JPH07326890A - チップ状回路部品マウント方法及び装置 - Google Patents

チップ状回路部品マウント方法及び装置

Info

Publication number
JPH07326890A
JPH07326890A JP6141211A JP14121194A JPH07326890A JP H07326890 A JPH07326890 A JP H07326890A JP 6141211 A JP6141211 A JP 6141211A JP 14121194 A JP14121194 A JP 14121194A JP H07326890 A JPH07326890 A JP H07326890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
component
shaped circuit
template
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6141211A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2849040B2 (ja
Inventor
Tomohito Tsuchiya
智史 土屋
Fujio Seki
富士雄 関
Hajime Koyama
肇 小山
Kazuo Sakaguchi
一夫 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP6141211A priority Critical patent/JP2849040B2/ja
Publication of JPH07326890A publication Critical patent/JPH07326890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2849040B2 publication Critical patent/JP2849040B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テンプレート6の案内ケース61や部品保持
ヘッド8a、8aの部品チャック83の間隔に制約され
ず、チップ状回路部品aをより高密度で回路基板b上に
搭載する。 【構成】 チップ状回路部品aをバルク状に収納した複
数のホッパー容器1、1…から各々チップ状回路部品a
を1つずつ送り出し、このチップ状回路部品aを、ディ
ストリビューター2により回路基板b上に搭載すべき位
置パターンに従って分配、供給し、同置パターンに従っ
てテンプレート6上に配置された案内ケース61に収受
する。テンプーレト6は、異なる位置パターンで収納部
が配置された複数の領域6a、6b…を有している。各
領域6a、6b…の収納部に収納されたチップ状回路部
品aを、収納された相対配置のまま部品保持ヘッド8
a、8b…で保持し、同一回路基板aの同一領域上に移
動し、相前後してマウントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のホッパー容器に
バルク状に収納されたチップ状回路部品を、各々所定の
位置パターンに従ってテンプレート上に分配し、このテ
ンプレートから部品保持ヘッドでチップ状回路部品を取
り上げ、所定の位置パターンに配列された状態のまま回
路基板上に移動し、マウントする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、回路基板の所定の位置に
チップ状回路部品をマウントする場合、自動マウント装
置を用いて次のようにして行なわれていた。すなわち、
複数のホッパー容器の中にバルク状に収納されたチップ
状回路部品を、ディストリビューターに配管された複数
本の案内チューブに一つずつ取り出して、テンプレート
の所定の位置に形成された収納部へ各々送り、そこに収
受する。この収納部は、各々のチップ状回路部品を回路
基板にマウントする位置パターンに合わせて配置されて
いる。そして、テンプレートの各収納部にチップ状回路
部品が収納されているか否か検査された後、部品保持ヘ
ッドを有する部品移動手段により、前記収納部に収納さ
れたチップ状回路部品が、収納されたときの相対位置を
保持したまま回路基板に移動され、マウントされる。こ
れによって、前記各チップ状回路部品が回路基板の所定
の位置に各々マウントされる。
【0003】このようなチップ状回路部品のマウント装
置において使用されるテンンプレートは、平板状のベー
