JP3255720B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP3255720B2 JP3255720B2 JP23538192A JP23538192A JP3255720B2 JP 3255720 B2 JP3255720 B2 JP 3255720B2 JP 23538192 A JP23538192 A JP 23538192A JP 23538192 A JP23538192 A JP 23538192A JP 3255720 B2 JP3255720 B2 JP 3255720B2
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- Image Analysis (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原画像を画素単位に標
本化し色分解して読み取る画像読取手段と、記録紙に対
して画素毎に複数色重ねてカラー画像を形成する画像形
成手段とを具備する画像形成装置に関し、より詳細に
は、紙幣や有価証券等の特殊原稿を違法な複写行為をも
って偽造することを未然に防止する機能を備えたカラー
複写機等の画像形成装置に関する。
本化し色分解して読み取る画像読取手段と、記録紙に対
して画素毎に複数色重ねてカラー画像を形成する画像形
成手段とを具備する画像形成装置に関し、より詳細に
は、紙幣や有価証券等の特殊原稿を違法な複写行為をも
って偽造することを未然に防止する機能を備えたカラー
複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係わる参考技術として、例え
ば、特開平2−83571号公報に開示されている「画
像記録装置」、及び特開平2−90188号公報に開示
されている「画像読取装置」があり、予め登録された紙
幣の印刷画像パターンと読み取られた画像パターンとを
照合する、所謂、パターンマッチングにより複写不許可
特殊原稿を判定するものである。
ば、特開平2−83571号公報に開示されている「画
像記録装置」、及び特開平2−90188号公報に開示
されている「画像読取装置」があり、予め登録された紙
幣の印刷画像パターンと読み取られた画像パターンとを
照合する、所謂、パターンマッチングにより複写不許可
特殊原稿を判定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような従来技術にあっては、特殊原稿、例え
ば、紙幣の多様な印刷色や模様に対応する必要があると
ともに、原稿の載置方法に依存しない複雑な処理手順を
組み込む必要が生じるため、自ずと登録データとマッチ
ングプログラムが膨大となるという問題点があった。
示されるような従来技術にあっては、特殊原稿、例え
ば、紙幣の多様な印刷色や模様に対応する必要があると
ともに、原稿の載置方法に依存しない複雑な処理手順を
組み込む必要が生じるため、自ずと登録データとマッチ
ングプログラムが膨大となるという問題点があった。
【0004】また、上記の場合、特に複写処理速度の速
い複写機においては、リアルタイム処理がプログラム等
の処理が膨大なため、間に合わず通常の画像形成速度を
低下させることによる稼働率の低下を招来させる恐れが
ある。更には、新札発行時において、既設装置のプログ
ラム改訂を速やかに行うことが容易でなく、グローバル
化に伴って増大する諸外国の紙幣等への速やかな対応が
困難であるという問題点があった。
い複写機においては、リアルタイム処理がプログラム等
の処理が膨大なため、間に合わず通常の画像形成速度を
低下させることによる稼働率の低下を招来させる恐れが
ある。更には、新札発行時において、既設装置のプログ
ラム改訂を速やかに行うことが容易でなく、グローバル
化に伴って増大する諸外国の紙幣等への速やかな対応が
困難であるという問題点があった。
【0005】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、高速複写処理にも対応可能な簡単な構成と検出アル
ゴリズムで、且つ、原稿の載置位置や方向に依存しない
で特殊原稿の検出精度を向上させることを第1の目的と
する。
て、高速複写処理にも対応可能な簡単な構成と検出アル
ゴリズムで、且つ、原稿の載置位置や方向に依存しない
で特殊原稿の検出精度を向上させることを第1の目的と
する。
【0006】また、諸外国の紙幣を含めて膨大な種類の
特殊原稿の不正複写にも容易に対応可能で、且つ、新札
発行時においても素早く対処可能にすることを第2の目
的とする。
特殊原稿の不正複写にも容易に対応可能で、且つ、新札
発行時においても素早く対処可能にすることを第2の目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、原画像を画素単位に色分解して読み取
る画像読取手段と、記録紙に対して画素毎に複数色重ね
てカラー画像を形成する画像形成手段と、前記画像読取
手段により読み取られた画素のうち、所定間隔隔たった
画素の色成分データの差分の絶対値が各色毎に所定の閾
値未満であって、当該画素の間に存在する画素の明るさ
が所定の明るさを超える場合に、色類似であると判定す
る色類似度判定手段と、前記色類似度判定手段により色
類似と判定された画素を計数する色類似画素計数手段
と、前記画像読取手段により読み取られた画素が有彩色
であるか否かを判定する有彩色判定手段と、前記有彩色
判定手段により有彩色と判定された画素を計数する有彩
色画素計数手段と、前記色類似画素計数手段により計数
された画素数の、前記有彩色画素計数手段により計数さ
れた画素数に対する比を、所定の閾値と比較して、前記
原画像が特殊原稿であるか否かを判定出力する比較手段
と、前記比較手段により特殊原稿でないと判定されたと
きには前記画像形成手段によるカラー画像形成処理を継
続し、特殊原稿であると判定されたときには当該カラー
画像形成処理を中止する制御手段と、を具備する画像形
成装置を提供するものである。
達成するために、原画像を画素単位に色分解して読み取
る画像読取手段と、記録紙に対して画素毎に複数色重ね
てカラー画像を形成する画像形成手段と、前記画像読取
手段により読み取られた画素のうち、所定間隔隔たった
画素の色成分データの差分の絶対値が各色毎に所定の閾
値未満であって、当該画素の間に存在する画素の明るさ
が所定の明るさを超える場合に、色類似であると判定す
る色類似度判定手段と、前記色類似度判定手段により色
類似と判定された画素を計数する色類似画素計数手段
と、前記画像読取手段により読み取られた画素が有彩色
であるか否かを判定する有彩色判定手段と、前記有彩色
判定手段により有彩色と判定された画素を計数する有彩
色画素計数手段と、前記色類似画素計数手段により計数
された画素数の、前記有彩色画素計数手段により計数さ
れた画素数に対する比を、所定の閾値と比較して、前記
原画像が特殊原稿であるか否かを判定出力する比較手段
と、前記比較手段により特殊原稿でないと判定されたと
きには前記画像形成手段によるカラー画像形成処理を継
続し、特殊原稿であると判定されたときには当該カラー
画像形成処理を中止する制御手段と、を具備する画像形
成装置を提供するものである。
【0008】
【作用】本発明による画像形成装置は、所定間隔だけ隔
てた画素データの類似度(差分)を判定し、所定の差範
囲で一致するか否かを判定する。また、色類似大と判定
された画素を計数し、該計数値を違法原画基準値と比較
して、違法原画であるとき検出信号を出力し、制御手段
は以降の画像形成処理を直ちに中止する。
てた画素データの類似度(差分)を判定し、所定の差範
囲で一致するか否かを判定する。また、色類似大と判定
された画素を計数し、該計数値を違法原画基準値と比較
して、違法原画であるとき検出信号を出力し、制御手段
は以降の画像形成処理を直ちに中止する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照し
て、 (1)モジュールの構成 (2)スキャナモジュールSCの詳細な構成 (3)スキャナモジュールSCによる画像の読取動作 (4)基本画像処理動作 (5)プリンタモジュールPRの構成 (6)画像形成部の詳細構成 (7)プリンタモジュールPRの画像形成動作 (8)特殊原稿検出時のプリンタモジュールPRの動作 (9)機能ブロック毎の概略構成と信号の流れ (10)原稿の走査 (11)原稿の特性 (12)特殊原稿検出回路の構成及び動作 (13)地肌特性照合手段の構成 (14)地肌特性照合手段の基本構成による動作 (15)地肌特性照合手段の付加構成 (16)地肌特性照合手段の付加構成による動作 (17)複数種対応の構成及び動作 (18)色特性検出手段の構成 (19)色特性検出手段の動作 の順に説明する。
て、 (1)モジュールの構成 (2)スキャナモジュールSCの詳細な構成 (3)スキャナモジュールSCによる画像の読取動作 (4)基本画像処理動作 (5)プリンタモジュールPRの構成 (6)画像形成部の詳細構成 (7)プリンタモジュールPRの画像形成動作 (8)特殊原稿検出時のプリンタモジュールPRの動作 (9)機能ブロック毎の概略構成と信号の流れ (10)原稿の走査 (11)原稿の特性 (12)特殊原稿検出回路の構成及び動作 (13)地肌特性照合手段の構成 (14)地肌特性照合手段の基本構成による動作 (15)地肌特性照合手段の付加構成 (16)地肌特性照合手段の付加構成による動作 (17)複数種対応の構成及び動作 (18)色特性検出手段の構成 (19)色特性検出手段の動作 の順に説明する。
【0010】なお、本実施例では、以下の記号を用い
る。R:レッド(赤)、G:グリーン(緑)、B:ブル
ー(青)、C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、
K:黒、LED:発光ダイオード、LEDA:発光ダイ
オード配列体、CCD:電荷結合素子、SC:画像読取
手段(スキャナまたはスキャナモジュール)、PR:画
像形成手段(プリンタまたはプリンタモジュール)。
る。R:レッド(赤)、G:グリーン(緑)、B:ブル
