JPH07326831A - 印刷配線板 - Google Patents

印刷配線板

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JPH07326831A
JPH07326831A JP12127294A JP12127294A JPH07326831A JP H07326831 A JPH07326831 A JP H07326831A JP 12127294 A JP12127294 A JP 12127294A JP 12127294 A JP12127294 A JP 12127294A JP H07326831 A JPH07326831 A JP H07326831A
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JP
Japan
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wiring board
circuit pattern
conductor circuit
printed wiring
layer
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JP12127294A
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English (en)
Inventor
Noriharu Miyaake
稚晴 宮明
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/107Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by filling grooves in the support with conductive material
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

Landscapes

  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パターン面にめっき層が形成されても表面全体
の平滑性を有し、しかもその構成が簡単な印刷配線板を
提供する。 【構成】絶縁体層1面に、接着層10を介して所定の導
体回路パターン11が形成された印刷配線板である。し
かも、上記導体回路パターン11のパターン面が、接着
層10の表面よりも下側に位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気,電子機器等に
多用される印刷配線板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気,電子機器の小形軽量化および高速
化等の特性向上のため、安価で精度の良い印刷配線板が
多用されている。このような印刷配線板は、一般に、電
気的な絶縁体層と、上記絶縁体層表面に形成される電気
信号を伝送するための導体回路パターンとから構成され
ている。そして、上記印刷配線板の代表的な例として、
特に、上記絶縁体層が、ポリイミド樹脂やポリエステル
樹脂等のプラスチックフィルムからなり、上記絶縁体層
と導体回路パターンを接着剤等によって貼り合わせた印
刷配線板が、安価でかつ大量生産可能な構成を有してい
るとして実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような接着剤を用
いた配線板は、まず、図7に示すように、絶縁体層1表
面に、接着層2を介して導体層3を貼り合わせる。そし
て、上記導体層3を、公知の印刷法,フォトレジスト法
により、図8に示すように、所定の導体回路パターン3
aを形成する。このような製造工程を経由することによ
って、高密度の導体回路パターン3aの形成が可能とな
る。このとき、上記導体層3は、後工程の導体回路パタ
ーン3aの形成のために、絶縁体層1に固定されている
必要があり、例えば、接着層2形成材料として、硬化型
の接着剤を使用する場合は、上記絶縁体層1と導体層3
とを貼り合わせた後に、加熱,光,電子線等のエネルギ
ー照射による硬化反応を生起させ、導体層3の固定化を
実現させる。また、接着層2形成材料として、熱可塑性
接着剤を使用する場合は、貼り合わせ時に、加熱による
軟化によって接着剤を流動させ、貼り合わせた後に室温
下で冷却することによって、導体層3の固定化を実現さ
せる。
【0004】このような方法によって作製された印刷配
線板は、その後、必要な部分を除いて、導体回路パター
ン3a表面に、さらに絶縁層4を積層し、絶縁層4を形
成しない部分には、図9に示すように、導体回路パター
