JPH07329140A - 縦型被覆装置 - Google Patents
縦型被覆装置Info
- Publication number
- JPH07329140A JPH07329140A JP6147047A JP14704794A JPH07329140A JP H07329140 A JPH07329140 A JP H07329140A JP 6147047 A JP6147047 A JP 6147047A JP 14704794 A JP14704794 A JP 14704794A JP H07329140 A JPH07329140 A JP H07329140A
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- JP
- Japan
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- coating
- core material
- die
- moving
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉厚偏差の少ない、外観に優れた被覆物を容
易に得、生産性に優れた被覆装置を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明の縦型被覆装置は、芯材(2)を垂直
方向に被覆ダイ(5)中に設定した被覆速度で移動する
移動装置(3)、合成樹脂を溶融し押出す押出装置
(1)、垂直方向の芯材外周部に溶融物(4)を被覆す
る被覆ダイ(5)、移動装置(3)で保持できなくなっ
た芯材(2)を設定した被覆速度で垂直方向に移動し、
安定被覆された被覆物(6)を系外に取り出す取出装置
(7)からなる。
易に得、生産性に優れた被覆装置を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明の縦型被覆装置は、芯材(2)を垂直
方向に被覆ダイ(5)中に設定した被覆速度で移動する
移動装置(3)、合成樹脂を溶融し押出す押出装置
(1)、垂直方向の芯材外周部に溶融物(4)を被覆す
る被覆ダイ(5)、移動装置(3)で保持できなくなっ
た芯材(2)を設定した被覆速度で垂直方向に移動し、
安定被覆された被覆物(6)を系外に取り出す取出装置
(7)からなる。
Description
【0010】
【産業上の利用分野】 本発明は、縦型被覆装置に関す
る。さらに詳しくは、肉厚偏差の少ない、外観に優れた
被覆物を容易に得、生産性に優れた縦型被覆装置に関す
る。
る。さらに詳しくは、肉厚偏差の少ない、外観に優れた
被覆物を容易に得、生産性に優れた縦型被覆装置に関す
る。
【0011】
【従来の技術】 従来の被覆装置は芯材を横送りし、横
送り被覆ダイで被覆することが多い。
送り被覆ダイで被覆することが多い。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】 しかしこの横送
り被覆ダイでは、得られた被覆された被覆物の肉厚偏差
があり、肉厚偏差の少ない精度の優れたもの、外観に優
れた被覆物を得ることが困難であり、特に溶融張力の少
ない、保形性の悪い材料、条件で被覆すると、顕著に肉
厚偏差が大きくなった。本発明の目的は、前記の従来技
術の問題点を解決する事であり、均一均質な被覆をする
被覆装置を提供する事である。
り被覆ダイでは、得られた被覆された被覆物の肉厚偏差
があり、肉厚偏差の少ない精度の優れたもの、外観に優
れた被覆物を得ることが困難であり、特に溶融張力の少
ない、保形性の悪い材料、条件で被覆すると、顕著に肉
厚偏差が大きくなった。本発明の目的は、前記の従来技
術の問題点を解決する事であり、均一均質な被覆をする
被覆装置を提供する事である。
【0013】
【課題を解決する為の手段】 本発明者等は前記課題に
ついて検討を重ねた結果下記を見出した。本発明の縦型
被覆装置は、芯材(2)を被覆ダイ(5)中に設定した
