JPH0732918U - リニアリティーコイル - Google Patents

リニアリティーコイル

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JPH0732918U
JPH0732918U JP7116093U JP7116093U JPH0732918U JP H0732918 U JPH0732918 U JP H0732918U JP 7116093 U JP7116093 U JP 7116093U JP 7116093 U JP7116093 U JP 7116093U JP H0732918 U JPH0732918 U JP H0732918U
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
core
magnetic
wound
linearity
Prior art date
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Pending
Application number
JP7116093U
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English (en)
Inventor
功 本橋
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、形状が小さく、重量も軽く、永久
磁石を固定する磁石固定用外装部品のいらないリニアリ
ティコイルを提供する。 【構成】 2つの鍔11に区切られた巻溝12を有する
コア13の片方の鍔11に端子14を設け、巻溝12に
コイル15を巻き、コイル15の末端はそれぞれ端子1
4に接続されている。そして、端子14の先端が露呈す
るようにコイル15が巻かれたコア13を磁性体16で
封止してある。さらに、磁性体16を磁界発生装置によ
って発生させた所望の強さの磁界の中に置いて着磁す
る。 【効果】 コイルが巻かれたコアを磁性体で封止し、着
磁してあるのでコアの鍔に永久磁石を固定する必要がな
い。従って、形状を小さくでき、重量も軽くできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受信機、テレビカメラ、ディスプレイ等において、水 平偏向の直線性を得るのに用いられるリニアリティーコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来のリニアリティーコイルの断面図である。 従来のリニアリティーコイルは、鍔31、32と該鍔31、32に区切られた 巻溝33を有するドラム型コア34の巻溝33にコイル35が巻回され、コイル 35の両末端が一方の鍔31に植設された端子36の付け根にそれぞれからげら れている。そして、他方の鍔32には永久磁石37が、筒状の熱収縮性のチュー ブ等からなる磁石固定用外装部品38をドラム型コア34と永久磁石37に被せ ることにより固定されている。 ドラム型コア34に固定される永久磁石37は、テレビジョン受信機等の機種 に応じて選定され、この永久磁石37によりドラム型コア34に所定のバイアス 磁界を与え、水平偏向の直線性を得るようにしている。 近年、テレビジョン受信機等に大きな画面のブラウン管が利用されるようにな ったのに伴い、水平偏向の直線性を得るためには永久磁石を大きくし、ドラム型 コアに大きなバイアス磁界をかけることが要求されている。
【0003】 このようなリニアリティーコイルは、コア34の鍔32に永久磁石37を固定 しているので形状が大きく、重量も重いという問題があった。また、永久磁石3 7をコア34に固定するためには磁石固定用外装部品38が必要となり、製造コ ストが高くなるという問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、形状が小さく、重量も軽く、永久磁石を固定する磁石固定用 外装部品のいらないリニアリティーコイルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のリニアリティーコイルは、鍔と該鍔に区切られた巻溝を有するコア、 該コアの鍔に設けられた端子、該コアの巻溝に巻かれ端子に接続されたコイルを 有し、コイルが巻かれたコアが磁性粉末を混入した接着剤からなる磁性体や、磁 性粉末を混入した樹脂からなる磁性体で封止され、該磁性体が着磁されているこ とを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案のリニアリティーコイルは、鍔と該鍔に区切られた巻溝を有するコアの 巻溝にコイルを巻回し、コイルの末端を鍔に設けられた端子に接続してあり、該 コアとコイルが磁性粉末を混入した接着剤からなる磁性体や、磁性粉末を混入し た樹脂からなる磁性体で封止された後、磁界中にコイルが巻かれたコアを封止し た磁性体を置いて、磁性体を着磁したものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のリニアリティーコイルの実施例を示す図1、図2を参照しなが ら説明する。図1は本考案のリニアリティーコイルの第1の実施例を示す断面図 、図2は本考案のリニアリティーコイルの第2の実施例を示す断面図である。 図1において、11は鍔、12は巻溝、13はドラム型コア、14は端子、1 5はコイル、16は磁性体である。 2つの鍔11と、その鍔11に区切られた巻溝12を有するドラム型コア13 の片方の鍔11には、ピン状の金属からなる端子14が設けてある。巻溝12に はコイル15が巻かれ、コイル15の末端が端子14にそれぞれ接続されている 。そして、このコイル15が巻かれたドラム型コア13をフェライト系や電気分 解鉄などの磁性粉末を混入したエポキシ系の接着剤からなる磁性体16で端子1 4の先端が露呈するように封止し、磁性体16を着磁してある。
