JPH07318653A - ポジトロンct装置 - Google Patents

ポジトロンct装置

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JPH07318653A
JPH07318653A JP13484694A JP13484694A JPH07318653A JP H07318653 A JPH07318653 A JP H07318653A JP 13484694 A JP13484694 A JP 13484694A JP 13484694 A JP13484694 A JP 13484694A JP H07318653 A JPH07318653 A JP H07318653A
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JP
Japan
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radiation source
external radiation
top plate
subject
external
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Application number
JP13484694A
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English (en)
Inventor
Yasuo Takakusa
保夫 高草
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放射線吸収率の小さな材質で長尺の天板を実現
でき、また、トランスミッション計測等のための外部放
射線源の取扱いが容易で、オペレータの被曝の虞もな
く、しかもこれらが、走査部側を大型化,大重量化する
ことなく実現させる。 【構成】被検体を寝載させる寝台の天板4を両持ち梁方
式で支持すると共に、その両端支持部14,15を床面
に固定し、走査部3側を移動可能として全身スキャンの
移動距離を確保してなり、外部放射線源21を保管して
おくための保管庫24と、この保管庫24と外部放射線
源装置11との間で外部放射線源21を保管,装着させ
る外部放射線源装着機構27とを天板4の支持部14に
設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エミッションCT装
置、特に陽電子消滅核種を用いたエミッションCT装置
であるポジトロンCT装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポジトロンCT装置は、図3に示
すように、放射線検出器1をリング状に配置し、リング
中央部に開口部2を設けた箱型の走査部3と、これに対
向する可動式の天板4をもつ寝台5とを備えて構成され
ている。
【0003】走査部3は走査面を傾斜させるティルティ
ング機構6を有しており、被検体(図示せず)の任意の
傾斜した断面を画像化することができる。寝台5の天板
4は低放射線吸収率の材質でつくられており、被検体を
寝かせたまま、走査部3の開口部2に挿入することがで
きる。
【0004】ところで、ポジトロンCT装置では腫瘍の
スクリーニング等のため、全身のデータをとる場合があ
る。このため、天板4は撮影と連動して縦方向に動くよ
うになっている。この場合、移動のストロークとして
は、大人の身長より長い2m前後の長さが必要で、上半
身,下半身を別々に検査する場合でも半分の1m程度が
必要となる。ただし、被検体が天板4に乗り降りすると
きには、天板4を走査部3の開口部2から完全に引き出
した状態で行うので、その状態から被検体の一端(例え
ば頭頂部)がポジトロンCT装置の走査面にかかるまで
の移動距離を上記長さに加えたものが、実用上のストロ
ークである。
【0005】ポジトロンCT装置は、他の核医学画像装
置と異なり、被検体自体の放射線吸収効果の補正が原理
的に正しく行える特長がある。これを可能にするのは、
検出器リング内,被検体の外に存在する外部放射線源を
使用して被検体を通る放射線の減衰量を測定するトラン
スミッション計測である。このため、ポジトロンCT検
査ではRI薬剤投与に先立ってトランスミッション計測
を行う必要がある。
【0006】しかし、検査の度に保管庫(図示せず)に
入っている外部放射線源を外部放射線源装置(図示せ
ず)に取り付けたり、終了後、これを取り外して保管庫
に入れたりする手間がかかり、その間、オペレータが放
射線に被曝する状況にあった。このことは、検出器1の
感度の不揃いを補正するため、被検体なしで計測を行う
ブランク計測のときも同様で、ブランク計測にはトラン
スミッション計測用の外部放射線源を使用するが、この
ときもオペレータが放射線に被曝する問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のポジトロンCT
装置では、被検体の全身像を一度に作成するため、2m
内外のストロークの移動式天板4をもった寝台5が必要
であった。また、寝台天板4の材質は放射線減衰量を小
さく抑えるため、比重の小さい軽い材質でつくる必要が
ある。しかし、軽い材料は一般に強度が低い。支持部か
