JPH07317122A - 消臭剤噴霧装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 男子用小便器２の足元部に、足踏みポンプ５
が設置されている。該足踏みポンプ５には、タンク６か
ら消臭剤を供給するための消臭剤供給管８と、男子用小
便器２の受尿用空間１０内に設けられたノズル１１に、
消臭剤を供給するための消臭剤供給管９とが接続されて
いる。 【効果】 ペダルを踏んでポンプを作動させることによ
って小便器内に向かって消臭剤が噴霧されるので、該小
便器の消臭が確実に行われる。また、この噴霧は、手を
使用しないで行えるため、きわめて衛生的である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、男子用小便器の消臭に
好適な消臭剤噴霧装置に関する。詳しくは、仮設トイレ
等の男子用小便器の消臭に好適な消臭剤噴霧装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の仮設トイレ等の男子用小便器の消
臭には、目皿上に設置されて徐々に溶け出して消臭が行
われる固形型の消臭剤が用いれられている。また、家庭
用トイレの消臭においては、スプレー缶等に収容された
消臭剤が噴霧されることが一般化してきている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】仮設トイレ等において
は、従来の小便器の目皿上に設置される固形消臭剤では
消臭効果が十分には発揮されない場合がある。また、ス
プレー缶入り消臭剤は、手を用いて噴霧されることが一
般的であるので、特に不特定の人間が使用する仮設トイ
レ等においては、その使用が敬遠されることが多い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の消臭剤噴霧装
置は、小便器内に向かって液体消臭剤を噴霧するための
ノズルと、該ノズルに供給される液体消臭剤を貯えるタ
ンクと、該タンクからノズルへ液体消臭剤を供給するた
めのペダル付きの足踏み作動式ポンプと、該ポンプと該
ノズルとを接続する配管と、を備えてなるものである。

【０００５】

【作用】請求項１の消臭剤噴霧装置にあっては、ペダル
を踏んでポンプを作動させることによって小便器内に向
かって消臭剤が噴霧されるので、該小便器の消臭が確実
に行われる。

【０００６】

【実施例】以下、図面を参照して、本発明の第１実施例
について説明する。第１図はこの第１実施例に係る消臭
剤噴霧装置が備えられた男子用小便器の斜視図、第２図
はこの消臭剤噴霧装置の構成を示す模試的な系統図であ
る。

【０００７】第１図に示される如く、トイレルームの壁
面１に、男子用小便器２が取り付けられている。この男
子用小便器２の下方と該トイレルームの床面３との間に
は、排水管４が配設されている。この排水管４の、床面
３への接続部の近傍に、足踏みポンプ５が設置されてい
る。また、このトイレルームの隅部には、液体消臭剤貯
留用のタンク６が設置されている。

【０００８】このトイレルームの壁面１と床面３とが交
叉する隅角部７に沿って、前記タンク６から足踏みポン
プ５まで、消臭剤供給管８が水平方向に延設されてい
る。また、該足踏みポンプ５から前記男子用小便器２ま
で、消臭剤供給管９が垂直方向に延設されている。この
消臭剤供給管９の先端部分は、該男子用小便器２の底部
を貫通し、該男子用小便器２内部の受尿用空間１０に連
通されており、最先端にノズル１１が設けられている。

【０００９】第２図に示される如く、足踏みポンプ５
は、足踏みペダル１２に取り付けられたピストン１３
が、ポンプ５本体のシリンダ１４内を摺動するように構
成されている。また、ポンプ５本体と前記足踏みペダル
１２との間には、リターンスプリング１５が設けられて
おり、該足踏みペダル１２を常に上方に付勢している。

【００１０】さらに、前記ポンプ５の消臭剤供給管８，
９の接続部には、２個の一方向弁１６Ａ，１６Ｂが供給
管８から供給管９へ向う順流のみを許容するように取り
付けられている。

【００１１】このように構成された消臭剤噴霧装置によ
れば、使用者が足踏みポンプ５のペダル１２を踏み付け
ることによって、該ポンプ５のシリンダ１４内に貯留さ
れていた消臭剤がノズル１１に圧送され、該ノズル１１
から男子用小便器２の受尿用空間１０内に噴霧される。
次いで、前記使用者がペダル１２から足を離すと、リタ
ーンスプリング１５によって該ペダル１２が押し戻さ
れ、該ポンプ５のシリンダ１４内に消臭剤が吸入され、
次回の消臭剤噴霧に備えられる。

【００１２】この第１実施例においては、使用者が、男
子用小便器２の下方に設置される足踏みペダル１２を踏
み込むだけで、該男子用小便器２の受尿用空間１０内に
消臭剤が噴霧されるので、消臭が確実に行われる。

【００１３】以上に説明した第１実施例においては、消
臭剤を貯留するタンク６及び消臭剤供給管８，９は、ト
イレルーム内に露出して設置されているが、本発明の消
臭剤噴霧装置にあっては、第３図に示される第２実施例
の如く、該タンク６及び消臭剤供給管８，９を床下に設
置してもよい。

【００１４】即ち、この第２実施例においては、足踏み
ポンプ５、タンク６、消臭剤供給管８，９が床下に設置
されており、該ポンプ５と受尿用空間１０内に設置され
たノズル１１とを接続する消臭剤供給管９も、この男子
用小便器２から床面３に垂下される配水管４内に収納さ
れている。従って、トイレルーム内に露出されるもの
は、前記ポンプ５の足踏みペダル１２及びタンク６の蓋
１８だけとなり見栄えが良い。

【００１５】なお、この第２実施例におけるその他の構
成については、先に説明した第１実施例と同一であるの
で、同一部材に同一符号を付しその説明を省略する。

【００１６】

【発明の効果】本発明の消臭剤噴霧装置にあっては、ペ
ダルを踏んでポンプを作動させることによって小便器内
に向かって消臭剤が噴霧されるので、該小便器の消臭が
確実に行われる。また、この噴霧は、手を使用しないで
行えるため、きわめて衛生的であると共に、操作が容易
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例に係る消臭剤噴霧装置を備
えた男子用小便器の斜視図である。

【図２】第１実施例の消臭剤噴霧装置の摸式的な系統図
である。

【図３】本発明の第２実施例に係る消臭剤噴霧装置を備
えた男子用小便器の斜視図である。

【符号の説明】

２ 男子用小便器 ４ 排水管 ５ 足踏みポンプ ６ タンク ８，９ 消臭剤供給管 １０ 受尿用空間 １１ ノズル １２ 足踏みペダル １３ ピストン １４ シリンダ １５ リターンスプリング １６ 一方向弁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 小便器内に向かって液体消臭剤を噴霧す
   るためのノズルと、 該ノズルに供給される液体消臭剤を貯えるタンクと、 該タンクからノズルへ液体消臭剤を供給するためのペダ
   ル付きの足踏み作動式ポンプと、 該ポンプと該ノズルとを接続する配管と、を備えてなる
   消臭剤噴霧装置。