JPH07321685A - チューナ回路 - Google Patents

チューナ回路

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Publication number
JPH07321685A
JPH07321685A JP13510294A JP13510294A JPH07321685A JP H07321685 A JPH07321685 A JP H07321685A JP 13510294 A JP13510294 A JP 13510294A JP 13510294 A JP13510294 A JP 13510294A JP H07321685 A JPH07321685 A JP H07321685A
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JP
Japan
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electric field
field strength
circuit
intermediate frequency
strength detection
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JP13510294A
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Inventor
Hiroshi Kawabata
博 川幡
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低中電界強度と強電界強度のいずれの局に対
しても電界強度を正確に検出可能とする。 【構成】 電界強度検出回路10が一定以上の電界強度
で飽和する検出特性を持つとして、自動選局時、コント
ローラ14はアッテネータ回路4の半導体スイッチS1
が閉、S2が開の非減衰状態に切り換え、フロントエン
ド2の受信周波数を可変させたときの各受信局につい
て、電界強度検出回路10から入力した電界強度検出信
号が一定以下の低中電界局であれば電界強度検出信号か
ら各受信局の電界強度を測定する。若し、或る受信局に
ついてアッテネータ回路4を非減衰状態としたときの電
界強度検出信号が飽和域に入った場合、コントローラ1
4はアッテネータ回路4を減衰状態に切り換えて電界強
度検出回路10が強電界でも飽和しないようにして、電
界強度検出信号に基づき強電界局に対する電界強度を測
定する。そして、電界強度の最も強い局を選び出して同
調させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチューナ回路に係り、と
くに電界強度検出回路が出力する電界強度検出信号が一
定以上のアンテナ入力で飽和する特性を有するチューナ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機では、受信局の電界強度を
検出し、シグナルメータで指示して、受信状態の良い局
をマニュアル選局操作で簡単に探せるようにしてある。
また、RDS対応の車載ラジオ受信機では、或るRDS
局の放送を受信中に、同一番組を放送している代替局の
周波数リスト(AFリスト)を含むRDSデータを受信
及び記憶しておき、現在の受信局の受信状態が悪化した
とき、自動的に各代替局をサーチしながら電界強度を調
べ、最も電界強度の大きな代替局に受信周波数を変更し
て、同一番組を続けて聴取できるようにしてある。電界
強度は、中間周波増幅回路の出力側または中間周波増幅
回路の途中から取り出した中間周波信号を直流検波し、
電界強度検出信号を出力する電界強度検出回路によって
検出される。従来の電界強度検出回路の検出特性を図4
に示す。電界強度検出回路で検出可能な電界強度のダイ
ナミックレンジに制約があること、及び、低電界や中電
界の局を受信したときに電界強度を感度良く検出できる
ようにするため、アンテナ入力が40(dBμV)以下
のとき電界強度とほぼ比例した電界強度検出信号を出力
し、アンテナ入力が40(dBμV)以上では飽和する
特性となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
特性では電界強度が40(dBμV)以上の放送局が複
数存在するとき(図4のD1 ,D2 参照)、どちらがよ
り電界強度が強いか判別できず、マニュアル選局操作を
行うときに、他にもっと電界強度の強い局が有るにも関
わらず、これを見逃してより電界強度の低い局を選局し