被覆速度で垂直方向に移動する移動装置(3)、合成樹
脂を溶融し押出す押出装置(1)、垂直方向の芯材外周
部に溶融物(4)を被覆する被覆ダイ(5)、移動装置
(3)で保持できなくなった芯材(2)を設定した被覆
速度で垂直方向に移動し、安定被覆された被覆物(6)
を系外に取り出す取出装置(7)からなり、筒状の芯材
(2)と筒状の芯材外周部の溶融物(4)との間を減圧
しながら被覆する被覆ダイ(5)を用いる上記装置であ
る。
ついて検討を重ねた結果下記を見出した。本発明の縦型
被覆装置は、芯材(2)を被覆ダイ(5)中に設定した
被覆速度で垂直方向に移動する移動装置(3)、合成樹
脂を溶融し押出す押出装置(1)、垂直方向の芯材外周
部に溶融物(4)を被覆する被覆ダイ(5)、移動装置
(3)で保持できなくなった芯材(2)を設定した被覆
速度で垂直方向に移動し、安定被覆された被覆物(6)
を系外に取り出す取出装置(7)からなり、筒状の芯材
(2)と筒状の芯材外周部の溶融物(4)との間を減圧
しながら被覆する被覆ダイ(5)を用いる上記装置であ
る。
【0014】 本発明の押出装置(1)は、合成樹脂
を溶融し押出すものであり、一軸でも二軸でもよく、同
方向または異方向の二軸でもよく、ベント機構の有るも
のでもよく無てもよい、急圧縮でもよく緩圧縮でもよ
い、オリフィスを有してもよく無てもよい。押出を安定
にするためギヤポンプを用いてもよい。更にはデッドゾ
ーンの少ない、置換性の高い、シアー発熱の少ない機構
が必要で、具体的には通常用いられる範囲の緩圧縮型
(圧縮比1.2〜3=供給部/計量部の有効断面積比)
ベント付異方向二軸押出装置にギヤポンプ併用等が望ま
しい。
を溶融し押出すものであり、一軸でも二軸でもよく、同
方向または異方向の二軸でもよく、ベント機構の有るも
のでもよく無てもよい、急圧縮でもよく緩圧縮でもよ
い、オリフィスを有してもよく無てもよい。押出を安定
にするためギヤポンプを用いてもよい。更にはデッドゾ
ーンの少ない、置換性の高い、シアー発熱の少ない機構
が必要で、具体的には通常用いられる範囲の緩圧縮型
(圧縮比1.2〜3=供給部/計量部の有効断面積比)
ベント付異方向二軸押出装置にギヤポンプ併用等が望ま
しい。
【0015】 被覆される芯材は、数本蓄えられ、蓄え
られた芯材から1本を移動装置(3)に差し込む。本発
明の移動装置(3)は、芯材(2)を被覆ダイ(5)中
に任意の被覆速度で移動し、芯材(2)を垂直方向に移
動する。本発明例の移動装置(3)は、芯材(2)を挟
んで被覆ダイ(5)中を被覆速度で移動する定速ニップ
ロール(11)と、次の芯材(2’)を定速ニップロー
ル(11)に隙間なく送り出す可変速ニップロール(1
2)からなり、被覆ダイ(5)の上部にある。可変速ニ
ップロール(12)は、次の芯材(2’)を高速に送り
出し、定速被覆中の芯材(2)と高速の次の芯材
(2’)が接触した時点で速度が低下し設定した被覆速
度になり、前の芯材(2)と次の芯材(2’)が隙間無
く連続する。このため可変速ニップロール(12)に
は、そのロールとその駆動モーターとの間に可変トルク
機構を経て駆動される。また定速ニップロール(11)
と可変速ニップロール(12)は、芯材の移動を確実に
するため、複数組みのロールでもよい。順次繰り出され
た次の芯材(2’)が定速被覆中の芯材(2)との接触
する位置は、芯材(2)外周部に溶融物(4)を被覆す
る以前であればよいが、被覆ダイ(5)のゴムリング
(30)以前であれば減圧が機能し望ましい。
られた芯材から1本を移動装置(3)に差し込む。本発
明の移動装置(3)は、芯材(2)を被覆ダイ(5)中
に任意の被覆速度で移動し、芯材(2)を垂直方向に移
動する。本発明例の移動装置(3)は、芯材(2)を挟
んで被覆ダイ(5)中を被覆速度で移動する定速ニップ
ロール(11)と、次の芯材(2’)を定速ニップロー
ル(11)に隙間なく送り出す可変速ニップロール(1
