JPH07323263A - ゴルフボールの選別方法および装置 - Google Patents

ゴルフボールの選別方法および装置

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JPH07323263A
JPH07323263A JP6118689A JP11868994A JPH07323263A JP H07323263 A JPH07323263 A JP H07323263A JP 6118689 A JP6118689 A JP 6118689A JP 11868994 A JP11868994 A JP 11868994A JP H07323263 A JPH07323263 A JP H07323263A
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JP
Japan
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golf ball
sound
golf
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golf balls
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JP6118689A
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English (en)
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Toru Kimura
徹 木村
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KIYASUKO KK
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KIYASUKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種類の異なるゴルフボールや不良品のゴルフボ
ールを高速度且つ高精度に選別することのできる廉価な
ゴルフボールの選別方法および装置を提供する。 【構成】ゴルフボールGを衝撃板16に落下させ、発生
する衝突音を集音マイク18により集音し、増幅器20
を介して音信号としてRAM28に記憶させる。そし
て、所定時間の範囲における前記音信号の信号レベルに
基づき当該ゴルフボールGの状態を判定し、選別を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフボールの衝突音
に基づいて種類や状態の選別を行うゴルフボールの選別
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールには、ワンピースボール、
ツーピースボール、糸巻ボール等の構造の異なるもの、
同じ構造のボールであっても材料の異なるもの等、その
用途や使用者等に応じて種々のものがある。これらのゴ
ルフボールは、例えば、その生産工程において異種のも
のが混入しないように選別を行う必要がある。また、同
じ種類のゴルフボールであっても、生産工程において内
部や外部に亀裂が生じたり、エアーが混入した不良品の
ゴルフボールが生産される場合があり、このようなゴル
フボールを選別する必要もある。
【0003】従来、ゴルフボールを選別する手段とし
て、ゴルフボールをX線で透視することにより、内部構
造の変形や亀裂の有無等を検査するようにしたものがあ
る(特開昭51−27386号)。また、ゴルフボール
に超音波を照射し、前記超音波の透過強度から種類の選
別を行うようにしたものがある(特開昭58−1057
67号)。
【0004】しかしながら、これらの手段では、個々の
ゴルフボールをX線の透視位置または超音波の透過位置
にセットしなければならないため、多数のゴルフボール
を連続して高速度に選別することは困難であった。従っ
て、例えば、ゴルフボールの生産工程において、全数検
査を行う場合に適用することはできなかった。
【0005】一方、ゴルフボールを選別する他の手段と
して、ゴルフボールの固体表面に対する衝突音を3〜4
kHzの周波数範囲で周波数分析し、前記周波数範囲の
基準値と前記衝突音の測定値との大小を比較することに
より、前記ゴルフボールの種類を判別するようにしたも
のがある(特開平2−211283号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術では、ゴルフボールの種類を判別するために周
波数分析器が必要となり、装置全体が相当に高価となる
不具合がある。また、周波数の範囲を3〜4kHzに限
定することにより、ウォーターセンターからなる糸巻ボ
ールとペーストセンターからなる糸巻ボールとの判別を
可能としているが、他の種類のゴルフボールの判別がで
きる保証はなく、さらに、不良品のゴルフボールの判別
を行うことができる保証もない。
【0007】本発明は、前記の不具合を解消するために
なされたものであり、種類の異なるゴルフボールや不良
品のゴルフボールを高速度且つ高精度に選別することの
できる廉価なゴルフボールの選別方法および装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、ゴルフボールを所定の衝撃板に衝突さ
せたときに発生する音を集音する第1ステップと、所定
時間の範囲での前記音の強度分布に基づき、前記ゴルフ
ボールを選別する第2ステップと、からなることを特徴
とする。
【0009】また、本発明は、ゴルフボールが衝突する
衝撃板と、前記衝撃板から発生する音を集音する集音器
と、所定時間の範囲における前記音の強度分布を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記音の強度
分布に基づき、前記ゴルフボールを選別する選別手段
