JPH07318433A - 溶融金属測定用プローブのホルダー - Google Patents
溶融金属測定用プローブのホルダーInfo
- Publication number
- JPH07318433A JPH07318433A JP6138275A JP13827594A JPH07318433A JP H07318433 A JPH07318433 A JP H07318433A JP 6138275 A JP6138275 A JP 6138275A JP 13827594 A JP13827594 A JP 13827594A JP H07318433 A JPH07318433 A JP H07318433A
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- JP
- Japan
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- probe
- molten metal
- metal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プロ−ブをホルダ−に装着するに際して、ホ
ルダ−に固着した地金・スラグの除去が不要である溶融
金属測定用のホルダ−を提供する。 【構成】 プロ−ブ本体Aが長手方向に実質的に2分さ
れた上部ホルダ−2および下部ホルダ−1、上部ホルダ
−2と下部ホルダ−1とを連結する連結機構(10)、並び
に弾性体(3)からなり、上部ホルダ−2と下部ホルダ
−1とを弾性体(3)を介して1直線状に一体に連結す
ることからなる。上部ホルダ−2と下部ホルダ−1との
連結は袋ナット10で行なわれることが望ましい。 【効果】 ホルダ−が弾性体によって伸縮するので、プ
ロ−ブをホルダ−に装着した場合、導通不良を起こすこ
とがなく、溶融金属の測定不良がなくなる。
ルダ−に固着した地金・スラグの除去が不要である溶融
金属測定用のホルダ−を提供する。 【構成】 プロ−ブ本体Aが長手方向に実質的に2分さ
れた上部ホルダ−2および下部ホルダ−1、上部ホルダ
−2と下部ホルダ−1とを連結する連結機構(10)、並び
に弾性体(3)からなり、上部ホルダ−2と下部ホルダ
−1とを弾性体(3)を介して1直線状に一体に連結す
ることからなる。上部ホルダ−2と下部ホルダ−1との
連結は袋ナット10で行なわれることが望ましい。 【効果】 ホルダ−が弾性体によって伸縮するので、プ
ロ−ブをホルダ−に装着した場合、導通不良を起こすこ
とがなく、溶融金属の測定不良がなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、溶融金属測定用のプ
ロ−ブを保持するためのホルダ−に関するものである。
ロ−ブを保持するためのホルダ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】転炉等における金属精錬操業において
は、炉内の溶融金属の温度および成分濃度の把握は必須
条件であり、転炉精錬においては炉口上部にサブランス
装置を設け、鋼浴の温度および成分組成をタイミングよ
く測定し、所定の温度および化学成分組成の溶鋼を効率
よく溶製し、溶製された溶鋼は次の鋳造工程へ送られ
る。
は、炉内の溶融金属の温度および成分濃度の把握は必須
条件であり、転炉精錬においては炉口上部にサブランス
装置を設け、鋼浴の温度および成分組成をタイミングよ
く測定し、所定の温度および化学成分組成の溶鋼を効率
よく溶製し、溶製された溶鋼は次の鋳造工程へ送られ
る。
【0003】このような溶鋼の温度や炭素濃度等の成分
濃度の測定(以下、溶鋼測定という)をするためのセン
サ−が先端に設けられた溶融金属測定用のプロ−ブは、
サブランスの下端に取り付けられたホルダ−に装着され
溶融金属に浸漬され溶鋼測定がされる。その際、飛散し
た溶融金属やスラグがプロ−ブの上端とホルダ−との境
界部分に付着・凝固して固着する。
濃度の測定(以下、溶鋼測定という)をするためのセン
サ−が先端に設けられた溶融金属測定用のプロ−ブは、
サブランスの下端に取り付けられたホルダ−に装着され
溶融金属に浸漬され溶鋼測定がされる。その際、飛散し
た溶融金属やスラグがプロ−ブの上端とホルダ−との境