2)からなり、被覆ダイ(5)の上部にある。可変速ニ
ップロール(12)は、次の芯材(2’)を高速に送り
出し、定速被覆中の芯材(2)と高速の次の芯材
(2’)が接触した時点で速度が低下し設定した被覆速
度になり、前の芯材(2)と次の芯材(2’)が隙間無
く連続する。このため可変速ニップロール(12)に
は、そのロールとその駆動モーターとの間に可変トルク
機構を経て駆動される。また定速ニップロール(11)
と可変速ニップロール(12)は、芯材の移動を確実に
するため、複数組みのロールでもよい。順次繰り出され
た次の芯材(2’)が定速被覆中の芯材(2)との接触
する位置は、芯材(2)外周部に溶融物(4)を被覆す
る以前であればよいが、被覆ダイ(5)のゴムリング
(30)以前であれば減圧が機能し望ましい。
【0016】 本発明の取出装置(7)は、被覆物
(6)が被覆ダイ(5)から出て移動装置(3)で保持
できなくなり落下する前に保持し、移動装置(3)で保
持できなくなった以後の芯材の被覆速度を決める。取出
装置(7)は、芯材の上端まで安定被覆した後被覆物
(6)を系外に取り出し、本発明例では、取り出しバー
(14)を中心に180度回転し系外に取り出す。取出
装置(7)による被覆速度は、取り出しバー(14)に
ネジが切られ、これを回転することで保持具(13)の
速度を決めてもよく、取り出しバー(14)がスクリュ
ータイプでもよく、ラックとピニオンによる速度決定で
もよい。保持具(13)は、被覆物(6)を外側から把
持しもよく、試験管バサミでもよく、管状の被覆物
(6)の内径を保持してもよい。また取出装置(7)
は、被覆ダイ(5)1台に対し2台以上であってもよ
く、2台以上あると定速被覆用のほか、切り替え待機用
とに使い分けられ、被覆物(6)が落下することなく待
機時間が長くなり生産性がよくなる。
(6)が被覆ダイ(5)から出て移動装置(3)で保持
できなくなり落下する前に保持し、移動装置(3)で保
持できなくなった以後の芯材の被覆速度を決める。取出
装置(7)は、芯材の上端まで安定被覆した後被覆物
(6)を系外に取り出し、本発明例では、取り出しバー
(14)を中心に180度回転し系外に取り出す。取出
装置(7)による被覆速度は、取り出しバー(14)に
ネジが切られ、これを回転することで保持具(13)の
速度を決めてもよく、取り出しバー(14)がスクリュ
ータイプでもよく、ラックとピニオンによる速度決定で
もよい。保持具(13)は、被覆物(6)を外側から把
持しもよく、試験管バサミでもよく、管状の被覆物
(6)の内径を保持してもよい。また取出装置(7)
は、被覆ダイ(5)1台に対し2台以上であってもよ
く、2台以上あると定速被覆用のほか、切り替え待機用
とに使い分けられ、被覆物(6)が落下することなく待
機時間が長くなり生産性がよくなる。
【0017】 本発明例では、移動装置(3)を被覆ダ
イ(5)の上部、取出装置(7)を下部とする縦型被覆
装置で説明したが、発明の趣旨を損なわない範囲で逆で
あってもよい。本発明の被覆ダイ(5)例として図2に
示すことができ縦型に配置され、これにより詳細に説明
する。被覆ダイ(5)は、溶融物入り口(21)、スパ
イラル流路(22)、チョーク(絞り)(23)、マニ
ュホールド(溜まり)(24)、厚み調整リング(2
8)、Land(ダイ出口隙間平行直線長さ)部(2
6)、Gap(ダイ出口隙間)(25)がある。Lan
d(ダイ出口隙間平行直線長さ)部(26)内壁及びL
and部周辺面を接触角120°以下濡れ張力20dy
ne/cm以下のポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などで被覆するのが望ましい。芯材(2)とダイか
ら押出された組成溶融物(4)の間を減圧とする減圧機
構(29)をダイの上部に設置すると、芯材(2)に溶
融物(4)が密着した被覆物(6)となり、”ふくれ”
が減少できる。ゴムリング(30)を、取り付けること
