JPH0732914U - 高周波コイルおよびその調整用ドライバ - Google Patents

高周波コイルおよびその調整用ドライバ

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JPH0732914U
JPH0732914U JP6457393U JP6457393U JPH0732914U JP H0732914 U JPH0732914 U JP H0732914U JP 6457393 U JP6457393 U JP 6457393U JP 6457393 U JP6457393 U JP 6457393U JP H0732914 U JPH0732914 U JP H0732914U
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JP
Japan
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core
shaped core
ring
drum
cylindrical case
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Pending
Application number
JP6457393U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 戸苅
秀昭 斎藤
洋 芳澤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インダクタンスの微調整機構を内蔵し、かつ
製品の高さ寸法が小さい低背型の高周波コイルを実現す
る。 【構成】 巻線1が施されたドラム型コア2と、このコ
ア2を同心状態に内蔵し、内面に雌ネジ部4aが形成さ
れた筒型ケース4と、この筒型ケース4の内面に装着さ
れて外周面の雄ネジ6aが前記雌ネジ4aに係合し、回
転とともに前記ドラム型コア2の軸方向に変位する軸長
が前記ケース4より充分に短いリング型コア6と、筒型
ケース4の上端開口部を塞ぐように取り付けられた磁気
シールド板9とを備える。リング型コア6の上端面には
直径方向に配置された少なくとも一対のドライバ溝が形
成されている

