JPH07323122A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH07323122A
JPH07323122A JP6142558A JP14255894A JPH07323122A JP H07323122 A JPH07323122 A JP H07323122A JP 6142558 A JP6142558 A JP 6142558A JP 14255894 A JP14255894 A JP 14255894A JP H07323122 A JPH07323122 A JP H07323122A
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JP
Japan
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rnd
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big hit
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Withdrawn
Application number
JP6142558A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07323122A publication Critical patent/JPH07323122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のリーチ態様を有すると共に、これらの
各リーチ態様の発生率が自由に設定できる可変表示装置
を備えた弾球遊技機を提供する。 【構成】 リーチ状態にある場合に残りの図柄列を複数
種類のリーチ態様で変動制御する基本回路と、該基本回
路での複数種類のリーチ態様を任意に選択するランダム
数(WC REECH)と、を設ける。 【効果】 このため、各リーチ態様は、図柄数に関係な
くランダム数の設定により自由にその発生率を設定する
ことができ、ひいては、リーチ態様の多様化を招来する
ことで、リーチ時の遊技をより一層盛り上げることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の識別情報を可変
表示する可変表示部を複数個有すると共に、その複数個
の可変表示部の停止表示結果が予め定めた特定の識別情
報の大当り組合せであるときに、特定遊技状態を発生し
得る可変表示装置を備えた弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ遊技機等の弾球遊技
機においては、複数の識別情報(以下、図柄という)を
可変表示装置(以下、図柄表示装置という)に可変表示
(変動)させてその停止時の図柄の組合せが予め定めた
大当り図柄の組合せであるときに、特定遊技状態(大当
り遊技状態ともいう)となって短時間に多量の入賞玉を
発生させるチャンスを遊技者に与えるものが多数提供さ
れている。このような図柄表示装置では、マイクロコン
ピュータ等を利用して大当りあるいは外れの停止図柄を
事前に決定しておき、その決定した内容に従って図柄の
変動を制御するようになっている。また、図柄表示装置
での変動制御において、残り1つの図柄列が停止する前
の段階で予め定めた大当り図柄の組合せが成立する可能
性のある表示状態(以下、リーチという)となっている
場合には、残り1つの図柄列の変動時間を遅くしたり変
動周期を長くしたりして、リーチ以外のときの変動と異
なった制御を行うことで(以下、このリーチ時の変動制
御をリーチ態様という)、リーチ状態での遊技者の期待
感を高めて遊技の興趣を盛り上げるように構成されてい
た。
【0003】ところが、上記のような図柄表示装置に設
けられたリーチ態様は一通りしかなかったため、リーチ
時の遊技をさらに盛り上げることが十分にできなかっ
た。そこで、本出願人は、先に特開平5−31233号
(以下、先行技術という)で上記のような要望を満たす
べく、複数のリーチ態様を設けた図柄表示装置を提案し
た。この図柄表示装置では、複数のリーチ態様のうち実
行するリーチ態様を特定する条件が予定の停止図柄によ
って定められる。例えば、2種類のリーチ態様を設けた
として、1つのリーチ態様は、大当り又は1個ずれの外
れとなる場合に実行するリーチとして、そのリーチが発
生すれば当り易いように見せることができ、その発生に
おいて期待感を高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように停止図柄に基づいてリーチ態様を決定す
る構成では、各リーチ態様の発生率が図柄数によって決
まってしまう。このため、例えば、奇数個の図柄数に対
して2種類のリーチ態様を設けた場合には、各リーチ態
様の発生率を半分ずつに設定することはできない等、リ
ーチ態様の発生率を自由に設定することができないとい
う問題点を有していた。本発明は、上記した事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、複数のリー
チ態様を有すると共に、これらの各リーチ態様の発生率
が自由に設定できる可変表示装置(図柄表示装置)を備
えた弾球遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、複数の識別情報を可変表示
する可変表示部を複数個有すると共に、その複数個の可
変表示部の停止表示結果が予め定めた特定の識別情報の
大当り組合せであるときに、特定遊技状態を発生し得る
可変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記可変表
示装置での停止表示結果を大当り組合せとするか否かを
決定する大当り決定手段と、該大当り決定手段で大当り
組合せとすることが決定したときに、前記可変表示装置
での大当り表示の態様を決定する大当り表示態様決定手
段と、前記大当り決定手段で大当り組合せとしないこと
が決定したときに、前記可変表示装置での外れ表示の態
様を決定する外れ表示態様決定手段と、前記大当り表示
態様決定手段あるいは外れ表示態様決定手段で決定した
表示態様を停止表示する際、残り1つの可変表示部が確
定する前の段階で大当り組合せが成立する可能性のある
表示状態となっている場合、可変表示部を複数種類の態
様で変動制御する変動制御手段と、該変動制御手段での
複数種類の変動制御態様を任意に1つ選択する制御態様
選択手段と、を設けたことを特徴とするものである。
【0006】また、前記変動制御手段による複数種類の
変動制御態様に応じてそれぞれ異なる効果音を発生する
音発生装置を設けることにより、変動制御態様の種類を
聴覚的に遊技者に報知できる点で有利である。
【0007】また、前記変動制御手段は、前記特定遊技
状態となったときに、前記可変表示装置に表示される特
定遊技状態中表示態様の表示制御を含み、前記特定遊技
状態中表示態様は、複数種類の態様で表示し得ると共
に、これら複数種類の表示態様の中から何れか1種類選
択して表示する特定遊技状態中表示態様選択手段を設け
たことにより、特定遊技状態における可変入賞球装置の
開放動作を視覚的に楽しませる点で有利である。
【0008】
【作用】前記可変表示装置における停止表示結果を大当
りの組合せとするか否かを大当り決定手段で決定すると
共に、大当り組合せとすることが決定したときには、大
当り表示態様決定手段で決定した大当り表示の態様を停
止表示する一方、大当り組合せとしないことが決定した
ときには、外れ表示態様決定手段で決定した外れ表示の
態様を停止表示する。また、前記大当り表示態様決定手
段あるいは外れ表示態様決定手段で決定した表示態様を
表示する際、残り1つの可変表示部が確定する前の段階
で大当り組合せが成立する可能性のある表示状態となっ
ている場合には、制御態様選択手段が複数種類の変動制
御態様の中から任意に1つの態様を選択し、この態様に
基づいて変動制御手段が可変表示部を変動制御する。こ
のため、変動制御手段によって制御される複数種類の変
動制御態様(リーチ態様)は、可変表示部に可変表示さ
れる識別情報の数に関係なく自由にその発生率を設定す
ることができ、ひいては、リーチ態様の多様化を招来す
ることで、リーチ時の遊技をより一層盛り上げることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1を参照して、実施例に係る弾
球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1の構
成について説明する。図1は、遊技盤1の拡大正面図で
ある。図1において、遊技盤1の表面には、発射された
打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立さ
れ、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構
成している。遊技領域3のほぼ中央上部には、複数の識
別情報(以下、図柄という)を可変表示(変動ともい
う)する図柄表示装置(可変表示装置)30が配置され
ている。
【0010】図柄表示装置30の下方には、図柄の変動
を許容する始動入賞口4が設けられている。この始動入
賞口4に入賞した入賞玉は、遊技盤1の裏面に導かれて
始動口スイッチ5によって検出される。なお、始動入賞
