JPH07325834A - 検索装置 - Google Patents

検索装置

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JPH07325834A
JPH07325834A JP6119305A JP11930594A JPH07325834A JP H07325834 A JPH07325834 A JP H07325834A JP 6119305 A JP6119305 A JP 6119305A JP 11930594 A JP11930594 A JP 11930594A JP H07325834 A JPH07325834 A JP H07325834A
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理 佐藤
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竜男 太田
Yukino Satou
雪乃 佐藤
Keiko Matsumoto
桂子 松本
Kazuhiko Tazawa
和彦 田沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、検索装置に関し、データベースを
類似検索して取り出したデータの類似度と有効度から算
出した有効類似度が所定値以上を表示したり、有効期間
(あるいは実有効期間)から求めた有効度が所定値以下
を表示して削除し、有効性の高いデータのみを提示した
り、有効度の低いデータを不要データと削除することを
目的とする。 【構成】 検索指示に対応して、問題から抽出したキー
ワードをもとにデータベース2を検索してキーワードを
含むデータを取り出した際に、データの類似度を算出す
る類似度算出手段6と、データの有効期間と登録日時と
現在日時とをもとに有効度を算出する有効度算出手段3
と、類似度および有効度をもとに有効類似度を算出する
有効類似度算出手段8と、有効類似度が所定値以上のデ
ータを提示する提示手段22とを備えるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、問題から有効類似度を
算出して評価の高い事例を検索結果として提示および事
例の有効度を算出して評価の低い事例を削除対象として
提示してOKのときに削除する検索装置に関するもので
ある。過去の問題解決事例を蓄積した事例データベース
から利用者により入力された問題と類似の内容を持つ事
例を検索する検索装置において、事例登録時点から時間
経過に伴い徐々に低下する事例の有効性を評価すること
が望まれている。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者からの問題(質問)に対応
してて応答するサービスを提供する業務において、過去
のQA(問題・応答)事例をデータベース化しておき、
新たに受けた問題に対して、その問題と類似の内容を持
つQA事例をデータベースから検索する事例検索装置を
利用し、業務の大幅な効率化を図ることが期待できる。
【0003】上述したような従来の事例検索装置は、デ
ータベース化した事例が時間の経過に伴って徐々に陳腐
化し、利用者にとって役に立たない情報となるのが普通
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】事例をデータベース化
した場合に、時間の経過に伴って徐々に有効性を失い、
この事例をもとに応答していたので、適切な応答を返せ
ないと共に、不要な参照されない事例がデータベースに
溜まってしまい、メモリの有効活用が図れない問題が発
生する。これを避けるために、データ登録時点から一定
期間を経過したデータをデータベースから洗い出してデ
ータを画面上に表示し、管理者が要あるいは不要を判断
し、不要なデータを削除していた。これにより、一定期
間を経過して有効性のなくなったデータは削除してしま
えばよいが、一定期間を経過しても有効性が高くて利用
者から高頻度で参照しているデータは残すように、管理
者がデータについて一々判断して要あるいは不要を判断
しなければならず、作業が大変であるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するため、
データベースを類似検索して取り出したデータの類似度
と有効期間(あるいは参照頻度から求めた実有効期間)
から求めた有効度とより算出した有効類似度が所定値以
上を表示したり、データベースのデータの有効期間(あ
るいは参照頻度から求めた実有効期間)から求めた有効
度が所定値以下を表示して削除し、類似検索したデータ
の有効性の高いデータのみを提示したり、有効度の低い
