JPH07318364A - 計測方法及び計測素子 - Google Patents

計測方法及び計測素子

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JPH07318364A
JPH07318364A JP6109541A JP10954194A JPH07318364A JP H07318364 A JPH07318364 A JP H07318364A JP 6109541 A JP6109541 A JP 6109541A JP 10954194 A JP10954194 A JP 10954194A JP H07318364 A JPH07318364 A JP H07318364A
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OOIZUMI SEISAKUSHO KK
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OOIZUMI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1個の感熱素子で対象検出と温度補償を兼ね
て計測を実行する。 【構成】 1個の感熱素子6に対して時分割で非加熱動
作と加熱動作を繰り返し行い、非加熱動作時には検出器
の周囲温度を検出し、加熱動作時には風速,湿度等の計
測対象の検出をし、周囲温度により計測対象の温度補償
を行う。このように一つの感熱素子6で対象検出と温度
補償を兼ねさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱素子を間欠加熱に
より動作させて計測を行う計測方法及び計測素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感熱素子を通電により自己発熱させた
り、或いは他の加熱手段により加熱することで温度ばか
りでなく、流速,圧力,ガス,湿度などの検出器として
用いることはよく知られている。
【0003】従来、感熱素子を加熱させて、流速,圧
力,ガス,湿度等の検出を行う方法としては、図20に
示すようなものがある。
【0004】図20に示す計測方法では、感熱素子とし
て検出用と温度補償用との2個を用い、検出用感熱素子
(以下、検出用素子という)1及び温度補償用感熱素子
(以下、補償用素子という)2及び固定抵抗器3,4に
よりブリッジ回路を構成させており、検出用素子1は加
熱状態でのみ用い、補償用素子2は加熱と非加熱の二通
りの使い方をしている。
【0005】すなわち、補償用素子2を加熱状態で使う
場合、検出用素子1と補償用素子2との特性を合わせ
て、補償用素子2は計測対象と遮蔽して周囲温度だけを
検出して、検出用素子1の周囲温度依存性を補償するよ
うにしている。
【0006】また補償用素子2を非加熱状態で使う場
合、加熱時の検出用素子1と非加熱時の補償用素子2の
温度係数及び抵抗値を合わせるように調整が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
に示す計測方法では、2個の感熱素子を用いるため、部
品点数が多くなるとともに、感熱素子同士の温度係数を
合わせることは困難であり、補償誤差が発生しやすいと
いう欠点があった。また、感熱素子は常時通電して自己
加熱しているため、寿命上の点でも問題があった。
【0008】本発明の目的は、1個の感熱素子で対象検
出と温度補償を兼ねさせる計測方法及び計測素子を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る計測方法は、非加熱処理と加熱処理と
を1個の感熱素子に対して行うことにより、計測対象の
検出用信号と周囲温度用信号との2つの信号を出力させ
る計測方法であって、非加熱処理は、前記感熱素子に通
電に依る温度上昇が無視可能な程度の非加熱電流を通電
し、周囲温度に相当する該感熱素子の端子間電圧値又は
抵抗器素子の端子間電圧値を周囲温度用信号として出力
させる処理であり、加熱処理は、前記感熱素子に前記非
加熱電流値以上の過電流を通電して該感熱素子を自己発
熱させるか、又は該感熱素子を間接加熱させ、計測対象
に相当する該感熱素子の端子間電圧値又は抵抗器素子の
端子間電圧値を検出用信号として出力させる処理であ
り、加熱処理と非加熱処理とは、時分割で交互に繰り返
して行うものである。
【0010】また本発明に係る計測方法を実施するため
の計測素子は、1個の感熱素子と、2組の通電回路とを
組合せて、該感熱素子に異なる電流値の電流を通電する
ことにより、計測対象の検出用信号と周囲温度用信号と
の2つの信号を出力する計測素子であって、1個の感熱
素子は、前記2組の通電回路より異なる電流値の電流を
時分割で切替えて通電されるものであり、2組の通電回
路のうち一方の通電回路は、前記感熱素子に通電に依る
