JPH07325425A - 電子写真方法 - Google Patents

電子写真方法

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Publication number
JPH07325425A
JPH07325425A JP6118377A JP11837794A JPH07325425A JP H07325425 A JPH07325425 A JP H07325425A JP 6118377 A JP6118377 A JP 6118377A JP 11837794 A JP11837794 A JP 11837794A JP H07325425 A JPH07325425 A JP H07325425A
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JP
Japan
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toner
latent image
magnetic toner
electrostatic latent
magnetic
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Pending
Application number
JP6118377A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhito Yuasa
安仁 湯浅
Noriaki Hirota
典昭 廣田
Akinori Toyoda
昭則 豊田
Hideki Tatematsu
英樹 立松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6118377A priority Critical patent/JPH07325425A/ja
Publication of JPH07325425A publication Critical patent/JPH07325425A/ja
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で高性能な現像法を用いた電子写真方法
で、高画質が得られる磁性トナー及び電子写真方法を提
供することを目的とする。 【構成】 固定された磁石を内部に有する感光体ドラム
を用い、静電潜像を形成した後、電極ローラで非画像部
のトナーを回収する現像工程と、導電性弾性ローラによ
る転写工程と、廃トナーリサイクル工程を用いた電子写
真方法において、磁性トナーが金属錯塩染料の電荷制御
剤と、特定のかさ密度を有する磁性体と、特定の貯蔵弾
性率を有する結着樹脂を有し、回転体により微粉砕する
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタやファ
クシミリに用いられる電子写真方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置はオフィッスユース
の目的からパーソナルユースへと移行しつつあり小型
化、メンテフリー等を実現する技術が求められている。
そのため廃トナーのリサイクル等のメンテナンス性やオ
ゾン排気が少ない等の条件が必要となる。
【0003】電子写真方式の複写機、プリンターの印字
プロセスを説明する。先ず、画像形成のために静電潜像
保持体(以下感光体と称す)を帯電する。帯電方法とし
ては、従来から用いられているコロナ帯電器を使用する
もの、また、近年ではオゾン発生量の低減を狙って導電
性ローラを感光体に直接押圧した接触型の帯電方法等に
よって感光体表面を均一に帯電する。感光体を帯電後、
複写機であれば、複写原稿に光を照射して反射光をレン
ズ系を通じて感光体に照射する。或いは、プリンターで
あれば露光光源としての発光ダイオードやレーザーダイ
オードに画像信号を送り、光のON−OFFによって感
光体に潜像を形成する。感光体に潜像(表面電位の高
低)が形成されると感光体は予め帯電された着色粉体で
あるであるトナー(直径が5μm〜15μm程度)によ
って可視像化される。トナーは感光体の表面電位の高低
に従って感光体表面に付着し複写用紙に電気的に転写さ
れる。即ち、トナーは予め正または負に帯電しており複
写用紙の背面からトナー極性と反対の極性の電荷を付与
して電気的に吸引する。これまで、この電荷付与方法と
しては帯電方法と同じくコロナ放電器が広く用いられて
きたが、オゾン発生量の低減のため近年では導電性ロー
ラを用いた転写装置が実用化されている。転写時には感
光体上の全てのトナーが複写用紙に移るのではなく、一
部は感光体上に残留する。この残留トナーはクリーニン
グ部でクリーニングブレード等で掻き落とされ廃トナー
となる。
【0004】従来、電子写真方法では、特に一成分現像
では、廃トナーは再利用されず廃棄されていた。昨今地
球環境保護の点から、産業廃棄物の無制限な廃棄を規制
することの重要性が叫ばれている。トナーは粉体の消耗
品であり、不用意な廃棄は環境汚染につながる。そのた
めこの廃棄物の再利用は重要課題である。
【0005】従来、電子写真方法で静電潜像を可視像化
する現像方法としてはカスケード現像法、タッチダウン
現像法、ジャンピング現像法などがある。そのなかで、
感光体に直接現像剤を振りかける現像法として米国特許
3105770に示されるカスケード現像が知られてい
る。カスケード現像法は、電子写真方法初の実用複写機
に用いられた現像法である。また現像ローラに交流バイ
アスを印加し、一成分トナーを飛翔させ現像する方法と
して米国特許3866574がある。この発明では現像
ローラに印加する交流バイアスはトナーの動きを活性化
する目的に用いられ、トナーは画像部には飛翔し、非画
像部では途中で舞い戻ると説明されている。
【0006】さらに、この交流バイアスを印加する技術
を改良したものとして、特公昭63ー42256号公報
に示されるジャンピング現像がある。このジャンピング
現像法はトナーをトナー担持体に担持させ、トナー担持
体上に担持体と微小な間隙で剛性体または弾性体の規制
ブレードを設置する。そしてその規制ブレードによりト
ナーを薄層に規制し、現像部まで運び、そこで交流バイ
アスにより感光体の画像部にトナーを付着させる方法で
ある。この特公昭63ー42256号公報の技術思想
は、画像部及び非画像部においてトナーが往復運動する
という点で前述の米国特許3866574と異なるもの
である。
【0007】図6は特開昭48−69524号公報、U
SP2,807,233、特開平3−155584号公
報などに開示されたトナー像転写装置の構成を示す概略
図である。図6において、40は発泡性または固体状態
のゴムからなり、107Ω位の中抵抗に調整された転写
ローラ、41は転写ローラに電圧印加のための電源、4
2は感光体、43は転写紙(複写用紙)、44はトナー
である。以上のように構成された転写装置の動作を示
す。
【0008】感光体42の表面には上述したトナーによ
る像が形成されている。今、感光体42の極性を負、ト
ナー44の極性が正の正規現像を規定する。転写ローラ
40は感光体42に所定の押圧力で接している。転写紙
43は感光体42に押し当てられトナー44と接触す
る。転写ローラ40にはトナー44の極性と反対の負電
圧が電源装置41から印加されているのでトナー44は
転写紙43に転写される。転写ローラ40が転写紙43
に接触しているので電源41から印加する電圧は数百〜
3000V程度と低くすむ。転写紙43は感光体42と
転写ローラ40の接触点を過ぎ定着部(図示せず)に搬
送される。このような転写方法では従来のコロナ放電器
と比べて有害なオゾン発生を極めて少なく抑えられる。
【0009】周知のようにこれらの現像法に使用される
静電荷現像用のトナ−は一般的に樹脂成分、顔料もしく
は染料からなる着色成分及び可塑剤、電荷制御剤、更に
必要に応じて磁性体、離型剤等の添加成分によって構成
されている。樹脂成分として天然または合成樹脂が単独
あるいは適時混合して使用されている。
【0010】そして、上記添加剤を適当な割合で予備混
合し、熱溶融によって加熱混練し、気流式衝突板方式に
より微粉砕し、微粉分級されてトナー母体が完成する。
その後このトナー母体に外添剤を外添処理されてトナー
が完成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、現像法においては、当技術分野ではよく
知られていることであるが、カスケード現像法は、ベタ
画像再現を苦手としていた。また、装置が大型複雑化す
るという問題点を有していた。さらに米国特許3866
574の現像器は、装置に高い精度が要求され複雑で高
いコストがかかるという欠点を有していた。ジャンピン
グ現像法はトナー層を担持したトナー担持体上に極めて
均一な薄層を形成することが不可欠であった。またこの
方法ではしばしばトナー担持体上のトナー薄層に前画像
の履歴が残り画像に残像が現れる、いわゆるスリーブゴ
ースト現像が発生した。さらに装置が複雑でコストが高
いという欠点もある。
【0012】そこで発明者らは、現像の小型化、高性能
化を実現できる本発明の電子写真方法(特開平5−72
890)を提案した。この電子写真方法の現像法は固定
磁石を内包した感光体と、感光体と所定の間隙を設けて
対向する磁石を有するトナー回収電極ローラ(以下電極
ローラと称す)により非画像部の不要トナーを除去する
構成である。そのためこの現像法はベタ画像を忠実に再
現し、またスリーブゴーストも発生せず、より一層の装
置の小型化、簡素化、低コストが可能になる方式であ
る。
【0013】しかしこの現像法を用いて高画質化するた
めには、より高性能化されたトナー特性を必要とする。
この現像法はトナーを薄層に規制する規制ブレードを用
いないため、トナーは層規制されずに感光体と電極ロー
ラとの狭ギャップの空間である現像場に搬送される。そ
のためトナーが摩擦帯電して所望の電荷量を得るために
要する場所と空間が僅かしかなく、トナーは従来以上に
高流動性、高帯電特性を必要とする。
【0014】低帯電量のトナーでは、ベタ黒画像部や中
間調画像部にムラが生じたり、また非画像部に地かぶり
