JPH0731760U - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JPH0731760U
JPH0731760U JP090123U JP9012392U JPH0731760U JP H0731760 U JPH0731760 U JP H0731760U JP 090123 U JP090123 U JP 090123U JP 9012392 U JP9012392 U JP 9012392U JP H0731760 U JPH0731760 U JP H0731760U
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JP
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elevator
transfer function
signal
speed pattern
time delay
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JP090123U
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Inventor
ロバート カピュート ウイリアム
正実 野村
Original Assignee
インヴェンツィオ・アクチェンゲゼルシャフト
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Publication date
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    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
    • B66B1/285Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical with the use of a speed pattern generator
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
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    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/416Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の動作条件に適応して性能が変化するこ
とのない、速度パターン信号を有するフィーロバック制
御エレベータ装置を提供する。 【構成】 速度パターン信号に応答し所定の実伝達関数
に従って発生される第1の出力信号を、同じく速度パタ
ーン信号に応答し所定の所望伝達関数に従って発生され
る第2の出力信号と比較することにより、その結果得ら
れるエラー信号を用いてエレベータ駆動装置が見かけ上
ほぼ一定の所望伝達関数を持つように該装置を強制的に
適応させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエレベータ装置に関し、さらに詳細には、速度パターン信号を有する フィードバック制御エレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フィードバック制御装置は、理想的な速度パターンに基づく速度パターンある いは速度基準信号を用いるが、この基準信号は装置の時間遅れτを補償するよう 修正する必要がある。駆動制御装置の構成に依り、装置のレスポンスは種々の条 件に応じてある程度変動する。このためエレベータの性能に変化が生じる。
【0003】 理想的な速度パターンを修正するためエレベータ装置に加えられる時間遅れの 補償量は、装置の時間遅れτと最大減速度aの積に応じて変化する。かくして 、加速度を変えようとして速度パターン信号を修正すると、時間遅れの補償量を 再調整する必要が出てくる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、種々の動作条件に適応して性能が変化することのないエレベ ータ装置を提供することにある。
【0005】 本考案によれば、エレベータ昇降箱、速度パターン信号を発生する速度パター ン手段、前記昇降箱の駆動装置であって前記速度パターン信号に応答し所定の実 伝達関数に従って第1の出力信号を発生する駆動装置より成るエレベータ装置に おいて、第1の手段は前記速度パターン信号に応答し、所定の所望伝達関数に従 って第2の出力信号を発生し、第2の手段は前記第1及び第2の出力信号の差に 応答してエラー信号を発生する比較手段を含み、前記エラー信号は前記駆動装置 に加えられる速度パターン信号を修正することにより前記駆動装置が見かけ上前 記所定の所望伝達関数をもつよう該装置を強制的に適応させることを特徴とする エレベータ装置が提供される。
