JP7221018B2 - 端部構造および端部形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撚り合わせられた電線束を有するケーブルの端部構造および端部形成方法に関する。
自動車の車載ネットワーク等の様々な技術分野において、通信データ量の増加に伴って高速通信の需要が増大している。高速通信においては、単位時間当たりの情報量を増加させるために、高周波成分(例えば、100MHz以上の成分)を含む高速な電気信号が用いられる。
高速な電気信号を正確かつ確実に伝送するには、伝送線路におけるノイズ対策が重要である。例えば、伝送線路である導体に対する外部からのノイズを遮蔽する電磁シールドが使用されている。特許文献1の技術においては、シールド線の芯線を被覆する絶縁内被と、その絶縁内被を被覆する外導体編組(すなわち、シールド編組)との間に金属製スリーブを挿入することによって、シールド線の端末接続構造(端部構造)を形成している。
特開2002-208461号公報
特許文献1のシールド線は、いわゆる同軸ケーブルである。すなわち、シールド線は、銅線等の芯線(内部導体)の周囲を絶縁体が被覆し、その絶縁内被の周囲を外部導体が被覆し、その外部導体の周囲をジャケットが被覆している構造を有する。このシールド線において絶縁内被は1つの円柱状に構成されているので、その周囲に円筒状のスリーブを配置することは容易である。
同軸ケーブル以外に、電気信号、特に高速な電気信号を伝送する際に利用されるケーブルとして、差動伝送が可能なツイストケーブル(例えば、ツイストペアケーブル、ツイストクァッドケーブル等)が挙げられる。ツイストケーブルは、導体と、導体を被覆する絶縁体とを各々が有する複数の電線を撚り合わせて形成した電線束を含むケーブルである。
ツイストケーブルの電線束は撚り合わせられた状態の複数の電線から構成されるので、構造が安定し難い。そのため、1つの円柱状に構成されている同軸ケーブルの絶縁体と比較して、その周囲にスリーブを設けることが困難である。すなわち、電線束を基底とするとスリーブを安定的に固定し難い他、スリーブを電線束に装着する際に個々の電線を傷付け易い。
以上の事情を考慮して、本発明は、撚り合わせられた電線束を有するケーブルの適切な端部構造を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の端部構造は、導体と前記導体を被覆する絶縁体とを各々が有する複数の電線を撚り合わせて形成された電線束と、導電性を有し、前記電線束を被覆しているシールド編組と、前記シールド編組を絶縁被覆しているジャケット層と、を有するケーブルと、複数の前記電線がそれぞれ結線された複数の端子を収容しているハウジングと、前記ジャケット層が除去されている前記ケーブルの非被覆領域において、断面略U字形状に形成された加締め前スリーブを前記シールド編組の外周に加締めることによって形成されているスリーブと、前記シールド編組を前記スリーブの外周を被覆するように折り返した編組折返し部に接触していると共に、前記非被覆領域と前記ハウジングとを収容している外筒部と、を備える。
以上の構成によれば、シールド編組の外周上にスリーブを装着するので、シールド編組が基底となってスリーブが安定的に固定されるのに加え、スリーブを装着する際にシールド編組によって個々の電線が保護される。つまり、本実施形態の端部構造におけるシールド編組は、電線束を電磁的に遮蔽するという一般的な機能に加えて、スリーブを構造的に支持する機能および電線束をスリーブから物理的に保護する機能を有している。また、スリーブの外周上にはシールド編組を折り返した編組折返し部が形成され、編組折返し部に接触するように外筒部が装着されている。結果として、スリーブと外筒部との間に編組折返し部が挟まれることとなるので、編組折返し部と外筒部とが安定的に接触し、ひいては端部構造における特性インピーダンス等の電気的特性がより適切になる。
好適には、前記スリーブは、金属材料によって略円筒状に形成されている。
好適には、前記外筒部は、金属材料によって形成されており、前記非被覆領域において前記スリーブ上の前記編組折返し部を略円筒状に覆うように加締められている。