てしまう場合があった。また、RDS対応の車載ラジオ
受信機では、代替局のサーチ中に、電界強度が40(d
BμV)以上の代替局が複数存在するとき、電界強度検
出信号に殆ど差がないため、いずれがより電界強度の強
い局か判別できず、他にもっと電界強度の強い代替局が
有るにも関わらず、これを見逃してより電界強度の低い
代替局に同調させてしまう場合があった。本発明は上記
した従来技術に鑑み、低中電界強度と強電界強度のいず
れの局に対しても電界強度を正確に検出可能とすること
を目的とする。また、自動選局時に、最も電界強度の強
い局を選局可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の1つでは、アン
テナ受波信号から所望の受信周波数の受信信号を取り出
し、中間周波信号に変換して出力する受信周波数の可変
なフロントエンドと、フロントエンドから出力された中
間周波信号の増幅を行う中間周波増幅回路と、中間周波
増幅回路から入力した中間周波信号を直流検波し、電界
強度検出信号を出力する電界強度検出回路とを備えたチ
ューナ回路において、中間周波増幅回路の入力段または
中間周波増幅回路の途中で電界強度検出回路への中間周
波信号の出力点より前段に、中間周波信号のレベルを減
衰させたり減衰をオフしたりするアッテネータ回路を設
けたことを特徴としている。
【0005】本発明の他の1つでは、アンテナ受波信号
から所望の受信周波数の受信信号を取り出し、中間周波
信号に変換して出力する受信周波数の可変なフロントエ
ンドと、フロントエンドから出力された中間周波信号の
増幅を行う中間周波増幅回路と、中間周波増幅回路から
入力した中間周波信号を直流検波し、電界強度検出信号
を出力する電界強度検出回路と、自動選局時、フロント
エンドに対し受信周波数可変制御を行い、電界強度検出
回路から入力した電界強度検出信号に基づき、各受信局
の電界強度を決定し、電界強度の最も大きな受信局に同
調させる制御回路とを備えたチューナ回路において、中
間周波増幅回路の入力段または中間周波増幅回路の途中
で電界強度検出回路への中間周波信号の出力点より前段
に、前記制御回路の切り換え制御に従い中間周波信号の
レベルを減衰させたり減衰をオフしたりするアッテネー
タ回路を設け、前記制御回路は、自動選局時、アッテネ
ータ回路を適宜、非減衰状態と減衰状態に切り換えて、
電界強度検出回路から入力した電界強度検出信号に基づ
き各受信局の電界強度を決定することを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】本発明の1つによれば、電界強度検出回路の出
力する電界強度検出信号が一定以上の電界強度で飽和す
る特性を持つとき、アッテネータ回路を非減衰状態にす
ることで、低中電界局の電界強度を感度良く検出するこ
とができ、アッテネータ回路を減衰状態とすることで、
電界強度検出回路の飽和域をより強電界側にシフトし、
強電界局の電界強度を正しく検出することができる。よ
って、電界強度の最も強い局を確実に選局することが可
能となる。また、アッテネータ回路を中間周波段に設け
たため、中間周波数で減衰のオン・オフ動作ができれば
良く、高周波段に設ける場合に比べて動作特性の制約が
少なく、コスト的な負担が少なくて済む。
【0007】本発明の他の1つによれば、電界強度検出
回路の出力する電界強度検出信号が一定以上の電界強度
で飽和する特性を持つとき、自動選局時、アッテネータ
回路を非減衰状態に切り換えれば電界強度検出回路から
入力した電界強度検出信号に基づき各受信局中の低中電
界局に対し電界強度を感度良く決定することができ、ま
た、或る受信局についてアッテネータ回路を非減衰状態
としたとき電界強度検出信号が一定以上の飽和域に入っ
た場合、アッテネータ回路を減衰状態に切り換えて電界
強度検出回路が強電界でも飽和しないようにすること
で、電界強度検出回路から入力した電界強度検出信号に
基づき強電界局に対する電界強度を正しく決定すること
ができる。よって、電界強度の最も強い局を確実に自動
選局することが可能となる。また、アッテネータ回路を
中間周波段に設けたため、中間周波数で減衰のオン・オ
フ動作ができれば良く、高周波段に設ける場合に比べて
動作特性の制約が少なく、コスト的な負担が少なくて済
む。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わるRDS対応
車載FMラジオ受信機の一部省略した回路図である。1
はアンテナ、2はアンテナ受波信号から希望放送局の受
信信号を取り出し、中間周波信号に変換して出力するフ