【0006】 以下、添付図面を参照して、本考案を実施例につき詳細に説明する。
【0007】
【実施例】
添付図面を参照して、図1は典型的な従来技術の閉ループ型エレベータ装置を 示すブロック図である。ブロック12で表わす速度パターン発生器は、ブロック 14で表わす実伝達関数G(s)を有するエレベータ装置に速度パターンを加 える。速度パターン発生器12は、装置の時間遅れを補償するための理想速度パ ターンの修正手段を含む。たとえば、これから停止することになる階に関するエ レベータ昇降箱の相対的位置の関数である減速速度パターンは、以下の式に示す ように、その停止点までの距離の平方根をとることによって発生される。
【0008】
【数1】 上式において、f(x)は減速パターン;aは最大減速速度;Xはエレベータ 昇降箱の位置:Xはエレベータ昇降箱の最終位置(着床装置への移行点);X は移行点でのエレベータ昇降箱の速度;τは装置の時間遅れである。
【0009】 時間遅れの補償量は、選択した特定の最大減速度と関係があり、このため時間 遅れの補償量はもし減速度が変化すれば変化させる必要がある。かくして、上述 したように、理想速度パターンを用いるが、そのパターンを装置の時間遅れを補 償するため修正する必要のないエレベータ装置を提供することが望ましい。この 場合、理想速度基準信号を変化させても、時間遅れ補償量を再調整する必要がな い。また、性能が変化することのないエレベータ装置を提供することが望ましい 。これらの目的は、図2に示した本考案の一実施例に従ってエレベータ装置を構 成することによって達成される。
【0010】 図2は、本考案の一実施例であるエレベータ装置のブロック図であり、駆動装 置が実伝達関数G(s)として見かけ上ほぼ一定の所望伝達関数G(s)を もつよう強制的に適応せしめられる。この装置の前に、同じ一定の所望伝達関数 の逆数、すなわち、1/G(s)がある。
【0011】 速度ループの所望伝達関数のよい近似は、以下に示す比較的簡単な二次伝達関 数により与えられるが、それにより問題のダイナミック・レンジにおいて所望の レスポンスが与えられる。
【0012】
【数2】 詳しく説明すると、ブロック16で示す所望の伝達関数G(s)のレスポン スは、加算点18でエレベータ装置の実伝達関数G(s)のレスポンスと比較 される。この加算点で得られる差は、ブロック20で示すフィードバック差動増 幅器Hに加えられる。増幅器20は安定化増幅器であり、装置全体の所望伝達 関数を得るために必要な最小利得にセットされている。増幅器20の出力は、装 置の実及び所望レスポンスの間の差であり、それは加算点22のひとつの入力へ 加えられる。
【0013】 時間遅れ補償のない理想速度パターンは、ブロック24で表わされる発生器に より与えられ、ブロック26で示すファンクションを介して加算点22へ加えら れる。このファンクションは、装置の所望伝達関数の逆数、すなわち、1/G (s)である伝達関数を有する。真の逆数が所望されるが、実際には、信号の抑 制及びノイズの除去がブロック26内へ組込まれるため真の逆数は得られない。 以下の式(3)は、信号抑制及びノイズ除去のないG(s)の逆数を表わす。 この伝達関数は、使用するバンドパスフィルタの伝達関数により修正される。
【0014】
【数3】 図2に示した構成は結果的には、見かけ上時間遅れが0である装置を提供し、 かくして、時間遅れの補償なしに理想速度パターンを用いることができる。理想 速度パターンを用いるため、時間遅れの補償量を再調整する必要がなく、このた めそのパターンにより表わされる加速度を容易に変化できる。また、装置のレス ポンスは所望のレスポンスに近いため、ほぼ一定の所望伝達関数に追従するエレ ベータ装置の性能はより一層変化のないものとなる。
【0015】 エレベータ装置のレスポンスは入力にぴったり追従するため、普通のエレベー タ装置では問題にならないそのパターンのわずかな不規則性にも追従することに なる。かくして、パターンの不規則性がエレベータ装置の乗り心地に反映する。 したがって、円滑な乗り心地を得るためには、円滑な速度パターンが必要である 。
【0016】 図3は、円滑な速度パターンが確実に得られない場合に用いることのできる、 本考案の他の実施例に従って構成したエレベータ装置のブロック図である。図3 のブロック図は、エレベータ駆動装置の伝達関数が見かけ上所望の伝達関数をも つよう強制的に適応せしめられるという点において、図2のブロック図と似てい る。しかしながら、図3の装置は図1におけるように装置の時間遅れに対して修 正された理想速度パターン発生器を用い、図2に示したファンクション26が取 り除かれている。
【0017】 図4は、図2の実施例に従って構成したエレベータ装置30の概略図であり、 図2及び4図に示したと同様なファンクションを同一の参照数字で示す。エレベ ータ装置30は、駆動装置32を有し、その装置は交流もしくは直流駆動モータ を有する。例示の目的のために、駆動装置32は電機子36と界磁巻線38を有 する直流駆動モータ34より成るように図示されている。電機子36は、調整可 能な直流電圧源に接続されている。電圧源は界磁電流が所望の大きさの単方向電 位が得られるよう制御されるモータ発電機セットの直流発電機か、もしくは図4 に示すようにデュアルコンバータ40のような静止型直流電圧源である。デュア ルコンバータ40は、その早いレスポンスが本考案の速度制御ループに理想的に 適合するため例示的に示されている。