ン3aの腐食防止および導通を目的としためっき層5を
形成するのが一般的である。このような工程を経由して
得られた印刷配線板は、図示のように、その表面が平滑
とならず、例えば導体回路パターン3a表面上を摺動接
点が移動するような使用(スイッチプレート,他の固定
接点等)には適さなかった。
【0005】このような問題を解決するため、例えば、
図10に示すように、導体回路パターン3aを、接着剤
2a内に埋没させ、接着層2a表面と導体回路パターン
3a表面とが面一となるよう形成された印刷配線板が考
案されている(特公昭56−32798号公報)。しか
しながら、このような構成の印刷配線板においても、例
えば、図11に示すように、上記導体回路パターン3a
のパターン面に、前述のように、さらにめっき層5aを
積層した場合、印刷配線板表面の平滑性が損なわれてし
まい、この平滑性を損なわないようにするためには、図
12に示すように、上記めっき層5aの厚みに合わせ
て、同じ厚みの絶縁層4aを形成する等の工夫が必要と
された。このように、印刷配線板表面の平滑性を得るた
めには、さらに絶縁層4aの形成が必要となり、その製
造工程はより煩雑となる。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、パターン面にめっき層が形成されても表面全
体の平滑性を有し、しかもその構成が簡単な印刷配線板
の提供をその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の印刷配線板は、絶縁体層の少なくとも片
面に、接着層を介して導体回路パターンが形成された印
刷配線板であって、上記導体回路パターンのパターン面
が、接着層の表面よりも下側に位置決めされているとい
う構成をとる。
【0008】
【作用】すなわち、この発明の印刷配線板は、パターン
面が、接着層の表面よりも下側に位置決めされた導体回
路パターンが形成されている。このため、導体回路パタ
ーンが配線板表面から突出せず、回路パターン面上を摺
動接点が移動するような場合の使用においても問題が生
じない。しかも、上記導体回路パターン面に、金属めっ
き層を形成する場合においても、上記接着層の表面と上
記金属めっき層の表面とを面一に形成することが可能と
なり、表面が平滑な印刷配線板が得られる。
【0009】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0010】図1は、この発明の印刷配線板の一例を示
す断面図である。1は絶縁体層であり、上記絶縁体層1
面に接着層10が形成されている。上記接着層10に
は、凹部が形成されており、上記凹部内に導体回路パタ
ーン11が埋設されている。そして、上記導体回路パタ
ーン11のパターン面は、上記接着層10の表面よりも
下側に位置決めされており、印刷配線板全体の表面とし
ては、凹部が形成されることとなる。
【0011】上記絶縁体層1形成材料としては、電気的
に絶縁性を有するものであれば特に限定するものではな
く従来公知のものが用いられる。例えば、フェノール樹
脂板,フェノール樹脂含浸積層板,エポキシ樹脂板,エ
ポキシ樹脂含浸積層板,ポリエステル樹脂板,ポリエス
テル樹脂含浸積層板等の硬質板または硬質積層板、ポリ
エステルフィルム,ポリイミドフィルム,ポリエチレン
フィルム,ポリエーテルニトリルフィルム等のプラスチ
ックフィルム等があげられる。特に好ましくは、導体を
埋め込む際の加圧処理時の耐熱性,印刷配線板へ部品を
半田付けする際の耐熱性および柔軟性という点から、ポ
リイミドフィルムが用いられる。また、上記絶縁体層1
の厚みは、その用途,電気絶縁性,取扱いの容易さ等に
よって適宜に設定されるが、例えば一般的な電気・電子
機器等への用途の場合は、12〜150μmの範囲に設
定することが好ましい。
【0012】上記接着層10形成材料としては、特に限
定するものではなく従来公知のものが用いられる。例え
ば、加熱,光,電子線等のエネルギー照射により硬化反
応が進行する硬化型接着剤、大気中の水分を吸収して硬
化反応が進行する湿気硬化型接着剤,加熱により可塑性
が付与される熱可塑性接着剤等があげられる。上記加熱
により硬化反応が進行する硬化型接着剤としては、エポ
キシ樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリ
エステル樹脂,アルキド樹脂,ウレタン樹脂を用いたも
の等があげられる。また、上記光の照射により硬化反応
が進行する硬化型接着剤としては、アクリル系オリゴマ
ー,アクリル系モノマーに、ベンゾフェノン,ベンゾイ
ンエーテル等の光重合開始剤を配合したもの等があげら
れる。さらに、上記電子線の照射により硬化反応が進行
する硬化型接着剤としては、上記光照射で硬化する接着
