JPH07317272A - 四点支持板材張り付け工法 - Google Patents
四点支持板材張り付け工法Info
- Publication number
- JPH07317272A JPH07317272A JP5241996A JP24199693A JPH07317272A JP H07317272 A JPH07317272 A JP H07317272A JP 5241996 A JP5241996 A JP 5241996A JP 24199693 A JP24199693 A JP 24199693A JP H07317272 A JPH07317272 A JP H07317272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- fasteners
- plate
- fastener
- furring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイル状板材の張り付け工法において、専門
的な熟練技術を必要とすることなく、誰でも容易に実施
することができ、張り付け位置の微調整を容易にできる
ことによって作業効率を向上させて大幅な工期短縮が可
能な新規な工法の開発を目的とする。 【構成】 下地側にレール等の案内部材上を滑動自在な
ファスナー等の連結部材を配置すると共に、張り付けら
れるべきタイル状板材の相対する二辺に沿って設けられ
たレール等の案内部材上を滑動自在なファスナー等の連
結部材を配置し、当該ファスナー等の連結部材を互いに
連結することによってタイル状板材を四隅で固定する。
的な熟練技術を必要とすることなく、誰でも容易に実施
することができ、張り付け位置の微調整を容易にできる
ことによって作業効率を向上させて大幅な工期短縮が可
能な新規な工法の開発を目的とする。 【構成】 下地側にレール等の案内部材上を滑動自在な
ファスナー等の連結部材を配置すると共に、張り付けら
れるべきタイル状板材の相対する二辺に沿って設けられ
たレール等の案内部材上を滑動自在なファスナー等の連
結部材を配置し、当該ファスナー等の連結部材を互いに
連結することによってタイル状板材を四隅で固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はタイル等の板材を張り付
ける工法に関する。更に詳しくはタイル状板材を張り付
ける場合に、下地側にレール等の案内部材上を滑動自在
なファスナー等の連結部材を配置し、板材側には相対す
る二辺に沿って設けられたレール等の案内部材上を滑動
自在なファスナー等の連結部材を配置して、当該ファス
ナー等の連結部材を互いに連結することを特徴とする四
点支持板材張り付け工法に関する。
ける工法に関する。更に詳しくはタイル状板材を張り付
ける場合に、下地側にレール等の案内部材上を滑動自在
なファスナー等の連結部材を配置し、板材側には相対す
る二辺に沿って設けられたレール等の案内部材上を滑動
自在なファスナー等の連結部材を配置して、当該ファス
ナー等の連結部材を互いに連結することを特徴とする四
点支持板材張り付け工法に関する。
【０００２】
【従来技術】従来のタイル状板材を取り付ける工法とし
ては圧着工法と乾式工法の二つに大別されるが、本発明
に係わる工法はこのうち乾式工法に係わる工法である。
ては圧着工法と乾式工法の二つに大別されるが、本発明
に係わる工法はこのうち乾式工法に係わる工法である。
【０００３】従来から広く行われてきた乾式工法ではタ
イル状板材の上段と下段にダボピン等の丸棒を差し込む
孔をあけて固定し、更にターンバックル又はアングル金
具で支持して固定してきた。そのため板材の断面欠損の
問題が生じるので薄い材料はほとんど使用できないとい
う欠点がある。
イル状板材の上段と下段にダボピン等の丸棒を差し込む
孔をあけて固定し、更にターンバックル又はアングル金
具で支持して固定してきた。そのため板材の断面欠損の
問題が生じるので薄い材料はほとんど使用できないとい
う欠点がある。
【０００４】しかもこれらの作業は施工現場において熟
練工が手作業で行っており、精度の高い現場技術と相当
の作業時間が必要である。
練工が手作業で行っており、精度の高い現場技術と相当
の作業時間が必要である。
【０００５】この他レール式を用いた商品もあるが、仕
上げ側と下地側に取り付ける金具の良否が施工に大きく
影響すると共に、この場合でも精度の高い現場技術が必
要不可欠であった。
上げ側と下地側に取り付ける金具の良否が施工に大きく
影響すると共に、この場合でも精度の高い現場技術が必
要不可欠であった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はこのような
長年の経験を持つ熟練工が、その手先の勘で取り付けて
いる従来工法がコスト的にも高くかつ長期間の工期も必
要とする欠点をなくし、誰でも簡単に施工可能であり、
かつ従来工法のようにタイル状板材に孔をあけることに
よる板材の断面欠損の必要もなく、薄い材質の板材も使
用可能な新規な工法を開発すべく鋭意検討の結果本発明
を完成するにいたった。
長年の経験を持つ熟練工が、その手先の勘で取り付けて
いる従来工法がコスト的にも高くかつ長期間の工期も必
要とする欠点をなくし、誰でも簡単に施工可能であり、
かつ従来工法のようにタイル状板材に孔をあけることに
よる板材の断面欠損の必要もなく、薄い材質の板材も使
用可能な新規な工法を開発すべく鋭意検討の結果本発明
を完成するにいたった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は下地側にレール
