JPH0732045U - 焼き瓦 - Google Patents

焼き瓦

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JPH0732045U
JPH0732045U JP6164793U JP6164793U JPH0732045U JP H0732045 U JPH0732045 U JP H0732045U JP 6164793 U JP6164793 U JP 6164793U JP 6164793 U JP6164793 U JP 6164793U JP H0732045 U JPH0732045 U JP H0732045U
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roof tile
roof
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茂 田島
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児玉釉瓦工業株式会社
ヱビス瓦工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準瓦用の受板、並びに製造設備を使用し
て、高品質で歩留りが少なく、しかも低コストで簡単に
調整瓦を得る。 【構成】 焼き瓦20の一方の縁部3側の端部に、この
縁部3に沿って延びた細い破断用凹溝7、8を設ける。
この破断用凹溝7、8を境として、焼き瓦20を本体部
分20aと余剰部分20bとに破断分割自在である。こ
の焼き瓦20は、そのままの状態で標準瓦として使用す
る。この焼き瓦20を調整瓦として使用する場合、上記
余剰部分20bを除去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案の焼き瓦は、家屋の屋根板面に配設し、この屋根板面を覆う屋根用の焼 き瓦(粘土瓦とも呼ぶ)に関し、特に一般的な標準瓦に比べ幅方向寸法の小さい 特種な調整瓦として使用できる焼き瓦を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
家屋の屋根を構成する焼き瓦は、例えば図3(A)に示す様な標準瓦1と、同 図(B)に示す様な調整瓦10との二種類がある。これら標準瓦1と調整瓦10 との違いは、この調整瓦10の幅方向(図3の左右方向)に亙る寸法が、標準瓦 1よりもa(例えば30mm)だけ短い事である。その他の構成は同様である。
【0003】 即ち、これら標準瓦1、及び調整瓦10は、平面形状が略四角形をなし、互い に対向する直線状の幅方向両縁部2、3(9)間が、小さい山形状にふくらんだ 小凸曲面部4と、大きくへこんだ大凹曲面部5とを滑らかに連続させた断面波形 状に形成されている。6は、屋根板の上面に横方向に固定された瓦桟に瓦を固定 する為の釘を挿通する釘孔である。又、この釘孔6を設けた、各瓦1、10の縦 方向の一端(図3の上端)の縁部裏面には、上記瓦桟に引っ掛けて位置決めする 為の図示しない係止突起が形成されている。そして、上記標準瓦1の縦、横各寸 法を、例えば共に約305mmとするのに対し、上記調整瓦10の横寸法を、上記 標準瓦1の横寸法よりもaだけ短くしている。
【0004】 上述した様な焼き瓦を用いて屋根を構成する際、この屋根が通常の寸法に仕上 げられている場合は、屋根板面上に上記標準瓦1のみを配設する。これにより、 屋根板の両端縁と、両端に位置する標準瓦1のそれぞれ外側端縁とが合致する。 一方、家屋の立地条件や特殊仕様による寸法の屋根構造に於いては、上記標準瓦 1と調整瓦10とを組み合わせて寸法を調整し、配設使用する。
【0005】 上記焼き瓦を量産する一般的な製造装置としては、以下の様なものが知られて いる。即ち、図4に示す様に、プレス機械の基台11の幅方向(図4の左右方向 )に配設されたレール12上に、移動台13を載置している。この移動台13は 、アクチュエータ14により上記レール12上を移動自在である。15は下型、 17は上型、19は定量ホッパーであり、上記移動台13を図4の左方に移動さ せ、下型15を定量ホッパー19の下方に移動させた状態で、この下型15に所 定量の粘土を供給自在である。又、16は上記上、下両型15、17によって圧 縮成型された生瓦を載置する受取台である。