温度上昇が無視可能な程度の非加熱電流を通電し、周囲
温度に相当する電圧値を該感熱素子の端子間又は抵抗器
素子の端子間に周囲温度用信号として出力させるもので
あり、2組の通電回路のうち他方の通電回路は、前記感
熱素子に前記非加熱電流値以上の電流を通電して該感熱
素子を自己発熱させ、計測対象に対応する電圧値を該感
熱素子の端子間又は抵抗器素子の端子間に計測対象の検
出用信号として出力されるものである。
【0011】また、スイッチ素子を有する計測素子であ
って、スイッチ素子は、外部指令を受けて2組の通電回
路を時分割で切替えて1個の感熱素子に直列に接続する
ものである。
【0012】また、本発明に係る計測素子は、1個の感
熱素子と、1組の通電回路と、1組の加熱回路とを組み
合わせて、該感熱素子を温度の異なった2つの状態にお
き、計測対象の検出用信号と周囲温度用信号との2つの
信号を出力する計測素子であって、1個の感熱素子は、
1組の通電回路と組み合わされ、通電に依る温度上昇が
無視可能な程度の非加熱電流が該通電回路より通電され
るものであり、1組の加熱回路は、前記感熱素子を間接
加熱するものであり、時分割で制御され、通電OFFの
ときには、感熱素子を非加熱状態に保って周囲温度に相
当する電圧値を該感熱素子の端子間又は抵抗器素子の端
子間より出力させ、通電ONのときには、感熱素子を外
部より間接加熱し計測対象に相当する電圧値を該感熱素
子の端子間又は抵抗器素子の端子間より出力させるもの
である。
【0013】また、スイッチ素子を有する計測素子であ
って、スイッチ素子は、外部指令を受けて、前記加熱回
路を時分割でON/OFF制御させるものである。
【0014】
【作用】1個の感熱素子に対して時分割で非加熱動作と
加熱動作を繰り返し行い、非加熱動作時には検出器の周
囲温度を検出し、加熱動作時には風速,湿度等の計測対
象を検出し、周囲温度により計測対象の温度補償を行
う。このように一つの感熱素子で対象検出と温度補償を
兼ねさせる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
係る計測方法を実施するための計測素子を示す構成図で
ある。
【0017】先ず、本発明の実施例1に係る計測素子の
構成について説明する。図において、本発明の実施例1
に係る計測素子は、1個の感熱素子6と、2組の通電回
路7,8とを組合せて、感熱素子6に異なる電流値の電
流を通電することにより、計測対象の検出用信号と周囲
温度用信号との2つの信号を出力するものである。
【0018】1個の感熱素子6は、2組の通電回路7,
8より異なる電流値の電流を時分割で切替えて通電され
るものである。図1の場合、感熱素子6はサーミスタ等
の抵抗変化型の素子が用いられる。
【0019】本実施例では、感熱素子6を加熱駆動する
方式として、定電圧源Vをもつ定電圧型のものを用いて
おり、前記2組の通電回路7,8は、抵抗器7a,8a
をもつ抵抗回路7,8として構成してある。以下、2組
の通電回路7,8を2組の抵抗回路7,8に置き換えて
説明する。2組の抵抗回路7,8のうち一方の抵抗回路
7は、感熱素子6に通電に依る温度上昇が無視可能な程
度の非加熱電流を通電し、周囲温度に相当する電圧値を
感熱素子6の端子間6a,6bに周囲温度用信号として
出力させるものである。
【0020】2組の抵抗回路7,8のうち他方の抵抗回
路8は、感熱素子6に前記非加熱電流値以上の過電流を
通電して感熱素子6を自己発熱させ、計測対象に対応す
る電圧値を感熱素子6の端子間6a,6bに計測対象の
検出用信号として出力させるものである。2組の抵抗回
路7,8は、それぞれ抵抗器7a,8aを有しており、
抵抗回路7の抵抗器7aがもつ抵抗値R1と、抵抗回路
8の抵抗器8aがもつ抵抗値R2との関係は、R1>R2
となっている。
【0021】尚、図1の実施例では周囲温度用信号とし
ての電圧値を感熱素子6の端子間6a,6bに出力させ
る構成としたが、図3に示すように感熱素子6と抵抗回
路7,8との位置関係を逆にして、抵抗器7a,8aの
端子間11a,11bに周囲温度用信号或いは計測対象
の検出用信号としての電圧値を出力させるようにしても
よい。
【0022】また図1の場合に定電圧源Vは単一電源と
したが、図2のように2組の定電圧源V1,V2からなる
二電源としてもよい。
【0023】さらに、本発明は、スイッチ素子S1,S2
を有する計測素子であって、スイッチ素子S1,S2は、
外部指令を受けて2組の抵抗回路7,8を時分割で切替
えて感熱素子6に直列に接続するものである。また、ス
イッチ素子S1,S2としては、機械的なスイッチ、或い
は半導体素子からなるスイッチ等を用いることができ
る。
【0024】本発明の計測方法は、図1に示す計測素子
を用い、非加熱処理と加熱処理とを1個の感熱素子6に
対して行うことにより、計測対象の検出用信号と温度補
償用信号との2つの信号を出力させるものである。
【0025】すなわち、図1において、定電圧源Vより