ロントエンドであり、後述するコントローラの同調制御
に従い受信周波数を可変する。3は中間周波信号に対し
レベルの変更、帯域制限、増幅を行う中間周波増幅回路
であり、この内、4は中間周波信号に対しレベルを減衰
させたり減衰をオフさせたりしてレベル変更を行うアッ
テネータ回路、5はゲインが0dB以上に設定されたI
Fアンプ、6は中間周波信号のレベルを一定量減衰させ
るための半固定抵抗からなる減衰器、S1とS2は各々
後述するコントローラによって連動して開閉される半導
体スイッチである。コントローラはアッテネータ回路4
を非減衰状態に切り換え制御するとき、半導体スイッチ
S1を閉、S2を開とし、減衰状態に切り換え制御する
ときS1を開、S2を閉とする。IFアンプ4、半導体
スイッチS1、S2は中間周波数域で動作可能な素子が
用いてある。中間周波増幅回路3の2段目以降にはIF
フィルタ7、IFアンプ8が交互に接続されており、帯
域制限と増幅がなされる。
【0009】9は中間周波増幅回路3から中間周波信号
を入力してFM検波を行いFM検波信号を後段に設けら
れたステレオ復調回路(図示せず)へ出力するFM検波
回路、10は中間周波増幅回路3の最終段の出力側から
中間周波信号を取り出し、直流検波して電界強度検出信
号を出力する電界強度検出回路であり、アッテネータ回
路4の半導体スイッチS1が閉、S2が開の非減衰状態
にあるとき、電界強度と電界強度検出信号の関係は図2
のAの如く、40(dBμV)以上で飽和する特性とな
り、40(dBμV)以下の低中電界局に対し感度良く
電界強度を検出できるようになっている。また、アッテ
ネータ回路4の半導体スイッチS1が開、S2が閉の減
衰状態にあるとき、電界強度と電界強度検出信号の関係
は図2のBの如く、80(dBμV)以上で飽和する特
性となり、40〜80(dBμV)の強電界局に対して
電界強度の検出ができるようになっている。
【0010】11はFM検波信号を入力してFM多重さ
れたRDSデータを復調するRDSデータ復調回路、1
2はマニュアル選局キー、アッテネータ回路4を非減衰
状態と減衰状態に切り換える切り換え操作キー、代替局
自動サーチモードオン・オフキー等を備えた操作パネ
ル、13は電界強度検出回路10から入力した電界強度
検出信号に基づき電界強度を指示するシグナルメータで
ある。
【0011】14は受信機の全体的な制御を行うコント
ローラであり、マニュアル選局キーの操作に従い、フロ
ントエンド2に対する同調制御を行い、受信周波数を1
ステップずつ増大または減少させたり、切り換え操作キ
ーの操作に従い、アッテネータ回路4に対する切り換え
制御を行ったり、代替局自動サーチモードオン・オフキ
ーの操作で代替局自動サーチモードがオンされていると
き、或るRDS局の受信中にRDSデータ復調回路11
から、現在受信中のRDS局と同一の番組を放送してい
る代替局の周波数リスト(AFリスト)を含むRDSデ
ータを入力して内蔵メモリ(図示せず)に記憶してお
き、電界強度検出回路10から入力した電界強度検出信
号に基づき現在の受信局の受信状態を監視し、電界強度
検出信号が一定以下に下がったとき、受信状態が悪化し
たと判断して、代替局の周波数リストを用いて代替局の
自動サーチ制御を行う。この代替局自動サーチ制御で
は、必要に応じて、適宜、アッテネータ回路4に対する
切り換え制御を行う。コントローラ14は、図2のAと
Bの電界強度−電界強度検出信号電圧の関係を示すルッ
クアップテーブルを内蔵メモリに記憶している。
【0012】次に上記した実施例の動作を説明する。ユ
ーザがマニュアル選局操作で受信状態の最も良い局を探
したい場合、予め、代替局自動サーチモードオフキーを
操作し、コントローラ14に代替局自動サーチモードを
オフさせ、切り換え操作キーを操作してアッテネータ回
路4を非減衰状態に切り換える操作を行い、コントロー
ラ14によりアッテネータ回路4の半導体スイッチS1
を閉、S2を開とさせておく。この状態で、マニュアル
選局キーを操作すると、コントローラ14はフロントエ
ンド2に対し同調制御を行い受信周波数を1ステップず
つ増大または減少させる。アッテネータ回路4が非減衰
状態に切り換えられていることで、電界強度検出回路1
0の検出特性は図2のAの如くなり、低中電界強度にお
ける検出感度が高くなっている。マニュアル選局操作中
に40(dBμV)以下の低中電界局が受信されたとき
は、シグナルメータ13でほぼ正確な電界強度が示さ
れ、図2中のC1 ,C2 の如く、電界強度が近い2つの
局であっても、電界強度検出信号の電圧に差が出るの
