JPH07326229A - ツイストペア線 - Google Patents

ツイストペア線

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JPH07326229A
JPH07326229A JP11679394A JP11679394A JPH07326229A JP H07326229 A JPH07326229 A JP H07326229A JP 11679394 A JP11679394 A JP 11679394A JP 11679394 A JP11679394 A JP 11679394A JP H07326229 A JPH07326229 A JP H07326229A
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JP
Japan
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wire
twisted pair
shield
drain
communication
Prior art date
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Pending
Application number
JP11679394A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kato
孝裕 加藤
Takeji Ito
武治 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11679394A priority Critical patent/JPH07326229A/ja
Publication of JPH07326229A publication Critical patent/JPH07326229A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁誘導に対してシールド効果のあるツイス
トペア線を改良することにより、電磁誘導のみならず静
電誘導に対しても十分なシールド効果を付与すると共に
端子部分についても良好なのシールド効果が得られるよ
うにする。 【構成】 2本の通信線10と1本のドレーン線20を
互いに接触するように撚り合わせたもであり、前記通信
線10及びドレーン線20は、ともに絶縁被覆電線1
1、21の全長にわたってシールド部材としてのアルミ
ニューム箔12、22が被覆されている。前記ドレーン
線20は、その一端側を接地すると共に他端側を機器等
に直結する。 【効果】 ツイストペア線が本来持ち合わしていない静
電誘導に対するシールド効果が付与され、通信線の端子
近傍においても良好なシールド性能が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、電子機器、
複写機、ファクシミリ、車両用ワイヤーハーネス等に使
用されるツイストペア線、特に、静電シールド効果及び
磁気シールド効果の高いツイストペア線に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や電子機器等では、その内部で発
生するノイズや外部からのノイズの影響を押えるため
に、静電誘導や電磁誘導に対してシールド効果を有する
ワイヤーハーネスが用いられている。
【0003】シールド効果のあるものとしては、図5に
示すように、複数の絶縁被覆電線51と共にドレーン線
52を束ね、これら全体を導電性のある金属箔や編組等
のシールド部材53によって被覆し、図6に示すよう
に、前記ドレーン線52の一端を接地するようにしたワ
イヤーハーネス50や、図8に示すように、2本の絶縁
被覆電線61を撚り合わせたツイストペア線60が使用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5及び図
6に示すワイヤーハーネス50は、シールド部材53が
ドレーン線52によってアースされているので、静電誘
導に対してシールド効果があるが、外部からの磁束によ
って前記絶縁被覆電線に電流が発生し、電磁誘導に対す
るシールド効果は期待できない。また、図8に示すツイ
ストペア線では、図9に破線で示す矢印方向の磁束に対
して生じる電圧が2本の絶縁被覆電線によって形成され
た隣接するループ間で互いに打ち消し合うので、電磁誘
導に対するシールド効果があるが、静電誘導に対するシ
ールド効果は期待できない。
【0005】このように、図5及び図6に示すワイヤー
ハーネス50や図8に示すツイストペア線60は、いず
れも静電誘導又は電磁誘導のいずれか一方にしかシール
ド効果はなく、シールド性能が十分であるとはいえな
い。
【0006】前記ワイヤーハーネス50については、図
7に示すように、前記ドレーン線52の一端を接地する
と共に他端を機器に直結するようにすると、外部からの
磁束によって前記絶縁被覆電線51及びシールド部材5
3の双方に逆向きの電流が発生して互いに打ち消し合う
ため、静電誘導のみならず電磁誘導に対してもシールド
性能を付与することができる。
【0007】しかし、前記ワイヤーハーネス50は、そ
の絶縁被覆電線51の両端部を皮剥ぎして端子に接続す
る必要があるので、その部分についてはシールド部材を
被覆することができず、端子部分についてはノイズに対
する十分なシールド効果が得られないといった欠点があ
る。
【0008】そこで、この発明の課題は、上述したよう
に電磁誘導に対してシールド効果のあるツイストペア線
を改良することにより、電磁誘導のみならず静電誘導に
対しても十分なシールド効果を付与すると共に端子部分
についても良好なシールド効果が得られるようにするこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、ドレーン線と、全長にわたってそれぞ
れ導電性部材を被覆した2本の絶縁被覆電線から成る通
信線とを互いに撚り合わせたツイストペア線を提供する
ものである。
【0010】また、ドレーン線を中心にして2本の前記
通信線を撚り合わせるようにしてもよい。
【0011】前記ドレーン線は、その一端のみを接地す
るものであってもよく、一端を接地し、他端を機器に直
結するものであっても良い。また、前記ドレーン線とし
ては、導電性部材が被覆された前記絶縁被覆電線をその
まま使用することができる。
【0012】
【作用】以上のように構成されたツイストペア線は、通
信線のシールド部材とドレーン線とが互いに接触し、ド
レーン線を接地することによって静電誘導に対するシー
ルド効果が付与される。特に、ドレーン線の一端を接地
し、他端を機器に直結したものにあっては、ツイストペ
ア線が本来有している電磁誘導に対するシールド効果以
上のシールド効果が付与される。
【0013】また、通信線の1本1本が端部までシール
ド部材によって被覆されているので、端子付近で静電誘
導に対するシールド効果が低下することがない。
【0014】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、このツイストペア線1は、2本