界部分に付着・凝固して固着する。
【0004】プロ−ブは、溶鋼測定をする度毎に新しい
プロ−ブに交換されホルダ−の外周に装着される。プロ
−ブがホルダ−に装着されたときにプロ−ブの上端が位
置するホルダ−との境界部分、即ち、ホルダ−上端部分
に、地金やスラグ( 以下、地金・スラグという) の塊が
固着していると、プロ−ブは上端が地金・スラグに邪魔
されてホルダ−に十分差し込むことができない。
プロ−ブに交換されホルダ−の外周に装着される。プロ
−ブがホルダ−に装着されたときにプロ−ブの上端が位
置するホルダ−との境界部分、即ち、ホルダ−上端部分
に、地金やスラグ( 以下、地金・スラグという) の塊が
固着していると、プロ−ブは上端が地金・スラグに邪魔
されてホルダ−に十分差し込むことができない。
【0005】図2は、地金・スラグがホルダ−の上端部
に固着した状態を説明する概略縦断面図であり、図3
は、そのような状態の従来のホルダ−にプロ−ブが装着
された状態を説明する概略縦断面図である。図3からわ
かるように、地金・スラグ13がホルダ−12の上端部に固
着していると、プロ−ブ15をホルダ−12に十分差し込む
ことができないので、プロ−ブ15の下端壁内面の電気接
点(以下、プロ−ブ下端壁内面という)14がホルダ−12
の下端を形成するコネクタ−7 に接触しなくなる。
に固着した状態を説明する概略縦断面図であり、図3
は、そのような状態の従来のホルダ−にプロ−ブが装着
された状態を説明する概略縦断面図である。図3からわ
かるように、地金・スラグ13がホルダ−12の上端部に固
着していると、プロ−ブ15をホルダ−12に十分差し込む
ことができないので、プロ−ブ15の下端壁内面の電気接
点(以下、プロ−ブ下端壁内面という)14がホルダ−12
の下端を形成するコネクタ−7 に接触しなくなる。
【0006】このような状態では、プロ−ブ下端内壁面
14と、ホルダ−12下端のコネクタ−7 とが接触しない。
従って、プロ−ブ15は、ホルダ−12およびサブランス11
の内部を経由して計測装置16に配線された導線17に導通
しないので、溶鋼測定をすることができない。
14と、ホルダ−12下端のコネクタ−7 とが接触しない。
従って、プロ−ブ15は、ホルダ−12およびサブランス11
の内部を経由して計測装置16に配線された導線17に導通
しないので、溶鋼測定をすることができない。
【0007】図4は、従来のホルダ−の構造の1例を示
す概略縦断面図である。同図において、1 は下部ホルダ
−、2 は上部ホルダ−、7 は下部ホルダ−2 の下端に設
けられた良導体からなるコネクタ−、17は導線、そして
11はサブランスである。即ち、ホルダ−本体Aは上部ホ
ルダ−2 と下部ホルダ−1 とからなり、その両者は止め
ネジ6 によって連結され1体に構成されている。そし
て、ホルダ−本体Aはサブランス11の下端部に固定さ
れ、プロ−ブがホルダ−本体Aの外周に装着される。
す概略縦断面図である。同図において、1 は下部ホルダ
−、2 は上部ホルダ−、7 は下部ホルダ−2 の下端に設
けられた良導体からなるコネクタ−、17は導線、そして
11はサブランスである。即ち、ホルダ−本体Aは上部ホ
ルダ−2 と下部ホルダ−1 とからなり、その両者は止め
ネジ6 によって連結され1体に構成されている。そし
て、ホルダ−本体Aはサブランス11の下端部に固定さ
れ、プロ−ブがホルダ−本体Aの外周に装着される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ホルダ−にプロ−ブを装着した場合、図3に示したよう
に地金・スラグがホルダ−の上端部に固着していると、
プロ−ブ、ホルダ−間の接触不良による導通不良により
正常な溶鋼測定を行なうことができない。従って、その
導通不良の原因を排除するためには、従来のホルダ−を
使用する限り、予めホルダ−から地金・スラグを十分除
去してからプロ−ブを装着することが必要である。
ホルダ−にプロ−ブを装着した場合、図3に示したよう
に地金・スラグがホルダ−の上端部に固着していると、
プロ−ブ、ホルダ−間の接触不良による導通不良により
正常な溶鋼測定を行なうことができない。従って、その
導通不良の原因を排除するためには、従来のホルダ−を