口4への入賞に基づく図柄表示装置30の変動は、所定
回数(例えば、4回)記憶され、その旨が図柄表示装置
30に設けられる始動記憶表示LED35によって表示
されるようになっている。
【0011】前記図柄表示装置30の下方に入賞領域8
を有する可変入賞球装置6が設けられている。可変入賞
球装置6は、前記遊技盤1に取り付けられる取付基板7
を有し、その取付基板7のほぼ中央に長方形状の入賞領
域8が開設されている。この入賞領域8は、一枚の開閉
部材9によって閉塞されている。この開閉部材9は、ソ
レノイド10によって開閉制御され、開閉部材9が前傾
動した開成中には、遊技盤1の表面を落下する打玉を受
止めて入賞領域8に導き入賞玉とする。また、入賞領域
8の内部は、左右2つに区画されており、その右側には
特定領域11aが形成され、左側には通常領域11bが
形成されている。特定領域11aには、特定領域スイッ
チ12が設けられ、また、通常領域11bには、10カ
ウントスイッチ13が設けられている。
【0012】また、可変入賞球装置6には、前記開閉部
材9の下部中央に前記特定領域スイッチ12及び前記1
0カウントスイッチ13によって検出された入賞玉数を
表示する個数表示LED14と、前記入賞領域8の内部
後面壁に設けられ且つ前記特定領域11aに打玉が入賞
して後述する継続権が成立した旨を表示するV表示LE
D15と、前記開閉部材9の下部左右側に飾りLED1
6a・16b(以下、飾りLED−Cという場合もあ
る)と、前記開閉部材9の左右外側にアタッカーランプ
17a・17bとが設けられている。さらに、可変入賞
球装置6の取付基板7の左右部には、通常の入賞口18
a・18bが一体的に形成されている。これらの飾りL
ED及びランプ類は、後に詳述するように図柄表示装置
30の変動時や特定遊技状態時等に所定の態様で駆動制
御されるようになっている。
【0013】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置6は、以下のように作動する。即ち、打玉が始
動入賞口4に入賞して始動口スイッチ5をONさせる
と、図柄表示装置30が変動を開始し、一定時間(例え
ば、7秒)が経過すると、左・右・中の順で図柄が確定
され、その確定された図柄の組み合せが所定の表示態様
となったときに特定遊技状態(大当り遊技状態とも言
う)となる。そして、この特定遊技状態においては、可
変入賞球装置6の開閉部材9が所定期間(例えば、2
9.5秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生
するまで)開放する(開放サイクル)ように設定され、
その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受
止めるようになっている。そして、入賞領域8内に設け
られた特定領域11aに入賞すると、再度上記した開放
サイクルを繰り返し、特定領域11aに入賞玉が入賞す
る毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り
返すことができるようになっている。
【0014】さらに、遊技盤1の表面には、前記図柄表
示装置30の上部左右側方に風車ランプ19a・19b
が設けられ、中程左右側方に入賞口18c・18dが設
けられ、下部左右側方に入賞口18e・18fが設けら
れ、該入賞口18e・18fの各下方に左右一対の一対
風車20a・20bがそれぞれ設けられている。また、
入賞口18c・18d及び入賞口18e・18fは、そ
れぞれ肩ランプ21a・21b、袖ランプ22a・22
bを内蔵しており、風車ランプ19a・19bを含む肩
ランプ21a・21b、袖ランプ22a・22bは、前
記特定遊技状態時、変動時等に点灯又は点滅してその旨
を報知するものであり、同様な機能を有するものとし
て、遊技領域3の左右にサイドランプ23a・23b及
び飾りLED24a・24b(以下、飾りLED−Bと
いう場合もある)が設けられている。なお、遊技領域3
の入口部分の内側誘導レール2の上端には、遊技領域3
に到達した打玉が逆流しないようにするため、逆流防止
装置25が取り付けられている。また、遊技盤1の表面
の最下方には、上記したいずれの入賞領域にも入賞しな
かった打玉が遊技盤1の後方に導かれるアウト口26が
設けられている。また、誘導レール2の外周に沿ってレ
ール飾りランプ27が設けられている。さらに、図示し
ないがパチンコ遊技機の前面上部には、遊技効果ランプ
28が設けられると共に遊技の進行に応じて効果音を発
生する音発生装置としてのスピーカ29(共に図2のブ
ロック図に符号のみ表示)も設けられている。上記した
ランプ類の表示態様及びスピーカ29の駆動態様につい
ては、後に詳述する。
【0015】次に、本実施例の要部をなす図柄表示装置
30の構成について説明する。図柄表示装置30は、前
記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31と、該
取付基板31の裏面に取り付けられる液晶ユニット32
とから構成されている。取付基板31には、ほぼ正方形
状の表示窓33aを有する窓枠部33が形成されてお
り、該窓枠部33の表示窓33aには、液晶ユニット3
2の表示画面32aが臨設されている。また、窓枠部3
3の上部には、センターランプ34と、変動時又は特定
遊技状態時に前記始動入賞口4に入賞した入賞玉数を記
憶表示する始動記憶表示LED35とが設けられてお
り、窓枠部33の左右両側には、飾りLED36a・3
6b(以下、飾りLED−Aという場合もある)が設け
られている。なお、図柄表示装置30の変動未消化分を
記憶する最大数は、4個であり、このため、始動記憶表
示LED35も4個設けられている。
【0016】また、センターランプ34の後面側には、
その上部及び左右両側部にワープ入口37が設けられ、
飾りLED36a・36bの前面側には、ワープ入口3
7に入った打玉を転動する左右の各玉通路38a・38
bが設けられ、前記始動入賞口4の上方位置には、玉通
路38a・38b内を転動した打玉を再度遊技領域3に
放出するワープ出口39が設けられている。これによ
り、ワープ入口37に入った打玉は、左右何れかの玉通
路38a・38b内を転動した後、始動入賞口4の上方
に位置するワープ出口39に導かれて再度遊技領域3に
放出されるため、始動入賞口4に入賞する可能性が高く
なっている。
【0017】ところで、上記図柄表示装置30を構成す
る液晶ユニット32によって表示される変動図柄は、図
3に示すように、WC RND ZU1〜ZU3の3列
(左・中・右)の図柄列からなり、これらの各図柄列が
特定遊技状態を発生させる大当り図柄の組合せ(WC
RND LINE)は、図4乃至図6に示すように、全
54通りである。なお、WC RND ZU1〜ZU3
は、各々、左・中・右の各図柄表示用のランダム数であ
り、本発明の外れ表示態様決定手段の一部をなしてい
る。また、WC RND LINEは、大当り図柄配列
用のランダム数であり、本発明の大当り表示態様決定手
段の一部をなしている。
【0018】上記WC RND ZU1(左図柄)は、
「イチゴ1〜4(図形)」「ブドウ1〜4(図形)」
「メロン1・2(図形)」「スイカ1・2(図形)」
「ピーチ(図形)」「チェリー(図形)」「オレンジ
(図形)」の7種類のフルーツ図柄と、「デジパロン上
・中・下(図形)」のキャラクター図柄と、「ドル箱
(図形)」「足(図形)」の図柄とからなる全21個か
ら構成されている。また、WC RND ZU2(中図
柄)は、「メロン1〜4(図形)」「ブドウ1〜4(図
形)」「イチゴ1〜3(図形)」の3種類のフルーツ図
柄と、「ドル箱(図形)」「7(文字)」「JAC(文
字)」「ビクトリー(図形)」「足(図形)」の図柄
と、「星印(図形)」の6個の外れ図柄とからなる全2
2個から構成されている。また、WC RND ZU3
(右図柄)は、「ピーチ1〜4(図形)」「チェリー1
〜4(図形)」「オレンジ1〜3(図形)」の3種類の
フルーツ図柄と、「デジパロン上・中・下(図形)」の
キャラクター図柄と、「足(図形)」「ドル箱(図
形)」の図柄と、「星印(図形)」の7個の外れ図柄と
からなる全24個から構成されている。そして、上記3
列(WC RND ZU1〜ZU3)の各図柄列は、
それぞれあたかもリール回転するように変動され、変動
開始時から所定時間が経過したときに左・右・中の順で
停止されると共に、各図柄列毎に上・中・下の3図柄が
停止表示されることで3列9個の図柄が確定されること
となる。
【0019】また、大当り図柄の組合せ(WC RND
LINE)は、前述のように全54通りであり、その
組合せ種類としては3種類に大別される。その1種類目
は、WC RND LINE0〜LINE5の6通りの
組合せであり、これは、左・右の各図柄列に「デジパロ
ン上・中・下(図形)」のキャラクター図柄が停止表示
され、この状態で中図柄列の上・中・下箇所の何れかに
「JAC(文字)」又は「7(文字)」が停止表示され
た場合の組合せである。2種類目は、WC RND
INE6〜LINE38の33通りの組合せであり、こ
れは、左・右・中の各図柄列の上・中・下の全箇所にフ
ルーツ図柄が停止表示された場合の組合せである。3種
類目は、WC RND LINE39〜LINE53の
15通りの組合せであり、これは、横3本及び斜め2本
