JPH0731951Y2 - 型鋼用自走式位置決め台車機構 - Google Patents

型鋼用自走式位置決め台車機構

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JPH0731951Y2
JPH0731951Y2 JP11334489U JP11334489U JPH0731951Y2 JP H0731951 Y2 JPH0731951 Y2 JP H0731951Y2 JP 11334489 U JP11334489 U JP 11334489U JP 11334489 U JP11334489 U JP 11334489U JP H0731951 Y2 JPH0731951 Y2 JP H0731951Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、型鋼製品の一次加工(測長、マーキング、切
断、溶接)に適用される自走式位置決め装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、型鋼の測長、マーキング、切断、溶接等の一次加
工を行う工場設備としては次の2種の機構が普通に知ら
れている。
(1)型鋼をローラコンベアで搬送して位置決めを行
う。
(2)型鋼を固定として測長、マーキング、切断、溶接
等を行なう一次加工装置が工場内に設置したレール上を
移動して位置決めを行う。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上述のような従来の位置決め技術では次のよう
な不具合点が存在する。
(1)コンベアの場合、型鋼の搬出入スペースが必要な
ためコンベア長がワーク長の2倍必要である。
(2)設備が大型のため広い工場スペースを必要とす
る。
(3)コンベア上に一度に多くのワークを流せる利点は
あるがワークをセツトする点で治工具他複雑な位置決め
機構を使用すると同時にオペレーターの介入をかなり必
要とする。
本考案は、一次加工材料である型鋼のフランジ及びウエ
ブ上をレール替りに走行できる台車機構を提供し、これ
により上記各不具合を解決しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため本考案の型鋼用自走式位置決め台車機構は、一
次加工材料である型鋼の長手方向の位置決めを行うため
の型鋼のフランジ部を倣い、同型鋼のウェブ上を走行し
ながら位置決めを行う位置決め台車機構に於いて、該台
車機構が走行モータにより型鋼上を自走する走行台車
と、同台車上に載置され、型鋼フランジ部を走行する走
行ゴム車輪を前記型鋼フランジ部に圧接するための流体
圧シリンダと、型鋼長手方向の移動距離を測長するため
走行台車の台板下部に配置され、その回転軸に測長用ロ
ーラを取り付けたエンコーダと、エンコーダよりの指令
を受け前記走行モータを制御し走行台車を所定の位置で
停止し得るモータコントローラとを具備することを特徴
としている。
〔作用〕
上述の本考案の型鋼用自走式位置決め台車機構は、走行
台車を型鋼上に乗せ、型鋼フランジ部に走行ゴム車輪を
流体圧シリンダの加圧により押しながら自走走行させ
る。一方型鋼の長手方向の移動距離を測長するエンコー
ダは走行モータより分離して型鋼フランジ部の移動距離
が直接エンコーダに伝達するような手段を用いて走行台
車に設けておき、型鋼長手方向の走行距離を測長する。
走行モータはエンコーダとモータコントローラにより制
御され走行台車を所定の停止位置まで走行させる。
所定の位置で停止した後、型鋼にマーキング、切断、溶
接等の所定の一次加工を施す。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を第1図ないし第5図により説明
する。
第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は下部平面
図、第4図は上部平面図、第5図は本考案の作動を示す
説明図、第6図(a),(b)は本考案の応用例を示す
説明図である。
これらの図に於て、1は走行台車100の走行用モータで
