JPH07323655A - ランダムパターンの印刷方法 - Google Patents

ランダムパターンの印刷方法

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JPH07323655A
JPH07323655A JP6119273A JP11927394A JPH07323655A JP H07323655 A JPH07323655 A JP H07323655A JP 6119273 A JP6119273 A JP 6119273A JP 11927394 A JP11927394 A JP 11927394A JP H07323655 A JPH07323655 A JP H07323655A
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JP6119273A
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Toru Endo
徹 遠藤
Masao Kuroiwa
政夫 黒岩
Shiyoutei Chiyou
松弟 張
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、通常の印刷版を用いた印刷機によ
り、簡便にかつ安価にしかも有効にランダムな印刷パタ
ーンを印刷することができ、またそのランダムな印刷パ
ターンが印刷された媒体の真偽判定を機械読み取りによ
り容易に行なうことを最も主要な目的としている。 【構成】本発明は、通常の印刷版を用いた印刷機によ
り、印刷用紙に、所定の巻取り印刷法によって印刷イン
キによりランダムなパターンを印刷する方法において、
印刷版として、互いに印刷用紙の流れ方向の径が異なる
印刷版を少なくとも2版以上掛け合わせることにより、
印刷用紙の流れ方向にランダムなパターンをエンドレス
に印刷することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の印刷版を用いた
印刷機により、印刷用紙に、グラビア法、オフセット
法、スクリーン法等の所定の巻取り印刷法によって印刷
インキによりランダムなパターン(絵柄)を印刷する方
法に係り、特に印刷用紙の流れ方向で印刷のパターンを
変化させてランダムなパターンをエンドレスに印刷し、
また印刷インキとして磁性インキ等でパターンを印刷し
て機械読み取り可能なランダム磁気パターンの印刷を行
なえるようにしたランダムパターンの印刷方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷物は、その色再現、見当合わ
せを厳密にして、より高精度な印刷物を作れるように技
術が進歩してきている。すなわち、印刷本来の目的は、
濃度、線幅、色、印刷位置等の精度がよく、できるだけ
同一の品質のものを大量複製することにある。また、カ
ード等の有価証券の印刷分野においても、印刷精度が求
められ、例えば磁性インキを用いた高精細磁気バーコー
ド等の印刷によって、セキュリティー性を付与するよう
にしている。
【0003】しかしながら、精度ある印刷物、コード化
された磁気バーコード等の、従来からの印刷技術による
セキュリティ対策では、パターンが同じで同一のデータ
を与えるのみであり、有価証券に、製造者にも決定でき
ない媒体一枚一枚毎に異なる固有のデータ、すなわちI
Dデータを付与することはできない。
【0004】そこで、最近では、このような印刷による
コード化された磁気バーコードに代わり、ランダムな磁
気パターンを用いて、媒体固有の磁気パータンを新たな
セキュリティーとする動きが出てきている。
【0005】しかしながら、オフセット法、グラビア
法、スクリーン法等の通常の印刷版を用いた印刷機の中
には、そのままでランダムなパターンを印刷できる印刷
機は、現在のところ存在していない。
【0006】すなわち、この場合、ランダムなパターン
を印刷しようとしても、1色刷りでは、面付け分のラン
ダムパターンしか製造することができず、2色以上の印
刷が必要である。しかしながら、2色の見当をただ狂わ
せただけでは、ランダム性に欠けてしまい、セキュリテ
ィ性が低いものとなる。
【0007】そのため、上記のようなランダムなパター
ンを用いて媒体にセキュリティー性を持たせるための方
法として、最近では、媒体中に磁性ファイバーを分散さ
せる方法(例えば、“特開昭50−69999号公