の計5本の当りライン上の何れかに「足(図形)」「ビ
クトリー(図形)」「ドル箱(図形)」のうち何れかの
同一図柄が停止表示された場合の組合せである。このよ
うに、本実施例では、従来からの大当り図柄の組合せ、
即ち当りライン上に同一図柄が停止表示された場合での
大当り図柄の組合せ(3種類目)に加えて、1種類目及
び2種類目の大当り図柄の組合せを設定することで、遊
技の興趣をより一層盛り上げている。
【0020】また、上記WC RND LINE0〜L
INE5の組合せにおいては、図7(A)〜(C)に示
すように、遊技の興趣を盛り上げるため、リーチ状態で
左・右の各キャラクター図柄(デジパロン)を回転表示
させ、中図柄の停止表示に伴い大当りが決定されると、
左・右の各「デジパロン(図形)」が持つ「7・JA
C」の巻物を開放して表示させるようになっている。ま
た、WC RND LINE39〜LINE53の組
合せにおいては、図8(A)(B)に示すように、「ドル
箱(図形)」でのリーチ状態ではドル箱からパチンコ玉
が溢れ出る表示を行い、「足(図形)」でのリーチ状態
では足を組み替える表示を行うようになっている。な
お、このようなリーチ状態での表示制御は、大当りの場
合に限らず外れの場合においても行われるものである。
このような表示は、リーチの興趣を盛り上げ、また「足
(図形)」においては、リーチ位置を明確にする効果を
奏する。
【0021】以上、図柄表示装置30を含むパチンコ遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図2に示す遊技制御回路によって制御さ
れる。図2は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路
図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む
基本回路40(変動制御手段)によって制御されてい
る。しかして、基本回路40は、入力回路41を介して
始動口スイッチ5、特定領域スイッチ12、及び10カ
ウントスイッチ13からの検出信号が入力され、アドレ
スデコード回路42から基本回路40及び入力回路41
にチップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時
に初期リセット回路43から基本回路40にリセット信
号が与えられ、所定時間毎に定期リセット回路44から
基本回路40に定期リセット信号が与えられる。
【0022】一方、基本回路40からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、LCD回路45
を介してLCD表示装置(図柄表示装置)30に表示制
御信号が与えられる。この表示制御信号は、図9及び図
10に示すように、表示制御転送データヘッダーと、各
表示制御転送データコマンド0〜5と、表示制御転送デ
ータチェックサムとから構成されており、図11に示す
S1〜S10のような各種データの組合せ形態にて転送
が行われる。なお、表示制御信号を構成する表示制御転
送データコマンド0は、図柄変動用及び警告表示用のコ
マンドに加えて、デモ表示用及び大当り中表示用のコマ
ンドを備えることで、図12に示すように、電源投入時
のデモ表示と、大当り中の各ラウンド表示とを制御し
て、前記キャラクター図柄(デジパロン)にストーリー
性を持たせている。また、このような大当り中の各ラウ
ンド表示については、表示制御転送データコマンド4中
のD5・4に大当り時ストーリー番号(1〜4)を設け
ることで、4種類のストーリーが設定されている。な
お、このような4種類のストーリー選択は、後述の大当
り時ストーリー選択用のランダム数(WC RND
2)に基づいて行われる。
【0023】また、基本回路40からは、LED回路4
6を介して個数表示LED14、始動記憶表示LED3
5、V表示LED15、飾りLED24a・24b、飾
りLED36a・36b、及び飾りLED16a・16
bに表示駆動信号が与えられ、ソレノイド回路47を介
してソレノイド10に駆動信号が与えられ、ランプ回路
48を介して遊技効果ランプ28、レール飾りランプ2
7、サイドランプ23a・23b、袖ランプ22a・2
2b、風車ランプ19a・19b、センターランプ3
4、肩ランプ21a・21b、及びアタッカーランプ1
7a・17bに表示制御信号が与えられ、音量増幅回路
49を介してスピーカ29に音声信号が与えられる。さ
らに、基本回路40は、情報出力回路50を介して外部
に大当り情報、及び有効始動情報を出力している。な
お、上記した装置や回路には、電源回路51から各種の
電圧を有する電力が供給されている。
【0024】以上、説明した遊技制御回路によって奏さ
れる具体的な動作の一例を図13乃至図34に示すタイ
ムチャート及び説明図等を参照して説明する。まず、図
柄表示装置30の変動動作に用いられるランダム数につ
いて説明する。図柄表示装置30では、図13に示すよ
うな8種類のランダム数が使用されており、これらのラ
ンダム数は、本発明の大当り決定手段の一部をなす大当
り決定用のWC RND1と、本発明の特定遊技状態中
表示態様選択手段の一部をなす大当り時ストーリー選択
用のWC RND2と、左図柄表示用の前記WC RN
ZU1と、中図柄表示用の前記WC RND ZU
2と、右図柄表示用の前記WC RND ZU3と、大当
り図柄配列用の前記WC RND LINEと、本発明
の制御態様選択手段の一部をなすリーチパターン用のW
REECHと、停止図柄数判定用のWC SLOW
RNDと、から構成されている。また、WC RN
D1は、「0〜204」の205通りの数値が0.00
2秒毎に1ずつ加算されることで刻々と変化するもので
あり、WC RND2は、「0〜3」の4通りの数値が
WC RND1の桁上げ時に1ずつ加算されることで刻
々と変化するものであり、WC RND ZU1は、
「0〜20」の21通りの数値が後述する割り込み処理
の余り時間に1ずつ加算されることで刻々と変化するも
のであり、WC RND ZU2は、「0〜21」の2
2通りの数値がWC RND ZU3の桁上げ時に1ず
つ加算されることで刻々と変化するものであり、WC
RND ZU3は、「0〜23」の24通りの数値がWC
RND ZU1の桁上げ時に1ずつ加算されることで
刻々と変化するものであり、WC RND LINE
は、「0〜53」の54通りの数値がWC REECH
の桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変化するも
のであり、WC REECHは、「0〜3」の4通りの
数値が割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されること
で刻々と変化するものであり、WC SLOW RND
は、「0〜3」の4通りの数値がWC RND LIN
Eの桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変化する
ものである。
【0025】そして、図14に示すように、WC RN
D1から抽出された値が「5」であり大当りと判定され
ると、WC RND LINE(0〜53)で大当りと
なる図柄及び配列が決定され、この大当り図柄が図柄表
示装置30の液晶ユニット32に表示される。一方、W
RND1で「5」以外の値が抽出されて外れと判定
されると、WC RND ZU1〜ZU3で抽出された
任意の値が停止図柄として使用され、この図柄が外れ図
柄として図柄表示装置30の液晶ユニット32に表示さ
れる。なお、WC RND ZU1〜ZU3で抽出され
た任意の値が、偶然にも前記WC RND LINE
(0〜5)の大当り図柄と一致した場合には、WC
ND ZU2から6を減算し、また、前記WC RND
LINE(6〜53)の大当り図柄と一致した場合
には、WC RND ZU2から1を減算して外れ図柄
にして表示するものである。この場合の1図柄ズラシ
は、見かけ上大当りに近い表示となるので興趣が向上す
る。
【0026】次に、図柄表示装置30での一連の制御処
理プロセスを、図15(A)(B)に基づいて以下に説明
する。制御処理は、図15(A)のフローチャートに示
すように、スタックポインタに指定アドレスをセットす
る処理(S1)、液晶ユニット32の電源をON又はO
FFにする液晶電源処理(S2)、LED、ランプ、及
びソレノイドの出力を行うポート出力処理(S3)、R
AMの初期化及び初期値データの設定を行う初期化処理
(S4)、LED、ランプ、及びソレノイドの出力デー
タ制御を行う出力データ制御処理(S5)、LED、ラ
ンプ、及びソレノイドの出力データセットを行う出力デ
ータセット処理(S6)、個数表示LED14のデータ
処理を行うデジットデータセット処理(S7)、警告フ
ラグのチェック及び警告音や警告表示のデータセット等
を行う警告処理(S8)、有効始動情報及び大当り情報
のデータセットを行う情報出力処理(S9)、図柄の変
動表示やデモ表示等のプロセス処置を行う特別図柄プロ
セス処理(S10)、表示制御信号の転送を行う表示制
御通信処理(S11)、10カウントスイッチ13、特
定領域スイッチ12、及び始動口スイッチ5のスイッチ
チェックを行うスイッチ処理(S12)、大当り決定用
及び大当り時ストーリー選択用の各ランダムカウンタを
加算する大当り判定用ランダム更新処理(S13)、左