また、上記課題を解決するために、本発明の端部形成方法は、導体と前記導体を被覆する絶縁体とを各々が有する複数の電線を撚り合わせて形成された電線束と、導電性を有し、前記電線束を被覆しているシールド編組と、前記シールド編組を絶縁被覆しているジャケット層と、を有するケーブルの端部の形成方法であって、前記ケーブルの前記端部において前記ジャケット層を除去して非被覆領域として露出させる第1工程と、複数の前記電線を、それぞれ、複数の端子に圧着してハウジングに収容する第2工程と、スリーブを、前記非被覆領域において前記電線束を被覆している前記シールド編組の外周に装着する第3工程と、前記シールド編組を、前記スリーブの外周を被覆するように折り返して編組折返し部を形成する第4工程と、外筒部と前記編組折返し部とが接触した状態となるように、前記外筒部に前記非被覆領域と前記ハウジングとを収容する第5工程と、を備える。
好適には、前記第3工程において、金属材料によって断面略U字形状に形成された加締め前スリーブを、前記シールド編組の外周に加締めることによって略円筒状の前記スリーブを形成する。
好適には、前記第5工程において、金属材料によって形成されており展開された状態にある加締め前外筒部を、前記スリーブ上の前記編組折返し部を略円筒状に覆うように加締める。
本発明によれば、撚り合わせられた電線束を有するケーブルの適切な端部構造が実現される。
本発明の実施形態に係るSTQケーブルの斜視図である。 本発明の実施形態に係るSTQケーブルの端部の側面図である。 本発明の実施形態に係る端部構造の断面図(III-III断面図)である。 本発明の実施形態に係る加締め前スリーブの斜視図である。 本発明の実施形態に係るSTQケーブルの端部の側面図である。 本発明の実施形態に係る端部構造の断面図(VI-VI断面図)である。 本発明の実施形態に係るSTQケーブルの端部の側面図である。 本発明の実施形態に係る端部構造の断面図(VIII-VIII断面図)である。 本発明の実施形態に係る加締め前外筒バレルの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るSTQ(シールドツイストクァッド,Shielded
Twisted Quad)ケーブル11の斜視図である。STQケーブル11は、高周波成分(例えば、100MHz以上の成分)を含む高速な電気信号の伝送に用いられる。図1に示すように、STQケーブル11は、電線束21とシールド編組31とジャケット層41とを備えている。後に詳述されるように、STQケーブル11の端部には、ハウジング51とスリーブ61と外筒バレル71とが装着される。
電線束21は、4本の電線23(23a,23b,23c,23d)を1本に撚り合わせて形成されている。電線23は、それぞれ、導体25(25a,25b,25c,25d)と、導体25を被覆する絶縁体27(27a,27b,27c,27d)とで構成されている。導体25は、例えば、銅線によって形成されている。絶縁体27は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル,Polyvinyl Chloride)樹脂によって形成されている。
シールド編組31は、導電性を有する素材、例えば、錫メッキ銅線によって編まれた編組で形成されている。シールド編組31は、電線束21を筒状に被覆することによって、電線束21を電磁的にシールドしている。ジャケット層41は、絶縁性を有する素材、例えば、PVC樹脂によって形成されている。ジャケット層41は、電線束21およびシールド編組31を筒状に絶縁被覆している。
次いで、図1ないし図9を参照して、STQケーブル11の端部に形成される端部構造1について説明する。概略的には、ジャケット層41が除去されている非被覆領域13において(図1)、シールド編組31の外周にスリーブ61が装着され(図2~図4)、スリーブ61の外周を被覆するようにシールド編組31が折り返されて編組折返し部31aが形成され(図5,図6)、編組折返し部31aに接触するように外筒バレル71が装着される(図7~図9)。より詳細な端部構造1の形成工程は、以下の通りである。
第1工程では、STQケーブル11の端部において、ジャケット層41が除去されて、非被覆領域13として露出される。図1では、非被覆領域13が既に形成された状態が示される。
図2は、第2工程および第3工程を終えた後のSTQケーブル11の端部を示す側面図であり、図3は、図2のIII-III断面図である。III-III断面は、STQケーブル11の長手方向に対して直交する平面である。なお、図1および図2では、全体的な構成を明らかにするために、端部側のシールド編組31の一部が割愛されているが、実際には、シールド編組31はより端部側まで延びている。