剤とほぼ同様のもの等があげられる。そして、上記湿気
硬化型接着剤としては、上記硬化型接着剤に、ポリイソ
シアネートを硬化剤として配合したもの等があげられ
る。また、熱可塑性接着剤としては、ポリスチレン,ポ
リエチレン,ポリアミド,アクリル樹脂,フッ素樹脂,
塩化ビニル樹脂等の各樹脂を用いたもの等があげられ
る。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いること
ができる。特に、上記接着剤を単独で用いる場合は、取
扱いが容易であるという点から、熱可塑性接着剤が、ま
た、接着剤の流動と導体回路の固定の両方を反応率でコ
ントロールし易いという点から熱硬化性接着剤を用いる
ことが好ましい。また、上記接着剤を2種以上併用して
用いる場合は、導体回路パターンの埋め込み易さと、固
定する強度を両立させ易いという点から、熱可塑性接着
剤と光照射による硬化型接着剤、もしくはこれに熱硬化
型接着剤を組み合わせて用いることが好ましい。
【0013】上記導体回路パターン11形成材料として
は、銅,アルミニウム,ステンレス等の金属箔があげら
れる。この場合、上記金属箔の厚みは、5〜100μm
の範囲が好ましい。この他に、後述の真空蒸着法,めっ
き法等により導体層を析出させる場合には、インジウム
−錫合金や銅合金等が用いられる。
【0014】この発明の印刷配線板は、例えばつぎのよ
うにして製造することができる。すなわち、まず、絶縁
体層面に接着層形成材料を用いて、塗工あるいはフィル
ム状材料を積層することにより接着層を形成する。上記
接着層の厚みは、8〜160μmに設定することが好ま
しい。そして、図2に示すように、接着層10表面に、
導体回路パターン11形成材料を積層し導体層12を形
成する。上記積層方法は、導体回路パターン11形成材
料の種類によって大別され、例えば、金属箔を用いる場
合は、熱ロールや鏡面平板による加熱加圧方式が多用さ
れる。また、インジウム−錫合金や銅合金等を用いる場
合は、真空蒸着法,めっき法等が用いられ、上記方法に
従い導体層12を析出させる。そして、上記積層工程の
際に、上記接着層10形成材料として硬化型接着剤を用
いる場合は、その硬化反応を、接着層10自身が導体層
12から導体回路パターン11を形成可能な程度には固
定可能で、かつ厚み方向には流動可能な程度までに制御
する。例えば、一例として、エポキシ樹脂系接着剤を用
いる場合、積層時の反応率は、60〜90%程度に設定
することが好ましい。上記反応率は、未反応のエポキシ
基量を使用前を100%、完全硬化後を0%とし、未反
応のエポキシ基量を測定したものを示す。
【0015】上記導体層12の形成方法である真空蒸着
法としては、具体的には、抵抗加熱蒸着法,高周波加熱
蒸着法,電子ビーム蒸着法等の他、イオンプレーティン
グ法,スパッタリング法,気相成長法(CVD法)があ
げられる。
【0016】上記めっき法としては、具体的には、大別
して電解めっき法および無電解メッキ法があげられる。
【0017】ついで、上記導体層12に対して、印刷
法,フォトレジスト法等の従来公知の方法を用いて、図
3に示すように、所定の導体回路パターン11を形成す
る。また、上記真空蒸着法,めっき法等を用いる場合
は、導体層12の析出と同時に導体回路パターン11を
形成してもよい。
【0018】上記印刷法の一例として、スクリーン印刷
法等があげられる。
【0019】上記フォトレジスト法としては、例えば、
フィルムタイプのフォトレジストを貼り合わせて、回路
パターンを露光・現像するドライフィルムフォトレジス
ト法、液状タイプのフォトレジストをコーティングして
使用する液状レジスト法等があげられる。
【0020】そして、所定の導体回路パターン11を形
成した後、熱ロールや鏡面平板による加熱加圧方式によ
って、接着層10内に上記導体回路パターン11を埋没
させる。その後、硬化型接着剤を用いた場合は、所定の
方法により硬化反応を進行させて完全に硬化させ、図4
に示す構造の配線板を作製する。この時点で、導体回路
パターン11のパターン表面と接着層10の表面とが面
一の配線板が得られる。
【0021】上記導体回路パターン11を接着層10内
に埋没させる加熱加圧方法としては、鏡面板を使用し加
熱加圧するバッチ方法、圧着ロールと加熱ロールの間に
上記導体回路パターン11形成後の配線板を通過させる
連続方式等があげられる。そして、上記加熱加圧条件と
しては、圧力5〜100kg/cm2 、温度約90〜2
50℃で約0.5〜20分間に設定することが好まし
い。特に好ましくは圧力8〜60kg/cm2 、温度1
00〜150℃、約0.5〜3分である。
【0022】ついで、図4に示す配線板の導体回路パタ
ーン11のみを選択的に部分除去する方法を用いて、上