・右・中の図柄表示用の各ランダムカウンタを加算する
表示図柄ランダム更新処理(S14)、リーチパターン
用、大当り図柄配列用、及び停止図柄数判定用の各ラン
ダムカウンタを加算するリーチ用ランダム更新処理(S
15)、音データのセット及び音の出力を行う音処理
(S16)、PCM音データのセット及びPCM音の出
力を行うPCM音処理(S17)、表示図柄ランダム更
新処理(S18)、及びリーチ用ランダム更新処理(S
19)からなり、これらの各ステップS1〜S19が順
次処理されていく。また、各ステップS1〜S19を処
理する際には、図15(B)に示すような2ms毎の割
り込み信号Tが発生されることで、各ステップS1〜S
19は、2ms毎にリセットされて割り込み処理され
る。なお、表示図柄ランダム更新処理(S18)、及び
リーチ用ランダム更新処理(S19)は、各々、ステッ
プS14・S15と同一の処理であり、また、このよう
なステップS18・S19は、本制御処理において終端
でのループステップをなすことで、割り込み処理の余り
時間で繰り返し行われるようになっている。
【0027】次に、上記ステップS13での大当り判定
用ランダム更新処理を図16のフローチャートに基づい
て以下に説明する。まず、WC RND1に1を加算し
て(S131)、このWC RND1の値が「205」
以上であるか否かを判定する(S132)。WC RN
D1の値が「205」より小さい場合は、ステップS1
3での処理を終了して前記ステップS14に戻る。一
方、WC RND1の値が「205」以上の場合は、W
RND1をクリアする(S133)。その後、WC
RND2に1を加算して(S134)、このWC
ND2の値が「4」以上であるか否かを判定する(S1
35)。そして、WC RND2の値が「4」より小さ
い場合は、ステップS13での処理を終了して直接前記
ステップS14に戻る一方、WC RND2の値が
「4」以上の場合は、WC RND2をクリアし(S1
36)、その後前記ステップS14に戻る。
【0028】次に、上記ステップS14での表示図柄ラ
ンダム更新処理を図17のフローチャートに基づいて以
下に説明する。まず、WC RND ZU1に1を加算
して(S141)、このWC RND ZU1の値が
「21」以上であるか否かを判定する(S142)。W
RND ZU1の値が「21」より小さい場合は、
ステップS14での処理を終了して前記ステップS15
に戻る。一方、WC RND ZU1の値が「21」以
上の場合は、WC RND ZU1をクリアする(S1
43)。その後、WC RND ZU2に1を加算して
(S144)、このWC RND ZU3の値が「2
4」以上であるか否かを判定する(S145)。WC
RND ZU3の値が「24」より小さい場合は、ステ
ップS14での処理を終了して前記ステップS15に戻
る。一方、WC RND ZU3の値が「24」以上の
場合は、WC RND ZU3をクリアする(S14
6)。その後、WC RND ZU2に1を加算して
(S147)、このWC RND ZU2の値が「22」
以上であるか否かを判定する(S148)。そして、W
RND ZU2の値が「22」より小さい場合は、ス
テップS14での処理を終了して直接前記ステップS1
5に戻る一方、WC RND ZU2の値が「22」以
上の場合は、WC RND ZU2をクリアし(S14
9)、その後前記ステップS15に戻る。
【0029】次に、上記ステップS15でのリーチ用ラ
ンダム更新処理を図18のフローチャートに基づいて以
下に説明する。まず、WC REECHに1を加算して
(S151)、このWC REECHの値が「4」以上
であるか否かを判定する(S152)。WC REEC
Hの値が「4」より小さい場合は、ステップS15での
処理を終了して前記ステップS16に戻る。一方、WC
REECHの値が「4」以上の場合は、WC REE
CHをクリアする(S153)。その後、WC RND
LINEに1を加算して(S154)、このWC RN
LINEの値が「54」以上であるか否かを判定す
る(S155)。WC RND LINEの値が「5
4」より小さい場合は、ステップS15での処理を終了
して前記ステップS16に戻る。一方、WC RND
LINEの値が「54」以上の場合は、WC RND
LINEをクリアする(S156)。その後、WC
LOW RNDに1を加算して(S157)、このWC
SLOW RNDの値が「4」以上であるか否かを判
定する(S158)。そして、WC SLOW RND
の値が「4」より小さい場合は、ステップS15での処
理を終了して直接前記ステップS16に戻る一方、WC
SLOW RNDの値が「4」以上の場合は、WC
SLOW RNDをクリアし(S159)、その後前記
ステップS16に戻る。
【0030】次に、図柄表示装置30の変動動作を図1
9乃至図23のタイムチャートに基づいて以下に説明す
る。なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図24の一
覧表図に示すパターンに基づいて行われる。変動パター
ンAは、少しずつ速くして一定の変動とするパターンで
あり、変動パターンBは、除々に遅くして一定の変動後
にバウンド停止させるパターンであり、変動パターンC
は、除々に遅くして2段階にて一定の変動を行い、その
後停止させるパターンであり、変動パターンDは、一定
の低速変動と一定の高速変動とを交互に繰り返した後、
バウンド停止させるパターンであり、また、変動パター
ンEは、除々に遅くして一定の変動後に停止させるパタ
ーンである。
【0031】まず、図柄表示装置30の変動動作におい
て、大当り、リーチ以外(リーチせずに外れ)での図柄
列の変動を図19のタイムチャートに基づいて説明す
る。図19において、始動入賞口4に打玉が入賞して始
動口スイッチ5がONされ始動信号S0を導出すると、
その始動信号S0の立ち上がり時にWC_RND1及び
各WC RND ZU1〜ZU3からそれぞれ任意の値
を抽出してこれらを格納し、また、WC_REECHか
ら任意の値を抽出してこれをWF_REECHに格納す
る。その後、始動信号S0の導出から微少時間(0.0
02秒)が経過したときに、格納したWC_RND1の
値を読み出して外れを判定し、それと同時に格納したW
RND ZU1〜ZU3の各値を読み出す。その
後、始動信号S0の導出から0.010秒が経過する
と、前記LCD回路45から図柄表示装置30に表示制
御信号S1を転送して、全図柄列の変動を開始させる。
なお、この場合ではリーチせずに外れの変動を行うた
め、WC_RND1の値は、「5」以外の外れのランダ
ム数を抽出し、WC_REECHで抽出したランダム数
は、WF_REECHから読み出すことなく格納したま
まとし、また、WC RND2、WC RND LIN
E、及びWC SLOW RNDでのランダム数の抽出
及び格納は行わない。
【0032】そして、上記のような表示制御信号S1の
転送から5.100秒が経過すると、LCD回路45か
ら図柄表示装置30に表示制御信号S2を転送すること
で、その後、左図柄列を0.900秒間変動させてWC
RND ZU1で読み出した値の図柄を停止表示させ
る。また、表示制御信号S1の転送から6.000秒経
過後には表示制御信号S3を転送することで、その後、
右図柄列を0.900秒間変動させてWC RND
U3で読み出した値の図柄を停止表示させ、また、表示
制御信号S1の転送から6.900秒経過後には表示制
御信号S4を転送することで、その後、中図柄列を1.
300秒間変動させてWC RND ZU2で読み出し
た値の図柄を停止表示させる。これにより、左・中・右
の各図柄列には、各WC RND ZU1〜ZU3で決
定した外れ図柄が表示される。なお、このとき、左図柄
列は、表示制御信号S1が転送されてから表示制御信号
S2が転送されるまでの5.100秒間では変動パター
ンAで変動され、その後表示制御信号S2が転送されて
から変動停止するまでの0.900秒間では変動パター
ンBで変動される。右図柄列は、表示制御信号S1が転
送されてから表示制御信号S3が転送されるまでの6.
000秒間では変動パターンAで変動され、その後表示
制御信号S3が転送されてから変動停止するまでの0.
900秒間では変動パターンBで変動される。また、中
図柄列は、表示制御信号S1が転送されてから表示制御
信号S4が転送されるまでの6.000秒間では変動パ
ターンAで変動され、その後表示制御信号S4が転送さ
れてから変動停止するまでの1.500秒間では変動パ
ターンBで変動される。
【0033】次に、図柄表示装置30の変動動作におい
て、リーチで大当り以外(リーチして外れ)での図柄列
の変動を図20及び図21のタイムチャートに基づいて
説明する。まず、図20において、始動入賞口4に打玉
が入賞して始動口スイッチ5がONされ始動信号S0を
導出すると、その始動信号S0の立ち上がり時にWC_
RND1及び各WC RND ZU1〜ZU3からそれ
ぞれ任意の値を抽出してこれらを格納し、また、WC_
REECHから任意の値を抽出してこれをWF_REE
CHに格納する。その後、始動信号S0の導出から微少
時間(0.002秒)が経過したときに、格納したWC
_RND1の値を読み出して外れを判定し、それと同時
に格納したWC RND ZU1〜ZU3の各値を読み
出す。そして、始動信号S0の導出後、微少時間(0.