ス板上に所定の位置パターンに従ってチップ状回路部品
を収納する箱形容器状の収納部を設けるか、或はベース
板の上面に所定の位置パターンに従って窪み状の収納部
を設けたものである。前記ディストリビュータから送ら
れて来るチップ状回路部品をこの収納部に収納し、これ
ら回路部品を所定の位置パターンに従って配置する。
【0004】また、チップ状回路部品のマウント装置に
おいて使用される部品保持ヘッドは、下方に向けて真空
吸着ノズル等、チップ状回路部品を把持する部品チャッ
クを突設したものである。これら部品チャックは、前記
テンプレートの収納部と同じように、チップ状回路部品
を回路基板上に搭載する位置パターンに従って突設さ
れ、前記テンプレートの収納部に収納されたチップ状回
路部品をその先端に保持し、これによりチップ状回路部
品を回路基板上に移動して搭載するものである。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】前記テンプレート
上に配置される収納部は、そこに収納するチップ状回路
部品の寸法より或る程度大きく作ってある。それは、デ
ィストリビュータ側から送られて来るチップ状回路部品
を収納部に収納しやすくすると共に、収納したチップ状
回路部品を取り出す部品チャックをその内部に挿入しや
すくするためである。さらに、収納部にチップ状回路部
品を収納し、部品保持ヘッドの部品チャックの先端にそ
のチップ状回路部品を保持した後、部品保持ヘッドとテ
ンプレートとを平面方向に相対移動させ、チップ状回路
部品の端面及び側面を収納部の内壁に当てて、チップ状
回路部品の保持位置の修正を行うためにも、チップ状回
路部品の寸法より或る程度大きいことが必要である。
【0006】このため、テンプレート上の収納部は、或
る程度の間隔をおいて配置する必要がある。また、部品
チャックとして部品保持ヘッドに取り付けられる真空吸
着ヘッドは、突起状のノズルであり、部品保持ヘッドの
下に取り付けられ、同ヘッドの下面から下方に向けて突
設している。この部品保持ヘッドの部品チャックも、相
互に或る程度の間隔をおいて配置する必要がある。
【0007】今日、チップ状回路部品の小型化が進展す
ると共に、回路基板へのチップ状回路部品の搭載密度が
高密度化している。しかし、回路基板上にマウントされ
たチップ状回路部品の間隔が或る程度余裕があり、回路
基板上により高密度でチップ状回路部品をマウントする
ことができる場合であっても、これらチップ状回路部品
の配置間隔は、前記テンプレートの収納部や部品保持ヘ
ッドの部品チャックの間隔によって自ずと制約を受け
る。すなわち、前述のような理由から、テンプレート上
の収納部や部品保持ヘッドの部品保持チャックは、或る
程度の間隔をおいて配置する必要があるため、チップ状
回路部品をその間隔より狭い間隔で回路基板上にマウン
トすることはできない。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
テンプレートの収納部や部品保持ヘッドの部品チャック
の間隔に制約されず、チップ状回路部品をより高密度で
回路基板上に搭載することができるチップ状回路部品マ
ウント方法と装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記の目的
を達成するため、同一回路基板bの同一領域上に、複数
回にわたって異なる位置パターンでチップ状回路部品a
をマウントすることにより、チップ状回路部品aのマウ
ント密度の高密度化を可能としたものである。さらに、
このマウントを効率よく、且つ短いサイクルで行うた
め、テンプレート6を複数の領域6a、6b…に分割し
て、これら領域に各々異なる位置パターンでチップ状回
路部品aの収納部を配置し、複数の部品保持ヘッド8
a、8b…でこれら領域6a、6b…の収納部からチッ
プ状回路部品aを取り上げて回路基板b上に前後してマ
ウントすることとした。
【0010】より具体的に説明すると、本発明によるチ
ップ状回路部品のマウント方法では、まずチップ状回路
部品aをバルク状に収納した複数のホッパー容器1、1
…から各々チップ状回路部品aを1つずつ送り出し、各
ホッパー容器1、1…から送り出されたチップ状回路部
品aを、ディストリビューター2により回路基板b上に
搭載すべき位置パターンに従って分配、供給し、同置パ
ターンに従ってテンプレート6上に配置された収納部に
収受する。このテンプレート6は、異なる位置パターン
で収納部が配置された複数の領域6a、6b…を有して
いる。そして、このテンプレート6の各領域6a、6b
