JPH07327132A - 認識装置 - Google Patents

認識装置

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JPH07327132A
JPH07327132A JP6140768A JP14076894A JPH07327132A JP H07327132 A JPH07327132 A JP H07327132A JP 6140768 A JP6140768 A JP 6140768A JP 14076894 A JP14076894 A JP 14076894A JP H07327132 A JPH07327132 A JP H07327132A
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JP
Japan
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image
signal
determination
recognition device
reference value
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Pending
Application number
JP6140768A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Tomita
聡 富田
Isayuki Kouno
功幸 河野
Hidefumi Saikai
秀文 西海
Masato Tsuji
正人 辻
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6140768A priority Critical patent/JPH07327132A/ja
Publication of JPH07327132A publication Critical patent/JPH07327132A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用状況に応じた適切な判断を行うことがで
きる認識装置を提供する。 【構成】 2値化処理部20aは、原稿の画像に対応し
たL***データよりa*データだけを抽出して2値化
し、入力画像メモリ20bに記憶させる。判定部20c
は、入力画像メモリ20bに記憶された2値化画像デー
タの中で、基本パターンメモリ20dに記憶されている
基本パターンとのマッチング度合いが基準値K以上のと
ころを探す。そして、マッチングの度合いが基準値K以
上であれば、コピー中の画像は特定画像であると判定し
て信号S1を出力する。次に、判定レベル制御部20e
は、信号S1の出力に応じて基準値Kを変更する。例え
ば、出力回数が多くなるほど、基準値Kの値を徐々に小
さくし、特定画像の判断基準を厳しくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙幣の複写等を防止
する際に用いて好適な認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機の性能が向上して実
物と同様の複写が可能になったが、その反面、紙幣ある
いは有価証券等の偽造が行われるという問題が生じてい
る。そこで、このような偽造を防止する機能を有した複
写機が種々開発されており、その効果が期待されてい
る。
【0003】そして、この種のカラー複写機には、原稿
が紙幣等の特定画像であるか否かを判断する認識装置が
搭載されている(例えば、特開平4−205274号公
報)。この認識装置は、原稿から読みとられる画像と予
め記憶した特定画像との比較結果に応じて判断を行うよ
うになっており、特定画像と判断された場合は、カラー
複写機において画像加工処理を施し、偽造紙幣等として
使用できない複写物を出力するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、紙幣等の特
定画像であるか否かの判断基準を厳しくし過ぎると、紙
幣等に類似する原稿があるような使用環境では、不正コ
ピーでないのに画像処理が施されてしまうことがあり、
複写物として使用できなくなるという問題が生じた。一
方、判断基準が緩いと、紙幣等であってもそのまま複写
されてしまうことがあり、本来の目的が達成できないと
いう問題が生じる。このように、従来の認識装置にあっ
ては、その判断基準の設定の仕方によっては、使用状況
に適しないことが生じるため、その改良が望まれてい
