JPH073225Y2 - 空冷式冷凍装置の室外機 - Google Patents

空冷式冷凍装置の室外機

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JPH073225Y2
JPH073225Y2 JP9461190U JP9461190U JPH073225Y2 JP H073225 Y2 JPH073225 Y2 JP H073225Y2 JP 9461190 U JP9461190 U JP 9461190U JP 9461190 U JP9461190 U JP 9461190U JP H073225 Y2 JPH073225 Y2 JP H073225Y2
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JP
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outdoor unit
air
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compressor
space
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JP9461190U
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JPH0383738U (ja
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光教 倉地
伊藤  博
誠記 酒井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば圧縮機、プレートフイン付熱交換器
ファン等をもつ空冷式冷房装置の室外機の改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第3図〜第6図は、従来の空冷式冷房装置の室外機の機
能及び構造を示し、同図に示すように本体内部に収納さ
れた圧縮機(1)から吐出された高温高圧の冷媒ガス
は、吐出配管(2)を通って熱交換器(3)に流入す
る。熱交換器(3)は等間隔に配置された多数のアルミ
薄板(アルミフイン)に銅パイプを多数貫通させたもの
であり、圧縮機(1)から吐出された高温高圧の冷媒ガ
スがその銅パイプ内を通過する間に、その熱が銅パイプ
壁面よりアルミフインに伝わり、アルミフイン表面から
フイン間を流れる空気によってうばわれ、冷媒ガスは冷
却されて冷媒凝縮液となり、室外機(A)より流出し、
配管(4)内を通って被冷房空間に配置された室内機
(B)の熱交換器(5)内に流入し、周囲より熱を吸収
してその空間を冷却し、再び冷媒ガスとなって配管
(6)を通って室外機(A)の圧縮機(1)に戻ってく
る。このように室外の空気によって圧縮機(1)から吐
出される冷媒ガスの冷却を行なう方式を空冷式といい、
室外機(A)に搭載される熱交換器(3)を凝縮器と称
し、室内機(B)の熱交換器(5)を蒸発器と称する。
ファン(7)は熱交換器(3)に外気を常時通風するた
めのものであり、ファンモーター(8)によって駆動さ
れる。このように圧縮機(1),熱交換器(3),ファ
ン(7)及びその他付帯部品をもつ機器を一体空冷式ユ
ニットと称し、現在空冷式冷房装置の室外機の主流をな
している。ところで、現在主流をなすこれらの機器は第
3図及び第4図に示すように熱交換器(3)が、その機
器の周囲に配置され、機器の周囲4面の内、2面ない
し、3面は熱交換器(3)が露出する空気の吸込口とな
っている。また、残りの1面ないし2面は圧縮機(1)
等のサービス面(9)となっている。
このような従来の室外機(A)の構造では、熱交換器
(3)の面積を広く獲得でき、室外機全体を割合いコン
パクトに出来るというメリットを持っているが、反面つ
ぎのような問題点をもっている。すなわち、第1に室外
機の周囲に空気の吸込みスペース(通風路)を確保する
必要があること、第2に第4図に示されるような構造で
は、強風が室外機正面から吹いた場合、ファン(7)の
回転数が逆風のために極端に低下し、十分な能力が得ら
れなくなること、第3に熱交換器(3)が周囲に露出し
ているため、アルミフインにキズがつきやすいこと等で
ある。特に第1の周囲に吸込スペースを必要とする点に
ついては最近の室外機(A)の設置スペースの確保難
や、例えばビルの屋上等への一箇所への室外機(A)の
集中配置、また、それに拍車をかける空冷式冷房装置の
台数増加等々によって大きな問題となってきている。つ
まり、従来の空冷式冷房装置の室外機(A)は、周囲に
吸込口があるため室外機同志の密着設置が出来ず、設置
スペースが非常に大きくなるという問題をもっている。