…の収納部に収納されたチップ状回路部品aを、その収
納された相対配置のまま部品保持ヘッド8a、8b…で
保持し、さらに同一回路基板aの同一領域上に移動し、
相前後してマウントする。
【0011】また、本発明によるチップ状回路部品のマ
ウント装置では、回路基板bを保持するテーブル7と、
チップ状回路部品aがバルク状に収納され、これらのチ
ップ状回路部品aが1つずつ送り出される複数のホッパ
ー容器1、1…と、各ホッパー容器1、1…から送り出
されたチップ状回路部品aを前記位置パターンに従って
分配、供給するディストリビューター2と、このディス
トリビュータ2から供給されるチップ状回路部品aを収
受する収納部が前記位置パターンに従って配置されたテ
ンプレート6と、このテンプレート6の収納部に収納さ
れたチップ状回路部品aを、その収納された相対配置の
まま保持し、前記回路基板bに移動してマウントする部
品保持ヘッド8a、8b…とを備える。前記テンプレー
ト6は、回路基板b上の異なる位置パターンで収納部が
配置された複数の領域6a、6b…を有すると共に、こ
のテンプレート6の各領域上の収納部の位置パターンに
各々従って部品チャック83、83…が配置された複数
の前記部品保持ヘッド8a、8b…を有する。
【0012】なお、前記部品保持ヘッド8a、8b…
は、互いに独立して上下動し、且つ独立して吸着動作を
行うものが好ましい。また、回路基板bを保持する前記
テーブル7は、その上に保持した回路基板bをX、Y方
向に移動し、且つ平面方向に回転させることができるX
−Y−θテーブル7であることが好ましい。
【0013】
【作用】前記本発明によるチップ状回路部品のマウント
方法では、テンプレート6の複数の領域6a、6b…に
各々異なる位置パターンで配置された収納部から各々部
品保持ヘッド8a、8b…でチップ状回路部品aを取り
上げ、これらチップ状回路部品aを同一回路基板aの同
一領域上に前後してマウントするため、先に回路基板b
上にマウントしたチップ状回路部品aの間に別のチップ
状回路部品aをマウントすることができる。そして、こ
の先にマウントされるチップ状回路部品aと後にマウン
トされるチップ状回路部品aとは、テンプレート6の別
の領域6a、6b…に配置された収納部に収納され、こ
れらが時間をずらして回路基板b上にマウントされるた
め、テンプレート6上に収納部の相互の干渉や部品保持
ヘッド8a、8b…の部品チャック83、83…の相互
の干渉を避けることができる。
【0014】さらに、前記本発明によるチップ状回路部
品のマウント装置では、テンプレート6を、回路基板b
上の異なる位置パターンで収納部が配置された複数の領
域6a、6b…に区分しているため、1つのテンプレー
ト6で回路基板b上に複数回マウントする分のチップ状
回路部品aを収納することができる。また、前記テンプ
レート6の各領域上の収納部の位置パターンに各々従っ
て部品チャック83、83…が配置された複数の前記部
品保持ヘッド8a、8b…を備えるため、これら複数の
部品保持ヘッド8a、8b…で、前記テンプレート6の
各々の領域6a、6b…の収納部からチップ状回路部品
aを取り上げて、回路基板b上にマウントすることがで
きる。
【0015】前記部品保持ヘッド8a、8b…が互いに
独立して上下動し、且つ独立して吸着動作を行うことに
より、複数の部品保持ヘッド8a、8b…により、回路
基板b上に前後して連続的にチップ状回路部品aをマウ
ントすることができ、効率的且つ短時間にチップ状回路
部品aをマウントすることができる。また、回路基板b
を保持する前記テーブル7として、その上に保持した回
路基板bをX、Y方向に移動し、且つ平面方向に回転さ
せることができるX−Y−θテーブル7を用いたもので
は、部品保持ヘッド8a、8b…から回路基板b上にチ
ップ状回路部品aをマウントする際に、回路基板b側を
移動させて位置決めが行える。これにより、部品保持ヘ
ッド8a、8b…側の動作を単純化することが可能とな
る。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
しながら具体的に説明する。本発明の実施例であるチッ
プ状回路部品のマウント装置全体の概要が図1に示され
ている。すなわち、チップ状回路部品をバルク状に収納
したホッパー容器1が複数配置され、これにチューブ1
0を介してエスケープメントである送出部11が接続さ
れている。さらに、この送出部11の下にディストリビ
ューター2が配置されている。
【0017】このディストリビューター2は、前記送出
部11の下に固定された上側フレーム23と、この下に