記導体回路パターン11の一部である表面部分を所定量
除去することにより、図1に示すような印刷配線板を製
造することができる。
【0023】上記導体回路パターン11のみを選択的に
除去する方法としては、例えば、過硫酸ナトリウム等を
利用した化学的エッチング法、通常の電解めっき法の陽
極と陰極を交換し、導体回路側がエッチングされるよう
にする電解エッチング法等があげられる。
【0024】上記導体回路パターン11の一部除去にお
いて、その除去部分の厚みf(図5参照)は、特に限定
するものではなく、後工程により導体回路パターン11
のパターン面上に形成される金属めっき層の厚みを考慮
して適宜に設定されるが、その機能上、導体回路パター
ン11の厚みよりも小さくなるよう設定される。例え
ば、厚みfは1〜10μmの範囲に設定することが好ま
しい。
【0025】このようにして得られた印刷配線板は、導
体回路パターン11のパターン面が、接着層10の表面
よりも下側に位置決めされている。このため、導体回路
パターン11が印刷配線板表面から突出せず、導体回路
パターン11面上を摺動接点が移動するような場合の使
用においても問題が生じない。
【0026】なお、上記印刷配線板では、絶縁体層1の
片面のみに導体回路パターン11が形成されているが、
片面のみの形成に限定するものではなく、絶縁体層1の
両面に、接着層10および導体回路パターン11を形成
し、上記と同様、そのパターン面が接着層10の表面よ
りも下側に位置決めされた導体回路パターン11を形成
してもよい。
【0027】さらに、図1に示す構成の印刷配線板の、
一部除去された導体回路パターン11のパターン面上
に、図6に示すように、金属めっき層13を形成しても
よい。このとき、上記金属めっき層13の表面と接着層
10の表面とが面一となるよう形成することが好まし
い。上記のように、パターン面上に形成される金属めっ
き層13の厚みは、導体回路パターン11の除去部分の
厚みf(図5参照)と同じ厚みに設定される。このよう
に、導体回路パターン11の除去部分に金属めっき層1
3が形成されることにより、最終的に、表面が平滑な印
刷配線板が得られる。
【0028】上記金属めっき層13の形成材料として
は、通常用いられる金属であれば特に限定するものでは
ない。例えば、ニッケル,金,銀,白金,パラジウム,
銅,クロム,亜鉛,錫等があげられる。そして、上記金
属めっき層13形成方法としては、特に限定するもので
はなく、従来公知の方法、例えば無電解めっき法,電解
めっき法等があげられる。
【0029】なお、絶縁体層1の両面に、接着層10お
よび導体回路パターン11が形成され、そのパターン面
が接着層10の表面よりも下側に位置決めされた導体回
路パターン11の形成された印刷配線板では、上記金属
めっき層13は、両面の導体回路パターン11のパター
ン面に形成される。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の印刷配線板
は、パターン面が、接着層の表面よりも下側に位置決め
された導体回路パターンが形成されている。このため、
導体回路パターンが配線板表面から突出せず、回路パタ
ーン面上を摺動接点が移動するような場合の使用におい
ても問題が生じない。しかも、上記導体回路パターン面
に、金属めっき層を形成する場合、上記接着層の表面と
上記金属めっき層の表面とを面一に形成することが可能
となり、表面が平滑な印刷配線板が得られる。このた
め、従来のように、平滑な表面を得ようと、金属めっき
層形成部分以外に、絶縁層を設ける必要がなく、製造工
程の簡略化が実現する。したがって、この発明の印刷配
線板は、スイッチプレート,他の固定接点等として使用
される場合において、回路上を摺動接点の運動に支障を
きたさないような形状を有するため、広範囲な用途に使
用される。
【0031】つぎに、実施例について説明する。
【0032】
【実施例1】まず、下記に示す絶縁体層形成材料,導体
回路パターン形成材料,接着層形成材料を準備した。
【0033】〔絶縁体層形成材料〕ポリイミドフィルム
(厚み25μm、東レ・デュポン社製,Kapton−
100H)。
【0034】〔導体回路パターン形成材料〕圧延銅箔
(厚み35μm、日本鉱業社製,BAN−02−T)。
【0035】〔接着層形成材料〕下記に示す(a)〜
(c)成分を配合し、離型フィルム上に塗布・乾燥する
ことにより得られた熱硬化型接着フィルム(厚み25μ
m)。 (a)ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル社製,エピコート828) 40重量部 (b)アラルキルフェノール変性ノボラック樹脂(住友ベークライト社製,PR −50775) 30重量部 (c)アクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオン社製,Nipol 10 72) 30重量部
