JPH07317618A - ディーゼルエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料供給装置

Info

Publication number
JPH07317618A
JPH07317618A JP94108837A JP10883794A JPH07317618A JP H07317618 A JPH07317618 A JP H07317618A JP 94108837 A JP94108837 A JP 94108837A JP 10883794 A JP10883794 A JP 10883794A JP H07317618 A JPH07317618 A JP H07317618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
passage
air reservoir
injection pump
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP94108837A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Takada
伸也 高田
Setsuo Yamada
節男 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP94108837A priority Critical patent/JPH07317618A/ja
Publication of JPH07317618A publication Critical patent/JPH07317618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン停止時の燃料噴射ポンプへの空気の
侵入、及び燃料フィルタの目詰まり時に当該ポンプへの
塵埃の侵入を防止する。 【構成】 上記燃料戻し路7の出口7aを燃料タンク1
の底部1aに連通し、燃料戻し路7に空気溜め部8を形
成し、空気溜め部8に流通路10を貫設し、流通路入口
10aを流通路出口10bより高位に配置し、流通路1
0の通路断面積を燃料戻し路7の通路断面積より大きく
形成する。燃料フィルタ2の目詰まりで燃料が戻し路7
を逆流しても、空気溜め部8に貯留した空気が燃料噴射
ポンプ4に入ってエンジンEを即座に停止するので、噴
射ポンプ4への塵埃の侵入はない。燃料戻し路7を燃料
タンク1の燃料中に連通するので、エンジン停止中の噴
射ポンプ4への空気の侵入はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼルエンジンの燃
料供給装置に関し、エンジン停止時の燃料噴射ポンプへ
の空気の侵入と、燃料フィルタが目詰まりした場合に燃
料噴射ポンプなどへの塵埃の侵入をともに有効に防止で
きるものを提供する。
【0002】
【発明の背景】本発明の対象となるディーゼルエンジン
の燃料供給装置の基本構造は、図1又は図4に示すよう
に、ディーゼルエンジンEの燃料タンク1を燃料フィル
タ2及びフィードポンプ3を介して燃料噴射ポンプ4並
びに燃料噴射ノズル5に燃料供給路6により連通し、燃
料噴射ノズル5を燃料戻し路7を介して燃料タンク1に
燃料戻し可能に連通する形式のものである。
【0003】
【従来の技術】この形式の従来技術としては、図4に示
すように、燃料戻し路7の出口7aを燃料タンク1の上
寄り部1bの気相中に臨ませ、燃料中には突入させない
ように構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、燃
料フィルタ2が目詰まりした場合でも、燃料戻し路7の
出口7aが燃料タンク1の上部1bの気相中に臨むため
に、燃料が燃料戻し路7を逆流することはなく、従っ
て、燃料中の浮遊塵埃が燃料噴射ポンプ4などに侵入し
てトラブルやダメージを生じることを有効に防止でき
る。
【0005】しかしながら、例えば、ディーゼルエンジ
ンの搭載条件などに拘束されて、図4に示すように、燃
料タンク1が燃料噴射ポンプ4よりも低位に配置される
場合、エンジンEの停止後には燃料供給系内の燃料は、
燃料タンク1の燃料液面のレベルにまで降下してしまう
ので、エンジンの再始動時に燃料供給ポンプ4に空気が
侵入して、ベーパロックなどでエンジンが不調になる虞
れがある。本発明は、エンジンの停止時に燃料噴射ポン
プに空気が侵入することを防止するとともに、燃料フィ
ルタが目詰まりした場合に燃料噴射ポンプなどに塵埃が
侵入するのを併せて防止することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図1〜図3により以下に説明す
る。即ち、本発明は前記基本構造のディーゼルエンジン
の燃料供給装置において、上記燃料戻し路7の出口7a