平行に配置され、下面側に前記テンプレート6が着脱自
在に取り付けられる下側フレーム22とを有し、これら
上側フレーム23と下側フレーム22とは、4本の支柱
でそれらの4隅が互いに連結されている。さらに、上側
フレーム23と下側フレーム22との間にチップ状回路
部品を案内、搬送する可撓性の案内チューブ21、21
…が配管されている。後述するように、この下側フレー
ム22に固定された案内チューブ21、21…の下端
は、テンプレート6上の案内ケース61と所定の位置関
係にある。
【0018】テンプレート6は、搬送テーブル65に載
せられ、前記下側フレーム22の下に挿入され、固定さ
れる。このテンプレート6は、その上が複数の領域6
a、6b…に区分されており、各々の領域6a、6b…
に所定の位置パターンで収納部となる案内ケース61が
配設されている。図1で示した実施例の場合、テンプレ
ート6上は、4つの領域6a〜6dに分かれており、そ
のうち領域6a及び6cは、回路基板b上へチップ状回
路部品aをマウントする位置の約半分の位置に合わせて
案内ケース61が配設されており、他の領域6b及び6
dは、回路基板b上へチップ状回路部品aをマウントす
る位置の残りの約半分の位置に合わせて案内ケース61
が配設されている。すなわち、領域6aと6b及び領域
6cと6dの各々2つずつの領域にある案内ケース61
により、回路基板b上にチップ状回路部品aを搭載する
全ての位置パターンが構成される。
【0019】なお、図示のテンプレート6は、4つの領
域6a〜6dを有するが、6a、6bの2つの領域のみ
を有するものであってもよく、さらに6つ以上の領域を
有していてもよい。また、テンプレート6の4つの領域
6a〜6dに、各々回路基板b上へチップ状回路部品a
をマウントする位置の1/4ずつの位置に合わせて案内
ケース61を配設してもよい。すなわちこの場合は、領
域6a〜6dの4つの領域にある案内ケース61によ
り、回路基板b上にチップ状回路部品aを搭載する全て
の位置パターンが構成される。
【0020】このテンプレート6がディストリビュータ
ー2の直下に挿入されたとき、前記下側フレーム22に
連結された案内チューブ21の下端が、テンプレート6
の各々の案内ケース61の上に位置する。またこのと
き、テンプレート6の下にバキュームケース4が当てら
れ、テンプレート6の下面側が負圧に維持される。
【0021】例えば、図4に示すテンプレート6は、チ
ップ状回路部品の回路基板へのマウント位置に合わせて
ベースボード60上に案内ケース61を取り付けるため
の孔を穿設し、そこに案内ケース61の下面から突設し
たピン状の突起62を嵌合することで、案内ケース61
をテンプレート6上に取り付けている。前記のピン状の
突起62には、案内ケース61の底面に開口する空気通
路63が開設されている。
【0022】図1に示すように、前記搬送テーブル65
に載せられたテンプレート6は、移動機構66により、
ディストリビューター2の直下と部品移動部8の直下と
の間を移動する。図4は、テンプレート6が部品保持ヘ
ッド8の直下に移動した状態を示している。
【0023】図1〜図3に示すように、部品移動部8
は、横に並んで2つの部品保持ヘッド8a、8bを有し
ており、これら部品保持ヘッド8a、8b…は、昇降シ
リンダー82、82により、各々独立して昇降される。
さらに、図4及び図5にも示すように、これら部品保持
ヘッド8a、8bの下面には、チップ状回路部品aの回
路基板へのマウント位置に合わせて下方に向けて部品チ
ャック83が突設されている。ここで、部品保持ヘッド
8aの部品チャック83の取付位置は、前記テンプレー
ト6の領域6a及び6cの案内ケース61の位置パター
ンに対応しており、部品保持ヘッド8bの部品チャック
83の取付位置は、前記テンプレート6の領域6b及び
6dの位置パターンに対応している。すなわち、一方の
部品保持ヘッド8aには、回路基板b上へチップ状回路
部品aをマウントする位置の約半分の位置に合わせて部
品チャック83が配設されており、他の部品ヘッド8b
には、回路基板b上へチップ状回路部品aをマウントす
る位置の残りの約半分の位置に合わせて部品チャック8
3が配設されている。
【0024】部品チャック83としては、爪によりチッ
プ状回路部品aを挟持するものも使用できるが、図示の
実施例の場合、前記の部品チャック83として、その先
端を負圧とすることにより、同先端にチップ状回路部品
aを吸着し、保持する真空吸着ノズルを使用すること
で、小さなチップ状回路部品aを確実に保持することが