データを不要データとしてデータベースから削除するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】[注:類似度検索→類似
検索に一括変換済] 図1は、本発明の原理構成図を示す。図1において、デ
ータベース2は、データを検索し易く保存するものであ
って、ここでは、データに対応づけて登録日時、有効期
間、参照頻度を登録したものである。
【0007】有効度算出手段3は、有効期間、登録日時
および現在日時から有効度を算出するものである。実有
効期間算出手段10は、データの参照頻度および有効期
間をもとに実有効期間を算出するものである。
【0008】類似度算出手段6は、検索要求のあった問
題から抽出したキーワードをもとにデータベース2を検
索して類似するデータ(例えばキーワードが含まれるデ
ータ)を取り出した際に、類似度(例えば問題から抽出
した複数のキーワードが含まれる割合)を算出するもの
である。
【0009】有効類似度算出手段8は、有効度および類
似度をもとに有効類似度を算出するものである。提示手
段22は、検索時に有効類似度が所定閾値以上のデータ
を表示装置23上に検索結果として表示したり、削除時
に有効度が所定値以下のデータを表示装置23に表示し
て削除の要/不要の入力を要求したりなどするものであ
る。
【0010】表示装置23は、データを表示するもので
ある。削除手段24は、削除指示のあったデータをデー
タベース2から削除するものである。
【0011】
【作用】本発明は、図1に示すように、自然言語で記述
された問題を指定したデータベース2の検索指示に対応
して、類似度算出手段6が問題から抽出したキーワード
をもとにデータベース2を検索して当該キーワードが含
まれる類似するデータを取り出した際に、類似度を算出
し、有効度算出手段3がこの取り出したデータの有効期
間と登録日時と現在日時とをもとに有効度を算出し、有
効類似度算出手段8が類似度および有効度をもとに有効
類似度を算出し、提示手段22がこの有効類似度が所定
値以上のデータを検索結果として提示するようにしてい
る。
【0012】また、自然言語で記述された問題を指定し
たデータベース2の検索指示に対応して、類似度算出手
段6が問題から抽出したキーワードをもとにデータベー
ス2を検索して当該キーワードが含まれる類似するデー
タを取り出すと共に類似度を算出し、有効度算出手段3
が取り出したデータの参照頻度および有効期間から求め
た実有効期間と登録日時と現在日時とをもとに有効度を
算出し、有効類似度算出手段8が類似度および有効度を
もとに有効類似度を算出し、提示手段22がこの有効類
似度が所定値以上のデータを提示するようにしている。
【0013】また、削除要求に対応して、有効度算出手
段3がデータベース2のデータの有効期間と登録日時と
現在日時とをもとに有効度を算出、あるいはデータベー
ス2のデータの参照頻度および有効期間から求めた実有
効期間と登録日時と現在日時とをもとに有効度を算出
し、算出した有効度が所定値以下のデータを提示手段2
2が不要データ候補と提示し、削除手段24が削除要と
指示されたことに対応して、データベース2から削除す
るようにしている。
【0014】従って、データベースを類似検索して取り
出したデータの類似度と有効期間(あるいは参照頻度よ
り求めた実有効期間)から求めた有効度とより算出した
有効類似度が所定値以上を検索結果とし提示したり、デ
ータベースのデータの有効期間(あるいは参照頻度より
求めた実有効期間)から求めた有効度が所定値以下を表
示して削除要とされたときに削除したりすることによ
り、類似検索したデータの有効性の高いデータのみを提
示したり、有効度の低いデータをデータベースから削除
することが可能となる。
【0015】
【実施例】次に、図2から図9を用いて本発明の実施例
の構成および動作を順次詳細に説明する。
【0016】図2は、本発明の1実施例構成図を示す。
図2において、現在日時1は、現在の日時である。事例
データベース15は、データベース2の例であって、事
例を検索し易く登録したものである。この事例データベ
ース15に登録するデータである事例は、ここでは、登
録日時2a、有効期間2b、参照頻度2c、および事例
内容2dから構成されている。
【0017】登録日時2aは、事例内容2dを事例デー
タベース15に登録した日時である。有効期間2bは、
事例内容2dを事例データベース15に登録してからの
有効期間である。
【0018】参照頻度2cは、事例内容2dの参照毎に
+1した参照頻度を登録したものである。事例内容2d
は、実際の事例の内容である。
【0019】有効度算出手段3は、有効度4を算出する
