JPH07329281A - インキ粘度コントローラー - Google Patents
インキ粘度コントローラーInfo
- Publication number
- JPH07329281A JPH07329281A JP6148744A JP14874494A JPH07329281A JP H07329281 A JPH07329281 A JP H07329281A JP 6148744 A JP6148744 A JP 6148744A JP 14874494 A JP14874494 A JP 14874494A JP H07329281 A JPH07329281 A JP H07329281A
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- JP
- Japan
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- solvent
- ink
- viscosity
- amount
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易粘度計による粘度測定頻度を減少でき
て、蒸発量に見合った溶剤量を精度良く補給できるよう
にする。 【構成】 操作盤17の入力部Aに設定した溶剤滴下量
の数値により電磁弁13を制御して溶剤を供給する。そ
して、一定時間経過後、簡易粘度計で測定したインキタ
ンク11内のインキ粘度が許容範囲より下回っている
と、流量計14で測定される現状の溶剤滴下量を操作盤
17の表示部Bで確認しながら、先に設定した値よりも
少し多めの溶剤滴下量を再設定する。これを繰り返すこ
とによりインキ粘度は限りなく目標粘度に近づける。従
来頻繁に行っていた簡易粘度計による粘度測定頻度を減
少でき、蒸発量に見合った溶剤量を精度良く補給でき
る。
て、蒸発量に見合った溶剤量を精度良く補給できるよう
にする。 【構成】 操作盤17の入力部Aに設定した溶剤滴下量
の数値により電磁弁13を制御して溶剤を供給する。そ
して、一定時間経過後、簡易粘度計で測定したインキタ
ンク11内のインキ粘度が許容範囲より下回っている
と、流量計14で測定される現状の溶剤滴下量を操作盤
17の表示部Bで確認しながら、先に設定した値よりも
少し多めの溶剤滴下量を再設定する。これを繰り返すこ
とによりインキ粘度は限りなく目標粘度に近づける。従
来頻繁に行っていた簡易粘度計による粘度測定頻度を減
少でき、蒸発量に見合った溶剤量を精度良く補給でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷機等に用
いられる印刷インキの粘度を調節するのに使用されるイ
ンキ粘度コントローラーに関するものである。
いられる印刷インキの粘度を調節するのに使用されるイ
ンキ粘度コントローラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にグラビア印刷やフレキソ印刷など
においては溶剤蒸発乾燥型インキを使用しているため、
印刷品質の安定化を図る上で印刷中のインキ粘度を一定
に保つことが重要な要素になっている。このインキ粘度
の管理を行うのに、現在、オペレーターがカップ状の簡
易粘度計を用いて印刷中のインキ粘度を読み取り、その
数値に基づいて希釈溶剤を手作業で補給し、その結果を
再度、簡易粘度計を用いて確認するといった作業を行っ
ているが、この方法ではオペレーターに過度の作業負担
がかかったりインキ粘度管理が正確にできないなどの問
題がある。そこで、予めインキ粘度変化に対応する希釈
溶剤補給量/時間をシュミレータで算出しておき、この
算出された一定量の補給希釈溶剤量を分割して常時微量
補給することにより、インキ粘度を常に一定範囲内に保
ち、製品の安定化及び現在オペレータが一定時間間隔で
実施しているインキ粘度管理作業を省略することができ
るようにした自動溶剤供給装置が知られている(例え
ば、実公平3−4353号公報参照)。
においては溶剤蒸発乾燥型インキを使用しているため、
印刷品質の安定化を図る上で印刷中のインキ粘度を一定
に保つことが重要な要素になっている。このインキ粘度
の管理を行うのに、現在、オペレーターがカップ状の簡
易粘度計を用いて印刷中のインキ粘度を読み取り、その
数値に基づいて希釈溶剤を手作業で補給し、その結果を
再度、簡易粘度計を用いて確認するといった作業を行っ
ているが、この方法ではオペレーターに過度の作業負担
がかかったりインキ粘度管理が正確にできないなどの問
題がある。そこで、予めインキ粘度変化に対応する希釈
溶剤補給量/時間をシュミレータで算出しておき、この
算出された一定量の補給希釈溶剤量を分割して常時微量
補給することにより、インキ粘度を常に一定範囲内に保
ち、製品の安定化及び現在オペレータが一定時間間隔で
実施しているインキ粘度管理作業を省略することができ
るようにした自動溶剤供給装置が知られている(例え
