JPH07317828A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
- Publication number
- JPH07317828A JPH07317828A JP13255294A JP13255294A JPH07317828A JP H07317828 A JPH07317828 A JP H07317828A JP 13255294 A JP13255294 A JP 13255294A JP 13255294 A JP13255294 A JP 13255294A JP H07317828 A JPH07317828 A JP H07317828A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting member
- mounting
- vibration
- elastic body
- slope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を減らし、溶接不要とし、弾性体の
耐久性を向上させる。 【構成】 第一の取付部材1は、一枚の板材をプレス成
形にて環状の傾斜面1Aを有する凸部1Bを形成してな
り、第一の取付部材1の傾斜面1Aに弾性体3を取着し
た。
耐久性を向上させる。 【構成】 第一の取付部材1は、一枚の板材をプレス成
形にて環状の傾斜面1Aを有する凸部1Bを形成してな
り、第一の取付部材1の傾斜面1Aに弾性体3を取着し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動発生部および振
動受部の一方に連結される第一の取付部材と、振動発生
部および振動受部の他方に連結される第二の取付部材
と、第一の取付部材と第二の取付部材との間に取り付け
られる弾性体と、内壁の少なくとも一部が弾性体により
形成され且つ液体が封入された受圧液室と、受圧液室と
オリフィスを介して連通されると共に隔壁の一部をダイ
ヤフラムにより構成される副液室とを備えた防振装置に
関する。
動受部の一方に連結される第一の取付部材と、振動発生
部および振動受部の他方に連結される第二の取付部材
と、第一の取付部材と第二の取付部材との間に取り付け
られる弾性体と、内壁の少なくとも一部が弾性体により
形成され且つ液体が封入された受圧液室と、受圧液室と
オリフィスを介して連通されると共に隔壁の一部をダイ
ヤフラムにより構成される副液室とを備えた防振装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置としては、図2に示すよ
うに、振動発生部および振動受部の一方に第一の取付部
材(頂板)100を連結し、振動発生部および振動受部
の他方に第二の取付部材(底板)101を連結し、これ
ら2つの取付部材100と101との間に弾性体102
を取り付け、この弾性体102が内壁の一部を形成する
受圧液室103を設け、受圧液室103とオリフィス1
04を介して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラ
ム105より構成される副液室106を設けてある。ま
た、弾性体102の内周面は、断面がU字状に形成され
た連結板107に加硫接着されていて、この連結板10
7の上部からは外周側にフランジ107Aが全周にわた
って突出している。そして、連結板107の上方に位置
する第一の取付部材100がこのフランジ部107Aに
溶接されて、連結板107の上部に第一の取付部材10
0が固定されている。第一の取付部材100の中央部か
ら突出される取付ボルト108はエンジン等への連結用
として用いられる。
うに、振動発生部および振動受部の一方に第一の取付部
材(頂板)100を連結し、振動発生部および振動受部
の他方に第二の取付部材(底板)101を連結し、これ
ら2つの取付部材100と101との間に弾性体102
を取り付け、この弾性体102が内壁の一部を形成する
受圧液室103を設け、受圧液室103とオリフィス1
04を介して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラ
ム105より構成される副液室106を設けてある。ま
た、弾性体102の内周面は、断面がU字状に形成され
た連結板107に加硫接着されていて、この連結板10
7の上部からは外周側にフランジ107Aが全周にわた
って突出している。そして、連結板107の上方に位置
する第一の取付部材100がこのフランジ部107Aに
溶接されて、連結板107の上部に第一の取付部材10
0が固定されている。第一の取付部材100の中央部か
ら突出される取付ボルト108はエンジン等への連結用
として用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】連結板107の存在に
より全体の上下,左右のバネの剛性比を高めていたが、
連結板107の他に第一の取付部材100も必要とな
り、部品点数も増え、両部材の溶接コストもかかり、か
