JPH07321046A - 薄膜形成装置及び薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置及び薄膜形成方法

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JPH07321046A
JPH07321046A JP6108125A JP10812594A JPH07321046A JP H07321046 A JPH07321046 A JP H07321046A JP 6108125 A JP6108125 A JP 6108125A JP 10812594 A JP10812594 A JP 10812594A JP H07321046 A JPH07321046 A JP H07321046A
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JP
Japan
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thin film
film
silicon wafer
film forming
irradiating
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Application number
JP6108125A
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English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
小林  孝
Shinpei Iijima
晋平 飯島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スループットの低下や装置コストの増大なくS
i自然酸化膜の成長を抑制し、低温で高品質のSi膜や
薄いキャパシタ絶縁膜が形成可能なLPCVD装置及び
薄膜形成方法を提供する。 【構成】ロードロック型枚葉LPCVD装置の成膜室1
03にウェハのクリーニング用紫外線ランプ107と加
熱用赤外線ランプ106を装着する。試料基板を成膜室
に搬送した後、まず、紫外線ランプを照射しながらO3
ガスを導入してウエーハ表面の有機物を除去する。続い
て紫外線ランプを照射しながらH2とF2を含む混合ガス
を導入し、Si自然酸化膜を除去する。その後、紫外線
の照射を停止し、赤外線ランプの出力を増大して基板温
度を上昇し、Si膜や酸化タンタル膜等の薄膜を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜形成装置及び薄膜形
成方法に係り、特に、同一反応室内でクリーニングと膜
堆積を連続して行うことにより、シリコン(Si)自然
酸化膜の成長を抑制し、高品質の薄膜を量産性良く形成
する装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】減圧化学気相成長(Low Pressure Chemi
cal Vapor Deposition、略してLPCVD)法は、反応室を排
気して減圧状態とし、基板を加熱しながら反応ガスを導
入して熱分解により薄膜を形成する方法である。LSI
の製造工程では、本方法によりエピタキシャルSi膜,
多結晶Si膜,窒化シリコン(Si34)膜,シリコン
酸化膜(SiO2膜)等、多種の薄膜を形成している。
【0003】近年のSiウェハの大口径化に伴い、LP
CVD法は従来の多数ウェハを同一反応室内で一括して
処理するバッチ式に代わり、1枚ずつウェハを処理する
枚葉型が注目されてきた。この場合、基板の加熱には赤
外線ランプを用い、Siウェハのみを加熱するいわゆる
コールドウォールタイプが主流となっている。また、S
iウェハを洗浄後、反応室へロードする際にSi基板上
にSi自然酸化膜が成長するのを抑制するために、LP
CVD装置をカセット室,搬送室,反応室の3室により
構成し、各室間のウェハ搬送は窒素中もしくは真空中と
するロードロック機構を具備するのが一般的である。ま
た、搬送室と成膜室の間にクリーニング室を設置し、S
i自然酸化膜の成長を極力抑制する試みもなされてい
る。本技術に関しては、例えば、月刊Semiconductor Wo
rld 1992年9月号、102頁から107頁に記載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したクリ
ーニング室を具備する枚葉ロードロック型LPCVD装
置であっても、Siウェハを洗浄してから成膜を行う間
の搬送中に自然酸化膜が成長してしまい、例えば、60
0℃程度の低温でのSiエピタキシャル成長を行った場
合、Si膜中に結晶欠陥を多量に含み、実際のデバイス
製造には適用できないという問題があった。また、ダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)の
キャパシタ絶縁膜となるSi34膜や酸化タンタル(T
25)膜等を形成しようとした場合、誘電率の低いS