ば、実公平3−4353号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた自
動溶剤供給装置では、インキ粘度を指示するダイヤル付
ハンドルを回して微調整定量バルブを流れる溶剤の流路
断面積を微調整することにより蒸発量に見合った溶剤を
滴下して補給するようにしており、オペレーターの作業
が省力化できるという大きな利点はあるが、手作業で微
調整定量バルブのハンドルを操作して溶剤を補給するバ
ルブ流量を設定するので補給量がどうしてもラフになっ
て正確に微調整ができないという問題点があった。ま
た、シュミレータで算出した数値を満足してハンドル操
作を行ったかどうかがハッキリせず、溶剤を補給した後
のインキ粘度が把握できないことから、実際には頻繁に
簡易粘度計を用いて頻繁に粘度を測定して確認しなけれ
ばならないという問題点もあった。
動溶剤供給装置では、インキ粘度を指示するダイヤル付
ハンドルを回して微調整定量バルブを流れる溶剤の流路
断面積を微調整することにより蒸発量に見合った溶剤を
滴下して補給するようにしており、オペレーターの作業
が省力化できるという大きな利点はあるが、手作業で微
調整定量バルブのハンドルを操作して溶剤を補給するバ
ルブ流量を設定するので補給量がどうしてもラフになっ
て正確に微調整ができないという問題点があった。ま
た、シュミレータで算出した数値を満足してハンドル操
作を行ったかどうかがハッキリせず、溶剤を補給した後
のインキ粘度が把握できないことから、実際には頻繁に
簡易粘度計を用いて頻繁に粘度を測定して確認しなけれ
ばならないという問題点もあった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、簡易粘度
計による粘度測定頻度を減少でき、蒸発量に見合った溶
剤量を精度良く補給することのできるインキ粘度コント
ローラーを提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、簡易粘度
計による粘度測定頻度を減少でき、蒸発量に見合った溶
剤量を精度良く補給することのできるインキ粘度コント
ローラーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インキタンク内に溶剤補給タンクから供
給パイプを通して溶剤を供給することにより印刷中のイ
ンキ粘度を調節するインキ粘度コントローラーにおい
て、前記供給パイプに電磁弁と流量計を順次配設し、設
定した溶剤滴下量を入力して表示する入力部及び流量計
で計測される溶剤補給量を表示する表示部を備えた操作
盤を設けるとともに、前記入力部に入力された溶剤滴下
量に対応して電磁弁を開閉する制御及び流量計で測定し
た溶剤滴下量を前記表示部に表示する制御を行うシーケ
ンサー制御盤を設けたことを特徴とするものである。
に、本発明は、インキタンク内に溶剤補給タンクから供
給パイプを通して溶剤を供給することにより印刷中のイ
ンキ粘度を調節するインキ粘度コントローラーにおい
て、前記供給パイプに電磁弁と流量計を順次配設し、設
定した溶剤滴下量を入力して表示する入力部及び流量計
で計測される溶剤補給量を表示する表示部を備えた操作
盤を設けるとともに、前記入力部に入力された溶剤滴下
量に対応して電磁弁を開閉する制御及び流量計で測定し
た溶剤滴下量を前記表示部に表示する制御を行うシーケ
ンサー制御盤を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上述の構成からなる本発明のインキ粘度コント
ローラーでは、操作盤の入力部に設定した溶剤滴下量の
数値により電磁弁が制御されて溶剤が供給される。そし
て、一定時間を経過した後、簡易粘度計で測定したイン
キタンク内のインキ粘度が許容範囲より下回っている場
合に、溶剤供給を流量計で測定される現状の溶剤滴下量
を操作盤の表示部で確認しながら、先に設定した溶剤滴
下量よりも少し多めの溶剤滴下量を再設定することによ
り、インキタンク内のインキ粘度が目標粘度に限りなく
近づくことになる。
ローラーでは、操作盤の入力部に設定した溶剤滴下量の
数値により電磁弁が制御されて溶剤が供給される。そし
て、一定時間を経過した後、簡易粘度計で測定したイン
キタンク内のインキ粘度が許容範囲より下回っている場
合に、溶剤供給を流量計で測定される現状の溶剤滴下量
を操作盤の表示部で確認しながら、先に設定した溶剤滴
下量よりも少し多めの溶剤滴下量を再設定することによ
り、インキタンク内のインキ粘度が目標粘度に限りなく
近づくことになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0008】図1に本発明に係るインキ粘度コントロー
ラーの一実施例の概略図を示している。図中1はインキ
の希釈溶剤供給口で漏斗状に形成されている。2は前記
供給口1にバルブ3を介して連通する密閉された溶剤補