ら2m以上も片持ち梁(カンチレバー)形に張り出した
天板4に大人の全体重を載せる場合を考えるとき必要な
天板4の力学的強度と、天板4の放射線吸収率との両方
において満足させることは著しく困難であった。
【0008】また、トランスミッション計測及びブラン
ク計測のための外部放射線源は、オペレータが外部放射
線源装置への取付け、取外しを行うため、手間がかか
り、オペレータが放射線に被曝する虞があった。
【0009】本発明の目的は、寝台天板の力学的強度と
放射線吸収率との両方を容易に満足させることができ、
また、トランスミッション計測及びブランク計測のため
の外部放射線源の取扱いが容易で、オペレータの被曝の
虞もなく、しかもこれらが、走査部側を大型化,大重量
化することなく実現できるポジトロンCT装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数個の放
射線検出器をリング状に配置した検出器リングを2段以
上有し、検出器リング内空間に置かれた被検体から放出
される放射線対を同時計数法によって検出するポジトロ
ンCT装置であって、前記検出器リングと被検体の間の
空間に外部放射線源を置き、被検体による放射線の減衰
量測定と検出器相互の感度の相違測定のための外部放射
線源装置を備えたものにおいて、前記被検体を寝載させ
る寝台の天板を両持ち梁方式で支持すると共に、その両
端支持部を床面に固定し、走査部側を移動可能として全
身スキャンの移動距離を確保してなり、前記外部放射線
源を保管しておくための保管庫と、この保管庫と前記外
部放射線源装置との間で前記外部放射線源を保管,装着
させる外部放射線源装着機構とを前記天板の支持部に設
けることにより達成される。
【0011】
【作用】天板は、2点(両端)で支えられた両持ち梁
(ビーム・ブリッジ)状に構成され、これにより、放射
線吸収率の小さな、強度的にも従来装置に比べて小強度
の材質で全身スキャンを行うことができるだけの長尺の
天板を実現することができる。
【0012】そして天板の支持部に、トランスミッショ
ン計測及びブランク計測用の外部放射線源の保管庫と、
この保管庫と外部放射線源装置との間で外部放射線源を
保管,装着させる外部放射線源装着機構が設けられてい
る。これにより、外部放射線源に関する作業は自動化さ
れると共に、トランスミッション計測及びブランク計測
のための外部放射線源の取扱いが容易で、オペレータの
被曝の虞もなくなり、しかもこれらが、走査部側を大型
化,大重量化することなく実現される。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるポジトロンCT装置の一実
施例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側断面図で
ある。
【0014】この図1において、3は走査部で、この走
査部3のカバー内部に、開口部2を取り巻くように多数
の放射線検出器1がリング状に配置される。検出器リン
グの内側は移動式のリングコリメータ10、更に内側に
外部放射線源装置11がある。外部放射線源装置11
は、駆動装置12により開口部2の回りを回転するよう
になっている。
【0015】その他、走査部3には、検出器1の回路系
(図示せず)、コリメータ10の駆動機構(図示せ
ず)、ティルティング機構6、自走式の走査部移動機構
13等が設けられている。
【0016】天板4を含む寝台5は、天板4の両端側2
箇所の支持部14,15によって両持ち梁(ビーム・ブ
リッジ)方式で支持される。支持部14,15の内部に
は、それぞれ油圧又は電気等の動力源により駆動される
ジャッキ16,17が納められ、天板4を支えながら上
下移動させる。このときの移動範囲は、天板4及びそれ
に寝載された被検体(図示せず)が開口部2内面等に触
れない範囲で、ティルティングその他の条件により決ま
る。
【0017】支持部14,15の内部には、被検体によ
る放射線の減衰量測定と検出器相互の感度の相違測定の
ための外部放射線源装置11に装着される外部放射線源
21を保管しておくための保管庫24及びこの保管庫2
4と外部放射線源装置11との間で外部放射線源21を
保管,装着させる外部放射線源装着機構27も設けられ
ている。
【0018】外部放射線源装置11,駆動装置12、保
管庫24及び外部放射線源装着機構27の関係を図2に
示す。図2に示すように、外部放射線源装置11の主構
成をなすリングギア31は駆動装置12からピニオンギ
ア20により回転駆動される。棒状の外部放射線源21
は、支持部22に支えられてリングギア31と共に回転
する。リングギア31を支えるのは走査部フレーム(図
示せず)に固定されたプーリ23である。
【0019】外部放射線源21は、使用されないときに
は保管庫24に納められている。保管庫24は放射線を
遮蔽するため鉛等の重金属で作られており、円柱状に形
成され、棒状の外部放射線源21を入れる深穴26があ
いている。深穴26は、使用する外部放射線源21の個
数に合わせてあいている。ここでは4個あいており、こ
のように複数個あいている場合は、深穴26を使い分け
るため、駆動装置25により保管庫24をその中心軸回
りに回転するようになっている。外部放射線源21の外
部放射線源装置11に対する着脱は、前記走査部3を前