004〜0.008秒)が経過したときに、WF_RE
ECHに格納しておいたランダム数を読み出し、また、
始動信号S0の導出後、微少時間(0.006秒)が経
過したときに、WC SLOW RNDから任意の値を
抽出してこれを格納する。その後、始動信号S0の導出
から0.010秒が経過すると、前記LCD回路45か
ら図柄表示装置30に表示制御信号S1を転送して、全
図柄列の変動を開始させる。なお、この場合ではリーチ
して外れの変動を行うため、WC_RND1の値は、
「5」以外の外れのランダム数を抽出し、WC RND
2、WC RND LINE、及びWC SLOW RN
Dでのランダム数の抽出及び格納は行わない。また、W
RND ZU1とWC RND ZU3とで読み出
されるランダム数は、相互でリーチ図柄を構成する値と
なっている。
【0034】そして、上記のような表示制御信号S1の
転送から5.100秒が経過すると、LCD回路45か
ら図柄表示装置30に表示制御信号S2を転送すること
で、その後、左図柄列を0.900秒間変動させてWC
RND ZU1で読み出した値の図柄を停止表示させ
る。また、表示制御信号S1の転送から6.000秒経
過後には表示制御信号S5を転送することで、その後、
右図柄列を1.500秒間変動させてWC RND
U3で読み出した値の図柄を停止表示させる。なお、こ
のとき、左図柄列は、表示制御信号S1が転送されてか
ら表示制御信号S2が転送されるまでの5.100秒間
では変動パターンAで変動され、その後表示制御信号S
2が転送されてから変動停止するまでの0.900秒間
では変動パターンBで変動される。一方、右図柄列は、
表示制御信号S1が転送されてから表示制御信号S5が
転送されるまでの6.000秒間では変動パターンAで
変動され、その後表示制御信号S5が転送されてから変
動停止するまでの1.500秒間では変動パターンBで
変動される。
【0035】そして、上記のような左・右の各図柄の停
止表示によりリーチ図柄が構成されると、WF_REE
CHからの読み出しランダム数に基づいて中図柄列を変
動制御する。即ち、図21に示すように、WF_REE
CHの値が「0」の場合(以下、リーチという)は、
表示制御信号S1の転送から7.500秒経過後に表示
制御信号S6を転送することで、その後、中図柄列を
3.300〜8.900秒間変動させてWC RND
ZU2で読み出した値の図柄を停止表示させ、結果とし
て、左・中・右の各図柄列に各WC RND ZU1〜
ZU3で決定した外れ図柄を表示する。なお、このと
き、中図柄列は、表示制御信号S1が転送されてから表
示制御信号S6が転送されるまでの7.500秒間では
変動パターンAで変動され、その後表示制御信号S6が
転送されてから変動停止するまでの3.300〜8.9
00秒間では変動パターンBで変動される。
【0036】また、WF_REECHの値が「1」の場
合(以下、リーチという)は、表示制御信号S1の転
送から7.500秒経過後に表示制御信号S7を転送す
ることで、その後、中図柄列を7.300〜8.366
秒間変動させ、さらに、その後表示制御信号S8の転送
により、中図柄を3.200〜12.800秒間変動さ
せてWC RND ZU2で読み出した値の図柄を停止
表示させ、結果として、左・中・右の各図柄列に各WC
RND ZU1〜ZU3で決定した外れ図柄を表示す
る。なお、このとき、中図柄列は、表示制御信号S1が
転送されてから表示制御信号S7が転送されるまでの
7.500秒間では変動パターンAで変動され、その後
表示制御信号S7が転送されてから変動停止するまでの
10.500〜21.166秒間では変動パターンCで
変動される。
【0037】また、WF_REECHの値が「2」の場
合(以下、リーチという)は、表示制御信号S1の転
送から7.500秒経過後に表示制御信号S9を転送す
ることで、その後、中図柄列を11.466〜13.6
00秒間変動させてWC RND ZU2で読み出した値
の図柄を停止表示させ、結果として、左・中・右の各図
柄列に各WC RND ZU1〜ZU3で決定した外れ
図柄を表示する。なお、このとき、中図柄列は、表示制
御信号S1が転送されてから表示制御信号S9が転送さ
れるまでの7.500秒間では変動パターンAで変動さ
れ、その後表示制御信号S9が転送されてから変動停止
するまでの11.466〜13.600秒間では変動パ
ターンDで変動される。
【0038】また、前記始動信号S0の導出後、微少時
間(0.004〜0.008秒)が経過したときに、W
F_REECHから読み出したランダム数の値が「3」
の場合(以下、リーチという)では、前記図20に示
す左・右の各図柄列の変動制御は行わず、左・中・右の
全図柄列を同時に変動制御する。即ち、前記表示制御信
号S1の転送から10.100秒経過後に表示制御信号
S10を転送することで、その後、全図柄列を8.06
6〜14.466秒間変動させて各WC RND
U1〜ZU3で読み出した値の外れ図柄を停止表示させ
る。なお、このとき、左・中・右の各図柄列は、各々、
表示制御信号S1が転送されてから表示制御信号S10
が転送されるまでの10.100秒間では変動パターン
Aで変動され、その後表示制御信号S10が転送されて
から変動停止するまでの8.066〜14.466秒間
では変動パターンEで変動される。また、このときの変
動動作を具体的に例示すると、先ず、左・中・右の各図
柄列を停止図柄から任意に変動した後、WC RND
ZU1とWC RND ZU3とで決定した左・右の
リーチ図柄を揃えながら変動し、次に、WC RND
ZU2で決定した中図柄(外れ図柄)を上記のリーチ図
柄の変動速度と揃えながら変動して、最終的に各WC
RND ZU1〜ZU3で決定した左・中・右の外れ図
柄を同時に停止表示する。
【0039】次に、図柄表示装置30の変動動作におい
て、大当りでの図柄列の変動を図22及び図23のタイ
ムチャートに基づいて説明する。まず、図22におい
て、始動入賞口4に打玉が入賞して始動口スイッチ5が
ONされ始動信号S0を導出すると、その始動信号S0
の立ち上がり時にWC_RND1及び各WC RND
U1〜ZU3からそれぞれ任意の値を抽出してこれらを
格納し、また、WC_REECHから任意の値を抽出し
てこれをWF_REECHに格納する。その後、始動信
号S0の導出から微少時間(0.002秒)が経過した
ときに、格納したWC_RND1の値を読み出して大当
りを判定し、WC_RND2から任意の値を抽出してこ
れを格納する。それと同時にWC_RND LINEか
ら任意の値を抽出する。そして、始動信号S0の導出
後、微少時間(0.004〜0.008秒)が経過した
ときに、WF_REECHに格納しておいたランダム数
を読み出し、また、始動信号S0の導出後、微少時間
(0.006秒)が経過したときに、WC SLOW
RNDから任意の値を抽出してこれを格納する。その
後、始動信号Sの導出から0.010秒が経過すると、
前記LCD回路45から図柄表示装置30に表示制御信
号S1を転送して、全図柄列の変動を開始させる。な
お、この場合では大当りの変動を行うため、WC_RN
D1の値は、「5」の当りのランダム数を抽出する。ま
た、停止図柄を決定するランダム数としては、WC
ND LINEの値が使用されるため、WC RND
ZU1〜ZU3で抽出したランダム数は、読み出すこと
なく格納したままとする。
【0040】そして、上記のような表示制御信号S1の
転送から5.100秒が経過すると、LCD回路45か
ら図柄表示装置30に表示制御信号S2を転送すること
で、その後、左図柄列を0.900秒間変動させてWC
RND LINEで読み出した値の左図柄を停止表示
させる。また、表示制御信号S1の転送から6.000
秒経過後には表示制御信号S3を転送することで、その
後、右図柄列を1.500秒間変動させてWC RND
LINEで読み出した値の右図柄を停止表示させる。
なお、このとき、左図柄列は、表示制御信号S1が転送
されてから表示制御信号S2が転送されるまでの5.1
00秒間では変動パターンAで変動され、その後表示制
御信号S2が転送されてから変動停止するまでの0.9
00秒間では変動パターンBで変動される。一方、右図
柄列は、表示制御信号S1が転送されてから表示制御信
号S3が転送されるまでの6.000秒間では変動パタ
ーンAで変動され、その後表示制御信号S3が転送され
てから変動停止するまでの1.500秒間では変動パタ
ーンBで変動される。
【0041】そして、上記のような左・右の各図柄の停
止表示によりリーチ図柄が構成されると、WF_REE
CHからの読み出しランダム数に基づいて中図柄列を変
動制御する。即ち、図23に示すように、リーチの場
合には、表示制御信号S1の転送から7.500秒経過
後に表示制御信号S6を転送することで、その後、中図
柄列を7.300〜8.634秒間変動させてWC
ND LINEで読み出した値の中図柄を停止表示さ
せ、結果として、左・中・右の各図柄列にWC RND
LINEで決定した大当り図柄を表示する。なお、この
とき、中図柄列は、表示制御信号S1が転送されてから
表示制御信号S6が転送されるまでの7.500秒間で
は変動パターンAで変動され、その後表示制御信号S6
が転送されてから変動停止するまでの7.300〜8.
