JPH034353Y2 - - Google Patents

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JPH034353Y2
JPH034353Y2 JP1984116478U JP11647884U JPH034353Y2 JP H034353 Y2 JPH034353 Y2 JP H034353Y2 JP 1984116478 U JP1984116478 U JP 1984116478U JP 11647884 U JP11647884 U JP 11647884U JP H034353 Y2 JPH034353 Y2 JP H034353Y2
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JP
Japan
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solvent
tank
ink
metering
valve
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JP1984116478U
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JPS6133631U (ja
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、グラビア印刷等に用いられる印刷イ
ンキの粘度の管理作業に使用されるインキの希釈
溶剤の自動調整供給手段に関する。
従来技術 現在のグラビア印刷方式では、刷本の品質の安
定化を図るため、印刷インキの粘度(インキと希
釈溶剤との比率)が不変化であることが求められ
ている。ところで、インキ粘度管理は現在、オペ
レータが簡易粘度計(岩田式粘度計、ザーンカツ
プ)でインキ粘度を読取り、その数値に基いて希
釈溶剤を手作業で補給し、その結果を再度、簡易
粘度計を用いて確認するといつた作業を行つてい
る。このことは、オペレータの作業のうち、可成
りの比重を占め、特に多色印刷の場合などは、一
人が、この作業に専業せざるを得ない場合も生じ
る。また、溶剤の補給が、一時に多量になされる
と製品に影響(刷色の変化、泳ぎ、物性値の変化
などの)を及ぼす危険性もある。これらの問題点
を解決するため従来から、インキ粘度を液体の流
動抵抗値で読取つて管理したり、インキの飛距離
を測つて管理する方法が試みられているが、特印
のグラビア印刷の特異性でインキが多品種のた
め、対象製品が変つた場合に、洗浄等の準備時間
が長くなること、装置の精度維持のためのメンテ
ナンスが難かしいこと、電気等の動力が必要のた
め、揮発溶剤取扱い職場での危険性を回避する防
爆設備等に費用がかかることから実用されていな
いのが現状である。
上述、インキの粘度変化は、種々の要因、たと
えばインキ、希釈溶剤の種類、使用循環インキ
量、製品の絵柄によるインキの消費量、インキン
グ装置の密封性、液溝、環境の温度、湿度等々に
関係して生じることが解つており、これらをシユ
ミレートすることによつて補給希釈溶剤量/時間
を算出することが可能である。
目 的 そこで本考案は、上記手段に基き算出される一
定の補給希釈溶剤量を、分割して常時微量補給す
ることにより、インキ粘度を常に一定範囲内に保
ち、製品の安定化および現在オペレータが一定時
間間隔で実施しているインキ粘度管理作業を省略
することができるインキの自動溶剤供給装置を提
供しようとするものである。
構 成 本考案装置を、図示の実施例に基いて説明する
と、次のとおりである。
第1図は、本考案装置の一実施例の側面図であ
つて、図中、1は、インキの希釈溶剤供給口で漏
斗状に形成されている。2は、前記供給口にバル
ブ7を介して連通する溶剤補給タンクで密閉さ
れ、その一側にはレベルゲージ、上部には空気抜
きバルブ8、底部には同タンク2よりも下位に設
置した定量タンク3にバルブ9を介して連通する
パイプが設けられる。前記パイプの下端口は定量
タンク3内空隙の比較的上部まで延長している。
10および11は、それぞれ補給タンク2および
定量タンク3内の溶剤を排出するためのバルブで
常時は閉位置に置く。定量タンク3は補給タンク
2よりも低位置にあり、その液のレベルを自動的
に定位に保持する。タンク3の底部には溶剤をイ
ンキタンク14内に供給するパイプ13が開口し
ており、同パイプには順次にフイルタ4、メータ
付ハンドル12を具えた微調整定量バルブ5およ
び流量計6が挿入されている。微調整定量バルブ
5には、インキの粘度を指示するダイヤル付ハン
ドル12が付設されており、目盛に合わせてハン
ドルを回すことにより、バルブ5を流れる溶剤の
流路断面積を微調整し、指定の粘度変化を生じる
に必要な溶剤の流量が得られるようにしている。
フイルタ4は、溶剤中に不測に混入した塵、埃
などの除去、流量計6は、上記バルブ5が所望の
とおり作動しているか否かを測定するものであ
る。前記供給パイプ13の端部は、グラビア印刷
機のインキ溜からポンピング15されたインキが
循環するタンク14内に導かれていて、ここで指
定されたとおりの量の溶剤がインキ内に滴下、混
合した後、インキは再び印刷機内のインキ溜に戻
されるようにされている。
以上、説明した自動溶剤供給装置は、次のよう
にして使用される。
(1) バルブ5,9,10および11を閉じ、バル
ブ7および8を開いてから、使用インキの種類
に適応した溶剤を供給口1から注入し、これを
補給タンク2内に充填する。
(2) 次に、バルブ7および8を閉じ、バルブ9を
開いて補給タンク2内の溶剤を定量タンク3内
に導入するが、このとき連通パイプの下端開口
が定量タンク3内の空間上部に位置するためタ
ンク3内に溶剤が溜るに従つて液面が上昇する
と前記開口部を塞いでタンク3内の空気の排出
口が無くなるので、それ以上定量タンク3内に
溶剤を容れることができない。
もし、何かの理由で上記液面が下がると連通
パイプが開口して再び溶剤が流入し、定量タン
ク内の前記液面を維持する。つまり、レベル一
定手段となつている。