により減圧を確実にでき、ゴムリング(30)を、数枚
重ね取り付けると減圧もれを少なくできる。
イ(5)の上部、取出装置(7)を下部とする縦型被覆
装置で説明したが、発明の趣旨を損なわない範囲で逆で
あってもよい。本発明の被覆ダイ(5)例として図2に
示すことができ縦型に配置され、これにより詳細に説明
する。被覆ダイ(5)は、溶融物入り口(21)、スパ
イラル流路(22)、チョーク(絞り)(23)、マニ
ュホールド(溜まり)(24)、厚み調整リング(2
8)、Land(ダイ出口隙間平行直線長さ)部(2
6)、Gap(ダイ出口隙間)(25)がある。Lan
d(ダイ出口隙間平行直線長さ)部(26)内壁及びL
and部周辺面を接触角120°以下濡れ張力20dy
ne/cm以下のポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などで被覆するのが望ましい。芯材(2)とダイか
ら押出された組成溶融物(4)の間を減圧とする減圧機
構(29)をダイの上部に設置すると、芯材(2)に溶
融物(4)が密着した被覆物(6)となり、”ふくれ”
が減少できる。ゴムリング(30)を、取り付けること
により減圧を確実にでき、ゴムリング(30)を、数枚
重ね取り付けると減圧もれを少なくできる。
【0018】 押出装置または被覆ダイに固定か連続方
式のスクリーンパックによる濾過があると異物などを除
き被覆物表面の平滑性を増すことができる。300〜5
00meshのスクリーンパックを取り付けると、異物
の流出が低減でき好ましく、粗いとブツを除くことがで
きず、細かいと押出背圧がかかりすぎる。特に300m
esh以上が好ましく、異物が押出成形品に混入せず、
平滑である。
式のスクリーンパックによる濾過があると異物などを除
き被覆物表面の平滑性を増すことができる。300〜5
00meshのスクリーンパックを取り付けると、異物
の流出が低減でき好ましく、粗いとブツを除くことがで
きず、細かいと押出背圧がかかりすぎる。特に300m
esh以上が好ましく、異物が押出成形品に混入せず、
平滑である。
【0019】 Land(ダイ出口隙間平行直線長さ)
部(26)内壁及びLand部周辺部を被覆する、接触
角120°以下濡れ張力20dyne/cm以下の物質
としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テ
トラフルオロエチレン〜パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン〜
ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラ
フルオロエチレン〜エチレン共重合体(ETFE)等が
挙げられる。接触角120°以下濡れ張力20dyne
/cm以下の物質で被覆すると、スケールが付かず、押
出成形品の表面に縦スジなく表面外観が良好となる。ダ
イLand/Gapが10〜100であると整流機能を
発揮し、厚み偏差は±20%以下になり、メルトフラク
チャー(流線破壊)がなく、表面外観が良好となる。芯
材(20)とスリーブ状溶融物(4)の間を減圧とする
ための減圧機構(29)を付け、ると、フクレがなくよ
り表面均一となる。
部(26)内壁及びLand部周辺部を被覆する、接触
角120°以下濡れ張力20dyne/cm以下の物質
としてはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テ
トラフルオロエチレン〜パーフルオロアルキルビニルエ
ーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン〜
ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラ
フルオロエチレン〜エチレン共重合体(ETFE)等が
挙げられる。接触角120°以下濡れ張力20dyne
/cm以下の物質で被覆すると、スケールが付かず、押