【0018】 デュアルコンバータ40は、第1及び第2のコンバータ・バンクより成り、そ れらのコンバータ・バンクは逆並列に接続した三相全波ブリッジ型整流器である 。各コンバータは交流と直流回路の間で電力を交換するよう接続した複数の静止 制御型整流装置より成る。交流回路は、交流電源42とバス44,46及び48 より成り、直流回路は、直流モータ34の電機子36が接続されるバス50及び 52より成る。デュアルコンバータにより制御整流装置の導通あるいは点弧角が 制御されて電機子36へ加えられる直流電圧の大きさが調節され、コンバータ・ バンクを選択的に作動することにより電機子への直流電流の流れ方向を逆転でき る。デュアルコンバータとしては、英国特許第1,431,832及び1,43 1,831号明細書に詳細に示したような型のものを用いることができる。
【0019】 駆動モータ34の界磁巻線38は図4で電池として示される直流電圧源54に 接続されるが、この直流源として単一ブリッジコンバータのような任意の適当な 電源を用いてもよい。
【0020】 駆動モータ34は、総括的に点線56で示されており、けん引鋼車58が固定 される駆動軸を有する。エレベータ昇降箱60は、けん引鋼車58に通される複 数のワイヤロープ62により支持される。ロープ62の他端は、釣り合いおもり 64に接続される。エレベータ昇降箱は、それが到達する階68にような複数の 階あるいは乗場を有する構造物の昇降道66内に配設される。
【0021】 構造物あるいは構造物内のエレベータ昇降箱60の位置は、一般的に統括制御 器70として示されるフロアセレクタのような任意の適当な手段と、エレベータ 昇降箱の運動に応答して回転するパルスウィール72により測定される。ピック アップ74は、パルスウィールの運動をパルスへ交換し、そのパルスは制御器7 0の可逆昇降箱位置カウンタの指示を漸増的あるいは漸減的に変化させるために 用いられる。英国特許第1,436,743号明細書は、かかる漸増カウント昇 降箱位置指示装置の詳細を開示する。
【0022】 エレベータの昇降箱60内の適当な昇降箱ステーション(図示せず)に登録さ れた箱呼びは、導体76を介して制御器70へ送られ、各乗場において各乗場呼 び押ボタン装置78などを介して登録される乗場呼びは導体79を介して制御器 70へ送られる。統括制御器70は、パルスNLCを理想速度パターン発生器2 4へ送り、そのパルスは速度パターン発生器により速度パターンISPを発生す るために用いられる。米国特許第3,747,710号明細書に示される速度パ ターン発生器を用いることができる。しかしながら、平方根ファンクションのあ との、種々の減速度に適応させる調整可能な時間遅れの補償ファンクションは用 いない。統括制御器70はまた、信号ACCを速度パターン発生器24へ送り、 適当な時点において加速及び減速を開始させる。
【0023】 エレベータ昇降箱60の運動モード及び昇降道66内のその位置は、駆動モー タ34の電機子36へ加える電圧の大きさにより制御される。電機子36へ加え る直流電圧の大きさは、速度パターン発生器24により与えられる速度コマンド 信号ISPにより変化する。速度コマンド信号ISPに応答して速度及びエレベ ータ昇降箱60の位置を制御するサーボ制御ループ80は、本考案の実施例に従 って構成される。
【0024】 制御ループ80を単純化するために、モータ電流及び速度フィードバックルー プだけを示す。加速度フィードバックループのような他のフィードバックループ を組込むこともできる。
【0025】 図2の所望伝達関数へ強制的に適応させる装置を、理想速度パターン発生器2 4と加算点82の間に用いる。ブロック16の所望伝達関数G(s)はマイク ロプロセッサあるいは演算増幅器により発生することができる。演算増幅器を用 いた回路を図5に示す。
【0026】 詳細には、式(2)に従って動作する図5の回路は、第1及び第2の演算増幅 器84及び86を有し、この回路の入力端子88は抵抗90を介して演算増幅器 84の反転入力へ接続される。演算増幅器84の出力は、抵抗92を介して演算 増幅器86の非反転入力に接続される。演算増幅器84の非反転入力は接地され る。コンデンサ94は、その反転入力と出力の間に接続され、抵抗96はその反 転入力と演算増幅器86の非反転入力の間に接続される。コンデンサ98は演算 増幅器86の非反転入力を接地し、その反転入力は抵抗100を介して接地され る。抵抗102は、演算増幅器86の出力をその反転入力に接続し、関数16の 出力は出力端子104に現われる。式(2)において、Kを1、ρを0.4、ω が10として、所望の伝達関数G(s)を模擬するためのコンピュータによ るシミュレーションにおいて次の値を用いた。