が増加する。現像部材との接触する確率が低いため満足
な摩擦帯電量が得られない。またトナー間で摩擦帯電性
にばらつきが生じ、均一なトナー帯電性が得られない。
【0015】磁性トナーでは結着樹脂中に磁性体を内添
している。従来トナーは気流式の衝突板方式で粉砕され
て微細化される。結着樹脂よりも低抵抗の磁性体粒子が
存在するため、磁性トナーは高帯電量が得られにくい欠
点を有している。
【0016】そのため、磁性トナーでは結着樹脂中に、
負帯電性を持たせるため染料等の電荷制御剤を内添加す
る。これにより、トナーの帯電極性を強く負帯電にさせ
ることが可能となる。金属錯塩染料をトナーに使用する
例として例えば特公昭41−6397号公報、特公昭4
1−12915号公報、特公昭41−20153号公
報、特公昭51−29827号公報等があり、電荷制御
を目的とした高帯電特性が得られることを示している。
【0017】しかし磁性トナーに金属錯塩染料の電荷制
御剤、磁性体を結着樹脂中に添加するとき、比重の異な
る磁性体と金属錯塩染料と添加混合し、熱溶融混練した
とき、結着樹脂中での分散性が悪化する欠点がある。詳
細な原因は分からないが、静電的に反発し、凝集性が強
くなったものと考えられる。
【0018】分散性が悪くなると、逆帯電性トナー粒子
が増加し、非画像部にトナーが付着する、いわゆる地カ
ブリが増大し、画像品質を低下させる。
【0019】本発明の電子写真方法では、最初にトナー
が静電潜像保持体に振りかけられ現像される。常にトナ
ーが感光体全面に接触している構成で、電極ローラ部は
トナーをトナー留め内で循環させると同時に、静電潜像
の非画像部のトナーを磁気と静電力により回収してい
る。そのためトナー中の電荷制御剤、磁性体等内添剤の
分散性にばらつきがあると、消費されるトナーに片寄り
が極度に生じ、選択現像されてしまう。例えば磁性体が
多く偏在したトナー粒子が残留し、また電荷制御剤が多
く偏在した粒子の消費が進行してしまい、長期使用時に
トナーの帯電特性が変化し、画像濃度が低下する弊害が
生じる。
【0020】また近年地球環境保護が大きな問題となっ
ている。従来の複写機、レーザプリンタ、レーザ普通紙
ファックス等では現像工程で感光体上にトナーを現像さ
せ、転写工程でトナーを紙に転写する。このとき一部の
トナーは感光体上に残留する。その一部のトナーはクリ
ーニング工程で掻き落とされる。このクリーニングされ
たトナーが廃トナーとなる。従来の方法、特に一成分現
像法ではほとんど廃トナーは廃棄され、リサイクルされ
ていない。
【0021】クリーニング工程で感光体から掻き落とさ
れた廃トナーを再度現像でリサイクルする際、トナー母
体中の内添剤が不均一に分散したトナーでは、廃トナー
と現像器内の新しいトナーが混合すると帯電量分布が不
均一になり、逆極性トナーが増加して、複写画像の品質
が低下する。
【0022】また導電性弾性ローラを用いた転写方法で
は、文字、ラインの中抜け、文字周辺へのトナーの飛び
散り等の課題がある。
【0023】感光体上のトナーを転写ローラを用いて転
写紙に転写する場合、転写ローラは感光体に所定の圧力
で接している。このため、文字やライン等ではエッジ現
像となっており、トナーが多くのり、トナーが集中して
いるところは、トナーのない部分に比べて圧力が高ま
り、加圧によるトナー同士の凝集を起こし、転写紙に転
写されない、いわゆる”中抜け”を起こす。低流動性、
低帯電量のトナーに顕著に現れる。感光体上へのトナー
の転写紙への転写はトナーの帯電電荷と外部から加えら
れたトナーの帯電電荷と反対の電荷との引き合いによっ
て行われる。トナーの電荷量が低いとトナーの存在しな
い文字周辺部に飛び散り易い。
【0024】廃トナーをリサイクルして、電荷量が低下
したトナーにより、転写時の中抜け、文字の飛び散りが
より急増する。
【0025】これでは資源の有効活用ができず、また地
球環境を汚染することにもなりかねない。すなわちこの
廃トナーをリサイクルし、資源の再活用は地球環境保護
から急務な課題である。
【0026】本発明は上記問題点に鑑み、より一層の装
置の小型化、簡素化、低コスト、そしてリサイクルを可
能とする現像法において、高画像濃度、低地かぶりの高
画質を実現する電子写真方法を提供することにある。
【0027】またローラ転写を用いた低オゾンプロセス
で転写時の中抜けや飛び散りを防止できる電子写真方法
を提供することにある。
【0028】また廃トナーをリサイクルしてもトナーの
帯電量、流動性の低下がなく凝集物を生じず、長寿命化
が図られ、リサイクル現像を可能とし、地球環境汚染防
止と資源の再活用を可能にする電子写真方法を提供する
ことを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明の磁性トナー及び電子写真方法は、静電潜像
保持体上に形成された静電潜像を磁性トナーにより顕像
化する現像工程と、前記静電潜像保持体上の静電潜像を
顕像化した前記磁性トナーを静電力で転写紙に移す転写
工程と、前記転写工程時に一部前記静電潜像保持体に残
留する前記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去す
るクリーニング工程と、前記クリーニング工程で除去さ
れた前記磁性トナーを再度前記現像工程に戻し再利用す
るトナーリサイクル工程と、を少なくとも有する電子写
真方法であって、前記磁性トナーが、少なくとも結着樹
脂、磁性体、電荷制御剤からなる磁性トナー母体と、外
添剤から構成され、前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.
0×10 4〜2.0×107(dyn/cm2)(貯蔵弾
性率の測定装置が粘弾性スペクトロメータで、測定条件
は200℃、20Hz)であり、かつ、スチレンを主成
分とするスチレン系重合体またはスチレンを主成分とす
るスチレン系重合体の混合物、またはスチレンを主成分
とするスチレン系共重合体またはスチレンを主成分とす
るスチレン系共重合体の混合物からなり、前記電荷制御
剤が、少なくとも一般式(化1)で表される金属錯塩染
料からなり、前記磁性体が、少なくともかさ比重0.5
g/cm3以上の磁性体粒子からなり、前記磁性トナー
母体の微粉砕が、表面に凹凸を有し、周速80m/se
c以上で高速に回転する円筒状の粉砕回転体と、前記粉
砕回転体の外側に前記粉砕回転体と0.5〜5mmの狭
ギャップ間隙で嵌装され表面に凹凸を有する固定体とか
ら構成される粉砕部と、被粉砕物の磁性トナー母体と気
流とを供給する供給口と、前記粉砕部で粉砕された磁性
トナーと気流とを排出する排出口とを具備する微粉砕装
置により行われる磁性トナーを用いる電子写真方法であ
る。
【0030】さらに本発明は、電荷制御剤が、磁性トナ
ー重量に対して0.01〜5.0重量%含有する磁性ト
ナーを用いる電子写真方法である。
【0031】さらに本発明は、磁性体が、磁性トナー重
量に対して15〜70重量%含有する磁性トナーを用い
る電子写真方法である。
【0032】さらに本発明は、外添剤がシリコーンオイ
ルで表面処理された負帯電性疎水性シリカ微粉末であ
り、磁性トナー100重量部に対して0.1〜5.0重
量部含有する磁性トナーを用いる電子写真方法である。
【0033】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段が弾性体ウレタンブレードである電子写
真方法である。
【0034】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加したファーブラシである
電子写真方法である。
【0035】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加した導電性金属ローラで
ある電子写真方法である。
【0036】また本発明は、固定磁石を内包し移動する
静電潜像保持体と、トナーホッパーと、前記静電潜像保
持体の表面と所定の間隙を有した位置に、内部に磁石を
有するトナー回収電極ローラとを有し、前記静電潜像保
持体に静電潜像を形成した後、前記トナーホッパー内に
位置する前記静電潜像保持体の表面に磁性トナーを磁気
的に吸引し、前記静電潜像保持体の表面に前記磁性トナ
ーを担持させ、前記静電潜像保持体を移動させ、前記ト
ナー回収電極ローラに対向させ、前記静電潜像保持体の
画像部に磁性トナーを残し、非画像部の磁性トナーは前
記トナー回収電極ローラで回収する構成の現像工程と、
前記静電潜像保持体上の静電潜像を顕像化した前記磁性
トナーを静電力で転写紙に移す転写工程と、前記転写工
程時に一部前記静電潜像保持体に残留する前記磁性トナ
ーを前記静電潜像保持体から除去するクリーニング工程
と、前記クリーニング工程で除去された前記磁性トナー
を再度前記現像工程に戻し再利用するトナーリサイクル
工程と、を少なくとも有する電子写真方法であって、前
記磁性トナーが、少なくとも結着樹脂、磁性体、電荷制
御剤からなる磁性トナー母体と、外添剤から構成され、
前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.0×10 4〜2.0
×107(dyn/cm2)(貯蔵弾性率の測定装置が粘
弾性スペクトロメータで、測定条件は200℃、20H
z)であり、かつ、スチレンを主成分とするスチレン系
重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系重合体
の混合物、またはスチレンを主成分とするスチレン系共
重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系共重合
体の混合物からなり、前記電荷制御剤が、少なくとも一
般式(化1)で表される金属錯塩染料からなり、前記磁
性体が、少なくともかさ比重0.5g/cm3以上の磁
性体粒子からなり、前記磁性トナー母体の微粉砕が、表
面に凹凸を有し、周速80m/sec以上で高速に回転
する円筒状の粉砕回転体と、前記粉砕回転体の外側に前
記粉砕回転体と0.5〜5mmの狭ギャップ間隙で嵌装
され表面に凹凸を有する固定体とから構成される粉砕部
と、被粉砕物の磁性トナー母体と気流とを供給する供給