第2工程では、4本の電線23が、それぞれ、4つの端子29に圧着されて、ハウジング51に収容される。すなわち、各電線23の端部において、絶縁体27が除去され剥き出しになった導体25が、導電性の端子29に圧着される。ハウジング51は、絶縁性を有する素材、例えば、PVC樹脂によって形成されている。4本の電線23(23a,23b,23c,23d)は、それぞれ、ハウジング51内に収容された端子29(29a,29b,29c,29d)に結線されており、電気的に接続されている。
第3工程では、非被覆領域13において電線束21を被覆しているシールド編組31の外周に、スリーブ61を装着する。図4は、シールド編組31に装着される前(組立て前)のスリーブ61(加締め前スリーブ61a)を示す斜視図である。スリーブ61は、金属材料などの導電性素材(例えば、SUSや銅等)によって形成されていると好適であるが、絶縁性の樹脂材料によって形成されていてもよい。
より詳細には、第3工程において、断面略U字形状に形成された加締め前スリーブ61a(図4参照)を、非被覆領域13においてシールド編組31の外周に加締めることによって、略円筒状のスリーブ61が形成される。図4に示すように、第3工程において装着された(加締められた)スリーブ61は、シールド編組31の外周に対して隙間無く接触している。
図5は、第4工程を終えた後のSTQケーブル11の端部を示す側面図であり、図6は、図5のVI-VI断面図である。VI-VI断面は、前述のIII-III断面と同様に、STQケーブル11の長手方向に対して直交する平面である。
第4工程では、スリーブ61よりも端部側に延びているシールド編組31を、スリーブ61の外周を被覆するように折り返すことによって、編組折返し部31aが形成される。編組折返し部31aはシールド編組31の一部であって、シールド編組31と電気的に連続している。シールド編組31が折り返されることによって、電線23が外部に露出される。
なお、編組折返し部31aは、図5に示すように、スリーブ61の全体を完全には覆わず、また、シールド編組31の本体に接触することが無いように形成されている。図6に示すように、第4工程において折り返されたシールド編組31(編組折返し部31a)は、スリーブ61の外周に対して隙間なく接触している。
図7は、第5工程を終えた後のSTQケーブル11の端部(すなわち、完成した端部構造1)を示す側面図であり、図8は、図7のVIII-VIII断面図である。VIII-VIII断面は、前述のIII-III断面およびVI-VI断面と同様に、STQケーブル11の長手方向に対して直交する平面である。
第5工程では、外筒バレル71と編組折返し部31aとが接触した状態となるように、非被覆領域13とハウジング51とが外筒バレル71に収容される。図9は、STQケーブル11の端部(非被覆領域13およびハウジング51)を収容する前(組立て前)の外筒バレル71(加締め前外筒バレル71a)を示す斜視図である。外筒バレル71は、外筒部の一例であって、金属材料等の導電性素材によって形成されている。
より詳細には、第5工程において、展開された状態にある加締め前外筒バレル71aを、スリーブ61上の編組折返し部31aを略円筒状に覆うように加締めることによって、外筒バレル71が形成される。図8に示すように、第5工程において装着された(加締められた)外筒バレル71は、編組折返し部31aの外周に対して隙間なく接触している。
上記したように、本実施形態の端部構造1は、導体25と導体25を被覆する絶縁体27とを各々が有する複数の電線23を撚り合わせて形成された電線束21と、導電性を有し、電線束21を被覆しているシールド編組31と、シールド編組31を絶縁被覆しているジャケット層41と、を有するSTQケーブル11と、複数の電線23がそれぞれ結線された複数の端子29を収容しているハウジング51と、ジャケット層41が除去されているSTQケーブル11の非被覆領域13において、断面略U字形状に形成された加締め前スリーブ61aをシールド編組31の外周に加締めることによって形成されているスリーブ61と、シールド編組31をスリーブ61の外周を被覆するように折り返した編組折返し部31aに接触していると共に、非被覆領域13とハウジング51とを収容している外筒バレル71と、を備える。