使用する限り、予めホルダ−から地金・スラグを十分除
去してからプロ−ブを装着することが必要である。
【0009】しかしながら、地金・スラグを十分除去す
るには労力を要し、あるいはそれを確実に除去できる設
備を必要とする。また、地金・スラグの除去にはある程
度の時間を要するので、短い時間間隔で溶鋼測定を行な
う必要がある場合には支障をきたす。そこで、地金・ス
ラグを除去しなくても正確な溶鋼測定ができるようなホ
ルダ−の開発が望まれていた。
るには労力を要し、あるいはそれを確実に除去できる設
備を必要とする。また、地金・スラグの除去にはある程
度の時間を要するので、短い時間間隔で溶鋼測定を行な
う必要がある場合には支障をきたす。そこで、地金・ス
ラグを除去しなくても正確な溶鋼測定ができるようなホ
ルダ−の開発が望まれていた。
【0010】この発明の目的は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、溶鋼測定をしたとき
に、プロ−ブをホルダ−に装着したときプロ−ブの上端
が位置したホルダ−上端部に地金・スラグが固着した場
合に、その地金・スラグを除去せずに次のプロ−ブを装
着してもプロ−ブとホルダ−とが導通不良を起こさない
ような、溶融金属測定用プロ−ブホルダ−を提供するこ
とにある。
するためになされたものであり、溶鋼測定をしたとき
に、プロ−ブをホルダ−に装着したときプロ−ブの上端
が位置したホルダ−上端部に地金・スラグが固着した場
合に、その地金・スラグを除去せずに次のプロ−ブを装
着してもプロ−ブとホルダ−とが導通不良を起こさない
ような、溶融金属測定用プロ−ブホルダ−を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、溶融金属の
温度や成分濃度等を測定するプロ−ブを装着するための
ホルダ−であって、ホルダ−の内部に弾性体を装着する
ことによって伸縮可能なホルダ−とすることによって上
記課題を解決したものである。
温度や成分濃度等を測定するプロ−ブを装着するための
ホルダ−であって、ホルダ−の内部に弾性体を装着する
ことによって伸縮可能なホルダ−とすることによって上
記課題を解決したものである。
【0012】即ち、この発明のホルダ−は、溶融金属に
浸漬して前記溶融金属の温度および/または成分濃度を
測定するプロ−ブを装着する溶融金属測定用プロ−ブの
ホルダ−において、前記ホルダ−は、プロ−ブ本体部分
が長手方向に実質的に2分された上部ホルダ−および下
部ホルダ−、並びに弾性体からなり、前記上部ホルダ−
と前記下部ホルダ−とは前記弾性体を介して1直線状に
一体に連結されたことに特徴を有するものである。
浸漬して前記溶融金属の温度および/または成分濃度を
測定するプロ−ブを装着する溶融金属測定用プロ−ブの
ホルダ−において、前記ホルダ−は、プロ−ブ本体部分
が長手方向に実質的に2分された上部ホルダ−および下
部ホルダ−、並びに弾性体からなり、前記上部ホルダ−
と前記下部ホルダ−とは前記弾性体を介して1直線状に
一体に連結されたことに特徴を有するものである。
【0013】また、前記プロ−ブにおいて、前記上部ホ
ルダ−と前記下部ホルダ−とが袋ナットで連結され、前
記袋ナットの内部に前記弾性体が装着されているものが
望ましい。
ルダ−と前記下部ホルダ−とが袋ナットで連結され、前
記袋ナットの内部に前記弾性体が装着されているものが
望ましい。
【0014】
【作用】この発明の溶融金属測定用プロ−ブを装着する
ホルダ−は、プロ−ブ本体が長手方向に実質的に2分さ
れた上部ホルダ−および下部ホルダ−、上部ホルダ−と
下部ホルダ−とを連結する連結機構、並びに弾性体から
なっており、上部ホルダ−と下部ホルダ−とは弾性体を
介して1直線状に一体に連結されているので、上部ホル
ダ−を固定し、下部ホルダ−に下方から押し上げ力を加
えると、弾性体が収縮しホルダ−は長手方向に収縮す
る。そして、前記押し上げ力を除くとホルダ−は伸長し
てもとの長さになる。
ホルダ−は、プロ−ブ本体が長手方向に実質的に2分さ
れた上部ホルダ−および下部ホルダ−、上部ホルダ−と
下部ホルダ−とを連結する連結機構、並びに弾性体から
なっており、上部ホルダ−と下部ホルダ−とは弾性体を
介して1直線状に一体に連結されているので、上部ホル