口と、前記粉砕部で粉砕された磁性トナーと気流とを排
出する排出口とを具備する微粉砕装置により行われる磁
性トナーを用いる電子写真方法である。
【0037】さらに本発明は、電荷制御剤が、磁性トナ
ー重量に対して0.01〜5.0重量%含有する磁性ト
ナーを用いる電子写真方法である。
【0038】さらに本発明は、磁性体が、磁性トナー重
量に対して15〜70重量%含有する磁性トナーを用い
る電子写真方法である。
【0039】さらに本発明は、外添剤がシリコーンオイ
ルで表面処理された負帯電性疎水性シリカ微粉末であ
り、磁性トナー100重量部に対して0.1〜5.0重
量部含有する磁性トナーを用いる電子写真方法である。
【0040】さらに本発明は、磁性トナーは一成分トナ
ーである電子写真方法である。さらに本発明は、クリー
ニング工程で、クリーニング手段が弾性体ウレタンブレ
ードである電子写真方法である。
【0041】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加したファーブラシである
電子写真方法である。
【0042】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加した導電性金属ローラで
ある電子写真方法である。
【0043】また本発明は、固定磁石を内包し移動する
静電潜像保持体と、トナーホッパーと、前記静電潜像保
持体の表面と所定の間隙を有した位置に、内部に磁石を
有するトナー回収電極ローラとを有し、前記静電潜像保
持体に静電潜像を形成した後、前記トナーホッパー内に
位置する前記静電潜像保持体の表面に前記トナーを磁気
的に吸引し、前記静電潜像保持体の表面に前記トナーを
担持させ、前記静電潜像保持体を移動させ、前記トナー
回収電極ローラに対向させ、前記静電潜像保持体の画像
部にトナーを残し、非画像部のトナーは前記トナー回収
電極ローラで回収する構成の現像工程と、前記静電潜像
保持体に当接する導電性弾性ローラを具備し、前記静電
潜像保持体と前記導電性弾性ローラとの間に転写紙を挿
通するとともに、前記導電性弾性ローラに付与する転写
バイアス電圧により前記静電潜像保持体上の静電潜像を
可視像化した前記トナーを前記転写紙に移す転写工程
と、前記転写工程時に一部前記静電潜像保持体に残留す
る前記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去するク
リーニング工程と、前記クリーニング工程で除去された
前記磁性トナーを再度前記現像工程に戻し再利用するト
ナーリサイクル工程と、を少なくとも有する電子写真方
法であって、前記磁性トナーが、少なくとも結着樹脂、
磁性体、電荷制御剤からなる磁性トナー母体と、外添剤
から構成され、前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.0×
10 4〜2.0×107(dyn/cm2)(貯蔵弾性率
の測定装置が粘弾性スペクトロメータで、測定条件は2
00℃、20Hz)であり、かつ、スチレンを主成分と
するスチレン系重合体またはスチレンを主成分とするス
チレン系重合体の混合物、またはスチレンを主成分とす
るスチレン系共重合体またはスチレンを主成分とするス
チレン系共重合体の混合物からなり、前記電荷制御剤
が、少なくとも一般式(化1)で表される金属錯塩染料
からなり、前記磁性体が、少なくともかさ比重0.5g
/cm3以上の磁性体粒子からなり、前記磁性トナー母
体の微粉砕が、表面に凹凸を有し、周速80m/sec
以上で高速に回転する円筒状の粉砕回転体と、前記粉砕
回転体の外側に前記粉砕回転体と0.5〜5mmの狭ギ
ャップ間隙で嵌装され表面に凹凸を有する固定体とから
構成される粉砕部と、被粉砕物の磁性トナー母体と気流
とを供給する供給口と、前記粉砕部で粉砕された磁性ト
ナーと気流とを排出する排出口とを具備する微粉砕装置
により行われる磁性トナーを用いる電子写真方法であ
る。
【0044】さらに本発明は、電荷制御剤が、磁性トナ
ー重量に対して0.01〜5.0重量%含有する磁性ト
ナーを用いる電子写真方法である。
【0045】さらに本発明は、磁性体が、磁性トナー重
量に対して15〜70重量%含有する磁性トナーを用い
る電子写真方法である。
【0046】さらに本発明は、外添剤がシリコーンオイ
ルで表面処理された負帯電性疎水性シリカ微粉末であ
り、磁性トナー100重量部に対して0.1〜5.0重
量部含有する磁性トナーを用いる電子写真方法である。
【0047】さらに本発明は、磁性トナーは一成分トナ
ーである電子写真方法である。さらに本発明は、転写工
程で、弾性ローラの弾性部材が導電性付与剤を添加した
ウレタン発泡体である電子写真方法である。
【0048】さらに本発明は、転写工程で、ウレタン発
泡体に分散添加する導電性付与剤がリチウム塩である電
子写真方法である。
【0049】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段が弾性体ウレタンブレードである電子写
真方法である。
【0050】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加したファーブラシである
電子写真方法である。
【0051】さらに本発明は、クリーニング工程で、ク
リーニング手段がバイアス印加した導電性金属ローラで
ある電子写真方法である。
【0052】
【作用】本発明に係る電子写真方法は固定磁石を内包す
る静電潜像保持体を用い、静電潜像を形成した静電潜像
保持体にトナーを振りかけ磁気的に付着させ、電極ロー
ラ部まで担持搬送し、電極ローラに交流バイアスを印加
し、静電潜像保持体の非画像部のトナーを静電力と磁力
によって除去する構成である。
【0053】すなわち本発明に提示した電子写真方法は
カスケード現像法に、静電潜像保持体内部に磁石を設置
し、電極に交流電圧を印加し、より小型高性能化したも
のである。
【0054】本発明の電子写真方法では、最初にトナー
が静電潜像保持体に振りかけられたときに現像はほとん
ど終了している。電極ローラ部はトナーをトナー留め内
で循環させると同時に、静電潜像の非画像部のトナーを
回収している。すなわちトナーをトナーホッパーから現
像部まで担持し運ぶのは静電潜像保持体である。電極ロ
ーラはトナー層を担持しない裸の面が静電潜像保持体に
対向する。電極ローラと静電潜像保持体は逆方向回転で
ある。
【0055】本発明に係る磁性トナーは、特に絶縁性一
成分トナーが好ましい。一成分トナーを用いると二成分
現像で必要なキャリアとトナーとの混合撹拌機構やトナ
ー濃度制御が不必要になるため装置構成が簡略化でき
る。
【0056】本発明に係る電子写真方法での現像法は構
成がシンプルになっているため、トナーの帯電機会が少
なく、高帯電特性が得られにくいし、トナーの分散性が
悪化すると選択消費が進行する。
【0057】また本発明の電子写真方法では転写手段に
導電性弾性ローラを使用する。このとき転写時の中抜
け、文字周辺の飛び散りを防ぐためには磁性トナーに高
流動性、高帯電性が必要となる。
【0058】さらに本発明に係る電子写真方法における
現像法と組み合わせたとき、転写時の中抜け、文字周辺
の飛び散りを防ぐためには従来以上に磁性トナーに高流
動性、高帯電性が必要である。
【0059】また本発明の電子写真方法では、廃トナー
をリサイクルする方式である。さらに本発明に係る電子
写真方法における現像法では、電極ローラと静電潜像保
持体が逆方向に回転しているため、たとえ流動性が低下
して凝集したトナーが回収部に搬送されても、すぐ回収
部から除去できる構成である。
【0060】シンプルな構成の現像工程、導電性弾性ロ
ーラによる転写工程、廃トナーリサイクル工程において
はトナーを従来以上に高流動性、高帯電性で、均一な内
添剤の分散性を保持しないと、安定した高品質の画像が
得られない。
【0061】そこで、電荷制御剤に金属錯塩染料を使用
することにより高負帯電性が得られ、また帯電の立ち上
がり性も向上する。しかし、磁性体粒子を添加すると、
分散性が悪化して帯電量が低下し、不均一帯電になる傾
向が見られた。
【0062】しかしこのとき、静かさ密度0.5g/c
3以上、さらに動かさ密度1.1g/cm3以上である
磁性体粒子を使用することにより、本発明の金属錯塩染
料の分散性が向上する。その結果磁性体粒子を添加して
いるのにもかかわらず、負帯電性が向上し、高帯電性の
トナー特性が得られる。これは磁性体自体の流れ性が良
好になることで、凝集性が弱まり分散性が向上する要因
と考えられる。さらに電荷制御剤に対しても、凝集を解
す効果が出たものと推測される。
【0063】磁性体のかさ比重を大きくするために磁性
体には脱気処理や、表面を有機材料等で処理を行うのが
良好である。この表面処理はチタンカップリング処理、
シランカップリング処理、またはシリコン系樹脂、アク
リル系樹脂、スチレン系樹脂ポリエステル系樹脂等によ
る表面処理が考えられる。
【0064】静かさ密度が0.5g/cm3以下のと
き、磁性体自体の分散性が悪く、結着樹脂中の分散性が
悪化する。さらに動かさ密度が1.1g/cm3以下の
とき、原因は不明だが、熱溶融時の混練性が悪く、電荷
制御剤の分散性が低下してしまう。 また磁性体の添加
量は磁性トナー重量に対し、15〜70重量%の磁性体
の添加が好ましい。15重量%以下だとトナー飛散が増
大し、70重量%だと定着性が低下する。
【0065】電荷制御剤は、磁性トナー重量に対して
0.01〜5.0重量%を添加量が好ましい。0.01
重量%以下であると高負帯電性が得られない。5.0重
量%以上であると高湿下において流動性が低下し、画像
品質が悪化する。
【0066】また本発明に係る磁性トナーは、貯蔵弾性
率が1.0×104〜2.0×107dyn/cm2のス
チレン系の樹脂を使用する。この樹脂を使用すること
で、熱溶融混練時、例えば二軸押出機で混練を行う場
合、均一な混練トルクが掛かり、内添剤の分散性が大き
く向上することが判明した。樹脂自体が適度な溶融性と
粘弾性を有しているためと推測する。
【0067】貯蔵弾性率が1.0×104dyn/cm2
以下の時、混練時トルクが掛かりにくく分散性が向上し
ない。また粉砕時に微粉の発生が増大してしまう。2.
