JPH07325081A - コンクリート試験片及びその検査装置 - Google Patents
コンクリート試験片及びその検査装置Info
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- JPH07325081A JPH07325081A JP6120021A JP12002194A JPH07325081A JP H07325081 A JPH07325081 A JP H07325081A JP 6120021 A JP6120021 A JP 6120021A JP 12002194 A JP12002194 A JP 12002194A JP H07325081 A JPH07325081 A JP H07325081A
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- Japan
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- concrete
- test piece
- concrete test
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート建造物の内部構造検査結果を、
高度の信頼性をもって判定できるようにする。 【構成】 コンクリート本体部11と、検出対象物12
とを含み、コンクリート内部構造の参照データを得るた
めに用いられる。コンクリート本体部11は、少なくも
一つの基準面111を有している。検出対象物12は、
基準面111を基準として予め定められた位置におい
て、コンクリート本体部11の内部に埋設されている。
高度の信頼性をもって判定できるようにする。 【構成】 コンクリート本体部11と、検出対象物12
とを含み、コンクリート内部構造の参照データを得るた
めに用いられる。コンクリート本体部11は、少なくも
一つの基準面111を有している。検出対象物12は、
基準面111を基準として予め定められた位置におい
て、コンクリート本体部11の内部に埋設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート試験片及
びその検査装置に関する。
びその検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建造物の内部構造、例え
ば、鉄筋の配置、本数もしくは太さまたはコンクリート
内部の亀裂、剥離もしくは空隙、更にはコンクリート骨
材等を、外部から非破壊検査する場合、従来は、実際の
コンクリート建造物の外壁に超音波センサを当て、その
反射信号をピックアップし、ピックアップされた信号を
分析して、所定の内部構造を有するか否かを判定してい
た。
ば、鉄筋の配置、本数もしくは太さまたはコンクリート
内部の亀裂、剥離もしくは空隙、更にはコンクリート骨
材等を、外部から非破壊検査する場合、従来は、実際の
コンクリート建造物の外壁に超音波センサを当て、その
反射信号をピックアップし、ピックアップされた信号を
分析して、所定の内部構造を有するか否かを判定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の検査方
法は、基準となる参照データを有することなく、実在の
コンクリート建造物の検査によって得られたデータにの
み基づいて、コンクリート建造物の内部構造を判定する
ため、判定結果の信頼性に欠ける点があることは容易に
想像がつく。例えば、鉄筋のある位置はわかるが、その
鉄筋が設計通りの太さを持っているのかどうか、その配
置間隔は適正であるか否か、剥離、亀裂または空隙を示
すようなデータが得られたが、果して、本当にこのデー
タが信用できるものなのかどうか等、必ずしも、明快な
信頼性のある解析及び判定を行なうことができなかっ
た。
法は、基準となる参照データを有することなく、実在の
コンクリート建造物の検査によって得られたデータにの
み基づいて、コンクリート建造物の内部構造を判定する
ため、判定結果の信頼性に欠ける点があることは容易に
想像がつく。例えば、鉄筋のある位置はわかるが、その
鉄筋が設計通りの太さを持っているのかどうか、その配
置間隔は適正であるか否か、剥離、亀裂または空隙を示
すようなデータが得られたが、果して、本当にこのデー
タが信用できるものなのかどうか等、必ずしも、明快な
信頼性のある解析及び判定を行なうことができなかっ
た。
【0004】本発明の課題は、コンクリート建造物の内
部構造検査結果を、高度の信頼性をもって判定し得るコ
ンクリート試験片及び試験装置を提供することである。
部構造検査結果を、高度の信頼性をもって判定し得るコ
ンクリート試験片及び試験装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るコンクリート試験片は、コンクリー
ト本体部と、少なくとも一種の検出対象物とを含み、コ
ンクリート内部構造の参照データを得るために用いられ
る。
ため、本発明に係るコンクリート試験片は、コンクリー
ト本体部と、少なくとも一種の検出対象物とを含み、コ
ンクリート内部構造の参照データを得るために用いられ