モータコントローラA(第5図)の信号により回転でき
るよう構成され、台板5上に載置される。2はゴム車輪
で走行モータ1の回転軸に直結し、台板5の下部に配設
されており、走行台車100の走行時型鋼9のフランジ部1
8外面と接触しながら回転する。3は走行モータ用加圧
流体圧(エアー)シリンダで走行台車100を型鋼のフラ
ンジ部18に乗せる場合該シリンダを入方向に作動させ走
行モータ1を外側に摺動し、ゴム車輪2を型鋼フランジ
部18より離す役目及び走行時走行用モータ1の振動を吸
収する役目を有する。4は押えカムレバーで第4図示の
ように走行モータ用加圧エアーシリンダ3と走行モータ
1を連結するレバーで、走行モータ用加圧エアーシリン
ダ3の圧力の2倍が走行モータ1に加圧されるようセツ
トされている。6はリニアガイドレールで該レール上に
走行モータ1は載置され、走行モータ1は摺動可能であ
る。7は第1次加工すべき材料検知用の光センサーで、
台板5の下部に取付けられ、型鋼9のフランジ部と対向
する位置に設けられており、型鋼フランジ部の有無を検
知して走行台車を停止させる。8は台板5の下面に取付
けた固定ローラで、走行台車100は一方を型鋼9のフラ
ンジ部18上部に於て該固定ローラ8で支承され他方を上
下長さ調整可能の支柱ローラ14により型鋼9のウエブ部
17上で支承されている。走行台車100は走行する迄の間
はこの状態で転倒しないように支えられている。10はカ
ムフロアでゴム車輪2と共に型鋼フランジ部18を両内外
側より挾み込む役割を果す。11はエンコーダで台板5下
部に配置され、走行モータ1の速度制御及び走行台車10
0の測長機能を有する。従来エンコーダは通常走行モー
タに減速ギヤー等を介して直結するのが普通であるが、
本考案では、走行機構がゴム車輪2を使用するためスベ
リが発生した場合、速度制御、測長機能に対し悪影響を
与えるので、絶対位置を検出できるようにエンコーダ11
は走行モータ1より分離して台板5の下部に配設してい
る。12は測長ローラでエンコーダ11の回転軸に装着され
測長ローラ12の外周は走行摩耗防止のため焼入れを施し
ている。13は測長ローラ加圧シリンダで測長ローラ12を
型鋼フランジ部に押しつける役目を果すと共に走行台車
100を型鋼フランジ部18に乗せる場合、測長ローラ12を
開側に移動させ測長ローラ軸の物損による曲げから防ぐ
役目を有する。15は走行モータ加圧用電磁弁で台板5上
に設けられ走行モータ用加圧シリンダ3へのエア供給を
行なう。16は測長ローラ加圧用電磁弁で測長ローラ加圧
シリンダ13へのエアー供給を行なう。第5図Aは1軸モ
ータコントローラで光センサー7の作動により走行モー
タ1の速度制御を行なう。Bはスイツチパネルで走行台
車100の操作用スイツチ類が配列されている。
次ぎに第1図〜第5図によりその作動につき説明する
と、まず走行台車100を型鋼9上に乗せ、走行まで固定
ローラ8、支柱ローラ14で転倒しない様に支える。次に
走行モータ1を電磁弁15、エアーシリンダ3を駆動して
リニアガイドレール6上で摺動させ、これに直結するゴ
ム車輪2と対向するカムフロア10により型鋼フランジ部
18をはさみ込む。次に電磁弁16、エアーシリンダ13を駆
動させエンコーダ11及びその回転軸に装着した測長ロー
ラ12を型鋼フランジ部18内側に装着する。エアシリンダ
13で測長ローラ12を型鋼9に押しつけることにより、走
行台車100が動くとき型鋼9に沿って測長ローラ12は回
転する。測長ローラ12が1回転することによりエンコー
ダ11も1回転し走行モータ1へ所要の指令を発信する。
第5図示のスイッチパネルBにおいて台車走行速度及び
停止位置寸法等を入力後運転を開始する。走行モータ1
はエンコーダ11及びモータコントローラAにより制御さ
れ走行台車を所定の停止位置まで走行させる。なお台車
走行中台車下面の光センサ7により型鋼両端フランジ部
18が外れた場合走行台車は自動でその場停止となる。
エアーシリンダ3,13は走行モータ1、測長ローラ12をエ
アーシリンダ3,13軸方向に駆動させ走行台車の装着を容
易にする他走行モータ1、エンコーダ11の回転軸ラジア
