JPH0732629B2 - 直流無整流子モ−タ - Google Patents

直流無整流子モ−タ

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JPH0732629B2
JPH0732629B2 JP59081311A JP8131184A JPH0732629B2 JP H0732629 B2 JPH0732629 B2 JP H0732629B2 JP 59081311 A JP59081311 A JP 59081311A JP 8131184 A JP8131184 A JP 8131184A JP H0732629 B2 JPH0732629 B2 JP H0732629B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/08Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor
    • H02P6/085Arrangements for controlling the speed or torque of a single motor in a bridge configuration
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2209/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the waveform of the supplied voltage or current
    • H02P2209/07Trapezoidal waveform

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は直流電源のもとで使用される比較的小容量の無
整流子モータに関し、ビデオテープレコーダを始めとす
る記録再生装置や空冷用ファンモータとして使用して好
適な直流無整流子モータを提供するものである。
従来例の構成とその問題点 近年、多くの音響機器やビデオテープレコーダ、さらに
はフロッピーディスクのドライブ装置に直流無整流子モ
ータが多用されるようになってきており、その手軽さか
ら空冷用ファンモータにまで直流無整流子モータが使用
されている。
従来より、この種の直流無整流子モータとしては2相あ
るいは3相の半波駆動方式または全波駆動方式が主流を
占めている。
各駆動方式にはそれぞれ一長一短があり、例えば3相駆
動方式は2相駆動方式に比べて駆動用パワー素子の数が
少なくてすむ反面、回転子の回転位置を検出する位置検
出素子の数が多く必要となる。
ちなみに、単一電源のもとで動作させるものとして比較
すると、2相全波駆動方式では8個のパワートランジス
タと2個のホール素子が必要になり、3相全波駆動方式
では6個のパワートランジスタと3個のホール素子が必
要になる。
従来から、3相駆動方式において位置検出素子を削減し
ようとする試みが数多く行なわれており、その代表的な
技術が米国特許第3,577,053号明細書(以下、文献1と
称す。)に開示されている。
前記文献1には、3相半波駆動方式の無整流子モータに
おいて、回転子上に光反射率の異なる第1、第2、第3
の構成要素を有する識別帯を設け、前記識別帯に光線を
照射し、反射光を受光素子で検出することによって回転
子の回転位置の変化を前記受光素子の出力レベルの3段
階の変化としてとらえ、そのレベルに依存した相巻線に
通電するように構成された装置が示されている。
また、回転子の起動時に偶然に光線が第1の構成要素と
第3の構成要素の境界部に照射されていると、受光素子
の出力レベルが中間の値をとるので、あたかも第2の構
成要素の部分を検出したかのごとく検出回路が動作し、
逆トルクの発生や回転子の振動を招くが、これを防止す
るには受光素子の出力レベル判別回路部をシュミット回
路が構成すれば良いことが解説されている。
これと同じことが特許出願公告昭和57年第46317号公報
(以下、文献2と称す)。に開示されており、前記文献
2にはシュミット回路の代わりに、識別帯の第3の構成
要素の部分を検出したことを記憶する記憶回路を設けた
駆動回路装置が示されている。
前記文献1、文献2のいずれにおいても唯一の位置検出
素子と位置検出のための識別帯によって3相半波駆動を
可能にしているが、特別な位置検出用の素子をいっさい
用いないで相巻線への通電状態を順次切り換えていく方
法も提案され実用化されている。(例えばソニー(株)
製の3相無整流子モータ駆動用ICのCX20114) 特許出願公告昭和56年第33953号公報(以下、文献3と
称す。)には、最初は自走型の3相マルチバイブレータ
の出力信号によって各相巻線への通電状態を切り換え、
回転子が回転を開始してからは3相の固定子巻線のうち
の遊休巻線に現れる発電波形を利用して各相巻線への通
電状態を切り換えるように構成された駆動回路装置が示
されている。
ところで前記文献1,2,3に示された装置においては位置
検出信号の処理に論理回路を用いるために、各相巻線へ
の電流切り換えが急激に行なわれ、その結果、各相巻線
が一種の「ボイスコイル」となって騒音が発生したり、
サージパルスによる電気雑音や半導体の破壊が発生する
という不都合があった。
従来はこれらの問題を解消するために各相巻線に並列に
コンデンサを接続したり、実用新案出願公告昭和58年第
28479号公報で提案されているように積極的にローパス
フィルタを各相巻線への通電路に挿入する方法が試みら
れていた。
しかしながら、これらの方法では比較的大容量のコンデ
ンサを複数個必要とし、装置を構成する部品点数が多く
なるだけでなく、装置の容量も大きくなってしまうとい
う不都合があった。
発明の目的 本発明の目的は必要最小限のコンデンサ容量で、あるい
は全くコンデンサを使うことなしに複数の固定子巻線へ
の通電切り換えをゆるやかに行なうことのできる直流無
整流子モータを実現することにある。
発明の構成 本発明の直流無整流子モータは、複数の固定子巻線と、
前記固定子巻線に対向する複数の磁極を有する永久磁石
を備えた回転子と、前記回転子の回転位置を検出して位
相の異なる複数の位置検出信号を発生する位置検出手段
と、固定子上の前記回転子に対向する位置に配設され、
前記永久磁石の磁極数の整数倍の発電要素を有する発電
体と、前記固定子巻線に電流を供給する駆動手段と、前
記発電体の出力信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の
出力信号に同期した周期で傾斜波形を発生するスロープ
発生回路と、前記位置検出信号と前記スロープ発生回路
の出力信号を合成して勾配が前記傾斜波形の勾配に依存
した台形波信号を前記駆動手段に供給する駆動信号発生
回路によって構成されており、特に前記スロープ発生回
路によって発生された傾斜波形に依存した勾配を有する
台形波信号に基づいて前記固定子巻線への通電を行なう
ので必要最少限のコンデンサ容量のみで複数の固定子巻
線への通電切り換えをゆるやかに行なうことができる。
実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。第1図は本発明を実施するために構成されたモー
タの概略図を示したもので、3相の固定子巻線1,2,3が
たがいに星形結線され、前記固定子巻線1〜3に対向し
