JPH0731911A - 鏡裏面端部の塗装装置 - Google Patents

鏡裏面端部の塗装装置

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JPH0731911A
JPH0731911A JP17967693A JP17967693A JPH0731911A JP H0731911 A JPH0731911 A JP H0731911A JP 17967693 A JP17967693 A JP 17967693A JP 17967693 A JP17967693 A JP 17967693A JP H0731911 A JPH0731911 A JP H0731911A
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JP
Japan
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coating
mirror
roller
soln
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP17967693A
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English (en)
Inventor
Fumiyoshi Nakano
文義 中野
Mitsuo Tsujii
光男 辻井
Yoshihiko Yamamoto
芳彦 山本
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 鏡を、その裏面を下側としてコンベヤー上を
移送させつつ、該裏面の端部域に下側より接触し回転す
る塗装ローラーにより該部を塗装する装置であって、塗
装ローラーの下方に配した塗料槽の塗液に塗装ローラー
下部を浸漬し、塗装ローラーの回転に伴い塗液をローラ
ー外周に付着させて該ローラーの上端に接する鏡の裏面
端部塗装装置本体と、塗装ローラーと鏡とに相対的な押
圧力を適宜付与する押圧力調整機構と、鏡裏面端部に供
する塗液量の制御機構を有することからなる。 【効果】 塗液が鏡端面に垂れ、あるいは更に表面側に
達し易いという従来技術の不具合を解消でき、またロー
ラーの付着物等による鏡表面への汚染を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡の裏面すなわち裏止
め塗装面の端部域、詳しくは鏡裏面端部から面取り加工
部にかけて塗膜を形成する装置にかかわるもので、前記
裏面端部は水分等の侵入を受け易く、従って銀鏡膜、金
属膜を変質、変色させ易く、また面取り加工部は銀鏡
膜、金属膜が露呈するため同様に変質、変色を来し易い
が、それら領域にわたって保護すべく塗膜を形成する装
置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来鏡の裏面端部の塗装装置
にかかる提案は少なからずある。特に裏面端部を幅広く
塗装する装置に関しては、例えば本出願人の考案にかか
る実願昭57−105243号に、鏡の裏面を上側にして移送し
つつ、塗料槽からの塗料を塗料供給ロール、塗料ガイ
ド、塗装ロールを介して前記鏡の裏面端部に導き塗装す
る装置を提唱した。
【0003】また実開平4 −41763 号には、被塗装体の
上に接して塗装用ローラーを配し、塗装用ローラーを壁
材で囲み、塗装用ローラーの周面と壁材とにより塗料溜
を形成し、その間隙より塗液をローラー周面に沿って流
下させ被塗装体を塗装する装置で、更にローラー周面に
環状溝を刻成してなる塗装装置が開示されている。
【0004】これらの公知例は、いずれも被塗装体の被
塗装部を上面としその端部を塗装する装置であり、塗液
が端面にわたり、あるいは更に鏡表面側に垂れ易いとい
う問題がある。さらに前者の本出願人の提唱例は、幅広
く均一に裏面端部を塗装するうえで好都合であるが、塗
液の伝達部材が多く絡んで必ずしも簡易なものとはいえ
ず、後者の開示例はローラーと壁材との間隙調整が容易
でなく、所望厚みの塗膜を形成するのが困難で、特に先
述のように端面等への垂れを生じ易い。
【0005】本発明はこれら問題点を解消したもので、
簡単な構成で鏡裏面端部に幅広く均一かつ所望厚みの塗
膜が形成でき、かつ端面への垂れを皆無にできる鏡裏面
端部の塗装装置を提供するものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、鏡を、その
裏面を下側としてコンベヤー上を移送させつつ、該裏面
の端部域に下側より接触し回転する塗装ローラーにより
該部を塗装する装置であって、塗装ローラーの下方に配
した塗料槽の塗液に塗装ローラー下部を浸漬し、塗装ロ
ーラーの回転に伴い塗液をローラー外周に付着させて該
ローラーの上端に接する鏡の裏面端部塗装装置本体と、
塗装ローラーと鏡とに相対的な押圧力を適宜付与する押
圧力調整機構と、鏡裏面端部に供する塗液量の制御機構
を有すること、詳しくは、外周面に多数の環状溝を周設
した塗装ローラーおよび塗料槽を一体的に配し、それら
を昇降調整可能に支持する支持体と、前記塗装ローラー
の鏡裏面への上向きの押圧力を付与するために前記支持
体を上方から引揚げるべく配した押圧力調整用のバネ弾
性体と、塗装ローラーの外周面へ近接離隔可能に配し、
塗鏡裏面に供する塗液量を制御する塗液掻取り枝杆を有
すること、からなる。
【0007】上記構成によれば、従来公知の鏡の裏面端
部を上面とし、上側から塗装する場合におけるような端
面側への垂れを皆無とし、鏡の品質向上に著効を奏する
ものである。