i自然酸化膜の膜厚分が大となり、高集積化に不可欠な
キャパシタ絶縁膜の薄膜化が困難であるといった問題が
あった。更にクリーニング室の追加によりウェハの搬送
時間が大となりスループットの著しい低下をまねくとい
った問題や、装置コストの増大の問題もあった。
【0005】本発明の目的は、スループットの低下や装
置コストの増大なくSi自然酸化膜の成長を抑制し、低
温で高品質のSi膜や薄いキャパシタ絶縁膜が形成可能
なLPCVD装置及び薄膜形成方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、 成膜室に紫外線照射機構を備える、 膜堆積時のウェハ加熱源として赤外線ランプを用い
る、 レジスト除去によりリソグラフィ工程を終了し、そ
の後ウエット洗浄を行っったウェハを成膜室に搬送した
後、まず、紫外線を照射しながらオゾン(O3)ガスを導
入する、 続いて紫外線を照射しながら水素(H2)とフッ素
(F2)を含む混合ガスを成膜室に導入する、 の後、赤外線ランプにより瞬時にウェハを加熱
し、LPCVD法により薄膜堆積を行う、 上記一連の工程をベース圧力5×10-8Torr以下の
高真空排気が可能な同一成膜室内で行う、 により達成される。
【0007】
【作用】上記方法によれば、紫外線を照射しながらO3
ガスを導入することによりウェハ上に残存する有機物の
除去が可能である。また、紫外線を照射しながらH2
2を含む混合ガスを導入することによりウェハ上のS
iO2膜、特にSi基板が露出している場所ではSi自
然酸化膜の除去が可能となる。これら一連の処理をベー
ス圧力の十分低い反応室内で行った後、同一反応室内に
具備した赤外線ランプにより瞬時にウェハを加熱し、例
えばSiH4 といったSi膜形成用のガスを導入すれ
ば、不要な自然酸化膜が形成される前に所望とする膜の
堆積を開始でき、例えば従来より低温でも欠陥密度の低
いエピタキシャルSi膜が形成可能である。また、下地
基板にSi基板とSiO2 膜がともに露出している場合
には、従来より低温でSi基板上にのみ選択的にSi膜
を形成することができる。また、Si34膜やTa25
膜等を多結晶Si膜上に形成し、DRAMのキャパシタ
絶縁膜として用いる場合には、誘電率の小さなSi自然
酸化膜の形成を抑制することができ、キャパシタ絶縁膜
の実効的な薄膜化が可能となる。従って、小さなキャパ
シタ面積でもより大きな容量が得られるので、メモリの
高集積化に有効である。
【0008】更に、本発明によれば、クリーニング室が
不要となるので、ウェハの搬送時間を低減でき、スルー
プットの向上も図れる。また、装置の低コスト化も図れ
る。
【0009】なお、一連の工程はSi以外のLPCVD
法を用いた薄膜形成、例えばタングステン(W)や窒化
チタン(TiN)といった金属膜でも、自然酸化膜の減
少による接触抵抗の低減やスループット向上,低コスト
化という点で有効である。また、Ta25膜以外の高誘
電率膜の形成でもキャパシタ容量の増大に効果がある。
【0010】
【実施例】
(実施例1)本実施例では、本発明による薄膜形成装置
の概略及び薄膜形成方法について述べる。
【0011】図2に示す手順により試料11を作成し
た。まず、p型,10Ωcm,面方位(100)のSi基
板201上に100nmの熱酸化膜202を形成した
(図2(a))。続いて公知のリソグラフィとドライエ
ッチング技術により、Si基板201に達する微細な、
例えば、0.5μm 以下の孔やラインアンドスペースを
含むパターン203を形成した。その後、公知のアッシ
ング技術によりレジストを除去した後、オゾンを導入し
た硫酸水溶液中,アンモニア/過酸化水素水溶液中,フ
ッ酸水溶液中で順次ウェット洗浄を行い試料を完成した
(図2(b))。
【0012】図1は本発明による薄膜形成装置の側面図
である。本装置は、カセット室101,搬送室102,成
膜室103の3室と、各室間を遮断するゲートバルブ1
04,104′、及び各室間のウェハ搬送を行う搬送機
105より構成される公知のロードロック枚葉型LPC
VD装置の成膜室に新規の機構を装着したものである。
成膜室103には、赤外線ランプ106とこれに対向し
て紫外線ランプ107、例えば、波長254nmの低圧
水銀ランプが装着されている。
【0013】赤外線ランプ106はSiウェハの裏面
側、紫外線ランプ107は表面側に設置され、それぞれ
Siウェハの加熱及びSiウェハのクリーニングに用い
る。赤外ランプ106及び紫外線ランプ107と高真空
状態は、それぞれ石英製の窓108及び109により遮
断されている。また、赤外ランプの輻射熱を受ける部分
は石英管110で被われている。なお、本実施例では、
赤外線ランプ106としてハロゲンランプを複数本並べ
たものを用いた。カセット室101,搬送室102,成
膜室103はそれぞれ独立したドライポンプ111,1
11′,111″とターボ分子ポンプ112,11
2′,112″により排気され、成膜処理を行わない場
合はカセット室は5×10-7Torr以下、搬送室及び成膜
室は5×10-8Torr以下の高真空に保持されている。