て、図示されてはいない固定子に接着された永久磁石4
が配置されている。
前記永久磁石4の主要部は8極に着磁された主磁極が占
め、その内周部にはN極着磁された第1の構成要素部分
と、(図中においてN記号で示されている。)着磁され
ていない第2の構成要素部分と(図中においてZ記号で
示されている。)、S極着磁された第3の構成要素部分
(図中においてS記号で示されている。)が周方向に交
互に配置された円環状の識別帯5を有している。
また、前記識別帯5に対向して回転子の回転位置検出素
子として準備されたホールIC(チップ上にホール発電体
と他の回路を同居させた集積回路で、一般にホールICと
かホールスイッチとか呼ばれている。)6が配置されて
いる。
一方、前記永久磁石4の主磁極の内周側に対向して径方
向に回折された24カ所の発電要素部分を有するジグザグ
状の発電巻線7が配置され、前記主磁極の内周部には前
記発電巻線7に回転子の一回転あたり12サイクルの交流
信号を発生させるための無着磁部分(無着磁でなくと
も、磁束密度が急激に低くなるように着磁されていた
り、あるいはくぼみが設けられていても良い。)が8カ
所にわたって設けられている。
さらに前記固定子巻線1、2、3の引き出し線はそれぞ
れ第1の給電端子U、第2の給電端子V、第3の給電端
子Wに接続され、星形結線された中点は端子Xに接続さ
れている。
なお、前記ホールIC6はプラス側給電端子6a、マイナス
側給電端子6b、出力端子6cを有しており、前記発電巻線
7の引き出し線は出力端子7a、7bに接続されている。
さて、第2図は本発明の一実施例における直流無整流子
モータのブロック構成図を示したものであり、第2図に
おいてブロック10は第1図に示されたモータブロックの
内部結線を施したものである。
すなわち、前記モータブロック10において中点端子Xと
ホールIC6のプラス側給電端子6aの間には限流抵抗8が
接続され、前記ホールIC6のマイナス側給電端子6bと発
電巻線7の一方の出力端子7bは共通接続されて接地端子
Gに接続され、前記ホールIC6の出力端子6cは位置検出
端子Pに接続され、前記発電巻線7の他方の出力端子7a
は回転検出端子Fに接続されている。
前記位置検出端子Pには後に説明する処理回路によって
モータの回転位置に依存して3段階にレベルの変化する
位置検出信号が出力されるが、この位置検出信号は分配
器100によって3本の信号線路100n、100s、100zに分配
され、さらに順序回路200によって条件付け処理が行な
われて駆動信号発生回路300に送られる。
一方、前記回転検出端子Fと前記接地端子Gに現われる
信号は増幅器400によって十分な振幅に増幅された後に
スロープ発生回路500に供給されるとともに、モータの
回転サーボ用の速度検出信号としてA端子に供給され、
前記信号線路100n、100sに現れる信号は抽出回路600に
よって、モータの一回転に一回の信号が取り出されて同
じくモータの回転サーボ用の位置検出信号としてBN端子
に供給されている。
なお、本発明においてはモータの回転サーボシステムに
は言及しないが、ここでは前記A端子、B端子から得ら
れる速度情報と位置情報をもとにE端子を介して前記駆
動信号発生回路300に誤差電圧を帰還するものとする。
さて、前記スロープ発生回路500では前記発電巻線7の
出力信号に同期した鋸歯状波と遅延パルスを発生してそ
れぞれを前記駆動信号発生回路300に供給している。
また、前記駆動信号発生回路300においては前記順序回
路200から供給される回転位置検出信号と、前記スロー
プ発生回路500から供給される鋸歯状波と遅延パルスを
もとに3相の巻線駆動信号を作り出して駆動回路700に
送出している。
前記駆動回路700では前記巻線駆動信号を電流増幅した
うえで、U端子、V端子、W端子を介して3層の固定子
巻線1〜3への通電を行なっている。
なお、J端子はモータの停止・回転の指令信号が供給さ
れる端子で、この指令信号は前記順序回路200と前記駆
動回路700に供給されているが、実施例においては前記
J端子が‘L'レベル(低電位)にあるときに固定子巻線
への通電は停止され、‘H'レベル(高電位)にあるとき
には固定子巻線への通電が行なわれるように構成されて
いる。
第2図の実施例において、ホールIC6の3値レベルの出
力信号を3本の信号線路100n、100s、100zに2値信号と
して分配する分配器100は、異なるスレシホールド電圧
を有する2個のコンパレータによって容易に実現できる
し、増幅器400についても単なる交流増幅器であるの
で、ここでは内部構成の説明は省略し、その他の回路ブ
ロックについて実際の回路構成例を示しながら簡単な動
作の説明を行なう。
まず、第3図はホールIC6の具体的な構成例を示した回
路結線図であり、よく知られているバンドギャップ基準
電圧源などを用いた定電圧回路部61と、シリコン基板上
に形成されたホール発電体62とその他の信号処理回路部
分から構成されている。
第3図のホール発電体62が第1図に示された識別帯5の
N極着磁された部分に対向しているときには前記ホール
発電体62の一方の出力端子62aの電位が上昇し、他方の
出力端子62bの電位は下降する。
したがってトランジスタ63のコレクタ電位が下降し、ト
ランジスタ64のコレクタ電位が上昇するので、定電流ト
ランジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ66
のコレクタ電流となる。
なお、第3図の回路において、前記定電流トランジスタ
65のエミッタ側に接続された抵抗67と、定電流トランジ
スタ68のエミッタ側に接続された抵抗69の抵抗比率が3
対4に設定されているので、前記定電流トランジスタ65
のコレクタ電流4・Ioとすると、前記定電流トランジス
タ68のコレクタ電流はほぼ3・Ioとなる。
また、プラス側のカレントミラー回路を構成する受電ト
ランジスタ70のエミッタ側に接続された抵抗71と、定電
流トランジスタ72、73のエミツタ側に接続された抵抗7
4、75の抵抗値が等しくなるように設定され、定電流ト
ランジスタ76のエミッタ側に接続された抵抗77の抵抗値
が前記抵抗71の抵抗値の3倍に設定されているので、前
記定電流トランジスタ72、73のコレクタ電流はいずれも
最大値でほぼ3・Ioとなり、前記定電流トランジスタ76
のコレクタ電流はほぼIoとなる。
したがって、前記トランジスタ66のコレクタ電流の4分
の3は前記定電流トランジスタ73から供給され、残りの
4分の1だけがトランジスタ78の第1コレクタ78aから
供給される。
このとき、出力端子6cに接続された負荷抵抗79には前記
トランジスタ78の第2コレクタ78bからIoの電流が供給
されるとともに、前記定電流トランジスタ76からもIoの
電流が供給されるので、前記抵抗79の抵抗値をRoとした
とき、前記出力端子6cには2・Roなる電位が現われる。
反対に、前記ホール発電体62が前記識別帯5のS極着磁
された部分に対向しているときには、前記定電流トラン
ジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ80のコ
レクタ電流となり、トランジスタ81の第1コレクタ81a
と同第2コレクタ81bにもそれぞれIoなる電流が流れ、
前記第2コレクタ81bの電流はトランジスタ82とトラン