ものであって、ここでは、例えば検索時の現在日時、検
索した事例の登録日時2a、検索した事例の有効期間2
b(あるいは検索した事例の参照頻度2cが登録されて
いた場合には後述する図7の曲線から求めた実有効期
間)をもとに有効度を算出するものである。
【0020】有効度は、次のような性質を持つ関数によ
って算出する。 E(0)=1 (式1) limE(t)=0 (式2) t→∞ E(t0)≧E(t1) (t0≦t1) (式3) ここで、 E:有効度 t:経過時間(=現在日時−登録日時) (式1)は、登録日時点で有効度が1(完全に有効)で
あることを表す。
【0021】(式2)は、登録日時より長期間経過した
時点では有効度が0(無効)であることを表す。(式
3)は、有効度が時間の経過に伴って常に減少すること
を表す。
【0022】これらの(式1)、(式2)、(式3)の
性質を満たしていれば、E(t)の形は何でもあっても
よい。E(t)の1例として、 ここで、 R:有効期間(あるいは実有効期間) a:t=Rの近傍での有効度の低下の速さを決めるパラ
メタ。これを模式的に示すと図6に示すようになる。
【0023】問題5は、利用者が自然言語で問い合わせ
る問題(質問)である。この問題5が入力されると、図
示しないが、辞書を参照してキーワードを抽出し、これ
ら問題5から抽出したキーワード群をもとに事例データ
ベース15を検索して当該キーワードを一部に持つ事例
内容2dを検索結果として取り出す。
【0024】類似度算出手段6は、検索要求に対応し
て、事例データベース15から検索した事例の類似度7
を算出するものであって、問題および事例内容をもとに
類似度7を算出するものである。例えば問題から抽出し
たキーワードが事例内容に含まれる割合によって類似度
7を算出する(図4を用いて後述する)。
【0025】有効類似度算出手段8は、有効度4および
類似度7をもとに有効類似度9を算出するものである。
例えば下式(式5)によって算出する。 有効類似度=有効度×類似度 (式5) 実有効期間算出手段10は、有効期間2bおよび参照頻
度2cをもとに実有効期間11を算出するものである
(図7を用いて後述する)。
【0026】不要事例識別手段13は、有効度4が有効
度閾値12以下の事例を不要事例14と識別するもので
ある。類似事例識別手段18は、有効類似度9が有効類
似度閾値以上の事例を類似事例19と識別するものであ
る。
【0027】出力事例バッファ20は、不要事例識別手
段13あるいは類似事例識別手段18によって識別され
た結果である事例(不要事例14あるいは類似事例1
9)を格納するものである。
【0028】提示手段21は、出力事例バッファ20に
格納された事例(不要事例14あるいは類似事例19)
を表示装置22上に表示するものである。例えば不要事
例14についは、事例データベース15から削除事例候
補として提示して管理者からの要/不要のいずれかの指
示の入力を促したり、類似検索結果の候補として利用者
に提示したりするものである。
【0029】表示装置22は、不要事例14や類似事例
19などを表示するものである。事例削除手段23は、
不要事例14を表示装置22上に表示し、管理者から不
要の旨の指定が入力されたときに、事例データベース1
5から削除するものである(図8および図9を用いて後
述する)。
【0030】装置制御手段は、全体を統括制御するもの
である。次に、図3のフローチャートに示す順序に従
い、図2の構成の検索時の動作を詳細に説明する。
【0031】図3において、S1は、検索要求する。こ
れは、利用者が自然言語で問題5をキー入力し、事例デ
ータベース15の検索要求する。S2は、類似検索す
る。これは、S1の利用者からの検索要求に対応して、
既述したように、自然言語で記述された問題からキーワ
ード辞書を参照してキーワードを抽出し、これら抽出し
たキーワード集合をもとに、事例データベース15を検
索してキーワードを一部に含む事例を全て取り出すと共
に、キーワードが事例に含まれていた割合で類似度を算
出する。
【0032】S3は、有効度を算出する。これは、S2
で取り出した各事例の ・登録日時 ・有効期間 ・参照頻度 および現在日時をもとに(式4)の関数を利用して有効
度を算出する。
【0033】S4は、有効度と類似度をもとに有効類似
度を算出する。例えば 有効類似度=有効度×類似度 として算出する。
【0034】S5は、ソート後、所定値以下を削除す
る。これは、S4で有効類似度をもとに事例データベー
ス15から検索した検索結果候補の事例のうち、所定値
以下のものを検索結果候補から不要なものとして削除す
る。
【0035】S6は、リスト表示する。これは、S5で
不要な事例を削除した後の事例を、検索結果として表示