ー(青)、C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、
K:黒、LED:発光ダイオード、LEDA:発光ダイ
オード配列体、CCD:電荷結合素子、SC:画像読取
手段(スキャナまたはスキャナモジュール)、PR:画
像形成手段(プリンタまたはプリンタモジュール)。
【0011】(1)モジュールの構成 図1を参照すれば、本デジタル複写機は機構上大きく2
つの部分(これをモジュールという)に分割される。1
つは画像読取手段を含むスキャナモジュールSC100
であり、他の1つは画像形成手段を含むプリンタモジュ
ールPR180である。スキャナモジュールSC100
後端はプリンタモジュールPR180の上部後端におい
てヒンジ100hで回動自在に結合されている。
つの部分(これをモジュールという)に分割される。1
つは画像読取手段を含むスキャナモジュールSC100
であり、他の1つは画像形成手段を含むプリンタモジュ
ールPR180である。スキャナモジュールSC100
後端はプリンタモジュールPR180の上部後端におい
てヒンジ100hで回動自在に結合されている。
【0012】 (2)スキャナモジュールSCの詳細な構成 スキャナモジュールSC100において、100cはス
キャナ制御回路、102はプラテンガラス、108は第
1キャリジ、109は第2キャリジ、103a、bは原
稿照明ランプ、104a、b、cは各々第1、第2、第
3ミラー、105は結像レンズ、107はCCDカラー
撮像デバイス(以下、CCDという)、107aは原画
読取回路、140は光磁気ディスクドライブ、141は
ICカードディスクドライブ、110は原画走査モー
タ、150はコンソール装置、151は該コンソール装
置150に装着された透明タッチスイッチと液晶表示手
段より成る操作パネル、155はシステム制御回路、1
60は基本画像処理回路、170は特殊原稿検出回路で
ある。
キャナ制御回路、102はプラテンガラス、108は第
1キャリジ、109は第2キャリジ、103a、bは原
稿照明ランプ、104a、b、cは各々第1、第2、第
3ミラー、105は結像レンズ、107はCCDカラー
撮像デバイス(以下、CCDという)、107aは原画
読取回路、140は光磁気ディスクドライブ、141は
ICカードディスクドライブ、110は原画走査モー
タ、150はコンソール装置、151は該コンソール装
置150に装着された透明タッチスイッチと液晶表示手
段より成る操作パネル、155はシステム制御回路、1
60は基本画像処理回路、170は特殊原稿検出回路で
ある。
【0013】 (3)スキャナモジュールSCによる画像の読取動作 スキャナモジュールSC100は原画を主走査、副走査
ともに1/16mmの標本化密度で標本化し、RGB3
色各々256階調に量子化して読み取る機能を備える。
先ず、原画はプラテンガラス102に複写面が下となる
ように載置される。結像レンズ105は原画像をCCD
107の受光面に縮小投影結像する。CCD107はカ
ラー撮像デバイスであって、赤フィルタで覆われた47
52画素1次元配列されたR撮像部、緑フィルタで覆わ
れた4752画素1次元配列されたG撮像部、青フィル
タで覆われた4752画素1次元配列されたB撮像部が
3列平行に並べられた構造となっている。図1に示す1
02ar、102ag、102abはプラテンガラス1
02上のR、G、B各々の画像読取走査線の位置を若干
誇張して表わしたもので、実際には3本の走査線はほと
んど近接、具体的には3/16mm間隔であるのと等価
である。CCD107は結像レンズ105が投影する各
色の主走査1ラインを原画換算で16画素/mmに分
解、標本化して読み取るものである。
ともに1/16mmの標本化密度で標本化し、RGB3
色各々256階調に量子化して読み取る機能を備える。
先ず、原画はプラテンガラス102に複写面が下となる
ように載置される。結像レンズ105は原画像をCCD
107の受光面に縮小投影結像する。CCD107はカ
ラー撮像デバイスであって、赤フィルタで覆われた47
52画素1次元配列されたR撮像部、緑フィルタで覆わ
れた4752画素1次元配列されたG撮像部、青フィル
タで覆われた4752画素1次元配列されたB撮像部が
3列平行に並べられた構造となっている。図1に示す1
02ar、102ag、102abはプラテンガラス1
02上のR、G、B各々の画像読取走査線の位置を若干
誇張して表わしたもので、実際には3本の走査線はほと
んど近接、具体的には3/16mm間隔であるのと等価
である。CCD107は結像レンズ105が投影する各
色の主走査1ラインを原画換算で16画素/mmに分
解、標本化して読み取るものである。
【0014】照明ランプ103a、bと第1ミラー10
4aは第1キャリジ108にマウントされ、第2ミラー
104bと第3ミラー104cは第2キャリジ109に
固着されている。原画を読み取るときは、第1キャリジ
108は副走査速度Vsubで、第2キャリジ109は
Vsub/2の速度で原画走査モータ210によって光
学的共役関係を維持したまま走査駆動される。CCD1
07は原画からの画素単位のRGB反射光に応じたアナ
ログ電圧を出力し、読取回路107aにて8ビットのデ
ジタル信号、即ち、256階調に量子化される。
4aは第1キャリジ108にマウントされ、第2ミラー
104bと第3ミラー104cは第2キャリジ109に
固着されている。原画を読み取るときは、第1キャリジ
108は副走査速度Vsubで、第2キャリジ109は
Vsub/2の速度で原画走査モータ210によって光
学的共役関係を維持したまま走査駆動される。CCD1
07は原画からの画素単位のRGB反射光に応じたアナ
ログ電圧を出力し、読取回路107aにて8ビットのデ
ジタル信号、即ち、256階調に量子化される。
【0015】また、読取回路107aは、システム制御
回路155からのモノクロ2値化処理コマンドを受けた
ときには、原画信号のモノクロ濃度を単純に2値化して
出力するモノクロ2値化モードも備えている。このモー
ドは主に文章画像等の効率的知的画像処理に役立てられ
る。このようにしてRGB別に量子化された画像データ
は基本画像処理回路160及び特殊原稿検出回路(紙幣
検出手段)170に出力される。
回路155からのモノクロ2値化処理コマンドを受けた
ときには、原画信号のモノクロ濃度を単純に2値化して
出力するモノクロ2値化モードも備えている。このモー
ドは主に文章画像等の効率的知的画像処理に役立てられ
る。このようにしてRGB別に量子化された画像データ
は基本画像処理回路160及び特殊原稿検出回路(紙幣
検出手段)170に出力される。
【0016】(4)基本画像処理動作 上記の如く読み取られた原画RGB画像情報は基本画像
処理回路160に入力される。基本画像処理回路160
の機能は2つのカテゴリに分けられる。第1のカテゴリ
は画像信号を直接操作するのではなく画像操作を支援す
るための機能である。例えば、文字領域と階調画像領域
に識別分離する像域分離処理や原稿サイズ検知処理や、
カラー原稿/白黒原稿識別処理がある。このカテゴリの
処理には、例えば、原稿サイズ検知の如くプラテンガラ
ス102上の全ての原画情報を調べなくてはならないも
のがあり、画像形成に先立って、所謂、プレスキャンを
必要とするものもある。
処理回路160に入力される。基本画像処理回路160
の機能は2つのカテゴリに分けられる。第1のカテゴリ
は画像信号を直接操作するのではなく画像操作を支援す
るための機能である。例えば、文字領域と階調画像領域
に識別分離する像域分離処理や原稿サイズ検知処理や、
カラー原稿/白黒原稿識別処理がある。このカテゴリの
処理には、例えば、原稿サイズ検知の如くプラテンガラ
ス102上の全ての原画情報を調べなくてはならないも
のがあり、画像形成に先立って、所謂、プレスキャンを
必要とするものもある。
【0017】第2のカテゴリは画像信号を操作する処理
で、例えば、変倍、画像トリミング、像移動、色補正、
階調変換といった画像処理である。この中の処理は更に
画像域によって共通の処理内容のもの、例えば変倍と、
画像域で異なるもの、例えば階調処理に分類される。第
2カテゴリの画像処理内容は第1カテゴリの処理結果に
よって自動的に付勢される場合とオペレータによってコ
ンソール装置150から指定入力されるものと、更に、
これらの組合せによるものとがある。
で、例えば、変倍、画像トリミング、像移動、色補正、
階調変換といった画像処理である。この中の処理は更に
画像域によって共通の処理内容のもの、例えば変倍と、
画像域で異なるもの、例えば階調処理に分類される。第
2カテゴリの画像処理内容は第1カテゴリの処理結果に
よって自動的に付勢される場合とオペレータによってコ
ンソール装置150から指定入力されるものと、更に、
これらの組合せによるものとがある。
【0018】何れにしても基本画像処理回路160に入
力されたRGB画像信号は最終的に記録用の信号C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)に
変換され、プリンタモジュールPR180の入力部であ
る記録インタフェース回路212a(図2参照)に入力
される。なお、原稿が白黒原稿であると識別された場合
にはK信号以外は0が出力される。
力されたRGB画像信号は最終的に記録用の信号C(シ
アン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)に
変換され、プリンタモジュールPR180の入力部であ
る記録インタフェース回路212a(図2参照)に入力
される。なお、原稿が白黒原稿であると識別された場合
にはK信号以外は0が出力される。
【0019】 (5)プリンタモジュールPRの構成 プリンタモジュールPR180において、101はパワ
ースイッチ、111は駆動モータ、185はシステムコ
ントローラ、186は外部インタフェース回路、186
Nは外部機器接続コネクタ、187はインタフェースメ
モリ、188はビットマップ展開回路、180cはプリ
ンタ制御回路、122aは給紙カセット、122bは給
紙トレイ、123a、bは給紙ローラ、124はレジス
トローラ対、118は感光体ドラム、119C、M、
Y、Kは帯電スコロトロン、120C、M、Y、Kは各