非加熱用抵抗器7aと直列にスイッチ素子S1及び感熱
素子6を接続する回路を構成させ、非加熱処理を行う。
この場合、スイッチ素子S2を開いておく。
【0026】非加熱処理は、感熱素子6に抵抗回路7の
抵抗器7aを通して、通電による温度上昇が無視可能な
程度の非加熱電流を通電し、感熱素子6を非加熱状態と
し、周囲温度に相当する感熱素子6の端子6a,6b間
(或いは図3の抵抗器7,8の端子間11a,11b)
電圧値を周囲温度用信号として出力させる。スイッチ素
子S1を閉じて(スイッチ素子S2は開く)感熱素子6を
非加熱状態にして感熱素子6の端子6a,6b間に得ら
れる出力VOUTをVOUT2とする。この出力VOUT 2をマイ
コン等により演算処理して検出器の周囲温度を得る。
【0027】次にスイッチ素子S1を開き、スイッチ素
子S2を閉じて定電圧源Vより加熱用抵抗器8aと直列
にスイッチ素子S2及び感熱素子6を接続する回路を構
成させ、加熱処理を行う。
【0028】加熱処理は、感熱素子6に抵抗回路8の抵
抗器8aを通して前記非加熱電流以上の過電流を通電し
て感熱素子6を自己発熱させ、計測対象に対応する感熱
素子6の端子6a,6b間(或いは図3の抵抗器7,8
の端子間11a,11b)電圧値を計測対象の検出用信
号として出力させる。スイッチ素子S2を閉じて(スイ
ッチ素子S1は開く)感熱素子6を加熱してその加熱状
態下で計測対象に対応して得られる出力VOUTをVOUT1
とする。VOUT2,VOUT1より演算して周囲温度依存性を
補償した対象検出出力を得る。
【0029】以上説明した加熱処理と非加熱処理とは、
時分割で交互に繰り返して行い、周囲温度依存を補償し
た対象検出出力を得て計測を実行する。
【0030】次に本発明を液面検出器に応用した具体例
を図1,図8により説明する。加熱状態での感熱素子6
(本例ではNTCサーミスタ)の液中,空気中における
周囲温度と出力VOUTの特性は図8のように表わされ
る。
【0031】感熱素子6を含む回路を図1のように構成
し、非加熱,加熱,非加熱,加熱…という繰り返しを行
う。非加熱状態でのVOUTよりマイコン等で演算処理し
て周囲温度を得る。この値をTaとする。
【0032】次の加熱状態でのVOUTがマイコン等のメ
モリに記憶させた値を基にVOUTがVOUT1であるか、V
OUT2であるかを判断して検出器が液中にあるか、空気中
にあるかを判定する。次の加熱,加熱サイクルでも上記
の処理をする。
【0033】尚、実施例1では、本発明を液面検出器に
応用したが、これに限られるものではなく、流速,圧
力,ガス,温度,湿度等のように、感熱素子6に触れる
気体又は液体の分子数の単位時間,単位面積あたりの変
化を計測するものであれば、いずれのものにも応用する
ことができる。
【0034】(実施例2)図4は本発明の実施例2に係
る計測素子を示す構成図である。図1〜図3に示す実施
例1に係る計測素子では、感熱素子6として抵抗変化型
素子を用いたが、本実施例は、感熱素子6としてサーミ
スタ、金属抵抗体等のような抵抗変化型素子のほかに、
熱電対のような電圧出力型素子を用いることができる。
【0035】図4において、本発明の実施例2に係る計
測素子は、1個の感熱素子6と、1組の通電回路12
と、1組の加熱回路13とを組合せて、感熱素子6を温
度の異なった2つの状態におき、計測対象の検出用信号
と周囲温度用信号との2つの信号を出力するものであ
る。本実施例では、実施例1と同様に感熱素子6を加熱
駆動する方式として、定電圧源Vをもつ定電圧型のもの
を用いており、前記1組の通電回路12は、抵抗器12
aをもつ抵抗回路12として構成してある。以下、1組
の通電回路12を1組の抵抗回路12に置き換えて説明
する。
【0036】1個の感熱素子6は1組の抵抗回路12と
組合され、通電に依る温度上昇が無視可能な程度の非加
熱電流が該抵抗回路12より通電されるものである。
【0037】1組の加熱回路13は感熱素子6を間接加
熱するものであり、通電OFFのときには、感熱素子6
を非加熱状態に保って周囲温度に相当する電圧値を該感
熱素子6の端子間6a,6bより出力させ、通電ONの
ときには、自己加熱して感熱素子6を外部より間接加熱
し計測対象に相当する電圧値を該感熱素子6の端子間6
a,6bより出力させるものである。
【0038】さらに、本発明はスイッチ素子Sを有する
計測素子であり、スイッチ素子Sは、外部指令を受け
て、加熱回路13への通電を時分割でON/OFF制御
させるものである。
【0039】尚、図4では周囲温度用信号或いは計測対
象の検出用信号としての電圧値を感熱素子6の端子間6
a,6bに出力させた構成としたが、図6,図7のよう
に感熱素子6と抵抗回路12との位置関係を逆にして、
抵抗回路12の抵抗器12aの素子の端子間14a,1
4bに周囲温度用信号或いは計測対象の検出用信号とし
ての電圧値を出力させるようにしてもよい。また図4で
は定電圧源Vは単一電源としたが、図5,図7に示すよ