0×107dyn/cm2以上の時、弾性が強くなりすぎ
混練処理能力が低下し、また粉砕性が悪化する。
【0068】動的粘弾性の測定は、ある一定の周波数に
対する温度依存性またはある温度に対する周波数依存性
を見る測定法で、ある周波数の応力に対する応答性から
貯蔵弾性率を計算できる。樹脂を溶融して板状のサンプ
ルを作製し、これをコーンプレート状のサンプル支持体
に挟んで、一定の周波数をかけたときの温度依存性を測
定した。測定装置はレオメトリック(Rheometr
ics)社製のレオメトリック ダイナミック スペク
ロメータ(Rheometrics Dynamic
Spectrometer(RDS−2))を用いて行
った。
【0069】従来の粉砕処理ではジェットミル粉砕機等
の衝突式粉砕により細かく砕く方式が取られてきた。し
かしこの方式は衝突板にトナーをぶつけて粉砕する方式
のため、粉砕されたトナーの形状が不定型をしており、
かつ微粉発生量が多い欠点を有している。この粉砕時に
樹脂に内添している金属錯塩染料である電荷制御剤や磁
性体がトナー母体表面に不均一に露出しやすくなり、ト
ナーの帯電性が不均一となり、画像を劣化させる要因と
考えられる。
【0070】しかし本発明の粉砕回転体と固定体の狭ギ
ャップ空間で渦流により微粉砕する方式では、トナー表
面の皮を剥くような態様で粉砕する、いわゆるピール効
果によりトナーを粉砕する方式である。そのため衝突板
方式で見られた粉砕時に樹脂に内添している金属錯塩染
料である電荷制御剤や磁性体がトナー母体表面に不均一
に露出することがなくなり、角を取るような形で粉砕さ
れるため、トナーの帯電性が均一になる。またトナーは
球形化されているため粉体流動性が大きく向上する。こ
のとき回転体と固定体の狭ギャップは0.5〜5mmが
好ましい。0.5mm以下であると、摩擦熱の発生が増
大し、トナーが融着する。また5mm以上の時高速気流
の激しい流動を発生できず粉砕性が低下する。
【0071】しかしこのとき結着樹脂の熱特性が大きく
影響を与える。結着樹脂の貯蔵弾性率でこの効果を規定
することが出来る。貯蔵弾性率が1.0×104(dy
n/cm2)以下であるとき樹脂は柔らかくなり過ぎ、
過粉砕になり微紛が多量に発生してしまう。またピール
効果が効果的に発揮できず金属錯塩染料がトナー表面に
露出する量が多くなり、トナーの帯電性が不均一となっ
てしまう。また貯蔵弾性率が2.0×107(dyn/
cm2)以上となると粉砕性が低下し、更に定着不良が
発生しやすくなる。
【0072】また、表面をシリコーンオイルで処理され
た負帯電性疎水性シリカ微粒子を外添剤として使用する
と、負帯電性が高い磁性トナーを得ることができ、画質
向上につながる。これはシリカ微粒子の表面に存在する
親水基であるシラノール基を完全に被覆してしまい、表
面にシロキサン基が存在するようになり、シリカ微粒子
が高い負帯電性を有するからである。従来のジクロロジ
メチルシラン等で表面処理されたシリカでは疎水性が低
く、十分な帯電性が引き出せない。
【0073】しかし材料自体帯電性が高いため2次凝集
性が強く、シリカの凝集体が多く存在し、流動性の低
下、シリカ魂による白点ノイズの発生、さらにフィルミ
ングの発生を助長する。これはトナー母体の内添剤の分
散性が悪いとこの現象が顕著に現れる。そこで本発明の
均一に内添剤が分散され、ピール効果により粉砕された
磁性トナー母体に外添処理することにより、シリカ凝集
物の発生が大きく抑えられることが判明した。原因は不
明だが、静電的に均一なトナー母体を使用することによ
り、結果的にシリカの凝集の発生を抑えられるためと推
測する。これによってトナーの流動性が向上し、さらに
帯電性も高められる効果があることが分かった。
【0074】またこのときシリカは窒素吸着によるBE
T比表面積が50〜350m2/gであるとより特性が
向上する。
【0075】窒素吸着によるBET比表面積が50m2
/g以下となると、トナーの流動性が低下する。窒素吸
着によるBET比表面積が350m2/g以上になる
と、凝集性が強くなり、本発明のトナー母体と混合して
も凝集物の発生を抑えられない。
【0076】このように本発明の磁性トナーを使用する
ことにより、高負帯電性が得られ、また帯電の立ち上が
り性も向上する。また金属錯塩染料、磁性体の分散性が
向上する。その結果磁性体粒子を添加しているのにもか
かわらず、負帯電性が向上し、高帯電性のトナー特性が
得られる。そのため、一層の装置の小型化、簡素化、低
コストが可能な現像法で、高流動性、高帯電性を維持で
きる磁性トナーを使用することにより、高画像濃度、低
地カブリの画像が得られ、さらに導電性弾性ローラを用
いた転写工程において、文字やライン等のトナーが集中
しているところで、所定の押圧力で転写してもトナー同
士の凝集が起きにくく、中抜けのない鮮明な画像が得ら
れる。
【0077】さらに廃トナーをリサイクルしても流動
性、帯電量の低下がなく、地カブリのない高画像濃度が
得られ、長期使用しても選択消費がほとんどなく良好な
画像を維持し続けることが可能となる。
【0078】
【実施例】本発明に係る磁性トナーは以下の方法で製造
される。
【0079】トナーは混合、混練、粉砕、外添処理、必
要に応じて分級処理される。混合処理は結着樹脂、電荷
制御剤、磁性体と、その他必要に応じて添加される、離
型剤、顔料等の内添剤を撹拌羽根を具備したミキサー等
により均一分散する処理で、公知の処理方法が用いられ
る。
【0080】混練処理では混合処理された材料を加熱し
て、せん断力により結着樹脂に内添剤を分散させる。こ
のときの混練としては公知の加熱混練機を用いて行なう
ことが出来る。加熱混練機としては、三本ロール型、一
軸スクリュウー型、二軸スクリュウー型、ハ゛ンハ゛リーミキサー
型等の混練物を加熱してせん断力をかけて練る装置を使
用することが出来る。混練処理によって得られた塊をカ
ッターミル等で粗粉砕し、その後細かく微粉砕し、さら
に必要に応じて微粉粒子がカットされ、所望の粒度分布
が得られる。
【0081】図2を用いて本発明の現像剤の製造法に使
用する粉砕方法について説明する。100は粉砕機本
体、中央部には円筒状をなす粉体回転体101を備え、
回転体101の外側には円筒状をなす固定体102が設
けられる。回転体101は上下に設けられた軸受け(図
示せず)により軸支され、下端部には駆動装置(図示せ
ず)により駆動される。本体100の下端部には磁性ト
ナー母体の被粉砕物103と所定の温度にされた気流を
流入するための供給口104が設けられ、粉砕機本体1
00の上端部には粉砕された磁性トナー母体粒子と気流
を流出するための排出口105が設けられている。また
回転体101の外側表面には母線と平行した多数の突起
材106が周方向に連続して配置されており、また固定
体102の内側表面には母線と平行した多数の突起材1
07が周方向に連続して配置されている。回転体101
の突起材106の先端部と固定体102の突起材の先端
部との間には微小な間隙0.5〜5mmを介して嵌装さ
れている。回転体101が高速で回転すると、高速気流
と共に被粉砕物が、間隙では微小な渦流を形成されなが
ら、螺旋状に高速流動して上部方向に移動を行い、その
過程でトナーの表面の皮を剥ぐような態様で粉砕する、
いわゆるピール効果により微粉砕される。
【0082】全体のフローを説明すると、定量供給機1
08から磁性トナー母体の被粉砕物103が投入され
る。気流発生手段109から発生した気流は熱交換機1
10で所定の温度にされ、導路111を通過して供給口
103に到達する。その途中で供給機108から被粉砕
物103が投入され、気流に乗って本体100に流入す
る。粉砕された磁性トナー母体は排出口105から排出
される。112は排出部の温度測定をする温度センサー
である。排出口105から排出された粉砕物は排出導路
113を通過して粗粉分級機114に流入に、粗粉分級
される。所定の粒度まで粉砕された粒子はサイクロン分
離器115、バグフィルタ116にて分離回収される。
117はロータリーバルブである。サイクロンで分離補
集されたトナーはこのロータリーバルブを介して回収ボ
ックス118に回収される。所定の粒度にまで達してい
ない粒子は再度、気流に乗り導路111を通じて粉砕機
本体100に流入し、再度粉砕される。図中矢印は導路
内での気流及びトナーの流れを示す。
【0083】このとき回転体と固定体のギャップは1m
m、回転体101の周速は130m/secで高速に回
転している。定量供給機108からは5kg/hで供給
した。
【0084】またこのとき結着樹脂のガラス転移温度を
Tgとすると、粉砕部のトナー出口雰囲気温度をTg−
40℃〜Tg+40℃の温度で、前記磁性トナーの微粉
砕処理を施すのが好ましい。この温度範囲で処理を行う
