JPH07318495A - 発光分光分析装置用試料自動回転装置 - Google Patents

発光分光分析装置用試料自動回転装置

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JPH07318495A
JPH07318495A JP6112943A JP11294394A JPH07318495A JP H07318495 A JPH07318495 A JP H07318495A JP 6112943 A JP6112943 A JP 6112943A JP 11294394 A JP11294394 A JP 11294394A JP H07318495 A JPH07318495 A JP H07318495A
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light emitting
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grip
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JP6112943A
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Kiyoshi Domoto
本 潔 道
Toshimichi Yamaguchi
口 敏 通 山
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Original Assignee
Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料の回転セットを自動的に行い、分析工程
毎の作業者による発光部の蓋の開閉を不要にすると共に
試料の精緻なセット作業を不要にし、これにより、分析
の省力化を図り分析時間の短縮を図ると共に、多点発光
を容易化して分析精度の向上を図ることにある。 【構成】 分析工程の前には、発光部の開口の上方で、
試料が握持される。この試料を発光部の開口に近付ける
ように上記握持部が降下される。次いで、このとき、試
料の試料が発光位置に位置するように所定角度回転され
る。この後、試料の握持が解除され、試料が発光部の開
口に押圧される。一方、分析工程の後には、試料の発光
部の開口への押圧が解除され、握持部による試料の握持
が復帰される。次いで、試料が上昇されて支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属等の成分分析を行
う発光分光分析装置に装着され、分析工程の度毎に試料
の回転セットを自動的に行うと共に、分析工程毎の作業
者による発光部の蓋の開閉を不要にすると共に試料の精
緻なセット作業を不要にし、これにより、分析の省力化
を図り分析時間の短縮を図ると共に、多点発光を容易化
して分析精度の向上を図った発光分光分析装置用試料自
動回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発光分光分析装置によって、鋼、鉄、ア
ルミニウム、合金等の成分分析等が行われている。この
発光分光分析装置のうち、特に自動発光分光分析装置で
は、上記金属の試料が多数個準備され搬送機構により順
次搬送される。先ず、これらの試料が研磨機構によって
順次研磨されて発光部に搬送される。この発光部は、略
真空状態に維持されており、試料と電極とが所定間隔で
対向して位置される。この電極から試料にスパークされ
ると、試料から発光される。この光がスリット及び回析
格子等を介して測光部に導かれ、この分光が光電子増幅
管により検知される。これにより、データ処理部におい
て、分光の波長の強度が解析されて、上記金属等の成分
分析等が行われている。上記のような発光と分光検知と
が複数回繰り返される多点発光が行われることもある。
【0003】このような自動的な発光分光分析装置は、
非常に多くの試料の成分分析を行う場合には好適である
が、比較的数の少ない試料の成分分析を短時間でしかも
コスト安く行う場合には必ずしも好適とはいえず、以下
のような簡易な発光分光分析装置も提案されている。
【0004】このような簡易的な発光分光分析装置で
は、略真空状態で電極から試料にスパークを行う発光部
と、試料からの分光を検知する測光部と、分光の波長の
強度を解析するデータ処理部とが設けられている。
【0005】この発光部では、略真空状態の発光部の蓋
が作業者によっって開成され、この発光部の中に、試料
が作業者によって挿入されてセットされ、上記蓋が閉成
される。次いで、試料の一つの試料に電極からスパーク
されて分光が測光部により検知されデータ処理部により
成分分析が行われる。
【0006】この一回の分析工程が終了すると、上記蓋
が再度開成されて、試料が取出される。このとき、電極
がカーボンである場合には、カーボン電極の交換又は削
り出しが行われる。その後、作業者によって試料が回転
されて再セットされ、発光、測光等の分析工程が行われ
る。このように、カーボン電極の交換等、試料のセッ