を燃料タンク1の底部1aに連通し、燃料戻し路7に空
気溜め部8を形成し、空気溜め部8に流通路10を貫設
し、流通路10の燃料噴射ノズル5側に臨む入口10a
と燃料タンク1側に臨む出口10bとを燃料戻し路7に
各々連通し、流通路入口10aを流通路出口10bより
高位に配置し、流通路10の通路断面積を燃料戻し路7
の通路断面積より大きく形成することを特徴とするもの
である。
【0007】上記空気溜め部8は燃料戻し路7の途中部
に介装しても良いし、燃料戻し路7の燃料噴射ノズル5
寄り、又は燃料タンク1内の燃料中への突入部に夫々末
端形成しても良い。上記空気溜め部8は、直管状、球
状、塊状などの燃料戻し路7に対して膨出形状をとるこ
とを基本構造とする。上記空気溜め部8の流通路入口1
0aは流通路出口10bより高位に配置されるが、これ
は、例えば、直管状の空気溜め部8を流通路出口10b
が下方になる縦向きに、或は下り傾斜状に方向付けるこ
となどをいう。
【0008】
【作用】本発明では、燃料戻し路7の出口7aを燃料タ
ンク1の底部1aに臨ませて燃料中に突入させるので、
エンジンEの運転中に燃料フィルタ2が目詰まりした場
合、燃料タンク1内の燃料が燃料戻し路7を経由して燃
料噴射ポンプ4に逆流する虞れがある。しかしながら、
燃料戻し路7に空気溜め部8を形成し、空気溜め部8の
流通路10を燃料戻し路7より内径を大きくするので、
エンジンEの運転中には、燃料噴射ノズル5から燃料タ
ンク1に余剰燃料が戻されるのに伴い、空気溜め部8の
流通路10の高位側には(即ち、入口10a寄りを中心に
して)燃料中の空気が自動的に所定容量溜まる。
【0009】このため、前記の逆流が燃料戻し路7に起
きると、空気溜め部8に貯留した所定容量の空気が燃料
戻し路7を通って燃料噴射ポンプ4に速やかに侵入する
ので、ディーゼルエンジンEは即座に停止し、燃料とと
もに燃料噴射ポンプ4に塵埃が侵入することはない。
【0010】また、上述のように、燃料戻し路7の出口
7aを燃料タンク1の底部1aに臨ませて燃料中に突入
させるので、燃料タンク1が燃料噴射ポンプ4などに比
べて低位に置かれた場合でも、燃料タンク1の気相中に
燃料戻し路7の出口7aを臨ませた従来技術(図4参照)
とは異なり、エンジン停止中に燃料供給系内の燃料が降
下することはなく、従って、燃料噴射ポンプ4及び噴射
ノズル5に空気が侵入することはなくなる。
【0011】
【発明の効果】燃料戻し路を燃料タンクの燃料中に突入
させるので、エンジンの運転中に燃料フィルタが目詰ま
りした場合、燃料戻し路を介して燃料タンク内の燃料が
逆流する虞れがあるが、この逆流時には燃料戻し路に設
けた空気溜め部の貯留空気が燃料戻し路を通って燃料噴
射ポンプに入って、ディーゼルエンジンを即座に停止さ
せるので、燃料噴射ポンプに塵埃が侵入して損傷するこ
とはない。
【0012】また、燃料戻し路を燃料タンクの燃料中に
突入させるので、燃料タンクを低位に置いた場合でも、
エンジン停止中の燃料の降下はなく、燃料噴射ポンプに
空気が侵入する虞れもない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1は縦型ディーゼルエンジンの燃料供給装置の概
略系統図、図2は空気溜め部の縦断面図である。
【0014】図1に示すように、縦型ディーゼルエンジ
ンEの燃料タンク1の底部1aを燃料供給路6により燃
料噴射ポンプ4並びに燃料噴射ノズル5に連通し、燃料
供給路6に燃料フィルタ2、フィードポンプ3及び補助
燃料フィルタ11を流通下手側に順番に設け、燃料タン
ク1内の燃料を両フィルタ2・11で濾過して塵埃を除
去するとともに、フィードポンプ3で燃料を燃料噴射ポ
ンプ4に圧送し、噴射ノズル5から各燃焼室内に噴射可
能に構成する。
【0015】図1に示すように、上記燃料噴射ノズル5
及び燃料噴射ポンプ4から燃料戻し路7を導出し、燃料
戻し路7の出口7aを燃料タンク1の底部1aの燃料中
に連通する。図1及び図2に示すように、上記燃料戻し
路7に円筒直管状の空気溜め部8を介装し、空気溜め部
8に直線状の流通路10を貫設し、流通路10の燃料噴
射ノズル5側に臨む入口10aと燃料タンク1側に臨む
出口10bとを燃料戻し路7に各々連通する。
【0016】上記直管状の空気溜め部8をディーゼルエ
ンジンEに傾斜状に方向付けて配置し、流通路10の入
口10aをその出口10bより高位に配置するととも
に、流通路10の通路断面積を燃料戻し路7の通路断面
積より大きく形成する。具体的には、真鍮などを材質と
して直管状の空気溜め部8を製造し、その内径Aを8m
m、その直管部の長さを100mm、そして、燃料戻し
路7の内径Bを4mmに設定する(図2A参照)。尚、円
筒状の空気溜め部8の両端に縮径部12を形成し、この
縮径部12に燃料戻し路7を外嵌状に挿入するので、燃
料漏れを起こしにくい。