々シアン、イエロー、マゼンタ、黒の現像装置、129
は転写コロトロン、121はクリーニング装置、121
pは回収パイプ、121tは廃トナータンク、121c
は除電コロトロン、130は分離搬送ベルト、130c
はベルトクリーナ、136は定着ローラ、137は定着
バックアップローラ、138bは排出ローラ、138は
排出切替ローラ、172は両面トレイ、173は両面給
送ローラ、177a、b、cは搬送ローラペア群、17
3aはスタッキングローラである。
ースイッチ、111は駆動モータ、185はシステムコ
ントローラ、186は外部インタフェース回路、186
Nは外部機器接続コネクタ、187はインタフェースメ
モリ、188はビットマップ展開回路、180cはプリ
ンタ制御回路、122aは給紙カセット、122bは給
紙トレイ、123a、bは給紙ローラ、124はレジス
トローラ対、118は感光体ドラム、119C、M、
Y、Kは帯電スコロトロン、120C、M、Y、Kは各
々シアン、イエロー、マゼンタ、黒の現像装置、129
は転写コロトロン、121はクリーニング装置、121
pは回収パイプ、121tは廃トナータンク、121c
は除電コロトロン、130は分離搬送ベルト、130c
はベルトクリーナ、136は定着ローラ、137は定着
バックアップローラ、138bは排出ローラ、138は
排出切替ローラ、172は両面トレイ、173は両面給
送ローラ、177a、b、cは搬送ローラペア群、17
3aはスタッキングローラである。
【0020】(6)画像形成部の詳細構成 図2は、感光体ドラム118の内部構成及びその周辺構
成を示す説明図であり、この図2を参照し、感光体ドラ
ム118と、その内部構成について詳述する。212
C、M、Y、Kは発光ダイオードアレイ(以下、LED
Aという)、212aは記録インタフェース回路、21
2bは遅延メモリ回路、212dC、dM、dY、dK
は記録制御回路、214C、M、Y、Kは集束性光伝送
体アレイである。感光体ドラム118の内側218gは
LEDA212C、M、Y、Kの発光波長、例えば72
0nmについて良好な透過性を有したガラス管である。
このガラス管218gの外面には透明導電性層、有機感
光層(OPC)が設けられている。透明導電層は複写機
の0電位に接地されている。
成を示す説明図であり、この図2を参照し、感光体ドラ
ム118と、その内部構成について詳述する。212
C、M、Y、Kは発光ダイオードアレイ(以下、LED
Aという)、212aは記録インタフェース回路、21
2bは遅延メモリ回路、212dC、dM、dY、dK
は記録制御回路、214C、M、Y、Kは集束性光伝送
体アレイである。感光体ドラム118の内側218gは
LEDA212C、M、Y、Kの発光波長、例えば72
0nmについて良好な透過性を有したガラス管である。
このガラス管218gの外面には透明導電性層、有機感
光層(OPC)が設けられている。透明導電層は複写機
の0電位に接地されている。
【0021】回転する感光体ドラム118内部には、固
定された露光モジュールが配置される。該モジュールは
熱伝導体212s、ヒータ218h、ヒートパイプ21
8p、記録インタフェース回路212a、遅延メモリ回
路212b、記録制御回路212dC、dM、dY、d
K、LEDA212C、M、Y、K、集束性光伝送体ア
レイ214C、M、Y、Kとからなる。LEDA212
C、M、Y、Kの各々は14256個の発光ダイオード
が図の紙面と垂直方向に1次元配列された構造で、発光
点密度は48ドット/mmで、発光形状は配列方向が長
く、これと直交する方向が短い偏平な楕円である。本発
光体は、分割された複数個の半導体チップがセラミック
基体にマウントされた構成としてある。
定された露光モジュールが配置される。該モジュールは
熱伝導体212s、ヒータ218h、ヒートパイプ21
8p、記録インタフェース回路212a、遅延メモリ回
路212b、記録制御回路212dC、dM、dY、d
K、LEDA212C、M、Y、K、集束性光伝送体ア
レイ214C、M、Y、Kとからなる。LEDA212
C、M、Y、Kの各々は14256個の発光ダイオード
が図の紙面と垂直方向に1次元配列された構造で、発光
点密度は48ドット/mmで、発光形状は配列方向が長
く、これと直交する方向が短い偏平な楕円である。本発
光体は、分割された複数個の半導体チップがセラミック
基体にマウントされた構成としてある。
【0022】LEDA212C、M、Y、Kの発光点P
1と感光体ドラム118の露光点P2とは光学的共役関
係を維持するように集束性光伝送体アレイ214の位置
が調整して組み立てられている。遅延メモリ回路212
bは電気的には記録インタフェース回路212aと記録
制御回路212dC、dM、dY、dKとの間に配した
回路で、記録インタフェース回路212aに入力された
C、M、Y、K4色画像信号のうちM、Y、K信号をC
信号に対して所定量遅延させる回路である。遅延量はC
の露光位置P2からM、Y、Kの露光点P2m、P2
y、P3kまでの各々の周距離を移動するに要する時間
である。また、各現像装置120内部には現像ローラ2
12Cm、Mm、Ym、Kmとドクターブレード212
Cd、Md、Yd、Kdが各々構成されている(図2で
は現像ローラ212Cmとドクターブレード212Cd
を代表して図示してある)。
1と感光体ドラム118の露光点P2とは光学的共役関
係を維持するように集束性光伝送体アレイ214の位置
が調整して組み立てられている。遅延メモリ回路212
bは電気的には記録インタフェース回路212aと記録
制御回路212dC、dM、dY、dKとの間に配した
回路で、記録インタフェース回路212aに入力された
C、M、Y、K4色画像信号のうちM、Y、K信号をC
信号に対して所定量遅延させる回路である。遅延量はC
の露光位置P2からM、Y、Kの露光点P2m、P2
y、P3kまでの各々の周距離を移動するに要する時間
である。また、各現像装置120内部には現像ローラ2
12Cm、Mm、Ym、Kmとドクターブレード212
Cd、Md、Yd、Kdが各々構成されている(図2で
は現像ローラ212Cmとドクターブレード212Cd
を代表して図示してある)。
【0023】 (7)プリンタモジュールPRの画像形成動作 プリンタモジュールPR180は記録インタフェース回
路212aに入力されるC、M、Y、K各色について主
走査、副走査ともに画素密度1/16mmの256階調
の記録データに基づいて、記録紙上に主走査、副走査と
もにC、M、YK各色ともに記録ドット密度1/48m
mのドットパターンからなるフルカラー可視画像を形成
して出力する。画像形成サイクルが開始されると、先ず
感光体ドラム118は駆動モータ111によって反時計
廻りに回転される。回転に伴ってC潜像形成、Cトナー
像形成、M潜像形成、Mトナー像形成、Y潜像形成、Y
トナー像形成、K潜像形成、Kトナー像形成が行なわ
れ、最終的にC、M、Y、Kの順に感光体ドラム118
上に重ねてトナー像が形成される。
路212aに入力されるC、M、Y、K各色について主
走査、副走査ともに画素密度1/16mmの256階調
の記録データに基づいて、記録紙上に主走査、副走査と
もにC、M、YK各色ともに記録ドット密度1/48m
mのドットパターンからなるフルカラー可視画像を形成
して出力する。画像形成サイクルが開始されると、先ず
感光体ドラム118は駆動モータ111によって反時計
廻りに回転される。回転に伴ってC潜像形成、Cトナー
像形成、M潜像形成、Mトナー像形成、Y潜像形成、Y
トナー像形成、K潜像形成、Kトナー像形成が行なわ
れ、最終的にC、M、Y、Kの順に感光体ドラム118
上に重ねてトナー像が形成される。
【0024】先ず、C像形成は以下のようにして行なわ
れる。帯電コロトロン119Cはコロナ放電によって感
光体ドラム118を負電荷で−700Vに一様に帯電す
る。続いてLEDA212CはC信号に基づいてラスタ
露光を行なう。像形成のための記録信号は、一般のコピ
ーモードでは基本画像処理回路160から供給される。
入力記録信号は記録インタフェース回路212aに入力
され、記録制御回路112dCが該記録信号に基づいて
LEDA212Cを入力画素単位に発光制御する。より
具体的な例を示せば、最高C濃度画素のときには主走査
3×副走査3個相当のLEDがフル発光し、白画素のと
きには全く発光せず、中間的な濃度の場合には濃度に比
例した発光ダイオードの個数若しくは時間だけ発光させ
るようにしてある。
れる。帯電コロトロン119Cはコロナ放電によって感
光体ドラム118を負電荷で−700Vに一様に帯電す
る。続いてLEDA212CはC信号に基づいてラスタ
露光を行なう。像形成のための記録信号は、一般のコピ
ーモードでは基本画像処理回路160から供給される。
入力記録信号は記録インタフェース回路212aに入力
され、記録制御回路112dCが該記録信号に基づいて
LEDA212Cを入力画素単位に発光制御する。より
具体的な例を示せば、最高C濃度画素のときには主走査
3×副走査3個相当のLEDがフル発光し、白画素のと
きには全く発光せず、中間的な濃度の場合には濃度に比
例した発光ダイオードの個数若しくは時間だけ発光させ
るようにしてある。
【0025】このようにしてラスタ像が露光されたと
き、当初一様に帯電された感光体ドラム118の露光さ
れた部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜
像が形成される。現像装置120C内のトナーはドクタ
ーブレード212Cdによって負極性に帯電され、ま
た、該現像装置120Cの現像ローラ212Cmは感光
体ドラム118の金属基体層に対して電源手段(図示せ
ず)によって負の直流電位と交流とが重畳された電位に
バイアスされている。このようにすれば感光体ドラム1
18の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電
荷のない部分つまり露光された部分にはCトナーが吸着
され、潜像と同様なC可視像が形成されることとなる。
なお、このような現像方式を反転現像方式と呼ぶ場合が
ある。
き、当初一様に帯電された感光体ドラム118の露光さ