報”)、媒体中に磁気分散樹脂ファイバーを分散させる
方法、媒体中に金属ファイバーを分散させる方法(例え
ば、“特開昭54−136900号公報”、“特開昭5
9−90036号公報”、“特開昭59−65390号
公報”、“特公平3−18232号公報”)が、それぞ
れ提案されてきている。
【0008】しかしながら、これらのいずれの方法にお
いても、ファイバーを分散させた場合に、ダマになり易
い、媒体の端面から視認できてしまう、ファイバーの配
置制御が難しいという問題がある。
【0009】一方、上記のようなランダムなパターンを
用いて媒体にセキュリティー性を持たせて、そのセキュ
リティー性を持たせた媒体の真偽を判定するための方法
としては、例えば(a)“特開昭52−33444号公
報”、(b)“特開昭52−28393号公報”、
(c)“特開昭63−501250号公報”等による方
法が、それぞれ提案されてきている。
【0010】まず、上記(a)に示される方法は、基材
内または基材上において検出され得るランダムな磁気小
片等の不完全部をもつ機能許可物体の基材の表面上の予
定の検査トラック内におけるランダムな不完全部の量を
検出し、この検出したランダムな不完全部の量をパルス
に変換して、この検出パルスを時限パルスと組み合わ
せ、この組み合わせたパルスを二進コードの形で供給し
て、この二進コードを前に確認したまたは記憶した二進
コードと比較することにより、両方の二進コードが同一
である時に機能を許可することで、機能許可物体の偽造
に対する安全な確実性を照合する方法である。
【0011】また、上記(b)に示されるものは、イン
キの中に検出可能な量の強磁性粒子を持つインキを含ん
で文書の上に印刷された幾つかの線を持つ文書を確認す
る場合に、順次に互いに隣接して配置されかつ確認され
るべき文書の上の線とほぼ同じ配置とされている複数の
強磁性条片を感知装置ヘッドに持たせ、文書を線にほぼ
直角な方向に感知装置と相対的に動かして文書の上の線
と感知装置ヘッドの強磁性条片とを一列にしたり離した
りし、感知装置ヘッドを通る磁束通路を作り強磁性条片
から受ける磁気的信号を検出してそれがあらかじめ定め
られたレベルに達していることを判定することで、文書
を認証するか拒絶する方法である。
【0012】さらに、上記(c)に示される方法は、非
導電材料で形成され、チェック領域の多くのサブエリア
に渡って値がランダムに変化する物理的特性を有し、サ
ブエリア群の値の分布を特徴づけるデジタルマークを有
する書類の真正さをチェックする場合に、書類のチェッ
ク領域を走査し、サブエリアの値の分布を検出し、走査
した際の分布を特徴づけるデジタル走査信号を出力し、
書類上のデジタルマークを読み取ってそのデジタルマー
クを特徴づけるデジタルマーク信号を出力し、このデジ
タルマーク信号をデジタル走査信号と比較し、一方上記
非導電材料とはことなる電磁特性を有し、少なくともチ
ェック領域にランダムに分布された多数の粒子からなる
書類を使用し、上記走査を、チェック領域にマイクロ波
を入射させて応答マイクロ波束を出力し、この応答マイ
クロ波束を計測することにより行なうことで、書類の真
正さをチェックする方法である。しかしながら、これら
のいずれの方法においても、媒体の真偽判定を行なう際
の方法が容易ではないという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
方法においては、ランダムなパターンの形成方法が複雑
である、コストが高い、セキュリティの点でそれ程有効
ではない、さらにそのランダムパターンが形成された媒
体の真偽判定がそれ程容易ではないという問題があっ
た。
【0014】本発明は、上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、通常の印刷版を用いた印刷機に
より、簡便にかつ安価にしかも有効にランダムな印刷パ
ターンを印刷することができ、またそのランダムな印刷
パターンが印刷された媒体の真偽判定を機械読み取りに
より容易に行なうことが可能なランダムパターンの印刷
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、通常の印刷版を用いた印刷機により、
印刷用紙に、所定の巻取り印刷法によって印刷インキに
よりランダムなパターンを印刷する場合に、印刷版とし
て、互いに径が異なる印刷版を少なくとも2版以上掛け