ト、分析工程が繰り返し行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の簡易
的な発光分光分析装置にあっては、電極が黒煙電極であ
る場合には、スパークの度毎に、黒煙電極の交換又は削
り出し等が必要であったが、近年では、電極にタングス
テン電極が採用され、発光部にアルゴンが封入され、そ
のクリーニングシステムの確立にも伴って、スパークの
度毎の電極の交換等は不要になってきている。
【0008】しかしながら、従来の簡易的な発光分光分
析装置にあっては、一回の分析工程の度毎に、作業者が
発光部の蓋を開閉し、且つ、試料の再セットを繰り返し
行わればならないといった問題がある。その結果、発光
と分光検知とを複数回繰り返し行う多点発光は、多数の
分析結果の平均値を取ることから分析精度が良いとされ
ているにも拘らず、この多点発光を行うことは困難であ
った。
【0009】本発明の目的は、上述したような事情に鑑
みてなされたものであって、分析工程の度毎に試料の回
転セットを自動的に行い、分析工程毎の作業者による発
光部の蓋の開閉を不要にすると共に試料の精緻なセット
作業を不要にし、これにより、分析の省力化を図り分析
時間の短縮を図ると共に、多点発光を容易化して分析精
度の向上を図った発光分光分析装置用試料自動回転装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発光分光分析装置用試料自
動回転装置は、金属等の成分分析を行う発光分光分析装
置の発光部の開口に、試料を分析工程の度に回転してセ
ットするための試料自動回転装置であって、上記発光部
の開口の上方で、試料を握持する握持部と、試料を発光
部の開口に近付けるように上記握持部を降下させると共
に、分析工程の後には、この握持部を上昇させる昇降手
段と、この昇降手段により試料が発光部の開口に近付け
られたときに、試料の試料が発光位置に位置するよう
に、上記握持部を所定角度回転する回転手段と、試料が
所定角度回転された後に、上記握持部による試料の握持
を解除すると共に、分析工程の後には、握持部による試
料の握持を復帰する解除復帰手段と、この握持が解除さ
れた試料を発光部の開口に押圧すると共に、分析工程の
後には、この押圧を解除する押圧手段と、を具備するこ
とを特徴としている。
【0011】また、請求項2に係る発光分光分析装置用
試料自動回転装置は、上記回転手段は、上記握持部の中
心軸に取付けられ、一方向への回転を拘束し且つ他方向
への回転は許容するクラッチ機構と、このクラッチ機構
を介して上記握持部の中心軸に支持された歯車と、この
歯車に噛合して歯車を回転させるためのラックと、を備
え、これにより、分析工程前には、ラックにより歯車が
回転されて試料が回転される一方、分析工程後には、ク
ラッチ機構により歯車が空動されて試料は回転されずに
ラックのみが初期位置に戻されることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1によれば、分析工程の前には、発光部
の開口の上方で、試料が握持される。この試料を発光部
の開口に近付けるように上記握持部が降下される。次い
で、このとき、試料の試料が発光位置に位置するように
所定角度回転される。この後、試料の握持が解除され、
試料が発光部の開口に押圧される。一方、各分析工程の
後には、試料の発光部の開口への押圧が解除され、握持
部による試料の握持が復帰される。次いで、試料が上昇
されて支持されている。このような動作が繰り返し行わ
れる。
【0013】従って、試料の回転セットが自動的に行わ
れるため、分析工程の度毎の作業者による発光部の蓋の
開閉を不要にすると共に、分析工程毎の試料のセット作
業を不要にすることができる。これにより、分析の省力
化を図り分析時間の短縮を図ると共に、多点発光も容易
に行うことができ分析精度の向上を図ることができる。
【0014】また、請求項2によれば、各分析工程の前
には、試料が回転される一方、各分析工程の後には、試
料が非回転に維持されてラックのみが初期位置に戻され
るため、試料の回転手段を容易に実現することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る発光分光分析
装置用試料自動回転装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る発光分光分析装置用試
料自動回転装置の初期状態での正面図であり、図2は、
図1に示す試料自動回転装置の初期状態での側面図であ
り、図3は、図1に示す試料自動回転装置の分析工程後
の正面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る試料自動回転装置の上方では、固定部1が設けられて
いる。この固定部1は、図2に示すように、フランジ2
等を介して発光分光分析装置(図示略)の取付部3に取
付けられている。この固定部1の上方には、第1油圧シ
リンダ4(昇降手段)が設けられていると共に、固定部
1の左右には、複数のスライド案内機構5が設けられて
いる。これらのスライド案内機構5の案内軸5aの下方