の通信線10と1本のドレーン線20を互いに接触する
ように撚り合わせたものであり、前記通信線10及びド
レーン線20は、ともに絶縁被覆電線11、21(図
2,図3参照)の全長にわたってシールド部材としての
アルミニューム箔12、22が被覆されたものを使用し
ている。
【0015】前記通信線10は、図2に示すように、端
末のアルミニューム箔12を剥ぎ取った後、さらにその
先端部分の絶縁被覆11aを剥取り、芯線11b及び絶
縁被覆部Aのそれぞれを圧着端子30の芯線保持部31
及び被覆保持部32にそれぞれかしめ固定し、この圧着
端子30を介して機器等に接続する。
【0016】また、前記ドレーン線20は、図3に示す
ように、端末の絶縁被覆21aをアルミニューム箔22
とともに剥取り、芯線21bとアルミニューム箔22が
被覆されたシールド部Bを圧着端子30の芯線保持部3
1及び被覆保持部32にかしめ固定し、その圧着端子3
0を介してドレーン線20の一端側を接地すると共に他
端側を機器等に直結する。
【0017】前記ドレーン線20をこのように接続して
おくと、静電誘導によって蓄積された電荷がアルミニュ
ーム箔12及びドレーン線20を介してアースされ、静
電誘導に対するシールド効果が付与されると共に、従来
例で説明したように電磁誘導によって通信線10および
ドレーン線20に生じた逆方向の誘導電流が互いに打ち
消しあい、電磁誘導に対するシールド効果が付与され
る。
【0018】また、通信線10は、圧着端子30の近傍
までアルミニューム箔12によって被覆されているの
で、圧着端子30近傍で通信線10のシールド性能が低
下することがない。
【0019】なお、上述したように、ツイストペア線は
本来電磁誘導に対するシールド効果があるので、前記ド
レーン線20は一端側のみを接地することにより、静電
誘導に対するシールド効果を付与すれば、シールド性能
は十分に確保される。
【0020】このツイストペア線1と従来のツイストペ
ア線60及びシールド電線50についてシールド性能を
比較すると、表1に示すように、静電誘導及び電磁誘導
の双方についてこのツイストペア線1の方がシールド性
能が高いことが分かる。
【0021】
【表1】
【0022】このツイストペア線1は、上述したよう
に、ドレーン線20を通信線10と共に撚り合わせた
が、図4に示すツイストペア線2のように、ドレーン線
20’を中心にして2本の通信線10’のみを撚り合わ
すようにしても良い。このようにしておくと、2本の通
信線10’がドレーン線20’と確実に接触するので好
ましい。
【0023】また、前記ドレーン線20、20’は、い
ずれも通信線10、10’と同様に、絶縁被覆電線1
1、21の全長にわたってアルミニューム箔12、22
が被覆された線材を使用したが、単なる裸電線を使用し
ても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明のツイストペア
線は、シールド部材が被覆された通信線とドレーン線と
を互いに接触するように撚り合わせてあるので、ドレー
ン線を接地することにより、ツイストペア線が本来持ち
合わしていない静電誘導に対するシールド効果が付与さ
れ、シールド性能が向上する。また、各通信線の全長に
わたってそれぞれシールド部材が被覆されているので、
端子接続する場合、端子近傍においても良好なシールド
性能が維持される。特に、ドレーン線を中心にして通信
線を撚り合わせるようにすると、通信線とドレーン線と
が確実に接触し、シールド効果の信頼性が高まる。
【0025】また、ドレーン線として、通信線と同様な
線材をしようすると、端末処理を同じように行うことが
できるので、生産効率が高まるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】同上の通信線の端末部を示す断面図である。
【図3】同上のドレーン線の端末部を示す断面図であ
る。
【図4】他の実施例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】同上の接続状態を示す概略図である。
【図7】同上の他の接続状態を示す概略図である。
【図8】他の従来例を示す斜視図である。
【図9】同上の電磁誘導に対するシールド効果の説明図
である。
【符号の説明】
1、2 ツイストペア線 10、10’ 通信線 11、21 絶縁被覆電線 11a、21a 絶縁被覆電線 11b、21b 芯線 12、22 アルミニューム箔 20 ドレーン線 30 圧着端子 31 芯線保持部 32 被覆保持部 A 絶縁被覆部 B シールド部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレーン線と、全長にわたってそれぞれ
    導電性部材を被覆した2本の絶縁被覆電線から成る通信
    線とを互いに撚り合わせたツイストペア線。
  2. 【請求項2】 全長にわたってそれぞれ導電性部材を被
    覆した2本の絶縁被覆電線から成る通信線をドレーン線
    を中心にして互いに撚り合わせたツイストペア線。
  3. 【請求項3】 前記ドレーン線の一端のみを接地した請
    求項1又は2記載のツイストペア線。
  4. 【請求項4】 前記ドレーン線の一端を接地し、他端を
    機器に直結するようにした請求項1又は2記載のツイス
    トペア線。
  5. 【請求項5】 前記ドレーン線として、導電性部材が被
    覆された絶縁被覆電線を使用した請求項1、2、3又は
    4に記載のツイストペア線。
JP11679394A 1994-05-30 1994-05-30 ツイストペア線 Pending JPH07326229A (ja)

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JP11679394A JPH07326229A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 ツイストペア線

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JPH07326229A true JPH07326229A (ja) 1995-12-12

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JP (1) JPH07326229A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6314182B1 (en) 1998-08-19 2001-11-06 3M Innovative Properties Company External filter box
JP2008226774A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Sugama Toru 伝送媒体

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