JPH07318552A - ガスクロマトグラフ質量分析計およびガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ質量分析計およびガスクロマトグラフ

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JPH07318552A
JPH07318552A JP6114793A JP11479394A JPH07318552A JP H07318552 A JPH07318552 A JP H07318552A JP 6114793 A JP6114793 A JP 6114793A JP 11479394 A JP11479394 A JP 11479394A JP H07318552 A JPH07318552 A JP H07318552A
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JP
Japan
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particles
gas chromatograph
desorbed
sample
mass spectrometer
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JP6114793A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Akamatsu
直俊 赤松
Kinya Eguchi
欣也 江口
Kazuichi Nagashiro
和一 長城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザー光もしくは赤外線を局所的に集光し、
局所部分の汚染物等を脱離させ、前記脱離成分のみを分
析できるGC/MSを提供することができる。 【構成】粒子を脱離のため集光させたレーザー光6を用
い、試料4の表面から脱離させた粒子をGCで成分分離
し、そののち質量分析するGC/MS1において、前記
脱離粒子を付着させる清浄な表面部材として試料室3の
窓を用い、前記粒子を前記窓表面に吸着させたのち、前
記試料4を試料室3外に取り出し、前記付着粒子を遊離
させるため前記試料室3全体を加熱するようにし、前記
遊離させた粒子をGC部に送りこむようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体等の電子部品を
汚染した微小有機物の分析ができる装置であって、特
に、レーザ等を用いて微小部の粒子を脱離させ、その分
析を行うガスクロマトグラフ(以下、GCという)およ
びガスクロマトグラフ質量分析計(以下、GC/MSと
いう)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品に付着している有機物を
GC/MSにより分析をするには、まず、電子部品全体
を加熱し、そこから脱離してくる粒子をすべて検出して
いた。これに関連するものとしては、例えば、特開平5
−157742号公報記載の技術があった。前記技術
は、試料台に試料を載置させて試料室に挿入し、前記試
料室を加熱し、前記試料から分析成分を熱脱離させる。
この熱脱離した成分は、トラップ管に送られ冷却トラッ
プされる。そののち、急速昇温して遊離させ、GC/M
Sに導入され、分析されていた。
【0003】このような従来装置は、試料全体を加熱し
てしまうため、試料全体から成分が遊離し、特定部分に
付着する成分のみの分析情報を得ることができない。し
たがって、従来技術では、電子部品の特定部分を選択
し、そこに付着している汚染物または異物のみを分析す
ることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に電子部品などで
は、特定部分に付着している汚染物または異物を分析す
ることが重要であるが、従来装置では、電子部品全体を
加熱するため、局所的な特定部分または汚染物または異
物を分析をすることが不可能であった。本発明は、上記
従来技術の問題点を解決するためになされたもので、レ
ーザー光あるいは赤外線を局所的に集光し、照射した局
所部分の汚染物および異物を脱離し、前記脱離成分のみ
を分析できるGC/MSおよびGCを提供することをそ
の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るGC/MSの構成は、粒子を脱離させ
る手段として集光させたレーザー光を用い、試料表面か
ら脱離させた粒子をGC部で成分分離し、そののち質量
分析するGC/MSにおいて、前記脱離させた粒子を付
着させる清浄な表面部材と、前記付着粒子を遊離させる
加熱手段と、前記遊離させた粒子をGC部に送りこむ手
段とを具備したことを特徴とする。