【0014】薄膜形成方法は以下の通りである。まず、
カセット室101をN2ガスにより置換して大気圧とし
た後、ここに試料基板11を装着する。続いてカセット
室内を5×10-7Torr以下に排気した後、ゲートバルブ
104を開け、搬送機105により試料基板11をカセ
ット室から搬送室102へと搬送する。ゲートバルブ1
04を閉めた後、ゲートバルブ104′を開け、試料基
板11を搬送室から成膜室103へと搬送し、石英製の
ウェハ保持台113に載せる。
【0015】その後、紫外線ランプ107を照射しなが
らガス導入部114よりO3 を成膜室内に導入し、試料
基板11に残存する有機物の除去を行った。この際、赤
外線ランプ106の照射により試料基板温度は250℃
とした。処理時間は60秒である。
【0016】その後、O3 の供給を停止し成膜室内を再
び高真空に排気した後、赤外線ランプ106の照射を停
止して試料基板温度を室温とし、紫外線ランプを照射し
ながらH2 ,F2 ,Arの混合ガスを成膜室へ導入し
て、試料基板11のSiが露出している部分に存在する
Si自然酸化膜を実効的に無視できる厚さまで除去し
た。
【0017】その後、紫外線ランプの照射及びH2
2,Arの混合ガスの供給を停止し、成膜室内を再び
高真空に排気した後、赤外線ランプ106を再び照射し
て基板温度を上昇しながらSiH4及びH2ガスを成膜室
に導入し、試料基板11上にSi膜を形成した。この
際、赤外線ランプの強度は試料基板温度が600℃とな
った段階で一定とした。所定の時間成膜を行った後、赤
外線ランプの照射及びガスの導入を停止した。
【0018】その後、成膜室を高真空まで排気した後、
ゲートバルブ104′を開け、搬送機105により試料
基板11を搬送室102へ搬送し、続いてゲートバルブ
104′を閉め、ゲートバルブ104を開けてカセット
室101へと搬送した。その後、ゲートバルブ104を
閉め、カセット室にN2 ガスを導入して大気圧として試
料基板を取り出した。
【0019】この方法により作成した試料をウェハ表面
に垂直な方向に劈開し、その断面を走査型電子顕微鏡及
び透過型電子顕微鏡で観察したところ、図2(c)に示
したように、Si基板が露出している部分では、従来技
術より欠陥密度の小さいSi膜204がエピタキシャル
成長しているのが観察された。また、熱酸化膜202上
にはSiの析出は全く観察されなかった。
【0020】図3(a)は、本発明の成膜シーケンスを
示したものである。比較のため、図3(b)に、成膜室
とは別に専用のクリーニング室を設け、ここに紫外線を
照射しながらO3 、更にH2 とF2 を含む混合ガスを導
入してクリーニングを行い、その後、成膜室でSi膜を
形成した場合のシーケンスも示した。クリーニングを成
膜と同一の反応室で行うことにより、搬送工程を2回省
略でき、1枚のウェハをカセットより取出してからカセ
ットに戻すまでに要する時間が15%削減できた。ま
た、クリーニング室の削減により、ステンレスチャンバ
1個とこれに付帯する搬送機や真空ポンプが不要とな
り、装置コストが20%低減できた。なお、図3(b)
に示したシーケンスによりSi膜形成を行ったところ、
図3(a)のシーケンスに比べSi膜中の欠陥密度は大
幅に増大した。
【0021】本実施例によれば、成膜室に紫外線照射機
構を具備した赤外線ランプ加熱型の枚葉ロードロックL
PCVD装置を用い、紫外線照射をしながらO3 ガスを
導入して有機物を除去した後、同一反応室内で再び紫外
線を照射しながらH2及びF2を含む混合ガスを導入して
Si自然酸化膜を除去し、続いて同一反応室内でSi膜
を形成することにより、従来より欠陥密度の低いエピタ
キシャル成長膜を選択性良く形成できる。また、膜形成
工程の高スループット化,半導体製造装置の低コスト化
という点でも効果がある。
【0022】(実施例2)本実施例では、実施例1で示
した薄膜形成装置を用いて非晶質Si膜を形成し、これ
を同一成膜室内で熱処理して固相エピタキシャル成長さ
せた結果について述べる。試料の作成手順を図4に示
す。
【0023】試料基板には図2(b)と同様、p型10
Ωcm面方位(100)のSi基板201に熱酸化膜20
2を形成し、これをパターニングして部分的にSi基板
を露出させたものを用いた(図4(a))。本試料基板
を図1に示した薄膜形成装置のカセット室101に装着
し、実施例1と同一の方法により成膜室103へ搬送し
た後、赤外線ランプ106の照射により試料基板を25
0℃に保持しながら紫外線ランプ107を照射してO3
を成膜室内に導入し、試料基板11に残存する有機物を
除去した。その後、O3 の供給を停止し、成膜室内を再
び高真空に排気した後、赤外線ランプの照射を停止して
試料基板温度を室温とし、紫外線ランプを照射しながら
2 ,F2 ,Arを含む混合ガスを成膜室へ導入して、
試料基板11のSiが露出している部分に存在する自然
酸化膜を実効的に無視できる厚さまで除去した。
【0024】その後、紫外線ランプの照射及びH2
2,Arの混合ガスの供給を停止し、成膜室内を再び