る。
【0006】前記コンクリート本体部は、少なくも一つ
の基準面を有している。前記検出対象物は、前記基準面
を基準として予め定められた位置において、前記コンク
リート本体部の内部に埋設されている。
の基準面を有している。前記検出対象物は、前記基準面
を基準として予め定められた位置において、前記コンク
リート本体部の内部に埋設されている。
【0007】前記検出対象物は、鉄筋、前記コンクリー
ト本体部の亀裂もしくは割れの参照データを得る部材ま
たはコンクリート非充填領域の参照データを得るための
部材の少なくとも一種を含むことができる。
ト本体部の亀裂もしくは割れの参照データを得る部材ま
たはコンクリート非充填領域の参照データを得るための
部材の少なくとも一種を含むことができる。
【0008】次に本発明に係るコンクリート試験片検査
装置は、コンクリート試験片と、センサとを含む。前記
コンクリート試験片は、上述した本発明にかかる試験片
である。前記センサは、前記コンクリート試験片の前記
基準面から見た前記検出対象物の位置を検出する。
装置は、コンクリート試験片と、センサとを含む。前記
コンクリート試験片は、上述した本発明にかかる試験片
である。前記センサは、前記コンクリート試験片の前記
基準面から見た前記検出対象物の位置を検出する。
【0009】前記センサは、超音波センサまたはx線セ
ンサの何れかであることが望ましい。特に、超音波セン
サは実際のコンクリート検査において多用されているの
で、それに対応する参照データを得る本発明に係るコン
クリート試験片検査装置では、超音波センサが好まし
い。
ンサの何れかであることが望ましい。特に、超音波セン
サは実際のコンクリート検査において多用されているの
で、それに対応する参照データを得る本発明に係るコン
クリート試験片検査装置では、超音波センサが好まし
い。
【0010】
【作用】コンクリート本体部は、少なくも一つの基準面
を有しており、検出対象物は、基準面を基準として予め
定められた位置において、コンクリート本体部の内部に
埋設されているから、当該コンクリート試験片を、非破
壊検査法に従って検査することにより、基準面からの検
出対象物の位置、形状、大きさ及び長さ等の物理量に関
するデータを得ることができる。検出対象物の前述した
物理量は、当該コンクリート試験片を製造したときの製
造条件から明らかであるから、具体的な物理量に対応す
る参照テータを得ることができる。このようにして得ら
れた参照データは、コンクリート建造物を実際に非破壊
検査して得られたデータと対比される。この対比によ
り、コンクリート建造物の内部に埋設されている検出対
象物が、規定通りのものであるか否かを、高度の信頼性
をもって判定できることになる。
を有しており、検出対象物は、基準面を基準として予め
定められた位置において、コンクリート本体部の内部に
埋設されているから、当該コンクリート試験片を、非破
壊検査法に従って検査することにより、基準面からの検
出対象物の位置、形状、大きさ及び長さ等の物理量に関
するデータを得ることができる。検出対象物の前述した
物理量は、当該コンクリート試験片を製造したときの製
造条件から明らかであるから、具体的な物理量に対応す
る参照テータを得ることができる。このようにして得ら
れた参照データは、コンクリート建造物を実際に非破壊
検査して得られたデータと対比される。この対比によ
り、コンクリート建造物の内部に埋設されている検出対
象物が、規定通りのものであるか否かを、高度の信頼性
をもって判定できることになる。
【0011】本発明に係るコンクリート試験片検査装置
は、上述したコンクリート試験片と、センサとを含んで
おり、前記センサは、前記コンクリート試験片の前記基
準面から見た前記検出対象物の位置を検出する。これに
より、前記基準面から見た検出対象物の位置、その位置
で見える検出対象物の形状、大きさ及び長さ等の物理量
に関するデータを、非破壊検査によって得ることができ
る。このデータは参照データとして用いられる。
は、上述したコンクリート試験片と、センサとを含んで
おり、前記センサは、前記コンクリート試験片の前記基
準面から見た前記検出対象物の位置を検出する。これに
より、前記基準面から見た検出対象物の位置、その位置
で見える検出対象物の形状、大きさ及び長さ等の物理量
に関するデータを、非破壊検査によって得ることができ
る。このデータは参照データとして用いられる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係るコンクリート試験片と、
その試験装置とを示す透視図である。本発明に係るコン
クリート試験片1は、コンクリート本体部11と、少な
くとも一種の検出対象物12とを含み、コンクリート内
部構造の参照データを得るために用いられる。
その試験装置とを示す透視図である。本発明に係るコン
クリート試験片1は、コンクリート本体部11と、少な
くとも一種の検出対象物12とを含み、コンクリート内
部構造の参照データを得るために用いられる。
【0013】コンクリート本体部11は、少なくも一つ
の基準面111を有している。基準面111は複数備え
ることができる。コンクリート本体部11は内部が完全