できるようにしている。部品保持ヘッド8a、8bの下
面の所定の位置に前記部品チャック83を取り付けるた
めの孔が設けられ、これに部品チャック83の基部から
突設された突起が嵌合されている。部品保持ヘッド8の
内部に真空室84が形成され、部品チャック83には、
その基端から先端にわたってこの真空室に通じる空気通
路が形成され、真空室84を真空状態とすることで、部
品チャック83の先端が負圧となる。各々の部品保持ヘ
ッド8a、8bは、互いに独立してその部品チャック8
3の先端の負圧によるチップ状回路部品aの吸着とその
吸着の解除が行われる。
【0025】図1及び図3に示すように、前記の部品保
持ヘッド8の下にテーブル7が配置され、図示してない
コンベアにより搬送されてきた回路基板bがこのテーブ
ル7上に載せられ、保持される。テーブル7としては、
その上に保持された回路基板bを図3において左右方
向、すなわち部品保持ヘッド8a、8bが並んだ方向に
移動させるXテーブル71と、回路基板bを図3におい
て前後方向、すなわち部品保持ヘッド8a、8bが並ん
だ方向と直交する方向に移動させると共に、回路基板b
をその中心の周りにさせるY−θテーブル72とからな
るX−Y−θテーブルが使用されている。Y−θテーブ
ル72の上にバックアップボード73が取り付けられ、
このバックアップボード73の上面からバックアップピ
ン74、74が上に向けて突設されている。回路基板b
は、その下面がこのバックアップピン74、74…の上
端で支持される。
【0026】このような構成を有するチップ状回路部品
マウント装置では、まず図1に示す複数のホッパー容器
1側から一列に送られて来るチップ状回路部品aがエス
ケープメントである送出部11により、各々1つずつデ
ィストリビューター2の案内チューブ21、21…に送
り出される。これにより、チップ状回路部品aが各々案
内チューブ21、21…を通って案内され、テンプレー
ト6上の4つの領域6a〜6dに各々配置された案内ケ
ース61に収納される。このとき、テンプレート6の下
にバキュームケース4が当てられ、テンプレート6の下
面側が負圧にされる。これにより、ディストリビュータ
2の案内チューブ21から案内ケース61の底部に開設
された前記空気通路63を通して、テンプレート6の裏
面側に空気が引き込まれ、空気の流れが形成される。こ
の空気の流れにより、前記送出部11から案内チューブ
21に送り出されたチップ状回路部品aが、テンプレー
ト6の案内ケース61まで確実に搬送される。
【0027】次に、移動機構66により、テンプレート
6がディストリビューター2の直下から部品移動部8の
直下に移動し、テンプレート6の領域6a、6bが各々
部品保持ヘッド8a、8bの直下に位置する。テンプレ
ート6が部品移動部8の直下に移動した状態を図2及び
図4に示す。このとき、昇降シリンダー82、82によ
り、部品保持ヘッド8a、8bが下降し、その下面から
突設された部品チャック83の先端がテンプレート6の
案内ケース61内に挿入されると共に、部品チャック8
3の先端が負圧となり、その先端にチップ状回路部品a
を吸着し、保持する。その後、部品保持ヘッド8a、8
bが上昇し、これによりテンプレート6からチップ状回
路部品aが取り上げられる。なお、図示の実施例では、
まずテンプレート6の4つの領域6a〜6dのうちの2
つの領域6a、6bから各々部品保持ヘッド8a、8b
でチップ状回路部品aが取り上げられる。
【0028】次に、部品保持ヘッド8a、8bの下から
テンプレート6が一旦退避すると共に、図1及び図3及
び図5に示すように、テーブル7上の回路基板bが部品
保持ヘッド8bの直下に位置決めされる。この状態で一
方の部品保持ヘッド8bが再び下降し、その部品チャッ
ク83の先端に保持されたチップ状回路部品aが回路基
板b上に当てられ、そこで部品チャック83の吸着が解
除され、その後部品保持ヘッド8bが上昇する。図5に
示すように、回路基板b上には、チップ状回路部品aを
搭載すべき電極ランドdの上に予め半田cが印刷される
と共に、この電極ランドdの間に予め接着剤eが塗布さ
れている。前記チップ状回路部品aはこの接着剤で接着
され、回路基板b上に固定される。
【0029】次に、図1及び図3に示すテーブル7によ
り、回路基板bがもう一方の部品保持ヘッド8aの直下
に移動し、そこで部品保持ヘッド8bと同様にして回路
基板b上にチップ状回路部品aがマウントされる。この
部品保持ヘッド8aの部品チャック83及びその先端の
チップ状回路部品aを図5に二点鎖線で示す。このよう
に、部品保持ヘッド8aでは、既に部品保持ヘッド8b