高真空に排気した後、赤外線ランプ106の照射強度を
増大して基板温度を上昇させながらSi26を含むガス
を成膜室に導入し、試料基板11上にSi膜を形成し
た。この際、赤外線ランプの強度は試料基板温度が48
0℃となった段階で一定とした。なお、本温度で形成し
たSi膜は堆積したままの状態では非晶質である。
【0025】所定の時間成膜を行った後、ガスの導入を
停止し、成膜室を高真空まで排気した。その後、赤外線
ランプ106の照射強度を増大して基板温度を600℃
とし、形成した非晶質Si膜を結晶化した。その後、実
施例1と同一の方法により試料を搬送してカセット室よ
り取り出した。
【0026】試料基板をウェハ表面に垂直な方向に劈開
し、その断面を走査型電子顕微鏡及び透過型電子顕微鏡
で観察したところ、Si膜は、図4(b)に示したよう
に、Si基板が露出している部分では基板をシードとし
てSiO2 上まで固相エピタキシャル成長していた(図
4(b)の205)。エピタキシャル成長膜中の欠陥密
度は従来のLPCVD法で形成したSi膜に比べて小さ
いものであった。なお、Si基板が露出した部分から離
れた熱酸化膜上ではSi膜は多結晶状態(図4(b)の
206)であった。
【0027】本実施例によれば、従来のLPCVD法を
用いた場合に比べて欠陥密度の小さい横方向固相エピタ
キシャル成長膜が得られる。なお、本実施例ではSi2
6を原料ガスに用い、不純物を含まない非晶質Si膜
を形成した例について述べたが、原料ガスにB26等を
添加してIII 族元素をSi膜中に導入したりPH3 やA
sH3等を添加してV族元素を膜中に導入しても同様の
効果が得られる。
【0028】(実施例3)本実施例では、本発明による
薄膜形成装置により不純物を導入したSi膜及び酸化タ
ンタル膜を形成し、これをMOSキャパシタの蓄積電極
及び絶縁膜に用いた結果について述べる。作成したMO
Sキャパシタの断面構造を図5に示す。
【0029】まず、n型,0.01Ωcm ,面方位(10
0)のSi基板301に公知の選択酸化法により素子分
離膜302を形成した。続いて試料を洗浄した後、これ
を図1に示した薄膜形成装置に導入し、実施例1と同一
の条件により紫外線を照射しながらO3 及びH2 とF2
を含む混合ガスを順次流し、Si基板に残存する有機物
及びSi自然酸化膜を実効的に無視できる量まで除去し
た。その後、紫外線ランプの照射及びガスの供給を停止
し、成膜室内を再び高真空に排気した後、赤外線ランプ
の照射強度を増大して基板温度を上昇しながらSi26
とPH3 を含むガスを成膜室に導入し、Si膜303を
形成した。この際、基板温度は480℃となった段階で
一定とした。本温度で形成したSi膜は堆積したままの
状態では非晶質である。所定の時間ガスを流した後、そ
の供給を停止し、続いて基板温度を600℃まで上昇し
て、実施例2で述べた方法によりSi基板が露出してい
る部分の非晶質Si膜を固相エピタキシャル成長により
結晶化して単結晶状態とした。
【0030】次に試料を装置より取り出し、Si膜30
3を公知のリソグラフィとドライエッチング技術により
加工して蓄積電極とした。続いて試料を洗浄した後、こ
れを図6に示した装置に導入した。図6の装置ではTa
25膜堆積用の有機ソースガスであるペンタエトキシタ
ンタル(Ta(OC25)5)とO2が供給できる点が、図1
の実施例と異なっている。まず、Si膜の堆積の際と同
様の方法により紫外線照射しながらO3 及びH2 とF2
を含む混合ガスを順次流し、Si膜303上に残存する
有機物及びSi自然酸化膜を実効的に無視できる量まで
除去した。その後、紫外線ランプの照射及びガスの供給
を停止し、成膜室内を再び高真空に排気した後、赤外線
ランプの照射強度を増大して基板温度を上昇しながらTa
(OC2H5)5とO2を流し、酸化タンタル膜304を形成し
た。その後試料を装置より取り出した後、公知の技術に
より酸化タンタル膜の緻密化を行った。
【0031】その後、スパッタ法により窒化チタン(T
iN)膜304を堆積し、これを公知の技術により加工
してプレート電極としてMOSキャパシタを完成させ
た。
【0032】本方法により作成したMOSキャパシタの
容量−電圧特性を測定したところ、従来のロードロック
型LPCVD法を用いて形成した酸化タンタル膜の場合
より実効的に薄い絶縁膜が形成されていることが明らか
となった。また、Si基板301とリンを導入したSi
膜303間の接触抵抗も低減された。
【0033】本実施例によれば、成膜室に紫外線照射機
構を具備した赤外線ランプ加熱型の枚葉ロードロックL
PCVD装置を用い、紫外線照射をしながらO3 ガスを
導入して有機物を除去した後、同一反応室内で再び紫外
線を照射しながらH2及びF2を含む混合ガスを導入して
Si自然酸化膜を除去し、続いて同一反応室内で非晶質
Si膜を形成してこれを熱処理する、更に同様の紫外線
照射クリーニングの後酸化タンタル膜を形成することに
より、従来に比べ薄いキャパシタ絶縁膜が形成できる。
また、電極とSi基板間の接触抵抗が低減できる。
【0034】なお、本実施例ではn型のSi基板を用