ダ−を固定し、下部ホルダ−に下方から押し上げ力を加
えると、弾性体が収縮しホルダ−は長手方向に収縮す
る。そして、前記押し上げ力を除くとホルダ−は伸長し
てもとの長さになる。
【0015】従って、この発明のホルダ−をサブランス
等に固定し、プロ−ブを下部ホルダ−の下端部から差し
込んでホルダ−の外周に装着する場合、下部ホルダ−を
上へ押し上げる力が働くので、弾性体が収縮することに
よってホルダ−が収縮する。
等に固定し、プロ−ブを下部ホルダ−の下端部から差し
込んでホルダ−の外周に装着する場合、下部ホルダ−を
上へ押し上げる力が働くので、弾性体が収縮することに
よってホルダ−が収縮する。
【0016】一方、収縮した弾性体には伸長しようとす
る反力が生じ、下部ホルダ−を下方に押す力が働くの
で、下部ホルダ−の下端面とプロ−ブの下端壁内面とを
常に接触した状態に保持することが可能となる。即ち、
プロ−ブはホルダ−と導通状態を保持しつつ装着され
る。
る反力が生じ、下部ホルダ−を下方に押す力が働くの
で、下部ホルダ−の下端面とプロ−ブの下端壁内面とを
常に接触した状態に保持することが可能となる。即ち、
プロ−ブはホルダ−と導通状態を保持しつつ装着され
る。
【0017】次に、上部ホルダ−と下部ホルダ−とを袋
ナットで連結すれば、袋ナットの全長を所定の長さとす
ることは容易であり、また上部ホルダ−と下部ホルダ−
とを1直線状に強固な1体に連結することができ、しか
も、袋ナットの内部には十分な空間を確保することがで
きるので、プロ−ブを伸縮させるのに十分な能力をもつ
弾性体を収容することができる。
ナットで連結すれば、袋ナットの全長を所定の長さとす
ることは容易であり、また上部ホルダ−と下部ホルダ−
とを1直線状に強固な1体に連結することができ、しか
も、袋ナットの内部には十分な空間を確保することがで
きるので、プロ−ブを伸縮させるのに十分な能力をもつ
弾性体を収容することができる。
【0018】
【実施例】次に、この発明を実施例に基づいて更に説明
する。図1は、この発明の溶融金属測定用プロ−ブホル
ダ−の1実施例を示す概略縦断面図である。
する。図1は、この発明の溶融金属測定用プロ−ブホル
ダ−の1実施例を示す概略縦断面図である。
【0019】同図に示すように、この発明のホルダ−本
体Aは、その長手方向に下部ホルダ−1 と上部ホルダ−
2 とに2分されている。下部ホルダ−1 は、上ケ−ス4
と下ケ−ス5 とが止めネジ6 によって連結されたものの
下端部にコネクタ−7 が固定されて構成され、上部ホル
ダ−2 は、ホルダ−パイプ8 と接続金具9 とが止めネジ
6 によって連結されて構成されている。そして、下部ホ
ルダ−1 と上部ホルダ−2 とは袋ナット10によって、ホ
ルダ−本体A の長手方向に1直線状に1体に、袋ナット
10の内部に装着されたスプリング3 を介して連結されて
いる。
体Aは、その長手方向に下部ホルダ−1 と上部ホルダ−
2 とに2分されている。下部ホルダ−1 は、上ケ−ス4
と下ケ−ス5 とが止めネジ6 によって連結されたものの
下端部にコネクタ−7 が固定されて構成され、上部ホル
ダ−2 は、ホルダ−パイプ8 と接続金具9 とが止めネジ
6 によって連結されて構成されている。そして、下部ホ
ルダ−1 と上部ホルダ−2 とは袋ナット10によって、ホ
ルダ−本体A の長手方向に1直線状に1体に、袋ナット
10の内部に装着されたスプリング3 を介して連結されて
いる。
【0020】このホルダ−において、スプリング3 は袋
ナット10の内部に装着された状態で伸縮ストロ−クが50
mmである。従って、ホルダ−も長手方向に50mm伸縮す
る。
ナット10の内部に装着された状態で伸縮ストロ−クが50
mmである。従って、ホルダ−も長手方向に50mm伸縮す
る。
【0021】このホルダ−の上端部をサブランス11に固
定し、外周に下端側からプロ−ブを差し込み、押し上げ
て装着すると、スプリング3 が収縮してホルダ−が収縮
する。その際、スプリング3 には伸長しようとする反力
が生じ、下部ホルダ−1 を下方に押す力が働く。
定し、外周に下端側からプロ−ブを差し込み、押し上げ
て装着すると、スプリング3 が収縮してホルダ−が収縮
する。その際、スプリング3 には伸長しようとする反力
