JPH07318007A - 蒸気温度低減器 - Google Patents

蒸気温度低減器

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Publication number
JPH07318007A
JPH07318007A JP10654194A JP10654194A JPH07318007A JP H07318007 A JPH07318007 A JP H07318007A JP 10654194 A JP10654194 A JP 10654194A JP 10654194 A JP10654194 A JP 10654194A JP H07318007 A JPH07318007 A JP H07318007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spray nozzle
steam
closed end
holes
spray
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10654194A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamazaki
亮 山崎
Yuichiro Kitagawa
雄一郎 北川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10654194A priority Critical patent/JPH07318007A/ja
Publication of JPH07318007A publication Critical patent/JPH07318007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトな蒸気温低減器を得る。 【構成】 取付対象の管3に閉端の近くがほぼ直交して
接続された筒形の本体22、同本体に閉端側からほぼ同
軸に挿入され先端閉でかつ同先端部周面に複数の穴12
を持つスプレイノズル11、同スプレイノズルの穴部を
覆うように本体内に配置された保護筒24とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事業用/産業用ボイラに
おいて、利用される蒸気温度低減器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蒸気温度低減器を図8〜10によ
り説明する。
【0003】連絡管3の端に同軸に本体2が溶接aされ
ている。溶接a部の近くに軸に直交して管台7が取付け
られている。管台7から先端が閉端13のスプレイノズ
ル1が挿入されていて、閉端13がボルト6で固定され
ている。スプレイノズル1には複数の穴12が図9,図
10に示すように、後流側に開度60°の範囲で配置さ
れている。さらにスプレイノズル1の後流側には隣接し
て本体2に同軸に所定長の保護筒4が配置されている。
【0004】以上において、スプレイ水が穴12より噴
射され、蒸気と混合蒸発し、蒸気温度が低減される。ま
た保護筒4により、スプレイ水の浸食から本体2および
連絡管3は保護される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来の蒸気温度
低減器では、スプレイ水の噴射角が比較的小さいため
に、一部のスプレイ水が保護筒に接触することなく後流
管へ飛散し、その内面を浸食作用によって傷める可能性
があった。蒸気温度低減器からのスプレイ水が本体に設
置している保護筒の長さ範囲内で蒸発が完了しない場合
は、後流管、更に場合によっては後置の加熱器ヘドレン
の形で流入する危険性があり問題点となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0007】(1) 取付対象の管に閉端の近くがほぼ
直交して接続された筒形の本体と、同本体に閉端側から
ほぼ同軸に挿入され先端閉でかつ同先端部周側面に複数
の穴を持つスプレイノズルと、同スプレイノズルの穴部
を覆うように上記本体内に配置された保護筒とを設け
る。
【0008】(2) 上記1記載の蒸気温度低減器にお
いて、スプレイノズルの先端を円錐皿型または丸皿型と
し、かつその外周部に面にほぼ直交する方向の穴を複数
設けた。
【0009】
【作用】
(1) 上記発明1において、取付対象の管から本体内
に蒸気が導入される。蒸気は本体内でほぼ直角に曲るた
め、乱流となりスプレイノズルに沿って流れる。スプレ
イノズルの穴からは水が、径方向に向けて噴射される。
そして乱流状態の蒸気と直ちによく混合、蒸発し、その
温度を低減する。穴は周側面に複数設けられているの
で、スプレイ水の空間密度は非常に小さく、蒸気とよく
混合する。一方スプレイ水は保護筒により覆われていて
本体に接触しない。またスプレイ水の噴射方向は軸方向
成分を持たないので、短い所定長の保護筒の後流側へも
ドレンとなり流れ出ない。従ってコンパクト化が図れ
る。
【0010】(2) 上記発明2において、スプレイノ
ズルの先端面の周辺部の穴からも、スプレイ水が、大き
い径方向成分を持って噴射される。このため蒸気温度低
減作用がさらに付加される。
【0011】
【実施例】
(1) 前記記載の本発明1の一実施例を図1〜図3に
より説明する。図1にて取付対象の管(連絡管)3の端
に、一端が閉端bで、筒形の本体22の閉端b部近く
が、軸をほぼ直交して接続される。閉端b側から同軸に
スプレイノズル11が挿入される。スプレイノズル11
は図2,図3に示すように先端が閉cで、周壁に複数の
放射方向の穴12を持っている。穴12部は接続部より
後流側に配置される。そして穴12部を覆うように所定
長の保護筒24が、本体22内に、ほぼ同軸に配置され
る。図1中、8は支持ボルトである。
【0012】以上において、蒸気は接続部でほぼ直角に
向きを変えて、スプレイノズル11に沿って流れる。従
って、次のように作用する。
【0013】 蒸気の流れが乱流となるため、穴12
から噴出するスプレイ水と蒸気との混和が促進される。
【0014】 ノズル12からのスプレイ水は蒸気流
と直角方向に噴射されることによって、従来の蒸気流れ
方向成分の多い噴射に比し、スプレイ水と蒸気の相対速
度が大きくなり、蒸気からスプレイ水への伝熱作用が向
上する。