い、リンを導入しながら非晶質Si膜を形成したが、p
型のSi基板を用い、ボロンを導入しながら非晶質状態
でSi膜を形成しても同様の効果が得られる。また、S
i膜に代えてタングステン(W)等の金属膜を堆積しても
同様の効果が得られる。
【0035】また、酸化タンタル膜に代えてSi34
を形成し、この上に酸化膜を形成し、これをキャパシタ
絶縁膜に用いても同様の効果が得られる。
【0036】(実施例4)本実施例は、実施例1で示し
た薄膜形成装置のガス導入部の形状を変えることにより
紫外線の照射効率を高め、有機物除去を容易にしたもの
である。
【0037】装置の側断面図を図7に示す。カセット
室,搬送室及び搬送機は図1と同一であり、同図には成
膜室のみを示した。図1との違いはガス導入部の形状で
ある。図1では、ガス導入部が試料基板直上に存在する
ため、紫外線の一部分がガス導入部により遮断されてし
まう。これに対し、図7ではガス導入部が試料基板の外
周部より外にあるため、試料基板面内で均一な紫外線照
射が可能となる。
【0038】クリーニング方法及び膜堆積方法は実施例
1と同様である。まず、実施例1と同様にカセット室に
装着した試料基板を搬送室へ搬送し、搬送室と成膜室間
のゲートバルブを開けて試料基板を保持台113へ移載
した。その後、紫外線を照射しながらO3 ガスを流し基
板上の有機物を、またH2 とF2 を含む混合ガスを導入
してSi自然酸化膜を除去した。試料基板温度は実施例
1と同一である。続いて成膜室を排気し、赤外線ランプ
の出力を上昇して基板温度を上げ、600℃でSiH4
とH2を流してSi膜を形成した。
【0039】試料を基板表面に垂直な面に沿って劈開
し、透過型電子顕微鏡及び走査型電子顕微鏡により観察
したところ、実施例1に比べても欠陥密度の小さいSi
膜がSi基板に露出している部分上にのみ選択性良くエ
ピタキシャル成長していた。
【0040】本実施例によれば、ガス導入部が基板上に
照射される紫外線を遮断することがない。その結果、試
料基板表面上で均一な紫外線強度を得ることができる。
そのため実施例1に比べ試料基板上に残存する有機物及
び自然酸化膜の量が減少し、更に欠陥密度の小さいエピ
タキシャル成長膜が選択性良く形成した。
【0041】(実施例5)本実施例では、成膜室におけ
る赤外線ランプと紫外線ランプの配置を変えた他の実施
例について述べる。
【0042】図8に本実施例における成膜室の側断面図
を示す。カセット室,搬送室,ゲートバルブ及び搬送機
は実施例1と同様であり、図8では省略してある。実施
例1との違いは、成膜室に装備するウェハ保持台を成膜
用115とクリーニング用116の二つに分離し、クリ
ーニング時の加熱専用の赤外線ランプ117を付加した
ことである。同赤外線ランプ117は成膜用の赤外線ラ
ンプ106に比べて出力が小さく、300℃以下の低温
加熱に適した設計となっている。クリーニング及び成膜
方法は以下の通りである。
【0043】まず、実施例1と同様にカセット室に装着
した試料基板を搬送室へ搬送し、搬送室と成膜室間のゲ
ートバルブを開けて試料基板を紫外線照射クリーニング
用のウェハ保持台116へ移載した。その後、赤外線ラ
ンプ117により試料を加熱しながら紫外線を照射し、
ガス導入部118よりO3 を導入して試料基板上に残存
する有機物を除去した。クリーニング条件は実施例1と
同様である。その後、成膜室をいったん排気した後、紫
外線を照射しながらガス導入部よりH2とF2を含む混合
ガスを流して試料基板上のSi自然酸化膜を除去した。
その後、ガスの供給を停止し、成膜室内を排気しながら
搬送機(図8では省略してある)により試料基板を成膜用
ウェハ保持台115へ搬送した。続いて赤外線ランプ1
06を照射して試料基板を600℃に加熱し、実施例1
と同様、ガス導入部114よりSiH4とH2を含む混合
ガスを流してSi膜を形成した。
【0044】この方法により作成した試料をウェハ表面
に垂直な方向に劈開し、その断面を走査型電子顕微鏡及
び透過型電子顕微鏡で観察したところ、Si基板が露出
している部分では、実施例1より更に欠陥密度の小さい
Si膜がエピタキシャル成長しているのが観察された。
また、熱酸化膜上にはSiの析出は全く観察されなかっ
た。
【0045】図9及び図10は、クリーニング用のウェ
ハ保持台と成膜用のウェハ保持台を分離した別の薄膜形
成装置の例を示したものである。図9及び図10と図8
の違いは、成膜加熱用赤外ランプの照射方向にあり、図
8の例が試料基板裏面からの照射であるのに対し、図9
の例では基板の表面から照射を行っている。また、図1
0の例では二つの赤外ランプ106と120を具備し、
基板の両面から照射を行っている。
【0046】図9及び図10に示した薄膜形成装置を用
いると、図8に示した装置と同様、従来技術及び実施例
1に比べ欠陥密度の小さいエピタキシャルSi膜を選択
性良くSi基板が露出している部分にのみ成長すること
が可能であった。
【0047】本実施例によれば、クリーニングと成膜の
ウェハ保持台を別とすることにより紫外線ランプが成膜
用赤外線ランプの輻射熱を受けにくくなる。従って、実