ル方向の余力又は振動をエアーシリンダにより吸収し測
長精度を高めている。なお走行台車には電気制御ケーブ
ル及びシリンダー駆動用エアーホースが接続されそれら
を牽引しながら走行する。
本考案では走行台車100は1次加工材料である型鋼9の
フランジ部18及びウエブ部17上をレール替わりに走行で
き、型鋼長手方向の位置決めを容易に行なえると共に、
装置全体を小型軽量化できる。
次ぎに本考案の応用例を示す第6図(a),(b)につ
いて説明すると、第6図(a)は走行台車CO2溶接トー
チaを搭載して型鋼ウエブ部17の隅肉溶接を行うための
もので、CO2ガスを使用したワイヤ式の溶接機の溶接部
で溶接ワイヤを支えると共に溶接時トーチ内を通じてCO
2ガスを吐出する。なお、CO2溶接トーチaの軸制御は手
動によつて行なう。また第6図(b)は走行台車にアセ
チレン、酸素式のガス切断トーチbを搭載して型鋼ウエ
ブ部の切断(主に穴明け)を行なうもので、本事例の場
合は、ガス切断トーチ走行モータd及びラツクcを台板
5上に付加設置し、走行台車モータ1と2軸制御を行な
う。ラツクcは2軸モータと組合せて使用する。ガス切
断トーチ走行モータdは2軸として使用するモータで、
1軸用走行モータ(ゴム車輪)とNC制御される。
本考案は上記実施例で説明した場合に限定されることな
く、その他の応用例としてプラズマ切断トーチ、ライン
マーキングトーチの使用も可能でありその制御方法は第
6図(b)の事例の方法が採用される。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の型鋼用自走位置決め台車機構
によれば次に示す効果が得られる。
(1)従来技術のような台車走行用ピニオン、ラツク機
構が不要である。
(2)従来のような型鋼搬送のためのコンベアラインが
不要である。
(3)狭い工場内で使用可能である。
(4)装置が軽量化されるため移動が容易である。
(5)ゴム車輪走行のため騒音が発生しない。
(6)測長エンコーダを走行用モータより分離して、型
鋼フランジ部の移動距離を直接エンコーダに伝達する機
構の採用により従来のような走行モータに測長エンコー
ダを直結したものと同等の位置決め精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例走行台車機構の正面図、第2
図は同側面図、第3図は同下部平面図、第4図は同上部
平面図、第5図は本考案の作動を示す電気及び空気系統
図、第6図(a)、(b)は本考案の応用例を示す説明
図である。 1…走行モータ、2…ゴム車輪、3…走行モータ用加圧
エアーシリンダ、4…押えカムレバー、5…台板、6…
リニアガイドレール、7…光センサ、8…固定ローラ、
9…型鋼、10…カムフロア、11…エンコーダ、12…測長
ローラ、13…測長ローラ加圧シリンダ、14…支柱ロー
ラ、15…走行モータ加圧用電磁弁、16…測長ローラ加圧
用電磁弁、17…ウエブ部、18…フランジ部、100…走行
台車、a…CO2溶接トーチ、b…ガス切断トーチ、c…
ラツク、d…ガス切断トーチ走行モータ、A…1軸モー
タコントローラ、B…スイツチパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次加工材料である型鋼の長手方向の位置
    決めを行うため型鋼のフランジ部を倣い、同型鋼のウェ
    ブ上を走行しながら位置決めを行う位置決め台車機構に
    於て、該台車機構が走行モータにより型鋼上を自走する
    走行台車と、同台車上に載置され、型鋼フランジ部を走
    行する走行ゴム車輪を前記型鋼フランジ部に圧接するた
    めの流体圧シリンダと、型鋼長手方向の移動距離を測長
    するため走行台車の台板下部に配置され、その回転軸に
    測長用ローラを取り付けたエンコーダと、エンコーダよ
    りの指令を受け前記走行モータを制御し走行台車を所定
    の位置で停止し得るモータコントローラとを具備するこ
    とを特徴とする型鋼用自走式位置決め台車機構。
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