【0017】しかしながら、図3に示すように、直管状
の空気溜め部8の両端部に燃料戻し路7を内嵌状に挿入
しても差し支えなく、この場合には、当該空気溜め部8
の燃料戻し路7への介装機構が簡略になる。
【0018】そこで、本実施例の燃料供給装置の機能を
説明する。 (1) ディーゼルエンジンEの運転中には、燃料タンク
から出た燃料は、燃料フィルタ2で濾過され、フィード
ポンプ3で圧送され、補助燃料フィルタ11で再び濾過
されて燃料噴射ポンプ4に供給されて、各燃料噴射ノズ
ル5から吐出される。そして、図2Bに示すように、燃
料噴射ポンプ4及び燃料噴射ノズル5の余剰燃料は、燃
料戻し路7から空気溜め部8を介して燃料タンク1に還
流される(図2Bの矢印参照)。この場合、空気溜め部8
は傾斜状に配置され、且つ、空気溜め部8の流通路10
の通路断面積は燃料戻し路7のそれより大きいので、燃
料中の空気は空気溜め部8の上方空間寄りに貯留され
る。
【0019】(2) 図1に示すように、燃料戻し路7の
出口7aを燃料タンク1の底部1aに臨ませて燃料中に
突入させるので、エンジンEの運転中に燃料フィルタ2
が目詰まりすると、燃料タンク1内の燃料が燃料戻し路
7を経由して燃料噴射ポンプ4に逆流する虞れがある。
しかしながら、上記(1)のように、空気溜め部8の流通
路10の高位側には(即ち、入口10a寄りを中心にし
て)燃料中の空気が自動的に所定容量溜まる。このた
め、前記の逆流が燃料戻し路7に起きると、図2(A)
の白矢印に示すように、空気溜め部8に貯留した所定容
量の空気が燃料戻し路7を通って燃料噴射ポンプ4に速
やかに侵入するので、ディーゼルエンジンEは即座に停
止し、燃料とともに燃料噴射ポンプ4に塵埃が侵入する
ことはない。従って、燃料噴射ポンプ4が塵埃により損
傷することはない。
【0020】(3) 図1に示すように、燃料戻し路7の
出口7aを燃料タンク1の底部1aに臨ませて燃料中に
突入させるので、燃料タンク1が燃料噴射ポンプ4など
に比べて低位に置かれた場合でも、燃料タンク1の気相
中に燃料戻し路7の出口7aを臨ませた従来技術(図4
参照)とは異なり、エンジン停止中に燃料供給系の燃料
が低位に落下してしまうことはなく、従って、燃料噴射
ポンプ4及び噴射ノズル5に空気が侵入することはな
い。
【0021】尚、本発明では、空気溜め部8の流通路入
口10aを流通路出口10bより高位に配置することを
特徴とするので、上記実施例とは異なり、直管状の空気
溜め部8を流通路出口10bが下方になる縦向きに方向
付けても良い。また、空気溜め部8は、球状、或は塊状
などの燃料戻し路7に対して膨出形状に設定しても差し
支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦型ディーゼルエンジンの燃料供給装置の概略
系統図である。
【図2】空気溜め部の縦断正面図であり、図2(A)は燃
料の逆流時、図2(B)は燃料の正常戻り時の各説明図で
ある。
【図3】空気溜め部の変形例を示す縦断正面図である。
【図4】従来技術を示す図1の相当図である。
【符号の説明】 1…燃料タンク、1a…燃料タンクの底部、2…燃料フ
ィルタ、3…フィードポンプ、4…燃料噴射ポンプ、5
…燃料噴射ノズル、6…燃料供給路、7…燃料戻し路、
7a…燃料戻し路の出口、8…空気溜め部、10…空気
溜め部の流通路、10a…流通路の入口、10b…流通
路の出口、E…ディーゼルエンジン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジン(E)の燃料タンク
    (1)を燃料フィルタ(2)及びフィードポンプ(3)を介し
    て燃料噴射ポンプ(4)並びに燃料噴射ノズル(5)に燃料
    供給路(6)により連通し、燃料噴射ノズル(5)を燃料戻
    し路(7)を介して燃料タンク(1)に燃料戻し可能に連通
    するディーゼルエンジンの燃料供給装置において、 上記燃料戻し路(7)の出口(7a)を燃料タンク(1)の底
    部(1a)に連通し、燃料戻し路(7)に空気溜め部(8)を
    形成し、空気溜め部(8)に流通路(10)を貫設し、流通
    路(10)の燃料噴射ノズル(5)側に臨む入口(10a)と
    燃料タンク(1)側に臨む出口(10b)とを燃料戻し路
    (7)に各々連通し、流通路入口(10a)を流通路出口
    (10b)より高位に配置し、流通路(10)の通路断面積
    を燃料戻し路(7)の通路断面積より大きく形成すること
    を特徴とするディーゼルエンジンの燃料供給装置。