で、いずれがより電界強度の強い局か簡単に見分けるこ
とができる。
【0013】若し、図2中のC3 ,C4 の如く、40
(dBμV)以上の強電界局が2つ見出されたとき、電
界強度検出信号が飽和域に入っているためシグナルメー
タ13を見てもいずれがより強電界の局か見分けること
ができない。このとき、切り換え操作キーを操作してア
ッテネータ回路4を減衰状態に切り換える操作を行い、
コントローラ14によりアッテネータ回路4の半導体ス
イッチS1を開、S2を閉とさせたあと、マニュアル選
局操作を行う。すると、電界強度検出回路10の検出特
性が図2のBの如く、飽和域が80(dBμV)以上に
シフトし、80(dBμV)以下であればシグナルメー
タ13でほぼ正確な電界強度が示されることになり、電
界強度検出回路10はC3 ´,C4 ´として差の有る電
界強度検出信号を出力し、シグナルメータ13により差
の有る電界強度が指示されるので、いずれがより電界強
度が強いか見分けることができ、最も電界強度の強い局
に同調させることができる。
【0014】これと異なり、RDS局を受信している状
態で、ユーザが代替局自動サーチモードオンキーを操作
し、コントローラ14に代替局自動サーチモードをオン
させたときの動作を説明する。代替局自動サーチモード
オン時、コントローラ14は或るRDS局の受信中、ア
ッテネータ回路4に対し半導体スイッチS1を閉、S2
を開として非減衰状態に切り換えており、また、RDS
データ復調回路11から現在受信中のRDS局と同一の
番組を放送している代替局の周波数リスト(AFリス
ト)を含むRDSデータを入力して内蔵メモリ(図示せ
ず)に記憶させている。そして、電界強度検出回路10
から入力した電界強度検出信号を監視し、一定以下に下
がると受信状態が悪化したと判断し、図3に示す代替局
自動サーチ処理を実行する。
【0015】即ち、まず、記憶してある代替局周波数リ
ストの中の番号を示すiを1とし(図3のステップ2
0)、アッテネータ回路4に対し半導体スイッチS1を
閉、S2を開として非減衰状態に切り換えたのち(ステ
ップ21)、フロントエンド2に対し受信周波数可変制
御を行い1番目の代替局周波数AF1 に同調させる。そ
して、電界強度検出信号E1 を入力し、図2のAの検出
特性が飽和し始める直前の電界強度検出信号電圧VSH
比較して、E1 >VSHでなければ、電界強度検出信号E
1 の電圧値がほぼ正確にAF1 での電界強度に対応して
いるので、ルックアップテーブルを参照して、図2のA
の特性に従いE1 に対するAF1 での電界強度FD1
求め、内蔵メモリに登録する(ステップ22〜25)。
そして、まだ未同調の代替局が存在するかチェックし
(ステップ26)、存在すれば、iをインクリメントし
(ステップ27)、半導体スイッチS1を閉、S2を開
としたまま2番目の代替局周波数AF2 に同調させ、そ
のときの電界強度検出信号E2を入力し、E2 >VSH
なければ、E2 の電圧値に基づきAF2 での電界強度F
2 を求め登録する(ステップ21〜25)。AF1
AF2 が図2の低中電界局C1 ,C2 に対応していると
き、電界強度が似ていても電界強度検出回路10が感度
良く電界強度を検出しているので、コントローラ14は
誤りなくAF1 ,AF2 での電界強度を正しく測定する
ことができる。
【0016】ステップ25のあと、ステップ26で他の
未同調の代替局が存在するかチェックし(ステップ2
6)、若し、存在しなければ、ステップ26でNOと判
断し、各受信局C1 ,C2 の電界強度FD1 ,FD2
内、最も強いものを選択し、対応する受信周波数に同調
させる(ステップ30)。ここでは、FD1 <FD2
ので、AF2 に同調させる。そして、半導体スイッチS
1を閉、S2を開として代替局自動サーチ処理を終える
(ステップ31)。このように、自動サーチ時、アッテ
ネータ回路4を非減衰状態のままとしても、各受信局を
受信したときの電界強度検出信号がVSHを越えなけれ
ば、電界強度検出信号から正確な電界強度を求めること
ができるので、電界強度の差が小さな複数の受信局が存
在しても、最も強い局を自動選局することができる。
【0017】これと異なり、C1 ,C2 局の電界強度を
求めたあと、ステップ25で他の未同調の代替局がまだ
存在すれば、iをインクリメントし(ステップ27)、
半導体スイッチS1を閉、S2を開としたまま3番目の
代替局周波数AF3 に同調させ、そのときの電界強度検
出信号E3 を入力する。このとき、AF3 が図2の強電
界局C3 に対応していたとき、電界強度検出信号E3
