JPH07326531A - フライバックトランス - Google Patents
フライバックトランスInfo
- Publication number
- JPH07326531A JPH07326531A JP6118720A JP11872094A JPH07326531A JP H07326531 A JPH07326531 A JP H07326531A JP 6118720 A JP6118720 A JP 6118720A JP 11872094 A JP11872094 A JP 11872094A JP H07326531 A JPH07326531 A JP H07326531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cores
- core
- plate
- low
- voltage coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Television Scanning (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 フライバックトランスの、コアア−スを確実
にとって、作業性良く、経済的に、コアの帯電を防止す
る。 【構成】 フライバックトランスのコアア−スプレ−ト
を、一対のコア2,3の両方に接触させ、その一端をア
−ス端子10に接続する。
にとって、作業性良く、経済的に、コアの帯電を防止す
る。 【構成】 フライバックトランスのコアア−スプレ−ト
を、一対のコア2,3の両方に接触させ、その一端をア
−ス端子10に接続する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管を用いるテレ
ビジョン受像機やディスプレイ装置等に使用されるフラ
イバックトランスに関する。
ビジョン受像機やディスプレイ装置等に使用されるフラ
イバックトランスに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にフライバックトランスは、図3
及び図4に示すように、端子17を持った低圧ボビン1
6に銅線を巻装して低圧コイル11を形成し、低圧コイ
ルの上に同軸状に高圧ボビン18を嵌合して高圧コイル
12を巻装し、更に高圧コイルの外側には、高圧整流回
路を構成する、高圧ダイオ−ド13、抵抗14、コンデ
ンサ15等を装着して、これらをケ−ス1内に収納し、
ケ−ス1内には、絶縁樹脂を充填して硬化させて構成し
ている。
及び図4に示すように、端子17を持った低圧ボビン1
6に銅線を巻装して低圧コイル11を形成し、低圧コイ
ルの上に同軸状に高圧ボビン18を嵌合して高圧コイル
12を巻装し、更に高圧コイルの外側には、高圧整流回
路を構成する、高圧ダイオ−ド13、抵抗14、コンデ
ンサ15等を装着して、これらをケ−ス1内に収納し、
ケ−ス1内には、絶縁樹脂を充填して硬化させて構成し
ている。
【0003】ケ−ス1は、液状の絶縁樹脂を充填したと
き、液漏れを起こさないように、低圧ボビン16と密嵌
合されている。低圧ボビン16には、磁路を構成する一
対のコの字型フェライトコア2、3の片方の脚部を、そ
れぞれ挿入して組み合わせ、スプリング4又は接着剤で
固定している。一対のコア2、3のあわせ面には、コア
の磁気飽和を防止する為に、ギャップスペ−サ5、6が
挟み込まれている。一般的に、ギャップスペ−サの素材
には、絶縁物が用いられるので、両コア間を導電性のス
プリング4で固定するか、導電性接着剤7で固定しなけ
れば、両コア2、3間の電気的な導通は得られない。両
コア2、3間に導通が無く、ア−スからも浮いていた場
合には、フライバックトランスの動作時に、コア2、3
が帯電し、放電を起こしてノイズを発生する恐れがあ
る。この放電を防止するため、一般には両コア2、3を
同電位に保ち、且つ、ア−スに接続する構造となってい
る。
き、液漏れを起こさないように、低圧ボビン16と密嵌
合されている。低圧ボビン16には、磁路を構成する一
対のコの字型フェライトコア2、3の片方の脚部を、そ
れぞれ挿入して組み合わせ、スプリング4又は接着剤で
固定している。一対のコア2、3のあわせ面には、コア
の磁気飽和を防止する為に、ギャップスペ−サ5、6が
挟み込まれている。一般的に、ギャップスペ−サの素材
には、絶縁物が用いられるので、両コア間を導電性のス
プリング4で固定するか、導電性接着剤7で固定しなけ
れば、両コア2、3間の電気的な導通は得られない。両
コア2、3間に導通が無く、ア−スからも浮いていた場
合には、フライバックトランスの動作時に、コア2、3
が帯電し、放電を起こしてノイズを発生する恐れがあ
る。この放電を防止するため、一般には両コア2、3を
同電位に保ち、且つ、ア−スに接続する構造となってい
る。
【0004】一対のコの字型コアを固定するのに、コア
スプリング等の金具を使用しない方式のフライバックト
ランスに於いては、両コア2、3を同電位に保ち、且
つ、接地する方法としては、一般に次のような方法が採
られる。
スプリング等の金具を使用しない方式のフライバックト
ランスに於いては、両コア2、3を同電位に保ち、且
つ、接地する方法としては、一般に次のような方法が採
られる。
【0005】図4に示す例は、導電性接着剤7で両コア
2、3をつなぎ、片方のコア3とコアア−スプレ−ト8
を接触させて同電位にし、コアア−スプレ−ト8をア−
ス端子10に接続する方法である。
2、3をつなぎ、片方のコア3とコアア−スプレ−ト8
を接触させて同電位にし、コアア−スプレ−ト8をア−
ス端子10に接続する方法である。