施例1に比べ、紫外線ランプと試料基板、及び成膜用赤
外線ランプと試料基板の距離を小さくすることができ
る。その結果、試料基板表面における単位面積当りの紫
外線強度が大となり、有機物及び自然酸化膜の除去効率
が増大する。そのため実施例1に比べ試料基板上に残存
する有機物及び自然酸化膜の量が減少し、更に欠陥密度
の小さいエピタキシャル成長膜を選択性良く形成でき
た。また、成膜時、実施例1に比べ小さな電力で試料基
板の加熱が可能であった。なお、本実施例によると、ク
リーニング用のウェハ保持台116から成膜用のウェハ
保持台115への試料基板搬送が必要となるが、本搬送
は移動距離が小さく、また、H2とF2を含む混合ガスを
排気する間に完了するため、スループットの低下をまね
くことはない。
【0048】(実施例6)本実施例は、実施例1で示し
た薄膜形成装置のウェハ保持台に昇降機構を具備し、ク
リーニングと成膜のウェハ保持台を共通としても紫外線
ランプの照射効率を高め、有機物除去を容易にしたもの
である。
【0049】装置の側断面図を図11に示す。カセット
室,搬送室及び搬送機は図1と同一であり、同図には成
膜室のみを示した。
【0050】まず、実施例1と同様にカセット室に装着
した試料基板を搬送室へ搬送し、搬送室と成膜室間のゲ
ートバルブを開けて試料基板をウェハ保持台113へ移
載した。続いて昇降機119を用いてウェハ保持台11
3を上昇し、紫外線ランプ107と試料基板11の距離
を小さくした(図11(a))。その状態で、実施例1と同
様に紫外線を照射しながらO3 ガスを流し基板上の有機
物を、またH2とF2を含む混合ガスを流してSi自然酸
化膜を除去した。試料基板温度は実施例1と同一であ
る。続いて成膜室を排気しながらウェハ保持台113を
下げ、赤外線ランプの出力を上昇して基板温度を上げ、
600℃でSiH4とH2を流してSi膜を形成した(図
11(b))。
【0051】試料を基板表面に垂直な面に沿って劈開
し、透過型電子顕微鏡及び走査型電子顕微鏡により観察
したところ、実施例1に比べても欠陥密度の小さいSi
膜がSi基板に露出している部分上にのみ選択性良くエ
ピタキシャル成長していた。
【0052】本実施例によれば、紫外線ランプと赤外線
ランプの間隔を大きくして紫外線ランプが成膜用赤外線
ランプの輻射熱を受けにくい構造としても、昇降機構に
より紫外線ランプと試料基板の距離を小さくすることが
できる。その結果、試料基板表面における単位面積当り
の紫外線強度を大きくとることができ、有機物及びSi
自然酸化膜の除去が容易となる。そのため実施例1に比
べ試料基板上に残存する有機物及び自然酸化膜の量が減
少し、更に欠陥密度の小さいエピタキシャル成長膜が選
択性良く形成した。なお、本実施例におけるウェハ保持
台の昇降は導入したガスを排気する間に完了するため、
スループットの低下をまねくことはない。
【0053】(実施例7)本実施例では、実施例1で示
した薄膜形成装置の紫外線ランプの直下にシャッタを装
着し、加熱用赤外線ランプを照射した際の紫外線ランプ
窓の温度上昇と膜の付着を防止した結果について述べ
る。
【0054】装置の側断面図を図12に示す。カセット
室,搬送室及び搬送機は図1と同一であり、同図には成
膜室のみを示した。図1との違いは紫外線ランプ窓10
9の近傍の高真空側にシャッタ121を装着したことで
ある。
【0055】まず、実施例1と同様にカセット室に装着
した試料基板を搬送室へ搬送し、搬送室と成膜室間のゲ
ートバルブを開けて試料基板を保持台113へ移載し
た。この際、シャッタ121は開いた状態にあり、紫外
線ランプ107及びその窓109は赤外光の照射を受ける
ことになる。この状態で、実施例1と同様に紫外線を照
射しながらO3 ガスを流し基板上の有機物を、また、H
2 とF2 を含む混合ガスを流してSi自然酸化膜を除去
した。なお、本クリーニングは、例えば、250℃以下
の低温で行われるため赤外線ランプの出力は小さく、紫
外線ランプ107及び窓109が高温になる心配はない
(図12(a))。
【0056】続いて成膜室を排気しながらシャッタ12
1を閉め、紫外線ランプ107及びその窓109が赤外
線ランプの照射に曝されないようにした(図12(b))。
この状態で赤外線ランプの出力を上昇して基板温度を上
げ、600℃でSiH4とH2を流してSi膜を形成し
た。
【0057】試料を基板表面に垂直な面に沿って劈開
し、透過型電子顕微鏡及び走査型電子顕微鏡により観察
したところ、従来技術及び実施例1に比べても欠陥密度
の小さいSi膜がSi基板に露出している部分上にのみ
選択性良くエピタキシャル成長していた。
【0058】本実施例によれば、紫外線ランプユニット
が成膜用赤外線ランプの照射に曝されなくなる。従って
成膜加熱時の熱の影響をを受けにくくなるので、赤外線
ランプと試料基板、及び紫外線ランプと試料基板の距離
を小さくすることが可能となる。よって、試料基板表面
における単位面積当りの紫外線強度を大きくとることが
でき、有機物及びSi自然酸化膜の除去が容易となる。