にコンクリートによって充填されている。
の基準面111を有している。基準面111は複数備え
ることができる。コンクリート本体部11は内部が完全
にコンクリートによって充填されている。
【0014】検出対象物12は、基準面111を基準と
して予め定められた位置において、コンクリート本体部
11の内部に埋設されている。検出対象物12は、鉄
筋、コンクリート本体部11の亀裂もしくは割れの参照
データを得る部材またはコンクリート非充填領域の参照
データを得るための部材の少なくとも一種を含むことが
できる。図示の検出対象物12は2本の鉄筋121、1
22で構成されている。鉄筋121、122のうち、鉄
筋121は直径d1、長さL1を有し、基準面111か
ら深さW1の位置に埋設されている。鉄筋122は直径
d2、長さL2を有し、基準面111から深さW2の位
置であって、鉄筋121から上下方向(図において)に
間隔D1を隔てて略平行に埋設されている。鉄筋12
1、122の埋設深さW1、W2、直径d1、d2及び
間隔D1等は、実際に試験しようとするコンクリート建
造物の設計値に一致するように定める。鉄筋121、1
22は一端が板状の支持体120に固定され、それによ
ってコンクリート本体部11に対する位置が正確に定め
られている。支持板120は金属板をL状に折曲げて形
成されている。支持体120はコンクリート本体部11
の外面に付着されたように図示されているが、コンクリ
ート本体部11の内部に埋設してもよい。
して予め定められた位置において、コンクリート本体部
11の内部に埋設されている。検出対象物12は、鉄
筋、コンクリート本体部11の亀裂もしくは割れの参照
データを得る部材またはコンクリート非充填領域の参照
データを得るための部材の少なくとも一種を含むことが
できる。図示の検出対象物12は2本の鉄筋121、1
22で構成されている。鉄筋121、122のうち、鉄
筋121は直径d1、長さL1を有し、基準面111か
ら深さW1の位置に埋設されている。鉄筋122は直径
d2、長さL2を有し、基準面111から深さW2の位
置であって、鉄筋121から上下方向(図において)に
間隔D1を隔てて略平行に埋設されている。鉄筋12
1、122の埋設深さW1、W2、直径d1、d2及び
間隔D1等は、実際に試験しようとするコンクリート建
造物の設計値に一致するように定める。鉄筋121、1
22は一端が板状の支持体120に固定され、それによ
ってコンクリート本体部11に対する位置が正確に定め
られている。支持板120は金属板をL状に折曲げて形
成されている。支持体120はコンクリート本体部11
の外面に付着されたように図示されているが、コンクリ
ート本体部11の内部に埋設してもよい。
【0015】本発明に係るコンクリート試験片検査装置
は、コンクリート試験片1と共に、センサ21、22と
を含む。コンクリート試験片1は、上述した本発明にか
かる試験片である。センサ21、22はコンクリート試
験片1の基準面111から見た検出対象物12の位置を
検出する。センサ21、22は、超音波センサまたはx
線センサの何れかであることが望ましい。特に、超音波
センサが望ましい。実際のコンクリート検査において
は、超音波センサが多用されているので、それに対応す
る参照データを得るためである。センサ21、22を超
音波センサによって構成した場合、センサ21は送波
器、センサ22は受波器として用いる。送波器及び受波
器を一体化したタイプのセンサを用いてもよい。このよ
うな場合は、1個のセンサを備えるだけである。実施例
はセンサ21を送波器として用い、センサ22を受波器
として用いる場合を示している。
は、コンクリート試験片1と共に、センサ21、22と
を含む。コンクリート試験片1は、上述した本発明にか
かる試験片である。センサ21、22はコンクリート試
験片1の基準面111から見た検出対象物12の位置を
検出する。センサ21、22は、超音波センサまたはx
線センサの何れかであることが望ましい。特に、超音波
センサが望ましい。実際のコンクリート検査において
は、超音波センサが多用されているので、それに対応す
る参照データを得るためである。センサ21、22を超
音波センサによって構成した場合、センサ21は送波
器、センサ22は受波器として用いる。送波器及び受波
器を一体化したタイプのセンサを用いてもよい。このよ
うな場合は、1個のセンサを備えるだけである。実施例
はセンサ21を送波器として用い、センサ22を受波器
として用いる場合を示している。
【0016】送波器を構成するセンサ21から放射され
た超音波は、コンクリート本体部11の内部を伝搬し、
鉄筋121によって反射され、その反射波が受波器を構
成するセンサ22によって受信される。送波器を構成す
るセンサ21及び受波器を構成するセンサ22の相対位
置を、例えばセンサ21を矢印aの方向に移動させるこ
とにより、鉄筋122によって反射された反射波をセン
サ22によって受信することができる。これにより、基
準面111から見た鉄筋121、122の深さW1、W
2、その位置で見える鉄筋121、122の形状、直径
d1、d2及び間隔D1及び長さ等の物理量に関するデ
ータを得ることができる。図示はされていないが、セン