ジスタ83によって構成されたカレントミラー回路に供給
される。
したがって、このときには前記定電流トランジスタ76の
コレクタ電流の殆んどあるいはすべてが前記トランジス
タ83のコレクタに流れ込み、前記出力端子6cの電位は零
となる。
一方、前記ホール発電体62が前記識別帯5の無着磁部分
に対向しているときには前記トランジスタ66、80のコレ
クタ電流はほぼ平衡するので、前記トランジスタ66、80
のコレクタ電流のすべてが前記定電流トランジスタ72、
73から供給されて前記トランジスタ78、81のコレクタ電
流は零となり、前記負荷抵抗79には前記定電流トランジ
スタ76のコレクタ電流だけが供給されて前記出力端子6c
の電位はIo・Roとなる。
このようにして前記ホール発電体62の前記識別帯5への
対向位置によって前記ホールIC6の出力電圧に3段階に
変化する。
第4図は第1図および第2図のように構成された無整流
子モータの主磁極と識別帯の相対的な位置関係と前記ホ
ールIC6から得られる位置検出信号の変化のもようを示
したもので、回転子上に設けられた識別帯5と固定子上
に配置されたホールIC6の相対的な回転角度が第4図の
機械角もしくは電気角で示される如く変化したとき、そ
れに対応して前記ホールIC6の出力電圧は第4図a)の
ように変化する。
つぎに、第5図は第2図に示された順序回路200をマイ
クロコンピュータなどのソフトウエアで実現した場合の
フローチャート例を示したもので、まず、ブランチ201
において第2図の信号線路100nが活性状態にあるか、す
なわちホールIC6が識別帯5のN極着磁された部分に対
向しているか否かを判別し、是であれば処理ブロック20
2に処理を移すが否であればブランチ203において前記ホ
ールIC6が前記識別帯5のS極着磁された部分に対向し
ているか否かを判別し、是であれば処理ブロック204に
処理を移し、否であれば、処理ブロック205に処理を移
す。
前記処理ブロック202においては第2図の駆動信号発生
回路300に供給する3系統の信号のうち、N極部分に対
応するひとつだけを活性状態にしているが、これはマイ
クロコンピュータにおいては3個の出力ポートのうちの
1個だけを活性状態にすることに相当する。
前記処理ブロック202における処理が終了すると、処理
はブランチ206に移り、ここで前記ブランチ203と同様に
第2図の信号線路100sが活性状態にあるか否かを判別
し、是であれば前記処理ブロック204に処理を移すが、
否であれば再び前記ブランチ206による判別を実行す
る。
前記処理ブロック204においては前記駆動信号発生回路3
00に供給する3系統の信号のうちS極部分に対応するひ
とつだけを活性状態にし、この処理が終了するとブラン
チ207へと処理を移す。
前記ブランチ207においては第2図の信号線路100zが活
性状態にあるか否かを判別し、是であれば前記処理ブロ
ック205に処理を移すが、否であれば再び前記ブランチ2
07による判別を実行する。
前記処理ブロック205においては前記駆動信号発生回路3
00に供給する3系統の信号のうち、無着磁部分に対応す
るひとつだけを活性状態にし、この処理が終了するとブ
ランチ208へと処理を移す。
前記ブランチ208においては前記ブランチ201と同様に第
2図の信号線路100sが活性状態にあるか否かを判別し、
是であれば前記処理ブロック202に処理を移すが、否で
あれば再び前記ブランチ208による判別を実行する。
このようにして、スタート直後には前記ブランチ201あ
るいは前記ブランチ203によって前記信号線路100n、100
s、100zのうち活性状態にある信号線路に対応した出力
を前記駆動信号発生回路300に供給するが、その後は前
記処理ブロック202、前記ブランチ206、前記処理ブロッ
ク204、前記ブランチ207、前記処理ブロック205、前記
ブランチ208によって構成されたループに入り込むの
で、前記信号線路100n、100s、100zの順で信号線路が活
性状態になったときにのみ、前記駆動信号発生回路300
に供給される出力の状態が変化する。
すなわち、第5図に示された順序回路は、たがいにリン
グ状に接続されて前記駆動信号発生回路300に駆動指令
信号を送出する3個の出力部、つまり、前記処理ブロッ
ク202、204、205を有し、前記信号線路100n、100s、100
zのうち、あらかじめ順序づけされた信号線路が活性状
態になったときにのみ前記出力部の出力状態を変化させ
る順序回路であって、さらには前記ブランチ201、203に
よって構成され、モータの回転子の起動時には前記順序
回路の出力状態を前記信号線路100n、100s、100zへの分
配器100の出力状態に依存させる初期化回路をも備えて
いる。
さて、第6図は第2図の順序回路200をハードウェアで
構成した一例を示したもので、その基本的な動作は第5
図のフローチャートと同じである。
第6図においては、それぞれの第1の入力端子211a、21
2aと出力端子がたがいにクロスカップリング(たすきが
け)接続されたNANDゲート(正論理の否定論理積ゲー
ト)211、212と、出力端子に前記NANDゲート211の第2
の入力端子211bが接続されたNANDゲート213によって構
成された第1の論理ブロック210と、同一構成のNANDゲ
ート221、222、223による第2の論理ブロック220と、同
一構成のNANDゲート231、232、233による第3の論理ブ
ロック230によって単位ユニットが構成され、前記NAND
ゲート212の第2の入力端子212bと前記NANDゲート213の
第1の入力端子213aに前記NANDゲート232の出力が供給
され、前記NANDゲート222の第2の入力端子222bと前記N
ANDゲート223の第1の入力端子223aに前記NANDゲート21
2の出力が供給され、前記NANDゲート232の第2の入力端
子232bと前記NANDゲート233の第1の入力端子233aに前
記NANDゲート222の出力が供給されて順序回路が構成さ
れている。
また、前記NANDゲート213、223、233の第2の入力端子2
13b、223b、233bはそれぞれ、第2図の信号線路100s、1
00n、100zに接続される入力端子s1、n1、z1に接続さ
れ、第2図の駆動信号発生回路300に駆動指令信号を供
給するための出力端子s2、n2、z2はそれぞれ前記NANDゲ
ート211、221、231の出力端子に接続されている。
さらに、前記NANDゲート212、222、232の第3の入力端
子212c、222c、232cはいずれも第2図のJ端子に接続さ
れる初期化信号入力端子j1に接続されている。
さて、第6図に示された順序回路の動作の概要を第4図
に示された位置検出信号の出力波形に基づいて説明す
る。
まず、第4図a)の信号波形はすでに説明したように第
2図のホールIC6の出力信号を示したものであり、第4
図b)、c)、d)の信号波形は前記ホールIC6の出力
信号をもとに分配器100によって信号線路100n、100s、1
00zに分配された後の各信号線路に現われる信号波形で
ある。
なお、以後の論理回路の動作瀬発明においてはすべて正
論理を用い、各信号線路が高電位にあるときに活性状態
にあるものとする。
また、高電位の状態を‘H'で表現し、低電位の状態を
‘L'で表現する。
さて、モータの回転が停止しているときや、電源の投入