そのため実施例1に比べ試料基板上に残存する有機物及
び自然酸化膜の量が減少し、更に欠陥密度の小さいエピ
タキシャル成長膜が選択性良く形成した。また、同一温
度に加熱しようとした際、赤外線ランプ出力を小さくす
ることができる。よって、装置の省電力化にも有効であ
る。また、シャッタの装着により紫外線ランプ窓への膜
の堆積を防止できるので、多数枚のウェハ処理を行って
も紫外線ランプ強度を一定に保つことができる。なお、
本実施例におけるシャッタの開閉は導入したガスを排気
する間に完了するため、スループットの低下をまねくこ
とはない。
【0059】なお、実施例4から7では選択エピタキシ
ャルSi膜形成を例に説明したが、実施例2と同様、非
晶質状態でSi膜を堆積し、これを固相エピタキシャル
成長させても欠陥密度の低減という点で効果がある。ま
た、Si膜に代えてW,TiNといった金属膜に適用して
も、コンタクト抵抗の低減,スループットの向上,装置
の低コスト化という点で効果がある。また、実施例3の
ように酸化タンタル膜あるいは窒化シリコン膜を形成
し、これをキャパシタ絶縁膜に用いても、実効膜厚の減
少という点で効果がある。
【0060】また、実施例4から7のそれぞれで述べた
機構を他の実施例の薄膜形成装置に付加しても同様の効
果が得られる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、高真空の同一反応室内
で基板上の有機物及びSi酸化膜を除去した後、自然酸
化膜を成長させることなく同一反応室内で続けて減圧化
学気相成長法によりSi,Si34,酸化タンタル等の
薄膜を形成することができる。これにより、エピタキシ
ャルSi膜の結果密度の低減や選択性の向上,キャパシ
タ絶縁膜の薄膜化が可能となる。従って、LSIの高性
能化,高集積化に極めて有効である。
【0062】また、クリーニング室が不要となるので基
板の搬送時間が短縮され、スループットの向上が図れ
る。更に装置コストの低減にも有効である。従って、L
SIプロセス全体の低コスト化にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜形成装置の側断面図。
【図2】実施例で用いた試料の作成手順とSi膜の成長
結果を示す説明図。
【図3】本発明と従来技術のプロセスシーケンスの比較
のための説明図。
【図4】実施例で用いた試料の作成手順とSi膜の結晶
化の結果を示す説明図。
【図5】本発明の装置を用いて作成したMOSキャパシ
タの断面図。
【図6】酸化タンタル膜形成装置の側断面図。
【図7】ガス導入部が異なる薄膜形成装置の側断面図。
【図8】クリーニング用と成膜用のウェハ保持台を分離
した装置の側断面図。
【図9】クリーニング用と成膜用のウェハ保持台を分離
した別の装置の側断面図。
【図10】クリーニング用と成膜用のウェハ保持台を分
離したもう一つの装置の側断面図。
【図11】昇降機構を有する薄膜形成装置の側断面図。
【図12】紫外線ランプ窓にシャッタを有する薄膜形成
装置の側断面図。
【符号の説明】
11…試料基板、101…カセット室、102…搬送
室、103…成膜室、104,104′…ゲートバル
ブ、105…搬送機、106…赤外線ランプ、107…
紫外線ランプ、108…赤外線ランプ窓板、109…紫
外線ランプ窓板、110…石英管、111,111′,
111″…ドライポンプ、112,112′,112″
…ターボ分子ポンプ、113…ウェハ保持台、114…
ガス導入部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316 S 21/68 A 21/8242 27/108

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一反応室に赤外線及び紫外線を照射する
    機構を具備したことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記赤外線を照射する
    機構が薄膜堆積時のシリコンウェハの加熱に用いられる
    薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記紫外線を照射する
    機構がシリコンウェハ表面の酸化シリコン膜および/ま
    たは有機物を除去する目的で使用される薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、上記赤外
    線と紫外線を照射する際のシリコンウェハ保持台が同一
    である薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、上記シリコンウェハ保
    持台が上記シリコンウェハの表面に垂直な方向に移動す
    る機構を有する薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5において、上記赤外線照
    射機構と紫外線照射機構が対向し、赤外線がシリコンウ
    ェハの裏面から、紫外線が上記シリコンウェハの表面か