【0027】 抵抗90−80キロオーム; 抵抗92,96,100及び102−それぞれ40キロオーム; コンデンサ94−1マイクロファラッド; コンデンサ98−6.25マイクロファラッド。
【0028】 これらの値は、利得K、ρ及びωに対して選択した特定設計パラメータの典 型的な値を示すために例示的に示したものである。
【0029】 駆動モータ34の実際の角速度、即ち実角速度は、タコメータT1(参照数字 106で示す)により発生することができ、実角速度は信号VT1で示される。 信号VT1は強制適応ループの加算点18へ入力され、それはまた加算点82で 速度パターン信号VSPと比較される速度フィードバック信号にもなる。増幅器 108は加算点82での比較動作から得られるエラー信号VEを調整するが、そ の調整は本質的にはエラー信号の積分である。増幅器110は信号VEを調整し て、加算点112で信号VCFと比較される電流基準値として用いるのに適当な 信号VC2を発生させる。信号VCFは実際のモータ電流に従って変化するが、 それは導体44,46及び48を通る電流を測定する変流器114と整流器11 6により発生することができる。電流基準値については、上述した英国特許第1 ,431,832及び1,432,831号明細書に詳細に説明されている。
【0030】 加算点112からの出力信号VCは、位相制御器118に加えられる。位相制 御器118は、交流回路からのタイミング波形の助けをかりて、デュアルコンバ ータ40の制御整流装置のための適当な点弧パルスを発生する。点弧パルスは、 駆動モータ34が速度パターン信号VSPに追従してエレベータ昇降箱60が呼 びに応答し所望階で停止するようなタイミングを与えられる。
【0031】 図6は、図4に示したエレベータ装置の種々の伝達関数を示す詳細なブロック 図であり、その装置の性能が本考案により如何に改善されるかを示すために種々 の伝達関数がコンピュータでシミュレーションされている。伝達関数Gは、C EMFフィードバックを有する駆動モータ34とエレベータの機械装置を表わす 。伝達関数Gは、その装置にソリッドステートのモータ駆動装置あるいはデュ アルコンバータ40を加えたものを示し、Hは電流フィードバックループの伝 達関数を示す。伝達関数Gは、典型的なエレベータ装置の速度ループの残りの 部分を表わし、伝達関数Gは、伝達関数Hにより表わされる速度フィードバ ックと関数Gの要素を含む実際のエレベータ装置の伝達関数を表わす。かくし て、伝達関数Gは、前図において用いた伝達関数G(s)と類似する。伝達 関数Gは、装置の所望伝達関数にブロック16及び20ならびに加算点22を 加えたものを示す。伝達関数Gは、ファンクション26を導入したあとの改良 型エレベータ装置全体の伝達関数を表わす。120で表わされるブロック1/s は、位置フィードバックを表わす。
【0032】 図7は、実験室での動作モデルの関数G,G及びGのステップレスポン スを表わすグラフである。各関数について2回のテストを行ない、第2回目のテ ストでは第1回目のテストと異なるように関数Gを調節した。関数Gは、各 テストについて異なるレスポンスを有し、第1回目のテストに関しては13パー セントのオーバシュート、第2回目のテストについては20パーセントのオーバ シュートがあった。関数Gについては各テストで同じ結果が得られたが、約1 7パーセントのオーバシュートがあった。本考案に従って構成したエレベータ装 置をシミュレートする関数Gのテストでは、各テストにおいて同じ迅速なレス ポンスが得られ、オーバシュートは約2ないし3パーセントにすぎなかった。
【0033】 図8は、関数G,G及びGのランプレスポンスを示すグラフである。関 数G4を用いるレスポンスは、第1回目のテストの調整では0.29秒の時間遅 れ、第2回目のテストの調整では0.15秒の時間遅れがあった。関数Gは、 第1回目及び第2回目のテストの調整で同じ0.26秒の時間遅れがあり、所望 レスポンスへ強制適応されることを示した。関数Gは、第1回及び第2回のテ ストの両方で0.0126秒の非常に小さい時間遅れがあった。これは、図9に 示した方法によりさらに一層正確に示される。
【0034】 図9は、ランプ入力に対する時間遅れの試験結果を示すグラフである。電圧入 力はK(t)で、電圧出力はK(t−T)で、Tはランプ入力に対する時間 遅れである。試験結果は、関数Gに対して2つの異なるテストでそれぞれ異な る時間遅れが得られたことを示す。関数Gについては両方のテストでほぼ同じ 時間遅れであり、関数Gは各テストで同じ非常に小さい時間遅れがあった。
【0035】 図10は、関数G及び位置フィードバックを用いたエレベータのシミュレー ションの乗場特性を示すグラフである。信号Vは、出力(速度)、信号Vは 入力(速度パターン)である。乗場特性は、その2つのテストでそれぞれ異なる ことに注意されたい。第7、8及び9図に示した第1回目及び第2回目のテスト に見られるように2つのテストでは同じ調整値が用いられた。