と、トナー表面に適当な熱的作用が加わり、表面のピー
ル効果がより助長され、トナーの球形化が促進される。
この温度範囲より高くなると、トナー同志や、機械装置
へのトナーの融着が発生し好ましくない。粉砕されたト
ナーは気流と共に排出口から排出される。
【0085】本実施例では出口雰囲気温度は45℃であ
った。結着樹脂のTgは62℃である。
【0086】これによって得られた磁性トナー母体粒子
に外添剤が外添処理される。外添処理はヘンシェルミキ
サー、スーパーミキサー等の公知の方法が用いられる。
【0087】本発明に係る磁性トナーの結着樹脂はビニ
ル系単量体を重合または共重合したビニル系重合体であ
る。この結着樹脂を構成する単量体のスチレンとしては
例えばスチレン、α−メチルスチレン、P−クロルスチ
レン等のスチレン及びその置換体、アクリル酸アルキル
エステルとしては、例えばアクリル酸、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸
ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、メタクリル酸アルキルエステ
ルとしては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ドデシル、メタ
クリル酸ヘキシル、などの二重結合を有するモノカルボ
ン酸及びその置換体等がある。
【0088】またこれらの共重合体の製造方法として塊
状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合などの公知の重
合法が採用される。
【0089】本発明に係る磁性トナーに使用する共重合
体は、スチレン系成分を好ましくは50−95重量%成
分として含むものである。スチレンの割合が50重量%
未満であると、トナーの溶融特性が劣り、定着性が不十
分になるし、粉砕性が悪化する。
【0090】本発明に係る磁性トナーは前記のごとき結
着樹脂を主要成分としているが、このような主要成分以
外に必要に応じて他の公知の重合体あるいは共重合体を
使用することもできる。例えばポリエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂等がある。
【0091】本発明に係る磁性トナーには、一般式(化
2)で示されるポリジメチルシリコーンオイルで表面処
理された負帯電性の疎水性シリカ微粒子を添加すること
により、本発明の高帯電性を有する電荷制御剤と高静か
さ密度の磁性体粒子との組み合わせでより一層の負帯電
性が引き出される効果が得られる。
【0092】
【化2】
【0093】シリカ微粒子としては、好ましくはケイ素
酸ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成されたシリカ
微粒子で、例えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中にお
ける熱分解酸化反応を利用するものである。(化3)に
反応の一般式を示す。
【0094】
【化3】
【0095】本発明に用いるシリカ微粒子を表面処理す
るシリコーンオイルは、好ましい材料はポリジメチルシ
リコーンオイルで、他にアルキル変性シリコーンオイ
ル、フッ素変性シリコーンオイル等が好ましい。
【0096】表面処理方法は公知の技術が用いられ、ヘ
ンシェルミキサー等の混合機を用いて混合する方法、ま
たシリコーンオイルを噴射する方法で行っても良い。
【0097】シリカの添加量は磁性トナー100重量部
に対して0.1〜5.0重量部が好ましい。トナー同士
の凝集を防ぐために0.1重量部以上の添加量が必要
で、5.0重量部以上だと逆に浮遊シリカが増加する。
【0098】さらに本発明に係る磁性トナーは必要に応
じてWAX等の離型剤が更に配合される。
【0099】さらに本発明に係る磁性トナーは磁性体粒
子が配合される。磁性体粒子としては鉄、マンガン、ニ
ッケル、コバルト、等の金属粉末や鉄、マンガン、ニッ
ケル、コバルト、亜鉛等のフェライト等がある。粉体の
平均粒径は1μm以下、特に好ましくは0.6μm以下のマ
グネタイト微粒子が好ましい。
【0100】次に本発明の電子写真方法について図面を
参照しながら説明する。本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0101】(実施例1)図1に本発明の電子写真方法
の一実施例の電子写真装置の断面図を示す。現像方式は
一成分現像方式を用いている。1は有機感光体で、アル
ミニウムの導電性支持体上にポリビニルブチラール樹脂
(積水化学製エレックBL−1)にτ型無金属フタロシ
アニン(東洋インキ製)の電荷発生物質を分散した電荷
発生層と、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学製Z−
200)と、1,1−ビス(P−ジエチルアミノフェニ
ル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン(アナ
ン製T−405)を含む電荷輸送層を順次積層した構成
のものである。2は感光体1と同軸で固定された回転し
ない磁石、3は感光体をマイナスに帯電するコロナ帯電
器、4は感光体の帯電電位を制御するグリッド電極、5
は信号光である。
【0102】露光後の潜像を可視像化するための現像装
置は、7は磁性一成分トナー、6は感光体1表面に磁性
トナー7を供給するトナーホッパー、8は感光体1とギ
ャップを開けて設定した非磁性電極ローラ、9は電極ロ
ーラ8の内部に設置された回転しない磁石、10は電極
ローラ8に電圧を印加する交流高圧電源、11は電極ロ
ーラ上のトナーをかきおとすポリエステルフィルム製の
スクレーパから構成され、電極ローラ8により非画像部
の余分なトナーを回収する。
【0103】12はトナーホッパー内でのトナーの流れ
をスムーズにし、またトナーが自重で押しつぶされ感光
体と電極ローラとの間でのつまりが発生するのを防止す
るためのダンパーである。
【0104】13は感光体上のトナー像を紙に転写する
転写ローラで、感光体1に接触するように設定されてい
る。転写ローラは導電性の金属からなる軸の周囲に導電
性弾性部材を設けた弾性ローラである。感光体1への押
し圧力は転写ローラ13一本当たり(約216mm)0
〜2000g、望ましくは500〜1000gである。
これは転写ローラ13を感光体1に圧接するためのバネ
のバネ係数と縮み量の積から測定した。感光体との接触
幅は約0.5mm〜5mmである。転写ローラ13のゴ
ム硬度はアスカーCの測定法(ローラ形状でなく、ブロ
ック片を用いた測定)で80度以下で、望ましくは30
〜40度である。本発明では、弾性ローラ13は直径6
mmのシャフトの周辺に発泡性のリチウム塩を内添した
導電性ウレタンエラストマーを抵抗値107Ω(軸と表
面に電極を設け、両者に500V印加する)にしたもの
を用いた。転写ローラ13全体の外径は16.4mm
で、硬度はアスカーCで40度であった。転写ローラ1
3を感光体1に転写ローラ13の軸を金属バネで押圧す
る事で接触させた。押圧力は約1000gであった。本
発明はこの材料に限定される物ではない。
【0105】ローラの弾性体にはCRゴム、NBR、S
iゴム、フッ素ゴム等が挙げられるが、ウレタン発泡体
が好ましい。そして導電性を付与するための導電性付与
剤としてはカーボンブラックや、Li2O等のリチウム
塩が好ましい材料である。
【0106】14は転写紙を転写ローラ13に導入する
導電性部材からなる突入ガイド、15は導電性部材の表
面を絶縁被覆した搬送ガイドである。突入ガイド14と
搬送ガイド15は直接あるいは抵抗を介して接地してい
る。16は転写紙、17は転写ローラ13に電圧印加す
る電圧発生電源である。
【0107】18は転写残りの廃トナーをかき落とすク
リーニングブレード、19は廃トナーを一時的に貯める
クリーニングボックス、23は廃トナーである。
【0108】クリーニングブレードに弾性体ウレタンブ
レードを用いたが、バイアス印加したファーブラシや、
導電性金属ローラでも同様の結果となる。
【0109】20は廃トナーを現像装置のトナーホッパ
ー6に送る輸送管で、転写残りの廃トナーリサイクルの
工程である。輸送の方式はエアーを使う方式、渦巻状に
送る方式、磁気的、振動式等の方法が考えられるが、限
定はしない。
【0110】感光体1表面での磁束密度は600Gsで
ある。電極ローラ内部の磁力の方を強くして搬送性を向
上させた。また図中に示す磁石2の磁極角はθは15度
に設定した。感光体1の直径は30mmで、周速60m
m/sで図中の矢印の方向に回転させ用いた。電極ロー
ラ8の直径は16mmで、周速40mm/sで感光体1
の進行方向とは逆方向(図中の矢印方向)に回転させ用