等の案内部材上を滑動自在なファスナー等の連結部材を
配置すると共に、張り付けられるべきタイル状板材の相
対する二辺にそって設けられたレール等の案内部材上を
滑動自在なファスナー等の連結部材を配置し、当該ファ
スナー等の連結部材を互いに連結することによってタイ
ル状板材を四隅で固定する四点支持の板材張り付け工法
である。
等の案内部材上を滑動自在なファスナー等の連結部材を
配置すると共に、張り付けられるべきタイル状板材の相
対する二辺にそって設けられたレール等の案内部材上を
滑動自在なファスナー等の連結部材を配置し、当該ファ
スナー等の連結部材を互いに連結することによってタイ
ル状板材を四隅で固定する四点支持の板材張り付け工法
である。
【０００８】
【実施例】次に本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれによって何等影響を受けるものではない。
明はこれによって何等影響を受けるものではない。
【０００９】本発明に係わる工法を模式的に示したのが
図１および図２である。これらの図のうち図１ではファ
スナー等の連結部材の連結位置を平面的に模式表示し、
図２では下地とタイル状板材との関係を断面的に表示し
ている。
図１および図２である。これらの図のうち図１ではファ
スナー等の連結部材の連結位置を平面的に模式表示し、
図２では下地とタイル状板材との関係を断面的に表示し
ている。
【００１０】下地１側には横方向にレール２が設けら
れ、その上を滑動自在なファスナー３が配置される。一
方タイル状板材４上の相対する二辺に沿ってレール５お
よび６が設けられ、その上に滑動自在なファスナー７が
配置される。このタイル状板材４の一実施態様は図４に
示される。
れ、その上を滑動自在なファスナー３が配置される。一
方タイル状板材４上の相対する二辺に沿ってレール５お
よび６が設けられ、その上に滑動自在なファスナー７が
配置される。このタイル状板材４の一実施態様は図４に
示される。
【００１１】ファスナー３とファスナー７との連結位置
は任意ではあるが、図１に示すようにタイル状板材４の
四隅付近の四点で行われ、この四点で支持されることが
望ましい。このファスナー３とファスナー７との連結方
法は図３に示される。この図３の上半分は連結直前の、
下半分は連結後の状態を示す。
は任意ではあるが、図１に示すようにタイル状板材４の
四隅付近の四点で行われ、この四点で支持されることが
望ましい。このファスナー３とファスナー７との連結方
法は図３に示される。この図３の上半分は連結直前の、
下半分は連結後の状態を示す。
【００１２】これらの図から明らかなようにファスナー
３はレール２上を横方向に自在に滑動し、ファスナー７
はレール５および６の上を縦方向に自在に滑動するた
め、下地１に取り付けられるホールインアンカー等の下
地金具８を従来技術のように必ずしも平行に正確に取り
付けなくても縦方向および横方向の微調整は可能であ
り、両ファスナーの連結は所望の位置で行うことができ
る。又このように縦方向および横方向の微調整が可能の
ため、タイル状板材の水平方向の回転による微調整も可
能である。
３はレール２上を横方向に自在に滑動し、ファスナー７
はレール５および６の上を縦方向に自在に滑動するた
め、下地１に取り付けられるホールインアンカー等の下
地金具８を従来技術のように必ずしも平行に正確に取り
付けなくても縦方向および横方向の微調整は可能であ
り、両ファスナーの連結は所望の位置で行うことができ
る。又このように縦方向および横方向の微調整が可能の
ため、タイル状板材の水平方向の回転による微調整も可
能である。
【００１３】ファスナー７は弾性を有する材質で構成さ
れていることが望ましく、ファスナー３との連結時にフ
ァスナー３内を収縮した形で通過した後、本来の大きさ
に復元することにより、ファスナー３との連結を更に強
固なものにすることができ、下地１の反りや凹凸にも対
応できる。
れていることが望ましく、ファスナー３との連結時にフ
ァスナー３内を収縮した形で通過した後、本来の大きさ
に復元することにより、ファスナー３との連結を更に強
固なものにすることができ、下地１の反りや凹凸にも対
応できる。
【００１４】このようにファスナー３とファスナー７の
連結および連結位置の微調整終了後たらし口９から接着
剤を注入、凝固させて張り付け施工を完了させる。
連結および連結位置の微調整終了後たらし口９から接着
剤を注入、凝固させて張り付け施工を完了させる。
【００１５】図５は本発明に係わる工法を一辺が４０セ
ンチメートル四方で厚みが１センチメートルの天然石を
目地２ミリメートルで張り上げた場合の実施態様の概要
を示す。この態様においても前述したような工法を用い
てファスナーの連結および連結位置の微調整後たらし口
から接着剤を注入し２分で硬化させた後、更に５分間養
生した結果は全く完全に自重を支えることができ、かつ
位置ずれもなく全く所望の位置に張り付けることができ
た。
ンチメートル四方で厚みが１センチメートルの天然石を
目地２ミリメートルで張り上げた場合の実施態様の概要
を示す。この態様においても前述したような工法を用い
てファスナーの連結および連結位置の微調整後たらし口
から接着剤を注入し２分で硬化させた後、更に５分間養
生した結果は全く完全に自重を支えることができ、かつ
位置ずれもなく全く所望の位置に張り付けることができ
た。
【００１６】このようにある一定の列をはめ込み固定し
た後、順次下から上へ積み上げた結果、目地２ミリメー
トルを確保したまま張り上げ完了し、作業能率も上がり
工期も大幅に短縮できたばかりでなく、従来工法ではよ