直後には第6図の初期化信号入力端子j1のレベルは‘L'
になっており、NANDゲート212、222、232の出力レベル
は強制的に‘H'に保持されるので出力端子n2,s2,z2のレ
ベルは入力端子にn1,s1,z1のレベルと等しくなる。
いま仮に、第2図のホールIC6が第4図の電気角が0゜
の位置に対向しているものとすると、前記出力端子z2の
レベルが‘H'となり、前記出力端子n2,s2のレベルは
‘L'となるが、この状態は前記初期化信号入力端子j1の
レベルが‘H'に移行した後も続き、モータの回転子が回
転を開始して前記ホールIC6が識別帯5のN極着磁され
た部分に対向すると前記入力端子z1のレベルが‘L'に移
行し、代わって前記入力端子n1のレベルが‘H'に移行す
る。
前記入力端子n1のレベルが‘H'に移行すると、それ以前
にNANDゲート212の出力レベルが‘H'になっているのでN
AND223の出力レベルが‘L'に移行し、NANDゲート221とN
ANDゲート222によるゲート対の出力状態を反転させて、
前記NANDゲート221の出力レベルは‘H'になり、前記NAN
Dゲート222の出力レベルは‘L'となる。
前記NANDゲート222の出力レベルの‘L'への移行によっ
てNANDゲート231とNANDゲート232によるゲート対の出力
状態が反転してその結果、前記出力端子n2のレベルが
‘H'移行して活性状態となり、前記出力端子z2のレベル
は‘L'に移行して前記出力端子s2とともに非活性状態と
なる。
さらに回転子が回転して前記ホールIC6が第4図の電気
角180゜の位置にさしかかると、第4図d)に示すよう
に前記入力端子z1のレベルが再び‘H'に移行するが、こ
の時点では前記NANDゲート222の出力レベルが‘L'に移
行しているので、第3の論理ブロック230に変化は生じ
ず、前記出力端子n2,s2,z2の出力状態も変化しない。
続いて前記入力端子s1のレベルが‘H'に移行すると、そ
れ以前に前記NANDゲート232の出力レベルが‘H'になっ
ているのでNANDゲート213の出力レベルが‘L'に移行
し、NANDゲート211とNANDゲート212によるゲート対の出
力状態が反転して前記出力端子s2のレベルが‘H'に移行
し、前記出力端子n2のレベルは‘L'に移行する。
結局、第6図に示された順序回路はあらかじめ順序づけ
された通りに入力端子が活性状態になったときにのみ入
力を出力に反映させる機能を有している。
このようにして、第6図の入力端子n1,s1,z1に第4図
b),c),d)に示すような位置検出信号が供給されたと
き、出力端子n2,s2,z2には第4図e),f),g)に示すよ
うな駆動指令信号が出力される。
第4図からも明らかなように、第5図あるいは第6図に
示されるような順序回路を用いることにより、識別帯5
に他の情報を入れておくことも可能となる。
例えば第4図の識別帯の電気角540゜近辺に他の部分と
は異なるパターンで着磁されているが、モータの回転子
が回転している間はこの特異パターンは順序回路の出力
状態に影響を及ぼさないため、後述するように積極的に
他の目的に利用することができる。
ところで、第4図c)の信号波形と第4図f)の信号波
形を比較すると、全く同一であることがわかる。
これは、順序回路の使用を第4図のように着磁された識
別帯のもとに限定するならば、第6図の入力端子s1に供
給される検出信号をそのまま出力信号として出力端子s2
に伝達しても問題がないことを意味している。
第7図はこれらのことを考慮して簡略化された順序回路
を示したものである。第7図においては、第6図のNAND
ゲート213の代わりにインバータ214が用いられ、NANDゲ
ート231とNANDゲート232によるゲート対の代わりにイン
バータ234が用いられているが、その動作については第
6図の順序回路とほぼ同じであるので説明は省略する。
つぎに第8図は第2図のスロープ発生回路500の具体的
な回路構成例を示したもので、入力端子f1には第2図の
増幅器400の出力信号が供給され、増幅器501によってそ
の出力が矩形波になるまで増幅される。
前記増幅器501の出力信号のリーディングエッジにおい
てはNANDゲート502,503,504によって構成された第1の
トリガパルス発生回路がトリガパルスを発生し、トレイ
リングエッジにおいてはインバータ505,NANDゲート506,
507,508によって構成された第2のトリガパルス発生回
路がノリガパルスを発生する。
一方、NANDゲート509,510,インバータ511,トランジスタ
512,513,514,515,516,517,ダイオード518,抵抗519,520,
521,522,523,524,コンデンサ525は単安定マルチバイブ
レータを構成しており、前記第1および第2のトリガパ
ルス発生回路の出力信号がこの単安定マルチバイブレー
タのトリガ信号となる。
また、第1の出力端子g1には前記コンデンサ525の充放
電信号波形が供給され、第2の出力端子h1にはインバー
タ526を介して単安定マルチバイブレータの出力信号が
供給される。
したがって、前記入力端子f1に第9図d)に示される信
号波形が供給されたとき、前記出力端子g1,h1に現われ
る信号波形はそれぞれ第9図e),f)に示す如くなる。
なお、第9図a),b),c)の信号波形は次に説明する駆
動信号発生回路300の入力端子n3,s3,z3に供給される駆
動指令信号を示したものである。
さて、第2図の駆動信号発生回路300の具体的な説明に
入る前に第1図および第2図に示された直流無整流子モ
ータの固定子巻線への通電状態の切り換え動作について
説明する。
第1図と第2図からも明らかなように、本発明の実施例
として説明している直流無整流子モータでは回転子の静
止位置の検出手段としては3種類の構成要素を有する円
環状の識別帯5と唯一のホールIC6を備えているだけで
あるから、回転子の静止位置に応じて3通りの識別しか
できない。
ところが、よく知られているように3相全波駆動の形態
をとろうとすれば、回転子の静止位置に応じて6通りの
位置検出情報が必要になる。
第2図に示された直流無整流子モータではモータの回転
速度がある程度上昇するまではホールIC6の出力信号を
もとに3相の固定子巻線1,2,3のすべてに電流を供給す
ることによって余分に電流を流して起動トルクの低下を
防ぎ、モータの回転速度が上昇して発電巻線7から十分
な信号が得られた後は、前記発電巻線7の出力信号と前
記ホールIC6の出力信号をもとに3相全波駆動のための
通電切り換え信号を駆動信号発生回路300の内部で作り
出すように構成されている。
この駆動形態の切り換えの原理を第10図を用いて説明す
る。
第10図a)は第1図のモータ構造において永久磁石4の
主磁極が正弦波着磁されている場合の各固定子巻線1,2,
3に電流を流したときに発生されるトルク特性を示した
もので、反時計方向の回転トルクを正方向としている。
第10図a)において、特性曲線uaは第1図の固定子巻線
1にU端子からX端子方向に電流を流したときに発生す
るトルクを表わしており、特性曲線ubは前記固定子巻線
1に前記X端子から前記U端子方向に電流を流したとき
に発生するトルクを表わしている。
また、特性曲線vaは第1図の固定子巻線2にV端子から
前記X端子方向に通電したときに発生するトルクを表わ