JP94108837A 1994-05-24 1994-05-24 ディーゼルエンジンの燃料供給装置 Pending JPH07317618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP94108837A JPH07317618A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 ディーゼルエンジンの燃料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP94108837A JPH07317618A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 ディーゼルエンジンの燃料供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07317618A true JPH07317618A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14494825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP94108837A Pending JPH07317618A (ja) 1994-05-24 1994-05-24 ディーゼルエンジンの燃料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07317618A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101372980B1 (ko) * 2007-05-22 2014-03-13 쥬오세이키 가부시키가이샤 리턴 가스 반환 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101372980B1 (ko) * 2007-05-22 2014-03-13 쥬오세이키 가부시키가이샤 리턴 가스 반환 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4984554A (en) Automatic air bleeding device for fuel feed system of diesel engine
US7082931B2 (en) Fuel module
US5269276A (en) Internal combustion engine fuel supply system
US7387111B2 (en) In-tank fuel supply unit with attachable jet pump assembly and filter
JP4402110B2 (ja) 燃料噴射機構
JPH07317618A (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
US6901916B2 (en) Fuel discharge apparatus having a vapor removal system, and internal combustion engine fuel supply system having such fuel discharge apparatus
JPS58119960A (ja) 燃料タンク
EP0863304B1 (en) Engine fuel intake and delivery unit, particularly for motor vehicles
CN107939572A (zh) 高效排气的燃油滤清器
JP2008155890A (ja) 燃料タンク構造
JPS6153547B2 (ja)
JP2006083747A (ja) エンジンの燃料供給装置
JPH08277760A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP3538496B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
JPS5943955A (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JPH07304341A (ja) 燃料タンクの旋回槽構造
JPH03141858A (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
US20020100717A1 (en) Fuel filters
WO1991017355A1 (en) Fuel system for an internal combustion engine
KR100286482B1 (ko) 연료계의 공기분리장치
JPH0545818Y2 (ja)
JP2006329101A (ja) 燃料供給装置
JP2896847B2 (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
JPH0447159A (ja) 燃料噴射装置