いた。感光体1と電極ローラ8とのギャップは300μ
mに設定した。
【0111】感光体1をコロナ帯電器3(印加電圧−
4.5kV、グリッド4の電圧−500V)で、ー50
0Vに帯電させた。この感光体1にレーザ光5を照射し
静電潜像を形成した。このとき感光体1の露光電位はー
90Vであった。この感光体1表面上に、トナー7をト
ナーホッパー6内で磁石により付着させた。次に感光体
1を電極ローラ8の前を通過させた。感光体1の未帯電
域の通過時には、電極ローラ8には交流高圧電源10に
より、0Vの直流電圧を重畳した750V0-p(ピーク
・ツー・ピーク 1.5kV)の交流電圧(周波数1k
Hz)を印加した。その後、ー500Vに帯電し静電潜
像が書き込まれた感光体1の通過時には、電極ローラ8
には交流高圧電源10により、ー350Vの直流電圧を
重畳した750V0-p(ピーク・ツー・ピーク 1.5
kV)の交流電圧(周波数1kHz)を印加した。する
と感光体1の帯電部分に付着したトナーは電極ローラ8
に回収され、感光体1上には画像部のみのネガポジ反転
したトナー像が残った。矢印方向に回転する電極ローラ
8に付着したトナーは、スクレーパ11によってかきと
り、再びトナーホッパー6内に戻し次の像形成に用い
た。こうして感光体1上に得られたトナー像を、転写紙
に、転写ローラ13によって転写した後、定着器(図示
せず)により熱定着して複写画像が得られる。
【0112】また本発明の磁性トナーの実施例について
説明する。本発明はこれに限定されるものではない。
【0113】(表1)に本発明の磁性トナーA1の材料
組成の一実施例を示す。磁性体は脱気処理を施したマグ
ネタイトを使用した。
【0114】
【表1】
【0115】各磁性トナーの流動性と帯電量の測定結果
を(表2)に示す。流動性は静嵩密度で定義した。測定
はホソカワミクロン社製パウダーテスタPT−E型を使
用した。帯電量はブローオフ法で、サンプル0.2g秤
量し、エア圧0.2kgf/cm2で180secブロ
ーし、測定した。測定条件はノンコートフェライトキャ
リアとトナー濃度10%で混合し、100mlのポリエ
チレンボトルに入れ、回転数60rpmで10min間
撹拌した。
【0116】
【表2】
【0117】本発明の磁性トナーの製造について説明す
る。(表1)に示した外添剤以外の混合物をヘンシェル
ミキサーFM20B(三井三池社製)にて混合する。そ
の混合物を二軸混練押出機PCM30(池貝鉄工社製)
にて加熱混練する。混練物を粗粉砕機ロートプレックス
(アルピネ社製)にて2mm以下の大きさに粗粉砕す
る。そして図2に示した粉砕機にて微粉砕を行った。本
実施例では川崎重工業社製のクリプトロン粉砕機(KT
M0型)にて微粉砕を行った。粉砕物を気流分級機DS
2型(日本ニューマティック工業社製)にて微粉をカッ
トする。以上の処理により平均粒径8μmの磁性トナー
母体粒子が得られた。
【0118】その後外添剤をヘンシェルミキサーFM2
0B(三井三池社製)にて外添処理を施した。
【0119】図1に示した電子写真装置を用いて、本発
明の磁性トナーA1で複写テストを行った。画像濃度を
反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なった。
その結果、横線の乱れやトナーの飛び散り、文字の中抜
けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が1.4の16本
/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。画像濃度1.4以上の高濃度の画像が得ら
れた。非画像部の地かぶりは発生していない。
【0120】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0121】(実施例2)本発明の磁性トナーA2の材
料組成を(表3)に示す。トナーは実施例1と同様の製
造法で試作した。
【0122】
【表3】
【0123】図1に示した電子写真装置を用いて、本発
明の磁性トナーA2で複写テストを行った。画像濃度を
反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なった。
その結果、横線の乱れやトナーの飛び散り、文字の中抜
けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が1.4の16本
/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。画像濃度1.4以上の高濃度の画像が得ら
れた。非画像部の地かぶりは発生していない。
【0124】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0125】(実施例3)図3に本発明の電子写真方法
の一実施例の電子写真装置の断面図を示す。現像方式は
一成分現像方式を用いている。転写工程にコロナ転写帯
電器21を用いた以外は実施例1の図1と同様な構成で
ある。
【0126】図3に示した電子写真装置を用いて、本発
明の磁性トナーA1で複写テストを行った。画像濃度を
反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なった。
その結果、横線の乱れやトナーの飛び散り、文字の中抜
けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が1.4の16本
/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。画像濃度1.4以上の高濃度の画像が得ら
れた。非画像部の地かぶりは発生していない。
【0127】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0128】(実施例4)図3に示した電子写真装置を
用いて、本発明の磁性トナーA2で複写テストを行っ
た。画像濃度を反射濃度計(マクベス社)で測定し、評
価を行なった。その結果、横線の乱れやトナーの飛び散
り、文字の中抜けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が
1.4の16本/mmの画線をも再現した極めて高解像
度高画質の画像が得られた。画像濃度1.4以上の高濃
度の画像が得られた。非画像部の地かぶりは発生してい
ない。
【0129】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0130】(実施例5)図4に本発明の電子写真方法
の一実施例の電子写真装置の断面図を示す。現像方式は
一成分現像方式を用いている。1は有機感光体で、アル
ミニウムの導電性支持体上にポリビニルブチラール樹脂
(積水化学製エレックBL−1)にτ型無金属フタロシ
アニン(東洋インキ製)の電荷発生物質を分散した電荷
発生層と、ポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学製Z−
200)と、1,1−ビス(P−ジエチルアミノフェニ
ル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン(アナ
ン製T−405)を含む電荷輸送層を順次積層した構成
のものである。3は感光体をマイナスに帯電するコロナ
帯電器、4は感光体の帯電電位を制御するグリッド電
極、5は信号光である。
【0131】露光後の潜像を可視像化するための現像装
置は、磁性一成分トナー7、内部に磁石を有し、感光体
1とギャップを開けて設定した非磁性現像スリーブ3
2、トナーポッパ31、剛性トナー層規制ドクターブレ
ード33、現像スリーブ32にバイアスを印加する電源
34から構成される。
【0132】13は感光体上のトナー像を紙に転写する
転写ローラで、感光体1に接触するように設定されてい
る。転写工程、クリーニング工程、廃トナーリサイクル
工程は実施例1の図1と同様な構成である。
【0133】図4に示した電子写真装置を用いて、本発
明の磁性トナーA1で複写テストを行った。画像濃度を
反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なった。
その結果、横線の乱れやトナーの飛び散り、文字の中抜
けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が1.4の16本
/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。画像濃度1.4以上の高濃度の画像が得ら
れた。非画像部の地かぶりは発生していない。
【0134】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0135】(実施例6)図4に示した電子写真装置を