【0006】前項記載のGC/MSにおいて、前記表面
部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子を前記窓
表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に取り出
し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱するよう
に構成したことを特徴とする。前項記載のGC/MSに
おいて、前記表面部材として基板を用い、前記加熱手段
として前記基板のみを加熱するするように構成したこと
を特徴とする。
【0007】本発明に係るGC/MSの他の構成は、粒
子を脱離させる手段として集光させたレーザー光を用
い、試料表面から脱離させた粒子をガスクロマトグラフ
部で成分分離し、そののち質量分析するGC/MSにお
いて、前記脱離させた粒子を捕集させる吸着手段と、前
記捕集分子を遊離させる加熱手段と、前記遊離させた粒
子を前記ガスクロマトグラフ部に送りこむ手段とを具備
したことを特徴とする。
【0008】本発明に係るGC/MSのさらに他の構成
は、粒子を脱離させる手段として集光させたレーザー光
を用い、前記レーザー光により試料表面から脱離させた
粒子を、ガスクロマトグラフ部で成分分離し、そののち
質量分析するGC/MSにおいて、前記脱離させた粒子
を冷却トラップする冷却濃縮手段と、前記冷却濃縮手段
からトラップされている粒子を遊離する急速加熱手段
と、前記遊離された粒子を前記GC部に送り込む手段を
具備したことを特徴とする。
【0009】前項記載のGC/MSにおいて、前記GC
部に送り込む手段は、前記急速加熱手段により遊離させ
た粒子を付着させる清浄な表面部材と、前記付着粒子を
遊離させる加熱手段とを具備したことを特徴とする。前
項記載のGC/MSにおいて、前記表面部材として試料
室の窓を用い、脱離させた粒子を前記窓表面に吸着させ
たのち、前記試料を試料室外に取り出し、前記加熱手段
として前記試料室全体を加熱するように構成したことを
特徴とする。前項記載のGC/MSにおいて、前記GC
部に送り込む手段は、前記表面部材として基板を用い、
前記加熱手段として前記基板のみを加熱するように構成
したことを特徴とする。
【0010】前項記載のいずれかのGC/MSにおい
て、前記粒子を脱離させる手段には持続波レーザー光を
用い、微小温度測定のための赤外線温度計を具備したこ
とを特徴とする。前項記載のいずれかのGC/MSにお
いて、前記粒子を脱離させる手段には赤外ランプを用
い、局所的に加熱するように構成したことを特徴とす
る。
【0011】上記目的を達成するため、本発明に係るG
Cの構成は、粒子を脱離させる手段として集光させたレ
ーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子を分析す
るGCにおいて、前記脱離させた粒子を付着させる清浄
な表面部材と、前記付着粒子を遊離させる加熱手段とを
具備したことを特徴とする。前項記載のGCにおいて、
前記表面部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子
を前記窓表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に
取り出し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱す
るように構成したことを特徴とする。前項記載のGCに
おいて、前記表面部材として基板を用い、前記加熱手段
として前記基板のみを加熱するするように構成したこと
を特徴とする。
【0012】本発明に係るGCの他の構成は、粒子を脱
離させる手段として集光させたレーザー光を用い、試料
表面から脱離させた粒子を分析するGCにおいて、前記
脱離させた粒子を捕集させる吸着手段と、前記捕集分子
を遊離する遊離手段とを具備したことを特徴とする。本
発明に係るGCのさらに他の構成は、粒子を脱離させる
手段として集光させたレーザー光を用い、試料表面から
脱離させた粒子を分析するGCにおいて、前記脱離させ
た粒子を冷却トラップする冷却濃縮手段と、前記冷却濃
縮手段からトラップされている粒子を遊離する急速加熱
手段とを特徴とする。
【0013】前項記載のGCにおいて、前記急速加熱手
段により遊離させた粒子を付着させる清浄な表面部材
と、前記付着粒子を遊離させる加熱手段とを具備したこ
とを特徴とする。前項記載のGCにおいて、前記表面部
材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子を前記窓表
面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に取り出し、
