JPH0732863A - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

自動車用空気調和装置

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Publication number
JPH0732863A
JPH0732863A JP17634593A JP17634593A JPH0732863A JP H0732863 A JPH0732863 A JP H0732863A JP 17634593 A JP17634593 A JP 17634593A JP 17634593 A JP17634593 A JP 17634593A JP H0732863 A JPH0732863 A JP H0732863A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
water temperature
cooling water
door
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17634593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Fukumizu
達治 福泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17634593A priority Critical patent/JPH0732863A/ja
Publication of JPH0732863A publication Critical patent/JPH0732863A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン高負荷時にエアインテークを内気循
環に切換えてエンジン負荷を軽減し、エンジンの耐熱性
能の向上を図る。 【構成】 水温センサ21と回転数センサ22との検出
信号にもとづいて、エンジン高負荷時に制御回路23を
介してドアアクチュエータ24を作動し、エアインテー
クドア3を強制的に内気循環位置に切換えるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用空気調和装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車にあっては、車載した空気調和装
置の作動負荷がエンジン冷却水温やエンジン油温に大き
な影響を与えることは周知の通りである。
【0003】そこで、空気調和装置の稼働中におけるエ
ンジンの耐熱性能の向上を図るため、例えば実開昭57
−108412号公報に示されているように、エンジン
冷却水温を検出して、エンジン冷却水温がある所定温度
に至ると、エアインテークドアを内気循環に切換えてエ
ンジンの負荷を軽減し、エンジン冷却水温を低下させる
ようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにエ
ンジン冷却水温の情報のみで空気調和装置のエアインテ
ークドアの切換え制御を行うため、エンジン冷却水温低
減効果は得られるとしても、エンジンの運転状態によっ
てはエンジン冷却水温が低くてもエンジン油温が高い場
合(エンジン高回転時)もあり、このような場合に対処
するためには、前述のエアインテークドアの切換え時期
を決定する検出設定水温を低く必要がある。
【0005】ところが、エンジン冷却水の検出設定温度
を低くしてしまうと、前記制御システムの作動頻度が高
くなって、空気調和装置の性能から考えると好ましいも
のとは云えない。
【0006】このような不具合を解消するためには、エ
ンジン冷却水温とエンジン油温の両方を検出して前記制
御を行わせればよいのであるが、この場合、水温センサ
の他に高価な油温センサが必要となってコスト的に不利
となってしまう。
【0007】そこで、本発明はもともとエンジンコント
ロールユニットの作動トリガ信号を取出すために用いら
れている水温センサおよび回転数センサを有効利用し
て、水温センサと油温センサとを併用してエアインテー
ク制御を行わる場合と等価の機能を発揮できて、エンジ
ン高負荷時のエンジン耐熱性能の向上を図ることができ
る自動車用空気調和装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】エンジン冷却水温を検出
する水温センサの検出信号と、エンジン回転数を検出す
る回転数センサの検出信号とにもとづいて、エンジン冷
却水温とエンジン回転数とが所定の条件となるエンジン
高負荷時に、制御回路を介してドアアクチュエータを作
動して、エアインテークドアを強制的に内気循環位置に
切換えるドア切換手段を設けてある。
【0009】
【作用】エンジン冷却水温とエンジン回転数とが所定の
条件に揃うと、水温センサと回転数センサとの協働の下
に制御回路を介してドアアクチュエータが作動され、エ
アインテークドアが強制的に内気循環位置に切換えられ
る。
【0010】これにより、エンジン負荷が軽減されて、
エンジン冷却水温およびエンジン油温が低下する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0012】図1はエアコンユニットを示すもので、1
は外気入口、2は内気入口、3はこれら外,内気入口
1,2を開閉して、外気導入又は内気導入に切換えるエ
アインテークドア、4はブロワ、5はブロワ4の後流に
設置したエバポレータ、6はエバポレータ5の後流に設
置したヒータコア、7はエアミックスドアを示す。
【0013】9,10,11はヒータコア6の後流のエ
アミックスチャンバ8に連通して設けたフット吹出口,
ベント吹出口,デフロスタ吹出口を示し、それぞれフッ
トドア12,ベントドア13,デフドア14を備えてい
る。
【0014】そして、前記エアインテークドア3に、エ
ンジン冷却水温を検出する水温センサ21の検出信号
と、エンジン回転数を検出する回転数センサ22の検出
信号とにもとづいて、エンジン冷却水温とエンジン回転
数とが所定の条件となるエンジン高負荷時に、制御回路
23を介してドアアクチュエータ24を作動して、エア
インテークドア3を強制的に内気循環位置に切換えるド
ア切換手段20を設けてある。
【0015】ここで、一般にエンジンは図2に示すよう
にエンジン回転数とエンジン油・水温差との特性が線形
となるように設定されている。
【0016】このエンジン特性から、例えばトップギヤ
走行時における車速と、エアインテークドア3を切換え
た時のエンジン冷却水温,エンジン油温との関係を考察
すると図3に示すようになる。
【0017】図3において、aは外気温30℃において
外気導入(Fre)から内気循環(Rec)に切換えた
時のエンジン冷却水温の変化を、およびbは外気温40
℃において外気導入から内気循環に切換えた時のエンジ
ン冷却水温の変化を示している。
【0018】また、同図中cは外気温30℃において外
気導入から内気循環に切換えた時のエンジン油温の変化