634秒間では変動パターンBで変動される。
【0042】また、リーチの場合には、表示制御信号
S1の転送から7.500秒経過後に表示制御信号S7
を転送することで、その後、中図柄列を7.300〜
8.366秒間変動させ、さらに、その後表示制御信号
S8の転送により、中図柄列を3.200〜12.80
0秒間変動させてWC RND LINEで読み出した
値の中図柄を停止表示させ、結果として、左・中・右の
各図柄列にWC RND LINEで決定した大当り
図柄を表示する。なお、このとき、中図柄列は、表示制
御信号S1が転送されてから表示制御信号S7が転送さ
れるまでの7.500秒間では変動パターンAで変動さ
れ、その後表示制御信号S7が転送されてから変動停止
するまでの10.500〜21.166秒間では変動パ
ターンCで変動される。
【0043】また、リーチの場合には、表示制御信号
S1の転送から7.500秒経後に表示制御信号S9を
転送することで、その後、中図柄列を11.466〜1
3.600秒間変動させてWC RND LINEで読
み出した値の中図柄を停止表示させ、結果として、左・
中・右の各図柄列にWC RND LINEで決定した
大当り図柄を表示する。なお、このとき、中図柄列は、
表示制御信号S1が転送されてから表示制御信号S9が
転送されるまでの7.500秒間では変動パターンAで
変動され、その後表示制御信号S9が転送されてから変
動停止するまでの11.466〜13.600秒間では
変動パターンDで変動される。
【0044】また、リーチの場合には、前記図22に
示す左・右の各図柄列の変動制御は行わず、左・中・右
の全図柄列を同時に変動制御する。即ち、前記表示制御
信号S1の転送から10.100秒経過後に表示制御信
号S10を転送することで、その後、全図柄列を4.8
66〜11.266秒間変動させてWC RND LI
NEで読み出した値の大当り図柄を停止表示させる。な
お、このとき、左・中・右の各図柄列は、各々、表示制
御信号S1が転送されてから表示制御信号S10が転送
されるまでの10.100秒間では変動パターンAで変
動され、その後表示制御信号S10が転送されてから変
動停止するまでの4.866〜11.266秒間では変
動パターンEで変動される。また、このときの変動動作
を具体的に例示すると、先ず、左・中・右の各図柄列を
停止図柄から任意に変動した後、WC RND LIN
Eで決定した左・右のリーチ図柄を揃えながら回転表示
し、次に、WC RND LINEで決定した中図柄
(大当り図柄)を上記のリーチ図柄の変動速度と揃えな
がら変動して、最終的にWC RND LINEで決定
した左・中・右の大当り図柄を同時に停止表示する。
【0045】次に、上記のようなリーチなし、及びリー
チ〜での各変動パターンの詳細を図25及び図26
に基づいて以下に説明する。まず、リーチなしでの変動
パターンについて説明する。この場合、左・中・右の各
図柄列の変動は、各々、変動パターンAと変動パターン
Bとの組合せによって構成される。変動パターンAは、
移動値テーブル1(と表示)の加速変動データと移動
値テーブル2(と表示)の定速変動データとに基づき
決定されるものであり、また、変動パターンBは、移動
値テーブル3(と表示)の減速変動データと移動値テ
ーブル4(と表示)の定速変動データと移動値テーブ
ル5(と表示)のバウンド変動データとに基づき決定
されるものである。
【0046】次に、リーチ〜での各変動パターンに
ついて説明する。なお、リーチでの左・中・右の各図
柄列の変動パターン及びリーチ・での左・右の各図
柄列の変動パターンは、リーチなしでの変動パターンと
同一であり、便宜上その説明を省略するものである。ま
ず、リーチでの中図柄列の変動は、前述の変動パター
ンAと変動パターンCとの組合せによって構成される。
変動パターンCは、移動値テーブル3(と表示)の減
速変動データと移動値テーブル4(と表示)の定速変
動データと移動値テーブル6(と表示)の定速変動デ
ータとに基づき決定されるものである。また、リーチ
での中図柄列の変動は、前述の変動パターンAと変動パ
ターンDとの組合せによって構成される。変動パターン
Dは、移動値テーブル3(と表示)の減速変動データ
と移動値テーブル4(と表示)の定速変動データと移
動値テーブル7(と表示)の加速変動データと移動値
テーブル2(と表示)の定速変動データと移動値テー
ブル5(と表示)のバウンド変動データとに基づき決
定されるものである。また、リーチでの左・中・右の
各図柄列の変動は、前述の変動パターンAと変動パター
ンEとの組合せによって構成される。変動パターンE
は、移動値テーブル8(と表示)の減速変動データと
移動値テーブル6(と表示)の定速変動データとに基
づき決定されるものである。なお、本実施例では、リー
チパターンを〜の4種類に設定すると共に、移動値
テーブル1〜8の各変動データを組み合わせることで、
5種類の変動パターンA〜Eを設定しているが、特にこ
のようなリーチパターン及び変動パターンの数は限定す
るものではない。即ち、移動値テーブル1〜8の各変動
データの組み合わせを変更することで、変動パターンA
〜E以外の変動パターンを設定し、例えば、図27に示
すようなリーチ・を追加設定することも可能であ
る。また、本実施例のように各図柄列の変動を各変動デ
ータの組合せに基づいて制御する場合には、変動パター
ンに応じた数だけ変動データを設ける必要がないため、
データのプログラム作業を容易化することができる。
【0047】次に、図柄表示装置30の変動終了後の動
作について図28乃至図30を参照して説明する。ま
ず、変動の結果、大当り遊技状態となった場合では、図
28に示すように、中図柄列の変動が停止した後、微少
時間(0.500秒)が経過した時点で大当りの判定が
行われ、その後所定時間(5.500秒)が経過する
と、可変入賞球装置6の開閉部材9を開放すべくソレノ
イド10が所定時間(29.500秒)ONされる。開
閉部材9の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、
役物連続作動装置作動有効時間として設定され、その時
間内に特定領域スイッチ12がONすれば、継続権が成
立するように制御される。その後、可変入賞球装置6の
最終回の開放動作が終了した時点で始動入賞記憶がある
場合には、図29に示すように、可変入賞球装置6の閉
鎖から所定時間(12.002秒)後にWC RND1
の読み出し、及びWC RND ZU1〜ZU3の抽出
を行うことで、微少時間(0.010秒)後に全図柄列
の変動を開始させる。一方、変動の結果、外れとなり且
つ始動入賞記憶がある場合では、図30に示すように、
中図柄列の変動が停止した後、所定時間(0.500
秒)経過した時点で外れの判定が行われ、その後所定時
間(0.002秒)後にWC RND1の読み出し、及
びWC RND ZU1〜ZU3の抽出を行うことで、
微少時間(0.010秒)後に全図柄列の変動を開始さ
せる。
【0048】次に、図柄表示装置30におけるランプ・
LED、及びスピーカ等の構成部材のより具体的な動作
について図31乃至図34を参照して説明する。図31
乃至図34は、各遊技状態に応じて表示あるいは駆動さ
れるランプ、LED、及びスピーカの動作を示す一覧表
図である。なお、図中、丸印は、点灯状態を示し、丸印
の中にバツがある表示は、点滅状態を示し、二重丸は、
変動(点灯移動)状態を示す。
【0049】まず、電源の投入時には、図柄表示装置3
0が15.000秒間を1周期としたデモ表示を行う。
また、このとき、個数表示LED14は、「0」を点灯
表示しており、スピーカ29は、効果音を発生しない。
【0050】また、始動入賞口4への入賞時及び変動中
には、サイドランプ23a・23b、風車ランプ19a
・19b、袖ランプ22a・22b、及び飾りLED−
Bがそれぞれ180ms間隔で同期的に又は交互に点滅
作動し、図柄表示装置30は、左・中・右の各図柄を変
動表示する。また、効果音としては、図柄の変動停止時
に停止音が発生されたり、始動入賞口4への打玉の入賞
に伴って始動記憶表示LED35の記憶数が4個になっ
たときの効果音が発生されたりする。なお、このとき、
個数表示LED14は、「0」を点灯表示する。
【0051】また、変動中にリーチ・となったとき
には、レール飾りランプ27、及びサイドランプ23a
・23bがそれぞれOFF180ms/ON180ms
/OFF360ms/ON180ms/OFF180m
sの周期で点滅作動し、肩ランプ21a・21b、風車
ランプ19a・19b、袖ランプ22a・22b、セン
ターランプ34、及びアタッカーランプ17a・17b
がそれぞれOFF360ms/ON180msの周期で
同期的に又は交互に点滅作動する。また、飾りLED−
Bは、1080msの周期で点灯移動し、図柄表示装置
30は、左・中・右の各図柄列を変動し、効果音として
も停止音を発生する。なお、このとき、個数表示LED
14は、「0」を点灯表示する。
【0052】また、変動中にリーチとなったときに
は、レール飾りランプ27がOFF720ms/ON1