つゴムの接着のため金具処理洗浄を行うと洗浄液が残存
するという問題も生じていた。また、フランジ部107
Aの端部が弾性体102と接触しているため、この端部
のエッジが弾性体102に亀裂を生じさせるおそれがあ
り、弾性体102の耐久性を損ねていた。
より全体の上下,左右のバネの剛性比を高めていたが、
連結板107の他に第一の取付部材100も必要とな
り、部品点数も増え、両部材の溶接コストもかかり、か
つゴムの接着のため金具処理洗浄を行うと洗浄液が残存
するという問題も生じていた。また、フランジ部107
Aの端部が弾性体102と接触しているため、この端部
のエッジが弾性体102に亀裂を生じさせるおそれがあ
り、弾性体102の耐久性を損ねていた。
【0004】そこで、この発明は、部品点数を減らし、
溶接不要とし、溶接に伴う不都合を解消し、弾性体の耐
久性も向上させた防振装置を提供することを目的とす
る。
溶接不要とし、溶接に伴う不都合を解消し、弾性体の耐
久性も向上させた防振装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、振動発生部および振動受部の一方に連
結される第一の取付部材と、振動発生部および振動受部
の他方に連結される第二の取付部材と、上記第一の取付
部材と上記第二の取付部材との間に取り付けられる弾性
体と、内壁の少なくとも一部が上記弾性体により形成さ
れ且つ液体が封入された上記受圧液室とオリフィスを介
して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラムにより
構成される副液室とを備えた防振装置であって、上記第
一の取付部材は、一枚の板材をプレス成形にて環状の傾
斜面を有する凸部を形成してなり、上記傾斜面に上記弾
性体が取着されるものである。
め、この発明は、振動発生部および振動受部の一方に連
結される第一の取付部材と、振動発生部および振動受部
の他方に連結される第二の取付部材と、上記第一の取付
部材と上記第二の取付部材との間に取り付けられる弾性
体と、内壁の少なくとも一部が上記弾性体により形成さ
れ且つ液体が封入された上記受圧液室とオリフィスを介
して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラムにより
構成される副液室とを備えた防振装置であって、上記第
一の取付部材は、一枚の板材をプレス成形にて環状の傾
斜面を有する凸部を形成してなり、上記傾斜面に上記弾
性体が取着されるものである。
【0006】
【作用】第一の取付部材以外に連結板を使用しないの
で、部品点数が減り、溶接を必要としないので溶接に伴
う不都合もなくなる。また、連結板端部のエッジが弾性
体に亀裂を生じさせることもなくなり、弾性体の耐久性
を向上させる。
で、部品点数が減り、溶接を必要としないので溶接に伴
う不都合もなくなる。また、連結板端部のエッジが弾性
体に亀裂を生じさせることもなくなり、弾性体の耐久性
を向上させる。
【0007】
【実施例】以下に、この発明の好適な実施例を図面を参
照にして説明する。
照にして説明する。
【0008】図1に示す実施例において、エンジン等の
振動発生部(あるいは振動受部)に連結される第一の取
付部材1と、車体等の振動受部(あるいは振動発生部)
に連結される第二の取付部材2と、第一の取付部材1と
第二の取付部材2との間に取り付けられる弾性体3と、
内壁の少なくとも一部が弾性体3により形成され且つ液
体が封入された受圧液室4と、受圧液室4とオリフィス
5を介して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラム
6により構成される副液室7とを備えている。第一の取
付部材1は頂板となり、第二の取付部材2は蓋部20と
後述する筒体10とからなる。蓋部20とダイヤフラム
6との間は空気室8に形成され、蓋部20には空気抜き
孔9が形成してある。弾性体3の外周面は筒体10に加
硫接着され、この筒体10の下端は蓋部20に固着され
ている。この固着は筒体10の下端をかしめ加工するこ
とにより行われる。このかしめ加工の際、オリフィス5
を形成する仕切板11の外周縁とダイヤフラム6の外周
縁とを同時に固着する。このとき、弾性体3の下端側は
シール部材となる。筒体10の上端側は径方向に広がっ
た傾斜面部10Aに形成してある。
振動発生部(あるいは振動受部)に連結される第一の取
付部材1と、車体等の振動受部(あるいは振動発生部)
に連結される第二の取付部材2と、第一の取付部材1と
第二の取付部材2との間に取り付けられる弾性体3と、
内壁の少なくとも一部が弾性体3により形成され且つ液
体が封入された受圧液室4と、受圧液室4とオリフィス
5を介して連通されると共に隔壁の一部をダイヤフラム
6により構成される副液室7とを備えている。第一の取
付部材1は頂板となり、第二の取付部材2は蓋部20と
後述する筒体10とからなる。蓋部20とダイヤフラム
6との間は空気室8に形成され、蓋部20には空気抜き
孔9が形成してある。弾性体3の外周面は筒体10に加
硫接着され、この筒体10の下端は蓋部20に固着され