用いて、本発明の磁性トナーA2で複写テストを行っ
た。画像濃度を反射濃度計(マクベス社)で測定し、評
価を行なった。その結果、横線の乱れやトナーの飛び散
り、文字の中抜けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が
1.4の16本/mmの画線をも再現した極めて高解像
度高画質の画像が得られた。画像濃度1.4以上の高濃
度の画像が得られた。非画像部の地かぶりは発生してい
ない。
【0136】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0137】(実施例7)図5に本発明の電子写真方法
の一実施例の電子写真装置の断面図を示す。現像方式は
一成分現像方式を用いている。転写工程にコロナ転写帯
電器21を用いた以外は実施例5の図4と同様な構成で
ある。
【0138】図5に示した電子写真装置を用いて、本発
明の磁性トナーA1で複写テストを行った。画像濃度を
反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なった。
その結果、横線の乱れやトナーの飛び散り、文字の中抜
けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が1.4の16本
/mmの画線をも再現した極めて高解像度高画質の画像
が得られた。画像濃度1.4以上の高濃度の画像が得ら
れた。非画像部の地かぶりは発生していない。
【0139】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0140】(実施例8)図5に示した電子写真装置を
用いて、本発明の磁性トナーA2で複写テストを行っ
た。画像濃度を反射濃度計(マクベス社)で測定し、評
価を行なった。その結果、横線の乱れやトナーの飛び散
り、文字の中抜けなどがなくベタ黒画像が均一で濃度が
1.4の16本/mmの画線をも再現した極めて高解像
度高画質の画像が得られた。画像濃度1.4以上の高濃
度の画像が得られた。非画像部の地かぶりは発生してい
ない。
【0141】そして、廃トナーリサイクルを行いなが
ら、10000枚の長期複写テストを行った。1000
0枚後のトナ−の流動性の低下はなく、高い電荷量を維
持し、初期の画像に比べて遜色のない高濃度、低地カブ
リの複写画像が得られた。トナーのリサイクルも良好に
行えた。
【0142】(比較例1)(表4)に磁性トナーB1の
材料組成の一実施例を示す。
【0143】
【表4】
【0144】微粉砕を従来の気流式衝突板方式の粉砕法
で行った。それ以外の製造方法は実施例1と同様であ
る。
【0145】実施例1に示した図1の電子写真方法を用
いて、磁性トナーB1で複写テストを行った。画像濃度
を反射濃度計(マクベス社)で測定し、評価を行なっ
た。その結果、トナーの飛び散りが多く、文字の中抜け
が発生しており、ベタ黒画像にムラが発生し、低画像濃
度で、地かぶりが多く実用的な画像は得られなかった。
【0146】長期複写テストにおいて、画像濃度が低下
し、非画像部の地かぶりが増加した。また感光体への傷
の発生が著しく、またフィルミングも発生し、実用的な
画像は得られなかった。
【0147】(比較例2)(表5)に磁性トナーB2の
材料組成の一実施例を示す。
【0148】
【表5】
【0149】粉砕性が悪く、製造効率が低下した。 (比較例3)磁性体の添加量を10重量%とした以外は
実施例1と同様の組成でトナーを試作した。トナー飛散
が多く実用的な特性は得られなかった。
【0150】(比較例4)磁性体の添加量を80重量%
とした以外は実施例1と同様の組成でトナーを試作し
た。帯電量が低く、地カブリが多く実用的な特性は得ら
れなかった。
【0151】(比較例5)電荷制御剤の添加量を7重量
%とした以外は実施例1と同様の組成でトナーを試作し
た。トナー飛散が多く実用的な特性は得られなかった。
【0152】(比較例6)シリカの添加量を重量0.0
5%とした以外は実施例1と同様の組成でトナーを試作
した。流動性が悪く、地カブリが多く実用的な特性は得
られなかった。
【0153】(比較例7)シリカの添加量を重量6.0
%とした以外は実施例1と同様の組成でトナーを試作し
た。浮遊シリカが多く実用的な特性は得られなかった。
【0154】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定磁石を内包
し移動する静電潜像保持体と、静電潜像保持体の表面と
所定の間隙を有した位置に設置され、内部に磁石を有す
る電極ローラを有する電極ローラからなる現像工程と、
導電性弾性ローラを用いた転写工程と、クリーニング工
程と、廃トナーをリサイクルする工程を有する電子写真
方法に、所定の貯蔵弾性率で規定した結着樹脂と、金属
錯塩染料と、静かさ密度0.5g/cm3以上の磁性体
を添加し、ピール効果により微粉砕することで、高帯電
で、帯電の立ち上がりの優れた特性が得られる。また磁
性体、電荷制御剤の分散性が向上し、それにより、高性
能、小型、低コスト現像法において、長期使用しても高
画像濃度、低地かぶりの高画質を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子写真方法が使用される
電子写真装置の主要部を示す断面図
【図2】本発明のトナー粉砕装置の−実施例の断面図と
フロー図
【図3】本発明の−実施例の電子写真方法が使用される
電子写真装置の主要部を示す断面図
【図4】本発明の−実施例の電子写真方法が使用される
電子写真装置の主要部を示す断面図
【図5】本発明の−実施例の電子写真方法が使用される
電子写真装置の主要部を示す断面図
【図6】転写装置の概略を示す断面図
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 感光体に内包された固定磁石 3 コロナ帯電器 4 グリッド電極 6 トナーホッパー 7 磁性一成分トナー 8 電極ローラ 9 電極ローラ内部に設置された磁石 11 スクレーパ 13 転写ローラ 14 突入ガイド 15 搬送ガイド 16 転写紙 18 クリーニングブレード 19 廃トナーボックス 20 廃トナー輸送管 21 コロナ転写器 23 廃トナー 100 粉砕機本体 101 粉砕回転体 102 固定体 104 供給口 105 排出口 108 定量供給機 114 粗粉分級機 115 サイクロン分離機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/097 15/08 507 L D 15/09 101 15/16 103 21/10 G03G 9/08 321 346 375 381 21/00 310 (72)発明者 立松 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像保持体上に形成された静電潜像を
    磁性トナーにより顕像化する現像工程と、 前記静電潜像保持体上の静電潜像を顕像化した前記磁性
    トナーを静電力で転写紙に移す転写工程と、 前記転写工程時に一部前記静電潜像保持体に残留する前
    記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去するクリー
    ニング工程と、 前記クリーニング工程で除去された前記磁性トナーを再
    度前記現像工程に戻し再利用するトナーリサイクル工程
    とを有する電子写真方法であって、 前記磁性トナーが、少なくとも結着樹脂、磁性体、電荷
    制御剤からなる磁性トナー母体と、外添剤から構成さ
    れ、 前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.0×104〜2.0
    ×107(dyn/cm 2)(貯蔵弾性率の測定装置が粘
    弾性スペクトロメータで、測定条件は200℃、20H
    z)であり、かつ、スチレンを主成分とするスチレン系
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系重合体
    の混合物、またはスチレンを主成分とするスチレン系共
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系共重合
    体の混合物からなり、 前記電荷制御剤が、少なくとも一般式(化1)で表され
    る金属錯塩染料からなり、 前記磁性体が、少なくともかさ比重0.5g/cm3
    上の磁性体粒子からなり、 前記磁性トナー母体の微粉砕が、表面に凹凸を有し、周
    速80m/sec以上で高速に回転する円筒状の粉砕回
    転体と、前記粉砕回転体の外側に前記粉砕回転体と0.