以上の構成によれば、撚り合わせられた電線束21を有するSTQケーブル11の適切な端部構造1が実現される。より詳細には以下の通りである。
STQケーブル11の電線束21は複数の電線23から構成されているので、同軸ケーブル等と比較して構造が安定し難い。すなわち、スリーブ61を電線束21に安定的に固定し難い他、スリーブ61を電線束21に装着する際に個々の電線23を傷付け易い。本実施形態の構成においては、電線束21(個々の電線23)に直接的にスリーブ61を装着するのではなく、シールド編組31の外周上にスリーブ61を装着する。そのため、シールド編組31が基底となってスリーブ61が安定的に固定される上に、スリーブ61を装着する際にシールド編組31によって個々の電線23が保護される。つまり、本実施形態の端部構造1におけるシールド編組31は、電線束21を電磁的に遮蔽するという一般的な機能に加えて、スリーブ61を構造的に支持する機能および電線束21をスリーブ61から物理的に保護する機能を有している。
スリーブ61の外周上にはシールド編組31を折り返した編組折返し部31aが形成され、編組折返し部31aに接触するように外筒バレル71が装着されている。結果として、スリーブ61と外筒バレル71との間に編組折返し部31aが挟まれることとなるので、編組折返し部31aと外筒バレル71とが安定的に接触し、ひいては端部構造1における特性インピーダンス等の電気的特性がより適切になる。
また、本実施形態において、スリーブ61は、金属材料によって略円筒状に形成されている。スリーブ61が金属材料であることにより、加締め等の加工の容易性が高まる他、構造的な強度も高めることが可能である。
なお、本実施形態において、スリーブ61は、絶縁性の樹脂材料によって略円筒状に形成されていてもよい。この構成によっても、スリーブ61に接触している電線束21の部分はシールド編組31によってシールドされており、また、編組折返し部31aが外筒バレル71と接していて電気的な接続が維持されるので、端部構造1における電磁シールドが適切に実現される。
また、本実施形態において、外筒バレル71は、金属材料によって形成されており、非被覆領域13においてスリーブ61上の編組折返し部31aを略円筒状に覆うように加締められている。外筒バレル71が金属材料であることにより、加締め等の加工の容易性が高まる他、構造的な強度も高めることが可能である。
また、上記したように、本実施形態の端部形成方法は、導体25と導体25を被覆する絶縁体27とを各々が有する複数の電線23を撚り合わせて形成された電線束21と、導電性を有し、電線束21を被覆しているシールド編組31と、シールド編組31を絶縁被覆しているジャケット層41と、を有するSTQケーブル11の端部の端部形成方法であって、STQケーブル11の端部においてジャケット層41を除去して非被覆領域13として露出させる第1工程と、複数の電線23を、それぞれ、複数の端子29に圧着してハウジング51に収容する第2工程と、スリーブ61を、非被覆領域13において電線束21を被覆しているシールド編組31の外周に装着する第3工程と、シールド編組31を、スリーブ61の外周を被覆するように折り返して編組折返し部31aを形成する第4工程と、外筒バレル71と編組折返し部31aとが接触した状態となるように、外筒バレル71に非被覆領域13とハウジング51とを収容する第5工程と、を備える。
以上の構成によれば、前述した通り、STQケーブル11の端部構造1が適切に形成され、スリーブ61および外筒バレル71が安定的に装着される上に、特性インピーダンス等の電気的特性もより適切になる。また、スリーブ61を装着する第3工程の前に電線23を端子29に圧着するので、スリーブ61を装着してから圧着を行う構成と比較して、電線23の自由度がより高い状況下で容易に圧着を行うことが可能である。
また、本実施形態の端部形成方法の第3工程において、金属材料によって断面略U字形状に形成された加締め前スリーブ61aを、シールド編組31の外周に加締めることによって略円筒状のスリーブ61を形成する。この構成によれば、第2工程で既に電線23が端子29に圧着されていても、スリーブ61を容易に非被覆領域13に装着することが可能である。
また、本実施形態の端部形成方法の第5工程において、金属材料によって形成されており展開された状態にある加締め前外筒バレル71aを、スリーブ61上の編組折返し部31aを略円筒状に覆うように加締める。この構成によれば、編組折返し部31aと外筒バレル71とをより確実に接触させることが可能である。