20ms/OFF120msの周期で、サイドランプ2
3a・23bがOFF240ms/ON240ms/O
FF480msの周期で、肩ランプ21a・21b及び
飾りLED−AがOFF360ms/ON240ms/
OFF360msの周期で、風車ランプ19a・19b
及び袖ランプ22a・22bがOFF480ms/ON
240ms/OFF240msの周期で、アタッカーラ
ンプ17a・17bがON240ms/OFF600m
s/ON120msの周期で、それぞれ点滅作動し、飾
りLED−Bが480msの周期で点灯移動する。ま
た、図柄表示装置30は、左・中・右の各図柄列を変動
し、効果音としては、スローリーチ音や停止音を発生す
る。なお、このとき、個数表示LED14は、「0」を
点灯表示する。
【0053】また、変動中にリーチとなったときに
は、レール飾りランプ27がON100ms/OFF5
00msの周期で、サイドランプ23a・23bがOF
F300ms/ON100ms/OFF200msの周
期で、肩ランプ21a・21b及び飾りLED−BがO
FF200ms/ON100ms/OFF300msの
周期で、風車ランプ19a・19b及び袖ランプ22a
・22bがOFF100ms/ON100ms/OFF
400msの周期で、アタッカーランプ17a・17b
がOFF500ms/ON100msの周期で、飾りL
ED−AがON100ms/OFF100msの周期
で、それぞれ点滅作動する。また、図柄表示装置30
は、左・中・右の各図柄列を変動し、効果音としては、
全図柄同時回転時の効果音やスローリーチ音や停止音を
発生する。なお、このとき、個数表示LED14は、
「0」を点灯表示する。
【0054】図柄停止から判定までの所定時間(0.5
00秒)の間は、図柄表示装置30による各図柄の表示
を除いて、LEDを含むランプ類の点灯点滅動作は行わ
ない。また、効果音も特に発生させない。
【0055】次に、大当り遊技状態となったときには、
開閉部材9(可変入賞球装置と表示)の開放前と、可変
入賞球装置の開放中と、特定領域11aの通過時と、次
回の開放までの間と、の4段階に分けられる。そこで、
これらを順次説明すると、まず、可変入賞球装置の開放
前の第1段階の所定時間(5.500秒)においては、
遊技効果ランプ28、レール飾りランプ27、センター
ランプ34、及びアタッカーランプ17a・17bがそ
れぞれ120ms間隔で同期的に又は交互に点滅作動
し、サイドランプ23a・23b、肩ランプ21a・2
1b、風車ランプ19a・19b、袖ランプ22a・2
2b、及び飾りLED−A・Cがそれぞれ60ms間隔
で同期的に又は交互に点滅作動する。また、飾りLED
−B及びV表示LED15は、それぞれ120msの周
期で点灯移動し、図柄表示装置30は、大当り開始の表
示を行う。なお、このとき、個数表示LED14は、
「0」を点灯表示する。
【0056】また、可変入賞球装置の開放中には、遊技
効果ランプ28、レール飾りランプ27、及びサイドラ
ンプ23a・23bが240ms間隔で同期的に又は交
互に、肩ランプ21a・21bがOFF480ms/O
N240msの周期で、風車ランプ19a・19b及び
袖ランプ22a・22bがON240ms/OFF48
0msの周期で、飾りLED−AがON720ms/O
FF720msの周期で、V表示LED15がON12
0ms/OFF120msの周期で、それぞれ点滅作動
する。また、センターランプ34、及び飾りLED−B
・Cは、それぞれ1440msの周期で点灯移動し、ア
タッカーランプ17a・17bは点灯状態を保持する。
更に、図柄表示装置30は、回数表示及び各図柄の表示
を行い、効果音としては、各ストーリーに対応したラウ
ンド効果音を発生させる。なお、このとき、個数表示L
ED14は、入賞個数を点灯表示する。
【0057】また、打玉が特定領域11aを通過したと
きの所定時間(1.200秒)においては、遊技効果ラ
ンプ28及びレール飾りランプ27がON120ms/
OFF120msの周期で点滅作動し、サイドランプ2
3a・23b、肩ランプ21a・21b、風車ランプ1
9a・19b、袖ランプ22a・22b、センターラン
プ34、アタッカーランプ17a・17b、飾りLED
−B・C、及びV表示LED15が2340msの周期
で、また、飾りLED−Aが240msの周期で、それ
ぞれ点灯移動する。更に、図柄表示装置30は、回数表
示及び各図柄の表示を行い、効果音としては、特定領域
通過時の効果音を発生させる。なお、このとき、個数表
示LED14は、入賞個数を点灯表示する。
【0058】また、可変入賞球装置の開放が終了して次
回の開放までのインターバル時間(2.100秒)にお
いては、遊技効果ランプ28、レール飾りランプ27、
肩ランプ21a・21b、センターランプ34、アタッ
カーランプ17a・17b、及び飾りLED−A・Cが
120ms間隔で同期的に又は交互に、サイドランプ2
3a・23bがOFF240ms/ON120ms/O
FF120msの周期で、それぞれ点滅作動し、飾りL
ED−B及びV表示LED15がそれぞれ480msの
周期で点灯移動する。更に、図柄表示装置30は、回数
表示及び各図柄の表示を行い、効果音としては、インタ
ーバル効果音を発生させる。なお、このとき、個数表示
LED14は、入賞個数を点灯表示する。
【0059】次に、以上のような大当り遊技状態による
開放サイクルが終了した後の一定時間(12.000
秒)においては、遊技効果ランプ28、レール飾りラン
プ27、肩ランプ21a・21b、風車ランプ19a・
19b、袖ランプ22a・22b、アタッカーランプ1
7a・17b、及び飾りLED−Cが508ms間隔で
同期的に又は交互に点滅作動し、飾りLED−Bが10
16msの周期で点灯移動する。また、図柄表示装置3
0は、大当り終了の表示を行い、効果音としては、各ス
トーリーに対応した開放終了時の効果音を発生させる。
なお、このとき、個数表示LED14は、「0」を点灯
表示する。
【0060】さらに、異常が発生したときには、サイド
ランプ23a・23bが点灯状態を保持し、個数表示L
ED14が異常に応じた文字「1・2・3・4」のいず
れかを表示し、また、効果音も異常に応じたエラー音声
が発生させる。
【0061】以上、図柄表示装置30を備えたパチンコ
遊技機の構成について説明してきたが、本実施例におけ
る図柄表示装置30は、停止表示結果を大当り図柄の組
合せとするか否かをWC RND1で決定すると共に、
大当り図柄と決定したときには、WC RND LIN
Eで決定した大当り図柄を液晶ユニット32に停止表示
する一方、外れ図柄と決定したときには、WC RND
ZU1〜ZU3で決定した左・中・右の各図柄を外れ
図柄として液晶ユニット32に停止表示するようになっ
ている。また、図柄表示装置30は、WC RND
INEあるいはWC RND ZU1〜ZU3で決定し
た左・中・右の各図柄の表示状態において、左・右の各
図柄が確定して残り1つの中図柄が確定する前の段階で
大当り組合せが成立する可能性のある場合には、ランダ
ム数(WC REECH)から任意にリーチ態様(リ
ーチ〜)を選択すると共に、選択したリーチ態様に
基づいて中図柄列あるいは全図柄列を変動制御するよう
になっている。このため、本実施例におけるリーチ態様
は、図柄列の図柄数に関係なく自由にその発生率を設定
することができ、ひいては、リーチ態様の多様化を招来
することで、リーチ時の遊技をより一層盛り上げるよう
になっている。なお、本実施例でいう左・右の各図柄の
確定とは、リーチ〜のように左・右の各図柄を停止
表示して遊技者にリーチ状態が明確に認識できる状態に
加えて、リーチのようにWC RND LINEあ
るいはWC RND ZU1〜ZU3で決定した左・右
のリーチ図柄を揃えながら変動する状態を含むものであ
る。
【0062】また、本実施例における図柄表示装置30
は、複数種類のリーチ態様に応じてそれぞれ異なる効果
音をスピーカ29から発生するため、各リーチ態様毎の
興趣をより一層盛り上げるようになっている。また、図
柄表示装置30は、特定遊技状態での各ラウンド表示を
複数種類備えると共に、これら複数種類の表示態様をラ
ンダム数(WC RND2)の中から1種類選択して表
示することで、特定遊技状態でのラウンド表示を多様化
し、特定遊技状態での興趣を盛り上げるようになってい
る。
【0063】なお、上記実施例は、本発明を限定するも
のではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、上記実施例では、リーチパターン用のラン
ダム数(WC REECH)を「0〜3」の4個の値か
ら構成し、大当り時あるいは外れ時に関わらず、WC
REECH(0〜3)にそれぞれリーチ〜を対応さ
せて各リーチ態様の発生率を均等に設定しているが(図
35(A)参照)、特にこのような構成に限定するもの
ではなく、図35(B)に示すように、WC REECH
を「0〜9」の10個の値から構成し、リーチ〜を
決定するランダム数の振り分けを大当り時と外れ時とで
違えることで各リーチ態様の発生率を変更設定すること