前記加熱手段として前記試料室全体を加熱するように構
成したことを特徴とする。前項記載のGCにおいて、前
記表面部材として基板を用い、前記加熱手段として前記
基板のみを加熱するように構成したことを特徴とする。
【0014】前項記載のいずれかのGCにおいて、前記
粒子を脱離させる手段には集光させた持続波レーザー光
を用い、微小温度測定のための赤外線温度計を具備した
ことを特徴とする。前項記載のいずれかのGCにおい
て、前記粒子を脱離させる手段には赤外ランプを用い、
局所的に加熱するように構成したことを特徴とする。
【0015】より具体的に説明する。上記目的を達成す
るために、顕微鏡で観察した部位にレーザー光を対物レ
ンズで集光し、局所部にある分子のみを脱離させGC/
MSに送るようにした。また、同じ目的を達成するため
に、やはり顕微鏡で観察した部位にレーザー光を対物レ
ンズで集光し、局所部にある分子のみを脱離させ、脱離
させた分子を他の清浄な基板に再付着させる。その後、
付着させた基板のみを、加熱部に導入し、付着した分子
をGC/MSに送るようにした。また、同じ目的を達成
するために、脱離した分子を今度は、試料室壁面に再付
着させ、その後試料室から試料をとりだす。そして試料
室全体を加熱し、壁面から分子を脱離させ、GC/MS
におくりこむようにした。さらに、同じ目的を達成する
ために、局所部に赤外線を照射しながら脱離してくる分
子をトラップ管に冷却濃縮する。そしてトラップ管を急
速昇温して、GC/MSにおくりこむようにした。
【0016】
【作用】上記各技術的手段は下記のとおりである。本発
明の構成によれば、試料表面の例えば特定部位のみに、
例えば対物レンズにより集光させたレーザー光を照射
し、その部分のみに付着する汚染物質のみを脱離させ、
脱離した成分を清浄な基板あるいは十分に清浄化した試
料室壁面に再付着させる。そののち、再付着させた基板
または試料室壁面のみを加熱して、前記汚染物質をガス
化させてGCあるいはGC/MSに送りこむ手段を備え
ているので、前記試料の特定部位の微小箇所に付着して
いる微量汚染物質のみを分析することができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の各実施例を図1ないし図6を参
照して説明する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係るGC/
MSの略示構成図、図2は、図1の実施例に係るGC/
MSによるガスクロマトグラムである。
【0018】図1において、1はGC/MS、2は冷却
濃縮部、3は試料室、4は試料、5はレーザー光源、6
はレーザー光、7は対物レンズ、8a、8bは光反射ミ
ラー、9は試料照明用光源、10は試料照明光、11
a、11bはハーフミラー、12はTVカメラ、13は
カメラレンズ、14は試料搬送用マニュピュレーター、
15はゲートバルブ、20は加熱ヒータ付きの試料台、
23は液体窒素用デュワー瓶、24は微小温度測定用の
赤外線温度計、28は加熱電極である。
【0019】図1に示す如く、試料4を導入前に試料室
3内が清浄になるまで加熱する。そののち、前試料4
が、試料搬送用のマニュピュレーター14により前記試
料室3に導入され、ゲートバルブ15により外部と遮断
される。そして、TVカメラ12により前記試料4の表
面を観察し、特定部に対し対物レンズ7を用いてレーザ
ー光6を集光し照射する。
【0020】このとき赤外線温度計24で前記レーザー
光6の照射部の温度を観測しながら、あらかじめ定めら
れている特定温度になるように、このレーザー光6の強
さを調整する。前記レーザー光6が集光された照射部か
ら脱離した粒子は、前記試料室3の壁面に付着する。そ
の次に、前記試料搬送用マニュピュレーター14により
前記試料室3から試料4を取り出し、前記試料室3全体
を前記試料台20に付けてあるヒータで加熱し、壁面に
付着している粒子をガス化して遊離させ、冷却濃縮部2
に導き、液体窒素用デュワー瓶23より液体窒素をおく
り、冷却濃縮するようにトラップさせる。
【0021】そして、前記冷却濃縮部2を加熱電極28
により急速加熱して、トラップした粒子を遊離し、GC
/MS1に送りこみ、分析が行われる。これにより、前
記レーザー光6を照射した局所部位から脱離した粒子の
ガスクロマトグラフ質量スペクトルを得ることができ
る。本実施例においては、前記対物レンズ7が試料室3
の外部に設置されているので、照射する局所部の特定が
容易であり、他の光学系との組合せも自由である。
【0022】図2は、図1に実施例に係るGC/MSに
よる磁気ディスク部品の微小部における汚れを分析した
マススペクトルグラムを示す。前記スペクトルグラム
は、全質量数を検出しながら測定したマスクロマトグラ
フィースペクトルである。図2に示すように非常にS/
N比の高いスペクトルが得られる。