出成形品の表面に縦スジなく表面外観が良好となる。ダ
イLand/Gapが10〜100であると整流機能を
発揮し、厚み偏差は±20%以下になり、メルトフラク
チャー(流線破壊)がなく、表面外観が良好となる。芯
材(20)とスリーブ状溶融物(4)の間を減圧とする
ための減圧機構(29)を付け、ると、フクレがなくよ
り表面均一となる。
【0020】 溶融物は、押出性のある材料であればよ
く、材料を限定するものではない。被覆成形条件は、そ
の材料の一般的な押出条件が選ばれ、特定するものでは
ない。被覆物の肉厚は、芯材は必要に応じて設定され、
断面は円形に限定されるものではないが、筒状、円形筒
状が均一肉厚になるので好ましい。
く、材料を限定するものではない。被覆成形条件は、そ
の材料の一般的な押出条件が選ばれ、特定するものでは
ない。被覆物の肉厚は、芯材は必要に応じて設定され、
断面は円形に限定されるものではないが、筒状、円形筒
状が均一肉厚になるので好ましい。
【0021】
【作用】 本発明の管被覆装置の作用を本発明例で説明
する。図2参照。 1)外径45φ内径40φ長さ1mの芯材を縦向き移動
装置(3)の可変速ニップロール(12)にさし込み、
芯材を高速の移動速度4M/minで送り出す。 2)定速被覆中の前の芯材(2)に接触した時点で可変
速ニップロール(12)の速度が低下し、前の芯材
(2)と次の芯材(2’)が同速になり定トルクで押付
け合い隙間無く連続する。このことによって安定した均
一な被覆が可能となる。芯材(2)の被覆速度は、始め
定速ニップロール(11)で設定され、取出装置で保持
されてからは定速ニップロール(11)と取出装置
(7)とで設定され、定速ニップロール(11)で保持
できなくなる迄に芯材の上端まで安定被覆するまで取出
装置(7)で設定される。本例では被覆速度1.5M/
minで被覆した。
する。図2参照。 1)外径45φ内径40φ長さ1mの芯材を縦向き移動
装置(3)の可変速ニップロール(12)にさし込み、
芯材を高速の移動速度4M/minで送り出す。 2)定速被覆中の前の芯材(2)に接触した時点で可変
速ニップロール(12)の速度が低下し、前の芯材
(2)と次の芯材(2’)が同速になり定トルクで押付
け合い隙間無く連続する。このことによって安定した均
一な被覆が可能となる。芯材(2)の被覆速度は、始め
定速ニップロール(11)で設定され、取出装置で保持
されてからは定速ニップロール(11)と取出装置
(7)とで設定され、定速ニップロール(11)で保持
できなくなる迄に芯材の上端まで安定被覆するまで取出
装置(7)で設定される。本例では被覆速度1.5M/
minで被覆した。
【0022】3)圧縮比2の緩圧縮型異方向20φのベ
ント付き二軸押出装置にギヤポンプを併用し固定の50
0meshスクリーンパックを用いた押出装置に、ポリ
イミド前駆体のペレット材料を投入し、押出温度80
℃、押出量1Kg/Hr溶融し押し出した。 4)押出物は、ギヤポンプの先の46φの中空孔を有す
るクロスヘッド被覆ダイ(5)の入り口(21)からダ
イ内に入り、スパイラル流路、マニュホールド(溜
り)、チョーク(絞り)、厚み調整リング、Gap0.
5mm、Land35mm、Land部内面とLand
部周辺部をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)3
0μで被覆した被覆ダイを経由し、Gap(ダイ出口隙
間)(25)から整流された溶融物(4)が出てくる。
ント付き二軸押出装置にギヤポンプを併用し固定の50
0meshスクリーンパックを用いた押出装置に、ポリ
イミド前駆体のペレット材料を投入し、押出温度80
℃、押出量1Kg/Hr溶融し押し出した。 4)押出物は、ギヤポンプの先の46φの中空孔を有す
るクロスヘッド被覆ダイ(5)の入り口(21)からダ
イ内に入り、スパイラル流路、マニュホールド(溜
り)、チョーク(絞り)、厚み調整リング、Gap0.