【0015】 穴12を所定範囲に複数設けたので、
保護筒4内面に形成されるスプレイ水の高濃度範囲、す
なわち液膜が長手方向には限定されるが、空間的には広
く且つ薄くなる。このことによって、先ず液膜自体は静
止しているので蒸気からの伝熱量は大きい、また液膜が
広くなることにより伝熱表面積が増え、蒸気からの伝熱
量は更に大きくなる。
【0016】以上のような作用により、蒸発性能が向上
するために、スプレイ水ドレンの後流管への流入及び飛
散の危険性が大幅に低減される。蒸発完了距離が短縮さ
れ、必要保護筒長さが短くなり、蒸気温度低減器本体の
コンパクト化が出来る。又、これによって低減器の設置
場所等の制約が少なくなる。
【0017】スプレイ水噴射ノズル穴数を従来よりも容
易に多く設置出来るので、スプレイ水量が増加しても、
低いノズル噴射差圧のスプレイノズルが実現可能とな
る。
【0018】(2a) 本発明2の第1実施例を図4お
よび図5により説明する。図4はスプレイノズルの正面
図であり、図5は断面図である。
【0019】前記実施例のスプレイノズル11の先端端
部が、円錐皿型25に形成される。そして傾斜面部に面
に直交した方向の穴12aが複数あけられる。
【0020】以上において、穴12aからも水が噴出され
る。この噴出方向の、スプレイノズル11の軸方向成分
は小さいので、前記と同様によく蒸気と混合するととも
に、保護筒24内に液膜を作る。したがって蒸気温低減
効果がさらに向上する。
【0021】(2b) 本発明2の第2実施例を図6お
よび図7により説明する。図6はスプレイノズルの正面
図であり、図5は断面図である。
【0022】スプレイノズル11の先端端部が丸皿型2
6に形成される。そして周側面に近い部分に、面に直交
した方向の穴12aが複数あけられる。
【0023】作用は前記第1実施例とほぼ同様である。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
乱流となった蒸気の中に、本体の軸にほぼ直交する方向
に水が噴射される。したがって、よく混合され蒸気温低
減効果が大きい。また水の噴射速度に軸方向成分がほと
んどないので、保護筒の長さが短縮でき、コンパクト化
が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1の一実施例の部分断面図である。
【図2】同実施例のスプレイノズル先端部詳細図であ
る。
【図3】同実施例の図2のA−A断面図である。
【図4】本発明2の第1実施例のスプレイノズルの正面
図である。
【図5】同第1実施例の図4のB−B断面図である。
【図6】本発明2の第2実施例のスプレイノズルの正面
図である。
【図7】同第2実施例の図6のC−C断面図である。
【図8】従来例の部分断面図である。
【図9】同従来例のスプレイノズル部分の説明図であ
る。
【図10】同従来例のスプレイノズル部分の説明図であ
る。
【符号の説明】
1,11 スプレイノズル 2,22 蒸気温度低減器本体 3 連絡管 4,24 保護筒 6 スプレイノズル押えボルト 7 スプレイノズル管台 8 スプレイノズル支持ボルト 12,12a ノズル穴 25 円錐皿型 26 丸皿型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付対象の管に閉端の近くがほぼ直交し
    て接続された筒形の本体と、同本体に閉端側からほぼ同
    軸に挿入され先端閉でかつ同先端部周側面に複数の穴を
    持つスプレイノズルと、同スプレイノズルの穴部を覆う
    ように上記本体内に配置された保護筒とを備えてなるこ
    とを特徴とする蒸気温度低減器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蒸気温度低減器におい
    て、スプレイノズルの先端を円錐皿型または丸皿型と
    し、かつその外周部に面にほぼ直交する方向の穴を複数
    設けたことを特徴とする蒸気温度低減器。
JP10654194A 1994-05-20 1994-05-20 蒸気温度低減器 Withdrawn JPH07318007A (ja)

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JP10654194A JPH07318007A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 蒸気温度低減器

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Publications (1)

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JPH07318007A true JPH07318007A (ja) 1995-12-08

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JP10654194A Withdrawn JPH07318007A (ja) 1994-05-20 1994-05-20 蒸気温度低減器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111397395A (zh) * 2020-03-06 2020-07-10 上海舟虹电力工程技术中心 一种工业供汽用高温高压蒸汽节能混合的气源控制方法
CN112082146A (zh) * 2020-08-14 2020-12-15 东北电力大学 火电机组旁路供热用减温减压器液滴蒸发段长度的确定方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111397395A (zh) * 2020-03-06 2020-07-10 上海舟虹电力工程技术中心 一种工业供汽用高温高压蒸汽节能混合的气源控制方法
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CN112082146B (zh) * 2020-08-14 2022-12-20 东北电力大学 火电机组旁路供热用减温减压器液滴蒸发段长度的确定方法

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Effective date: 20010731