【0023】〔実施例 2〕本発明の他の一実施例に係
るGC/MSを説明する。図3は、本発明の他の一実施
例に係るGC/MSの略示構成図である。図中、図1と
同一符号は、同等部分であるので説明を省略し、新たな
符号のみを説明する。16は、レーザー光照射により脱
離してきた粒子を再付着させる基板、17は、基板16
を搬送するマニュピューレータ、18は、基板加熱用セ
ルである。
【0024】まず、試料4の直上に基板16を載置さ
せ、レーザー光6を前記基板16ごしに前記試料4に照
射し、脱離してくる粒子を基板16に付着させる。その
のち、前記基板16を基板加熱用セル18に搬送し、前
記基板16を加熱し、遊離した粒子を前記冷却濃縮部2
を経てGC/MS1に導入する。このようにして〔実施
例 1〕と同様の効果が得られた。
【0025】〔実施例3〕本発明のさらに他の一実施例
に係るGC/MSを説明する。図4は、本発明の他の一
実施例に係るGC/MSの略示構成図である。図中、図
1と同一符号は、同等部分であるので説明を省略し、新
たな符号のみを説明する。19は真空ポンプである。
【0026】前記真空ポンプ19で試料室3の圧力を1
/102Pa程度にする。そののちは、〔実施例 2〕
と同様な方法で、遊離させた粒子をGC/MS1に導入
する。この方法では、レーザー光6によって試料4から
脱離してくる粒子は、他の粒子と衝突せず、直接前記基
板16に到達するので、前記脱離した粒子がより多く前
記基板16に付着し感度が向上する。
【0027】〔実施例 4〕本発明のさらに他の一実施
例に係るGC/MSを説明する。図5は、本発明のさら
に他の一実施例に係るGC/MSの略示構成図である。
図中、図1と同一符号は、同等部分であるので説明を省
略し、新たな符号のみを説明する。図5において、21
は赤外線ランプ、22は赤外線集光用の赤外線反射ミラ
ーである。
【0028】図5において、赤外線ランプ21からでた
赤外線を試料4の表面に一定時間照射する。その間前記
試料4の表面から生成するガスを冷却濃縮部2に吸着さ
せる。その後、前記冷却濃縮部2を加熱電極28にて急
速加熱し、吸着させたガスを遊離し、GC/MS1に導
入する。この方法により磁気ディスクの記録膜側、液晶
ディスプレイの表示素子側など選択的に分析したい面の
みの分析が可能となった。
【0029】〔実施例5〕本発明のさらに他の一実施例
に係るGC/MSを説明する。図6は、本発明の他の一
実施例に係るGC/MSの略示構成図である。図中、図
1と同一符号は、同等部分であるので説明を省略し、新
たな符号のみを説明する。26は切り替えバルブ、27
はテナックス吸着剤、29は温度コントローラである。
【0030】切り替えバルブ26を真空ポンプ19側に
し、GC/MS1を真空にする。そののち、試料4の表
面にレーザ光6を照射し、脱離してくる粒子をテナック
ス吸着剤27に吸着させる。次いで、前記切り替えバル
ブ26をGC/MS1側にし、加熱電極28によりテナ
ックス吸着剤を加熱させ、吸着粒子を遊離させ、遊離さ
せた粒子を冷却濃縮部2にて冷却濃縮し、さらに冷却濃
縮部2を加熱し、前記粒子をGC/MS1に導入する。
このようにして〔実施例 1〕と同様の効果が得られ
る。上記実施例は、GC/MSについて説明したが、同
様にしてGCにも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、レーザー光もしくは赤外線を試料の微小領域に局
所的に集光し、照射した局所部分の汚染物および異物の
みを脱離し、前記試料の微小箇所の脱離成分のみを分析
できるGC/MSおよびGCを提供することができる。
また、レーザー光によって脱離した粒子を清浄な基板に
付着させ、試料とこの基板を完全に分離し、基板のみか
ら昇温游離した粒子をGC/MSに送り込むことにより
選択的に脱離粒子を分析するGC/MSおよびGCを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るGC/MSの略示構成
図である。
【図2】図1の実施例に係るGC/MSによるガスクロ
マトグラムである。
【図3】本発明の他の一実施例に係るGC/MSの略示
構成図である。
【図4】本発明のさらに他の一実施例に係るGC/MS
の略示構成図である。
【図5】本発明のさらに他の一実施例に係るGC/MS
の略示構成図である。
【図6】本発明のさらに他の一実施例に係るGC/MS
の略示構成図である。
【符号の説明】