れた部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜
像が形成される。現像装置120C内のトナーはドクタ
ーブレード212Cdによって負極性に帯電され、ま
た、該現像装置120Cの現像ローラ212Cmは感光
体ドラム118の金属基体層に対して電源手段(図示せ
ず)によって負の直流電位と交流とが重畳された電位に
バイアスされている。このようにすれば感光体ドラム1
18の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電
荷のない部分つまり露光された部分にはCトナーが吸着
され、潜像と同様なC可視像が形成されることとなる。
なお、このような現像方式を反転現像方式と呼ぶ場合が
ある。
【0026】次に、M像形成は以下のようにして行なわ
れる。帯電コロトロン119Mはコロナ放電によってC
トナー像が載っている感光体ドラム118を負電荷で−
700Vに一様に帯電する。LEDA212MはM信号
に基づいてラスタ露光を行なう。像形成のためのM記録
信号は、記録インタフェース回路212aに入力される
時点ではC信号と同時であったが、遅延メモリ回路21
2bでC露光位置とM露光位置の距離相当遅れて記録制
御回路212dCに到達している。従って、この遅延し
た信号に基づいてLEDA212Cを発光制御すれば、
原画のある単一標本点データによって形成されたCトナ
ー画像とM像露光位置は正確に重なることになる。
れる。帯電コロトロン119Mはコロナ放電によってC
トナー像が載っている感光体ドラム118を負電荷で−
700Vに一様に帯電する。LEDA212MはM信号
に基づいてラスタ露光を行なう。像形成のためのM記録
信号は、記録インタフェース回路212aに入力される
時点ではC信号と同時であったが、遅延メモリ回路21
2bでC露光位置とM露光位置の距離相当遅れて記録制
御回路212dCに到達している。従って、この遅延し
た信号に基づいてLEDA212Cを発光制御すれば、
原画のある単一標本点データによって形成されたCトナ
ー画像とM像露光位置は正確に重なることになる。
【0027】このようにしてMラスタ像が露光されたと
き、当初一様に帯電された感光体ドラム118の露光さ
れた部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜
像が形成される。現像装置120M内のMトナーは負極
性に帯電され、また、本現像装置120Mの現像ローラ
212Mmは感光体ドラム118とは非接触であるが、
C現像と同様の電位にバイアスされている。従って、感
光体ドラム118の電荷が残っている部分にはトナーが
付着せず、M露光された部分にはMトナーが飛翔し吸着
され、静電潜像と同様なM可視像が形成されることにな
る。
き、当初一様に帯電された感光体ドラム118の露光さ
れた部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜
像が形成される。現像装置120M内のMトナーは負極
性に帯電され、また、本現像装置120Mの現像ローラ
212Mmは感光体ドラム118とは非接触であるが、
C現像と同様の電位にバイアスされている。従って、感
光体ドラム118の電荷が残っている部分にはトナーが
付着せず、M露光された部分にはMトナーが飛翔し吸着
され、静電潜像と同様なM可視像が形成されることにな
る。
【0028】同様にして、Y画像はC、Mトナー画像上
に、K画像はC、M、Y画像上に、各々重畳して形成さ
れる。なお、基本画像処理回路160がUCR(下色除
去)処理を行なっているので、1つの画素が4色全ての
トナーで現像される機会は少ない。
に、K画像はC、M、Y画像上に、各々重畳して形成さ
れる。なお、基本画像処理回路160がUCR(下色除
去)処理を行なっているので、1つの画素が4色全ての
トナーで現像される機会は少ない。
【0029】このようにして感光体ドラム118上に形
成されたフルカラー画像はやがて転写部に回転移送され
る。一方、画像形成が開始される時期に、記録紙は3つ
の給送部、即ち、給紙カセット122a、給紙トレイ1
22bまたは両面トレイ172の何れかから給送ローラ
123a、b、及び両面給送ローラ173の繰り出し動
作によって給送され、レジストローラ対124のニップ
で待機している。その後、転写分離コロトロン129に
感光体ドラム118上のトナー像先端がさしかかるとき
に、記録紙先端がこの像先端に一致する如くにレジスト
ローラ対124が再駆動され記録紙とトナー像とのレジ
スト合わせが行なわれる。
成されたフルカラー画像はやがて転写部に回転移送され
る。一方、画像形成が開始される時期に、記録紙は3つ
の給送部、即ち、給紙カセット122a、給紙トレイ1
22bまたは両面トレイ172の何れかから給送ローラ
123a、b、及び両面給送ローラ173の繰り出し動
作によって給送され、レジストローラ対124のニップ
で待機している。その後、転写分離コロトロン129に
感光体ドラム118上のトナー像先端がさしかかるとき
に、記録紙先端がこの像先端に一致する如くにレジスト
ローラ対124が再駆動され記録紙とトナー像とのレジ
スト合わせが行なわれる。
【0030】このようにして記録紙が感光体トナー像と
重ねられて正電位電源につながれた転写分離コロトロン
129の下を通過する。このとき、コロナ放電電流で記
録紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが記録紙上
に転写される。続いて分離電源につながれた分離搬送ベ
ルト130を通過するときに、該分離搬送ベルト130
と記録紙間に、感光体ドラム118と記録紙との吸着力
より強い吸引力が作用して、記録紙は感光体ドラム11
8から剥離して分離搬送ベルト130に移行する。
重ねられて正電位電源につながれた転写分離コロトロン
129の下を通過する。このとき、コロナ放電電流で記
録紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが記録紙上
に転写される。続いて分離電源につながれた分離搬送ベ
ルト130を通過するときに、該分離搬送ベルト130
と記録紙間に、感光体ドラム118と記録紙との吸着力
より強い吸引力が作用して、記録紙は感光体ドラム11
8から剥離して分離搬送ベルト130に移行する。
【0031】偽造複写ではなく、通常のトナー像を載せ
た記録紙は分離搬送ベルト130によって定着ローラ1
36に送られる。このとき所定温度に加熱された定着ロ
ーラ136と定着バックアップローラ137のニップ部
において熱と圧力が加えられ、トナーが溶融し記録紙の
繊維にくい込んで画像が定着される。即ち、コピー像が
完成する。完成されたコピー(記録紙)は、この後排出
ローラ138bと切替ローラ138で本体外に送り出さ
れる。排出された記録紙は排紙トレイ(図示せず)にペ
ージ順に裏向きにスタックされる。
た記録紙は分離搬送ベルト130によって定着ローラ1
36に送られる。このとき所定温度に加熱された定着ロ
ーラ136と定着バックアップローラ137のニップ部
において熱と圧力が加えられ、トナーが溶融し記録紙の
繊維にくい込んで画像が定着される。即ち、コピー像が
完成する。完成されたコピー(記録紙)は、この後排出
ローラ138bと切替ローラ138で本体外に送り出さ
れる。排出された記録紙は排紙トレイ(図示せず)にペ
ージ順に裏向きにスタックされる。
【0032】また、両面コピーのときには、切替ローラ
138を破線で示す138aに移動して記録紙を両面ト
レイ172に導くことも可能であり、このときコピーさ
れた記録紙は定着部上を経由して搬送ローラ対群177
a、b、cを通過し両面トレイ172にコピー面を上に
してスタックされる。なお、この両面トレイ172の上
部には開口部があり、スタックされた紙を普通の操作姿
勢で容易に取り出すことができるようになっており、操
作パネル151からのモード設定で非両面コピー時にお
ける排紙トレイとして用いることができる。
138を破線で示す138aに移動して記録紙を両面ト
レイ172に導くことも可能であり、このときコピーさ
れた記録紙は定着部上を経由して搬送ローラ対群177
a、b、cを通過し両面トレイ172にコピー面を上に
してスタックされる。なお、この両面トレイ172の上
部には開口部があり、スタックされた紙を普通の操作姿
勢で容易に取り出すことができるようになっており、操
作パネル151からのモード設定で非両面コピー時にお
ける排紙トレイとして用いることができる。
【0033】感光体ドラム118上の若干の未転写残留
トナーは感光体ドラム118の再使用に備えてクリーニ
ング装置121で清掃される。ここで回収されたトナー
は回収パイプ121pを経由して廃トナータンク121
tに蓄えられる。
トナーは感光体ドラム118の再使用に備えてクリーニ
ング装置121で清掃される。ここで回収されたトナー
は回収パイプ121pを経由して廃トナータンク121
tに蓄えられる。
【0034】 (8)特殊原稿検出時のプリンタモジュールPRの動作 特殊原稿検出回路170が紙幣や有価証券等の特殊原稿
であることを検出した場合は、検出信号がシステム制御
回路155に出力され、システム制御回路155は直ち
に作像プロセス中止指令をプリンタモジュールPR18
0に対して出力する。この指令の多くの場合は画像転写
が途中まで既に実行されている状態で受信される。この
とき、プリンタ制御手段180cは記録紙を装置内部に
停止させたまま直ちに上記の各作像手段による処理を停
止し、以降の画像形成動作が再開不可能となるようにプ
リンタ制御手段180cのメモリに書き込む。これによ
り、紙幣や有価証券等の特殊原稿に対する偽造を未然に
防止し、更に再試行を禁止することが可能となる。
であることを検出した場合は、検出信号がシステム制御
回路155に出力され、システム制御回路155は直ち
に作像プロセス中止指令をプリンタモジュールPR18
0に対して出力する。この指令の多くの場合は画像転写
が途中まで既に実行されている状態で受信される。この
とき、プリンタ制御手段180cは記録紙を装置内部に
停止させたまま直ちに上記の各作像手段による処理を停
止し、以降の画像形成動作が再開不可能となるようにプ