【0036】 図11は、関数G6及び位置フィードバックを用いたエレベータのシミュレー ションの乗場特性を示すグラフである。このグラフから解かるように、乗場特性 は同一でVの形もVの形とほとんど同じであり、これは図10に示した関数 Gについてのシミュレーションとは異なる。
【0037】
【作用効果】
本考案は、装置の時間遅れを補償するための修正を行わなくても理想速度パタ ーンを用いることが可能なエレベータ装置の改良型に関する。装置の種々の条件 に応じて変化するエレベータ装置の実伝達関数は、即ち実際の伝達関数が、所望 の伝達関数と比較され、その結果得られるエラー信号を用いて該装置が見かけ上 ほぼ一定の所望伝達関数をもつように強制的に適応される。理想速度パターンは 、所望伝達関数の逆数に応答するファンクションを介してこの装置に加えられる 。その結果、時間遅れの補償なしの理想速度パターンの使用を可能にする装置が 得られる。速度パターンは時間遅れの補償をする目的で修正されないので、速度 パターン及び減速度を変化させても、時間遅れの補償量を調整する必要はない。 最後に、装置の種々の条件による伝達関数の変動は感知できるほどのものでない ので、装置の性能変化はさらに一層少なくなる。
【0038】 要約すると、本明細書で、種々の装置条件に対して性能の変化することが一層 少なく、速度パターンをさらに一層よく追従するエレベータ装置の改良型を開示 した。このエレベータ装置は見かけ上時間遅れが0であるので、速度パターンは 時間遅れを補償するため修正する必要がなく、また加速度が変化するごとに時間 遅れの補償量を再調整しないので速度パターンの変更が単純化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来技術のフィードバック制御型エレ
ベータ装置のブロック図である。
【図2】図2は、本考案の一実施例に従って構成したエ
レベータ装置のブロック図である。
【図3】図3は、本考案の他の実施例を示すブロック図
である。
【図4】図4は、本考案の一実施例に従って構成したエ
レベータ装置の概略図である。
【図5】図5は、エレベータ装置の所望の伝達関数を与
えるために用いることのできる回路の概略図である。
【図6】図6は、図4に示したエレベータ装置の詳細な
ブロック図である。
【図7】図7は、図6により表わされたシミュレートし
たエレベータ装置の特定の伝達関数のステップレスポン
スを示すグラフである。
【図8】図8は、特定の伝達関数のランプレスポンスを
示すグラフである。
【図9】図9は、ランプ入力に対する特定の伝達関数の
時間遅れを示すグラフである。
【図10】図10は、図6の特定の伝達関数を用いてシ
ミュレートしたエレベータ装置の乗場特性を示すグラフ
である。
【図11】図11は、本考案の実施例により構成したエ
レベータ装置の伝達関数を用いてシミュレートしたエレ
ベータ装置の乗場特性を示すグラフである。
【符号の説明】
14 エレベータ装置の実伝達関数 16 所望の伝達関数 20 フィードバック差動増幅器 24 理想速度パターン発生器

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降箱、速度パターン信号を
    発生する速度パターン手段、前記昇降箱の駆動装置であ
    って前記速度パターン信号に応答し所定の実伝達関数に
    従って第1の出力信号を発生する駆動装置より成るエレ
    ベータ装置において、第1の手段は前記速度パターン信
    号に応答し、所定の所望伝達関数に従って第2の出力信
    号を発生し、第2の手段は前記第1及び第2の出力信号
    の差に応答してエラー信号を発生する比較手段を含み、
    前記エラー信号は前記駆動装置に加えられる速度パター
    ン信号を修正することにより前記駆動装置が見かけ上前
    記所定の所望伝達関数をもつよう該装置を強制的に適応
    させることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 前記速度パターン手段は時間遅れの補償
    なしの理想速度パターン信号を発生する手段と、前記理
    想速度パターン信号に応答し前記所定の所望伝達関数の
    逆数に従って第3の出力信号を発生する第3の手段とよ
    り成り、前記第3の出力信号は前記速度パターン手段に
    より発生され見かけ上時間遅れのない速度パターン信号
    であることを特徴とする前記第1項記載のエレベータ。
  3. 【請求項3】 前記速度パターン手段により発生される
    速度パターン信号は、時間遅れの補償がなされた理想速
    度パターン信号であることを特徴とする前記第1項記載
    のエレベータ装置。
JP090123U 1982-03-10 1992-12-07 エレベータ装置 Pending JPH0731760U (ja)

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