しており、特性曲線vbは前記固定子巻線2に前記X端子
から前記v端子方向に通電したときに発生するトルクを
表わしている。
さらに、特性曲線waは第1図の固定子巻線3にW端子か
ら前記X端子方向に通電したときに発生するトルクを表
わしており、特性曲線wbは前記固定子巻線3に前記X端
子から前記W端子方向に通電したときに発生するトルク
を表わしている。
一方、第10図c)は星形結線された3相の固定子巻線の
任意の2相に通電したときの正方向の発生トルクを第10
図a)に示した個々の固定子巻線における発生トルク比
で示したもので、よく知られているように、3層全波駆
動のモータではこれらの曲線の包絡線が実際の出力トル
ク波形となる。
すなわち、第10図c)において、特性曲線wv第1図のW
端子からV端子方向に電流を流したときに発生するトル
クを表わしており、特性曲線uvはU端子から前記V端子
方向に通電したときに発生するトルクを表わしており、
特性曲線uwは前記U端子から前記W端子方向に通電した
ときに発生するトルクを表わしており、特性曲線vwは前
記V端子から前記W端子方向に通電したときに発生する
トルクを表わしており、特性曲線vuは前記V端子から前
記U端子方向に通電したときに発生するトルクを表わし
ており、特性曲線wuは前記W端子から前記U端子方向に
通電したときに発生するトルクを表わしている。
各固定子巻線が発生する最大トルクを1とすれば、3相
全波駆動においては60゜の電気角ごとに角固定子巻線へ
の通電切り換えが行なわれるので、合成した後の最大ト
ルクTma1,最小トルクTmi1,平均トルクTav1は次式によっ
て与えられる。(なお、ここでは各トルクはすべて無単
位化して単なる指数で表わしている。) 第10図d)はすでに説明したホールIC6の出力信号波形
を示したものであり、第10図e)はスロープ発生回路50
0の内部で用いられている増幅回路501の出力信号波形を
示したものであるが、モータの回転子が停止している状
態においては、位置検出情報としては前記ホールIC6の
出力信号しか用いることができない。
3種類の位置検出情報だけを用いてモータを起動させる
には3相半波駆動の形態をとることが考えられるが、そ
の場合には第2図の星形結線された固定子巻線の中点で
あるX端子をプラスあるいはマイナス側の給電線路に直
接接続するためのパワースイッチング素子が必要とな
る。
本発明の実施例では以下に述べる方法によってこのよう
な不都合を解消している。
すなわち、前記ホールIC6の出力信号の3段階のレベル
変化に対応させて、前記出力信号が高電位にある区間を
第1の通電区間、低電位にある区間を第2の通電区間、
中間電位にある区間を第3の通電区間とし、前記第1の
通電区間においては第2図のU端子からV端子およびW
端子への通電を行ない、前記第2の通電区間においては
前記V端子から前記W端子および前記U端子への通電を
行ない、前記第3の通電区間においては前記W端子から
前記U端子および前記V端子への通電を行なう。
このとき、3相の固定子巻線1,2,3による合成トルク特
性は第10図b)のようになり、特性曲線ucが前記第1の
区間における通電による発生トルクを表わしており、特
性曲線vcが前記第2の区間における通電による発生トル
クを表わしており、特性曲線wcが前記第3の区間におけ
る通電による発生トルクを表わしている。
したがって、理想的なタイミングで通電切り換えが行な
われたときのモータの出力トルクは第10図b)の特性曲
線の包絡線に等しくなり、3相の固定子巻線のうち主た
る巻線には他の2相の固定子巻線の電流の和に等しい電
流が流れることを考慮して最大トルクTma2,最小トルクT
mi2,平均トルクTav2を求めると次のようになる。
第(3)式と第(6)式を比較すれば明らかなように、
起動時においても3相全波駆動時と同じ平均トルクを得
ることができ、また、パワースイッチング素子を余分に
追加して3相半波駆動させた場合に比べて起動電流を節
約することもできる。
ちなみに、いずれの駆動方法においても各固定子巻線の
1相あたりの抵抗値は等しいものとすると、3相半波駆
動では起動電流が3相全波駆動の2倍になるが、ここで
説明した駆動方法によれば起動電流は約33パーセント増
加するだけである。
第2図に示された駆動信号発生回路300ではE端子に供
給されるサーボシステムからの誤差電圧がモータの起動
時に最大になることを利用して駆動形態の切り換えを行
なっている。
第11図は前記駆動信号発生回路300の具体的な構成例を
示した回路結線図であり、入力端子Eは外部から誤差電
圧が供給される端子で、第2図のE端子と同一のもので
ある。
入力端子f3,g2,h2はそれぞれ第8図に示されたスロープ
発生回路500の出力端子f2,g1,h1に接続されて第9図
d),e),f)に示される信号波形が供給され、入力端子
n3,s3,z3にはそれぞれ第9図a),b),c)に示される位
置検出信号が供給される。
第9図の信号波形図をもとに動作の概要を説明すると、
モータの起動時には前記E端子には最高電圧が供給され
ており、トランジスタ301,302,303,304,定電流トランジ
スタ305によって構成されたコンパレータが動作して、
トランジスタ306をオン状態にせしめる。
前記トランジスタ306がオン状態のときにはトランジス
タ307,308,309,310,311,312,313,314,315によって構成
された第1のカレントミラー回路への給電は行なわれ
ず、このため、トランジスタ316,317によって構成され
た第2のカレントミラー回路も遮断状態となり、トラン
ジスタ318,319,320,321,322,323,324,325,326によって
構成された第3のカレントミラー回路も遮断状態にな
る。
一方、前記トランジスタ306によって抵抗327の一端がプ
ラス側給電線路300aに接続されているので、トランジス
タ328,329,330,331,332,333はいずれも給電待機状態に
あり、ベース電流が流れることによってオン状態に移行
する。
いま仮に前記入力端子n3のレベルが‘H'で前記入力端子
s3,z3のレベルが‘L'であるとすると、トランジスタ33
4,335,336がオン状態となり、その結果、前記トランジ
スタ328,329,332がオン状態となって出力端子up1,wn1,v
n1からの電流供給が可能になる。
また、前記入力端子s3のレベルが‘H'で、前記入力端子
z3,n3のレベルが‘L'であるならば、トランジスタ337,3
38,339がオン状態となって、出力端子vp1,wn1,un1から
の電流供給が可能になり、前記入力端子z3のレベルが
‘H'で前記入力端子u3,v3のレベルが‘L'であるなら
ば、トランジスタ340,341,342がオン状態となって、出
力端子wp1,un1,vn1からの電流供給が可能となる。
第12図は第2図における駆動回路700の具体的な構成例
を示す回路結線図で、入力端子un2,vn2,wn2,up2,vp2,wp
2はそれぞれ第11図に示した駆動信号発生回路300の出力
端子un1,vn1,wn1,up1,vp1,wp1に接続される。
したがって、第2図のJ端子に接続される初期化信号入
力端子j2のレベルが‘H'になっているもとで前記up2端
子,vn2端子,wn2端子から電流が供給されたとき、トラン
ジスタ701,702,703が導通状態になり、出力端子U,V,Wに