リンタ制御手段180cのメモリに書き込む。これによ
り、紙幣や有価証券等の特殊原稿に対する偽造を未然に
防止し、更に再試行を禁止することが可能となる。
【0035】 (9)機能ブロック毎の概略構成と信号の流れ 次に、図3を参照し、機能の観点から分割した機能ブロ
ックを挙げれば、上記画像読取手段としてのスキャナモ
ジュールSC100と画像形成手段としてのプリンタモ
ジュールPR180以外に、基本画像処理回路160、
特殊原稿検出回路170、外部インタフェース回路18
6、コンソール装置150、システム制御回路155に
大別される。機構的に前2つの画像処理回路はスキャナ
モジュールSC100の内部に、コンソール装置150
はスキャナモジュールSC100の上部に配置され、外
部インタフェース回路186及びシステム制御回路15
5はプリンタモジュールPR180内部に配置されてい
る。
ックを挙げれば、上記画像読取手段としてのスキャナモ
ジュールSC100と画像形成手段としてのプリンタモ
ジュールPR180以外に、基本画像処理回路160、
特殊原稿検出回路170、外部インタフェース回路18
6、コンソール装置150、システム制御回路155に
大別される。機構的に前2つの画像処理回路はスキャナ
モジュールSC100の内部に、コンソール装置150
はスキャナモジュールSC100の上部に配置され、外
部インタフェース回路186及びシステム制御回路15
5はプリンタモジュールPR180内部に配置されてい
る。
【0036】ここで、図3を用いて機能ブロック毎の概
略構成と信号の流れについて説明する。図示の太い矢印
は主要な画像データの流れ、破線は制御信号線のつなが
りを表している。システム制御回路155は本デジタル
複写機システム全体を統合的に制御する機能を有し、本
システムを構成する他のサブシステム、例えば、SC1
00やPR180或いは特殊原稿検出回路170等々に
対して破線を介してコマンドとレスポンスを送受信しな
がらシステム制御するものである。特殊原稿検出回路1
70が検出信号を送ってきた際には直ちにプリンタモジ
ュールPR180に対して作像プロセス中止指令を出力
して画像形成処理を中断及び再操作不能状態に設定す
る。また、原稿搬送装置やソータなどのオプションモジ
ュールを付加したときにはこれも含めて制御する機能を
有している。
略構成と信号の流れについて説明する。図示の太い矢印
は主要な画像データの流れ、破線は制御信号線のつなが
りを表している。システム制御回路155は本デジタル
複写機システム全体を統合的に制御する機能を有し、本
システムを構成する他のサブシステム、例えば、SC1
00やPR180或いは特殊原稿検出回路170等々に
対して破線を介してコマンドとレスポンスを送受信しな
がらシステム制御するものである。特殊原稿検出回路1
70が検出信号を送ってきた際には直ちにプリンタモジ
ュールPR180に対して作像プロセス中止指令を出力
して画像形成処理を中断及び再操作不能状態に設定す
る。また、原稿搬送装置やソータなどのオプションモジ
ュールを付加したときにはこれも含めて制御する機能を
有している。
【0037】コンソール装置150は本デジタル複写機
のオペレータに対するメッセージを出力し、また複写機
に対する各種指令を入力する機能を備える。スキャナモ
ジュールSC100は前述の如くカラー原画読取機能を
有し、原画読取回路107aを通じてR(赤)、G
(緑)、B(青)画信号を基本画像処理回路160に出
力する。基本画像処理回路160は原画RGB信号に画
像処理を施してC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イ
エロー)、K(黒)画像形成信号に変換する機能を持
ち、CMYK信号をプリンタモジュールPR180また
は/及び光磁気ディスクドライブ140に出力する。プ
リンタモジュールPR180は、前述の如く、記録イン
タフェース回路212aに入力されるC、M、Y、K画
像信号に基づいて記録紙上に永久可視像を形成する。
のオペレータに対するメッセージを出力し、また複写機
に対する各種指令を入力する機能を備える。スキャナモ
ジュールSC100は前述の如くカラー原画読取機能を
有し、原画読取回路107aを通じてR(赤)、G
(緑)、B(青)画信号を基本画像処理回路160に出
力する。基本画像処理回路160は原画RGB信号に画
像処理を施してC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イ
エロー)、K(黒)画像形成信号に変換する機能を持
ち、CMYK信号をプリンタモジュールPR180また
は/及び光磁気ディスクドライブ140に出力する。プ
リンタモジュールPR180は、前述の如く、記録イン
タフェース回路212aに入力されるC、M、Y、K画
像信号に基づいて記録紙上に永久可視像を形成する。
【0038】外部インタフェース回路186は本デジタ
ル複写機外からの画像信号或いは文字コード信号を受け
入れ、この信号をC、M、Y、K記録信号に変換してプ
リンタモジュールPR180に送り込む機能を備える。
なお、このようにして像再生するモードをプリンタモー
ドと称し、スキャナモジュールSC100で読み取った
原稿を像再生するモードをコピーモードと称している。
また、光磁気ディスクドライブ140は、画像データ及
び紙幣等の違法複写情報を記憶する。また、ICカード
ディスクドライブ141は、不正使用を防止するための
もので、オペレータ情報を記憶した挿抜可能なICカー
ドを挿入して用いる。
ル複写機外からの画像信号或いは文字コード信号を受け
入れ、この信号をC、M、Y、K記録信号に変換してプ
リンタモジュールPR180に送り込む機能を備える。
なお、このようにして像再生するモードをプリンタモー
ドと称し、スキャナモジュールSC100で読み取った
原稿を像再生するモードをコピーモードと称している。
また、光磁気ディスクドライブ140は、画像データ及
び紙幣等の違法複写情報を記憶する。また、ICカード
ディスクドライブ141は、不正使用を防止するための
もので、オペレータ情報を記憶した挿抜可能なICカー
ドを挿入して用いる。
【0039】(10)原稿の走査 次に、原稿の走査について説明する。図4は、原画走査
状態を示す説明図であり、原稿orgはプラテンガラス
102上に載置されている。図におけるL1、L2、L
n−1・・・等々は主走査線を模式的に表したもので、
Ln上でp1は地肌部分、p2は文字画像部分、p3は
特定マークである朱印部分、p4は線画文様部分、p5
は原画の存在しない部分を各々示している。
状態を示す説明図であり、原稿orgはプラテンガラス
102上に載置されている。図におけるL1、L2、L
n−1・・・等々は主走査線を模式的に表したもので、
Ln上でp1は地肌部分、p2は文字画像部分、p3は
特定マークである朱印部分、p4は線画文様部分、p5
は原画の存在しない部分を各々示している。
【0040】(11)原稿の特性 図5は、紙幣画像の反射特性を示すグラフであり、図4
に示した原稿走査におけるp4部分のスキャナモジュー
ルSC100の読取RGBデータである。画像は、赤茶
色の線RLと青緑の線BLが交互に織りなす文様であ
り、また、地肌部分はGNDで示す4角枠で囲った部分
である。地肌のRGBデータは各々PR、PG、PBの
範囲内に納まっており、若干、赤緑がかった色として読
み取られる。
に示した原稿走査におけるp4部分のスキャナモジュー
ルSC100の読取RGBデータである。画像は、赤茶
色の線RLと青緑の線BLが交互に織りなす文様であ
り、また、地肌部分はGNDで示す4角枠で囲った部分
である。地肌のRGBデータは各々PR、PG、PBの
範囲内に納まっており、若干、赤緑がかった色として読
み取られる。
【0041】図6は、一般のカラー網点印刷画像の反射
特性を示すグラフであり、上記図5と対比するために赤
茶色の線RLと青緑の線BLが交互に現れる画像部分の
RGBデータである。図5に示した紙幣画像と図6に示
した一般画像の反射特性を比較すると線状画像部分でス
ペクトルに差がある。つまり、図5に示した紙幣では同
じ色の線ではRGB強度がほぼ一様であり、図6に示し
た一般印刷物の場合は肉眼では同じ色に見えてもC、
M、Y互いに異なるスクリーンの各網点の混色で印刷さ
れているために1/16mm間隔でサンプリングされた
RGB強度は大幅にばらついていることが判る。
特性を示すグラフであり、上記図5と対比するために赤
茶色の線RLと青緑の線BLが交互に現れる画像部分の
RGBデータである。図5に示した紙幣画像と図6に示
した一般画像の反射特性を比較すると線状画像部分でス
ペクトルに差がある。つまり、図5に示した紙幣では同
じ色の線ではRGB強度がほぼ一様であり、図6に示し
た一般印刷物の場合は肉眼では同じ色に見えてもC、
M、Y互いに異なるスクリーンの各網点の混色で印刷さ
れているために1/16mm間隔でサンプリングされた
RGB強度は大幅にばらついていることが判る。
【0042】紙幣や有価証券は一般のグラビアやオフセ
ット印刷の網点状や万線状とは異なり細かな線画模様で
あり、更に、線の方向が一定方向でなく多様であるのが
特徴の1つである。図5を参照すれば、BL、RLの間
隔はx1、x2、x3、x4、x5、x6となる。即
ち、地肌画像は概ねx1の半分位の周期で現れる。プラ
テンガラス102上での原稿orgの載置角度によって
この周期が変化する。しかし、線の向きは多様であるの
で地肌の現れる空間周波数と発生度数は一定範囲内で関
連付けることが可能である。
ット印刷の網点状や万線状とは異なり細かな線画模様で
あり、更に、線の方向が一定方向でなく多様であるのが
特徴の1つである。図5を参照すれば、BL、RLの間
隔はx1、x2、x3、x4、x5、x6となる。即
ち、地肌画像は概ねx1の半分位の周期で現れる。プラ
テンガラス102上での原稿orgの載置角度によって
この周期が変化する。しかし、線の向きは多様であるの
で地肌の現れる空間周波数と発生度数は一定範囲内で関
連付けることが可能である。
【0043】 (12)特殊原稿検出回路の構成及び動作 図7は、特殊原稿検出回路170の構成を示す説明図で
あり、n個の地肌特性照合手段701−1、−2、..