た。
【0005】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、使用状況に応じた適切な判断を行うことがで
きる認識装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明においては、入力画像が特定
画像であるか否かを認識する認識装置において、入力画
像が予め特定した画像であるか否かを、複数の判定基準
のうち指定されたものに基づいて判定する判定手段と、
前記各判定基準のいずれかを指定する指定手段とを具備
することを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明においては、
入力画像が特定画像であるか否かを認識する認識装置に
おいて、入力画像が予め特定した画像であるか否かを、
所定の判定基準に基づいて判定する判定手段と、前記判
定手段が特定画像であると判断した場合は、前記判定手
段の判定基準のレベルを変更するレベル変更手段とを具
備することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明においては、入力画
像が特定画像であるか否かを認識する認識装置におい
て、入力画像が予め特定した画像であるか否かを、所定
の判定基準に基づいて判定する判定手段と、前記判定手
段が特定画像であると判断した回数をカウントするカウ
ント手段と、前記カウント手段のカウント結果に応じて
前記判定手段の判定基準のレベルを変更するレベル変更
手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明にあっては、指定手段に
よって複数の判定基準のうちのいずれかが指定され、前
記判定手段は、指定された判定基準に基づいて入力画像
が予め特定した画像であるか否かを判定する。これによ
り、使用状況に応じた適切な判断が行われる。したがっ
て、指定手段として、例えば、コインキット取り付けの
有無を指示する装置や暗唱番号を入力する装置を用いれ
ば、これらの装置の出力信号に応じて判定基準が変更さ
れるので、それらの使用状況に応じた判定を行うことが
できる。
【0010】請求項2に記載の発明にあっては、前記判
定手段によって特定画像が検出されると、レベル変更手
段によって自動的に判定基準が変更される。以後、判定
手段は、変更された判定基準よって特定画像の検出を行
う。このように、特定画像の検出状況に応じた判定基準
に自動変更される。したがって、複写装置などに適用し
た場合においては、紙幣等の不正コピーがされると、直
ちに、このような環境に適した判定基準に変更すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の発明にあっては、前記判
定手段が特定画像を検出すると、その回数がカウント手
段によってカウントされる。そして、レベル変更手段
は、カウント手段のカウント内容に応じて前記判定基準
を変更するから、判定手段は特定画像を検出した回数に
応じた基準値で判定を行う。したがって、複写装置など
に適用した場合においては、例えば、不正コピーが行わ
れる回数に応じて判断基準を厳しくしていくなど、より
環境に適した判定を行うことができる。
【0012】
【実施例】
A:第1実施例 (実施例の構成)次に、本願発明の第1実施例について
説明する。図3は、本実施例である特定パターン認識装
置20を搭載したカラー複写装置の構成を示すブロック
図である。このカラー複写装置は、スキャナー部1、画
像処理部2、光学部3、画像形成部4から構成されてい
る。
【0013】スキャナー部1においては、露光ランプ1
0の光が原稿11をスキャンし、これによる反射光がC
CDイメージセンサ12に受光される。この場合、CC
Dイメージセンサ12は、R(赤)、G(緑)、B
(青)用の3列のラインセンサによって構成されてお
り、原稿11からの反射光はフィルタによってRGBの
各色に分解された後に対応するラインセンサに受光され
る。また、原稿11のスキャンは、この実施例では、1
枚の複写物について4回行われるようになっている。
【0014】そして、CCDイメージセンサ12から出
力される原稿の画像に対応したR信号、G信号、B信号
(以下、これらを総称してRGB画像信号という)は、
増幅器13、A/Dコンバータ14を介してシェーディ
ング補正部15に入力される。シューディング補正部1
5は、供給されるRGB画像信号に対し、CCDイメー
ジセンサ12の感度のバラツキや光源の光量のムラなど