【0006】図5に示す例は、導電性ギャップ9を両コ
ア2、3間に挟んで同電位とし、コアア−スプレ−ト8
を片方のコア3に接触させてア−ス端子10に接続する
方法である。
ア2、3間に挟んで同電位とし、コアア−スプレ−ト8
を片方のコア3に接触させてア−ス端子10に接続する
方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれの方法
も作業性が悪く、材料費と加工費が高く付くという欠点
があった。本発明の目的は、上述の欠点を解決するもの
で、一対のコアを簡単に同電位に保ち、且つ、作業性が
良く、コストが安いフライバックトランスを提供する事
である。
も作業性が悪く、材料費と加工費が高く付くという欠点
があった。本発明の目的は、上述の欠点を解決するもの
で、一対のコアを簡単に同電位に保ち、且つ、作業性が
良く、コストが安いフライバックトランスを提供する事
である。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明は、上述の目的を達
成する為になされたもので、磁路を構成する一対のコの
字型コアと、このコアの一方の脚部に巻装される低圧コ
イルと、この低圧コイルの上に同軸状に巻装される高圧
コイルと、これら両コイルを収納し、絶縁樹脂を内部に
充填したケ−スとを具備するフライバックトランスに於
いて、低圧コイルと一対のコアの脚部との間に、導電性
のコアア−スプレ−トを、両コアと接触する様に装着
し、その一端を低圧コイルに設けたア−ス端子に接続す
る様に構成することである。
成する為になされたもので、磁路を構成する一対のコの
字型コアと、このコアの一方の脚部に巻装される低圧コ
イルと、この低圧コイルの上に同軸状に巻装される高圧
コイルと、これら両コイルを収納し、絶縁樹脂を内部に
充填したケ−スとを具備するフライバックトランスに於
いて、低圧コイルと一対のコアの脚部との間に、導電性
のコアア−スプレ−トを、両コアと接触する様に装着
し、その一端を低圧コイルに設けたア−ス端子に接続す
る様に構成することである。
【0009】
【作用】導電性のコアア−スプレ−トを、低圧コイルと
一対のコアとの間に装着したので、コアア−スプレ−ト
は、両コアと同時に接触し、両コアを同電位にする。
又、コアア−スプレ−トの一端をア−ス端子に接続する
ので、両コアは確実にア−スされる。
一対のコアとの間に装着したので、コアア−スプレ−ト
は、両コアと同時に接触し、両コアを同電位にする。
又、コアア−スプレ−トの一端をア−ス端子に接続する
ので、両コアは確実にア−スされる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例につき以下に説明をする。
尚、従来例と同じ部分には同じ符号を用いて、その説明
を省略する。
尚、従来例と同じ部分には同じ符号を用いて、その説明
を省略する。
【0011】コアア−スプレ−ト8aは、図2(a)に
示すように、直径0.3mm前後の錫メッキ線等の導電
物で構成し、予め振幅3mm〜5mm、ピッチ5mm〜
10mm程度の波形に形成される。その長さは、図1に
示すように、ア−ス端子10から低圧ボビン16内を通
り、低圧ボビン16の他端から数ミリ飛び出す程度に設
定する。コアア−スプレ−ト8aは、低圧ボビン16に
設けたア−ス端子10に接続して半田付けされる。コア
ア−スプレ−ト8aの波形にうねった部分を低圧ボビン
16内に装着して、一対のコア2、3を挿入し、それぞ
れのコア2、3とコアア−スプレ−ト8aを接触させて
同電位にする。ケ−ス1とコア2、3、コア2とコア3
を接着剤にて固定し、フライバックトランスを構成す
る。
示すように、直径0.3mm前後の錫メッキ線等の導電
物で構成し、予め振幅3mm〜5mm、ピッチ5mm〜
10mm程度の波形に形成される。その長さは、図1に
示すように、ア−ス端子10から低圧ボビン16内を通
り、低圧ボビン16の他端から数ミリ飛び出す程度に設
定する。コアア−スプレ−ト8aは、低圧ボビン16に
設けたア−ス端子10に接続して半田付けされる。コア
ア−スプレ−ト8aの波形にうねった部分を低圧ボビン
16内に装着して、一対のコア2、3を挿入し、それぞ
れのコア2、3とコアア−スプレ−ト8aを接触させて
同電位にする。ケ−ス1とコア2、3、コア2とコア3
を接着剤にて固定し、フライバックトランスを構成す
る。
【0012】図2(b)は、導電性コアア−スプレ−ト
の他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8bは、細い
銅線等を編んだ直径約5mmの筒状のメッシュで構成し
ている。低圧ボビン16とコア2、3の間では、断面が
楕円状につぶれ、コア表面と多数の点で、電気的接触を
する。
の他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8bは、細い
銅線等を編んだ直径約5mmの筒状のメッシュで構成し
ている。低圧ボビン16とコア2、3の間では、断面が
楕円状につぶれ、コア表面と多数の点で、電気的接触を
する。
【0013】図2(c)は、導電性コアア−スプレ−ト
の、更に他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8c
は、直径約5mmの円柱状の金属ブラシで構成してい
る。低圧ボビン16とコア2、3の間では、ブラシが押
しつぶされ、コア表面と多数の点で、電気的接触をす
る。
の、更に他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8c