5mm、Land35mm、Land部内面とLand
部周辺部をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)3
0μで被覆した被覆ダイを経由し、Gap(ダイ出口隙
間)(25)から整流された溶融物(4)が出てくる。
【0023】5)被覆ダイ(5)を通過した芯材(2)
に溶融物(4)を被覆する。減圧機構(29)により5
00mmAqの減圧下とすることで芯材(2)と溶融物
(4)の間が減圧され、密着した被覆物(6)とな
り、”ふくれ”が減少できる。 6)芯材の上端まで安定被覆した後、取出装置(7)は
高速に移動し、取り出しバー(14)を中心に180度
回転し系外に被覆物(6)を取り出すまで待機する。予
備の取出装置(7)があると待機時間が長くできる。 7)被覆物(6)を取り出した後、取出装置(7)は被
覆中の被覆物(6)を保持するために復帰する。 8)8時間の被覆押出しても、安定して連続製造でき、
生産性も良好であり、厚み偏差±11%、外観良好な均
一均質なポリイミド前駆体被覆物を得た。
に溶融物(4)を被覆する。減圧機構(29)により5
00mmAqの減圧下とすることで芯材(2)と溶融物
(4)の間が減圧され、密着した被覆物(6)とな
り、”ふくれ”が減少できる。 6)芯材の上端まで安定被覆した後、取出装置(7)は
高速に移動し、取り出しバー(14)を中心に180度
回転し系外に被覆物(6)を取り出すまで待機する。予
備の取出装置(7)があると待機時間が長くできる。 7)被覆物(6)を取り出した後、取出装置(7)は被
覆中の被覆物(6)を保持するために復帰する。 8)8時間の被覆押出しても、安定して連続製造でき、
生産性も良好であり、厚み偏差±11%、外観良好な均
一均質なポリイミド前駆体被覆物を得た。
【0024】
【発明の効果】 本発明は、特定された縦型被覆装置な
ので、被覆を安定して連続製造でき、生産性も良好であ
った。その被覆物は、好外観で、従来の横型被覆装置の
厚み偏差は±60%に対し本発明の縦型被覆装置での厚
み偏差は±11%で偏肉の少ない均一均質なものであっ
た。
ので、被覆を安定して連続製造でき、生産性も良好であ
った。その被覆物は、好外観で、従来の横型被覆装置の
厚み偏差は±60%に対し本発明の縦型被覆装置での厚
み偏差は±11%で偏肉の少ない均一均質なものであっ
た。
【0025】
【図1】 本発明の縦型被覆装置の概念説明側面図
【図2】 本発明の被覆ダイの概念説明断面図
1−押出装置 2−芯材 3−移動装置 4−溶融物 5−被覆ダイ 6−被覆物 7−取出装置
Claims (2)
- 【請求項1】 芯材(2)を垂直方向に被覆ダイ(5)
中に設定した被覆速度で移動する移動装置(3)、合成
樹脂を溶融し押出す押出装置(1)、垂直方向の芯材外
周部に溶融物(4)を被覆する被覆ダイ(5)、移動装
置(3)で保持できなくなった芯材(2)を設定した被
覆速度で垂直方向に移動し、安定被覆された被覆物
(6)を系外に取り出す取出装置(7)からなる縦型被
覆装置。 - 【請求項2】 筒状の芯材(2)と筒状の芯材外周部の
溶融物(4)との間を減圧しながら被覆する被覆ダイ
(5)を用いる請求項1の縦型被覆装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6147047A JPH07329140A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 縦型被覆装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6147047A JPH07329140A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 縦型被覆装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329140A true JPH07329140A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15421308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6147047A Pending JPH07329140A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 縦型被覆装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07329140A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005227754A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Canon Inc | 導電性ローラの製造方法及び導電性ローラの製造装置 |
CN112895376A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-06-04 | 杨辉 | 一种立式推挤机 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP6147047A patent/JPH07329140A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005227754A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-08-25 | Canon Inc | 導電性ローラの製造方法及び導電性ローラの製造装置 |
JP4731914B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2011-07-27 | キヤノン株式会社 | 導電性ローラの製造方法及び導電性ローラの製造装置 |
CN112895376A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-06-04 | 杨辉 | 一种立式推挤机 |
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