が生じ、下部ホルダ−1 を下方に押す力が働く。
【0022】従って、前記反力が、下部ホルダ−1 がプ
ロ−ブを保持することができる力よりは大きいが、上部
ホルダ−2 がプロ−ブを保持することができる力よりも
小さければ、下部ホルダ−1 の下端面とプロ−ブの下端
壁内面とを常に接触した状態でプロ−ブを装着すること
ができる。
ロ−ブを保持することができる力よりは大きいが、上部
ホルダ−2 がプロ−ブを保持することができる力よりも
小さければ、下部ホルダ−1 の下端面とプロ−ブの下端
壁内面とを常に接触した状態でプロ−ブを装着すること
ができる。
【0023】このようにして、プロ−ブとホルダ−との
導通を確保することができる。この実施例の場合、ホル
ダ−の伸縮ストロ−クは50mmであるから、図2に示した
ようにホルダ−上端部に地金・スラグ13が固着してもそ
の厚さが50mm未満であれば、図3に示したようにホルダ
−12にプロ−ブ15を装着した場合、スプリング3 は収縮
する余地があり、従って、この実施例のホルダ−は収縮
する余地があるので、前記導通を確保することができ
る。
導通を確保することができる。この実施例の場合、ホル
ダ−の伸縮ストロ−クは50mmであるから、図2に示した
ようにホルダ−上端部に地金・スラグ13が固着してもそ
の厚さが50mm未満であれば、図3に示したようにホルダ
−12にプロ−ブ15を装着した場合、スプリング3 は収縮
する余地があり、従って、この実施例のホルダ−は収縮
する余地があるので、前記導通を確保することができ
る。
【0024】転炉操業において、図4に示した従来のプ
ロ−ブホルダ−を使用した場合には、3チャ−ジ毎に地
金・スラグを除去しなければならなかったが、図1に示
したこの発明のプロ−ブホルダ−を使用した場合には、
平均14チャ−ジに1回、地金・スラグを除去すればよ
くなった。
ロ−ブホルダ−を使用した場合には、3チャ−ジ毎に地
金・スラグを除去しなければならなかったが、図1に示
したこの発明のプロ−ブホルダ−を使用した場合には、
平均14チャ−ジに1回、地金・スラグを除去すればよ
くなった。
【0025】この発明のプロ−ブホルダ−を使用した結
果、ホルダ−に付着した地金・スラグの除去頻度が少な
くなったことの他に、プロ−ブがホルダ−に装着された
とき、スプリングの伸長力によってホルダ−が常にプロ
−ブを押し下げようとする力が働くため、ホルダ−下端
面とプロ−ブ下端壁内面との接触が一層確実となり、溶
鋼測定不良率も著しく減少した。
果、ホルダ−に付着した地金・スラグの除去頻度が少な
くなったことの他に、プロ−ブがホルダ−に装着された
とき、スプリングの伸長力によってホルダ−が常にプロ
−ブを押し下げようとする力が働くため、ホルダ−下端
面とプロ−ブ下端壁内面との接触が一層確実となり、溶
鋼測定不良率も著しく減少した。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
ホルダ−を長手方向に実質的に2分し、その間に弾性体
を介して1直線状に1体に連結することによって伸縮可
能なホルダ−を構成したので、装着されるプロ−ブの上
端が接するプロ−ブホルダ−上端部に地金・スラグが付
着していても、ホルダ−とプロ−ブとの導通不良を起こ
すことがなくなり、しかも、ホルダ−とプロ−ブとの接
触が一層確実となる。従って、ホルダ−に付着した地金
・スラグを除去する頻度を減らすことができ、しかも、
測定不良を著しく減少させることができる、工業上有用
な効果がもたらされる。
ホルダ−を長手方向に実質的に2分し、その間に弾性体
を介して1直線状に1体に連結することによって伸縮可
能なホルダ−を構成したので、装着されるプロ−ブの上
端が接するプロ−ブホルダ−上端部に地金・スラグが付
着していても、ホルダ−とプロ−ブとの導通不良を起こ
すことがなくなり、しかも、ホルダ−とプロ−ブとの接
触が一層確実となる。従って、ホルダ−に付着した地金
・スラグを除去する頻度を減らすことができ、しかも、
測定不良を著しく減少させることができる、工業上有用
な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の溶融金属測定用のホルダ−の1実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図2】地金・スラグがホルダ−の上端部に固着した状
