット(ABS/TRC EC
U)、23…アクセルペダル、24,25…ダブルチェ
ックバルブ、26…ウォーニングランプ、30…マイク
ロコンピュータ(電子コントローラ)、30a…A/D
ポート(入力ポート)、31…第1電源、32…スイッ
チD(第1スイッチ)、33…スイッチE(第2スイッ
チ)、34,35…配線、36…第2電源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、所定数の制御用構成部材と、
該制御用構成部材を制御する電子制御装置と、これらの
制御用構成部材および電子制御装置の故障内容を記憶す
るメモリを有する電子コントローラと、該電子コントロ
ーラのメモリに記憶されている前記故障内容を表示する
表示手段とを備え、前記電子制御装置によって前記制御
用構成部材を制御することにより車両の運転制御装置を
制御するとともに、前記表示手段によって前記故障内容
を表示するようになっている車載の電子制御システムの
故障表示装置において、第1電圧値を有する第1電源
と、該第1電源の第1電圧値と異なる第2電圧値を有す
る第2電源と、一方の端子が前記第1電源に接続された
第1スイッチと、一方の端子が該第1スイッチの他方の
端子に接続されているとともに他方の端子が接地された
第2スイッチとを備えているとともに、前記第1スイッ
チと前記第2スイッチとの接続部が前記第2電源に接続
されているとともに前記電子コントローラの入力ポート
に接続されていることを特徴としている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数の制御用構成部材と、該制御用構
    成部材を制御する電子制御装置と、これらの制御用構成
    部材および電子制御装置の故障内容を記憶するメモリを
    有する電子コントローラと、該電子コントローラのメモ
    リに記憶されている前記故障内容を表示する表示手段と
    を備え、前記電子制御装置によって前記制御用構成部材
    を制御することにより車両の運転制御装置を制御すると
    ともに、前記表示手段によって前記故障内容を表示する
    ようになっている車載の電子制御システムの故障表示装
    置において、 第1定電圧値を有する第1電源と、該第1電源の第1定
    電圧値と異なる第2定電圧値を有する第2電源と、一方
    の端子が前記第1電源に接続された第1スイッチと、一
    方の端子が該第1スイッチの他方の端子に接続されてい
    るとともに他方の端子が接地された第2スイッチとを備
    えているとともに、前記第1スイッチと前記第2スイッ
    チとの接続部が前記第2電源に接続されているとともに
    前記電子コントローラの入力ポートに接続されているこ
    とを特徴とする車載の電子制御システムの故障表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記入力ポートは、アナログ・デジタル
    変換ポートであることを特徴とする請求項1記載の車載
    の電子制御システムの故障表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電子制御システムは、アンチスキッ
    ドブレーキ制御システム、トラクションコントロールシ
    ステムおよびアンチスキッドブレーキ制御・トラクショ
    ンコントロールシステムのいずれかであることを特徴と
    する請求項1または2記載の車載の電子制御システムの
    故障表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電子コントローラは前記電子制御装
    置内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1記載の車載の電子制御システムの故障表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1記載の車
    載の電子制御システムの故障表示装置を用いた故障表示
    方法であって、前記電子コントローラによって前記入力
    ポートの電圧値に基づいて前記第1および前記第2スイ
    ッチのそれぞれのオン・オフ状態を判断し、その判断結
    果に基づいて、前記第1および前記第2スイッチのそれ
    ぞれのオン・オフ状態に対応して設定されている前記故
    障内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする故
    障表示方法。
  6. 【請求項6】 前記故障内容の表示処理として、過去の
    すべての故障内容を表示する表示処理と現在発生してい
    る故障内容を表示する表示処理とが設定されているとと
    もに、前記メモリに記憶されている前記故障内容をすべ
    て消却するメモリクリア処理とが設定されていることを
    特徴とする請求項5記載の故障表示方法。
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