nと、色特性検出手段702と、特定マーク検出手段7
03と、特定文字列検出手段704と、これら各回路の
検出値を入力側に接続する論理和回路705とから構成
されている。
あり、n個の地肌特性照合手段701−1、−2、..
nと、色特性検出手段702と、特定マーク検出手段7
03と、特定文字列検出手段704と、これら各回路の
検出値を入力側に接続する論理和回路705とから構成
されている。
【0044】以上の構成における動作について説明する
と、各々の照合或いは上記の各検出手段が1つでも複写
が禁止されている原画を検出したときには、システム制
御回路155に対してその旨の信号を送信する。これら
各々の照合或いは上記の各検出回路はカード状の形態の
PCBでマザーボードPCB上の複数コネクタに差し込
み及び任意の組合せで使用することが可能であり、ま
た、新札発行に備えて空きコネクタが設けられている。
また、マザーボードPCB上にセットされたカードはシ
ステム制御回路155の不揮発性メモリに記憶され、パ
ワーON状態では常時その装着状態を監視し、1枚でも
抜き去られると直ちに本装置を非稼働状態に移行させ
る。
と、各々の照合或いは上記の各検出手段が1つでも複写
が禁止されている原画を検出したときには、システム制
御回路155に対してその旨の信号を送信する。これら
各々の照合或いは上記の各検出回路はカード状の形態の
PCBでマザーボードPCB上の複数コネクタに差し込
み及び任意の組合せで使用することが可能であり、ま
た、新札発行に備えて空きコネクタが設けられている。
また、マザーボードPCB上にセットされたカードはシ
ステム制御回路155の不揮発性メモリに記憶され、パ
ワーON状態では常時その装着状態を監視し、1枚でも
抜き去られると直ちに本装置を非稼働状態に移行させ
る。
【0045】(13)地肌特性照合手段の構成 図8は、地肌特性照合手段701の構成を示すブロック
図であり、1組の地肌特性照合手段701の構成を示し
ている。これは、1種類の紙幣の表面或いは裏面を検出
するための回路である。先ず、基本構成を説明すると、
801r、801g、801bは地肌色データ格納手段
であり、特定紙幣の地肌(印刷インクが載ってない紙表
面)に対するスキャナモジュールSC100が出力する
RGBデータのPR、PG、PBの上限値と下限値(図
7参照)に相当する各々8ビット値が予め格納されてい
る。また、この格納データは紙面の若干のむらを見込ん
だ値とする。
図であり、1組の地肌特性照合手段701の構成を示し
ている。これは、1種類の紙幣の表面或いは裏面を検出
するための回路である。先ず、基本構成を説明すると、
801r、801g、801bは地肌色データ格納手段
であり、特定紙幣の地肌(印刷インクが載ってない紙表
面)に対するスキャナモジュールSC100が出力する
RGBデータのPR、PG、PBの上限値と下限値(図
7参照)に相当する各々8ビット値が予め格納されてい
る。また、この格納データは紙面の若干のむらを見込ん
だ値とする。
【0046】また、802は地肌画素数記憶手段であ
り、1枚の紙幣に存在する地肌の画素数を格納する。こ
こでも同様に紙幣のしわや汚れによるバラツキを考慮し
た上限値と下限値を格納する。803r、803g、8
03bは色範囲比較手段であり、スキャナモジュールS
C100が読み取る原稿orgの画素毎のRGBデータ
が地肌色データ格納手段801内の上限値と下限値の範
囲内であるか否かを比較するウィンドコンパレータであ
る。
り、1枚の紙幣に存在する地肌の画素数を格納する。こ
こでも同様に紙幣のしわや汚れによるバラツキを考慮し
た上限値と下限値を格納する。803r、803g、8
03bは色範囲比較手段であり、スキャナモジュールS
C100が読み取る原稿orgの画素毎のRGBデータ
が地肌色データ格納手段801内の上限値と下限値の範
囲内であるか否かを比較するウィンドコンパレータであ
る。
【0047】804はRGBデータ3色共に地肌色デー
タ格納手段801内のデータ範囲内であるとき真を出力
する論理積回路、805は真である画素数を計数する地
肌画素計数手段である。また、806は地肌画素計数手
段805によって計数された地肌画素が地肌画素数記憶
手段802内部の上限値と下限値の範囲内であるか否か
を判定し、範囲内であるときにはOUT端子から真、即
ち、紙幣検出信号を出力する地肌画素数照合手段であ
る。
タ格納手段801内のデータ範囲内であるとき真を出力
する論理積回路、805は真である画素数を計数する地
肌画素計数手段である。また、806は地肌画素計数手
段805によって計数された地肌画素が地肌画素数記憶
手段802内部の上限値と下限値の範囲内であるか否か
を判定し、範囲内であるときにはOUT端子から真、即
ち、紙幣検出信号を出力する地肌画素数照合手段であ
る。
【0048】 (14)地肌特性照合手段の基本構成による動作 図4に示す如く走査された原稿orgの読取データR、
G、Bは画素毎に色範囲比較手段803r、803g、
803bによって照合対象紙幣の地肌データと比較さ
れ、例えば、図4に示したp1部分の画素は3色共に範
囲であるので地肌画素数計数手段805がこれを計数す
る。p1、p3、p4部分はインク画像と計数対象とな
る地肌部分が細かい間隔で繰り返される。インクの載っ
ている部分はこの範囲に属さないので計数されない。
G、Bは画素毎に色範囲比較手段803r、803g、
803bによって照合対象紙幣の地肌データと比較さ
れ、例えば、図4に示したp1部分の画素は3色共に範
囲であるので地肌画素数計数手段805がこれを計数す
る。p1、p3、p4部分はインク画像と計数対象とな
る地肌部分が細かい間隔で繰り返される。インクの載っ
ている部分はこの範囲に属さないので計数されない。
【0049】この地肌画素数計数手段805による計数
値は常に地肌画素数照合手段806によって照合対象紙
幣の地肌画素数と照合され、もし一致した際には出力端
子OUTから直ちにシステム制御回路155に紙幣検出
信号が出力される。このときシステム制御回路155は
プリンタモジュールPR180に対して直ちに作像中断
指令を出力して偽造複写を防止できる。このように、本
発明は原稿orgの載置位置や方向に何等制約を受ける
ことなく紙幣であることを検出することができる。
値は常に地肌画素数照合手段806によって照合対象紙
幣の地肌画素数と照合され、もし一致した際には出力端
子OUTから直ちにシステム制御回路155に紙幣検出
信号が出力される。このときシステム制御回路155は
プリンタモジュールPR180に対して直ちに作像中断
指令を出力して偽造複写を防止できる。このように、本
発明は原稿orgの載置位置や方向に何等制約を受ける
ことなく紙幣であることを検出することができる。
【0050】一般にカラー印刷物の地肌や銀塩写真の縁
は白い場合が多く、また、稀に地肌が似た色の場合や当
然のことながら印刷画像内に全く紙幣の地肌と同一の色
が現れることもあるが、その画素数が紙幣の場合と一致
することは極めて稀なケースである。なお、プラテンガ
ラス102上に設ける原稿カバー(図示せず)は正反射
体であるアルミニウムコート板としてあり、ほとんど黒
に近い読取データが得られる特性のものとしてあり、ま
た、原稿カバーを開放してコピーしても黒に近い読取デ
ータが得られる。また、複数枚の紙幣を並べたときに
は、基本画像処理回路160のサイズ検知機能が全体の
サイズを検知し、システム制御回路155が特殊原稿検
出回路170の検知信号と併せて判定処理する。
は白い場合が多く、また、稀に地肌が似た色の場合や当
然のことながら印刷画像内に全く紙幣の地肌と同一の色
が現れることもあるが、その画素数が紙幣の場合と一致
することは極めて稀なケースである。なお、プラテンガ
ラス102上に設ける原稿カバー(図示せず)は正反射
体であるアルミニウムコート板としてあり、ほとんど黒
に近い読取データが得られる特性のものとしてあり、ま
た、原稿カバーを開放してコピーしても黒に近い読取デ
ータが得られる。また、複数枚の紙幣を並べたときに
は、基本画像処理回路160のサイズ検知機能が全体の
サイズを検知し、システム制御回路155が特殊原稿検
出回路170の検知信号と併せて判定処理する。
【0051】 (15)地肌特性照合手段の付加構成 地肌特性照合手段701は、図8に示す如く更に検出精
度を一層高めるために、紙幣の万線状印刷模様部分の地
肌の継続画素数(ラン)の上限値と下限値を格納したメ
モリ807と、原稿orgの地肌継続画素数(ラン)を
カウントするランレングス計数手段808と、原稿or
gの地肌ランがメモリ807の数値範囲であるか否かを
比較する範囲比較手段809の付加要素を構成してい
る。また、範囲比較手段809の出力は地肌画素数計数
手段805の計数を許容するイネーブル端子805en