によりマウントされたチップ状回路部品aの間にチップ
状回路部品aがマウントされる。このため、テンプレー
ト6の案内ケース61や部品保持ヘッド8の部品チャッ
ク83のとり得る最小の間隔が図5に示すpであって
も、それより狭いp1 或はp2 の間隔でチップ状回路部
品aを回路基板bに搭載することができる。
【0030】さらに図示の実施例では、テンプレート6
の領域6c、6dの案内ケース61にも、チップ状回路
部品aが収納されているので、テンプレート6の領域6
c、6dが各々部品保持ヘッド6a、6bの直下に位置
するようテンプレート6が移動する。そして、領域6
c、6dの案内ケース61からのチップ状回路部品aの
取り上げから次の回路基板bへのマウントまでの動作
を、前記と同様にして行う。すなわち、この場合は、1
サイクルの動作で2枚の回路基板b上にチップ状回路部
品aが搭載される。その後、テンプレート6がディスト
リビュータ2の直下に戻り、以下同様の動作が繰り返さ
れる。
【0031】これに対し、テンプレート6が2つの領域
6a、6bのみを有する場合は、1つの回路基板b上に
2回にわたってチップ状回路部品aがマウントされるた
びにテンプレート6がディストリビュータ2の直下に戻
る。すなわち、1サイクルの動作により1枚ずつの回路
基板bにチップ状回路部品aがマウントされる。さら
に、テンプレート6の4つの領域6a〜6dに回路基板
b上へチップ状回路部品aをマウントする位置の約1/
4ずつの位置に合わせて案内ケース61を配設し、これ
ら4つの領域から取り上げたチップ状回路部品aを単一
の回路基板bにマウントすることもできる。この場合、
各領域6a〜6dに配置された案内ケース61の位置パ
ターンに対応して部品チャック83を配設した部品保持
ヘッド8a、8b…が4つ必要である。これら4つの部
品保持ヘッド8a、8b…により、同一回路基板b上に
前後してチップ状回路部品aをマウントすることによ
り、テンプレート6の案内ケース61や部品保持ヘッド
8の部品チャック83のとり得る最小の間隔の約1/4
の間隔でチップ状回路部品aを回路基板bに搭載するこ
とができる。こうしてチップ状回路部品aがマウントさ
れた回路基板bは、半田リフロー炉に送られ、電極ラン
ドdに印刷された半田をリフローし、チップ状回路部品
aが半田付けされる。
【0032】次に、図6で示す実施例について説明する
と、この実施例では、テンプレート6に4つの領域6a
〜6dが設けられていることは前記の実施例と同じであ
るが、部品移動部8に、前記テンプレート6の領域8a
〜8dに対応して、4つの部品保持ヘッド8a〜8dが
備えられている。さらに、この部品保持ヘッド8a、8
b及び部品保持ヘッド8c、8dの直下に各々回路基板
bを移動させることが出来るよう、これら部品保持ヘッ
ド8a、8b及び8c、8dの直下に2つ並んでテーブ
ル7が配置されている。このテーブル7は、Xテーブル
71とY−θテーブル72とからなるX−Y−θテーブ
ルであることは、前記の実施例と同じである。
【0033】この実施例では、4つの部品保持ヘッド8
a〜8bにより、テンプレート6の4つの領域6a〜6
dから各々同時にチップ状回路部品aが取り上げられ、
2つずつの部品保持ヘッド8a、8b及び8c、8dに
より、各テーブル7、7上の2枚の回路基板b、b(図
6において一方の回路基板bは部品移動部8により隠れ
ていて見えない。)に各々チップ状回路部品aが前後し
てマウントされる。従って、この実施例では、1サイク
ルのマウント動作により、2枚の回路基板b上に同時に
チップ状回路部品aがマウントされる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、テ
ンプレートの収納部や部品保持ヘッドの部品チャックの
間隔に制約されず、チップ状回路部品をより高密度で回
路基板上に搭載することができるようになる。これによ
り、回路基板へのチップ状回路部品の高密度実装を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるチップ状回路部品マウン
ト装置の全体を示す概略斜視図である。
【図2】同実施例によるチップ状回路部品マウント装置
において、部品移動部の直下にテンプレートが移動した
状態の側面図である。
【図3】同実施例によるチップ状回路部品マウント装置
において、部品移動部の直下に回路基板が移動した状態
の側面図である。
【図4】同実施例によるチップ状回路部品マウント装置
の部品保持ヘッドとテンプレートとの関係を示す要部拡
大縦断側面図である。