に起因する歪を補正する。この補正が施されたRGB画
像信号は、ギャップ補正部16に入力され、ここで、各
ラインセンサの位置の違いによるR信号、G信号、B信
号の出力タイミング差が補正される。そして、タイミン
グ補正されたRGB画像信号は、濃度変換部17におい
てL***データに変換された後に、特定パターン認
識装置20に供給される。
【0015】特定パターン認識装置20は、L***
データを解析することにより、原稿の画像が予め設定し
た特定パターンであるか否かを認識する装置であり、そ
の詳細については後述する。そして、特定パターン認識
装置20を通過したL***データは、色変換部21
においてKYMC(黒、イエロー、マゼンタ、シアン)
の各トナーの濃度を示すK信号、Y信号、M信号、C信
号に変換される。この場合、色変換部21は、4回のス
キャンで繰り返し供給されるL***データに基づい
て、1回目のスキャンの際にK信号、2回目のスキャン
の際にY信号、3回目のスキャンの際にM信号、4回目
のスキャンの際にC信号を各々出力する。
【0016】そして、色変換部21から出力されるK信
号、Y信号、M信号、C信号は、補正部22に供給され
る。補正部22では、これらの信号に対し、各色の現像
特性に応じた補正および環境に応じた補正を施し、D/
Aコンバータ24に供給する。D/Aコンバータ24か
ら出力されるアナログのK信号、Y信号、M信号、C信
号は、スクリーンジェネレータ25において、各々所定
の3角波と比較され、その比較結果に応じたデューティ
ー比を有する2値信号に変換される。レーザ駆動回路3
0は、スクリーンジェネレータ25から供給される2値
信号に応じてレーザ31を駆動する回路であり、レーザ
31から出力されたレーザー光は、ボリゴンミラー3
2、f−θレンズ33および反射ミラー34を介して感
光体35に照射される。これにより、感光体35の表面
には、レーザー光に対応した静電潜像が形成され、ロー
タリー現像装置36によって現像される。
【0017】この場合、1回目のスキャンにおいて形成
されたK(黒)に対応する静電潜像はロータリー現像装
置36のBk(ブラック)トナーによって現像され、同
様に2、3、4回目のスキャンにおいて形成されたY、
M、Cに対応する静電潜像は、ロータリー現像装置36
のYトナー、Mトナー、Cトナーによって現像される。
以上のようにして各色の像が順次現像されるとともに、
転写装置37に巻回されて回転する用紙(図示略)にそ
れらの像が順次重ねて転写され、これにより、当該用紙
にカラー画像が形成される。なお、ロータリー現像装置
36には、トナーディスペンサ38から各色のトナーが
適宜供給されるようになっている。
【0018】次に、特定パターン認識装置20について
説明する。図1は、特定パターン認識装置20の構成を
示すブロック図である。図において、20aは2値化処
理部であり、濃度変換部17から供給されるL***
データからa*データだけを抽出する。これにより、原
稿の画像の色空間(L***表示色系)の赤方向のデ
ータが抽出処理される。そして、2値化処理部20a
は、抽出したa*データを所定値と比較し、所定値を超
えるものを1、所定値以下のものを0にして2値化す
る。これにより、原稿の画像の赤の部分だけが抽出され
た2値画像データが作成される。このようにして、作成
された2値画像データは、入力画像メモリ20bに記憶
される。
【0019】次に、20cは判定部であり、入力画像メ
モリ20bに記憶された2値化画像データ(入力画像デ
ータ)の中で、基本パターンメモリ20dに予め記憶さ
れている基本パターンとのマッチング度合いが高いとこ
ろを探し、その度合いが基準値K以上であれば、コピー
中の画像は特定画像であると判定して信号S1を出力す
る。この実施例の場合、基準値Kの初期値は80に設定
されている。また、基本パターンメモリ20d内には、
特定画像を検出するための150×150画素の基本パ
ターンが予め記憶されている。次に、判定レベル制御部
20eは、信号S1の出力回数に応じて基準値Kの値を
変化させる処理を行う回路である。例えば、出力回数が
多くなるほど、基準値Kの値を徐々に小さくし、特定画
像の判断基準を厳しくする。あるいは、信号S1が1回
でも出力された場合には、基準値Kを即時に小さくして
判断基準を厳しくする。一方、前述した補正部22は、
信号S1が供給されると、出力画像の所定部分を塗りつ
ぶすようにC信号を補正するようになっている。
【0020】(実施例の動作)次に、上記構成によるこ
の実施例の動作を説明する。まず、原稿11の1回目の