aに印加されている。なお、地肌画素数記憶手段802
には印刷模様下の地肌画素数を格納する。従って、印刷
されてない広い地肌部分の画素を含めないため値自体は
当初の基本構成に対して相当小さなものとなる。
度を一層高めるために、紙幣の万線状印刷模様部分の地
肌の継続画素数(ラン)の上限値と下限値を格納したメ
モリ807と、原稿orgの地肌継続画素数(ラン)を
カウントするランレングス計数手段808と、原稿or
gの地肌ランがメモリ807の数値範囲であるか否かを
比較する範囲比較手段809の付加要素を構成してい
る。また、範囲比較手段809の出力は地肌画素数計数
手段805の計数を許容するイネーブル端子805en
aに印加されている。なお、地肌画素数記憶手段802
には印刷模様下の地肌画素数を格納する。従って、印刷
されてない広い地肌部分の画素を含めないため値自体は
当初の基本構成に対して相当小さなものとなる。
【0052】 (16)地肌特性照合手段の付加構成による動作 印刷模様直下の地肌画素であることをランレングス計数
手段808及び範囲比較手段809が判定し、該判定部
分のみを地肌画素数計数手段805がカウントし、これ
を紙幣データの印刷模様下の地肌画素数と照合させる。
これにより、普通の原稿が紙幣であると誤判定される確
率を一段と低下させることができる。
手段808及び範囲比較手段809が判定し、該判定部
分のみを地肌画素数計数手段805がカウントし、これ
を紙幣データの印刷模様下の地肌画素数と照合させる。
これにより、普通の原稿が紙幣であると誤判定される確
率を一段と低下させることができる。
【0053】 (17)複数種対応の構成及び動作 上記では1種類の紙幣における片面検出について説明し
たが、ここでは複数種類の紙幣検出に対処するための構
成と動作について再度図7に戻って説明する。地肌特性
照合手段701−1、701−2、701−3、..7
01−nの各々は図8に示した各手段から構成され、各
地肌特性照合手段701−1、701−2、701−
3、..701−nに対応する地肌色データ格納手段8
01及び地肌画素数記憶手段802には異なったデータ
を設定する。この設定データは、例えば、1000円札
の表及び裏の地肌情報、5000円札の表及び裏の地肌
情報...というような値になっている。原画RGBデ
ータはこれら複数の検出手段に等しく入力される。従っ
て、複数種類の紙幣検出が1種類の場合と同様に実行し
て概ね同一処理時間で可能となる。
たが、ここでは複数種類の紙幣検出に対処するための構
成と動作について再度図7に戻って説明する。地肌特性
照合手段701−1、701−2、701−3、..7
01−nの各々は図8に示した各手段から構成され、各
地肌特性照合手段701−1、701−2、701−
3、..701−nに対応する地肌色データ格納手段8
01及び地肌画素数記憶手段802には異なったデータ
を設定する。この設定データは、例えば、1000円札
の表及び裏の地肌情報、5000円札の表及び裏の地肌
情報...というような値になっている。原画RGBデ
ータはこれら複数の検出手段に等しく入力される。従っ
て、複数種類の紙幣検出が1種類の場合と同様に実行し
て概ね同一処理時間で可能となる。
【0054】(18)色特性検出手段の構成 図9は、色特性検出手段702の構成を示すブロック図
である。901は24ビット×15段のシフトレジスタ
であり、RGB各8ビットの画素データをd14から入
力及びシフトする。902a及び902bは1つの主走
査線上の所定画素分隔てた画素の色の類似度を判定する
色類似度判定手段、903は色類似度判定手段902a
及び902bの出力値の論理和処理を実行する論理和回
路、904は色類似画素カウンタ(C1)、905は画
素が有彩色であるか否かを判定する有彩色判定手段、9
06は有彩色画素カウンタ(C0)、907は除算器、
908は比較器である。
である。901は24ビット×15段のシフトレジスタ
であり、RGB各8ビットの画素データをd14から入
力及びシフトする。902a及び902bは1つの主走
査線上の所定画素分隔てた画素の色の類似度を判定する
色類似度判定手段、903は色類似度判定手段902a
及び902bの出力値の論理和処理を実行する論理和回
路、904は色類似画素カウンタ(C1)、905は画
素が有彩色であるか否かを判定する有彩色判定手段、9
06は有彩色画素カウンタ(C0)、907は除算器、
908は比較器である。
【0055】(19)色特性検出手段の動作 スキャナモジュールSC100で読み取られたRGB画
素データはシフトレジスタ901及び有彩色判定手段9
05に入力される。有彩色判定手段905は先ずRGB
3つのデータから2つを取り出し、その2者の差分R−
G、R−Bの絶対値を作成する。次に、2つの差分絶対
値の何れかが閾値th0より大きいか否かを比較(de
f(R、G、B)>th0)し、大きいときには有彩色
であると見なして1を出力する。この出力は次段の有彩
色画素カウンタ906によって計数される。なお、この
有彩色画素カウンタ906は画像読み取りに先立って予
めクリアされる。また、シフトレジスタ901はRGB
各8ビットデータをd14側から入力し、1画素読み取
る毎に右側にデータをシフトする。レジスタ15段のデ
ータは並列に外部から読み出し自在である。なお、レジ
スタデータは主走査1ライン毎にクリアされる。
素データはシフトレジスタ901及び有彩色判定手段9
05に入力される。有彩色判定手段905は先ずRGB
3つのデータから2つを取り出し、その2者の差分R−
G、R−Bの絶対値を作成する。次に、2つの差分絶対
値の何れかが閾値th0より大きいか否かを比較(de
f(R、G、B)>th0)し、大きいときには有彩色
であると見なして1を出力する。この出力は次段の有彩
色画素カウンタ906によって計数される。なお、この
有彩色画素カウンタ906は画像読み取りに先立って予
めクリアされる。また、シフトレジスタ901はRGB
各8ビットデータをd14側から入力し、1画素読み取
る毎に右側にデータをシフトする。レジスタ15段のデ
ータは並列に外部から読み出し自在である。なお、レジ
スタデータは主走査1ライン毎にクリアされる。
【0056】色類似度判定手段902a及び902bは
1つの主走査線上の所定間隔隔てた画素の類似度を判定
するものである。再度図5及び図6を参照すれば、紙幣
や有価証券(図5)では比較的RGB成分が近い画素で
繰り返し現れ、一般印刷物(図6)では肉眼で同じ色に
見えてもRGB成分は画素毎に差が大きくなっている。
更に、紙幣や有価証券では比較的濃い有彩色と地肌が高
い空間周波数で繰り返される。一方、一般印刷物ではこ
のような画像は、例えば、栗色の髪の毛の場合等が一応
考えられる。しかし、紙地肌と栗色がハイコントラスト
で繰り返すような画像は非常に稀である。
1つの主走査線上の所定間隔隔てた画素の類似度を判定
するものである。再度図5及び図6を参照すれば、紙幣
や有価証券(図5)では比較的RGB成分が近い画素で
繰り返し現れ、一般印刷物(図6)では肉眼で同じ色に
見えてもRGB成分は画素毎に差が大きくなっている。
更に、紙幣や有価証券では比較的濃い有彩色と地肌が高
い空間周波数で繰り返される。一方、一般印刷物ではこ
のような画像は、例えば、栗色の髪の毛の場合等が一応
考えられる。しかし、紙地肌と栗色がハイコントラスト
で繰り返すような画像は非常に稀である。
【0057】色類似度判定手段902a及び902bは
上記の画像特性に注目した検出アルゴリズムを組み込ん
だ回路であり、色類似度判定手段902aは4画素おき
の3つの画素d14、d10、d6について類似度を検
出する。但し、検出が有効となるのはその中間位置2つ
の画素d12、d8が地肌相当のRGBデータである場
合に限定している。また、色類似度判定手段902bは
色類似度判定手段902aと同一回路であって入力対象
画素を6画素おきで3つの画素d14、d8、d1とそ
の中間のd11、d4としてある。また、検出対象に外
国紙幣も含めるときには、サンプリング画素間隔を違え
た第3の色類似度判定手段を追加する。なお、色類似度
判定はena端子が1のときのみ、即ち、有彩色判定手
段905がその時点の入力画素(=d14)が有彩色と
判定したときのみ実行する。
上記の画像特性に注目した検出アルゴリズムを組み込ん
だ回路であり、色類似度判定手段902aは4画素おき
の3つの画素d14、d10、d6について類似度を検
出する。但し、検出が有効となるのはその中間位置2つ
の画素d12、d8が地肌相当のRGBデータである場
合に限定している。また、色類似度判定手段902bは
色類似度判定手段902aと同一回路であって入力対象
画素を6画素おきで3つの画素d14、d8、d1とそ
の中間のd11、d4としてある。また、検出対象に外