と、を備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のゴルフボールの選別方法および装置で
は、ゴルフボールを衝撃板に衝突させたときに発生する
音を集音し、前記音の所定時間の範囲における強度の分
布から前記ゴルフボールの種類または良否の選別を行
う。
【0011】
【実施例】図1は、本実施例のゴルフボール選別装置1
0を示す。このゴルフボール選別装置10は、ゴルフボ
ールGが通過するガイド管12と、前記ガイド管12に
配設され、前記ゴルフボールGの通過を検知する光電ス
イッチ14と、前記ガイド管12を通過したゴルフボー
ルGが衝突する衝撃板16と、前記衝撃板16に近接配
置され、ゴルフボールGが衝突した際に発生する音を集
音する集音マイク18と、前記集音マイク18によって
集音された音信号を増幅する増幅器20と、前記光電ス
イッチ14からのボール通過信号と前記増幅器20から
の音信号とを処理し、前記ゴルフボールGの種類あるい
は状態を選別する信号処理部22とから基本的に構成さ
れる。
【0012】ここで、前記信号処理部22は、CPU2
4、処理プログラムを保持するROM26、基準ゴルフ
ボールに係る基準レベルのデータを保持するRAM2
8、光電スイッチ14からのボール通過信号の入出力処
理を行うインタフェース回路30、増幅器20からの音
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器32および
CRT34、キーボード36に対する信号の入出力処理
を行うインタフェース回路38を備える。
【0013】本実施例のゴルフボール選別装置10は、
基本的には以上のように構成されるものであり、次に、
この装置を用いたゴルフボールGの選別方法について図
2に示すフローチャートに基づき説明する。
【0014】先ず、ゴルフボールGをガイド管12を介
して衝撃板16上に落下させ、その時に発生する衝突音
を集音マイク18によって集音する(ステップS1)。
【0015】集音マイク18により集音された前記衝突
音は、増幅器20によって増幅され、音信号として信号
処理部22のA/D変換器32に供給される。A/D変
換器32は、前記音信号をデジタル信号に変換し、CP
U24に供給する。
【0016】一方、ガイド管12に配設された光電スイ
ッチ14は、ゴルフボールGの通過を検知し、ボール通
過信号をインタフェース回路30を介してCPU24に
供給する。
【0017】そこで、CPU24は、前記ボール通過信
号が入力されてから一定時間の間、前記音信号を取り込
み、それをRAM28に記憶させる(ステップS2)。
【0018】ここで、図3および図4は、ワンピースボ
ールを衝撃板16に衝突させた場合の音信号の特性と、
ツーピースボールを衝撃板16に衝突させた場合の音信
号の特性とを示したものである。横軸は音信号の測定開
始からの経過時間(μsec)、縦軸は音信号の電圧値
(V)である。これらの特性において、ワンピースボー
ルでは、音信号の極大、極小の発生する頻度がツーピー
スボールよりも少ないことが諒解される。また、ワンピ
ースボールにおける極大値および極小値のばらつきがツ
ーピースボールよりも少ないことが諒解される。
【0019】そこで、CPU24は、所定時間Tの範囲
において発生する音信号の極小点の個数および極大点の
個数を計数し、その計数値を所定の閾値個数と比較する
ことにより、当該ゴルフボールGがワンピースボールで
あるか、ツーピースボールであるかを判定する(ステッ
プS3)。また、前記所定時間Tの範囲において発生す
る音信号の極大値の総和から極小値の総和を減算し、そ
の減算値を所定の閾値と比較することによっても、当該
ゴルフボールGがワンピースボールであるか、ツーピー
スボールであるかを判定することができる。このように
して、ゴルフボールGの種類の選別を行う(ステップS
4)。
【0020】なお、上述した実施例では、ゴルフボール
Gの種類を選別するようにしているが、その判定方法を
変更することにより、ゴルフボールGの亀裂の有無を選
別することもできる。
【0021】すなわち、図5および図6は表面に亀裂の
ある不良品であるゴルフボールと、亀裂のない良品のゴ
ルフボールとの音信号の特性を示す。横軸は音信号の測
定開始からの経過時間(μsec)、縦軸は音信号の電
圧値(V)である。この場合、良品と不良品とでは、衝
撃音の発生後の第1波(点A−B間)の波形が大きく異
なっている。例えば、測定開始から一定時間経過後の基
準時間(本実施例では、8〜12μsec)である点A
から少なくとも約240μsecの点Bまでの間に、良
品、不良品とも極大値および極小値からなる第1波があ
る。そして、図6に示す良品は、約240μsec付近
で正の値(約3V)の極小電圧を示し、図5に示す不良
品は、約120μsec付近で負の値(約−10V以
下)の極小電圧を示している。
【0022】そこで、CPU24は、所定時間の範囲に
おいて前記音信号に極小値が有るか否か、または、前記
所定時間の範囲において前記音信号の最小値が基準レベ
ル以下であるか否かを判定する(ステップS3)。すな
わち、本実施例では、良品と不良品との間に前記の関係
があることに着目し、RAM28に記憶された音信号の
中、例えば、基準時間(点A)から210μsecまで
の間に極小電圧が有るかどうかを判定し、極小電圧があ
る場合には、当該ゴルフボールGが不良品であると判断
する。また、前記の時間の範囲において最小電圧が−1
0V以下の場合には、当該ゴルフボールGが不良品であ
ると判断する。そして、これ以外の場合には、良品であ
ると判断する。このようにしてゴルフボールGの良否判
定を行い、選別を行う(ステップS4)。
【0023】以上のようにしてゴルフボールGを選別す
る場合、周波数分析器が不要となるため、装置全体を廉
価に構成することができる。また、ゴルフボールGの衝
突音をサンプリングして判定処理を行うため、その処理