には、支持柱6、上移動板7及び下移動板8からなる第
1移動部9が取付けられている。第1油圧シリンダ4の
シリンダ軸4aの下端は、この第1移動部9の上移動板
7に固定された取付部7aに取付けられている。
【0017】これにより、第1油圧シリンダ4のシリン
ダ軸4aが延ばされると、第1移動部9全体がスライド
案内機構5により案内されながら下降される一方、この
シリンダ軸4aが収縮されると、第1移動部9全体が上
昇される。
【0018】次に、下移動板8のフランジ8aに、第2
油圧シリンダ10(回転手段)が設けられている。この
第2油圧シリンダ10のシリンダ軸10aに、ラック1
1が取付けられている。一方、本実施例に係る試料自動
回転装置の中心軸14(当該装置の下方に図示)の上部
に、クラッチ機構12a,12bが設けられている。上
側のクラッチ機構12aには、ピニオン歯車13が取付
けられている。下側のクラッチ機構12bには、インデ
ックス歯車15が設けられ、下移動板8の側部下側に、
このインデックス歯車15に係止する逆止用爪16が設
けられ、この逆止用爪16はバネ17によりインデック
ス歯車15に付勢されている。
【0019】これにより、第2油圧シリンダ10のシリ
ンダ軸10aが延ばされると、ラック11が矢印B(図
1)の方向に移動され、ピニオン歯車13が回転され
る。このとき、クラッチ機構は回転拘束状態にあるた
め、ピニオン歯車13の回転に伴って、上側のクラッチ
機構12aが下側のクラッチ機構12bと共に回転さ
れ、中心軸14が回転される。このとき、逆止用爪16
はインデックス歯車17の上を滑る。
【0020】一方、各分析工程の後には、第2油圧シリ
ンダ10のシリンダ軸10aが収縮されると、ラック1
1が矢印B(図1)の逆方向に移動され、ピニオン歯車
13が回転される。このとき、クラッチ機構は回転許容
状態にあるため、上側のクラッチ機構12aのみが回転
され、下側のクラッチ機構12bは回転されず、このと
き、逆止用爪16がインデックス歯車17に係止状態に
あるため、この下側のクラッチ機構12bは、積極的に
回転することが阻止されている。
【0021】次に、下移動板8の下面に固定された第3
シリンダ(解除復帰手段)18が設けられている。この
第3シリンダ18のシリンダ軸18aが、下側のクラッ
チ機構12bの下方に設けられた第2移動部19に取付
けられている。この第2移動部19の上側には、絶縁用
フランジ20が設けられている。さらに、この第2移動
部19の下方には、移動部19と一体的に昇降される押
体21が設けられている。
【0022】さらに、これらの下方では、中心軸14に
固定された握持部22が設けられている。この握持部2
2には、図2にも示すように、「へ」字状の握持爪23
が回動自在に設けられ、この握持爪23の先端23a
は、バネ24によって、試料25に近付くように付勢さ
れている。なお、試料25を最初にセットするために、
握持爪23を解除するための手動のノック29が設けら
れている。
【0023】これにより、第3シリンダ18のシリンダ
軸18aが延ばされると、第2移動部19及び押体21
が下方に移動される。これにより、押体21が握持爪2
3の上端を下方に押圧し、握持爪23の先端23aは、
バネ24の付勢力に抗して試料25から離されて試料2
5の握持を解除する。一方、各分析工程の後には、第3
油圧シリンダ18のシリンダ軸18aが収縮されると、
第2移動部19及び押体21が上方に移動される。これ
により、バネ24の付勢力により握持爪23が試料25
に近付くように移動され、試料25の握持が復帰され
る。
【0024】上記試料25は、一体に形成された下方の
フランジ25a下面の試料面は、研磨されて、4又は6
個の発光点を行えるようになされている。試料25は、
発光分光分析装置の発光部の開口26の上方に位置され
ている。
【0025】握持爪23による握持が解除された試料2
5を発光部の開口26に押圧するための押圧機構が設け
られている。この押圧機構は、第2移動部19に設けら
れた第4油圧シリンダ(押圧手段)27と、この第4油
圧シリンダ27のシリンダ軸27aの下端に設けられた
平バネの押部材28とから構成されている。
【0026】これにより、第4油圧シリンダ27のシリ
ンダ軸27aが降下されると、押部材28が試料25の
フランジ25aを発光部の開口26に押圧する。一方、
各分析工程の後には、シリンダ軸27aが上昇される
と、押部材28による試料25のフランジ25aの押圧
が解除される。
【0027】次に、このように構成された試料自動回転
装置の全体の作用を説明する。
【0028】成分分析の最初には、図2に示すように、
ノック29が作業者により押圧されて握持爪23が解除
されながら、試料25が握持爪23のセット位置に挿入
され、ノック29が離されると、握持爪23によって試
料25が握持される。
【0029】先ず、図1に示すように、第1油圧シリン
ダ4のシリンダ軸4aが延ばされ、矢印Aのように、第
1移動部9全体がスライド案内機構5により案内されな
がら下降される。これにより、中心軸14が下降されて
試料25も下降される。
【0030】次いで又は同時に、第2油圧シリンダ10