    5〜5mmの狭ギャップ間隙で嵌装され表面に凹凸を有
    する固定体とから構成される粉砕部と、被粉砕物の磁性
    トナー母体と気流とを供給する供給口と、前記粉砕部で
    粉砕された磁性トナーと気流とを排出する排出口とを具
    備する微粉砕装置により行われる磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする電子写真方法。 【化1】
  2. 【請求項2】電荷制御剤が、磁性トナー重量に対して
    0.01〜5.0重量%含有する磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子写真方法。
  3. 【請求項3】磁性体が、磁性トナー重量に対して15〜
    70重量%含有することを特徴とする請求項1記載の電
    子写真方法。
  4. 【請求項4】外添剤が少なくともシリコーンオイルで表
    面処理された負帯電性疎水性シリカ微粉末から構成さ
    れ、磁性トナー100重量部に対して0.1〜5.0重
    量部含有する磁性トナーを用いることを特徴とする請求
    項1記載の電子写真方法。
  5. 【請求項5】クリーニング工程で、クリーニング手段が
    弾性体ウレタンブレードであることを特徴とする請求項
    1記載の電子写真方法。
  6. 【請求項6】クリーニング工程で、クリーニング手段が
    バイアス印加したファーブラシであることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真方法。
  7. 【請求項7】クリーニング工程で、クリーニング手段が
    バイアス印加した導電性金属ローラであることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真方法。
  8. 【請求項8】固定磁石を内包し移動する静電潜像保持体
    と、トナーホッパーと、前記静電潜像保持体の表面と所
    定の間隙を有した位置に、内部に磁石を有するトナー回
    収電極ローラとを有し、前記静電潜像保持体に静電潜像
    を形成した後、前記トナーホッパー内に位置する前記静
    電潜像保持体の表面に磁性トナーを磁気的に吸引し、前
    記静電潜像保持体の表面に前記磁性トナーを担持させ、
    前記静電潜像保持体を移動させ、前記トナー回収電極ロ
    ーラに対向させ、前記静電潜像保持体の画像部に磁性ト
    ナーを残し、非画像部の磁性トナーは前記トナー回収電
    極ローラで回収する構成の現像工程と、 前記静電潜像保持体上の静電潜像を顕像化した前記磁性
    トナーを静電力で転写紙に移す転写工程と、 前記転写工程時に一部前記静電潜像保持体に残留する前
    記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去するクリー
    ニング工程と、 前記クリーニング工程で除去された前記磁性トナーを再
    度前記現像工程に戻し再利用するトナーリサイクル工程
    とを有する電子写真方法であって、 前記磁性トナーが、少なくとも結着樹脂、磁性体、電荷
    制御剤からなる磁性トナー母体と、外添剤から構成さ
    れ、 前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.0×104〜2.0
    ×107(dyn/cm 2)(貯蔵弾性率の測定装置が粘
    弾性スペクトロメータで、測定条件は200℃、20H
    z)であり、かつ、スチレンを主成分とするスチレン系
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系重合体
    の混合物、またはスチレンを主成分とするスチレン系共
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系共重合
    体の混合物からなり、 前記電荷制御剤が、少なくとも一般式(化1)で表され
    る金属錯塩染料からなり、 前記磁性体が、少なくともかさ比重0.5g/cm3
    上の磁性体粒子からなり、 前記磁性トナー母体の微粉砕が、表面に凹凸を有し、周
    速80m/sec以上で高速に回転する円筒状の粉砕回
    転体と、前記粉砕回転体の外側に前記粉砕回転体と0.
    5〜5mmの狭ギャップ間隙で嵌装され表面に凹凸を有
    する固定体とから構成される粉砕部と、被粉砕物の磁性
    トナー母体と気流とを供給する供給口と、前記粉砕部で
    粉砕された磁性トナーと気流とを排出する排出口とを具
    備する微粉砕装置により行われる磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする電子写真方法。
  9. 【請求項9】電荷制御剤が、磁性トナー重量に対して
    0.01〜5.0重量%含有する磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする請求項8記載の電子写真方法。
  10. 【請求項10】磁性体が、磁性トナー重量に対して15
    〜70重量%含有する磁性トナーを用いることを特徴と
    する請求項8記載の電子写真方法。
  11. 【請求項11】外添剤がシリコーンオイルで表面処理さ
    れた負帯電性疎水性シリカ微粉末であり、磁性トナー1
    00重量部に対して0.1〜5.0重量部含有する磁性
    トナーを用いることを特徴とする請求項8記載の電子写
    真方法。
  12. 【請求項12】磁性トナーは一成分トナーであることを
    特徴とする請求項8記載の電子写真方法。
  13. 【請求項13】クリーニング工程で、クリーニング手段
    が弾性体ウレタンブレードであることを特徴とする請求
    項8記載の電子写真方法。
  14. 【請求項14】クリーニング工程で、クリーニング手段
    がバイアス印加したファーブラシであることを特徴とす
    る請求項8記載の電子写真方法。
  15. 【請求項15】クリーニング工程で、クリーニング手段
    がバイアス印加した導電性金属ローラであることを特徴
    とする請求項8記載の電子写真方法。
  16. 【請求項16】固定磁石を内包し移動する静電潜像保持
    体と、トナーホッパーと、前記静電潜像保持体の表面と
    所定の間隙を有した位置に、内部に磁石を有するトナー
    回収電極ローラとを有し、前記静電潜像保持体に静電潜
    像を形成した後、前記トナーホッパー内に位置する前記
    静電潜像保持体の表面に前記トナーを磁気的に吸引し、
    前記静電潜像保持体の表面に前記トナーを担持させ、前
    記静電潜像保持体を移動させ、前記トナー回収電極ロー
    ラに対向させ、前記静電潜像保持体の画像部にトナーを
    残し、非画像部のトナーは前記トナー回収電極ローラで
    回収する構成の現像工程と、 前記静電潜像保持体に当接する導電性弾性ローラを具備
    し、前記静電潜像保持体と前記導電性弾性ローラとの間
    に転写紙を挿通するとともに、前記導電性弾性ローラに
    付与する転写バイアス電圧により前記静電潜像保持体上
    の静電潜像を可視像化した前記トナーを前記転写紙に移
    す転写工程と、 前記転写工程時に一部前記静電潜像保持体に残留する前
    記磁性トナーを前記静電潜像保持体から除去するクリー
    ニング工程と、 前記クリーニング工程で除去された前記磁性トナーを再
    度前記現像工程に戻し再利用するトナーリサイクル工程
    とを有する電子写真方法であって、 前記磁性トナーが、少なくとも結着樹脂、磁性体、電荷
    制御剤からなる磁性トナー母体と、外添剤から構成さ
    れ、 前記結着樹脂が、貯蔵弾性率が1.0×104〜2.0
    ×107(dyn/cm 2)(貯蔵弾性率の測定装置が粘
    弾性スペクトロメータで、測定条件は200℃、20H
    z)であり、かつ、スチレンを主成分とするスチレン系
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系重合体
    の混合物、またはスチレンを主成分とするスチレン系共
    重合体またはスチレンを主成分とするスチレン系共重合
    体の混合物からなり、 前記電荷制御剤が、少なくとも一般式(化1)で表され
    る金属錯塩染料からなり、 前記磁性体が、少なくともかさ比重0.5g/cm3
    上の磁性体粒子からなり、 前記磁性トナー母体の微粉砕が、表面に凹凸を有し、周
    速80m/sec以上で高速に回転する円筒状の粉砕回
    転体と、前記粉砕回転体の外側に前記粉砕回転体と0.
    5〜5mmの狭ギャップ間隙で嵌装され表面に凹凸を有
    する固定体とから構成される粉砕部と、被粉砕物の磁性
    トナー母体と気流とを供給する供給口と、前記粉砕部で
    粉砕された磁性トナーと気流とを排出する排出口とを具
    備する微粉砕装置により行われる磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする電子写真方法。
  17. 【請求項17】電荷制御剤が、磁性トナー重量に対して
    0.01〜5.0重量%含有する磁性トナーを用いるこ
    とを特徴とする請求項16記載の電子写真方法。
  18. 【請求項18】磁性体が、磁性トナー重量に対して15
    〜70重量%含有する磁性トナーを用いることを特徴と
    する請求項16記載の電子写真方法。
  19. 【請求項19】外添剤がシリコーンオイルで表面処理さ
    れた負帯電性疎水性シリカ微粉末であり、磁性トナー1
    00重量部に対して0.1〜5.0重量部含有する磁性
    トナーを用いることを特徴とする請求項16記載の電子
    写真方法。
  20. 【請求項20】磁性トナーは一成分トナーであることを
    特徴とする請求項16記載の電子写真方法。
  21. 【請求項21】転写工程で、弾性ローラの弾性部材が導
    電性付与剤を添加したウレタン発泡体であることを特徴
    とする請求項16記載の電子写真方法。
  22. 【請求項22】転写工程で、ウレタン発泡体に分散添加
    する導電性付与剤がリチウム塩であることを特徴とする
    請求項16記載の電子写真方法。
  23. 【請求項23】クリーニング工程で、クリーニング手段
    が弾性体ウレタンブレードであることを特徴とする請求
    項16記載の電子写真方法。
  24. 【請求項24】クリーニング工程で、クリーニング手段
    がバイアス印加したファーブラシであることを特徴とす
    る請求項16記載の電子写真方法。
  25. 【請求項25】クリーニング工程で、クリーニング手段
    がバイアス印加した導電性金属ローラであることを特徴
    とする請求項16記載の電子写真方法。
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