飽和域に入っているため、正確な電界強度を求めること
はできない。この場合、コントローラ14はアッテネー
タ回路4を半導体スイッチS1を開、S2を閉とし減衰
状態に切り換える(ステップ28)。そして、再び、電
界強度検出回路10から電界強度検出信号E3 を入力す
る。このとき、電界強度検出回路10の検出特性は図2
のBに示す如く、飽和域が80(dBμV)以上にシフ
トしているので、電界強度検出信号E3 の電圧値がほぼ
正確にAF3 での電界強度に対応しており、図2のBの
特性に従いE3 に対するAF3 での電界強度FD3 を求
め、内蔵メモリに登録する(ステップ22〜25)。
【0018】まだ、他の未同調の代替局周波数AF4
存在すれば、半導体スイッチS1を閉、S2を開に戻
し、AF4 に同調させ、電界強度検出信号E4 を入力す
る。このとき、AF4 が図2の強電界局C4 に対応して
いたとき、AF3 の場合と同様に、半導体スイッチS1
を開、S2を閉とし、再び、電界強度検出回路10から
電界強度検出信号E4 を入力する。このときも電界強度
検出信号E4 の電圧値がほぼ正確にAF4 での電界強度
に対応しているので、図2のBの特性に従いE4に対す
るAF4 での電界強度FD4 を求め、内蔵メモリに登録
する(ステップ22〜25)。C3 ,C4 局はいずれも
強電界局であるが、電界強度に差が有ればアッテネータ
回路4を減衰状態としたときの電界強度検出信号E3
4 にも差が生じており、ほぼ正確な電界強度FD3
FD4 を求めることができる。
【0019】代替局周波数がAF1 〜AF4 の4つであ
れば、以上で各代替局を受信したときの電界強度の測定
を終え(ステップ26でNO)、FD1 〜FD4 の中で
最大となっているものを1つ定める。ここでは、最も電
界強度の強い局C4 について測定したFD4 となるの
で、対応するAF4 にフロントエンド2を同調させ、半
導体スイッチS1を閉、S2を開として代替局自動サー
チを完了する(ステップ30、31)。
【0020】このように、代替局の自動サーチ時、或る
受信局に対しアッテネータ回路4を非減衰状態にして受
信したときの電界強度検出信号がVSHを越えているとき
はアッテネータ回路4を減衰状態にし、電界強度検出回
路10の飽和域を80(dBμV)以上にシフトさせ
て、80(dBμV)以下であれば電界強度検出信号か
ら対応する電界強度をほぼ正確に求められるようにした
ので、アッテネータ回路4が非減衰状態のままでは電界
強度検出回路10の飽和域に入っていずれがより電界強
度が強いか区別できない複数の受信局が存在する場合で
も、ほぼ正確に最も電界強度の強い局を自動選局するこ
とができる。
【0021】また、アッテネータ回路4を中間周波増幅
回路3の初段部分に挿入したので、IFアンプ4、半導
体スイッチS1,S2は中間周波域で動作可能であれば
良く、動作特性の制約が少なく低コストの素子を使用す
ることができる。この点、フロントエンド2の前段や、
フロントエンド2の途中に挿入すると、高周波域で動作
可能でなければならず、コストが高くなってしまう。ま
た、高周波段への素子の追加は受信感度に大きく影響す
るため、受信感度を低下させる要因となってしまう。
【0022】なお、アッテネータ回路4のIFアンプ5
を省略し、単に、フロントエンド2と半導体スイッチS
1を信号線で直接接続するようにしても良い。また、ア
ッテネータ回路4はIFフィルタ7の後など、電界強度
検出回路10への電界強度検出信号の取り出し点より前
であれば、中間周波増幅回路3の途中に設けても良い。
【0023】
【発明の効果】本発明の1つによれば、電界強度検出回
路の出力する電界強度検出信号が一定以上の電界強度で
飽和する特性を持つとき、アッテネータ回路を非減衰状
態にすることで、低中電界局の電界強度を感度良く検出
することができ、アッテネータ回路を減衰状態とするこ
とで、電界強度検出回路の飽和域をより強電界側にシフ
トし、強電界局の電界強度を正しく検出することができ
る。よって、電界強度の最も強い局を確実に選局するこ
とが可能となる。また、アッテネータ回路を中間周波段
に設けたため、中間周波数で減衰のオン・オフ動作がで
きれば良く、高周波段に設ける場合に比べて動作特性の
制約が少なく、コスト的な負担が少なくて済む。
【0024】本発明の他の1つによれば、電界強度検出
回路の出力する電界強度検出信号が一定以上の電界強度
で飽和する特性を持つとき、自動選局時、アッテネータ
回路を非減衰状態に切り換えれば電界強度検出回路から
入力した電界強度検出信号に基づき各受信局中の低中電