(3) あらかじめ、シユミレータで算出したインキ
粘度変化に対応する希釈溶剤補給量/時間の数
値に従い、微調整バルブ5のハンドル12を操
作して、前記数値を満足して連続的に溶剤を補
給するバルブ流量を設定する。インキタンク1
4にはポンプ15により印刷機内で使用された
インキが移送されて来ており、同タンク内で供
給パイプ13内を流れて連続して滴下する所定
量の溶剤の補充を受けた後、再び、これを印刷
機内に戻すような、インキ循環経路を形成して
いるので、溶剤の補充量の設定が適正な限り印
刷機械の稼動中、印刷インキの粘度に変化が生
じることがなく、インキ粘度の調整のための作
業および粘度変化に基く前述の各種トラブルの
発生を防止することができる。また、手作業に
よりインキの粘度管理をする場合に比べインキ
粘度変化の巾が生じない。
(4) 使用インキの種類により上記溶剤を取換える
必要があるときとか、作業終了後、溶剤を装置
から抜取りたいときには、補給タンク2および
定量タンク3の底部に設けたバルブ10および
11を開放することによつて、容易に、かつ迅
速に溶剤を抜取ることが可能であり、長期間の
使用に際してもメンテナンスに困難を感じるこ
とがなく、また、その精度維持のために特別な
洗浄なども必要でない。
なお、定量タンク3はレベル一定手段が施され
ているため、同タンク3とインキタンク14との
間の液の落差が常に一定になるので、バルブ5内
を流れる溶剤の流量は、その粘度とバルブの流路
面積とに関係して定まり、あらかじめ粘度が解つ
ていればバルブ5の解放量によつて流量の微調整
を可能にする。
効 果 本考案装置は、以上のとおりであるから (イ) 印刷機械の稼動中、殆んど自動的にインキ粘
度の変化を防止することができるので、(a)イン
キ粘度管理のためオペレータの作業を省力化す
る。(b)インキ粘度の安定化により製品の品質の
レベル安定、製品不良等の逓減。(c)溶剤の有効
的な使用。等々経済的利益が大である。
(ロ) 微量の溶剤供給量の設定、変更が容易にで
き、インキ粘度管理が正確にできる。
(ハ) 操作のために電力その他の火気発生エネルギ
ーを要さないので、揮発性、発火性の高い溶剤
を取扱う環境で使用しても危険性がない。
(ニ) 多品種のインキ使用に対する対応が簡単かつ
メンテナンスが容易であり、 長期間の使用に当つても格別の洗浄など不必
要。
等々の従来にない顕著な作用、効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案自動溶剤供給装置の概略説明
図を示す。 1……溶剤供給口、2……溶剤補給タンク、3
……定量タンク、4……フイルタ、5……微調整
定量バルブ、6……流量計、8……空気抜きバル
ブ、13……溶剤供給パイプ、14……インキタ
ンク、15……インキポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部に溶剤排出用バルブを備えた密閉状の溶剤
    補給タンクと、同タンクよりも低位置に下部に溶
    剤排出用バルブを備えた定量タンクを設置し、溶
    剤補給タンク下部より定量タンク内空隙の比較的
    上部に達するパイプを設けて、定量タンク内の液
    位を常時一定に保持できるようにするとともに、
    定量タンク底部に、印刷機との間で循環使用され
    る下方に設けたインキタンク内に溶剤を供給する
    供給パイプを、設定目盛に対応して流量調節が可
    能な微調整定量バルブを介して接続したことを特
    徴とする自動溶剤供給装置。
JP11647884U 1984-07-31 1984-07-31 自動溶剤供給装置 Granted JPS6133631U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647884U JPS6133631U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 自動溶剤供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647884U JPS6133631U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 自動溶剤供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6133631U JPS6133631U (ja) 1986-02-28
JPH034353Y2 true JPH034353Y2 (ja) 1991-02-05

Family

ID=30675423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11647884U Granted JPS6133631U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 自動溶剤供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6133631U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891237A (ja) * 1972-03-07 1973-11-28
JPS5820456A (ja) * 1981-07-02 1983-02-05 Hitachi Cable Ltd インク濃度管理方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4891237A (ja) * 1972-03-07 1973-11-28
JPS5820456A (ja) * 1981-07-02 1983-02-05 Hitachi Cable Ltd インク濃度管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6133631U (ja) 1986-02-28

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