スキャンが開始されると、その画像に対応したRGB画
像信号がCCD12から出力され、このRGB画像信号
が濃度変換部17によってL***データに変換され
る。そして、2値化処理部20aによって赤の画像が抽
出され、その2値化画像が入力画像メモリ20bに記憶
される。例えば、原稿11に図4(a)に示す画像が描
かれており、円の部分が赤であったとすると、入力画像
メモリ20bに記憶される画像は、同図(b)に示すよ
うな画像となる。
【0021】次に、判定部20cは、図2示すフローチ
ャートに従い、まず、基本パターンと入力画像のマッチ
ング判定を行う。例えば、150×150画素の基本パ
ターンが図5に示すP1であったすると、判定部20c
は、入力画像メモリ20b内の入力画像の左上端におい
て最初の判定を行う。そして、このマッチング度合が所
定値K(初期値は80)以上であるか否かを判定し(ス
テップSP3)。この判定が「NO」の場合は、ステッ
プSP4に進み入力画像の全てに対してマッチング判定
が行われたか否かを判定する。全ての画像について行わ
れていなければ、この判定が「NO」になりステップS
P5に進んで、パターンマッチングの判定場所を移動す
る。例えば、図5に破線で示す方向に所定量だけ判定場
所をずらす。そして、ステップSP5の処理の後は、ス
テップSP2に戻り、以後、マッチング度合が所定値以
上となる部分がない限り、ステップSP2〜SP5の処
理を循環する。この循環を行う間に、マッチング判定を
行う場所が徐々に移動し(図5の破線参照)、最終的に
は入力画像の全画像についてマッチング判定が行われ
る。
【0022】そして、ステップSP3において「YE
S」の判定がないまま全画像についてのマッチング判定
が終了すると、ステップSP4の判定が「NO」とな
り、特定原稿ではないと判断する(ステップSP7)。
一方、ステップSP2〜SP5の処理を循環している間
に、基本パターンP1とのマッチング度の高い部分に達
すると、ステップSP3で「YES」と判定され、特定
原稿であると判断される(ステップSP6)。この場
合、判定部20cは信号S1を出力する。
【0023】そして、信号S1が出力されると、図3に
示す補正部22がシアン色のスキャンの際に、C信号に
ついて出力画像の所定部分を塗りつぶす補正を行い、こ
の結果、出力画像の当該部分がCトナーによって塗りつ
ぶされる。
【0024】なお、この実施例における基準値Kの変更
態様としては、例えば、以下の表1に示すように、出力
回数に応じて段階的に変更するようにしてもよい。
【0025】
【表1】
【0026】また、信号S1が出力される毎に、基準値
Kの値を所定値(例えば、5)づつ減じていくように構
成してもよい。さらに、マッチング度合と基準値Kの差
に応じて、基準値Kを変更するように構成してもよい。
例えば、その差が大きすぎる場合は、基準値Kを小さく
して判断基準を厳しくするように構成する。
【0027】B:第2実施例 (第2実施例の構成)次に、この発明の第2実施例につ
いて説明する。この実施例は、スキャンの毎に、基本パ
ターンを変えて特定原稿(この実施例の場合は紙幣)か
否かの判定を行う実施例である。なお、スキャン毎に判
定を行う装置は従来から開発されており、判定の精度を
高くすることができるとともに、判定できる特定原稿の
数を増やせるという利点を有している。
【0028】ところで、従来の装置においては、スキャ
ンによって用いる基本パターンが決まっており、例え
ば、1回目のスキャンには基本パターンaを用い、2、
3、4回目のスキャンには各々基本パターンb、c、d
を用いるというように、スキャンの順番に対応して基本
パターンを決めていた。
【0029】しかしながら、スキャンの順番と基本パタ
ーンとの関係が固定的であると、何回目のスキャンにど
の基本パターンが用いられるかが判ってしまうこともあ
り、悪用によって不正コピーが可能になることも予想さ
れる。そこで、この実施例では、スキャン毎に基本パタ
ーンを変更するが、スキャンの順番と基本パターンとの
関係を可能な限りランダムにし、上述のような悪用の防
止を図っている。
【0030】以下、図面を参照して第2実施例について
説明する。なお、この実施例の構成は、前述した第1実
施例とほぼ同様であるが、特定パターン認識装置の構成
が図6に示すようになっている点が異なっている。さ
て、図6に示す基本パターンメモリ20dは、第1実施
例の場合と同様の基本パターンが記憶されているが、判
定を行う金種毎にa、b、c、dの4パターンが記憶さ