サ21、22は測定装置に接続されており、測定装置に
よって得られた信号の分析、記憶、表示及び出力等を行
なう。
た超音波は、コンクリート本体部11の内部を伝搬し、
鉄筋121によって反射され、その反射波が受波器を構
成するセンサ22によって受信される。送波器を構成す
るセンサ21及び受波器を構成するセンサ22の相対位
置を、例えばセンサ21を矢印aの方向に移動させるこ
とにより、鉄筋122によって反射された反射波をセン
サ22によって受信することができる。これにより、基
準面111から見た鉄筋121、122の深さW1、W
2、その位置で見える鉄筋121、122の形状、直径
d1、d2及び間隔D1及び長さ等の物理量に関するデ
ータを得ることができる。図示はされていないが、セン
サ21、22は測定装置に接続されており、測定装置に
よって得られた信号の分析、記憶、表示及び出力等を行
なう。
【0017】鉄筋121、122の前述した物理量は、
当該コンクリート試験片1を製造したときの製造条件か
ら明らかであるから、具体的な物理量に対応する参照テ
ータを得ることができる。このようにして得られた参照
データは、コンクリート建造物を実際に非破壊検査して
得られたデータと対比される。この対比により、コンク
リート建造物の内部に埋設されている検出対象物が、規
定通りのものであるか否かを、高度の信頼性をもって判
定できることになる。
当該コンクリート試験片1を製造したときの製造条件か
ら明らかであるから、具体的な物理量に対応する参照テ
ータを得ることができる。このようにして得られた参照
データは、コンクリート建造物を実際に非破壊検査して
得られたデータと対比される。この対比により、コンク
リート建造物の内部に埋設されている検出対象物が、規
定通りのものであるか否かを、高度の信頼性をもって判
定できることになる。
【0018】図3は本発明に係るコンクリート試験片の
別の実施例と、その試験装置とを示す透視図、図4は図
3に示したコンクリート試験片と、その試験装置の部分
断面図である。これらの図において、図1及び図2と同
一の参照符号は同一性ある構成部分を示している。この
実施例の特徴は、検出対象物12に、鉄筋121、12
2の他、コンクリート本体部11の亀裂もしくは割れの
参照データを得る部材123が含まれていることであ
る。部材123は基準面111から深さW3を持って延
びる板状となっている。このような部材123は、金属
板、プラスチック板等によって構成できる。
別の実施例と、その試験装置とを示す透視図、図4は図
3に示したコンクリート試験片と、その試験装置の部分
断面図である。これらの図において、図1及び図2と同
一の参照符号は同一性ある構成部分を示している。この
実施例の特徴は、検出対象物12に、鉄筋121、12
2の他、コンクリート本体部11の亀裂もしくは割れの
参照データを得る部材123が含まれていることであ
る。部材123は基準面111から深さW3を持って延
びる板状となっている。このような部材123は、金属
板、プラスチック板等によって構成できる。
【0019】送波器を構成するセンサ21及び受波器を
構成するセンサ22は、部材123の両側に配置する。
この配置において、図4に示すように、波送波器を構成
するセンサ21から放射された超音波は、回析現象によ
り、部材123の先端部を通って受波器を構成するセン
サ22によって受信される。これによって、部材123
の先端部に形成される部材123とコンクリート本体部
11との境界がコンクリート亀裂または剥離として検出
される。
構成するセンサ22は、部材123の両側に配置する。
この配置において、図4に示すように、波送波器を構成
するセンサ21から放射された超音波は、回析現象によ
り、部材123の先端部を通って受波器を構成するセン
サ22によって受信される。これによって、部材123
の先端部に形成される部材123とコンクリート本体部
11との境界がコンクリート亀裂または剥離として検出
される。
【0020】図5は本発明に係るコンクリート試験片の
更に別の実施例と、その試験装置とを示す透視図であ
る。この実施例では、検出対象部12は電線管124を
含んでいる。この電線管124をセンサ21、22によ
って検出することにより、電線管124に関する参照デ
ータを得ることができる。
更に別の実施例と、その試験装置とを示す透視図であ
る。この実施例では、検出対象部12は電線管124を
含んでいる。この電線管124をセンサ21、22によ
って検出することにより、電線管124に関する参照デ
ータを得ることができる。
【0021】図6は本発明に係るコンクリート試験片の
更に別の実施例と、その試験装置とを示す部分断面図で
ある。この実施例では、コンクリート非充填領域、例え
ば空隙の参照データを得るための部材125を含んでい
る。部材125は例えば周りを閉じた中空状プラスチッ
クを埋設することによって形成される。
更に別の実施例と、その試験装置とを示す部分断面図で
ある。この実施例では、コンクリート非充填領域、例え
ば空隙の参照データを得るための部材125を含んでい
る。部材125は例えば周りを閉じた中空状プラスチッ
クを埋設することによって形成される。