ている。この固着は筒体10の下端をかしめ加工するこ
とにより行われる。このかしめ加工の際、オリフィス5
を形成する仕切板11の外周縁とダイヤフラム6の外周
縁とを同時に固着する。このとき、弾性体3の下端側は
シール部材となる。筒体10の上端側は径方向に広がっ
た傾斜面部10Aに形成してある。
【0009】上述した第一の取付部材1は、一枚の板材
をプレス成形にて環状の傾斜面1Aを有する凸部1Bを
形成してなり、傾斜面1Aに弾性体3が加硫接着され
る。この第一の取付部材1の外周側には取付孔1Cが形
成してあり、この取付孔1Cに従来のボルト(図示せ
ず)を取付け、このボルトによりエンジン等に取付くよ
うになっている。凸部1Bの傾斜面1Aから取付孔1C
に至る間には段部1Dが形成してある。
をプレス成形にて環状の傾斜面1Aを有する凸部1Bを
形成してなり、傾斜面1Aに弾性体3が加硫接着され
る。この第一の取付部材1の外周側には取付孔1Cが形
成してあり、この取付孔1Cに従来のボルト(図示せ
ず)を取付け、このボルトによりエンジン等に取付くよ
うになっている。凸部1Bの傾斜面1Aから取付孔1C
に至る間には段部1Dが形成してある。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第一の取付部材を一枚の板材をプレス成形にて環状
の傾斜面を有する凸部を形成し、傾斜面に弾性体を取着
してあるので、従来のように断面U字状の連結板を溶接
により取付ける必要がなくなり、そのために部品点数も
減り、溶接コストも不要となる。また、溶接後の洗浄も
必要としないので、洗浄液が残存するという不都合も生
じない。さらに、従来の連結板の端部のエッジが弾性体
に亀裂を入らせ、弾性体の耐久性を低下させるおそれも
なくなり、構造が簡単となり、コストダウンも図ること
ができ、この凸部の形状如何により上下,左右のバネの
剛性比を自由に変化させることができ、この凹部の形成
はプレス加工により自由な形状に加工することが容易で
ある。
ば、第一の取付部材を一枚の板材をプレス成形にて環状
の傾斜面を有する凸部を形成し、傾斜面に弾性体を取着
してあるので、従来のように断面U字状の連結板を溶接
により取付ける必要がなくなり、そのために部品点数も
減り、溶接コストも不要となる。また、溶接後の洗浄も
必要としないので、洗浄液が残存するという不都合も生
じない。さらに、従来の連結板の端部のエッジが弾性体
に亀裂を入らせ、弾性体の耐久性を低下させるおそれも
なくなり、構造が簡単となり、コストダウンも図ること
ができ、この凸部の形状如何により上下,左右のバネの
剛性比を自由に変化させることができ、この凹部の形成
はプレス加工により自由な形状に加工することが容易で
ある。
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】従来例を示す断面図。
1 第一の取付部材 1B 凸部 1A 傾斜面 2 第二の取付部材 3 弾性体 4 受圧液室 5 オリフィス 6 ダイヤフラム 7 副液室
Claims (1)
- 【請求項1】 振動発生部および振動受部の一方に連結
される第一の取付部材と、 振動発生部および振動受部の他方に連結される第二の取
付部材と、 上記第一の取付部材と上記第二の取付部材との間に取り
付けられる弾性体と、 内壁の少なくとも一部が上記弾性体により形成され且つ
液体が封入された受圧液室と、 上記受圧液室とオリフィスを介して連通されると共に隔
壁の一部をダイヤフラムにより構成される副液室とを備
えた防振装置であって、 上記第一の取付部材は、一枚の板材をプレス成形にて環
状の傾斜面を有する凸部を形成してなり、上記傾斜面に
上記弾性体が取着されることを特徴とする防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13255294A JPH07317828A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13255294A JPH07317828A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07317828A true JPH07317828A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15083961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13255294A Pending JPH07317828A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07317828A (ja) |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP13255294A patent/JPH07317828A/ja active Pending
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