第2図にように星形結線された固定子巻線1,2,3が接続
されているものとすると、前記U端子からV端子および
W端子の方向に通電が行なわれる。
同様にして、前記vp2端子,wn2端子,un2端子から電流が
供給されたときにはトランジスタ704,705と前記トラン
ジスタ703が導通状態になり、前記V端子からW端子お
よびU端子の方向に通電が行なわれ、前記wp2端子、un2
端子,vn2端子から電流が供給されたときにはトランジス
タ706と前記トランジスタ702,705が導通状態となり、前
記W端子からU端子およびV端子の方向に通電が行なわ
れる。このようにして第10図b)の出力トルク特性から
も明らかなようにモータは回転を開始するが、モータの
回転速度がある程度上昇して第11図のE端子の電位が下
降してくると前記トランジスタ306はオフ状態に転じ、
トランジスタ343,定電流トランジスタ344とともに差動
増幅回路を構成するトランジスタ345のコレクタ電流が
前記トランジスタ308のコレクタ・エミッタ間を介して
流れるようになり、前記トランジスタ309〜315はいずれ
も活性状態となり、前記第2のカレントミラー回路を構
成するトランジスタ316にも前記トランジスタ309を介し
て電流が供給される。なお、前記トランジスタ309〜315
の出力電流は前記E端子に供給される誤差電圧の電位に
依存して変化する。
ところで、Dフリップフロップ(ディレィドフリップフ
ロップ)346,347,348,349,350,351,AND−ORゲート(AND
は正論理の論理積を意味し、ORは正論理の論理和を意味
する。)352,353,354によって構成された波形処理回路
には第9図a),b),c)に示す位置検出信号と、第9図
d)に示す回転検出信号が供給され、さらにはインバー
タ355を介して第9図f)に示す信号が前記Dフリップ
フロップ346〜351のクロック信号として供給されてい
る。
したがって前記Dフリップフロップ346,348,350の出力
端子には第9図g),n),i)に示す信号波形が現われ、
さらに前記Dフリップフロップ347,349,351の出力端子
には第9図j),k),l)に示す信号波形が現われる。
前記Dフリップフロップ346の出力が‘H'レベルにある
期間はトランジスタ356がオフ状態になり、前記Dフリ
ップフロップ347の出力が‘H'レベルにある期間はトラ
ンジスタ357がオフ状態になる。
同様に、前記Dフリッフプロップ348,349,350,351の出
力が‘H'レベルにある期間はそれぞれ、トランジスタ35
8,359,360,361がオフ状態になる。
一方、スロープ電流発生用のトランジスタ362には入力
端子g2を介して第9図e)を示す信号波形が供給され、
前記トランジスタ362のエミッタ側抵抗363には定電流ト
ランジスタ364から一定の電流が供給され、また、前記
トランジスタ309の出力電流に依存した電流が前記トラ
ンジスタ317に流れ込むように構成されているので、前
記トランジスタ362のコレクタ電流は差動増幅回路を構
成するトランジスタ345のコレクタ電流に依存したピー
ク値を有し、そのスロープは第9図e)の信号波形のス
ロープに等しい鋸歯状波となる。
前記トランジスタ362のコレクタ電流は前記トランジス
タ318〜326によって構成された第3のカレントミラー回
路に供給され、また、前記トランジスタ320を介して同
じ電流がトランジスタ365,366,367,368,369,370,371,37
2によって構成された第4のカレントミラー回路に供給
される。
なお、前記定電流トランジスタ364の出力電流と前記抵
抗363の抵抗値を適当な値に設定するか、各カレントミ
ラー回路のエミッタ側抵抗の抵抗値を調節しておくこと
によって、第1のカレントミラー回路を構成するトラン
ジスタ310〜315の最大出力電流と、第3のカレントミラ
ー回路を構成するトランジスタ321〜326の最大出力電
流、さらには第4のカレントミラー回路を構成するトラ
ンジスタ367〜372の最大出力電流を等しくすることがで
き、これらの最大出力電流の大きさはいずれもE端子に
供給される誤差電圧に依存する。
さて、前記Dフリップフロップ350の出力と前記Dフリ
ップフロップ351の出力がいずれも‘H'レベルにあると
き、すなわち第9図の区間P1においてANDゲート373の出
力が‘H'レベルになるのでトランジスタ374がオフ状態
となり、前記トランジスタ322を介して出力端子wn1に鋸
歯状波電流が供給される。
続いて前記Dフリップフロップ346の出力レベルが‘H'
になると、前記トランジスタ356がオフ状態になるの
で、今度はトランジスタ311を介して前記出力端子に電
流が供給されるが前記Dフリップフロップ346の出力と
前記Dフリップフロップ347の出力がいずれも‘H'レベ
ルとなったとき、すなわち第9図の区間P2においてはAN
Dゲート375の出力が‘H'レベルになるので、トランジス
タ376がオン状態となり、前記トランジスタ368のコレク
タに鋸歯状波電流が流れる。
したがって前記出力端子wn1に供給される電流は徐々に
減少していき、結局、前記出力端子wn1に供給される電
流波形は第9図m)に示す如くなる。
他の出力端子に供給される電流波形についても前記AND
ゲート373,375や他のANDゲート377,378,379,380によっ
て同様の操作が行なわれるので、その結果、出力端子un
1,vn1,vp1,wp1,up1に供給される電流波形は第9図n),
o),p),g),r)に示す如くなる。
なお、第9図m)〜r)において破線で示された波形は
モータの回転速度が上昇してE端子の電位が低下したと
きの電流波形である。
このようにして第11図の駆動信号発生回路において作り
出された6種類の電流信号は第12図の駆動回路に供給さ
れて電流増幅された後にトランジスタ701〜706を介して
固定子巻線1,2,3に通電される。
ところで、第12図のトランジスタ701はIC基板上で多数
の小信号トランジスタの集合体として作られ、そのひと
つにトランジスタ707が割り当てられているものとする
と、前記トランジスタ701と前記トランジスタ707はカレ
ントミラー回路を構成し、前記トランジスタ701のコレ
クタ電流のK分の1の電流が前記トランジスタ707のコ
レクタ電流となる。
前記抵抗708の抵抗値が零のときにはKの値は前記トラ
ンジスタ701と前記トランジスタ707のエミッタ面積比に
等しくなるが、前記抵抗708の抵抗値を大きくするにし
たがってKの値も大きくなる反面、その値が前記トラン
ジスタ707のコレクタ電流の影響を受けるようになる。
すなわち、前記トランジスタ701のエミッタ接合面積をS
x,エミッタ接合面積Ix,前記トランジスタ707のエミッタ
接合面積をSy,エミッタ電流をIyとし、前記抵抗708の抵
抗値をReとし、電子の電荷をq,ボルツマン定数をk,接合
部の絶対温度をTとしたとき、次の関係式が成立する。
前記トランジスタ707のコレクタ電流は抵抗709に供給さ
れ、最終的に前記抵抗709の両端の電圧と、入力側の抵
抗710の両端の電圧が等しくなるように前記トランジス
タ701のコレクタ電流が制限される。
したがって、入力電流をI1,前記トランジスタ701のコレ
クタ電流をI2,前記抵抗710抵抗値をR1,前記抵抗709の抵