を、およびdは外気温40℃において外気導入から内気
循環に切換えた時のエンジン油温の変化を示している。
【0019】これらの特性に示されるように、エンジン
回転数が上昇すると、エンジン冷却水温とエンジン油温
とは一義的な関係となることから、エンジン冷却水温と
エンジン回転数とを検出して、エンジン高負荷時にこれ
らエンジン冷却水温とエンジン回転数とが所定の条件に
至った時に、エアコンユニットの導入空気を内気循環に
強制的に切換えることにより、エンジン負荷を軽減し
て、エンジン冷却水温の低下と共にエンジン油温を低下
させて、エンジンの耐熱性を向上できることが理解され
る。
【0020】そこで、本実施例では前述の特性にもとづ
いて、例えば表1に示すエンジン冷却水温−エンジン回
転数の関係において、エンジン冷却水温とエンジン回転
数とが所定の条件となってON領域に至った時に、水温
センサ21,回転数センサ22の検出信号により、制御
回路23よりドアアクチュエータ24にオン信号を出力
させ、該ドアアクチュエータ24を作動させてエアイン
テークドア3を内気循環位置に切換えるようにしてい
る。
【0021】
【表1】
【0022】ここで、前記回転数センサ22は1秒に1
回の割でエンジン回転数をサンプリングするものとし、
また、制御回路23では30秒間に亘ってサンプリング
されたエンジン回転数の平均値をとって回転数判定を行
い、微妙に変化するエンジン回転数によりドアアクチュ
エータ24の制御作動が不安定となることがないように
してある。
【0023】図4は前述の表1に示したON領域を線図
化して示すもので、T1,T2はエアインテークドア3の
切換水温Tcの検出温度範囲を示している。
【0024】従って、この実施例によればエンジン冷却
水温がT1〜T2の範囲Tcにある時に、エンジン回転数
が所定の回転数に至ると、エアインテークドア3が外気
導入位置から内気導入位置に強制的に切換えられて、図
5に示すようにエアコンユニットへの導入空気を外気導
入(Fre)から内気循環(Rec)に切換え、エンジ
ン負荷を軽減させてエンジン冷却水温,エンジン油温を
低下させ、エンジンの耐熱性能を向上させることができ
る。
【0025】また、この内気循環への切換えによりエン
ジン冷却水温が低下してOFF領域に至ると、制御回路
23によりドアアクチュエータ24にOFF信号が出力
されてエアインテークドア3を外気導入位置へ復帰さ
せ、外気導入に切換える。
【0026】なお、本発明はマニュアル操作タイプのも
のは勿論、フルオートエアコン,セミオートエアコンに
適用できることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
冷却水温とエンジン回転数の検出結果にもとづいて、所
定の条件となるエンジン高負荷時にエアインテークドア
を強制的に内気循環位置へ切換えて、エンジン負荷を軽
減させることができ、この結果、エンジン冷却水温の低
下と共にエンジン油温を低下させてエンジンの耐熱性を
向上させることができる。
【0028】しかも、前述のエンジン冷却水温とエンジ
ン回転数の検出は、もともとエンジンコントロールユニ
ットに用いられている水温センサ,回転数センサを有効
利用できるから、コストアップを伴うことなく油温セン
サを用いた場合と等価の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエアコンユニットを示す説
明図。
【図2】エンジン回転数−エンジン油・水温差の特性を
示すグラフ。
【図3】車速−エンジン油・水温の特性を示すグラフ。
【図4】エアインテークドアの作動特性図。
【図5】内,外気導入切換えの温度範囲を示す説明図。
【符号の説明】
3…エアインテークドア 20…ドア切換手段 21…水温センサ 22…回転数センサ 23…制御回路 24…ドアアクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却水温を検出する水温センサ
    の検出信号と、エンジン回転数を検出する回転数センサ
    の検出信号とにもとづいて、エンジン冷却水温とエンジ
    ン回転数とが所定の条件となるエンジン高負荷時に、制
    御回路を介してドアアクチュエータを作動して、エアイ
    ンテークドアを強制的に内気循環位置に切換えるドア切
    換手段を設けたことを特徴とする自動車用空気調和装
    置。
JP17634593A 1993-07-16 1993-07-16 自動車用空気調和装置 Pending JPH0732863A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17634593A JPH0732863A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17634593A JPH0732863A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動車用空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0732863A true JPH0732863A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16011974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17634593A Pending JPH0732863A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動車用空気調和装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0732863A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5934923A (en) * 1996-04-22 1999-08-10 Sumitomo Wiring Ststems, Ltd. Terminal metal fitting assembling structure
JP2007022131A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Denso Corp 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5934923A (en) * 1996-04-22 1999-08-10 Sumitomo Wiring Ststems, Ltd. Terminal metal fitting assembling structure
JP2007022131A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Denso Corp 車両用空調装置

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