記支持部14に接近させ、外部放射線源21を線源着脱
位置、ここではリングギア31下端部に停止させた状態
で行われる。
【0020】すなわち、放射線源装着機構27は、モー
タとギアによる回転・並進を組み合わせたロボットアー
ムを備えてなり、外部放射線源保管の際には、外部放射
線源21の一部とねじ等によって結合し、外部放射線源
21を支持部22から切り離し、外部放射線源装着機構
27側に引き抜き、更に方向変換させて保管庫24の深
穴26に挿入した後、外部放射線源21を放射線源装着
機構27から切り離す。
【0021】外部放射線源装着の際には、以上とは逆
に、駆動装置25により保管庫24を回転させて外部放
射線源21を選び、それを外部放射線源装着機構27に
結合させ、保管庫24より引き出し、更に方向変換さ
せ、支持部22にねじ等で結合させた後、外部放射線源
21を放射線源装着機構27から切り離す。
【0022】外部放射線源21の着脱が終了すると、外
部放射線源21を装着し終わった(又は外部放射線源2
1を取り外し終わった)走査部3は、移動機構13によ
り移動して支持部14から離れ、被検体の所定の部位を
走査する。
【0023】なお、ポジトロンCT装置の外観意匠及び
筐体内部装置の保護のため、図示省略してあるが、図2
中の装置各部は各々外装筐体(図示せず)内に納めら
れ、外部放射線源着脱時のみ外装の一部に設けた扉が開
閉することによって、外部放射線源着脱が行われるよう
になっている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、天
板を両持ち梁方式で支持したので、放射線吸収率の小さ
な、強度的にも従来装置に比べて小強度の材質で全身ス
キャンを行うことができるだけの長尺の天板を実現する
ことができるという効果がある。 また天板の支持部
に、トランスミッション計測及びブランク計測用の外部
放射線源の保管庫と、この保管庫と外部放射線源装置と
の間で外部放射線源を保管,装着させる外部放射線源装
着機構を設けたので、外部放射線源に関する作業は自動
化されてトランスミッション計測及びブランク計測のた
めの外部放射線源の取扱いが容易で、オペレータの被曝
の虞もなくなり、しかもこれらが、走査部側を大型化,
大重量化することなく実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す図である。
【図2】同上装置の外部放射線源装置、保管庫及び外部
放射線源装着機構の関係を示す図である。
【図3】従来装置の側面図である。
【符号の説明】
1 放射線検出器 2 走査部開口部 3 走査部 4 寝台天板 5 寝台 6 ティルティング機構 10 リングコリメータ 11 外部放射線源装置 12 外部放射線源装置の駆動装置 13 走査部移動機構 14 天板の支持部 15 天板の支持部 16 ジャッキ 17 ジャッキ 20 ピニオンギア 21 外部放射線源 22 外部放射線源の支持部 23 プーリ 24 保管庫 26 深穴 27 放射線源装着機構 31 リングギア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の放射線検出器をリング状に配置し
    た検出器リングを2段以上有し、検出器リング内空間に
    置かれた被検体から放出される放射線対を同時計数法に
    よって検出するポジトロンCT装置であって、前記検出
    器リングと被検体の間の空間に外部放射線源を置き、被
    検体による放射線の減衰量測定と検出器相互の感度の相
    違測定のための外部放射線源装置を備えたものにおい
    て、 前記被検体を寝載させる寝台の天板を両持ち梁方式で支
    持すると共に、その両端支持部を床面に固定し、走査部
    側を移動可能として全身スキャンの移動距離を確保して
    なり、 前記外部放射線源を保管しておくための保管庫と、この
    保管庫と前記外部放射線源装置との間で前記外部放射線
    源を保管,装着させる外部放射線源装着機構とを前記天
    板の支持部に設置してなるポジトロンCT装置。
JP13484694A 1994-05-26 1994-05-26 ポジトロンct装置 Pending JPH07318653A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178364A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Hitachi Ltd 核医学診断装置
JP2007271483A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Hitachi Ltd 核医学診断装置
CN110811657A (zh) * 2018-08-10 2020-02-21 株式会社岛津制作所 正电子ct装置

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CN110811657B (zh) * 2018-08-10 2023-09-29 株式会社岛津制作所 正电子ct装置

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