に要する時間が極めて短く、従って、例えば、ゴルフボ
ールの製造ライン中に当該装置を介挿させることも充分
可能である。
【0024】なお、ゴルフボールの種類や亀裂等の状態
に応じた基準となる特性を測定し、その特性から所定時
間の範囲、最小値の基準レベル等を設定し、これらのデ
ータをキーボード36からRAM28に記憶させてお
き、選別すべきゴルフボールに応じて所望のデータを選
択するようにすることにより、様々なゴルフボールの種
類、ゴルフボールの状態等を選別することが可能とな
る。
【0025】以上のように構成されるゴルフボール選別
装置10は、例えば、図6に示すボール製造ラインの一
部に適用することにより、ゴルフボールの自動選別が可
能となる。
【0026】すなわち、ボール供給部42より供給され
たゴルフボールを、図1に示す光電スイッチ14、集音
マイク18および衝撃板16からなる検出部44に導
き、前記検出部44で集音された音信号を信号処理部2
2において分析し、その分析結果に基づいてボール選別
部46を制御することにより、前記ゴルフボールを種類
別、あるいは、良品、不良品別に自動的に選別すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明のゴルフボールの
選別方法および装置では、ゴルフボールを衝撃板に衝突
させたときに発生する音を集音し、前記音の所定時間範
囲における強度分布に基づき、ゴルフボールの種類また
は良否の選別を行っている。この場合、当該装置を生産
工程の途上に介挿し、高速度且つ高精度にゴルフボール
の選別を行うことができる。また、所定時間の範囲にお
ける音の強度に基づいて選別を行うことができるため、
従来のように周波数分析器等の高価な装置が不要とな
り、装置全体を廉価なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフボールの選別方法および装
置が適用されるゴルフボール選別装置の構成ブロック図
である。
【図2】図1に示す装置における処理フローチャートで
ある。
【図3】図1に示す装置において集音されたワンピース
ボールの音の強度特性図である。
【図4】図1に示す装置において集音されたツーピース
ボールの音の強度特性図である。
【図5】図1に示す装置において集音された不良品ボー
ルの音の強度特性図である。
【図6】図1に示す装置において集音された良品ボール
の音の強度特性図である。
【図7】本発明に係るゴルフボールの選別方法および装
置が適用されたボール製造ラインの一部ブロック図であ
る。
【符号の説明】
10…ゴルフボール選別装置 14…光電スイ
ッチ 16…衝撃板 18…集音マイ
ク 22…信号処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴルフボールを所定の衝撃板に衝突させた
    ときに発生する音を集音する第1ステップと、 所定時間の範囲での前記音の強度分布に基づき、前記ゴ
    ルフボールを選別する第2ステップと、 からなることを特徴とするゴルフボールの選別方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 所定時間の範囲での音の強度分布における極大点および
    極小点の個数を計数し、前記個数を所定の閾値個数と比
    較することによりゴルフボールを選別するゴルフボール
    の選別方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 所定時間の範囲での音の強度分布における各極大値の総
    和から各極小値の総和を減算し、この減算結果を所定の
    閾値と比較することによりゴルフボールを選別するゴル
    フボールの選別方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の方法において、 所定時間の範囲での音の強度分布に極小値があるか否か
    を判定し、この判定結果に基づきゴルフボールを選別す
    ることを特徴とするゴルフボールの選別方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の方法において、 所定時間の範囲での音の強度分布の最小値が所定の基準
    レベル以下であるか否かを判定し、この判定結果に基づ
    きゴルフボールを選別することを特徴とするゴルフボー
    ルの選別方法。
  6. 【請求項6】ゴルフボールが衝突する衝撃板と、 前記衝撃板から発生する音を集音する集音器と、 所定時間の範囲における前記音の強度分布を記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記音の強度分布に基づき、
    前記ゴルフボールを選別する選別手段と、 を備えることを特徴とするゴルフボールの選別装置。
JP6118689A 1994-05-31 1994-05-31 ゴルフボールの選別方法および装置 Pending JPH07323263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160031356A (ko) * 2014-09-12 2016-03-22 (주)문우아트 골프공 선별장치
CN109174692A (zh) * 2018-09-25 2019-01-11 河南理工大学 一种三产品块煤分选装置

Cited By (3)

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KR20160031356A (ko) * 2014-09-12 2016-03-22 (주)문우아트 골프공 선별장치
CN109174692A (zh) * 2018-09-25 2019-01-11 河南理工大学 一种三产品块煤分选装置
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