【0008】
【実施例】以下本発明を添付の図面に基づき説明する。
図1は本発明の概略全体斜視図、図2は鏡裏面端部と塗
装ローラーのかかわりを示す部分断面図、図3は塗装後
の鏡の部分断面図である。
【0009】図3に示すように、鏡2 はガラス等の透明
基材2aと、その下面に形成した銀鏡膜を含む金属膜2b
と、該金属膜2bを被覆保護する裏止め塗膜2cからなり、
鏡2 の表裏面と端面のエッジ部には夫々面取り加工2d、
2eが施される。
【0010】前記面取り加工部2eは、金属膜2bが露呈し
ており、外気中の水分や侵食性ガスにより腐食され易
い。また鏡裏面端部域、特に四辺部は鏡を壁体に添設す
る際に取付け金具に接触するが、特に浴室等に配するケ
ースにおいては水分が金具の近辺に溜まり、やがて該部
を侵食し易い。あるいは鏡四辺部等を接着剤を介して壁
体に貼着するケースにおいては接着剤中の溶剤成分が該
部を侵食し易い。
【0011】本発明においては面取り加工部2eのみなら
ず鏡裏面端部域に幅広く保護塗膜を形成して前記弊害を
排除する塗装装置を提供するものであり、それにより図
中10' に示されるように保護塗膜を形成することができ
る。
【0012】なお、保護塗膜10' としてエポキシ系、ウ
レタン系等耐食、耐候性で裏止め塗膜やガラス等の基板
と濡れ性が良好かつ密着性の優れたものを採用するもの
で、それにより鏡の裏面裏止め塗装面の端部域、詳しく
は鏡裏面端部から面取り加工部にかけてむらなく充分に
塗膜を形成することができる。
【0013】図1において、1 、1'が通例のローラーコ
ンベヤーで、図示しない架台に架設し、その駆動回転に
より、上に載架した鏡2 を移送する。なお1aは鏡側端面
位置調整ローラーで、鏡2 をその裏面端部の塗装装置3
に給送する過程で鏡両側端に複数設けておく。
【0014】鏡裏面端部の塗装装置3 は、塗料槽6 およ
び塗装ローラー7 と、それらの支持体8 からなる装置本
3'と、その付帯設備を擁する。4 は移動可能に立設固
定した支持板で、蝶番5 により塗料槽6 および塗装ロー
ラー7 の支持体8 を付設せしめる。
【0015】なお、蝶番5 は角a が図示の範囲内にある
ようにストッパーを傭し、すなわち支持体8 の先端側9
が必要以上に上下に傾斜し、塗料槽6 の塗液10 (図2参
照)が溢出しないようにする。
【0016】支持体8 は図示のような板状体に限らず箱
型等の各種形態のものを採用でき、また蝶番機構5 に換
えて支持体8 を支持板4 に沿って摺動昇降できるように
することもできる。
【0017】塗料槽6 には塗液10を貯溜し、その上方に
適宜高さ位置を以て塗装ローラー7を配する。塗装ロー
ラー7 はその軸11を手前の軸受け12 (図示しないが軸受
けはローラーの向こう側にも配する) に挿通し、軸端部
にはベルトプーリー13を固設する。ベルト14は前記プー
リー13およびローラーコンベヤー1 に固設したプーリー
15に架け渡すことにより、ローラーコンベヤー1 の回転
に伴い塗装ローラー7を回転せしめる。それに際し鏡2
の送り速度と塗装ローラー7 の周速度は同一速度とし、
または若干速度を異ならせる等設定する。
【0018】なお16は公知のベルト張力調整用のローラ
ーで、支持台8 の傾き角度により、塗装ローラー7 、す
なわちプーリー13の位置が若干ずれるが、それに対応し
て張力調整するもので、図示しないがその軸はローラー
コンベヤー架台に例えば上下移動調整可能に付設してお
く。勿論、塗装ローラーの回転は、上記ローラーコンベ
ヤーと連結することなく、別に塗装ローラー回転駆動用
モーターを設ける等の設計もできる。
【0019】図2に示すように、塗装ローラー7 には多
数の環状溝18を周設しておくことにより、塗料槽6 の塗
液10はローラー7 の回転に伴い該溝18を介して鏡2 の裏
面端部に移転される。特に裏面端部を幅広く塗装するケ
ースにおいて、単にローラーの平滑面を裏面端部に押し
つける場合に比べ溝を設けたことにより万遍なく均一に
塗装できるという利点がある。
【0020】図1において、塗料槽6 には支柱17を付設
し、支柱17には軸19' を支点として回動調整可能に塗液
掻取り枝杆19を配設する。すなわち塗液掻取り枝杆19は
矢印b に示すように回動でき、従って塗装ローラー7 の
外周面へ近接離隔可能に調整でき、塗液の鏡裏面への供
給量を制御することができる。
【0021】塗料槽6 には、さらに例えば塗液供給容器
20を配し、その下端部の孔から塗液10を供給して塗液面
を一定に維持する。塗液の供給はこれに限らず塗料タン
クからパイプを介して自動供給する等適宜設計するもの
である。
【0022】21はバネ弾性体で、支持台8 の先端部9
と、立設板4 の上端部を接続し、螺子22を回転調整する
ことにより前記先端部を矢印c に示すように引揚げるこ
とができ、従って塗装ローラー7 の高さを微調整できる
とともに、塗装ローラー7 の鏡裏面への僅かに上向きの
押圧力を付与する。すなわち塗装ローラー7 の上面はロ
ーラーコンベヤー1 、1'の上面よりやや上に出るように
持ち来すが、鏡2 が通過する際には予め前記バネ弾性体
21の引張力を鏡2 の重力より小さくすることによりロー
ラーコンベヤー1 、1'と面一になるように下方に押下げ
られ、逆に鏡2 に対し上向きの押圧作用を呈するもので
ある。あるいはバネ弾性体21の引張力の大小にかかわら
ず鏡2 の上方から図示しない押圧ローラーで押下げるよ
うにしてもよい。
【0023】本実施例においては、押圧力付与調整に簡
単かつ効果的な手段を示したが、例えば塗装ローラーを
下方からバネ弾性体で押上げる等の公知の代替手段を講