装置22上に表示し、利用者に提示する。これを見た利
用者は、所望の検索結果をそのなかから選択して内容を
取り出して表示などさせる。
【0036】以上によって、利用者が自然言語で問題を
入力するのみで、本発明の装置側で自動的にキーワード
抽出して、事例データベース15から類似検索した事例
のうち、有効類似度の高いもののみを選択してリストを
提示し、利用者がこれらリスト中から所望のものを選択
し、更にその内容を表示などさせる。これらにより、事
例データベース15から検索時点で常に有効類似度の高
い検索結果のみを提示させることが可能となった。
【0037】図4は、本発明の類似度算出フローチャー
トを示す。これは、図3のS2の類似検索したときに、
類似検索した事例の類似度を算出するときの詳細フロー
チャートである。
【0038】図4において、S11は、自然言語で問題
を入力する。これは、利用者が検索しようとする問題に
ついて、自然言語でその問題(質問文)をキー入力す
る。S12は、辞書(キーワード辞書)を参照してキー
ワードを抽出する。これは、S11で利用者から入力さ
れた自然言語による問題について、キーワード辞書を参
照して一致するキーワードを全て抽出する。
【0039】S13は、事例データベース15を類似検
索する。これは、S12で抽出したキーワードをもとに
事例データベース15を検索して一致するキーワードを
含む事例を全て取り出す。
【0040】S14は、類似度算出する。これは、問題
のキーワードが検索事例に含まれる割合として類似度を
算出する。以上によって、利用者が自然言語で記述され
た問題を入力して類似検索要求したことに対応して、キ
ーワード辞書を参照して問題からキーワードを全て抽出
し、これら抽出したキーワードをもとに、事例データベ
ース15を類似検索して当該キーワードを含む全ての事
例を取り出し、この取り出した事例の類似度としてキー
ワードの含まれる割合で表現する。これらにより、検索
した事例の類似度を算出することが可能となる。
【0041】図5は、本発明の検索詳細フローチャート
を示す。これは、図3の検索フローチャートの詳細フロ
ーチャートである。図5において、S21は、事例取り
出しする。これは、利用者からの自然言語による問題を
指定した検索要求に対応して、問題から抽出したキーワ
ードをもとに、事例データベース15を検索してキーワ
ードを含む事例を取り出す。
【0042】S22は、S21で取り出した事例の参照
頻度2cが設定されているか否かをチェックする。設定
ありの場合には、S23で参照頻度2cおよび有効期間
2bをもとに図7の曲線を適用して実有効期間(図7を
用いて後述する)を算出した後、S24に進む。一方、
設定なしの場合には、そのままS24に進む。
【0043】S24は、有効度を算出する。これは、S
21で取り出した事例について、参照頻度が設定されて
いなかったときは登録日時、現在日時、有効期間を(式
4)に代入して有効度を算出する。
【0044】一方、S21で取り出した事例について、
参照頻度が設定されていたときは参照頻度および有効期
間を下式に適用して実有効期間を求める。 Reff(f)=R/(1−f) ここで、Reffは実有効期間、Rは有効期間、fは参照
頻度を表す。この実有効期間は、例えば図7に参照頻度
および有効期間を適用して実有効期間を求めることがで
きる。そして、この求めた実有効期間、登録日時、現在
日時を(式4)に代入して有効度を算出する。
【0045】S25は、類似度算出する。これは、事例
データベース15から取り出した事例について、当該事
例に含まれるキーワードの割合をもとに類似度を既述し
た図4のフローチャートに示すようにして算出する。
【0046】S26は、有効類似度を算出する。これ
は、S24で算出した有効度およびS25で算出した類
似度をもとに有効類似度を下式で算出する。 有効類似度=有効度×類似度 S27は、類似事例を識別する。これは、S26で算出
した有効類似度が所定値以上を類似し、以下を非類似と
識別する。
【0047】S28は、類似事例のチェックを行う。O
Nの場合、即ち事例の有効類似度が所定値以上の場合に
は、類似する事例と判明したので、S29で事例を格納
し、S30に進む。一方、OFFの場合、即ち事例の有
効類似度が所定値以下の場合には、類似しない事例と判
明したので、格納することなく削除し、S30に進む。
【0048】S30は、未処理の事例がありかチェック
する。未処理ありの場合には、次の事例をS21で1件
取り出し、S22以降を繰り返す。一方、未処理なしの
場合には、S31で事例を出力し、利用者に表示装置2
2上に検索結果を表示して提示する。
【0049】以上によって、事例データベース15から
