JPH07326315A - 正負イオン検出装置 - Google Patents

正負イオン検出装置

Info

Publication number
JPH07326315A
JPH07326315A JP14226794A JP14226794A JPH07326315A JP H07326315 A JPH07326315 A JP H07326315A JP 14226794 A JP14226794 A JP 14226794A JP 14226794 A JP14226794 A JP 14226794A JP H07326315 A JPH07326315 A JP H07326315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive
dynode
ion
negative
ions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14226794A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Hirooka
恵 廣岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP14226794A priority Critical patent/JPH07326315A/ja
Publication of JPH07326315A publication Critical patent/JPH07326315A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイノードへの印加電圧を切り換えることな
く、光電子増倍管により正負双方のイオンを検出する。 【構成】 正イオン用ダイノード14と負イオン用ダイ
ノード16とが別個に設けられ、検出対象のイオンが正
か負かに応じてダイノード14又は16で電子に変換さ
れる。この電子は、それを放出するダイノード14又は
16に応じた方向から1個のシンチレータ20に入射し
て光に変換される。この光は光電子増倍管24により検
出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正イオンと負イオンの
双方を検出するイオン検出装置に関するものであり、例
えば質量分析において使用される正負イオン検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】質量分析等においては、正イオンのみな
らず負イオンをも検出することが必要である。しかし、
標準的な連続ダイノード式電子増倍管により負イオンを
検出しようとすると、検出信号が出力される電子増倍管
のアノード部分が高い正電圧となるため、非接地増幅器
や複雑な前置増幅器を必要とする等、種々の問題が生じ
る。
【0003】これに対し、図3に示すように、負イオン
を受けてそれに比例した正イオンを発生する変換ユニッ
ト56を設け、これを用いて負イオンを正イオンに変換
して電子増倍管60に入射することにより負イオンを検
出する装置が提案されている(特開昭54−13959
2号)。この構成によると、電子増倍管60のアノード
部分を接地して接地レベルの検出信号(バイアス電圧0
Vの検出信号)を得ることができるため、上記問題が解
消される。
【0004】また、図4に示すように、正イオン又は負
イオンを受けてそれに応じた2次電子を放出するダイノ
ードアセンブリ71を設け、これによって正イオン又は
負イオンを2次電子に変換し、更にシンチレータ73に
よって2次電子を光に変換して光電子増倍管76に入射
することにより正イオンと負イオンの双方を検出するこ
とができるイオン検出装置が提案されている(英国特許
公開公報第2039140A号)。この構成では、検出
すべきイオンが一旦シンチレータ73で光に変換される
ため、イオンの出射点と光電子増倍管76との間が電気
的に切り離されている。これにより、光電子増倍管76
の出力電極を接地して接地レベルの検出信号(バイアス
電圧0Vの検出信号)を得ることができるため、前記装
置と同様、上記問題が解消される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記二つの従来例を比
較すると、前者(特開昭54−139592号)では、
検出装置の容器に真空リークがあった場合、電子増倍管
60等の電極の表面が空気に触れて動作が不安定となっ
たり、又は、リーク時に電子増倍管に所定電圧が印加さ
れているときに電子増倍管が破壊され本来の機能を果た
さなくなるのに対し、後者(英国特許公開公報第203
9140A号)では、光電子増倍管76の中に光電陰極
やダイノード等が真空状態で封入された構造となってい
るため、検出装置の容器に真空リークがあっても、この
ような問題は生じない。したがって、光電子増倍管を使
用する後者のような構成が望ましい。しかし、2次電子
を光に変換するシンチレータは、板状であって、一方の
面で2次電子を受け、その裏面からそれに応じた光を発
する構造となっており、イオンを受けて2次電子を放出
するダイノードは、シンチレータの一方の面の側に一つ
だけ設けられている。このため、検出対象が正イオンか
負イオンかによってそのダイノードに印加する電圧を切
り換える必要がある。この電圧の切り換えは、装置を複
雑化し、コストの上昇を招く。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、ダイノ
ードに印加される電圧を切り換えることなく、光電子増
倍管により正イオンと負イオンの双方を検出することが
できる正負イオン検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、所定の出射点から出射される正イ
オンと負イオンとを検出する正負イオン検出装置であっ
て、 a)前記出射点を基準として負の電圧が印加され、前記
正イオンが衝突することによって前記正イオンに応じた
量の2次電子を放出する正イオン用ダイノードと、 b)前記出射点を基準として正の電圧が印加され、前記
負イオンが衝突することによって前記負イオンに応じた
量の2次電子を放出する負イオン用ダイノードと、 c)正イオン用ダイノードから放出された2次電子が入