抗値をR2としたとき、この部分での電流増幅率GIは次式
によって与えられる。
以上の説明ではトランジスタ701を出力部とする給電ブ
ロックの電流増幅率がほぼ一定になる(言い換えれば、
各トランジスタの直流電流増幅率のばらつきの影響を受
けない。)ことを導いたが、他の5個の給電ブロックも
同じ動作原理に基づいて構成されるため同様に動作す
る。
さて、第12図の初期化信号入力端子j2のレベルはモータ
の停止時や起動時直前には‘L'になっているので、トラ
ンジスタ711はオン状態にあり、トランジスタ712,713,7
14,715,716,717によって構成されたカレントミラー回路
と、トランジスタ718,719,720,721,722によって構成さ
れたカレントミラー回路はいずれも遮断状態にあり、ト
ランジスタ701,702,70,704,705にはベース電流が供給さ
れない。
ところが、トランジスタ706にだけはトランジスタ723を
介してベース電流が供給されるため、前記トランジスタ
706はオン状態となる。
ただし、前記トランジスタ702,703,705のいずれもがオ
フ状態にあるために、第2図の固定子巻線1,2,3には回
転力を発生するような電流は流れず、電流制限抵抗8を
介してホールIC6に回転子の静止位置を検出するために
必要な電流が供給される。
モータの起動時には前記初期化信号入力端子j2のレベル
が‘H'に移行するので前記トランジスタ723がオフ状態
となるが、すぐさま前記固定子巻線1〜3には停止時の
位置検出情報に基づく通電形態で通電が行なわれ、前記
ホールIC6には回転位置の検出に必要な電流が供給され
続ける。
なお、固定子巻線1〜3のインダクタンスなどの影響に
よってモータの起動時にホールIC6への給電が一時的に
途絶えたとしても、位置検出信号はフリップフロップを
用いた論理回路(例えば第6図に示される回路)を経由
して駆動信号発生回路に供給されるので、それ以前の情
報が保持される。
つぎに、第13図は第2図の抽出回路600の具体的な構成
例を示した回路結線図であり、入力端子n4,s4はそれぞ
れ第2図の信号線路100n,100sに接続されて第14図a),
b)に示す位置検出信号が供給される。
前記入力端子s4に供給される信号はNANDゲート601とNAN
Dゲート602による第1のフリップフロップと、NANDゲー
ト603とNANDゲート604による第2のフリップフロップ、
さらにはNANDゲート605とNANDゲート606による第3のフ
リップフロップのリセット信号として用いられ、前記入
力端子n4に供給される信号は前記第1〜第3のフリップ
フロップの出力更新信号として用いられいてる。
したがって、第13図の構成では前記入力端子s4のレベル
が‘L'になっている間に前記n4端子のレベルが3回変化
したときに出力端子Bに出力信号が現われる。
第14図c),d),e)はそれぞれ第13図のNANDゲート601,
603,605の出力信号波形を示したもので、このようにし
て前記出力端子Bからは回転子の一回転に一度の絶対位
置の検出信号が得られる。
さて、第2図に戻ってこれまでに説明した動作の概要を
まとめると次のようになる。
まず、回転子が停止している状態においては、U端子、
V端子、W端子のうちW端子のみが高い電位にあり、固
定子巻線3および電流制限抵抗8を介してホールIC6に
電流が供給されて回転子の静止位置の検出が行なわれ、
前記ホールIC6が前記静止位置に応じて高電位、中間電
位、低電位のいずれかの出力を発生する。
なお、実施例においてはモータブロック10と他の回路ブ
ロックとの連結線数を最少限にするために前記ホールIC
6には3相の固定子巻線の中点から給電し、その出力を
3値信号で送出させているが、前記ホールICには別に設
けた給電端子から給電し、さらにその出力端子数を2個
あるいは3個に増加させたとしても、本発明の目的から
逸脱するものではない。
前記ホールIC6の出力レベルに応じて分配器100によって
信号線路100n,100s,100zのいずれかが活性状態にされ、
この位置検出情報は順序回路200を経由して駆動信号発
生回路300に供給されるが、回転子が回転を開始するま
での間は前記順序回路200は単なるバッファとして動作
する。
前記駆動信号発生回路300に供給された位置検出情報に
基づいて前記駆動信号発生回路300と駆動回路700はU端
子,V端子,W端子のうちいずれかひとつの端子を‘H'レベ
ルにし、残りを‘L'レベルにして回転子に回転トルクを
発生させる。
なお、このときホールIC6が第10図の回転電気角が60゜
の位置、すなわち識別帯5のN極とS極の境界部や、回
転電気角が390゜の位置に偶然に停止していたとする
と、いずれの場合にも前記ホールIC6は前記識別帯5の
無着磁部分に対向したときと同じ出力を発生し、その情
報に基づいて固定子巻線1〜3に通電されるので、第10
図b)の特性曲線からもわかるように、回転子は逆方向
の回転トルクを発生することになる。
しかし、ごくわずかだけ回転子が動くことによって正規
の位置検出情報が得られ、それ以後は順序回路200によ
って位置検出信号の受け付け順序が規制されるため円滑
な回転を持続させることができる。
回転子の回転速度がある程度にまで上昇すると第2図の
E端子の電位が低下し、駆動信号発生回路300は固定子
巻線1〜3への通電形態を3相全波駆動に切り換えるの
で回転子の回転トルク特性は第10図c)に示した特性曲
線の包絡線の如くなる。
さて、本発明の直流無整流子モータでは、第8図に具体
例を示したスロープ発生回路500が発生する鋸歯状波を
用いて固定子巻線1〜3への通電切り換えがゆるやかに
行なわれるように構成されているため、急激な通電切り
換えによって前記各固定子巻線と固定込フレームがスピ
ーカの如き挙動をなして回転中に騒音が発生するのを防
止することもできるし、前記各固定子巻線のスパイクパ
ルスによって電気雑音が発生したり、サージ電圧によっ
てICあるいは他の半導体が破壊するのを防止することも
できる。
また、ゆるやかな通電切り換えを行なわせるための個別
部品としては唯一のコンデンサ525のみで良く、単安定
マルチバイブレータの時定数回路には大電流を流す必要
がないので、抵抗520の抵抗値を10kΩ以上に設定するこ
とができ、その結果、小容量のコンデンサでも大きな時
定数を得ることができる。
さらに、第9図を見れば明らかなように、第9図(m)
〜(r)に示される駆動信号発生回路300からの台形波
信号は、発電巻線7からの出力信号と位置検出素子であ
るホールIC6からの出力信号を合成して作り出している
ので、モータの回転速度が変化したとしても相似形を保
つことができ(回転速度がきわめて高くなったときにも
三角波状になることはない。)、モータの回転速度に応
じてスロープ発生回路の時定数を切り換える必要もな
い。
また、このコンデンサをICチップ内に形成したり(例え
ば、MOS・ICによって回路を構成すれば、入力インピー
ダンスが非常に大きくなるので、ICチップ内に数PFのコ
ンデンサを形成するだけで大きな時定数が得られ
る。)、スロープ発生回路500をカウンタとディジタル
−アナログ変換器の組み合わせによって構成すれば、個
別部品としてのコンデンサを皆無にすることもできる。
第15図はスロープ発生回路500の別の構成例を示した回
路結線図であるが、第1図と同一の要素は同一図番もし