国紙幣も含めるときには、サンプリング画素間隔を違え
た第3の色類似度判定手段を追加する。なお、色類似度
判定はena端子が1のときのみ、即ち、有彩色判定手
段905がその時点の入力画素(=d14)が有彩色と
判定したときのみ実行する。
【0058】色類似度判定は以下の論理積が真である場
合に類似度1、それ以外は0を出力する。 3つのサ
ンプリング画素間のRデータの2つの差分値の絶対値が
共に閾値th1以下である。 3つのサンプリング画
素間のGデータの2つの差分値の絶対値が共に閾値th
2以下である。 3つのサンプリング画素間のBデー
タの2つの差分値の絶対値が共に閾値th3以下であ
る。 中間2画素のRGBデータが閾値th4より大
きい(地肌レベルの明るさがある)。
合に類似度1、それ以外は0を出力する。 3つのサ
ンプリング画素間のRデータの2つの差分値の絶対値が
共に閾値th1以下である。 3つのサンプリング画
素間のGデータの2つの差分値の絶対値が共に閾値th
2以下である。 3つのサンプリング画素間のBデー
タの2つの差分値の絶対値が共に閾値th3以下であ
る。 中間2画素のRGBデータが閾値th4より大
きい(地肌レベルの明るさがある)。
【0059】論理和回路903は2つの色類似度判定手
段902a及び902b出力の論理和をとり、色類似画
素カウンタ904は色類似度1と判定された画素数を計
数する。除算器907は色類似度1と判定された画素数
N1と有彩色画素数N0を入力してその比率を出力す
る。比較器908は同比率が閾値th00に照らして大
きいときには紙幣等違法な特殊原稿であると判定してo
ut端子より信号出力する。なお、これ以降の作像プロ
セス中断処理については前述の地肌特性の照合の場合と
同様に実行される。
段902a及び902b出力の論理和をとり、色類似画
素カウンタ904は色類似度1と判定された画素数を計
数する。除算器907は色類似度1と判定された画素数
N1と有彩色画素数N0を入力してその比率を出力す
る。比較器908は同比率が閾値th00に照らして大
きいときには紙幣等違法な特殊原稿であると判定してo
ut端子より信号出力する。なお、これ以降の作像プロ
セス中断処理については前述の地肌特性の照合の場合と
同様に実行される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
形成装置によれば、画像読取手段により、原画像を画素
単位に色分解して読み取り、画像形成手段により、記録
紙に対して画素毎に複数色重ねてカラー画像を形成し、
色類似度判定手段により、画像読取手段で読み取られた
画素のうち、所定間隔隔たった画素の色成分データの差
分の絶対値が各色毎に所定の閾値未満であって、当該画
素の間に存在する画素の明るさが所定の明るさを超える
場合に、色類似であると判定し、色類似画素計数手段に
より、色類似度判定手段で色類似と判定された画素を計
数し、有彩色判定手段により、画像読取手段で読み取ら
れた画素が有彩色であるか否かを判定し、有彩色画素計
数手段により、有彩色判定手段で有彩色と判定された画
素を計数し、比較手段により、色類似画素計数手段によ
り計数された画素数の、有彩色画素計数手段により計数
された画素数に対する比を、所定の閾値と比較して、原
画像が特殊原稿であるか否かを判定出力し、制御手段に
より、比較手段で特殊原稿でないと判定されたときには
画像形成手段によるカラー画像形成処理を継続し、特殊
原稿であると判定されたときには当該カラー画像形成処
理を中止するため、高速複写処理にも対応可能な簡単な
構成と検出アルゴリズムを実現し、且つ、原稿の載置位
置や方向に依存しないで特殊原稿の検出精度が向上す
る。
形成装置によれば、画像読取手段により、原画像を画素
単位に色分解して読み取り、画像形成手段により、記録
紙に対して画素毎に複数色重ねてカラー画像を形成し、
色類似度判定手段により、画像読取手段で読み取られた
画素のうち、所定間隔隔たった画素の色成分データの差
分の絶対値が各色毎に所定の閾値未満であって、当該画
素の間に存在する画素の明るさが所定の明るさを超える
場合に、色類似であると判定し、色類似画素計数手段に
より、色類似度判定手段で色類似と判定された画素を計
数し、有彩色判定手段により、画像読取手段で読み取ら
れた画素が有彩色であるか否かを判定し、有彩色画素計
数手段により、有彩色判定手段で有彩色と判定された画
素を計数し、比較手段により、色類似画素計数手段によ
り計数された画素数の、有彩色画素計数手段により計数
された画素数に対する比を、所定の閾値と比較して、原
画像が特殊原稿であるか否かを判定出力し、制御手段に
より、比較手段で特殊原稿でないと判定されたときには
画像形成手段によるカラー画像形成処理を継続し、特殊
原稿であると判定されたときには当該カラー画像形成処
理を中止するため、高速複写処理にも対応可能な簡単な
構成と検出アルゴリズムを実現し、且つ、原稿の載置位
置や方向に依存しないで特殊原稿の検出精度が向上す
る。
【図1】本発明を実施するに好適なデジタル複写機の構
成を示す説明図である。
成を示す説明図である。
【図2】感光体ドラムの内部構成とその周辺構成を示す
説明図である。
説明図である。
【図3】本発明による機能ブロック毎の概略構成と信号
の流れを示すブロック図である。
の流れを示すブロック図である。
【図4】本発明に係る原画走査状態を示す説明図であ
る。
る。
【図5】本発明に係る紙幣画像の反射特性を示すグラフ
である。
である。
【図6】本発明に係る一般のカラー網点印刷画像の反射
特性を示すグラフである。
特性を示すグラフである。
【図7】本発明による特殊原稿検出回路の構成を示す説
明図である。
明図である。
【図8】本発明による地肌特性照合手段の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】本発明による色特性検出手段の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
100 スキャナモジュール 155 シス
テム制御回路 180 プリンタモジュール 702 色特
性検出手段 902a、902b 色類似度判定手段 904 色類似画素カウンタ 908 比較
器
テム制御回路 180 プリンタモジュール 702 色特
性検出手段 902a、902b 色類似度判定手段 904 色類似画素カウンタ 908 比較
器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−168146(JP,A) 特開 平4−54681(JP,A) 特開 平2−52384(JP,A) 特開 平4−207467(JP,A) 竹田史章,大松繁,井上卓,紙幣識別 の識別式決定に対するエキスパートシス テム,情報処理学会論文誌,日本,情報 処理学会,Vol.33,No.7,p p.890−991 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/40 G03G 15/01 G03G 21/00 G06T 1/00 310
Claims (1)
- 【請求項1】 原画像を画素単位に色分解して読み取る
画像読取手段と、 記録紙に対して画素毎に複数色重ねてカラー画像を形成
する画像形成手段と、 前記画像読取手段により読み取られた画素のうち、所定
間隔隔たった画素の色成分データの差分の絶対値が各色
毎に所定の閾値未満であって、当該画素の間に存在する
画素の明るさが所定の明るさを超える場合に、色類似で
あると判定する色類似度判定手段と、 前記色類似度判定手段により色類似と判定された画素を
計数する色類似画素計数手段と、 前記画像読取手段により読み取られた画素が有彩色であ
るか否かを判定する有彩色判定手段と、 前記有彩色判定手段により有彩色と判定された画素を計
数する有彩色画素計数手段と、 前記色類似画素計数手段により計数された画素数の、前
記有彩色画素計数手段により計数された画素数に対する
比を、所定の閾値と比較して、前記原画像が特殊原稿で
あるか否かを判定出力する比較手段と、 前記比較手段により特殊原稿でないと判定されたときに
は前記画像形成手段によるカラー画像形成処理を継続
し、特殊原稿であると判定されたときには当該カラー画
像形成処理を中止する制御手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
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竹田史章,大松繁,井上卓,紙幣識別の識別式決定に対するエキスパートシステム,情報処理学会論文誌,日本,情報処理学会,Vol.33,No.7,pp.890−991 |
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