上記した実施形態は多様に変形され得る。以下に実施形態の変形例を示す。実施形態および変形例から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない限り適宜に併合することが可能である。
上記した実施形態では、STQケーブル11の電線束21に含まれる電線23は4本である。しかしながら、4本未満または4本より多い電線23を含む電線束21にて構成されるケーブルが採用されてもよい。例えば、電線束21が2本、8本、16本、32本、または64本の電線23を含むケーブルによって、端部構造1が構成されてもよい。
上記した実施形態では、バレル状の構造を有する外筒バレル71が外筒部として採用されているが、シールド編組31に接触可能であると共に非被覆領域13とハウジング51とを収容することが可能な任意の構成体を、外筒部として採用することが可能である。
上記した実施形態の説明は、本発明に係る端部構造1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術的範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 端部構造
11 STQケーブル(ケーブル)
13 非被覆領域
21 電線束
23 電線
29 端子
31 シールド編組
31a 編組折返し部
41 ジャケット層
51 ハウジング
61 スリーブ
61a 加締め前スリーブ
71 外筒バレル
71a 加締め前外筒バレル

Claims (4)

  1. 導体と前記導体を被覆する絶縁体とを各々が有する複数の電線を撚り合わせて形成された電線束と、
    導電性を有し、前記電線束を被覆しているシールド編組と、
    前記シールド編組を絶縁被覆しているジャケット層と、を有するケーブルと、
    複数の前記電線がそれぞれ結線された複数の端子を収容しているハウジングと、
    前記ジャケット層が除去されている前記ケーブルの非被覆領域において、断面略U字形状に形成された加締め前スリーブを前記シールド編組の外周に加締めることによって形成されているスリーブと、
    前記シールド編組を前記スリーブの外周を被覆するように折り返した編組折返し部に接触していると共に、前記非被覆領域と前記ハウジングとを一体的に収容している外筒部と、を備える
    前記外筒部は、金属材料によってバレル状に形成されており、前記非被覆領域において前記スリーブ上の前記編組折返し部を略円筒状に覆うように加締められていることを特徴とする端部構造。
  2. 前記スリーブは、金属材料によって略円筒状に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の端部構造。
  3. 導体と前記導体を被覆する絶縁体とを各々が有する複数の電線を撚り合わせて形成された電線束と、
    導電性を有し、前記電線束を被覆しているシールド編組と、
    前記シールド編組を絶縁被覆しているジャケット層と、を有するケーブルの端部の形成方法であって、
    前記ケーブルの前記端部において前記ジャケット層を除去して非被覆領域として露出させる第1工程と、
    複数の前記電線を、それぞれ、複数の端子に圧着してハウジングに収容する第2工程と、
    スリーブを、前記非被覆領域において前記電線束を被覆している前記シールド編組の外周に装着する第3工程と、
    前記シールド編組を、前記スリーブの外周を被覆するように折り返して編組折返し部を形成する第4工程と、
    外筒部と前記編組折返し部とが接触した状態となるように、前記外筒部に前記非被覆領域と前記ハウジングとを一体的に収容する第5工程と、を備える
    前記第5工程において、金属材料によってバレル状に形成されており展開された状態にある加締め前外筒部を、前記スリーブ上の前記編組折返し部を略円筒状に覆うように加締める、ことを特徴とする端部形成方法。
  4. 前記第3工程において、金属材料によって断面略U字形状に形成された加締め前スリーブを、前記シールド編組の外周に加締めることによって略円筒状の前記スリーブを形成する、ことを特徴とする請求項に記載の端部形成方法。
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