合わせることにより、印刷用紙の流れ方向にランダムな
パターンをエンドレスに印刷するようにしている。ここ
で、特に上記印刷インキとして、磁性インキを用いるよ
うにしている。
【0016】
【作用】従って、本発明のランダムパターンの印刷方法
においては、互いに径、すなわち印刷用紙の流れ方向の
長さが異なる2版以上の印刷版を組み合わせることによ
り、ランダム性の付与が無限大に広がり、あらかじめ複
数種類の印刷版を用意してこれらを組合わせることで、
ランダムなパターン印刷を安価に行なうことができる。
【0017】また、ランダムなパターンを、有効に、か
つ無限大で、簡便に印刷することができ、例えばこれを
カード状に加工し、カード上を磁気ヘッド等の磁気セン
サーを走査して、出力波形を計測することにより、カー
ドの真偽判定を機械読み取りにて容易に行なうことがで
きる。
【0018】すなわち、ランダムなパターンを無限大に
近い状態で印刷することで、このカードは1枚毎に異な
ったパターンが印刷され、カードには磁気材料が何らか
のバーパターンとして含まれているため、応答出力波形
はカード毎に異なり、この出力波形を信号処理すること
により、カードの真偽を判定することができ、同一カー
ドは数千枚から数百枚に1個しか存在しなくなり、極め
て実用性が高いものとなる。
【0019】以上により、通常の印刷版を用いた印刷機
により、簡便にかつ安価にしかも有効にランダムな印刷
パターンを印刷することができ、またそのランダムな印
刷パターンが印刷された媒体の真偽判定を機械読み取り
により容易に行なうことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明によるランダムパ
ターンの印刷方法を実現するための巻取り方式の印刷機
の全体構成例を示す模式図である。
【0021】すなわち、図1に示すように、本実施例の
印刷機11は、ロール状の印刷用紙10に印刷を行なう
ための2個のグラビア印刷版12a,12bと、各グラ
ビア印刷版12a,12bで印刷が行なわれた後の印刷
用紙10をそれぞれ乾燥するための2台の乾燥機13
a,13bと、ロール状の印刷用紙10を順次搬送する
ための多数個の搬送ロール14とから構成している。
【0022】ここで、2個のグラビア印刷版12a,1
2bは、互いに径、すなわち印刷用紙10の流れ方向の
長さが異なるものとしている。本例では、一方のグラビ
ア印刷版12aの外周が370.0mm、もう一方のグ
ラビア印刷版12bの外周が500.0mmのものとし
ている。
【0023】次に、以上のように構成した本実施例の印
刷機11におけるランダムパターンの印刷方法について
説明する。すなわち、本実施例では、印刷用紙10にラ
ンダムなパターン(絵柄)を印刷する場合に、互いに
径、すなわち印刷用紙10の流れ方向の長さが異なる2
個のグラビア印刷版12a,12bを組み合わせること
により、ランダム性の付与が無限大に広がり、あらかじ
め複数種類の印刷版を用意してこれらを組合わせること
で、ランダムなパターン印刷を安価に行なうことができ
る。
【0024】図2は、このようにしてランダムなパター
ン(絵柄)15が印刷された印刷用紙10の一例を示す
模式図である。また、ランダムなパターンを、有効に、
かつ無限大で、簡便に印刷することができ、例えばこれ
を例えば図3の模式図に示すようにカード状に加工し、
カード16上を磁気ヘッド等の磁気センサーを走査し
て、出力波形を計測することにより、カード16の真偽
判定を機械読み取りにて容易に行なうことができる。
【0025】なお、図3中、15aはグラビア印刷版1
2a、15bはグラビア印刷版12bによりそれぞれ印
刷されたランダム印刷絵柄を示している。このようなラ
ンダムなパターンを無限大に近い状態で印刷すること
で、このカード16は1枚毎に異なったパターンが印刷
され、カード16には磁気材料が何らかのバーパターン
として含まれているため、応答出力波形はカード毎に異
なり、この出力波形を信号処理することにより、カード
16の真偽を判定することができ、同一カードはほとん
ど存在しなくなり(数十万枚に1個程度)、極めて実用
性が高いものとなる。
【0026】次に、かかる点についてより具体的に述べ
ると、図1において、パターン(絵柄)は印刷用紙10
の巻き取り方向においてランダムなパターンが印刷さ
れ、これを小切れにしたとしても(例えばカード状に加
工しても)、横方向と印刷用紙10の流れ方向でランダ