【0022】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、コン
クリート建造物の内部構造検査結果を、高度の信頼性を
もって判定し得るコンクリート試験片及び試験装置を提
供することができる。
クリート建造物の内部構造検査結果を、高度の信頼性を
もって判定し得るコンクリート試験片及び試験装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート試験片と、その試験
装置とを示す透視図である。
装置とを示す透視図である。
【図2】図1に示したコンクリート試験片と、その試験
装置の部分断面図である。
装置の部分断面図である。
【図3】本発明に係るコンクリート試験片の別の実施例
と、その試験装置とを示す透視図である。
と、その試験装置とを示す透視図である。
【図4】図3に示したコンクリート試験片と、その試験
装置の部分断面図である。
装置の部分断面図である。
【図5】本発明に係るコンクリート試験片の更に別の実
施例と、その試験装置とを示す透視図である。
施例と、その試験装置とを示す透視図である。
【図6】本発明に係るコンクリート試験片の更に別の実
施例と、その試験装置とを示す部分断面図である。
施例と、その試験装置とを示す部分断面図である。
1 コンクリート試験片 11 コンクリート本体部 12 検出対象物
Claims (7)
- 【請求項1】 コンクリート本体部と、少なくとも一種
の検出対象物とを含み、コンクリート内部構造の参照デ
ータを得るために用いられるコンクリート試験片であっ
て、 前記コンクリート本体部は、少なくも一つの基準面を有
しており、 前記検出対象物は、前記基準面を基準として予め定めら
れた位置において、前記コンクリート本体部の内部に埋
設されているコンクリート試験片。 - 【請求項2】 前記検出対象物は、鉄筋を含む請求項1
に記載のコンクリート試験片。 - 【請求項3】 前記検出対象物は、前記コンクリート本
体部の亀裂もしくは割れの参照データを得る部材を含む
請求項1または2に記載のコンクリート試験片。 - 【請求項4】 前記検出対象物は、コンクリート非充填
領域の参照データを得るための部材を含む請求項1、2
または3に記載のコンクリート試験片。 - 【請求項5】 コンクリート試験片と、センサとを含む
コンクリート試験片検査装置であって、 前記コンクリート試験片は、請求項1乃至4に記載の何
れかでなり、 前記センサは、前記コンクリート試験片の前記基準面か
ら前記検出対象物を検出するコンクリート試験片検査装
置。 - 【請求項6】 前記センサは、超音波センサである請求
項5に記載のコンクリート試験片検査装置。 - 【請求項7】 前記センサは、x線センサである請求項
5に記載のコンクリート試験片検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6120021A JPH07325081A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | コンクリート試験片及びその検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6120021A JPH07325081A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | コンクリート試験片及びその検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07325081A true JPH07325081A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14775953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6120021A Pending JPH07325081A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | コンクリート試験片及びその検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07325081A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017223703A (ja) * | 2012-12-20 | 2017-12-21 | ソルタンシュ フレシネ | 土木建造物を監視する方法およびシステム |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP6120021A patent/JPH07325081A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017223703A (ja) * | 2012-12-20 | 2017-12-21 | ソルタンシュ フレシネ | 土木建造物を監視する方法およびシステム |
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