のシリンダ軸10aが延ばされ、ラック11が矢印Bの
方向に移動され、ピニオン歯車13が回転される。この
とき、クラッチ機構は回転拘束状態にあるため、ピニオ
ン歯車13の回転に伴って、上側のクラッチ機構12a
が下側のクラッチ機構12bと共に回転され、中心軸1
4が回転される。これにより、試料25の各試料が発光
部の開口26の所定位置になるように回転される。
【0031】次いで、第3シリンダ18のシリンダ軸1
8aが延ばされ、矢印Cのように、第2移動部19及び
押体21が下方に移動される。これにより、押体21が
握持爪23の上端を下方に押圧し、握持爪23の先端2
3aは、バネ24の付勢力に抗して試料25から離され
て試料25の握持を解除する。その結果、試料25のフ
ランジ25aは、開口26に位置される。
【0032】次いで、第4油圧シリンダ27のシリンダ
軸27aが降下され、矢印Cのように、押部材28が試
料25のフランジ25aを発光部の開口26に押圧す
る。これにより、このフランジ25aを発光部の開口2
6に密着固定される。
【0033】所定の発光、分光の測定、成分解析のデー
タ処理等が行われる。
【0034】図3に示すように、この分析工程の終了後
には、矢印Eのように、第4油圧シリンダ27のシリン
ダ軸27aが上昇され、押部材28による試料25のフ
ランジ25aの押圧が解除される。
【0035】次いで、第3油圧シリンダ18のシリンダ
軸18aが収縮され、矢印Fで示すように、第2移動部
19及び押体21が上方に移動される。これにより、バ
ネ24の付勢力により握持爪23が試料25に近付くよ
うに移動され、試料25の握持が復帰される。
【0036】次いで、第2油圧シリンダ10のシリンダ
軸10aが収縮され、ラック11が矢印Gで示すように
移動され、ピニオン歯車13が回転される。このとき、
クラッチ機構は回転許容状態にあるため、上側のクラッ
チ機構12aのみが回転され、下側のクラッチ機構12
bは回転されず、このとき、逆止用爪16がインデック
ス歯車17に係止状態にあるため、この下側のクラッチ
機構12bは、積極的に回転することが阻止されてい
る。
【0037】次いで又は同時に、第1油圧シリンダ4の
シリンダ軸4aが収縮され、矢印Hで示すように、第1
移動部9全体が上昇される。
【0038】このような動作が繰り返し行われる。試料
25に保持された全ての試料の分析が終了すると、作業
者によってノック29が押されて、試料が取り出され、
次の試料と交換される。
【0039】このように構成されているため、試料の回
転セットが自動的に行われるため、分析工程の度毎の作
業者による発光部の蓋の開閉を不要にすると共に分析工
程毎の試料の精緻なセット作業を不要にすることができ
る。これにより、分析の省力化を図り分析時間の短縮を
図ることができる。具体的な数値は示さないが、分析の
サイクル時間が従来に比べて1/10から1/2にする
ことができた。
【0040】また、発光と分光検知とを複数回繰り返し
行い多数の分析結果の平均値を取ることから分析精度が
良いとされている多点発光を容易に行うことができ、分
析精度の向上を図ることができる。具体的には、従来例
えば2点の発光分析が行われていたものを、4点又は6
点の発光分析を行った場合、分析精度は、1/n1/2
になり(nは点数)、偏差では58%〜70%になる。
【0041】さらに、電気的なモータを使用せず、油圧
シリンダにより回転等を行っているため、発光スパーク
の影響を受けることが少ない。
【0042】さらに、分析工程の後には、試料25が非
回転に維持されてラック11のみが初期位置に戻される
ため、試料25の回転手段を容易に実現している。
【0043】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能である。特に、昇降手段、回転手段
等は、図示したものに限定されず種々のものであっても
よい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1で
は、試料の回転セットが自動的に行われるため、分析工
程の度毎の作業者による発光部の蓋の開閉を不要にする
と共に、分析工程毎の試料の精緻なセット作業を不要に
することができる。これにより、分析の省力化を図り分
析時間の短縮を図ると共に、多点発光も容易に行うこと
ができ分析精度の向上を図ることができる。
【0045】また、請求項2によれば、分析工程の前に
は、試料が回転される一方、分析工程の後には、試料が
非回転に維持されてラックのみが初期位置に戻されるた
め、試料の回転手段を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る発光分光分析装置用試
料自動回転装置の初期状態での正面図。
【図2】図1に示す試料自動回転装置の初期状態での側
面図。
【図3】図1に示す試料自動回転装置の分析工程後の正
面図。
【符号の説明】
4 昇降手段(第1油圧シリンダ) 10 回転手段(第2油圧シリンダ) 11 回転手段(ラック) 12a,12b 回転手段(クラッチ機構) 13 回転手段(歯車) 18 解除復帰手段(第3油圧シリンダ) 22 握持部 25 試料 27 押圧手段(第4油圧シリンダ)