ム性が付与されているため、同一カードはほとんど存在
しなくなる(数十万枚に1個程度)。
【0027】すなわち、グラビア印刷版が1版の場合に
は、印刷用紙10の流れ方向でそのグラビア印刷版のパ
ターンが繰り返され、これをカード等に応用した時、同
一カードが数百枚から数千枚程度に1枚存在し、多数の
カードが流通する場合にはセキュリティー性が低くな
る。
【0028】この点、本実施例においては、図1に示す
ように2色のグラビア輪転機を用いて、ラインシャフト
からのギヤ比を変えることによって、1色目と2色目の
グラビア印刷版12a,12bの径を変えることがで
き、印刷用紙10の流れ方向でランダムなパターン(絵
柄)がエンドレスで得られることになる。
【0029】本例の場合、グラビアシリンダーにおい
て、一方のグラビア印刷版12aの外周が370.0m
mと、もう一方のグラビア印刷版12bの外周が50
0.0mmとの、2個のグラビア印刷版を掛け合わせる
ことによって、一度合わさったパターン(絵柄)はもう
一度同じパターン(絵柄)に合わさるのに、約20mも
かかることになる。もちろん、オフラインにて1色刷っ
た後に、異なる機械、または異なる外周のグラビア印刷
版で追刷りを行なうようにしてもよい。
【0030】そして、このようにして印刷された印刷用
紙10から、図3の模式図に示すようにカード16に加
工した際、1版掛けの場合には、数百枚から数千枚に1
枚の同一カードが存在していたものが、本実施例の場合
には、数万枚から数十万枚に1枚の同一カードの存在確
率と飛躍的に向上するものである。
【0031】また、パターン(絵柄)を、印刷インキと
して磁性インキを用いて印刷することにより、機械読み
取り可能なランダム磁気データを持つカードの不規則性
が飛躍的に向上し、安価にランダム磁気データを持つカ
ードの製造が可能になる。
【0032】この場合、ランダムなパターンを磁気印刷
する際に、この磁気インキ材料としては、高分子結合剤
を含む溶媒中に磁性材料を分散させたものであり、その
磁性材料として、Fe、Ni、Mn、Zn、Co、パー
マロイ、センダスト、Mn−Znフェライト、Ni−Z
nフェライト、Mnフェライト、Znフェライト、Fe
S、マグネタイト、γ−酸化鉄、Co被着γ−酸化鉄、
バリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、二酸
化クロム等の金属・合金および金属化合物の粉末が使用
できるが、保磁力が60Oe以下の軟質磁性材料を用い
るのが好ましく、具体的には保磁力20OeのFe、M
n−Znフェライト等が好ましい。
【0033】また、この保磁力が60Oe以下の軟質磁
性材料を用いるのは、読み取りの際に弱いバイアス磁場
でも応答することと、バイアス磁界による残留磁化が極
めて少ないため読み取り出力の再現性に優れているこ
と、およびマグネットビューアー、磁性流体等によって
もその磁気バーのパターンが見えないためである。
【0034】このようなランダムな磁気パターンを持つ
カード16を、磁気ヘッド等の磁気センサーで読み取っ
て電気信号に変換し、磁気データ記録や光学バーコード
等の他のデータ記録方法により、デジタルデータとして
付与しておくことによって、ID機能を付与することが
でき、相関係数の比較等の公知の方法により、カード1
6の真偽判定を行なうことができる。そして、これらラ
ンダムに印刷されたパターンは、全く同一の物を作成す
るのは困難であり、偽造しようとしてもカードが一つ一
つ異なるため、偽造が極めて困難になる。
【0035】上述したように、本実施例においては、通
常のグラビア印刷版を用いた印刷機により、印刷用紙1
0に、グラビア法による巻取り印刷法によって印刷イン
キ(磁性インキ)によりランダムなパターンを印刷する
場合に、グラビア印刷版として、互いに径が異なるグラ
ビア印刷版を2版12a,12b掛け合わせることによ
り、印刷用紙10の流れ方向にランダムなパターンをエ
ンドレスに印刷するようにしたものである。
【0036】従って、互いに径、すなわち印刷用紙10
の流れ方向の長さが異なる2個のグラビア印刷版12
a,12bを組み合わせることにより、ランダム性の付
与が無限大に広がり、あらかじめ複数種類のグラビア印
刷版を用意してこれらを組合わせることで、ランダムな
パターン印刷を安価に行なうことが可能となる。
【0037】また、ランダムなパターンを、有効に、か