1…GC/MS 2…冷却濃縮部 3…試料室 4…試料 5…レーザー光源 6…レーザー光 7…対物レンズ 8a、8b…光反射ミラー 9…試料照明用光源 10…試料照明光 11a、11b…ハーフミラー 12…TVカメラ 13…カメラレンズ 14…試料搬送用マニュピュレーター 15…ゲートバルブ 16…基板 17…マニュピューレータ 18…基板加熱用セル 19…真空ポンプ 20…加熱ヒータ付きの試料台 21…赤外線ランプ 22…赤外線反射ミラー 23…液体窒素用デュワー瓶 24…微小温度測定用の赤外線温度計 26…切り替えバルブ 27…テナックス吸着剤 28…加熱電極 29…温度コントローラ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子を脱離させる手段として集光させた
    レーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子をガス
    クロマトグラフ部で成分分離し、そののち質量分析する
    ガスクロマトグラフ質量分析計において、 前記脱離させた粒子を付着させる清浄な表面部材と、前
    記付着粒子を遊離させる加熱手段と、前記遊離させた粒
    子をガスクロマトグラフ部に送りこむ手段とを具備した
    ことを特徴とするガスクロマトグラフ質量分析計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスクロマトグラフ質量
    分析計において、 前記表面部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子
    を前記窓表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に
    取り出し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱す
    るように構成したことを特徴とするガスクロマトグラフ
    質量分析計。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガスクロマトグラフ質量
    分析計において、 前記表面部材として基板を用い、前記加熱手段として前
    記基板のみを加熱するするように構成したことを特徴と
    するガスクロマトグラフ質量分析計。
  4. 【請求項4】 粒子を脱離させる手段として集光させた
    レーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子をガス
    クロマトグラフ部で成分分離し、そののち質量分析する
    ガスクロマトグラフ質量分析計において、 前記脱離させた粒子を捕集させる吸着手段と、前記捕集
    分子を遊離させる加熱手段と、前記遊離させた粒子を前
    記ガスクロマトグラフ部に送りこむ手段とを具備したこ
    とを特徴とするガスクロマトグラフ質量分析計。
  5. 【請求項5】 粒子を脱離させる手段として集光させた
    レーザー光を用い、前記レーザー光により試料表面から
    脱離させた粒子を、ガスクロマトグラフ部で成分分離
    し、そののち質量分析するガスクロマトグラフ質量分析
    計において、 前記脱離させた粒子を冷却トラップする冷却濃縮手段
    と、前記冷却濃縮手段からトラップされている粒子を遊
    離する急速加熱手段と、前記遊離された粒子を前記ガス
    クロマトグラフ部に送り込む手段を具備したことを特徴
    とするガスクロマトグラフ質量分析計。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスクロマトグラフ質量
    分析計において、 前記ガスクロマトグラフ部に送り込む手段は、前記急速
    加熱手段により遊離させた粒子を付着させる清浄な表面
    部材と、前記付着粒子を遊離させる加熱手段とを具備し
    たことを特徴とするガスクロマトグラフ質量分析計。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のガスクロマトグラフ質量
    分析計において、 前記表面部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子
    を前記窓表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に
    取り出し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱す
    るように構成したことを特徴とするガスクロマトグラフ
    質量分析計。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のガスクロマトグラフ質量
    分析計において、 前記ガスクロマトグラフ部に送り込む手段は、前記表面
    部材として基板を用い、前記加熱手段として前記基板の
    みを加熱するように構成したことを特徴とするガスクロ
    マトグラフ質量分析計。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8記載のいずれかのガス