うに2台の定電圧源V1,V2からなる二電源方式として
もよい。
【0040】本実施例では、感熱素子6を加熱回路13
により間接加熱する点で実施例1と異なるが、感熱素子
6を温度の異なる2つの状態におき、計測対象の検出用
信号と周囲温度用信号との2つの信号を出力するように
しており、実施例1と同様に本発明の計測方法を実施す
ることができる。
【0041】また本実施例は、実施例1と同様に液面検
出器ばかりでなく、感熱素子6に触れる気体又は液体の
分子数の単位時間,単位面積あたりの変化を計測するも
のであれば、いずれのものにも応用することができる。
【0042】前記実施例1及び2では、感熱素子6を加
熱駆動する方式として、定電圧源をもつ定電圧型のもの
を用いたが、図9、10、11、12に示すように通電
回路を、異なる電流値をもつ定電流を通電する定電流回
路I1、I2で構成した定電流型のものを用いてもよい。
また感熱素子6を加熱駆動する方式としては、図13、
14、15、16に示すように加熱回路13が定電流回
路Iを有するものを用いてもよい。また感熱素子6を加
熱駆動する方式としては、図17に示すように感熱素子
6を抵抗器15、16、通電電流切替回路としての抵抗
回路7,8と組み合わせてブリッジ回路を構成し、オペ
アンプ18の端子間6a,6bに周囲温度用信号或いは
計測対象の検出用信号としての電圧値を出力させるよう
にした定温度型のものを用いてもよい。また図18、1
9に示すように感熱素子6を加熱駆動する方式として、
加熱回路13を抵抗器15、16、17と組み合わせて
ブリッジ回路を構成し、感熱素子6の端子間6a,6b
或いは抵抗器12aの端子間14a,14bに周囲温度
用信号或いは計測対象の検出用信号としての電圧値を出
力させるようにした定温度型のものを用いてもよい。ま
た図17、18、19において18はオペアンプであ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
個の感熱素子に対して時分割で非加熱動作と加熱動作と
を繰り返し行なって計測を実行するため、1個の感熱素
子で対象検出と温度補償を兼ねることができ、したがっ
て部品点数を減少することができ、回路構成を簡素化す
ることができる。
【0044】さらに、2個の感熱素子を用いる場合に
は、感熱素子同士の温度係数を合わせることが困難であ
り、補償誤差が発生しやすいものであるが、本発明は1
個の感熱素子を用いるため、従来のように感熱素子同士
の温度係数を合わせることは不要であり、補償誤差の発
生を防止して正確な計測を実行するこができる。
【0045】さらに、感熱素子は間欠加熱されるもので
あり、連続加熱される場合と比較してその寿命を延ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る計測素子を示す構成図
である。
【図2】本発明の実施例1を二電源方式とした例を示す
構成図である。
【図3】本発明の実施例1において出力電圧値の出力形
式を変更した例を示す構成図である。
【図4】本発明の実施例2に係る計測素子を示す構成図
である。
【図5】本発明の実施例2を二電源方式とした例を示す
構成図である。
【図6】本発明の実施例2において出力電圧値の出力形
式を変更した例を示す構成図である。
【図7】本発明の実施例2を二電源方式とした例を示す
構成図である。
【図8】本発明を液面検出器に応用した具体例における
周囲温度と出力の特性を示す図である。
【図9】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式を
定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図10】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図11】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図12】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図13】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図14】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図15】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図16】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定電流型とした実施例を示す構成図である。
【図17】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定温度型とした実施例を示す構成図である。