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 発光分光分析装置用試料自動回転装
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属等の成分分析を行
う発光分光分析装置に装着され、分析工程の度毎に試料
の回転セットを自動的に行うと共に、分析工程毎の作業
者による発光部の蓋の開閉を不要にすると共に試料の精
緻なセット作業を不要にし、これにより、分析の省力化
を図り分析時間の短縮を図ると共に、多点発光を容易化
して分析精度の向上を図った発光分光分析装置用試料自
動回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発光分光分析装置によって、鋼、鉄、ア
ルミニウム、合金等の成分分析等が行われている。この
発光分光分析装置のうち、特に自動発光分光分析装置で
は、上記金属の試料が多数個準備され搬送機構により順
次搬送される。先ず、これらの試料が研磨機構によって
順次研磨されて発光部に搬送される。この発光部は、略
真空状態に維持されており、試料と電極とが所定間隔で
対向して位置される。この電極から試料にスパークされ
ると、試料から発光される。この光がスリット及び回析
格子等を介して測光部に導かれ、この分光が光電子増幅
管により検知される。これにより、データ処理部におい
て、分光の波長の強度が解析されて、上記金属等の成分
分析等が行われている。上記のような発光と分光検知と
が複数回繰り返される多点発光が行われることもある。
【0003】このような自動的な発光分光分析装置は、
非常に多くの試料の成分分析を行う場合には好適である
が、比較的数の少ない試料の成分分析を短時間でしかも
コスト安く行う場合には必ずしも好適とはいえず、以下
のような簡易な発光分光分析装置も提案されている。
【0004】このような簡易的な発光分光分析装置で
は、略真空状態で電極から試料にスパークを行う発光部
と、試料からの分光を検知する測光部と、分光の波長の
強度を解析するデータ処理部とが設けられている。
【0005】この発光部では、略真空状態の発光部の蓋
が作業者によっって開成され、この発光部の中に、試料
が作業者によって挿入されてセットされ、上記蓋が閉成
される。次いで、試料の一つの試料に電極からスパーク
されて分光が測光部により検知されデータ処理部により
成分分析が行われる。
【0006】この一回の分析工程が終了すると、上記蓋
が再度開成されて、試料が取出される。このとき、電極
がカーボンである場合には、カーボン電極の交換又は削
り出しが行われる。その後、作業者によって試料が回転
されて再セットされ、発光、測光等の分析工程が行われ
る。このように、カーボン電極の交換等、試料のセッ
ト、分析工程が繰り返し行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の簡易
的な発光分光分析装置にあっては、電極が黒煙電極であ
る場合には、スパークの度毎に、黒煙電極の交換又は削
り出し等が必要であったが、近年では、電極にタングス
テン電極が採用され、発光部にアルゴンが封入され、そ
のクリーニングシステムの確立にも伴って、スパークの
度毎の電極の交換等は不要になってきている。
【0008】しかしながら、従来の簡易的な発光分光分
析装置にあっては、一回の分析工程の度毎に、作業者が
発光部の蓋を開閉し、且つ、試料の再セットを繰り返し
行わればならないといった問題がある。その結果、発光
と分光検知とを複数回繰り返し行う多点発光は、多数の
分析結果の平均値を取ることから分析精度が良いとされ
ているにも拘らず、この多点発光を行うことは困難であ
った。
【0009】本発明の目的は、上述したような事情に鑑
みてなされたものであって、分析工程の度毎に試料の回
転セットを自動的に行い、分析工程毎の作業者による発
光部の蓋の開閉を不要にすると共に試料の精緻なセット
作業を不要にし、これにより、分析の省力化を図り分析
時間の短縮を図ると共に、多点発光を容易化して分析精
度の向上を図った発光分光分析装置用試料自動回転装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る発光分光分析装置用試料自
動回転装置は、金属等の成分分析を行う発光分光分析装
置の発光部の開口に、試料を分析工程の度に回転してセ
ットするための試料自動回転装置であって、上記発光部
の開口の上方で、試料を握持する握持部と、試料を発光
部の開口に近付けるように上記握持部を降下させると共
に、分析工程の後には、この握持部を上昇させる昇降手
段と、この昇降手段により試料が発光部の開口に近付け
られたときに、試料の試料が発光位置に位置するよう
に、上記握持部を所定角度回転する回転手段と、試料が
所定角度回転された後に、上記握持部による試料の握持
を解除すると共に、分析工程の後には、握持部による試
料の握持を復帰する解除復帰手段と、この握持が解除さ
れた試料を発光部の開口に押圧すると共に、分析工程の