射する面と負イオン用ダイノードから放出された2次電
子が入射する面とを有し、いずれの面から入射した2次
電子に対しても該2次電子に応じた量の光を発生させる
シンチレータと、 d)前記光を検出する光電子増倍管と、を備えた構成と
している。
【0008】
【作用】このような構成によると、イオンの出射点を基
準として、正イオン用ダイノードには負の電圧が、負イ
オン用ダイノードには正の電圧がそれぞれ印加される。
これにより、正イオンが出射された場合には、その正イ
オンは正イオン用ダイノードに向かって進み、これに衝
突してその正イオンに応じた量の2次電子が放出され
る。また、負イオンが出射された場合には、その負イオ
ンは負イオン用ダイノードに向かって進み、これに衝突
してその負イオンに応じた量の2次電子が放出される。
そして、正イオン用ダイノードと負イオン用ダイノード
のいずれから放出された2次電子も、同一のシンチレー
タにそれぞれのダイノードに対応する面から入射し、入
射した2次電子に応じた量の光が発生する。この光は光
電子増倍管で検出され、その検出信号がイオンの検出値
を示す信号として出力される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である正負イオン
検出装置の構成を示す縦断面図である。この正負イオン
検出装置は、質量分析における検出器として使用される
ものであり、分析部10から出射されるイオンを受入
れ、これを検出する。この正負イオン検出装置の構成は
以下の通りである。
【0010】イオンを受け入れる入口部にはアパーチャ
12が設けられており、このアパーチャ12から前方
(イオンの進行方向)に向かって、正イオン用ダイノー
ド14と負イオン用ダイノード16とから成る1対のダ
イノード、基板26、シンチレータ20、及び光電子増
倍管24が順に設けられている。このうち基板26、シ
ンチレータ20、及び光電子増倍管24は、イオンの進
行方向に平行な中心軸の近傍に配置されている。そして
シンチレータ20は、後述の2次電子の入射面として、
正イオン用ダイノード14側の面と負イオン用ダイノー
ド16側の面の少なくとも2面を有し、これらの2面を
含むシンチレータ20の表面(シンチレータ20内で発
生した蛍光の出射面を除く)には薄いAl(アルミニウ
ム)層22が形成されており、そのAl層22には+1
0kVの電圧が印加されている。一方、正イオン用ダイ
ノード14及び負イオン用ダイノード16は、中心軸か
ら所定距離だけ離れた位置に中心軸に対して対称に配置
され、正イオン用ダイノード14には−3kVの電圧
が、負イオン用ダイノード16には+3kVの電圧がそ
れぞれ印加されている。また、シンチレータ20の周囲
であって中心軸から所定距離だけ離れた位置に中心軸に
対して対称に、前記1対のダイノード14、16に対応
する1対のデフレクタ17、18が配置され、正イオン
用ダイノード14の前方のデフレクタ17には−3〜−
3.5kVの電圧が、負イオン用ダイノード16の前方
のデフレクタ18には+2.5〜+3kVの電圧がそれ
ぞれ印加されている。なお、上記のダイノード14、1
6、デフレクタ17、18、及びAl層22への印加電
圧は分析部10内のイオンの出射点を基準としており、
これらの印加電圧の値は、出射されたイオンの運動エネ
ルギを考慮し、正イオン用ダイノード14には正イオン
が向かい、負イオン用ダイノード16には負イオンが向
かうように、また、正イオン用ダイノード14及び負イ
オン用ダイノード16から放出される2次電子がシンチ
レータ20に向かうように、設定されたものである。
【0011】上記構成の正負イオン検出装置は以下のよ
うに動作する。質量分析において試料をイオン化して得
られる正又は負のイオンは、アパーチャ12のスリット
部を通って分析部10から本検出装置に入る。アパーチ
ャ12の前方には、中心軸から所定距離だけ離れた位置
に中心軸に対して対称に正イオン用ダイノード14と負
イオン用ダイノード16とが配置され、これらのダイノ
ード14、16には、前記のように設定された値の負電
圧、正電圧がそれぞれ印加されているため、図1に示す
ように、正イオンが入った場合は正イオン用ダイノード
14に向かって、負イオンが入った場合は負イオン用ダ
イノード16に向かって、それぞれのイオンが進み、ダ
イノード14、16に衝突する。これにより、正イオン
用ダイノード14からは正イオンに応じた量の2次電子
が放出され、負イオン用ダイノード16からは負イオン
に応じた量の2次電子が放出される。このように正又は
負のイオンの衝突によって2次電子を放出するダイノー
ド14、16の材料としては、Al、Ca、Ag、C
r、Be、ステンレス等の金属、又はその酸化物を用い
ることができる。
【0012】正イオン用ダイノード14から放出される
2次電子は、−3〜−3.5kVの電圧が印加されたデ
フレクタ17によってその経路が曲げられ、シンチレー
タ20に正イオン用ダイノード14側の面から入射す
る。一方、負イオン用ダイノード16から放出される2
次電子は、+2.5〜+3kVの電圧が印加されたデフ
レクタ18によってその経路が曲げられ、シンチレータ
20に負イオン用ダイノード16側の面から入射する。
これらの2次電子はAl層22を透過してシンチレータ
20に達し、そこで蛍光を発生させる。この蛍光は、A
l層22で反射した後又は直接に光電子増倍管24に入
射する。質量分析における検出器では、高速走査時の分
解能の低下や、検出器に入るイオンの質量数の切り換え
に起因する偽ピークの発生を抑えるため、シンチレータ
20において発生する蛍光の残光時間を短くする必要が
ある。そこで本実施例では、蛍光減衰時間が10nsec以下
と短いプラスチックシンチレータが使用されている。プ
ラスチックシンチレータを使用すると、その内部で光の
減衰がほとんど生じないという利点もある。シンチレー
タ20の表面に形成されるAl層22の厚さは、ダイノ
ード14又は16から放出された2次電子が十分透過す
ることができる程度とする必要がある。具体的には、50
〜100nm程度の厚さとするのが適切である。Al層22
は、前述のようにシンチレータ20内で発生した蛍光を
反射させて光電子増倍管24に導入するとともに、シン