助タンクで、その一側にはレベルゲージ4、上部には空
気抜きバルブ5、底部には同タンク2よりも下方に設置
した定量タンク6にバルブ7を介して連通パイプ8が設
けられている。この連通パイプ8の下端口は定量タンク
6内の比較的上部まで延長している。9及び10は、そ
れぞれ補助タンク2及び定量タンク3内の溶剤を排出す
るためのバルブで常時は閉位置に置かれている。定量タ
ンク6は補助タンク2よりも低位置にあり、その液のレ
ベルを自動的に定位に保持する。定量タンク6の底部に
は溶剤をインキタンク11内に供給する供給パイプ12
が開口しており、この供給パイプ12には順次フィルタ
ー13、電磁弁14及び流量計15が配設されている。
なお、流量計3としては楕円形歯車を使用した高精度の
容積型流量計(例えば、三ツ葉電機製作所「XFS−1
204型」)を用いるのが好適である。
ラーの一実施例の概略図を示している。図中1はインキ
の希釈溶剤供給口で漏斗状に形成されている。2は前記
供給口1にバルブ3を介して連通する密閉された溶剤補
助タンクで、その一側にはレベルゲージ4、上部には空
気抜きバルブ5、底部には同タンク2よりも下方に設置
した定量タンク6にバルブ7を介して連通パイプ8が設
けられている。この連通パイプ8の下端口は定量タンク
6内の比較的上部まで延長している。9及び10は、そ
れぞれ補助タンク2及び定量タンク3内の溶剤を排出す
るためのバルブで常時は閉位置に置かれている。定量タ
ンク6は補助タンク2よりも低位置にあり、その液のレ
ベルを自動的に定位に保持する。定量タンク6の底部に
は溶剤をインキタンク11内に供給する供給パイプ12
が開口しており、この供給パイプ12には順次フィルタ
ー13、電磁弁14及び流量計15が配設されている。
なお、流量計3としては楕円形歯車を使用した高精度の
容積型流量計(例えば、三ツ葉電機製作所「XFS−1
204型」)を用いるのが好適である。
【0009】前記供給パイプ12の端部は、グラビア印
刷機のインキ溜と繋がったインキタンク11内に導かれ
ていて、ここで指定されたとおりの量の溶剤がインキ内
に滴下し混合した後、インキはポンプ16の作用により
印刷機内のインキ溜との間を循環するようになっいる。
刷機のインキ溜と繋がったインキタンク11内に導かれ
ていて、ここで指定されたとおりの量の溶剤がインキ内
に滴下し混合した後、インキはポンプ16の作用により
印刷機内のインキ溜との間を循環するようになっいる。
【0010】供給パイプ12に配設された電磁弁14と
流量計15は操作部17に繋がれており、この操作盤1
7には設定した溶剤滴下量(cc/分)を入力して表示
する入力部A、現状の溶剤滴下量(cc/分)を表示す
る表示部B、スタートボタンa、ストップボタンb、溶
剤供給ボタンcが設けられている。さらに、操作盤17
はシーケンサー制御盤18に繋がれており、このシーケ
ンサー制御盤18では、操作盤17の入力部Aに入力さ
れた溶剤滴下量に対応して電磁弁14を開閉するととも
に、流量計15で測定した現状の溶剤滴下量を操作盤1
7の表示部Bに表示する制御が行われる。なお、電磁弁
14は0.1cc単位にて非常に精度良く制御可能とす
るものである。
流量計15は操作部17に繋がれており、この操作盤1
7には設定した溶剤滴下量(cc/分)を入力して表示
する入力部A、現状の溶剤滴下量(cc/分)を表示す
る表示部B、スタートボタンa、ストップボタンb、溶
剤供給ボタンcが設けられている。さらに、操作盤17
はシーケンサー制御盤18に繋がれており、このシーケ
ンサー制御盤18では、操作盤17の入力部Aに入力さ
れた溶剤滴下量に対応して電磁弁14を開閉するととも
に、流量計15で測定した現状の溶剤滴下量を操作盤1
7の表示部Bに表示する制御が行われる。なお、電磁弁
14は0.1cc単位にて非常に精度良く制御可能とす
るものである。
【0011】以上に説明したインキ粘度コントローラー
は次のようにして使用される。
は次のようにして使用される。
【0012】まず、バルブ7,10及び電磁弁14を閉
じ、バルブ3,5を開いてから、使用インキの種類に適
応した溶剤を供給口1から注入し、これを補助タンク2
内に充填する。次に、バルブ3,5を閉じ、バルブ7を
開いて補給タンク2内の溶剤を定量タンク6内に導入す
るが、このとき連通パイプ8の下端開口が定量タンク6
内の空間上部に位置するため、定量タンク6内に溶剤が
溜まるに従って液面が上昇すると前記開口を塞いで定量
タンク6内の空気の排出口が無くなるので、それ以上定
量タンク6内に溶剤を入れることができない。これは印
刷開始により溶剤が供給されることで液面が下がると連
通パイプ8が開口して再び溶剤が流入し、定量タンク6
内の液面を維持する働きをするものであり、つまりレベ
ル一定手段となっているものである。
じ、バルブ3,5を開いてから、使用インキの種類に適
応した溶剤を供給口1から注入し、これを補助タンク2
内に充填する。次に、バルブ3,5を閉じ、バルブ7を