界局に対し電界強度を感度良く決定することができ、ま
た、或る受信局についてアッテネータ回路を非減衰状態
としたとき電界強度検出信号が一定以上の飽和域に入っ
た場合、アッテネータ回路を減衰状態に切り換えて電界
強度検出回路が強電界でも飽和しないようにすること
で、電界強度検出回路から入力した電界強度検出信号に
基づき強電界局に対する電界強度を正しく決定すること
ができる。よって、電界強度の最も強い局を確実に自動
選局することが可能となる。また、アッテネータ回路を
中間周波段に設けたため、中間周波数で減衰のオン・オ
フ動作ができれば良く、高周波段に設ける場合に比べて
動作特性の制約が少なく、コスト的な負担が少なくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るRDS対応の車載FM
ラジオ受信機の回路図である。
【図2】電界強度検出回路の検出特性を示す線図であ
る。
【図3】コントローラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】従来のラジオ受信機における電界強度検出回路
の検出特性を示す線図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 フロントエンド 3 中間周波増幅回路 4 アッテネータ回路 5、8 IFアンプ 7 IFフィルタ 9 FM検波回路 10 電界強度検出回
路 11 RDSデータ復調回路 12 操作パネル 13 シグナルメータ 14 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ受波信号から所望の受信周波数
    の受信信号を取り出し、中間周波信号に変換して出力す
    る受信周波数の可変なフロントエンドと、フロントエン
    ドから出力された中間周波信号の増幅を行う中間周波増
    幅回路と、中間周波増幅回路から入力した中間周波信号
    を直流検波し、電界強度検出信号を出力する電界強度検
    出回路とを備えたチューナ回路において、 中間周波増幅回路の入力段または中間周波増幅回路の途
    中で電界強度検出回路への中間周波信号の出力点より前
    段に、中間周波信号のレベルを減衰させたり減衰をオフ
    したりするアッテネータ回路を設けたこと、 を特徴とするチューナ回路。
  2. 【請求項2】 アンテナ受波信号から所望の受信周波数
    の受信信号を取り出し、中間周波信号に変換して出力す
    る受信周波数の可変なフロントエンドと、フロントエン
    ドから出力された中間周波信号の増幅を行う中間周波増
    幅回路と、中間周波増幅回路から入力した中間周波信号
    を直流検波し、電界強度検出信号を出力する電界強度検
    出回路と、自動選局時、フロントエンドに対し受信周波
    数可変制御を行い、電界強度検出回路から入力した電界
    強度検出信号に基づき、各受信局の電界強度を決定し、
    電界強度の最も大きな受信局に同調させる制御回路とを
    備えたチューナ回路において、 中間周波増幅回路の入力段または中間周波増幅回路の途
    中で電界強度検出回路への中間周波信号の出力点より前
    段に、前記制御回路の切り換え制御に従い中間周波信号
    のレベルを減衰させたり減衰をオフしたりするアッテネ
    ータ回路を設け、 前記制御回路は、自動選局時、アッテネータ回路を適
    宜、非減衰状態と減衰状態に切り換えて、電界強度検出
    回路から入力した電界強度検出信号に基づき各受信局の
    電界強度を決定するようにしたこと、 を特徴とするチューナ回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006287572A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Fujitsu Ten Ltd アンプシステム及びアンプシステムの制御方法
JP2007097123A (ja) * 2005-08-29 2007-04-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波受信装置
US7277684B2 (en) 2003-04-25 2007-10-02 Fujitsu Ten Limited Antenna amplifier and shared antenna amplifier

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