くは同一記号で示される。
第15図の入力端子C1には外部からクロック信号が供給さ
れ(例えばビデオテープレコーダやフロッピーディスク
ドライブ装置においてはシステム内でさまざまなクロッ
クが用いられているので、適当なものを選ぶことができ
る。)、トグルフリップフロップ527,528,529,530によ
って構成された4ビットアップカウンタがこのクロック
信号をカウンとする。
一方、抵抗531,532,533,534,ダイオード535,536,537,53
8,518,抵抗539は簡易的なディジタル−アナログ変換器
を構成しており出力端子g1の電位はカウンタのカウント
値の増加に伴なって階段状に上昇する。
前記トグルフリップフロップ527〜530の出力がすべて
‘H'になるとNANDゲート540によってNANDゲート509とNA
NDゲート510によるフリップフロップがリセットされ、
その結果、インバータ511を介して前記トグルフリップ
フロップ527〜530にリセット信号が供給されるのでカウ
ント動作は停止するとともに前記トグルフリップフロッ
プ527〜530の出力はすべて‘L'となる。
増幅器501の出力信号のリーディングエッジあるいはト
レイリングエッジが到来すると前記フリップフロップが
セットされるのでカウンタのカウント動作が再び開始さ
れる。
このように前記NANDゲート540とNANDゲート509,510,イ
ンバータ511,NANDゲート502〜504,インバータ505,NAND
ゲート506〜508は前記カウンタのカウント動作をコント
ロールするコントローラを構成している。
なお、第15図の出力端子g1,h1には第9図e),f)に示
す信号波形が現われることはいうまでもない。
ところで、第8図ならびに第15図に示したスロープ発生
回路はいずれも発電巻線7からの出力信号に同期した周
期の鋸歯状波を発生するが、最終的にはこれらの鋸歯状
波の傾斜部分が用いられている訳であるから、;第2図
に示されるスロープ発生回路500の出力信号は必ずしも
鋸歯状波である必要はなく、同様の傾斜部分を有する三
角波、台形波であっても良い。
発明の効果 さて、本発明の直流無整流子モータは以上の説明からも
明らかなように、複数の固定子巻線と(実施例において
は3相の固定子巻線1〜3を有する直流無整流子モータ
を示したが、その相数は限定されない。)、前記固定子
巻線に対向する複数の磁極を有する永久磁石4を備えた
回転子と、前記回転子の回転位置を検出して位相の異な
る複数の位置検出信号を発生する位置検出手段(第2図
の実施例においては、ホールIC6と分配器100によって位
置検出手段が構成されている。)と、固定子上の前記回
転子に対向する位置に配設され、前記永久磁石の磁極数
の整数倍の発電要素を有する発電体(実施例において
は、永久磁石の3倍の発電要素を有する発電巻線7を用
いているが、その2倍,3倍の発電要素を有していても発
電出力信号を分周して用いることができるし、発電体と
しては発電巻線に限定されるものではなく、発光素子と
シャッター円板を組み合わせることによって、フォトト
ランジスタなどの受光素子を発電体として用いることも
できる。)と、前記固定子巻線に電流を供給する駆動手
段(第2図の実施例においては、駆動回路700によって
駆動手段が構成されている。)と、前記発電体の出力信
号を増幅する増幅器400と、前記増幅器の出力信号に同
期した周期で傾斜波形を発生するスロープ発生回路500
と、前記位置検出信号と前記スロープ発生回路の出力信
号を合成して勾配が前記傾斜波形の勾配に依存した台形
波信号(第9図(m)〜(r)に示した信号)を前記駆
動手段に供給する駆動信号発生回路300を備えたことを
特徴とするもので、前記スロープ発生回路によって最も
少ないコンデンサ数と小型のコンデンサのみで各固定子
巻線への通電切り換えをゆるやかに行なわせしめること
ができ、大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するために構成されたモータ部分
の概略図、第2図は本発明の一実施例における直流無整
流子モータのブロック構成図、第3図はホールICの内部
回路結線図、第4図は位置検出信号の処理動作を説明す
るための識別帯の着磁パターンに対応させた信号波形
図、第5図は順序回路をソフトウエアで実現する場合の
フローチャート、第6図および第7図は順序回路の構成
例を示す回路結線図、第8図はスロープ発生回路の構成
例を示す回路結線図、第9図は位置検出信号の処理動作
を説明するための信号波形図、第10図はモータのトルク
特性と通電切り換えを説明するためのトルク特性図、第
11図は駆動信号発生回路の具体例を示す回路結線図、第
12図は駆動回路の具体例を示す回路結線図、第13図は抽
出回路の構成例を示す回路結線図、第14図は第13図の回
路の各部の信号波形図、第15図はスロープ発生回路の別
の構成例を示す回路結線図である。 1,2,3……固定子巻線,4……永久磁石,7……発電巻線,30
0……駆動信号発生回路,400……増幅器,500……スロー
プ発生回路,700……駆動回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の固定子巻線と、前記固定子巻線に対
    向する複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子と、
    前記回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数の位
    置検出信号を発生する位置検出手段と、固定子上の前記
    回転子に対向する位置に配設され、前記永久磁石の磁極
    数の整数倍の発電要素を有する発電体と、前記固定子巻
    線に電流を供給する駆動手段と、前記発電体の出力信号
    を増幅する増幅器と、前記増幅器の出力信号に同期した
    周期で傾斜波形を発生するスロープ発生回路と、前記位
    置検出信号と前記スロープ発生回路の出力信号を合成し
    て勾配が前記傾斜波形の勾配に依存した台形波信号を前
    記駆動手段に供給する駆動信号発生回路を見備してなる
    直流無整流子モータ。
  2. 【請求項2】外部から供給されるクロック信号をカウン
    トするカウンタと前記カウンタの出力をアナログ信号に
    変換するディジタル−アナログ変換器と、発電体からの
    出力信号の所定のエッジで前記カウンタのカウント動作
    を開始させ、カウント値が所定の値に達したときにカウ
    ント動作を停止させるコントローラによってスロープ発
    生回路を構成してなる特許請求の範囲第1項記載の直流
    無整流子モータ。
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JPS56150990A (en) * 1980-04-24 1981-11-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Brushless direct current motor
JPS5869490A (ja) * 1981-10-19 1983-04-25 Hitachi Ltd 直流モ−タ駆動回路

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