また、狭い場所に設置できるように室外機本体の薄形
化、室外機背面の壁面への密着設置等も室外機(A)に
要求される項目である。従来からも、これらの問題点を
解決するために第5図に示されるように室外機の一面だ
けに熱交換器(3)を配置したものが考案されたが必要
能力を得るために室外機の寸法が大きくなる、圧縮機
(1)等のサービス性が著るしく悪くなるなどの欠点を
もっていた。これらの欠点を解消するための空冷式冷凍
装置の室外機が例えば実開昭55-94665号公報等に開示さ
れている。この室外機は、本体ケーシングの上方にファ
ンを内装すると共に、ケーシングの側方に吸込口をまた
上方に吹出口をそれぞれ設けて吸込口から吹出口に亘り
横向きから上向きに湾曲するごとく空気通路を形成し、
空気通路に熱交換器を下側から上側にかけて傾斜配置し
たものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の空冷式冷凍装置の室外機では、複数台
設置時に各々の室外機の背面同志及び側面同志を密着配
置でき、大巾な据付面積の縮減ができるようになったも
のの、熱交換器を前面側空間下部を狭めた形で傾斜させ
て配置しているために圧縮機を別の据付け箇所例えば熱
交換器より下側のケーシング位置に据付けており、装置
の大型化を招くと共に圧縮機等のサービス性が著るしく
悪くなるなどの問題点があった。この発明は上記のよう
な問題点を解決するためになされたものであり、室外機
の能力を低下させず、サービス性も損なわず、しかも室
外機を薄形化かつ小型化できる空冷式冷凍装置の室外機
を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る空冷式冷凍装置の室外機は、その室外機
本体の取りはずし自在な前面パネル下部に吸込口を、ま
た上方にファンが付設される吹出口をそれぞれ設け、か
つ吸込口から吹出口に亘って横向きから上向きに湾曲す
るごとく空気通路を形成してなる室外機において、室外
機本体内で下面台枠の後縁部分と上端側前縁部分との間
に跨がって傾斜して配設され、該室外機本体内をほぼ対
各線上で前面側下部空間と背面側上部空間とに区画する
フイン付熱交換器と、その前面側下部空間内で熱交換器
下端部を支える下面台枠上に前面パネルと対応して配設
された圧縮機とを設けるようにしたものである。
〔作用〕
この発明において、外気は室外機本体前面より取入れら
れ、熱交換器内を流れる冷媒の熱を奪いファンによって
上方に吹出される。フイン付熱交換器をほぼ対角線上に
配置することにより前面側空間部のスペースを大きくし
て圧縮機を据付け可能にしそして圧縮機のサービスも、
前面パネルを外すことによって前面から行なえる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、この発明の一実施例を示す室外機
の斜視図及び縦断面図であり、プレートフイン付熱交換
器(3)は室外機本体内部の上端部前面側の前縁部分か
ら下面台枠上で背面側後縁部分のコーナ部に傾斜して配
置されている。すなわち室外機本体内のほぼ対角線上に
配置され、熱交換器(3)と前面パネル(10)及び下面
台枠(13)並びに両側面パネル(11)との間に生じた前
面側空間には、後述の吸込口に対応して下面台枠(13)
上に配設された圧縮機(1)及びその他の冷凍サイクル
用付帯部品が搭載されている。圧縮機(1)、熱交換器
(3)及びその他の冷凍サイクル用付帯部品は冷媒流路
用の配管によって接続されているのは言うまでもない。
前面パネル(10)は外気の吸込口(10a)を開口されて
おり、内部点検用パネルを兼ねると共に室外機本体前面
から取りはずし自在にネジ数本によって室外機本体に係
止されている。ファン(7)は室外機本体上部にファン
(7)を駆動するモーター(8)と共に取りつけられて
いる。すなわち、ファン(7)は熱交換器(3)と背面
パネル(12)及び吹出口(14a)を有する上面パネル(1
4)並びに両側面パネル(11)との間に生じた背面側空
間上部に吹出口(14a)に対応し、かつ熱交換器(3)
の上部端縁より若干上方に位置している。また、本体全
体としては奥行を薄くおさえて、室外機本体の体積とし
てはあまり変らない程度に横巾を広くし、出来るだけ前
面の面積が大きくなるような形態としている。もちろん
奥行は必要とされるファン(7)の外径によって制約を
受け、高さ寸法は、室外機の安定性を欠かない程度にお
さえてある。さて、このように構成される室外機を設置
する場合、その必要とするスペースは室外機本体自身の
床面積とその前方に外気吸込み風路とサービス時のスペ
ースを兼ねる空間を採れば良く、両側面ならびに背面に
は空間を設ける必要がない。つまり、複数台配置の場合