後には、この押圧を解除する押圧手段と、を具備するこ
とを特徴としている。
【0011】また、請求項2に係る発光分光分析装置用
試料自動回転装置は、上記回転手段は、上記握持部の中
心軸に取付けられ、一方向への回転を拘束し且つ他方向
への回転は許容するクラッチ機構と、このクラッチ機構
を介して上記握持部の中心軸に支持された歯車と、この
歯車に噛合して歯車を回転させるためのラックと、を備
え、これにより、分析工程前には、ラックにより歯車が
回転されて試料が回転される一方、分析工程後には、ク
ラッチ機構により歯車が空動されて試料は回転されずに
ラックのみが初期位置に戻されることを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】請求項1によれば、分析工程の前には、発光部
の開口の上方で、試料が握持される。この試料を発光部
の開口に近付けるように上記握持部が降下される。次い
で、このとき、試料の試料が発光位置に位置するように
所定角度回転される。この後、試料の握持が解除され、
試料が発光部の開口に押圧される。一方、各分析工程の
後には、試料の発光部の開口への押圧が解除され、握持
部による試料の握持が復帰される。次いで、試料が上昇
されて支持されている。このような動作が繰り返し行わ
れる。
【0013】従って、試料の回転セットが自動的に行わ
れるため、分析工程の度毎の作業者による発光部の蓋の
開閉を不要にすると共に、分析工程毎の試料のセット作
業を不要にすることができる。これにより、分析の省力
化を図り分析時間の短縮を図ると共に、多点発光も容易
に行うことができ分析精度の向上を図ることができる。
【0014】また、請求項2によれば、各分析工程の前
には、試料が回転される一方、各分析工程の後には、試
料が非回転に維持されてラックのみが初期位置に戻され
るため、試料の回転手段を容易に実現することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る発光分光分析
装置用試料自動回転装置を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る発光分光分析装置用試
料自動回転装置の初期状態での正面図であり、図2は、
図1に示す試料自動回転装置の初期状態での側面図であ
り、図3は、図1に示す試料自動回転装置の分析工程後
の正面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る試料自動回転装置の上方では、固定部1が設けられて
いる。この固定部1は、図2に示すように、フランジ2
等を介して発光分光分析装置(図示略)の取付部3に取
付けられている。この固定部1の上方には、第1空気圧
シリンダ4(昇降手段)が設けられていると共に、固定
部1の左右には、複数のスライド案内機構5が設けられ
ている。これらのスライド案内機構5の案内軸5aの下
方には、支持柱6、上移動板7及び下移動板8からなる
第1移動部9が取付けられている。第1空気圧シリンダ
4のシリンダ軸4aの下端は、この第1移動部9の上移
動板7に固定された取付部7aに取付けられている。
【0017】これにより、第1空気圧シリンダ4のシリ
ンダ軸4aが延ばされると、第1移動部9全体がスライ
ド案内機構5により案内されながら下降される一方、こ
のシリンダ軸4aが収縮されると、第1移動部9全体が
上昇される。
【0018】次に、下移動板8のフランジ8aに、第2
空気圧シリンダ10(回転手段)が設けられている。こ
の第2空気圧シリンダ10のシリンダ軸10aに、ラッ
ク11が取付けられている。一方、本実施例に係る試料
自動回転装置の中心軸14(当該装置の下方に図示)の
上部に、クラッチ機構12a,12bが設けられてい
る。上側のクラッチ機構12aには、ピニオン歯車13
が取付けられている。下側のクラッチ機構12bには、
インデックス歯車15が設けられ、下移動板8の側部下
側に、このインデックス歯車15に係止する逆止用爪1
6が設けられ、この逆止用爪16はバネ17によりイン
デックス歯車15に付勢されている。
【0019】これにより、第2空気圧シリンダ10のシ
リンダ軸10aが延ばされると、ラック11が矢印B
(図1)の方向に移動され、ピニオン歯車13が回転さ
れる。このとき、クラッチ機構は回転拘束状態にあるた
め、ピニオン歯車13の回転に伴って、上側のクラッチ
機構12aが下側のクラッチ機構12bと共に回転さ
れ、中心軸14が回転される。このとき、逆止用爪16
はインデックス歯車17の上を滑る。
【0020】一方、各分析工程の後には、第2空気圧シ
リンダ10のシリンダ軸10aが収縮されると、ラック
11が矢印B(図1)の逆方向に移動され、ピニオン歯
車13が回転される。このとき、クラッチ機構は回転許
容状態にあるため、上側のクラッチ機構12aのみが回
転され、下側のクラッチ機構12bは回転されず、この
とき、逆止用爪16がインデックス歯車17に係止状態
にあるため、この下側のクラッチ機構12bは、積極的
に回転することが阻止されている。
【0021】次に、下移動板8の下面に固定された第3