    クロマトグラフ質量分析計において、 前記粒子を脱離させる手段には集光させた持続波レーザ
    ー光を用い、微小温度測定のための赤外線温度計を具備
    したことを特徴とするガスクロマトグラフ質量分析計。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9記載のいずれかのガ
    スクロマトグラフ質量分析計において、 前記粒子を脱離させる手段には赤外ランプを用い、局所
    的に加熱するように構成したことを特徴とするガスクロ
    マトグラフ質量分析計。
  11. 【請求項11】 粒子を脱離させる手段として集光させ
    たレーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子を分
    析するガスクロマトグラフにおいて、 前記脱離させた粒子を付着させる清浄な表面部材と、前
    記付着粒子を遊離させる加熱手段とを具備したことを特
    徴とするガスクロマトグラフ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のガスクロマトグラフ
    において、 前記表面部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子
    を前記窓表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に
    取り出し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱す
    るように構成したことを特徴とするガスクロマトグラ
    フ。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のガスクロマトグラフ
    において、 前記表面部材として基板を用い、前記加熱手段として前
    記基板のみを加熱するするように構成したことを特徴と
    するガスクロマトグラフ。
  14. 【請求項14】 粒子を脱離させる手段として集光させ
    たレーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子を分
    析するガスクロマトグラフにおいて、 前記脱離させた粒子を捕集させる吸着手段と、前記捕集
    分子を遊離させる加熱手段とを具備したことを特徴とす
    るガスクロマトグラフ。
  15. 【請求項15】 粒子を脱離させる手段として集光させ
    たレーザー光を用い、試料表面から脱離させた粒子を分
    析するガスクロマトグラフにおいて、 前記脱離させた粒子を冷却トラップする冷却濃縮手段
    と、前記冷却濃縮手段からトラップされている粒子を遊
    離する急速加熱手段とを特徴とするガスクロマトグラ
    フ。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のガスクロマトグラフ
    において、 前記急速加熱手段により遊離させた粒子を付着させる清
    浄な表面部材と、前記付着粒子を遊離させる加熱手段と
    を具備したことを特徴とするガスクロマトグラフ。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のガスクロマトグラフ
    において、 前記表面部材として試料室の窓を用い、脱離させた粒子
    を前記窓表面に吸着させたのち、前記試料を試料室外に
    取り出し、前記加熱手段として前記試料室全体を加熱す
    るように構成したことを特徴とするガスクロマトグラ
    フ。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のガスクロマトグラフ
    において、 前記表面部材として基板を用い、前記加熱手段として前
    記基板のみを加熱するように構成したことを特徴とする
    ガスクロマトグラフ。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし18記載のいずれか
    のガスクロマトグラフにおいて、 前記粒子を脱離させる手段には集光させた持続波レーザ
    ー光を用い、微小温度測定のための赤外線温度計を具備
    したことを特徴とするガスクロマトグラフ。
  20. 【請求項20】 請求項11ないし19記載のいずれか
    のガスクロマトグラフにおいて、 前記粒子を脱離させる手段には赤外ランプを用い、局所
    的に加熱するように構成したことを特徴とするガスクロ
    マトグラフ。
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