【0006】 上述した様な装置により焼き瓦を製造する場合、先ず上述した様に上記移動台 13を図4の左方に移動させ、粘土を供給する。次いで、この移動台13を図4 の右方に移動させ、上記下型15を上型17の下方に位置させる。この後、この 上型17を降下させて、上記粘土を上型17の下面と下型15の上面との間で圧 縮成形し、生瓦とする。上型17と下型15の上面との間の空間の周囲は、枠1 8を上昇させる事で塞ぐ。
【0007】 圧縮成形後、上記枠18を下降させてから上型17を上昇させると、成形され た生瓦は、上型17の下面に吸着した状態のまま上昇する。そこで、再び上記移 動台13を図4の左方に移動させ、上記受取り台16を、上型17の下面に付着 した生瓦の直下に移動させる。更に、上記生瓦をこの受取り台16の上面に載置 された受板21の上面に移し替える。この移し替え作業と同時に、上記定量ホッ パー19により、下型15の上面に所定量の粘土を供給する。
【0008】 受板21に生瓦を移し替えた後、上記移動台13は図4の右方に移動する。そ して上記生瓦は、取り出しコンベア22によって(或は人手によって)受板21 ごと取り出される。上記受取り台16の上面には、新たな受板21が載せられる 。取り出された生瓦は、受板21ごと乾燥(通常、自然乾燥)し、色やつやを出 す上薬を塗布した後、これを加熱炉にて燒結し、焼き瓦として完成する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上述の様に製造される焼き瓦の内、標準瓦1の使用量は多いが、調整瓦10は 前述した用途の関係から、その使用量は少ない。その為、調整瓦10を製造する 為に上述した大量生産向きの設備を備える事は、無駄が多く、経済的、製造コス ト的に問題がある。
【0010】 又、標準瓦1の製造設備をそのまま用いて調整瓦10を製造する事も考えられ る。しかしながら、幅方向寸法の違いから品質、歩留りが悪化する事が避けられ ず、好ましくない。
【0011】 更に、上記受板21は、生瓦をむらなく均一に乾燥させる為、生瓦とほぼ同一 の寸法形状となっている。従って、上述した製造装置を用いて標準瓦1よりもサ イズの小さい調整瓦10を製造する場合、成形型(上型17及び下型15)は勿 論の事、受板21も新たに準備する必要がある。この内、上記成形型は、1組か 2組程度準備すれば生産上問題ないが、上記受板21は、連続的に量産される個 々の生瓦の移動、乾燥を経て燒結工程に送られる迄使用される為、多数必要であ る。この為、受板21に占める経費はきわめて大きい。従って、上記製造設備を 標準瓦1と調整瓦10とで共用すると共に、それぞれの瓦1、10専用の受板を 用意する場合、やはり、経済的、製造コスト的に問題がある。
【0012】 上述の様な事情から、標準瓦1の受板を調整瓦10の受板として使用する事が 考えられ、又、一部で実施されている。しかしながら、この様に受板も共用する 場合、上述の幅方向寸法の違いから、乾燥の度合いが不均一となり、燒結の際に 変形したり、歪みが発生したり、ひいては破れが生じる等、やはり品質、歩留り の点で問題がある。
【0013】 本考案は、標準瓦の製造に使用する受板をそのまま調整瓦の受板として使用で きる様、調整瓦の圧縮成形時に於ける生瓦の形状を一部変更する事により、上述 した従来の問題点を解消し、高品質、低コストの調整瓦を容易に得られる様にす るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の焼き瓦は、前述した従来の焼き瓦と同様、平面形状が略四角形をなし 、互いに対向する直線状の幅方向両縁部間が、小さな山形状にふくらんだ小凸曲 面部と、大きくへこんだ大凹曲面部とを連続した断面波形状を有し、上下左右に 隣り合う瓦の端部同士を重ねた状態で使用される。特に、本考案の焼き瓦に於い ては、この焼き瓦の幅方向一端部表面に、この瓦の幅方向の縁部に沿って延びた 細い破断用凹溝を形成し、この破断用凹溝を境として本体部分と余剰部分とに破 断分割自在としている。
【0015】