【0008】 図2は本考案のリニアリティーコイルの第2の実施例を示す断面図である。図 2において、21は鍔、22は巻溝、23はドラム型コア、24は端子、25は コイル、26は磁性体である。 2つの鍔21と鍔21に区切られた巻溝22を有するコア23の両方の鍔21 にそれぞれピン状の端子24が設けられている。巻溝22には、コイル25が巻 かれ、コイル25の末端がピン状の端子24にそれぞれ接続されている。そして 、このコイル25が巻かれたドラム型コア23を、ピン状の端子24の先端が露 呈するようにフェライト系や電気分解鉄などの磁性粉末を混入したエポキシ系の 接着剤からなる磁性体26で封止してある。コイル25が巻かれたドラム型コア 23を封止している磁性体26は、磁界発生装置で発生させた所望の磁界中に置 いて着磁してある。
【0009】 この様なリニアリティーコイルは、ドラム型コアの巻溝にコイルを巻き、コイ ルの末端をそれぞれ端子にからげ、半田で接続する。次に、このコイルが巻かれ たドラム型コアを、金型内に収容し、端子の先端が露呈するようにフェライト系 や電気分解鉄などの磁性粉末を混入したエポキシ系の接着剤を金型に流しこむこ とにより磁性体で封止する。 そして、コイルが巻かれたドラム型コアを封止した磁性体を、磁界発生装置で 発生させた所望の強さの磁界中に置いて、磁性体を着磁させる。
【0010】 以上、本考案のリニアリティーコイルの実施例を述べたが、これらの実施例に 限られるものではない。例えば、コアの鍔は3つ以上あってもよい。また、端子 は板状の金属からなる面接続用端子でもよい。さらに、コイルが巻かれたドラム 型コアを、磁性体で封止する方法としては、フェライト系や電気分解鉄などの磁 性粉末を混入したエポキシ系の接着剤をためこんだ容器の中に付け込む方法もあ る。なお、磁性体は、フェライト系や電気分解鉄などの磁性粉末を混入したポリ エチレンテレクタレートやポリプロピレンなどの樹脂でもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上述べたような本考案のリニアリティーコイルは、コイルが巻かれたドラム 型コアを磁性体で封止し、磁性体が着磁してあるのでコアの鍔に永久磁石を固定 する必要がない。従って、リニアリティーコイルの形状を小さくでき、重量も軽 量化できる。また、磁石固定用外部部品も不要になるので製造コストを低くおさ えることができる。さらに、ドラム型コアの鍔の部分の磁性体を厚くしたり、磁 性体を強く着磁したりすることによりドラム型コアに大きなバイアス磁界をかけ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のリニアリティーコイルの第1の実施
例を示す断面図である。
【図2】 本考案のリニアリティーコイルの第2の実施
例を示す断面図である。
【図3】 従来のリニアリティーコイルの断面図であ
る。
【符号の説明】
11 鍔 12 巻溝 13 ドラム型コア 14 端子 15 コイル 16 磁性体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍔と該鍔に区切られた巻溝を有するコ
    ア、該コアの鍔に設けられた端子、該コアの巻溝に巻か
    れ該端子に接続されたコイルを有し、コイルが巻かれた
    コアが磁性体で封止され、該磁性体が着磁されているこ
    とを特徴とするリニアリティーコイル。
  2. 【請求項2】 該磁性体は、磁性粉末を混入した接着剤
    である請求項1記載のリニアリティーコイル。
  3. 【請求項3】 該磁性体は、磁性粉末を混入した樹脂で
    ある請求項1記載のリニアリティーコイル。
JP7116093U 1993-12-03 1993-12-03 リニアリティーコイル Pending JPH0732918U (ja)

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JP7116093U JPH0732918U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 リニアリティーコイル

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JP7116093U Pending JPH0732918U (ja) 1993-12-03 1993-12-03 リニアリティーコイル

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006114536A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Nec Tokin Corp 線輪部品およびその製造方法
WO2016208476A1 (ja) * 2015-06-25 2016-12-29 株式会社ワコム 磁心コイルおよび電子ペン

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