【図5】同実施例によるチップ状回路部品マウント装置
の部品保持ヘッドと回路基板との関係を示す要部拡大縦
断側面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるチップ状回路部品マ
ウント装置の全体を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ホッパー容器 2 ディストリビューター 6 テンプレート 6a テンプレートの領域 6b テンプレートの領域 6c テンプレートの領域 6d テンプレートの領域 7 テーブル 8a 部品保持ヘッド 8b 部品保持ヘッド 83 部品チャック a チップ状回路部品 b 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 一夫 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状回路部品(a)をバルク状に収
    納した複数のホッパー容器(1)、(1)…から各々チ
    ップ状回路部品(a)を1つずつ送り出し、各ホッパー
    容器(1)、(1)…から送り出されたチップ状回路部
    品(a)を、ディストリビューター(2)により回路基
    板(b)上に搭載すべき位置パターンに従って分配、供
    給し、同置パターンに従ってテンプレート(6)上に配
    置された収納部に収受し、このテンプレート(6)の収
    納部に収納されたチップ状回路部品(a)を、その収納
    された相対配置のまま部品保持ヘッド(8a)、(8
    b)…で保持し、さらに回路基板(b)上に移動してマ
    ウントするチップ状回路部品マウント方法において、 前記テンプレート(6)の複数の領域(6a)、(6
    b)…に各々異なる位置パターンで配置された収納部か
    ら各々部品保持ヘッド(8a)、(8b)…でチップ状
    回路部品(a)を取り上げ、これらチップ状回路部品
    (a)を同一回路基板(b)の同一領域上に前後してマ
    ウントすることを特徴とするチップ状回路部品マウント
    方法。
  2. 【請求項2】 回路基板(b)を保持するテーブル
    (7)と、チップ状回路部品(a)がバルク状に収納さ
    れ、これらのチップ状回路部品(a)が1つずつ送り出
    される複数のホッパー容器(1)、(1)…と、各ホッ
    パー容器(1)、(1)…から送り出されたチップ状回
    路部品(a)を前記回路基板(b)上に搭載すべき位置
    パターンに従って分配、供給するディストリビューター
    (2)と、このディストリビュータ(2)から供給され
    るチップ状回路部品(a)を収受する収納部が前記位置
    パターンに従って配置されたテンプレート(6)と、こ
    のテンプレート(6)の収納部に収納されたチップ状回
    路部品(a)を、その収納された相対配置のまま保持
    し、前記回路基板(b)に移動してマウントする部品保
    持ヘッド(8a)、(8b)…とを備えるチップ状回路
    部品マウント装置において、 前記テンプレート(6)は、異なる位置パターンに従っ
    て収納部が配置された複数の領域(6a)、(6b)…
    を有すると共に、このテンプレート(6)の各領域上の
    収納部の位置パターンに各々従って部品チャック(8
    3)、(83)…が配置された複数の前記部品保持ヘッ
    ド(8a)、(8b)…を有することを特徴とするチッ
    プ状回路部品マウント装置。
  3. 【請求項3】 前記部品保持ヘッド(8a)、(8b)
    …は、互いに独立して上下動し、且つ独立して吸着動作
    を行う前記請求項2に記載のチップ状回路部品マウント
    装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブル(7)は、その上に保持し
    た回路基板(b)をX、Y方向に移動し、且つ平面方向
    に回転させることができるX−Y−θテーブルである前
    記請求項2または3に記載のチップ状回路部品マウント
    装置。