【作用】
本考案の焼き瓦は、上述の様に構成される為、調整瓦として使用する場合は、 上記の破断用凹溝を境として破断分割し、余剰部分を除去する。そして、残りの 本体部分を調整瓦として使用する。従って、特に調整瓦専用の設備を用意する事 なく、調整瓦を得る事ができる。
【0016】
【実施例】
図1及び図2は、本考案の焼き瓦の実施例を示している。本考案の焼き瓦20 は、前述した従来の標準瓦1と同様、平面形状が略四角形で、その幅方向(図1 〜2の左右方向)両縁部2、3を互いに平行な直線状としている。そして、この 両縁部2、3間は、焼き瓦20の上面側に向けて突出した小凸曲面部4と焼き瓦 20の下面側に向けて凹んだ大凹曲面部5とを滑らかに連続させた、断面波形状 に形成されている。この焼き瓦20は、前記標準瓦としての寸法(縦、横各寸法 がそれぞれ約305mmのほぼ正方形)に形成されている。
【0017】 特に、本考案の焼き瓦20に於いては、その幅方向一端部(図1の右端部)の 上、下両面に、余剰幅aを残し、上記縁部3に沿ってその全長に亙り適当な深さ を有する細い破断用凹溝7、8を形成している。この破断用凹溝7、8は、上記 縁部3からの距離が等しい、互いに整合する位置に形成されている。これにより 、この焼き瓦20は、上記破断用凹溝7、8を境に、調整瓦として必要な形状寸 法をもった本体部分20aと、調整瓦として不必要な余剰部分20bとに区分さ れる。
【0018】 上述の様に構成される本考案の焼き瓦20は、そのままの状態(図1の状態) では標準瓦として使用する。この焼き瓦20を調整瓦として使用する場合には、 生産工場、或は作業現場に於いて、上記余剰部分20bをハンマー等により軽く たたく事によって本体部分20aから分離する。そして、図2に示す、残りの本 体部分20aを調整瓦10として使用する。
【0019】 尚、上記破断用凹溝7、8の位置関係、形状、深さ等は必要に応じ適宜選択し て実施する。又、本実施例に於いては、二つの破断用凹溝7、8を設けた例に就 いて説明したが、この破断用凹溝は、瓦の上、下何れか一方の面にのみ形成して も良い。この破断用凹溝は、総て生瓦の成形時に形成される事は勿論である。
【0020】
【考案の効果】
本考案の焼き瓦は、上述の様に構成され作用する為、調整瓦を得る場合、標準 瓦を製造する際に使用される受板を含め、標準瓦を製造する為の設備をそのまま 使用でき、しかも高品質の調整瓦を簡単に得る事ができる。従って、設備費、製 造コストの低減を図れ、実用上、大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の焼き瓦を示す斜視図。
【図2】本考案の焼き瓦から分断されて得られた調整瓦
を示す斜視図。
【図3】従来の標準瓦と調整瓦とをそれぞれ示す斜視
図。
【図4】生瓦の製造装置を示す正面図。
【符号の説明】
1 標準瓦 2 縁部 3 縁部 4 小凸曲面部 5 大凹曲面部 6 釘孔 7 破断用凹溝 8 破断用凹溝 9 縁部 10 調整瓦 11 基台 12 レール 13 移動台 14 アクチュエータ 15 下型 16 受取り台 17 上型 18 枠 19 定量ホッパー 20 焼き瓦 20a 本体部分 20b 余剰部分 21 受板 22 取り出しコンベア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状が略四角形をなし、互いに対向
    する直線状の幅方向両縁部間が、小さな山形状にふくら
    んだ小凸曲面部と、大きくへこんだ大凹曲面部とを連続
    した断面波形状を有し、上下左右に隣り合う瓦の端部同
    士を重ねた状態で使用される焼き瓦に於いて、この焼き
    瓦の幅方向一端部表面に、この瓦の幅方向の縁部に沿っ
    て延びた細い破断用凹溝を形成し、この破断用凹溝を境
    として本体部分と余剰部分とに破断分割自在とした事を
    特徴とする焼き瓦。
JP1993061647U 1993-11-16 1993-11-16 焼き瓦 Expired - Lifetime JP2605862Y2 (ja)

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