    ら照射される薄膜形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2または3において、上記赤外
    線と紫外線を照射する際のシリコンウェハ保持台が独立
    して存在する薄膜形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、上記赤外線,紫外線と
    もにシリコンウェハの表面から照射される薄膜形成装
    置。
  9. 【請求項9】請求項7において、上記赤外線がシリコン
    ウェハの裏面から、紫外線が上記シリコンウェハの表面
    から照射される薄膜形成装置。
  10. 【請求項10】請求項7において、上記赤外線がシリコ
    ンウェハの両面から、紫外線が上記シリコンウェハの表
    面から照射される薄膜形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9または10において、上記紫外線を照射する機構
    と高真空状態を遮断する窓板の近傍の高真空側に、赤外
    光を遮断するシャッタを具備する薄膜形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10または11において、上記薄膜形成装置の
    ガス導入部がシリコンウェハ上への紫外線及び赤外線の
    照射を遮断しない薄膜形成装置。
  13. 【請求項13】請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11または12において、上記薄膜形成
    装置がロードロック機構を有する薄膜形成装置。
  14. 【請求項14】同一反応室内で、紫外線を照射しながら
    シリコンウェハ表面の薄膜もしくは付着物を除去する処
    理と赤外線を加熱源とした薄膜堆積を行うことを特徴と
    する薄膜形成方法。
  15. 【請求項15】請求項14において、上記紫外線を照射
    しながらシリコンウェハ上の薄膜もしくは付着物を除去
    する処理を複数回行う薄膜形成方法。
  16. 【請求項16】請求項14または15において、上記紫
    外線を照射しながらシリコンウェハ上の薄膜もしくは付
    着物を除去する処理を行う際、反応室内にオゾンもしく
    はその混合ガスを導入する薄膜形成方法。
  17. 【請求項17】請求項14,15または16において、
    上記紫外線を照射しながらシリコンウェハ上の薄膜もし
    くは付着物を除去する処理を行う際、反応室内に水素
    と、ハロゲン単体もしくはその化合物の少なくとも一つ
    を含む混合ガスを導入する薄膜形成方法。
  18. 【請求項18】請求項14,15,16または17にお
    いて、上記紫外線を照射しながらシリコンウェハ上の薄
    膜もしくは付着物を除去する処理が上記シリコンウェハ
    表面のシリコン酸化膜および/または有機物を除去する
    処理である薄膜形成方法。
  19. 【請求項19】請求項14,15,16,17または1
    8において、上記紫外線を照射しながら上記シリコンウ
    ェハ上の薄膜もしくは付着物を除去する処理と薄膜堆積
    を異なる温度で行う薄膜形成方法。
  20. 【請求項20】請求項14,15,16,17,18ま
    たは19において、上記薄膜堆積の後、上記シリコンウ
    ェハの温度を上昇し、同一反応室内で熱処理を行う薄膜
    形成方法。
  21. 【請求項21】請求項14,15,16,17,18,
    19または20において、上記薄膜堆積の際、紫外線の
    照射を停止する薄膜形成方法。
  22. 【請求項22】請求項14,15,16,17,18,
    19,20または21において、上記薄膜堆積がシリコ
    ン膜である薄膜形成方法。
  23. 【請求項23】請求項22において、上記シリコン膜が
    多結晶シリコン膜である薄膜形成方法。
  24. 【請求項24】請求項22において、上記シリコン膜が
    非晶質シリコン膜である薄膜形成方法。
  25. 【請求項25】請求項22において、上記シリコン膜が
    エピタキシャル成長膜である薄膜形成方法。
  26. 【請求項26】請求項22,23,24または25にお
    いて、上記シリコン膜が不純物を導入しながら堆積する
    薄膜形成方法。
  27. 【請求項27】請求項14,15,16,17,18,
    19,20または21において、上記薄膜が窒化シリコ
    ン膜である薄膜形成方法。
  28. 【請求項28】請求項14,15,16,17,18,
    19,20または21において、上記薄膜が酸化タンタ
    ル膜である薄膜形成方法。
  29. 【請求項29】請求項14,15,16,17,18,
    19,20または21において、上記薄膜が金属膜であ
    る薄膜形成方法。
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