問題より抽出したキーワードを含む事例を取り出し、こ
の取り出した事例について有効類似度を求め、所定値以
上の重要な事例のみを提示することが可能となる。
【0050】図6は、本発明の有効度曲線例を示す。こ
れは、既述した経過時間(現在日時−登録日時)をもと
に有効度を算出する有効度曲線である。この有効度曲線
から判明するように、経過時間(現在日時−登録日時)
が大きくなるにしたがって、指数関数的に有効度が小さ
くなっていくものである。ここで、横軸は経過時間を表
し、縦軸が有効度を表す。
【0051】図7は、本発明の実有効期間曲線を示す。
ここで、横軸は事例の参照頻度を表し、縦軸は実有効期
間/有効期間を表す。有効期間は、事例に付加されてい
る有効期間である。参照頻度は事例を参照した頻度であ
る。従って、事例の実有効期間を算出するには、事例の
参照頻度の値を横軸にとり、そのときの曲線との交点の
縦軸の実有効期間/有効期間の値を読取り、この値に有
効期間を乗算して求める実有効期間を算出する。
【0052】以上のように参照頻度が事例に設定されて
いる場合、参照頻度が多くなればそのときの実有効期間
/有効期間の値が大きくなる図7の実有効期間曲線を適
用して実有効期間を算出する。この結果、参照頻度が多
くなれば、有効期間が同一であっても、実有効期間は大
きくなる。例えば(式4)を利用して有効度を求めた場
合、有効期間が大きいほど有効度は大きくなるため、類
似度が同一であっても、有効類似度が大きく、重要と評
価されることとなる。
【0053】次に、図8および図9を用いて事例データ
ベース15から有効度の低い事例を提示し、削除指示に
対応して削除する場合の図2の構成の動作を詳細に説明
する。
【0054】図8は、本発明の削除フローチャートを示
す。図8において、S41は、削除要求する。これは、
管理者が事例データベース15の削除要求を行う。
【0055】S42は、有効度を算出する。これは、事
例データベース15から取り出した1つの事例につい
て、既述した図5のS21からS24によって有効度を
算出する。即ち、事例に参照頻度が設定されていた場合
にはこの参照頻度および有効期間をもとに図7の曲線を
適用して実有効期間を算出し、(式4)を用いて有効度
を算出する。一方、事例について、参照頻度が設定され
ていなかった場合には、(式4)を用いて有効度を算出
する。
【0056】S43は、ソートする。これは、S42で
求めた有効度の大きい順に事例をソートする。S44
は、所定値以下を提示する。これは、S43でソートし
た事例のうち有効度が所定値以下の評価が低い事例につ
いて、表示装置22上に表示して管理者に削除対象とし
て提示する。
【0057】S45は、S44の削除対象の提示に対し
て、管理者が削除OKを確認する。S46は、削除す
る。これは、事例データベース15からS45で削除O
Kと管理者が確認した事例について削除する。
【0058】以上によって、管理者からの削除要求に対
応して、事例データベース15の事例について有効度を
算出して所定値以下の評価が低い事例について管理者に
提示し、削除OKの指示があった事例について事例デー
タベース15から削除する。これにより、削除要求を入
力するのみで、事例の有効度を自動算出して評価が低い
事例のみを削除対象の事例として提示されるので、事例
データベースの陳腐化した事例の削除作業を容易に行う
ことが可能となった。
【0059】図9は、本発明の削除詳細フローチャート
を示す。これは、図8の削除フローチャートの詳細であ
る。ここで、S51からS54は、図5のS21からS
24と同一であるので説明を省略する。ここでは、S5
1からS54によって、削除要求のあった事例データベ
ース15から順次1つ1つ取り出した事例の有効度を算
出する。
【0060】S55は、不要事例を識別する。これは、
S54で算出した有効度が所定値以下の事例を不要事例
と識別する。S56は、不要事例のェックを行う。これ
は、ONの場合、即ち事例の有効度が所定値以下の場合
には、不要な事例と判明したので、S57で事例を格納
し、S58に進む。一方、OFFの場合、即ち事例の有
効度が所定値以上の場合には、重要な事例と判明したの
で、格納することなくそのままS58に進む。
【0061】S58は、未処理の事例がありかチェック
する。未処理ありの場合には、次の事例をS51で1件
取り出し、S52以降を繰り返す。一方、未処理なしの
場合には、S59で事例を出力し、管理者に表示装置2
2上に検索結果を表示して提示し、S60で管理者が提
示された削除対象の評価の低い事例について、削除OK
の指示を入力すると、S61で事例データベース15か
らその事例を削除する。
【0062】以上によって、事例データベース15から