れている。そして、いずれのパターンが読み出されるか
は、パターン読出制御部20eによって制御されるよう
になっている。
【0031】パターン読出制御部20eは、4ビットの
フラグ、1〜4の乱数を発生する乱数発生器、カウンタ
等から構成されており、また、判定部20cから信号S
1が出力された際には、その時にいずれの基準パーター
ンを読み出したかを記憶するようになっている。また、
原稿のコピー開始信号が図示せぬ制御部から供給される
ようになっており、これを起動信号として基本パターン
の選択動作を開始する。
【0032】(第2実施例の動作)次に、上記構成によ
るこの実施例の動作を説明する。まず、原稿を連続的に
コピーする場合、スキャンタイミングは図8に示すよう
になる。この図に示す期間T1〜T4が1枚目の原稿に
おける、第1〜第4スキャン時の金種判断期間である。
また、1枚目の原稿のスキャンが全て終了すると、2枚
目の原稿に対する第1〜第4の金種判断が同様に行われ
る。
【0033】次に、図7に示すフローチャートは、パタ
ーン読出制御部20eの動作を示すフローチャートであ
る。コピー開始信号が供給されて図7に示すルーチンが
起動されると、ステップSP11に進んで、4ビットの
フラグをリセットするとともにカウンタの内容をクリア
する。次に、期間T1の開始タイミングに合わせて乱数
発生器に乱数を発生させ、その出力値に対応するフラグ
がリセットされているか否かを判断する(ステップSP
13)。この判断が「YES」の場合は、ステップSP
14に進み、乱数に対応するフラグをセットして、カウ
ンタの内容を1インクリメントする。なお、期間T1の
場合は、ステップSP11の処理によって4ビットフラ
グがリセットされているから、ステップSP13の判定
は「YES」となり、ステップSP14の処理が行われ
る。
【0034】そして、ステップSP14で用いた乱数に
対応する基本パターンを、基本パターンメモリ20dか
ら読出し、判定部20cに供給する。この場合、例え
ば、乱数の値1,2,3,4に対して基本パターンa,
b,c,dを対応させておく。次いで、判定部20cで
は、前述した第1実施例の場合と同様に、供給された基
本パターンに基づいてマッチング判定を行い、マッチン
グ度合いがK以上であれば、信号S1を出力する。
【0035】次に、ステップSP15に進むと、カウン
タの内容が「4」になったか否かが判定されるが、期間
T1における処理が終了した時点ではその内容は「1」
であれるから、この判定は「NO」となってステップS
P12に戻る。そして、ステップSP12では、次の期
間T2のタイミングに対応させて乱数発生器に再び乱数
を発生させる。乱数が発生されるとステップSP13に
進み、これに対応するフラグがセットされているか否か
が判定される。ここで、前述の期間T1において既にセ
ットしたフラグと同一のものが指定された場合は、ステ
ップSP12に戻り、再び乱数を発生させて再度ステッ
プSP13の判定を行う。すなわち、今までセットされ
ていないフラグを指示するまでステップSP12,13
の処理を循環し、新たなフラグが指示された時点でステ
ップSP14に進み、その乱数に対応するフラグをセッ
トする。この結果、期間T2においては期間T1とは異
なる基本パターンが読み出され、これが判定部20cに
供給される。
【0036】そして、ステップSP15の処理を経て、
ステップSP12に戻る。以上のようにして期間T1〜
T4の各々においてステップSP12〜SP15の処理
を行い、これにより、各区間では異なる基本パターンが
選択される。
【0037】期間T4における処理が終了すると、その
時点においてはカウンタの内容が「4」になるため、ス
テップSP15の判定が「YES」となり、ステップS
P16の処理を行う。この処理は、ステップSP11と
同様の処理であり、これにより、次の原稿のコピーに対
しては、4ビットフラグとカウンタとがクリアされた状
態で、ステップSP12〜SP15の処理が行われる。
そして、次の原稿に対する処理においても、乱数によっ
て基本パターンの選択が行われるから、最初の原稿の場
合とは異なる順番で基本パターンが使用される。なお、
ステップSP15の処理を、全てのフラグがセットされ
ているか否かを判断するようにしても上述の場合と同様
の動作を行うことができる。
【0038】以上の処理によって、区間T1〜T4で使
用される基本パターンは全て異なったものとなるが、コ
ピーの毎に基本パターンa〜dの使用順序がランダムに
変化する。また、判定部20cにおいて、マッチング度