【図18】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定温度型とした実施例を示す構成図である。
【図19】本発明において感熱素子を加熱駆動する方式
を定温度型とした実施例を示す構成図である。
【図20】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
6 感熱素子 7,8 抵抗回路 7a,8a 抵抗器 S,S1,S2 スイッチ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 23/24 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非加熱処理と加熱処理とを1個の感熱素
    子に対して行うことにより、計測対象の検出用信号と周
    囲温度用信号との2つの信号を出力させる計測方法であ
    って、 非加熱処理は、前記感熱素子に通電に依る温度上昇が無
    視可能な程度の非加熱電流を通電し、周囲温度に相当す
    る該感熱素子の端子間電圧値又は抵抗器素子の端子間電
    圧値を周囲温度用信号として出力させる処理であり、 加熱処理は、前記感熱素子に前記非加熱電流値以上の過
    電流を通電して該感熱素子を自己発熱させるか、又は該
    感熱素子を間接加熱させ、計測対象に相当する該感熱素
    子の端子間電圧値又は抵抗器素子の端子間電圧値を検出
    用信号として出力させる処理であり、 加熱処理と非加熱処理とは、時分割で交互に繰り返して
    行うことを特徴とする計測方法。
  2. 【請求項2】 1個の感熱素子と、2組の通電回路とを
    組合せて、該感熱素子に異なる電流値の電流を通電する
    ことにより、計測対象の検出用信号と周囲温度用信号と
    の2つの信号を出力する計測素子であって、 1個の感熱素子は、前記2組の通電回路より異なる電流
    値の電流を時分割で切替えて通電されるものであり、 2組の通電回路のうち一方の通電回路は、前記感熱素子
    に通電に依る温度上昇が無視可能な程度の非加熱電流を
    通電し、周囲温度に相当する電圧値を該感熱素子の端子
    間又は抵抗器素子の端子間に周囲温度用信号として出力
    させるものであり、 2組の通電回路のうち他方の通電回路は、前記感熱素子
    に前記非加熱電流値以上の過電流を通電して該感熱素子
    を自己発熱させ、計測対象に対応する電圧値を該感熱素
    子の端子間又は抵抗器素子の端子間に計測対象の検出用
    信号として出力させるものであることを特徴とする計測
    素子。
  3. 【請求項3】 スイッチ素子を有する計測素子であっ
    て、 スイッチ素子は、外部指令を受けて2組の通電回路を時
    分割で切替えて1個の感熱素子に直列に接続するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の計測素子。
  4. 【請求項4】 1個の感熱素子と、1組の通電回路と、
    1組の加熱回路とを組み合わせて、該感熱素子を温度の
    異なった2つの状態におき、計測対象の検出用信号と周
    囲温度用信号との2つの信号を出力する計測素子であっ
    て、 1個の感熱素子は、1組の通電回路と組み合わされ、通
    電に依る温度上昇が無視可能な程度の非加熱電流が該通
    電回路より通電されるものであり、 1組の加熱回路は、前記感熱素子を間接加熱するもので
    あり、時分割で制御され、通電OFFのときには、感熱
    素子を非加熱状態に保って周囲温度に相当する電圧値を
    該感熱素子の端子間又は抵抗器素子の端子間より出力さ
    せ、通電ONのときには、感熱素子を外部より間接加熱
    し計測対象に相当する電圧値を該感熱素子の端子間又は
    抵抗器素子の端子間より出力させるものであることを特
    徴とする計測素子。
  5. 【請求項5】 スイッチ素子を有する計測素子であっ
    て、 スイッチ素子は、外部指令を受けて、前記加熱回路を時
    分割でON/OFF制御させるものであることを特徴と
    する請求項4に記載の計測素子。
JP10954194A 1994-05-24 1994-05-24 計測方法及び計測素子 Expired - Fee Related JP3425638B2 (ja)

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JP2002139385A (ja) * 2000-11-01 2002-05-17 Canon Inc 温度検出回路及び該回路を備えた記録装置
JP2002148126A (ja) * 2000-11-09 2002-05-22 Kazuo Amaya 熱補償した熱量計

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