開いて補給タンク2内の溶剤を定量タンク6内に導入す
るが、このとき連通パイプ8の下端開口が定量タンク6
内の空間上部に位置するため、定量タンク6内に溶剤が
溜まるに従って液面が上昇すると前記開口を塞いで定量
タンク6内の空気の排出口が無くなるので、それ以上定
量タンク6内に溶剤を入れることができない。これは印
刷開始により溶剤が供給されることで液面が下がると連
通パイプ8が開口して再び溶剤が流入し、定量タンク6
内の液面を維持する働きをするものであり、つまりレベ
ル一定手段となっているものである。
【0013】このようにして希釈溶剤の供給態勢を準備
した後、印刷機の稼働前にインキタンク11内のインキ
粘度を許容範囲内に調整してから、操作盤17の入力部
Aを操作して目標粘度に達するよりも少なめの溶剤滴下
量(cc/分)を設定し、スタートボタンaを押すこと
により溶剤のインキタンク11内への滴下を開始する。
そして、一定時間を経過した後、インキタンク11内の
インキ粘度を簡易粘度計で測定し、粘度が許容範囲より
低くなっている場合には、操作盤の表示部Bを確認しな
がら溶剤供給ボタンcを押して適量をインキタンク11
内に供給した後、操作盤の入力部Aを操作して先に設定
した溶剤滴下量より少し多めの溶剤滴下量を設定して、
再び溶剤をインキタンク11内に一定時間滴下する。こ
の操作を繰り返すことにより、インキタンク11内のイ
ンキ粘度が目標粘度に限りなく近づいて許容範囲内に収
まるようになる。またここで、溶剤供給ボタンcにて滴
下した量を滴下開始もしくは再設定した時からの時間に
て不足していた1回当たりの供給量を算出し、操作盤1
7の表示部Bに表示することにより、操作盤17の入力
部Aの設定値を決定することとすれば、多くても数回の
操作で目標粘度に近づくようになるものである。
した後、印刷機の稼働前にインキタンク11内のインキ
粘度を許容範囲内に調整してから、操作盤17の入力部
Aを操作して目標粘度に達するよりも少なめの溶剤滴下
量(cc/分)を設定し、スタートボタンaを押すこと
により溶剤のインキタンク11内への滴下を開始する。
そして、一定時間を経過した後、インキタンク11内の
インキ粘度を簡易粘度計で測定し、粘度が許容範囲より
低くなっている場合には、操作盤の表示部Bを確認しな
がら溶剤供給ボタンcを押して適量をインキタンク11
内に供給した後、操作盤の入力部Aを操作して先に設定
した溶剤滴下量より少し多めの溶剤滴下量を設定して、
再び溶剤をインキタンク11内に一定時間滴下する。こ
の操作を繰り返すことにより、インキタンク11内のイ
ンキ粘度が目標粘度に限りなく近づいて許容範囲内に収
まるようになる。またここで、溶剤供給ボタンcにて滴
下した量を滴下開始もしくは再設定した時からの時間に
て不足していた1回当たりの供給量を算出し、操作盤1
7の表示部Bに表示することにより、操作盤17の入力
部Aの設定値を決定することとすれば、多くても数回の
操作で目標粘度に近づくようになるものである。
【0014】インキタンク11内にはポンプ16により
印刷機で使用されたインキが移送されてきており、同タ
ンク11内で供給パイプ12内を流れて連続して滴下す
る所定量の溶剤の補充を受けた後、再びこれを印刷機内
に戻すようなインキ循環経路を形成しているので、溶剤
の補充量の設定が適性な限り印刷機の稼働中、印刷イン
キの粘度に変化が生じることがない。
印刷機で使用されたインキが移送されてきており、同タ
ンク11内で供給パイプ12内を流れて連続して滴下す
る所定量の溶剤の補充を受けた後、再びこれを印刷機内
に戻すようなインキ循環経路を形成しているので、溶剤
の補充量の設定が適性な限り印刷機の稼働中、印刷イン
キの粘度に変化が生じることがない。
【0015】使用インキの種類により上記溶剤を取り替
える必要があるときとか、作業終了後に溶剤を装置から
抜き取りたいときには、補給タンク2及び定量タンク6
の底部に設けたバルブ9,10を開放することによっ
て、容易にかつ迅速に溶剤を抜き取ることが可能であ
り、長期間の使用に際してもメンテナンスに困難を感じ
ることがなく、また、その精度維持のために特別な洗浄
なども必要でない。
える必要があるときとか、作業終了後に溶剤を装置から
抜き取りたいときには、補給タンク2及び定量タンク6
の底部に設けたバルブ9,10を開放することによっ
て、容易にかつ迅速に溶剤を抜き取ることが可能であ
り、長期間の使用に際してもメンテナンスに困難を感じ
ることがなく、また、その精度維持のために特別な洗浄
なども必要でない。
【0016】なお、定量タンク6はレベル一定手段が施
されているため、同タンク6とインキタンク11との間
の液の落差が常に一定になるので、供給パイプ12内を
流れる溶剤の流量は電磁弁14の開閉周期にのみ依存す
る。
されているため、同タンク6とインキタンク11との間
の液の落差が常に一定になるので、供給パイプ12内を