チレータの表面をダイノード14及び16に対して正の
高電位に保持するという役割を有する。表面が高い一定
電圧に保持されることにより、シンチレータ20に入射
する2次電子が加速されるとともに、表面における電荷
の蓄積が防止されるため、発光の効率が高まる。なお、
このようなAl層22と同様の役割を果たすものであれ
ば、他の金属層をAl層22の代わりに形成してもよ
い。
【0013】シンチレータ20内で発生した蛍光は、前
述のように、直接に又はAl層22で反射して光電子増
倍管24に入射する。光電子増倍管24内には光電陰
極、ダイノード、及び出力電極が設けられている。光電
子増倍管24に入射した光が光電陰極面に達すると、そ
の光によって電子が発生し、この電子がダイノードで増
倍され、出力電極から入射光の強度に応じた信号がイオ
ンの検出信号として出力される。シンチレータ20とし
てプラスチックシンチレータが使用されている場合、発
光波長は400nm程度であるため、光電子増倍管24とし
ては、400nm付近で感度が最高となるバイアルカリ等の
光電陰極面を有するものを使用するのが好ましい。
【0014】以上のように本実施例によれば、検出対象
が正イオンの場合には正イオン用ダイノード14から正
イオンに応じた2次電子が放出され、負イオンの場合に
は負イオン用ダイノード16から負イオンに応じた2次
電子が放出され、これらの2次電子は1個のシンチレー
タ20に入射して蛍光を発し、この蛍光の強度に応じた
信号が検出信号として光電子増倍管24から出力され
る。したがって、検出対象のイオンを電子に変換するダ
イノード14、16への印加電圧を切り換えることな
く、しかもシンチレータ及び光電子増倍管をそれぞれ1
個ずつ使用するだけで、正イオンと負イオンの双方を検
出することができる。また、ダイノード14、16から
放出される2次電子は一旦光に変換されて検出されるた
め、接地レベルの検出信号(バイアス電圧0Vの検出信
号)を得ることができるという利点もある。
【0015】なお、上記実施例では2次電子を光に変換
するためにプラスチックシンチレータが使用されている
が、プラスチックシンチレータの代わりに、減光時間の
短い蛍光体を使用してもよい。例えば、P47(Y2Si
O5:Ce3+)という蛍光体は1/10減光時間が80nsecと短
いため、これをシンチレータとして使用してもよい。こ
の場合、例えば図2に示すように、ガラス基板36の上
に、2次電子の入射方向にP47によって蛍光体層40
を形成し、さらにその上にAl層32を形成することに
より、プラスチックシンチレータ20を用いた上記実施
例の電子/光変換手段と同様の機能を実現することがで
きる。なお、蛍光体層40の厚さは、電子が透過するこ
となく蛍光体層40で蛍光を発生させ、かつ発生した蛍
光の吸収量が大きくならない程度とする必要があり、1
〜2mg/cm2程度が適切である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、正イオン用ダイノード
と負イオン用ダイノードとが別個に設けられているた
め、検出対象が正イオンか負イオンかに拘らず、ダイノ
ードに印加される電圧を切り換えることなく、イオンを
検出することができる。しかも、正イオン用ダイノード
と負イオン用ダイノードのいずれから放出された2次電
子も同一のシンチレータに入射するため、シンチレータ
及び光電子増倍管についてはそれぞれ1個だけ使用する
ことにより、正イオンと負イオンの双方を検出すること
ができる。また、ダイノードから放出される2次電子は
一旦光に変換されて検出されるため、接地レベルの検出
信号(バイアス電圧0Vの検出信号)を得ることができ
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である正負イオン検出装置
の構成を示す縦断面図。
【図2】 本発明の他の実施例である正負イオン検出装
置において2次電子を光に変換する手段を示す図。
【図3】 従来のイオン検出装置の一例を示す図。
【図4】 従来のイオン検出装置の他の例を示す図。
【符号の説明】
14…正イオン用ダイノード 16…負イオン用ダイノード 20…シンチレータ 24…光電子増倍管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の出射点から出射される正イオンと
    負イオンとを検出する正負イオン検出装置であって、 a)前記出射点を基準として負の電圧が印加され、前記
    正イオンが衝突することによって前記正イオンに応じた
    量の2次電子を放出する正イオン用ダイノードと、 b)前記出射点を基準として正の電圧が印加され、前記
    負イオンが衝突することによって前記負イオンに応じた
    量の2次電子を放出する負イオン用ダイノードと、 c)正イオン用ダイノードから放出された2次電子が入
    射する面と負イオン用ダイノードから放出された2次電
    子が入射する面とを有し、いずれの面から入射した2次
    電子に対しても該2次電子に応じた量の光を発生させる
    シンチレータと、 d)前記光を検出する光電子増倍管と、を備えることを
    特徴とする正負イオン検出装置。
JP14226794A 1994-05-31 1994-05-31 正負イオン検出装置 Pending JPH07326315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14226794A JPH07326315A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 正負イオン検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14226794A JPH07326315A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 正負イオン検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07326315A true JPH07326315A (ja) 1995-12-12

Family