合がK以上であれば、信号S1が出力されて出力画像の
所定部分が塗りつぶされ、さらに、そのときの基本パタ
ーンがパターン読出制御部20eに記憶される。したが
って、どの基本パターンによって特定原稿(紙幣)が検
出されたを知ることができ、不正コピーが行われた金種
を知ることができる。
【0039】なお、この実施例おいては、スキャン毎に
基準値Kを変更してもよい。この場合には、判定レベル
制御部20eにスキャン毎の基準値K1,K2,K3,
K4を予め設定しておき、これらを期間T1〜T4に応
じて順次選択するように構成すればよい。また、基本パ
ターン毎に基準値を変更してもい。この場合は、上記と
同様に、判定レベル制御部20eに基準値K1,K2,
K3,K4を予め設定しておき、これらを選択された基
本パターンに応じて順次出力するように構成すればよ
い。さらに、基準値を複数設定した場合においても、信
号S1の出力回数に応じて各基準値毎に、その値を変更
するように構成することもできる。
【0040】C:変形例 上述した各実施例においては、特定原稿(例えば、紙
幣)と認定された場合は、出力画像の所定部分を塗りつ
ぶすようにしたが、これに代えて、例えば、感光体35
の帯電条件や露光条件を変更したり、あるいは、現像バ
イアスを変更してもよい。帯電条件の変更は、例えば、
図3に示すように、帯電装置40の印可電圧を調整する
帯電量可変装置41の出力電圧を信号S1に応じて変化
させるように構成すればよく、また、現像バイアスの変
更は現像バイアス可変装置43の出力バイアスを信号S
1によって変更するように構成すればよい。要は、画像
形成条件を変更することにより、正常な出力画像が得ら
れないように構成すればよい。
【0041】上述した各実施例においては、パターン
マッチングによって特定原稿の判定を行ったが、判定は
パターンマッチングに限らない。例えば、特開平4−2
05274号に示されるように、色分布の類似度に基づ
いて判定を行ってもよい。また、特定色の画素数(ある
いは、複数色の画素数)に基づいて画像占有率を求め、
これにより特定原稿か否かの判定を行ってもよい。さら
に、原稿サイズを検出する機能を有する複写機も開発さ
れているが、このような機種であれば、特定の原稿サイ
ズか否かの判定結果に基づいて基準値Kを変えるように
してもよい。
【0042】信号S1が出力された場合には、電話回
線等を介して中央監視室へ警報信号を送出したり、ある
いは、複写装置に予めブザー等を内蔵しておき、これに
より警報を発生するように構成することもできる。
【0043】ところで、複写装置は、コインキットを
取り付けて用いることがある。この場合には、利用者は
必要枚数に応じたコインを投入してコピーを行う。この
ような環境では、不特定多数の人がコピーを行うため、
その使用者の特定が困難になる。したがって、不正使用
される確率が高くなることが予想される。そこで、コイ
ンキットが取り付けられている場合には、基準値Kの値
を小さくして、判断基準を厳しくするよう構成してもよ
い。この場合は、コインキットの取り付けを検出する検
出機器58、あるいは、その取り付けを識別するための
スイッチ59からの信号(図1に示す信号S2)を、信
号S1に代えて判定レベル制御部20eに供給し、信号
S2がある場合には基準値Kの値を小さくするように構
成すればよい。
【0044】暗唱番号に応じて判定レベルを変更する
よう構成してもよい。この場合には、例えば、図3に示
すように、暗証番号設定入力部60を設ける。そして、
暗唱番号設定入力部60に使用者の暗証番号を予め設定
しておき、使用に際して暗唱番号を入力する。これによ
り、暗唱番号設定入力部60から基準値Kが特定パター
ン認識装置20に入力され、この基準値にしたがって特
定原稿か否かが判断される。また、この場合において、
複数の暗唱番号を設定するときは、各暗証番号別に基準
値を設定するように構成してもよい。
【0045】原稿と基本パターンとの照合を行うよう
にした複写機においては、出荷時において、特定原稿検
出時の画像処理動作(例えば、塗りつぶし)が正常に行
われるかどうかを検査する。この場合において、判断基
準を極めて厳しく、すなわち、基準値Kを、例えば2と
いった極めて小さい値に設定しておけば、検査用の原稿
を特に工夫しなくても上記検査を行うことができる。そ
して、検査終了後に通常用いる値に設定すれば、通常の
使用時には全く問題なく使用することができる。この態
様においては、ディップスイッチや電源のオン/オフ信
号等によって基準値の切り換えを行ってもよく、また、