JP6141211A 1994-05-31 1994-05-31 チップ状回路部品マウント方法及び装置 Expired - Fee Related JP2849040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141211A JP2849040B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 チップ状回路部品マウント方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6141211A JP2849040B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 チップ状回路部品マウント方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07326890A true JPH07326890A (ja) 1995-12-12
JP2849040B2 JP2849040B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=15286730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6141211A Expired - Fee Related JP2849040B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 チップ状回路部品マウント方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2849040B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476130B1 (ko) * 2001-06-18 2005-03-15 후지쓰 텐 가부시키가이샤 고주파 회로 부품의 실장 구조, 실장 방법 및 실장 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476130B1 (ko) * 2001-06-18 2005-03-15 후지쓰 텐 가부시키가이샤 고주파 회로 부품의 실장 구조, 실장 방법 및 실장 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2849040B2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3303109B2 (ja) 半田ボール供給装置と供給方法
US20060011645A1 (en) Electronic-component feeding device and electronic-component mounting method
JPH0322076B2 (ja)
US7337522B2 (en) Method and apparatus for fabricating a circuit board with a three dimensional surface mounted array of semiconductor chips
JP2849040B2 (ja) チップ状回路部品マウント方法及び装置
JP3196596B2 (ja) 電子部品製造方法および電子部品実装方法
JPH10100026A (ja) 電子部品の搬送装置とこの搬送装置を使用した電子部品装着機
JP4524161B2 (ja) 電子部品装着装置及び部品供給装置
JP4627643B2 (ja) 実装用電子部品の供給装置
JPH0586079B2 (ja)
KR100283744B1 (ko) 집적회로실장방법
JP3768040B2 (ja) 電子部品装着装置
JPH08288690A (ja) 電子部品供給装置
JP2000151088A (ja) 電子部品の実装装置および実装方法
JPH11289156A (ja) 半田ボール搭載方法及び回転式供給装置
JP2000068687A (ja) チップ部品のマウント装置
JP3397093B2 (ja) 導電性ボールの移載装置および移載方法
JPH0547519Y2 (ja)
JPH05335782A (ja) 電子部品実装機
JPS63100800A (ja) 基板供給装置
JPH0719198Y2 (ja) チップ状電子部品マウント装置用テンプレート
JPH02234496A (ja) チップ状電子部品マウント方法及び装置
JPH0446868B2 (ja)
JPS63107100A (ja) ピン挿入装置
JP2004111448A (ja) 部品装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981013

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees