JPH0732755U - ディスク装置におけるピックアップのロック構造 - Google Patents

ディスク装置におけるピックアップのロック構造

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JPH0732755U
JPH0732755U JP6344793U JP6344793U JPH0732755U JP H0732755 U JPH0732755 U JP H0732755U JP 6344793 U JP6344793 U JP 6344793U JP 6344793 U JP6344793 U JP 6344793U JP H0732755 U JPH0732755 U JP H0732755U
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JP
Japan
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shaft
pickup
lock
lock plate
plate
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JP6344793U
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Inventor
俊一 平井
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Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピックアップをロックするための構造が簡便
とする。 【構成】 ロックプレート146の両端に設けた板状の
軸60、60を、支持部材のスリットから挿入して嵌め
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ピックアップをロックするための構造が簡便なディスク装置におけ るピックアップのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンパクトディスクを再生するディスク装置では、コンパクトディスクを収納 したカートリッジをセットし、カートリッジ内のコンパクトディスクに記録され ている情報をディスクの径方向に直線移動するリニアモータによりピックアップ を移動させて読み取るようにしている。このリニアモータを用いたディスク装置 では、電源がオフの状態ではリニアモータがフリー状態となり、搬送時や移動時 に、ピックアップが移動して破損するおそれがある。
【0003】 これを解決するために、本出願人は、ディスク装置のカートリッジをイジェク トした際にピックアップが移動しないように自動的にロックするためのピックア ップの固定装置を考案している(実願平1−86979号参照)。ここで従来の ピックアップの固定装置の構造について、図3〜図6を参照しつつ説明する。
【0004】 図3はピックアップ固定装置の側面図である。22はカートリッジを装着する ためのカートリッジシェルである。このカートリッジシェル22の着脱口22a からカートリッジを装着すると、カートリッジシェル22が下方に移動してセッ ト状態(再生可能状態)となる。図4はカートリッジがセットされた状態を示し ている。エジェクト板14のエジェクトボタン14aを押してカートリッジをエ ジェクトすると、カートリッジシェル22が前方上方に移動して、カートリッジ が取り出し可能となる。
【0005】 前記カートリッジシェル22は、ドライブベース18上に設けられたスライド ベース20内に配置されている。スライドベース20の両側縁には起立するガイ ド壁20a、20aが設けられ、このガイド壁20a、20aの前部と後部とに 内側に向かってガイドピン21、21(前方のみ図示)が設けられている。この ガイドピン21、21は、カートリッジシェル22の両側壁の前端および中途部 に形成されたガイド溝23、23に嵌合している。カートリッジシェル22の上 面はカバー22Aで覆われている。
【0006】 図5に示すように、セットされたディスクはスピンドルにより回転し、この回 転するディスクの情報を読み取るために移動ベース40上にはピックアップ30 が設けられている。移動ベース40は、ディスクの径方向に設けられたドライブ ベース18上のガイドレール38、38にガイドされつつリニアモータ39によ り図面の表裏方向に移動する。なお、図5および図6は、図3および図4と天地 が逆転しており、以下図3および図4を基準にし、図3および図4の上側を表側 とし、下側を裏側とする。
【0007】 ガイドレール38と平行にドライブベース18にはガイド溝36が穿設されて いる。移動ベース40の表面の、図5上の右端部には、ストッパピン44が図面 上下方に延出している。このストッパピン44の先端は、カートリッジがイジェ クトされているときにはロックプレート46の複数の凹凸46aの所定位置に係 合する。そして、移動ベース40の移動が阻止される。
【0008】 ロックプレート46の取り付け構造について図6を参照して説明する。ロック プレート46は、ドライブベース18の裏面に固定された門形の支持フレーム5 0にシャフト52により支持されている。支持フレーム50の側板50aには、 孔50bが穿設されている。一方、ロックプレート46の長手方向の両端には側 板が設けられ、この側板にシャフト52が貫通する孔47が穿設されている。シ ャフト52は孔50bおよび孔47を貫通して設けられ、シャフト52上にはコ イルバネ54が配置されてロックプレート46を常にストッパピン44との係合 方向に付勢している。ロックプレート46の表面方向には、側面L字状の押圧片 58が延出している。なお、シャフト52の両端は、Eリング56、56により 抜け止めされている。
【0009】 前記カートリッジシェル22にカートリッジを挿入すると、図4で示すように カートリッジシェル22が降下し、カートリッジシェル22が押圧片58を押し 、ロックプレート46が図5上反時針方向に回転し、ストッパピン44とロック プレート46との係合関係が解除され、移動ベース40のロックが解除され移動 ベース40が移動自在となる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上記ロックプレート46の取付方法では、支持フレーム50の各孔50b、5 0bと、ロックプレート46との孔47とを一致させてシャフト52を貫通させ る際に、シャフト52上にバネ54が嵌まるようにする。そして、シャフト52 の両端にEリング56、56を嵌める。これらの作業、特にEリング56、56 の装着は面倒であり、組立効率が良くなかった。また、バネ54をシャフト52 上に位置させて、ロックプレート46を係合方向に付勢させるように組み立てる 必要があり面倒である。さらに、組み立て作業の効率化、および部品点数の減少 という要請もある。
【0011】 そこで、本考案は、ピックアップをロックするための構造が簡便なディスク装 置におけるピックアップのロック構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、コンパクトディスクを再生するピックアップが搭載された移動ベー スがリニアモータを駆動源としてメカシャーシに対し移動可能に支持されている 一方、カートリッジシェルにコンパクトディスクを収納したカートリッジを挿入 すると、カートリッジシェルとともにカートリッジがスピンドル方向に移動して 、カートリッジに収納されているコンパクトディスクがスピンドル上にセットさ れ、ピックアップの移動によりコンパクトディスクを読み取り、前記ピックアッ プが搭載された移動ベースからストッパピンを延出し、このストッパピンへの係 合方向付勢されてストッパピンに係合し、移動ベースの動きをロックするロック プレートを設け、前記カートリッジがカートリッジシェルに挿入されてカートリ ッジシェルがスピンドル方向へ移動する際に、ロックプレートを押圧して、ロッ クプレートのストッパピンとの係合を解除するようにしたディスク装置において 、前記ロックプレートの両端に板状の軸を設ける一方、該軸を支持するため起立 する支持部材に、軸が貫通する軸孔を設けるとともに、支持部材に軸孔に至る軸 の板厚と同等な幅のスリットを設けたことを特徴とする。なお、スリットの方向 が、軸の回動範囲外に位置させるようにすると好適である。
【0013】
【作用】
次に、作用について説明する。 ロックプレートの両端の板状の軸を、支持部材のスリットから軸孔に嵌合する と、支持部材の軸孔内で軸が回動可能である。また、軸の端縁が、軸の回動範囲 外に位置するようにすると外れることがない。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面に基づいて詳細に説明する。な お、上記従来例で説明したものと同一ものについては同一の符号により説明する 。図1は本考案の要部を示すドライブベースの裏面側から見た分解斜視図である 。
【0015】 本実施例のロックプレートは、図1で示すように146とする。このロックプ レート146の長手方向の両端には外方に延出する板状の軸60、60が設けら れている。また、ロックプレート146には、ストッパピン44先端が係合する 凹凸46a、および押圧片58が設けられている。
【0016】 また、ドライブベース18の裏面にはロックプレート146を支持するための 支持部材62、62が切り起こされている。この支持部材62は、コ字状の切込 みを入れて、ドライブベース18から切り起こしたものである。
【0017】 前記支持部材62、62には、前記ロックプレート146の板状の軸60、6 0を支持するための軸孔62a、62aが穿設されている。この軸孔62a、6 2aには、外径方向に開口するスリット62b、62bが形成されている。この スリット62b、62bの幅は、ロックプレート146の軸60、60の肉厚と 同一あるいは若干幅広に形成されている。また、各スリット62b、62bの方 向は同一である。
【0018】 前記ドライブベース18には、押圧片58がドライブベース18表側に突出す るように開口32aが形成されている。
【0019】 前記ドライブベース18にロックプレート146を組付けるには、各板状の軸 60、60を支持部材62、62のスリット62b、62bの開口方向から軸孔 62a、62a内に挿入する。そして、一方の板状の軸60にコイルバネ54を 嵌める。このコイルバネ54の一端は、ドライブベース18の起立壁の透孔32 bに係合させ、他端はドライブベース18の裏面に当接させておく。
【0020】 すると、図2で示すように、コイルバネ54の付勢力により実線で示す軸60 の位置となる。この位置は、ロックプレート146が移動ベース40のストッパ ピン44と係合しているロック位置である。そして、カートリッジシェル22が 降下した際には、押圧片58が押されてロックプレート146の軸60が回転し て一点鎖線で示す軸60の位置になる(非ロック位置)。
【0021】 図2に示すように、軸60が非ロック位置(一点鎖線)では、軸60が反スリ ット62b方向に回転するため、ロックプレート146が動作中に外れることが ない。 以上本考案の好適な実施例を挙げて種々説明したが、本考案は上記実施例に限 定されるものでなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るこ とはもちろんである。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、支持部材のスリットからロックプレートの板状の軸を挿入すること により取り付けができるため、組付けが容易であるとともに部品点数を減少させ ることができる。また、ロックプレートを組付けるた後に、軸にバネは嵌めるこ とができるため、作業性を向上するたとができ、組み立て作業の効率化を実現す ることもできる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロックプレートを外した状態を示
す分解斜視図である。
【図2】支持部のスリットと軸との関係を示す説明図で
ある。
【図3】従来のピックアップ固定装置のイジェクト状態
を示す側面図である。
【図4】従来のピックアップ固定装置にカートリッジを
セットした状態を示す側面図である。
【図5】従来のピックアップの固定構造を示す部分断面
説明図である。
【図6】従来のロックプレートの分解斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
12 本体 14 エジェクト板 22 カートリッジシェル 46 ロックプレート 54 コイルバネ 146 ロックプレート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンパクトディスクを読み取るピックア
    ップが搭載され、装着されたコンパクトディスクの径方
    向に移動可能にドライブベースに設けられた移動ベース
    と、 該移動ベースに設けられたストッパピンと前記ドライブ
    ベースに回動自在に設けられるとともに多数のロック溝
    を存し、常時はロック溝の1つに前記ストッパピンが係
    合する方向に付勢手段により付勢されて回動して移動ベ
    ースの移動を阻止する一方、コンパクトディスクが装着
    された際前記付勢手段の付勢力に抗して回動され、スト
    ッパピンとの係合が解除されるロックプレートとを具備
    するディスク装置において、 前記ロックプレートの両端に板状の軸を設ける一方、 該軸を支持するため起立する支持部材に、前記板状の軸
    が軸線を中心として回転可能に貫通する軸孔を設けると
    ともに、該軸孔に至る、軸の板厚と同等な幅のスリット
    を設けたことを特徴とするディスク装置におけるピック
    アップのロック構造。
  2. 【請求項2】 スリットの方向を、軸の回動範囲外に位
    置させたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置
    におけるピックアップのロック構造。
JP6344793U 1993-11-26 1993-11-26 ディスク装置におけるピックアップのロック構造 Pending JPH0732755U (ja)

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