態を説明する概略縦断面図である。
態を説明する概略縦断面図である。
【図3】地金・スラグがホルダ−の上端部に固着した状
態の従来のホルダ−にプロ−ブが装着された状態を説明
する概略縦断面図である。
態の従来のホルダ−にプロ−ブが装着された状態を説明
する概略縦断面図である。
【図4】従来のホルダ−の構造の1例を示す概略縦断面
図である。
図である。
A プロ−ブ本体、 1 下部ホルダ−、 2 上部ホルダ−、 3 スプリング、 4 上ケ−ス、 5 下ケ−ス、 6 止めネジ、 7 コネクタ−、 8 ホルダ−パイプ、 9 接続金具、 10 袋ナット、 11 サブランス、 12 ホルダ−、 13 地金・スラグ、 14 プロ−ブ下端内壁、 15 プロ−ブ、 16 計測装置、 17 導線。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融金属に浸漬して前記溶融金属の温度
および/または成分濃度を測定するプロ−ブを装着する
溶融金属測定用プロ−ブのホルダ−において、 前記ホルダ−は、プロ−ブ本体が長手方向に実質的に2
分された上部ホルダ−および下部ホルダ−、前記上部ホ
ルダ−と前記下部ホルダ−とを連結する連結機構、並び
に弾性体からなり、 前記上部ホルダ−と前記下部ホルダ−とは前記弾性体を
介して1直線状に一体に連結されたことを特徴とする、
溶融金属測定用プロ−ブのホルダ−。 - 【請求項2】 前記上部ホルダ−と前記下部ホルダ−と
が袋ナットで連結され、前記袋ナットの内部に前記弾性
体が装着されている請求項1記載の溶融金属測定用プロ
−ブのホルダ−。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138275A JPH07318433A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 溶融金属測定用プローブのホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6138275A JPH07318433A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 溶融金属測定用プローブのホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318433A true JPH07318433A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15218113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6138275A Pending JPH07318433A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 溶融金属測定用プローブのホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07318433A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012113498A1 (de) | 2011-02-23 | 2012-08-30 | Heraeus Electro-Nite International N.V. | Sensoranordnung zur messung von parametern in schmelzen |
KR101525177B1 (ko) * | 2014-09-16 | 2015-06-03 | 강명수 | 휴대용 폴리머 용액 농도측정장치 및 이를 이용한 폴리머 용액의 농도측정방법 |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP6138275A patent/JPH07318433A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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