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ドラム型コアに巻線を施した高周波コイルに関し、特に、そのイ ンダクタンス微調整のための構造とその調整作業用のドライバに関する。
【0002】
【従来の技術】
主に製造段階でのインダクタンス微調整を意図した調整機構を有する高周波コ イルとしては、図1に示す構造が代表的である。巻線1が施されているドラム型 コア2がその軸心を垂直にして端子台3上に固定されている。また端子台3には 、ドラム型コア2の外周を取り囲む形態のアルミニウム製の筒型ケース4が取り 付けられている。筒型ケース4の内面にはプレス加工により形成された雌ネジ部 4aがある。この筒型ケース4の雌ネジ部4aにキャップ型コア5がねじ込まれ ている。
【0003】 キャップ型コア5は、前記雌ネジ部4aに係合する雄ネジ部5aを外周に形成 した円筒部と、その上端を塞ぐ天井板5bとを一体に有するものであり、ドラム 型コア2に非接触の状態でこれの上部にかぶさるような配置になっている。また キャップ型コア5の天井板5bの上面には回転操作用のドライバ溝5cが形成さ れており、適宜なドライバによりキャップ型コア5を回転させると、前記ねじ結 合によりキャップ型コア5が上下に変位し、インダクタンスの微調整を行うこと ができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の高周波コイルでは、インダクタンス微調整機構を付設している ことにより、部品としての全体の高さが大きくなるという問題があった。キャッ プ型コア5はフェライト成形品であるが、ドライバ溝5cにドライバを差し込ん でコア5を回転操作するので、充分な機械的強度を持たせるために天井板5bを あまり薄くすることはできない。加えて、キャップ型コア5はケース4に対して 上下に変位するので、その許容変位内でキャップ型コア5がもっとも上方に位置 したときの全体の高さを製品寸法としなければならない。そのためケース4およ びドラム型コア2の高さに比して、製品の高さ寸法が相当大きくなってしまう。
【0005】 この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、インダ クタンスの微調整機構を内蔵し、かつ製品の高さ寸法が小さい低背型の高周波コ イルを提供することにある。また他の目的は、その高周波コイルの微調整時に使 用するドライバを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の高周波コイルは、巻線が施されたドラム型コアと、このコアを同心 状態に内蔵し、内面に雌ネジ部が形成された筒型ケースと、この筒型ケースの内 面に装着されて外周面の雄ネジが前記雌ネジに係合し、回転とともに前記ドラム 型コアの軸方向に変位する軸長が前記ケースより充分に短いリング型コアと、前 記筒型ケースの上端開口部を塞ぐように取り付けられた磁気シールド板とを備え 、前記リング型コアの上端面には直径方向に配置された少なくとも一対のドライ バ溝が形成されているものである。
【0007】 またこの考案に係るドライバは、高周波コイルの組立工程において前記磁気シ ールド板を前記ドラム型コアに取り付ける前に前記リング型コアを回転してイン ダクタンスの微調整を行うための工具であって、回転操作用のグリップ部に先端 が二股に分れた金具を有し、その二股金具の両方の先端が前記リング型コアの前 記一対のドライバ溝にはまる直線エッジに形成されているものである。
【0008】
【作用】
前記リング型コアの軸長(高さ)は前記筒型ケースの高さより充分に小さく、 前記ドラム型コアの高さの範囲内で上下に変位することでインダクタンスの微調 整が行われる。つまりリング型コアがドラム型コアより上方に飛び出ることがな い。また、前記磁気シールド板はごく薄いものでよい。従って製品全体の高さ寸 法は従来の比して相当小さくなる。
【0009】
【実施例】
図2にこの考案の一実施例による高周波コイルの構造を示している。巻線1が 施されているドラム型コア2がその軸心を垂直にして端子台3上に固定されてい る。また端子台3には、ドラム型コア2の外周を取り囲む形態のアルミニウム製 の筒型ケース4が取り付けられている。筒型ケース4の内面にはプレス加工によ り形成された雌ネジ部4aがある。この筒型ケース4の雌ネジ部4aにリング型 コア6がねじ込まれている。なお、端子台3に植設されたリード端子3aに巻線 1の端部が接続されている。
【0010】 リング型コア6の高さはドラム型コア2の高さの半分程度であり、その外周に 形成された雄ネジ部6aがケース内面の雌ネジ部4aに係合している。また、筒 型ケース4の高さはドラム型コア2の高さより少し大きい程度であり、これの内 面にねじ込まれているリング型コア6を回転させると、リング型コア6はドラム 型コア2と非接触状態で上下に変位する。
【0011】 また図3に示すように、リング型コア6の上端面には同一直径ライン上に並ぶ 一対のドライバ溝6bが形成されている。このドライバ溝6bを利用してリング 型コア6を回転させるためのドライバを図4に示している。このドライバは、回 転操作用のグリップ部7に先端が二股に分れた金具8を有し、その二股金具の両 方の先端が前記リング型コアの前記一対のドライバ溝にはまる直線エッジ8aに 形成されている。もちろん、一対の直線エッジ8aの間隔と一対のドライバ溝6 bの間隔が対応している。
【0012】 ところで図2に示すように、筒型ケース4の上端開口部は磁気シールド板9で 塞がれるが、このシールド板9をケース4に固着する前にリング型コア6の回転 によるインダクタンス微調整を行う。シールド板9を付ける前では上面にリング 型コア6のドライバ溝6bが見えている。そのドライバ溝6bに図4のドライバ の先端を合せてリング型コア6を回転させる。このようにして微調整を終了した ならば、ケース4の上端開口部に磁気シールド板9を接着してここを塞ぐ。この 磁気シールド板9としては、補強材としてのアルミニウム板の下面にフェライト シートを貼り付けたものや、アルミニウム板の下面にフェライト樹脂を層状に塗 付したものや、アルミニウム板の下面にフェライト粉を層状に吹き付けたものな どを用いる。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案の高周波コイルでは、インダクタンス微 調整用の可動部であるリング型コアには従来のような天井板はなく、リング型コ アはドラム型コアの高さの範囲内で変位することでインダクタンス微調整を行う ことができ、また筒型ケースの上端開口部を塞ぐ磁気シールド板はごく薄いもの でよく、従って製品全体の高さ寸法は従来に比して相当小さくなる。また、前記 リング型コアのドライバ溝は2箇所離れて形成されるが、この考案のドライバを 用いることでリング型コアの回転操作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の高周波コイルの構成図を示す断面図であ
る。
【図2】この考案の一実施例による高周波コイルの構成
を示す断面図である。
【図3】同上実施例におけるリング型コアの斜視図であ
る。
【図4】この考案の一実施例によるドライバの構成図で
ある。
【符号の説明】
1 巻線 2 ドラム型コア 3 端子台 4 筒型ケース 4a 雌ネジ部 5 キャップ型コア(従来) 6 リング型コア(本考案) 6a 雄ネジ部 6b ドライバ溝 7 グリップ部 8 二股金具 9 磁気シールド板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が施されたドラム型コアと、このコ
    アを同心状態に内蔵し、内面に雌ネジ部が形成された筒
    型ケースと、この筒型ケースの内面に装着されて外周面
    の雄ネジが前記雌ネジに係合し、回転とともに前記ドラ
    ム型コアの軸方向に変位する軸長が前記ケースより充分
    に短いリング型コアと、前記筒型ケースの上端開口部を
    塞ぐように取り付けられた磁気シールド板とを備え、前
    記リング型コアの上端面には直径方向に配置された少な
    くとも一対のドライバ溝が形成されていることを特徴と
    する高周波コイル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高周波コイルの組立工
    程において前記磁気シールド板を前記ドラム型コアに取
    り付ける前に前記リング型コアを回転してインダクタン
    スの微調整を行うための工具であって、回転操作用のグ
    リップ部に先端が二股に分れた金具を有し、その二股金
    具の両方の先端が前記リング型コアの前記一対のドライ
    バ溝にはまる直線エッジに形成されていることを特徴と
    する高周波コイルの調整用ドライバ。
JP6457393U 1993-12-02 1993-12-02 高周波コイルおよびその調整用ドライバ Pending JPH0732914U (ja)

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JP6457393U JPH0732914U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 高周波コイルおよびその調整用ドライバ

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JP6457393U JPH0732914U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 高周波コイルおよびその調整用ドライバ

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JPH0732914U true JPH0732914U (ja) 1995-06-16

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JP6457393U Pending JPH0732914U (ja) 1993-12-02 1993-12-02 高周波コイルおよびその調整用ドライバ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111149178A (zh) * 2017-07-25 2020-05-12 Lg伊诺特有限公司 线圈装置和包括该线圈装置的无线充电装置
CN117038262A (zh) * 2023-09-08 2023-11-10 惠州市英达特电子技术有限公司 一种注塑一体成型电感

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