は、各々の室外機の背面及び側面同志を密着させて田の
字の如く配置することができる。また奥行寸法を小さく
しているため軒下等の狭い場所にも背面を家屋の壁面に
密着して設置することが可能である。熱交換器(3)は
室外機本体内のほぼ対角線上に斜め配置されているた
め、その高さが室外機本体の高さに比較して高く取得で
き、室外機本体が横巾方向に長いため、熱交換器(3)
の長さも長くなり、結果としては、非常に広い面積の熱
交換器(3)が本体内に納められることになる。また、
熱交換器(3)は外部に露出していないため、アルミフ
インへのキズ付等の必要もない。さらに熱交換器(3)
の前面側は下方にいくにしたがって広がる空間が形成さ
れ、室外機本体最下部の下面台枠(13)上には圧縮機や
その他の冷凍サイクル用付帯部品が容易に納められ、そ
してこれらの部品は室外機本体前方からサービスができ
る。ファン(7)は、室外機本体内の上部に配置されて
おり、従来の薄形室外機のように、外風の影響によって
風量が低下し、能力ダウンするということがなく、ファ
ン(7)から吹出される風は、吹出口(14a)を介して
上方に吹かれるため、隣接する家屋や、室外機のそばを
通る通行人に直接当り不快感を与えると言うこともな
い。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案の空冷式冷凍装置の室外機によれ
ば、その室外機本体の取りはずし自在な前面パネル下部
の吸込口から上方でファンが付設される吹出口に亘って
横向きから上向きに湾曲するごとく空気通路を形成し、
かつ室外機本体内で下面台枠の後縁部分と上縁側前縁部
分との間に跨がってフイン付熱交換器を、該本体内でほ
ぼ対角線上に傾斜して配設するとともに、これによって
区画される前面側下部空間内で熱交換器下端部を支える
下面台枠上に、前面パネルと対応して圧縮機を配設する
ようにしたので、室外機を小型化かつ薄型化できるため
に、狭い空間への配置も可能で、さらに前面パネルを簡
単に取外して圧縮機等のサービスも良好に行えるという
種々優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す空冷式空気調和装
置の外観斜視図、第2図は同じくその簡単縦断面図、第
3図〜第5図は従来の空冷式冷房装置の室外機の外観斜
視図、第6図は空冷式冷房装置の簡略化した冷媒回路図
である。 図において、(1)は圧縮機、3はプレートフイン付熱
交換器、(7)はファン、(10)は前面パネル、(11)
は側面パネル、(12)は背面パネル、(13)は下面台
枠、(14)は上面パネルである。 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状に形成された室外機本体の上方にファ
    ン(7)を配設すると共に、前記室外機本体の前面下部
    に吸込口(10a)を、また上方に吹出口(14a)をそれぞ
    れ設け、かつ前記吸込口(10a)から前記吹出口(14a)
    に亘って横向きから上向きに湾曲するごとく空気通路を
    形成してなる空冷式冷凍装置の室外機において、前記吸
    込口(10a)を有し、取りはずし自在に設けられた前面
    パネル(10)と、前記室外機本体内で下面台枠(13)の
    後縁部分と上端側前縁部分との間に跨がって傾斜して配
    設され、前記室外機本体内をほぼ対角線上で前面側下部
    空間と背面側上部空間とに区画するフィン付熱交換器
    (3)と、前記前面側下部空間内で前記熱交換器(3)
    の下端部を支える下面台枠(13)上に前記前面パネル
    (10)と対応して配設された圧縮機(1)とを備えたこ
    とを特徴とする空冷式冷凍装置の室外機。
JP9461190U 1990-09-06 1990-09-06 空冷式冷凍装置の室外機 Expired - Lifetime JPH073225Y2 (ja)

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JPH0383738U JPH0383738U (ja) 1991-08-26
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JP2003279075A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和機の室外機

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JPH0383738U (ja) 1991-08-26

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