つ無限大で、簡便に印刷することができ、例えばこれを
カード状に加工し、カード16上を磁気ヘッド等の磁気
センサーを走査して、出力波形を計測することにより、
カード16の真偽判定を機械読み取りにて容易に行なう
ことが可能となる。
【0038】すなわち、ランダムなパターンを無限大に
近い状態で印刷することで、このカード16は1枚毎に
異なったパターンが印刷され、カード16には磁気材料
が何らかのバーパターンとして含まれているため、応答
出力波形はカード毎に異なり、この出力波形を信号処理
することにより、カード16の真偽を判定することがで
き、同一カードはほとんど存在しなくなり(数十万枚に
1個程度)、極めて実用性が高いものとなる。
【0039】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。 (a)上記実施例では、印刷用紙10にランダムなパタ
ーン(絵柄)を印刷する場合に、互いに径が異なる2個
のグラビア印刷版12a,12bを組み合わせる場合に
ついて説明したが、これに限らず、印刷用紙10にラン
ダムなパターン(絵柄)を印刷する場合に、互いに径が
異なる3個以上のグラビア印刷版を組み合わせる場合に
ついても、本発明を同様に適用して前述の場合と同様の
効果が得られるものである。
【0040】(b)上記実施例では、巻取り印刷法とし
て、グラビア法を用いる場合について説明したが、これ
に限らず、オフセット法、スクリーン法等の他の巻取り
印刷法を用いるようにしても、前述の場合と同様の効果
が得られるものである。
【0041】(c)上記実施例では、印刷インキとして
磁性インキを用い、磁気センサーによりカードの真偽判
定を機械読み取りにて行なう場合について説明したが、
その他のインキ、例えば赤外吸収インキを用い、赤外セ
ンサーによりカードの真偽判定を光学的読み取りにて行
なうようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常の印刷版を用いた印刷機により、印刷用紙に、所定の
巻取り印刷法によって印刷インキによりランダムなパタ
ーンを印刷する場合に、印刷版として、互いに印刷用紙
の流れ方向の径が異なる印刷版を少なくとも2版以上掛
け合わせることにより、印刷用紙の流れ方向にランダム
なパターンをエンドレスに印刷するようにしたので、通
常の印刷版を用いた印刷機により、簡便にかつ安価にし
かも有効にランダムな印刷パターンを印刷することがで
き、またそのランダムな印刷パターンが印刷された媒体
の真偽判定を機械読み取りにより容易に行なうことが可
能なランダムパターンの印刷方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるランダムパターンの印刷方法を実
現するための巻取り方式の印刷機の一実施例を示す模式
図。
【図2】同実施例における印刷方法によりランダムなパ
ターンを印刷した印刷用紙の一例を示す模式図。
【図3】同実施例における印刷方法をカードに適用した
場合の一例を示す模式図。
【符号の説明】
10…ロール状の印刷用紙、11…印刷機、12a,1
2b…グラビア印刷版、13a,13b…乾燥機、14
…搬送ロール、15,15a,15b…ランダム印刷絵
柄、16…カード。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の印刷版を用いた印刷機により、印
    刷用紙に、所定の巻取り印刷法によって印刷インキによ
    りランダムなパターンを印刷する方法において、 前記印刷版として、互いに径が異なる印刷版を少なくと
    も2版以上掛け合わせることにより、前記印刷用紙の流
    れ方向にランダムなパターンをエンドレスに印刷するよ
    うにしたことを特徴とするランダムパターンの印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 前記印刷インキとして磁性インキを用い
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のランダ
    ムパターンの印刷方法。
JP6119273A 1994-05-31 1994-05-31 ランダムパターンの印刷方法 Pending JPH07323655A (ja)

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