シリンダ(解除復帰手段)18が設けられている。この
第3シリンダ18のシリンダ軸18aが、下側のクラッ
チ機構12bの下方に設けられた第2移動部19に取付
けられている。この第2移動部19の上側には、絶縁用
フランジ20が設けられている。さらに、この第2移動
部19の下方には、移動部19と一体的に昇降される押
体21が設けられている。
【0022】さらに、これらの下方では、中心軸14に
固定された握持部22が設けられている。この握持部2
2には、図2にも示すように、「へ」字状の握持爪23
が回動自在に設けられ、この握持爪23の先端23a
は、バネ24によって、試料25に近付くように付勢さ
れている。なお、試料25を最初にセットするために、
握持爪23を解除するための手動のノック29が設けら
れている。
【0023】これにより、第3シリンダ18のシリンダ
軸18aが延ばされると、第2移動部19及び押体21
が下方に移動される。これにより、押体21が握持爪2
3の上端を下方に押圧し、握持爪23の先端23aは、
バネ24の付勢力に抗して試料25から離されて試料2
5の握持を解除する。一方、各分析工程の後には、第3
空気圧シリンダ18のシリンダ軸18aが収縮される
と、第2移動部19及び押体21が上方に移動される。
これにより、バネ24の付勢力により握持爪23が試料
25に近付くように移動され、試料25の握持が復帰さ
れる。
【0024】上記試料25は、一体に形成された下方の
フランジ25a下面の試料面は、研磨されて、4又は6
個の発光点を行えるようになされている。試料25は、
発光分光分析装置の発光部の開口26の上方に位置され
ている。
【0025】握持爪23による握持が解除された試料2
5を発光部の開口26に押圧するための押圧機構が設け
られている。この押圧機構は、第2移動部19に設けら
れた第4空気圧シリンダ(押圧手段)27と、この第4
空気圧シリンダ27のシリンダ軸27aの下端に設けら
れた平バネの押部材28とから構成されている。
【0026】これにより、第4空気圧シリンダ27のシ
リンダ軸27aが降下されると、押部材28が試料25
のフランジ25aを発光部の開口26に押圧する。一
方、各分析工程の後には、シリンダ軸27aが上昇され
ると、押部材28による試料25のフランジ25aの押
圧が解除される。
【0027】次に、このように構成された試料自動回転
装置の全体の作用を説明する。
【0028】成分分析の最初には、図2に示すように、
ノック29が作業者により押圧されて握持爪23が解除
されながら、試料25が握持爪23のセット位置に挿入
され、ノック29が離されると、握持爪23によって試
料25が握持される。
【0029】先ず、図1に示すように、第1空気圧シリ
ンダ4のシリンダ軸4aが延ばされ、矢印Aのように、
第1移動部9全体がスライド案内機構5により案内され
ながら下降される。これにより、中心軸14が下降され
て試料25も下降される。
【0030】次いで又は同時に、第2空気圧シリンダ1
0のシリンダ軸10aが延ばされ、ラック11が矢印B
の方向に移動され、ピニオン歯車13が回転される。こ
のとき、クラッチ機構は回転拘束状態にあるため、ピニ
オン歯車13の回転に伴って、上側のクラッチ機構12
aが下側のクラッチ機構12bと共に回転され、中心軸
14が回転される。これにより、試料25の各試料が発
光部の開口26の所定位置になるように回転される。
【0031】次いで、第3シリンダ18のシリンダ軸1
8aが延ばされ、矢印Cのように、第2移動部19及び
押体21が下方に移動される。これにより、押体21が
握持爪23の上端を下方に押圧し、握持爪23の先端2
3aは、バネ24の付勢力に抗して試料25から離され
て試料25の握持を解除する。その結果、試料25のフ
ランジ25aは、開口26に位置される。
【0032】次いで、第4空気圧シリンダ27のシリン
ダ軸27aが降下され、矢印Cのように、押部材28が
試料25のフランジ25aを発光部の開口26に押圧す
る。これにより、このフランジ25aを発光部の開口2
6に密着固定される。
【0033】所定の発光、分光の測定、成分解析のデー
タ処理等が行われる。
【0034】図3に示すように、この分析工程の終了後
には、矢印Eのように、第4空気圧シリンダ27のシリ
ンダ軸27aが上昇され、押部材28による試料25の
フランジ25aの押圧が解除される。
【0035】次いで、第3空気圧シリンダ18のシリン
ダ軸18aが収縮され、矢印Fで示すように、第2移動
部19及び押体21が上方に移動される。これにより、
バネ24の付勢力により握持爪23が試料25に近付く
ように移動され、試料25の握持が復帰される。
【0036】次いで、第2空気圧シリンダ10のシリン
ダ軸10aが収縮され、ラック11が矢印Gで示すよう
に移動され、ピニオン歯車13が回転される。このと
き、クラッチ機構は回転許容状態にあるため、上側のク
ラッチ機構12aのみが回転され、下側のクラッチ機構
12bは回転されず、このとき、逆止用爪16がインデ
ックス歯車17に係止状態にあるため、この下側のクラ
ッチ機構12bは、積極的に回転することが阻止されて
いる。