くみられる作業中の板材落下もなくきわめて安全確実に
作業を実施することができた。
た後、順次下から上へ積み上げた結果、目地２ミリメー
トルを確保したまま張り上げ完了し、作業能率も上がり
工期も大幅に短縮できたばかりでなく、従来工法ではよ
くみられる作業中の板材落下もなくきわめて安全確実に
作業を実施することができた。
【００１７】
【発明の効果】このように本発明に係わる四点支持板材
張り付け工法は専門的な熟練技術を必要とすることな
く、誰でも容易に実施することができるだけではなく、
張り付け位置の微調整が容易にできるため、所望の位置
に簡単にしかも正確に張り付け可能であり、したがって
作業効率がよく大幅な工期短縮が期待でき、高い作業の
安全性を維持しながら非常に品質の高い張り付け面を実
現することができる。更に本発明に係わる工法は従来工
法のようにタイル状板材に孔をあける必要もないので板
材の断面欠損のような問題は全く考慮する必要がなく、
薄い材質の板材も自由に使用できる。
張り付け工法は専門的な熟練技術を必要とすることな
く、誰でも容易に実施することができるだけではなく、
張り付け位置の微調整が容易にできるため、所望の位置
に簡単にしかも正確に張り付け可能であり、したがって
作業効率がよく大幅な工期短縮が期待でき、高い作業の
安全性を維持しながら非常に品質の高い張り付け面を実
現することができる。更に本発明に係わる工法は従来工
法のようにタイル状板材に孔をあける必要もないので板
材の断面欠損のような問題は全く考慮する必要がなく、
薄い材質の板材も自由に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ファスナーの連結位置の平面的模式図である。
【図２】下地とタイル状板材との関係を立体的に表した
図である。
図である。
【図３】タイル状板材の一実施態様を示す概要図であ
る。
る。
【図４】ファスナーの連結状態を示す概要図である。
【図５】本発明に係わる工法の実施態様を示す概要図で
ある。
ある。
１ 下地 ２ レール ３ ファスナー ４ タイル状板材 ５ レール ６ レール ７ ファスナー ８ 下地金具 ９ たらし口
Claims (1)
- 【請求項１】 タイル状板材を張り付ける場合に、下地
側に案内部材上を滑動自在な連結部材を配置し、板材側
には相対する二辺に沿って設けられた案内部材上を滑動
自在な連結部材を配置して、当該連結部材を互いに連結
することを特徴とする四点支持板材張り付け工法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241996A JPH07317272A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 四点支持板材張り付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241996A JPH07317272A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 四点支持板材張り付け工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317272A true JPH07317272A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=17082704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5241996A Pending JPH07317272A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 四点支持板材張り付け工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07317272A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105715010A (zh) * | 2016-01-30 | 2016-06-29 | 湖北卓宝建筑节能科技有限公司 | 一种导轨背钩粘锚施工结构及其施工方法 |
| CN110552477A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-10 | 江苏尚瑞鸿涛装饰设计工程有限公司 | 一种墙面基层板找平施工工艺 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP5241996A patent/JPH07317272A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105715010A (zh) * | 2016-01-30 | 2016-06-29 | 湖北卓宝建筑节能科技有限公司 | 一种导轨背钩粘锚施工结构及其施工方法 |
| CN110552477A (zh) * | 2019-08-30 | 2019-12-10 | 江苏尚瑞鸿涛装饰设计工程有限公司 | 一种墙面基层板找平施工工艺 |
| CN110552477B (zh) * | 2019-08-30 | 2021-03-16 | 江苏尚瑞鸿涛装饰设计工程有限公司 | 一种墙面基层板找平施工工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| R250 | Receipt of annual fees |
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