取り出した事例について有効度を求めて所定値以下を評
価の低い削除対象として管理者に提示し、OKの指定が
あった事例を事例データベース15から削除することに
より、評価の低い事例のみが提示されるので、管理者は
容易かつ迅速に事例データベース15の陳腐化した事例
を削除することが可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データベースを類似検索して取り出したデータの類似度
と有効期間(あるいは参照頻度から求めた実有効期間)
から求めた有効度とより算出した有効類似度が所定値以
上を検索結果として提示したり、データベースのデータ
の有効期間(あるいは参照頻度より求めた実有効期間)
から求めた有効度が所定値以下を表示して削除要とされ
たときに削除したりする構成を採用しているため、類似
検索したデータの有効性の高いデータのみを提示した
り、有効度の低いデータをデータベースから削除するこ
とが容易かつ簡単な作業で行うことができるようになっ
た。これらにより、データベースの各データ(各事例)
の有効性を評価して検索結果を提示したり、有効性の低
い事例をデータベースから洗い出して提示して削除OK
の指示に対応して削除したりすることが容易に行うこと
が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の1実施例構成図である。
【図3】本発明の検索フローチャートである。
【図4】本発明の類似度算出フローチャートである。
【図5】本発明の検索詳細フローチャートである。
【図6】本発明の有効度曲線例である。
【図7】本発明の実有効期間曲線例である。
【図8】本発明の削除フローチャートである。
【図9】本発明の削除詳細フローチャートである。
【符号の説明】
1:現在日時 2:データベース 2a:登録日時 2b:有効期間 2c:参照頻度 2d:事例内容 3:有効度算出手段 4:有効度 5:問題 6:類似度算出手段 7:類似度 8:有効類似度算出手段 9:有効類似度 10:実有効期間算出手段 11:実有効期間 12:有効度閾値 13:不要事例識別手段 14:不要事例 15:事例データベース 17:有効類似度閾値 18:類似事例識別手段 19:類似事例 20:出力事例バッファ 21:提示手段 22:表示装置 23:事例削除手段
フロントページの続き (72)発明者 松本 桂子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田沢 和彦 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】問題を指定した検索指示に対応して、問題
    から抽出したキーワードをもとにデータベース(2)を
    検索して当該キーワードを含むデータを取り出した際
    に、当該データの類似度を算出する類似度算出手段
    (6)と、 上記取り出したデータの有効期間と登録日時と現在日時
    とをもとに有効度を算出する有効度算出手段(3)と、 上記類似度および上記有効度をもとに有効類似度を算出
    する有効類似度算出手段(8)と、 この有効類似度が所定値以上のデータを提示する提示手
    段(22)とを備えたことを特徴とする検索装置。
  2. 【請求項2】問題を指定した検索指示に対応して、問題
    から抽出したキーワードをもとにデータベース(2)を
    検索して当該キーワードを含むデータを取り出した際
    に、当該データの類似度を算出する類似度算出手段
    (6)と、 上記取り出したデータの参照頻度および有効期間から求
    めた実有効期間と登録日時と現在日時とをもとに有効度
    を算出する有効度算出手段(3)と、 上記類似度および上記有効度をもとに有効類似度を算出
    する有効類似度算出手段(8)と、 この有効類似度が所定値以上のデータを提示する提示手
    段(22)とを備えたことを特徴とする検索装置。
  3. 【請求項3】データベース(2)のデータの有効期間と
    登録日時と現在日時とをもとに有効度を算出、あるいは
    データベース(2)のデータの参照頻度および有効期間
    から求めた実有効期間と登録日時と現在日時とをもとに
    有効度を算出する有効度算出手段(3)と、 この算出した有効度が所定値以下のデータを不要データ
    候補と提示する提示手段(22)と、 提示に対して削除要と指示されたことに対応して、デー
    タベース(2)から削除する削除手段(24)とを備え
    たことを特徴とする検索装置。
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