【0037】次いで又は同時に、第1空気圧シリンダ4
のシリンダ軸4aが収縮され、矢印Hで示すように、第
1移動部9全体が上昇される。
【0038】このような動作が繰り返し行われる。試料
25の試料面の全ての分析が終了すると、作業者によっ
てノック29が押されて、試料が取り出され、次の試料
と交換される。
【0039】このように構成されているため、試料の回
転セットが自動的に行われるため、分析工程の度毎の作
業者による発光部の蓋の開閉を不要にすると共に分析工
程毎の試料の精緻なセット作業を不要にすることができ
る。これにより、分析の省力化を図り分析時間の短縮を
図ることができる。具体的な数値は示さないが、分析の
サイクル時間が従来に比べて1/10から1/2にする
ことができた。
【0040】また、発光と分光検知とを複数回繰り返し
行い多数の分析結果の平均値を取ることから分析精度が
良いとされている多点発光を容易に行うことができ、分
析精度の向上を図ることができる。具体的には、従来例
えば2点の発光分析が行われていたものを、4点又は6
点の発光分析を行った場合、分析精度は、1/n1/2
倍になり(nは点数)、偏差では58%〜70%にな
る。
【0041】さらに、電気的なモータを使用せず、空気
圧シリンダにより回転等を行っているため、発光スパー
クの影響を受けることが少ない。
【0042】さらに、分析工程の後には、試料25が非
回転に維持されてラック11のみが初期位置に戻される
ため、試料25の回転手段を容易に実現している。
【0043】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能である。特に、昇降手段、回転手段
等は、図示したものに限定されず種々のものであっても
よい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1で
は、試料の回転セットが自動的に行われるため、分析工
程の度毎の作業者による発光部の蓋の開閉を不要にする
と共に、分析工程毎の試料の精緻なセット作業を不要に
することができる。これにより、分析の省力化を図り分
析時間の短縮を図ると共に、多点発光も容易に行うこと
ができ分析精度の向上を図ることができる。
【0045】また、請求項2によれば、分析工程の前に
は、試料が回転される一方、分析工程の後には、試料が
非回転に維持されてラックのみが初期位置に戻されるた
め、試料の回転手段を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る発光分光分析装置用試
料自動回転装置の初期状態での正面図。
【図2】図1に示す試料自動回転装置の初期状態での側
面図。
【図3】図1に示す試料自動回転装置の分析工程後の正
面図。
【符号の説明】 4 昇降手段(第1空気圧シリンダ) 10 回転手段(第2空気圧シリンダ) 11 回転手段(ラック) 12a,12b 回転手段(クラッチ機構) 13 回転手段(歯車) 18 解除復帰手段(第3空気圧シリンダ) 22 握持部 25 試料 27 押圧手段(第4空気圧シリンダ)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属等の成分分析を行う発光分光分析装置
    の発光部の開口に、試料を分析工程の度に回転してセッ
    トするための試料自動回転装置であって、 上記発光部の開口の上方で、試料を握持する握持部と、 試料を発光部の開口に近付けるように上記握持部を降下
    させると共に、分析工程の後には、この握持部を上昇さ
    せる昇降手段と、 この昇降手段により試料が発光部の開口に近付けられた
    ときに、試料の試料が発光位置に位置するように、上記
    握持部を所定角度回転する回転手段と、 試料が所定角度回転された後に、上記握持部による試料
    の握持を解除すると共に、分析工程の後には、握持部に
    よる試料の握持を復帰する解除復帰手段と、 この握持が解除された試料を発光部の開口に押圧すると
    共に、分析工程の後には、この押圧を解除する押圧手段
    と、を具備することを特徴とする発光分光分析装置用試
    料自動回転装置。
  2. 【請求項2】上記回転手段は、 上記握持部の中心軸に取付けられ、一方向への回転を拘
    束し且つ他方向への回転は許容するクラッチ機構と、 このクラッチ機構を介して上記握持部の中心軸に支持さ
    れた歯車と、 この歯車に噛合して歯車を回転させるためのラックと、
    を備え、これにより、分析工程前には、ラックにより歯
    車が回転されて試料が回転される一方、分析工程後に
    は、クラッチ機構により歯車が空動されて試料は回転さ
    れずにラックのみが初期位置に戻されることを特徴とす
    る請求項1に記載の発光分光分析装置用試料自動回転装
    置。
JP6112943A 1994-05-26 1994-05-26 発光分光分析装置用試料自動回転装置 Pending JPH07318495A (ja)

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