ずるのも本発明の範疇である。
【0024】本発明においては、鏡2 がその側端面を鏡
側端面位置調整ローラー1aにより規制されつつ塗装ロー
ラー7 上に移送される。塗装ローラー7 は既述のように
回転することにより塗料槽6 からの塗液10をその溝状周
面に付着せしめて移送し、途中塗液掻取り枝杆19により
所望の供給量に調整され、次いで該塗装ローラー7 はバ
ネ弾性体21の引張力で鏡裏面端部を押圧しつつ該部を塗
装するものである。勿論、鏡裏面端部の塗装装置3 を鏡
2 の進行方向に対して両側に配置させ、鏡2 の両サイド
を一時に塗装することもできる。
【0025】先述したごとく、本発明によれば図3に示
すように鏡2 の面取り加工部2eのみならず鏡裏面端部域
に幅広く保護塗膜10' を形成することができる。
【0026】また、従来鏡裏面を上向きにし、上側から
塗装する公知技術の場合においては、塗液が端面に垂れ
るケースが多く、あるいはさらに表面に達するケースも
ある等、不具合が頻々に発生していたが、本発明はそれ
を解消することができ、さらに、塗装工程においては鏡
の表面を上面として搬送するので、ローラーの付着物等
による鏡表面への汚染の危惧を皆無とするものである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、塗液が端面に垂れ、あ
るいは更に表面側に達し易いという従来技術の不具合を
解消でき、またローラーの付着物等による鏡表面への汚
染を防ぐという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略全体斜視図である。
【図2】鏡裏面端部と塗装ローラーのかかわりを示す部
分断面図である。
【図3】鏡の部分断面図である。
【符号の説明】 1 、1'----ローラーコンベヤー 2 ----鏡3 ----鏡裏面端部の塗装装置3' ----装置本体 6 ----塗料槽 7 ----塗装ローラー 8 ----支持体 19 ----塗液掻取り枝杆 21 ----バネ弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡を、その裏面を下側としてコンベヤー上
    を移送させつつ、該裏面の端部域に下側より接触し回転
    する塗装ローラーにより該部を塗装する装置であって、
    塗装ローラーの下方に配した塗料槽の塗液に塗装ローラ
    ー下部を浸漬し、塗装ローラーの回転に伴い塗液をロー
    ラー外周に付着させて該ローラーの上端に接する鏡の裏
    面端部塗装装置本体と、塗装ローラーと鏡とに相対的な
    押圧力を適宜付与する押圧力調整機構と、鏡裏面端部に
    供する塗液量の制御機構を有することを特徴とする鏡裏
    面端部の塗装装置。
  2. 【請求項2】外周面に多数の環状溝を周設した塗装ロー
    ラーおよび塗料槽を一体的に配し、それらを昇降調整可
    能に支持する支持体と、前記塗装ローラーの鏡裏面への
    上向きの押圧力を付与するために前記支持体を上方から
    引揚げるべく配した押圧力調整用のバネ弾性体と、塗装
    ローラーの外周面へ近接離隔可能に配し、塗鏡裏面に供
    する塗液量を制御する塗液掻取り枝杆を有することを特
    徴とする請求項1記載の鏡裏面端部の塗装装置。
JP17967693A 1993-07-21 1993-07-21 鏡裏面端部の塗装装置 Pending JPH0731911A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17967693A JPH0731911A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 鏡裏面端部の塗装装置

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JP17967693A JPH0731911A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 鏡裏面端部の塗装装置

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Publication Number Publication Date
JPH0731911A true JPH0731911A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16069931

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JP17967693A Pending JPH0731911A (ja) 1993-07-21 1993-07-21 鏡裏面端部の塗装装置

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JP (1) JPH0731911A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000493A (ja) * 2008-05-19 2010-01-07 Central Glass Co Ltd 鏡の裏面側端縁部の縁塗り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010000493A (ja) * 2008-05-19 2010-01-07 Central Glass Co Ltd 鏡の裏面側端縁部の縁塗り装置

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