ID=15311381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14226794A Pending JPH07326315A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 正負イオン検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07326315A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120025085A1 (en) * 2010-07-29 2012-02-02 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
WO2013168488A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線顕微鏡
WO2013175972A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 電子顕微鏡および電子検出器
US8975592B2 (en) 2012-01-25 2015-03-10 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
CN107289553A (zh) * 2017-07-31 2017-10-24 重庆松池科技有限公司 一种基于腐植酸盐的负离子发生器及空气净化器
GB2581551A (en) * 2018-10-22 2020-08-26 Micromass Ltd Ion detector

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120025085A1 (en) * 2010-07-29 2012-02-02 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
CN102385064A (zh) * 2010-07-29 2012-03-21 浜松光子学株式会社 离子检测装置
US8466413B2 (en) 2010-07-29 2013-06-18 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
US20130256539A1 (en) * 2010-07-29 2013-10-03 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
US8866071B2 (en) 2010-07-29 2014-10-21 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
US8975592B2 (en) 2012-01-25 2015-03-10 Hamamatsu Photonics K.K. Ion detector
WO2013168488A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線顕微鏡
WO2013175972A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 電子顕微鏡および電子検出器
CN107289553A (zh) * 2017-07-31 2017-10-24 重庆松池科技有限公司 一种基于腐植酸盐的负离子发生器及空气净化器
GB2581551A (en) * 2018-10-22 2020-08-26 Micromass Ltd Ion detector
GB2581551B (en) * 2018-10-22 2023-02-01 Micromass Ltd Ion detector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5684273B2 (ja) 荷電粒子を検出する検出装置、荷電粒子を検出する方法および質量分析計
JP5684274B2 (ja) 荷電粒子を検出する検出装置、荷電粒子を検出する方法および質量分析計
JP4608572B2 (ja) 蛍光体
US6236053B1 (en) Charged particle detector
US4810882A (en) Mass spectrometer for positive and negative ions
US7119333B2 (en) Ion detector for ion beam applications
US4101771A (en) Ion electron converter
US3538328A (en) Scintillation-type ion detector employing a secondary emitter target surrounding the ion path
JP3220245B2 (ja) 光電子増倍管
JPH07326315A (ja) 正負イオン検出装置
US7141787B2 (en) Detector for a co-axial bipolar time-of-flight mass spectrometer
EP0755065B1 (en) Photomultiplier tube
US7242008B2 (en) Bipolar ion detector
GB2039140A (en) An ion detecting device
JPH054009B2 (ja)
JPH03295141A (ja) 検出器
US20240128070A1 (en) Multimode ion detector with wide dynamic range and automatic mode switching
JPH01211851A (ja) 長尺光電子増倍管
JPS58158848A (ja) 電子検出器
JPH0580157A (ja) イオン検出装置
JPH08212962A (ja) 2次電子検出器
JPH04132152A (ja) 荷電粒子検出装置
JPS5673854A (en) Photomultiplier tube
JPS6142847A (ja) 光電子増倍装置
JPH06241895A (ja) ストリーク装置