JPH07321937A - 自動通報システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センタからマーク信号及びスペース信号の付
随しないスルー電文を出力し、自動通報装置によってス
ルー電文にマーク信号及びスペース信号を付加し電文式
メータと通信する。 【構成】 電文式メータ７と自動通報装置１及びセンタ
６からなる自動通報システムに於いて、何らかの通信条
件が満足した時点にて、先ず自動通報装置１とセンタ６
との間にて通信回線を接続した後、自動通報装置１を介
して電文式メータ７とセンタ６との間にて電文式メータ
７の通信電文にて、直接通信が可能であるよう信号線Ａ
の通信電文にマーク信号及びスペース信号を付け加える
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、需要家端末に設置さ
れ、主にプロパンガス等の電文式メータの計数値、ボン
ベ残量が残り少なくなった時の残量警報や、その他セン
サ等の状態をセンタのホストコンピュータへ電話回線を
介して自動的に通報する自動通報装置からなる自動通報
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】電文式メータとセンタとの間にて直接通
信電文によって通信を行うよう構成された自動通報装置
からなる自動通報システムにおいて、スルー電文にて通
信をするには、電文式メータの通信電文のマーク／スペ
ース信号を出力しなければならないので、センタの網制
御装置に、一般のパソコン用ＭＯＤＥＭ等は使用できな
いものとなっている。

【０００３】例えば、特開平５−１９１５２３号公報お
よび特開平５−１９１５３０号公報等に記載されている
如くである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】特開平５−１９１５２
３号公報のセンタ、及び自動通報システムの網制御装置
は、そのシステム独自の網制御装置であり、網制御装置
の開発はかなりの工数がかかってしまうという問題点が
あった。

【０００５】本発明は、かかる従来の課題を解消するも
のであり、自動通報システムによって電文メータの通信
電文のマーク／スペース信号を処理することによって、
パソコン用ＭＯＤＥＭ等の網制御装置を備える事の出来
る汎用的なコンピュータによりセンタのシステムの構築
が可能な自動通報システムを提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、電文式メータと通信するための電文通信手
段と、電話回線を介してセンタと接続する網制御手段
と、前記センタと電話回線にて通信する伝送手段と、前
記センタから前記電文式メータへ通信するスルー電文に
マーク信号とスペース信号を付加し、また前記電文式メ
ータから前記センタへ送信するスルー電文のマーク信号
とスペース信号を取り去る電文通信手段と、前記センタ
と前記電文式メータとの間にて直接スルー電文にて通信
できるように前記電文通信手段と前記伝送手段および前
記網制御手段とを制御する制御手段とを備えた自動通報
装置を具備するものとした。

【０００７】

【作用】本発明は、前記自動通報装置に具備する電文通
信手段によって、センタからのスルー電文を受信する
と、スルー電文にマーク、及びスペース信号を付加し電
文メータに送出し、また、電文メータからの電文には、
マーク信号、及びスペース信号を取り去りセンタに送出
する。

【０００８】

【実施例】図１に、本発明の一実施例による自動通報シ
ステムの全体構成図を示す。

【０００９】１は自動通報装置であり、電話網等の通信
回線を介してセンタ６と接続するとともに、電文式メー
タ７を接続してある。

【００１０】自動通報装置１は、センタ６と通信回線を
介して接続するための網制御手段５と、モデム等の伝送
手段３とセンタ６から送出されたスルー電文にマーク及
びスペース信号を付加し、かつ電文式メータ７からの通
信電文からマーク及びスペース信号を取り去るための電
文通信手段４と、伝送手段３と電文通信手段４および網
制御手段５とを制御する制御手段２とで構成している。

【００１１】次に、図２の説明をする。図２は、図１の
電文通信手段４の入出力信号の様子を説明したものであ
り、図１のＡ点とＢ点は、図２のＡ信号とＢ信号の状態
を示したものである。

【００１２】次に、前記構成における作用を説明する。

【００１３】自動通報装置１の制御手段２に蓄積された
プログラムコードによって通信動作に移行する条件が満
足した場合、網制御手段５によりセンタ６と接続され
る。

【００１４】又は、センタ６からの通信回線を通じての
呼び出しによって、網制御手段５を通じて自動通報装置
１が呼び出されていることを制御手段２によって判定
し、制御手段２により網制御手段５を制御しセンタ６に
接続する。

【００１５】そして、回線接続後、伝送手段３を通じて
センタ６と制御手段２との間にてパスワード等の接続手
順を経て後、制御手段２は、電文通信手段４を制御しセ
ンタ６と電文式メータ７とをスルー電文にて通信可能と
なるように接続する。

【００１６】次に、図２を用いスルー電文通信方法につ
いて説明する。

【００１７】自動通報装置１によってセンタ６と電文式
メータ７が接続された後、センタ６より送出された電文
８は伝送手段３によって制御手段２に渡される。

【００１８】制御手段２は、電文８の最初の文字が”Ｓ
ＴＸ”（スタート オブ テキスト）であれば、電文通信
手段４を介し電文式メータ７にマーク信号を出力する。

【００１９】その間センタ６から送信される電文８の文
字データは制御手段２内にバッファされ、マーク信号の
出力が終了した時点にてバッファ内の文字データがセン
タ６から送出された順序にて送出される。

【００２０】また、文字データに”ＥＴＸ”（エンド
オブ テキスト）又は、任意間の文字データ無しの間隔
があった場合、制御手段２は、電文通信手段４を介し電
文式メータ７にスペース信号を出力され、そして、電文
９の様に変換される。

【００２１】また、電文式メータ７より送出された電文
１１は電文通信手段４を介し、文字データのみ制御手段
２によって電文１０に変換された後、伝送手段３に渡さ
れ、センタ６に送出される。

【００２２】

【発明の効果】以上述べたように、本発明の自動通報シ
ステムによれば、センタに特別な網制御装置が不必要に
なり汎用的なコンピュータによりセンタのシステムの構
築が可能な自動通報装置を使用し安価なセンタ設備が可
能となる等有益な自動通報システムを提供出来た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による自動通報システムの全
体構成を示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施例による自動通報システムのＡ
点、及びＢ点の入出力信号を説明するための電文構成図
である。

【符号の説明】

１ 自動通報装置 ２ 制御手段 ３ 伝送手段 ４ 電文通信手段 ５ 網制御手段 ６ センタ ７ 電文式メータ ８ センタからの送出された電文 ９ 電文通信手段によって変換後の電文 １０ 電文通信手段によって変換後の電文 １１ 電文式メータからの送出された電文

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 直 千葉県柏市新十余二３番地１ 株式会社日 立ホームテック内 (72)発明者 清水 純一 千葉県柏市新十余二３番地１ 株式会社日 立ホームテック内

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電文式メータ(７)と通信するための電文
   通信手段(４)と、電話回線を介してセンタ(６)と接続す
   る網制御手段(５)と、前記センタ(６)と電話回線にて通
   信する伝送手段(３)と、前記センタ(６)から前記電文式
   メータ(７)へ通信するスルー電文にマーク信号とスペー
   ス信号を付加し、また前記電文式メータ(７)から前記セ
   ンタ(６)へ送信するスルー電文のマーク信号とスペース
   信号を取り去る電文通信手段(４)と、前記センタ(６)と
   前記電文式メータ(７)との間にて直接スルー電文にて通
   信できるように前記電文通信手段(４)と前記伝送手段
   (３)および前記網制御手段(５)とを制御する制御手段
   (２)とを備えた自動通報装置(１)を具備することを特徴
   とする自動通報システム。