も可能である。また、上記実施例では、図柄表示装置3
0に可変表示される図柄列を左・右・中の順で停止表示
すると共に、最後に停止される中図柄列にリーチ態様を
適用した構成となっているが、特にこのような構成に限
定するものではなく、複数種類の識別情報列を可変表示
して停止表示が最後となる識別情報列にリーチ態様を適
用した構成であれば良い。また、上記実施例では、大当
り表示態様決定手段としてのWC RND LINEに
より大当り図柄及びその表示位置を決定しているが、大
当り図柄及び表示位置を別々の乱数により決定しても良
く、また、WC RND ZU1〜ZU3により左・中
・右の各図柄の停止図柄を決定しているが、単一の乱数
で各図柄の停止図柄を決定しても良い。さらには、図柄
表示装置30として液晶ユニット32によって構成され
るものを示したが、CRTやプラズマ表示器で構成され
る図柄表示装置でも良い。また、上記した実施例では、
遊技機として弾球遊技機の代表例であるパチンコ遊技機
を示したが、図柄表示装置30を備えた遊技機であれ
ば、例えば、スロットマシンやテレビゲーム機等の遊技
機であっても良い。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、可変表示装置での停止表示結果
を大当り組合せとするか否かを決定する大当り決定手段
と、該大当り決定手段で大当り組合せとすることが決定
したときに、前記可変表示装置での大当り表示の態様を
決定する大当り表示態様決定手段と、前記大当り決定手
段で大当り組合せとしないことが決定したときに、前記
可変表示装置での外れ表示の態様を決定する外れ表示態
様決定手段と、前記大当り表示態様決定手段あるいは外
れ表示態様決定手段で決定した表示態様を停止表示する
際、残り1つの可変表示部が確定する前の段階で大当り
組合せが成立する可能性のある表示状態となっている場
合、可変表示部を複数種類の態様で変動制御する変動制
御手段と、該変動制御手段での複数種類の変動制御態様
を任意に1つ選択する制御態様選択手段と、を設けたの
で、変動制御手段によって制御される複数種類の変動制
御態様(リーチ態様)は、可変表示部に可変表示される
識別情報の数に関係なく自由にその発生率を設定するこ
とができ、ひいては、リーチ態様の多様化を招来するこ
とで、リーチ時の遊技をより一層盛り上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の遊技盤の拡大正面図
である。
【図2】遊技動作を制御する制御回路のブロック図であ
る。
【図3】図柄表示装置に表示される図柄列の順序を示す
一覧表図である。
【図4】大当りとなる図柄の配列を示す一覧表図の一部
である。
【図5】大当りとなる図柄の配列を示す一覧表図の一部
である。
【図6】大当りとなる図柄の配列を示す一覧表図の一部
である。
【図7】同図(A)〜(C)は、各々キャラクター図柄
でのリーチ状態を示す説明図である。
【図8】同図(A)(B)は、それぞれ「ドル箱」及び
「足」でのリーチ状態を示す説明図である。
【図9】表示制御信号を構成するデータコマンドを示す
一覧表図の一部である。
【図10】表示制御信号を構成するデータコマンドを示
す一覧表図の一部である。
【図11】各種データの組合せによって構成される表示
制御信号を示す一覧表図である。
【図12】電源投入時のデモ表示と大当り中の各ラウン
ド表示とを示す説明図である。
【図13】当り外れ等に使用されるランダム数の一覧表
図である。
【図14】打玉が始動入賞口に入賞したときに決定され
る当り図柄及び外れ図柄の選択方法を説明する説明図で
ある。
【図15】同図(A)は図柄表示装置での一連の制御プ
ロセスを示すフローチャートであり、また、同図(B)
は割り込み信号を示すタイムチャートである。
【図16】大当り判定用ランダム更新処理のプロセスを
示すフローチャートである。
【図17】表示図柄ランダム更新処理のプロセスを示す
フローチャートである。
【図18】リーチ用ランダム更新処理のプロセスを示す
フローチャートである。
【図19】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてリーチ
せずに外れとなる場合の図柄表示装置の左・右・中の各
図柄列の変動動作を示すタイムチャートである。
【図20】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてリーチ
して外れとなる場合の図柄表示装置の左・右の各図柄列
の変動動作を示すタイムチャートである。
【図21】始動入賞口への打玉の入賞に基づいてリーチ
して外れとなる場合の各リーチ〜での図柄列の変動
動作を示すタイムチャートである。
【図22】始動入賞口への打玉の入賞に基づいて大当り
となる場合の図柄表示装置の左・右の各図柄列の変動動
作を示すタイムチャートである。
【図23】始動入賞口への打玉の入賞に基づいて大当り
となる場合の各リーチ〜での図柄列の変動動作を示
すタイムチャートである。
【図24】図19乃至図23に示される図柄列の変動パ
ターンを説明するための説明図である。
【図25】リーチなし、及びリーチ・での図柄列の
変動パターンを示すタイムチャートである。
【図26】リーチ・での図柄列の変動パターンを示
すタイムチャートである。
【図27】リーチ・での図柄列の変動パターンを示
すタイムチャートである。
【図28】変動終了後に大当りとなった場合の可変入賞
球装置の動作を示すタイムチャートである。
【図29】大当り終了後に始動記憶がある場合の図柄表
示装置の動作を示すタイムチャートである。
【図30】変動終了後に外れとなり、しかも始動記憶が
ある場合の図柄表示装置の動作を示すタイムチャートで
ある。
【図31】各遊技状態に応じて表示されるランプの動作
を示す一覧表図である。
【図32】各遊技状態に応じて表示されるランプ、及び
LEDの動作を示す一覧表図である。
【図33】各遊技状態に応じて表示されるLEDの動作
を示す一覧表図である。
【図34】各遊技状態に応じて表示されるLCDと、各
遊技状態に応じて駆動されるスピーカとの各動作を示す
一覧表図である。
【図35】同図(A)は4個のランダム数をリーチ〜
に適用した構成を示す説明図であり、また、同図
(B)は10個のランダム数をリーチ〜に適用した
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 4 始動入賞口 6 可変入賞球装置 8 入賞領域 9 開閉部材 11a 特定領域 12 特定領域スイッチ 13 10カウントスイッチ 29 スピーカ(音発生装置) 30 図柄表示装置(可変表示装置) 32 液晶ユニット 40 基本回路(変動制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の識別情報を可変表示する可変表示
    部を複数個有すると共に、その複数個の可変表示部の停
    止表示結果が予め定めた特定の識別情報の大当り組合せ
    であるときに、特定遊技状態を発生し得る可変表示装置
    を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示装置での停止表示結果を大当り組合せとす
    るか否かを決定する大当り決定手段と、 該大当り決定手段で大当り組合せとすることが決定した
    ときに、前記可変表示装置での大当り表示の態様を決定
    する大当り表示態様決定手段と、 前記大当り決定手段で大当り組合せとしないことが決定
    したときに、前記可変表示装置での外れ表示の態様を決
    定する外れ表示態様決定手段と、 前記大当り表示態様決定手段あるいは外れ表示態様決定
    手段で決定した表示態様を停止表示する際、残り1つの
    可変表示部が確定する前の段階で大当り組合せが成立す
    る可能性のある表示状態となっている場合、可変表示部
    を複数種類の態様で変動制御する変動制御手段と、 該変動制御手段での複数種類の変動制御態様のうちから
    何れか1つを任意に選択する制御態様選択手段と、を設
    けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記変動制御手段による複数種類の変動
    制御態様に応じてそれぞれ異なる効果音を発生する音発
    生装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記変動制御手段は、前記特定遊技状態
    となったときに、前記可変表示装置に表示される特定遊
    技状態中表示態様の表示制御を含み、前記特定遊技状態
    中表示態様は、複数種類の態様で表示し得ると共に、こ
    れら複数種類の表示態様の中から何れか1種類選択して
    表示する特定遊技状態中表示態様選択手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1及び2記載の弾球遊技機。
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