検査用のプログラムによって基準値を切り換えるように
してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、指定手段で指定した判定基準に応じた認
識が行われるので、所望の判定基準を選択することがで
き、使用状況に応じた認識を行うことができる。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、判
定手段によって特定画像が検出されると、レベル変更手
段によって自動的に判定基準が変更されるので、例え
ば、紙幣等の不正コピーがされるような環境であれば、
直ちに、厳しい基準に変更することができる。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、特
定画像の検出回数をカウントするカウント手段が設けら
ているので、例えば、複写装置などに適用した場合にお
いては、不正コピーが行われる回数に応じて判断基準を
順次厳しくするなど、より環境に適した判定を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】同実施例が適用されるカラー複写装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】同実施例における2値化処理部20aの処理内
容を説明する説明図である。
【図5】同実施例におけるマッチング判定処理を説明す
るための説明図である。
【図6】この発明の第2実施例の構成を示すブロック図
である。
【図7】同実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】同実施例におけるスキャンタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
20a 2値化処理部(判定手段) 20b 入力画像メモリ(判定手段) 20c 判定部(判定手段) 20d 基本パターンメモリ(判定手段) 20e 判定レベル制御部(レベル変更手段;カウント
手段) 58 検出機器(指定手段) 59 スイッチ(指定手段) 60 暗唱番号設定入力部(指定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/62 410 Z (72)発明者 辻 正人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像が特定画像であるか否かを認識
    する認識装置において、 入力画像が予め特定した画像であるか否かを、複数の判
    定基準のうち指定されたものに基づいて判定する判定手
    段と、 前記各判定基準のいずれかを指定する指定手段とを具備
    することを特徴とする認識装置。
  2. 【請求項2】 入力画像が特定画像であるか否かを認識
    する認識装置において、 入力画像が予め特定した画像であるか否かを、所定の判
    定基準に基づいて判定する判定手段と、 前記判定手段が特定画像であると判断した場合は、前記
    判定手段の判定基準のレベルを変更するレベル変更手段
    とを具備することを特徴とする認識装置。
  3. 【請求項3】 入力画像が特定画像であるか否かを認識
    する認識装置において、 入力画像が予め特定した画像であるか否かを、所定の判
    定基準に基づいて判定する判定手段と、 前記判定手段が特定画像であると判断した回数をカウン
    トするカウント手段と、 前記カウント手段のカウント結果に応じて前記判定手段
    の判定基準のレベルを変更するレベル変更手段とを具備
    することを特徴とする認識装置。
JP6140768A 1994-05-31 1994-05-31 認識装置 Pending JPH07327132A (ja)

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JP6140768A JPH07327132A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 認識装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8035864B2 (en) 2006-09-19 2011-10-11 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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