は、直径約5mmの円柱状の金属ブラシで構成してい
る。低圧ボビン16とコア2、3の間では、ブラシが押
しつぶされ、コア表面と多数の点で、電気的接触をす
る。
【0014】図2(d)は、導電性コアア−スプレ−ト
の、更に他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8dは
厚さ約1mm、幅約5mmの平板状の導電性スポンジで
構成している。低圧ボビン16とコア2、3の間では、
スポンジは押しつぶされ、コア表面と多数の点で、電気
的接触をする。
の、更に他の実施例を示す。コアア−スプレ−ト8dは
厚さ約1mm、幅約5mmの平板状の導電性スポンジで
構成している。低圧ボビン16とコア2、3の間では、
スポンジは押しつぶされ、コア表面と多数の点で、電気
的接触をする。
【0015】上記以外の導電材の変形使用が可能なこと
は言うまでもない。
は言うまでもない。
【0016】
【発明の効果】コアア−スプレ−トを、一対のコアにま
たがって設けたので、従来のような導電性接着剤や導電
性ギャップスペ−サが不要となって、材料費を低減でき
る。又、コアをボビンに挿入するだけでコアをア−ス出
来るので、作業時間を短縮できる。
たがって設けたので、従来のような導電性接着剤や導電
性ギャップスペ−サが不要となって、材料費を低減でき
る。又、コアをボビンに挿入するだけでコアをア−ス出
来るので、作業時間を短縮できる。
【図1】本発明に係るフライバックトランスの実施例を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図2】コアア−スプレ−トの実施例を示す側面図と斜
視図であり、(a)は錫メッキ線等で構成している、
(b)は細い銅線等を編んだメッシュで構成している、
(c)は円柱状の金属ブラシで構成している、(d)は
平板状の導電性スポンジで構成している。
視図であり、(a)は錫メッキ線等で構成している、
(b)は細い銅線等を編んだメッシュで構成している、
(c)は円柱状の金属ブラシで構成している、(d)は
平板状の導電性スポンジで構成している。
【図3】従来のフライバックトランスの側面断面図であ
る。
る。
【図4】従来のフライバックトランスの他の例を示す側
面断面図である。
面断面図である。
【図5】従来のフライバックトランスの更に他の例を示
す側面断面図である。
す側面断面図である。
1 ケ−ス 2、3 コア 4 コアスプリング 5、6ギャップスペ−サ 7 導電性接着剤 8 コアア−スプレ−ト 8a、8b、8c、8dコアア−スプレ−ト 9 導電性ギャップスペ−サ 10 ア−ス端子 11 低圧コイル 12 高圧コイル 13 高圧ダイオ−ド 14 抵抗 15 コンデンサ 16 低圧ボビン 17 端子 18 高圧ボビン
Claims (1)
- 【請求項1】磁路を構成する一対のコの字型コアと、こ
のコアの一方の脚部に巻装される低圧コイルと、この低
圧コイルの上に同軸状に巻装される高圧コイルと、これ
ら両コイルを収納し、絶縁樹脂を内部に充填したケ−ス
とを具備するフライバックトランスに於いて、低圧コイ
ルと一対のコアの脚部との間に、導電性のコアア−スプ
レ−トを、両コアと接触する様に装着し、その一端を低
圧コイルに設けたア−ス端子に接続した事を特徴とする
フライバックトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118720A JPH07326531A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | フライバックトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6118720A JPH07326531A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | フライバックトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326531A true JPH07326531A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14743422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6118720A Pending JPH07326531A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | フライバックトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07326531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005175470A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Robert Bosch Gmbh | 点火コイル |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6118720A patent/JPH07326531A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005175470A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Robert Bosch Gmbh | 点火コイル |
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