【0036】上記各形成材料を用い、ポリイミドフィル
ム,熱硬化型接着フィルム,圧延銅箔の順で積層し、熱
ロールによって上記各形成材料を貼り合わせた(図2参
照)。このときの上記熱硬化型接着フィルムの反応率は
85%となるよう設定した。そして、熱ロールによる貼
り合わせ条件としては、温度110℃×圧力30kg/
cm2 に設定した。また、上記反応率は、未反応のエポ
キシ基量を使用前を100%、完全硬化後を0%とし、
未反応のエポキシ基量を測定した。つぎに、上記圧延銅
箔を、ドライフィルムフォトレジスト法によって所定の
配線パターンに形成した(図3参照)。その後、上記熱
硬化型接着フィルムにより形成された接着層の反応率が
70%となるよう、熱風循環乾燥機により接着層の硬化
度を調整した。そして、直ちに、平行平面を有するプレ
ス機によって、配線板全体に、120℃×30kg/c
2 ×5分の条件で加熱加圧処理を行い、図4に示すよ
うに、接着層10内に、導体回路パターン11が埋没
し、接着層10と導体回路パターン11のパターン表面
が面一となった状態の配線板を作製した。そして、加熱
することにより(150℃×90分)上記接着層10を
完全硬化させた。
【0037】ついで、上記配線板の全面を、40℃×1
50g/lの過硫酸ナトリウム水溶液にて10分間エッ
チング処理を行い、導体回路パターン11のパターン表
面から、除去部分の厚みf=5μm(図5参照)となる
よう、導体回路パターン11の一部を除去した。このよ
うにして図1に示す印刷回路配線板が得られた。
【0038】その後、除去された部分のパターン面上
に、無電解のニッケルめっきを5μm析出させ(ニッケ
ルめっき液による85℃×30分間の条件)、図6に示
すような、ニッケルめっき層13を形成することにより
印刷配線板を製造した。最終的に得られた印刷配線板
は、表面が平滑であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の印刷配線板の一例を示す断面図であ
る。
【図2】上記印刷配線板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図3】上記印刷配線板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図4】上記印刷配線板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図5】上記印刷配線板の部分拡大断面図である。
【図6】この発明の印刷配線板に金属めっき層が形成さ
れた状態を示す断面図である。
【図7】従来の印刷配線板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図8】従来の印刷配線板の製造方法を示す断面図であ
る。
【図9】従来の印刷配線板を示す断面図である。
【図10】従来の他の印刷配線板を示す断面図である。
【図11】従来の他の印刷配線板の導体回路パターン面
上に金属めっき層が形成された状態を示す断面図であ
る。
【図12】従来の他の印刷配線板に、さらに絶縁層が形
成された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁体層 10 接着層 11 導体回路パターン 13 金属めっき層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体層の少なくとも片面に、接着層を
    介して導体回路パターンが形成された印刷配線板であっ
    て、上記導体回路パターンのパターン面が、接着層の表
    面よりも下側に位置決めされていることを特徴とする印
    刷配線板。
  2. 【請求項2】 導体回路パターンのパターン面に、金属
    めっき層が形成され、上記接着層の表面と上記金属めっ
    き層の表面とが面一に形成されている請求項1記載の印
    刷配線板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012028238A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 透明導電性フィルムの製造方法
JP2013070043A (ja) * 2011-09-06 2013-04-18 Daisho Denshi Co Ltd 片面プリント配線板およびその製造方法

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