流れる溶剤の流量は電磁弁14の開閉周期にのみ依存す
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインキ粘
度コントローラーによれば、流量計で測定した現状の溶
剤滴下量を操作盤の表示部で確認しながら、簡易粘度計
で一定時間毎に実際のインキ粘度を測定し、その測定結
果に基づいて補給すべき溶剤滴下量を設定し直すことに
よりインキ粘度を限りなく目標粘度に近づけることがで
きるので、従来頻繁に行っていた簡易粘度計による粘度
測定頻度を減少できて、蒸発量に見合った溶剤量を精度
良く補給することが可能となる。
度コントローラーによれば、流量計で測定した現状の溶
剤滴下量を操作盤の表示部で確認しながら、簡易粘度計
で一定時間毎に実際のインキ粘度を測定し、その測定結
果に基づいて補給すべき溶剤滴下量を設定し直すことに
よりインキ粘度を限りなく目標粘度に近づけることがで
きるので、従来頻繁に行っていた簡易粘度計による粘度
測定頻度を減少できて、蒸発量に見合った溶剤量を精度
良く補給することが可能となる。
【図1】本発明に係るインキ粘度コントローラーの一実
施例を示す概略図である。
施例を示す概略図である。
2 溶剤補給タンク 11 インキタンク 12 供給パイプ 13 電磁弁 14 流量計 17 操作盤 A 入力部 B 表示部 18 シーケンサー制御盤
Claims (1)
- 【請求項1】 インキタンク内に溶剤補給タンクから供
給パイプを通して溶剤を供給することにより印刷中のイ
ンキ粘度を調節するインキ粘度コントローラーにおい
て、前記供給パイプに電磁弁と流量計を順次配設し、設
定した溶剤滴下量を入力して表示する入力部及び流量計
で計測される溶剤補給量を表示する表示部を備えた操作
盤を設けるとともに、前記入力部に入力された溶剤滴下
量に対応して電磁弁を開閉する制御及び流量計で測定し
た溶剤滴下量を前記表示部に表示する制御を行うシーケ
ンサー制御盤を設けたことを特徴とするインキ粘度コン
トローラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148744A JPH07329281A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | インキ粘度コントローラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148744A JPH07329281A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | インキ粘度コントローラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329281A true JPH07329281A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15459657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6148744A Pending JPH07329281A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | インキ粘度コントローラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07329281A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101431481B1 (ko) * | 2014-03-10 | 2014-08-21 | 주식회사 엠에스프린텍 | 점도측정기와 희석제 공급장치를 갖는 패드 인쇄장치 및 이를 이용한 희석제 공급방법 |
KR101527490B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-06-09 | 서영석 | 패드 인쇄용 용제 토출장치의 용제토출 제어방법 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP6148744A patent/JPH07329281A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101527490B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-06-09 | 서영석 | 패드 인쇄용 용제 토출장치의 용제토출 제어방법 |
KR101431481B1 (ko) * | 2014-03-10 | 2014-08-21 | 주식회사 엠에스프린텍 | 점도측정기와 희석제 공급장치를 갖는 패드 인쇄장치 및 이를 이용한 희석제 공급방법 |
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