JPH07316982A - 染料移行性のないコーティング加工布 - Google Patents
染料移行性のないコーティング加工布Info
- Publication number
- JPH07316982A JPH07316982A JP6135139A JP13513994A JPH07316982A JP H07316982 A JPH07316982 A JP H07316982A JP 6135139 A JP6135139 A JP 6135139A JP 13513994 A JP13513994 A JP 13513994A JP H07316982 A JPH07316982 A JP H07316982A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- resin
- dye
- sublimation
- active carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
- D06P1/00—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
- D06P1/44—General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using insoluble pigments or auxiliary substances, e.g. binders
- D06P1/673—Inorganic compounds
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
- D06P5/00—Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
- D06P5/02—After-treatment
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06P—DYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
- D06P5/00—Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
- D06P5/02—After-treatment
- D06P5/04—After-treatment with organic compounds
- D06P5/08—After-treatment with organic compounds macromolecular
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Coloring (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】広範囲の樹脂を用いて顕著な移行昇華防止性能
を有したコーティング加工品を得る。 【構成】分散染料により染色されたポリエステル繊維布
帛に樹脂被膜がコーティングされている加工布におい
て、該樹脂被膜中に活性炭粒子が存在することを特徴と
する。
を有したコーティング加工品を得る。 【構成】分散染料により染色されたポリエステル繊維布
帛に樹脂被膜がコーティングされている加工布におい
て、該樹脂被膜中に活性炭粒子が存在することを特徴と
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、分散染料の移行昇華が
ないポリエステル繊維のコーティング加工布に関する。
ないポリエステル繊維のコーティング加工布に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より合成繊維からなる布帛、天然繊
維からなる布帛に、撥水性，防水性，保温性，難燃性，
耐熱性，断熱性等の機能の付与、並びに色彩，光沢，触
感等の表面変化付与のために各種のコーティング加工が
実施され、コーティング樹脂としてアクリル樹脂，ウレ
タン樹脂，シリコン樹脂等の合成重合体が用いられてい
る。
維からなる布帛に、撥水性，防水性，保温性，難燃性，
耐熱性，断熱性等の機能の付与、並びに色彩，光沢，触
感等の表面変化付与のために各種のコーティング加工が
実施され、コーティング樹脂としてアクリル樹脂，ウレ
タン樹脂，シリコン樹脂等の合成重合体が用いられてい
る。
【０００３】かかるコーティング布に使用される繊維素
材は、ナイロン系布帛であり、ナイロン系布帛では昇華
性の小さい染料によって染色が行われ、かつ、染料と繊
維基質とが化学結合によって結ばれる染着機構が中心を
占めるので、コーティング加工の際、使用する溶剤や熱
処理の悪影響が少なく、特に昇華による染料移行の現象
は殆ど見られず各種用途に用いられている。しかしなが
らナイロン系布帛は寸法安定性，防皺性，耐光性，耐塩
素堅牢度等に問題がある。
材は、ナイロン系布帛であり、ナイロン系布帛では昇華
性の小さい染料によって染色が行われ、かつ、染料と繊
維基質とが化学結合によって結ばれる染着機構が中心を
占めるので、コーティング加工の際、使用する溶剤や熱
処理の悪影響が少なく、特に昇華による染料移行の現象
は殆ど見られず各種用途に用いられている。しかしなが
らナイロン系布帛は寸法安定性，防皺性，耐光性，耐塩
素堅牢度等に問題がある。
【０００４】そこで、寸法安定性，防皺性，耐光性，耐
塩素堅牢性に優れるポリエステル系繊維を用いることが
行われてきた。しかしながら、ポリエステル系布帛の場
合、コーティング加工を施した布帛のコーティング層の
面同志が重なった時に、或いは該コーティング層面が他
の布帛面や、フィルム面と重なった時に、該コーティン
グ層面からの分散染料の移行昇華がおこり、濃色部分か
ら移行した染料が淡色部分を汚染すると云った問題があ
った。これは、ポリエステル繊維の染色に使用された分
散染料が、繊維基質を弛緩し、染料分子を物理的に押し
込んで染色するものであり、昇華し易いという特性を有
し、更にコーティング加工の際、樹脂溶剤、熱等により
該特性が促進されるためと考えられている。
塩素堅牢性に優れるポリエステル系繊維を用いることが
行われてきた。しかしながら、ポリエステル系布帛の場
合、コーティング加工を施した布帛のコーティング層の
面同志が重なった時に、或いは該コーティング層面が他
の布帛面や、フィルム面と重なった時に、該コーティン
グ層面からの分散染料の移行昇華がおこり、濃色部分か
ら移行した染料が淡色部分を汚染すると云った問題があ
った。これは、ポリエステル繊維の染色に使用された分
散染料が、繊維基質を弛緩し、染料分子を物理的に押し
込んで染色するものであり、昇華し易いという特性を有
し、更にコーティング加工の際、樹脂溶剤、熱等により
該特性が促進されるためと考えられている。
【０００５】このような欠点を改良するため、昇華性の
少ない分散染料を選定したり、コーティング剤の改良、
さらには、無溶剤コーティング剤の開発や、コーティン
グ剤の塗布量の減少、熱履歴の減少といった種々の改良
策が行われている。更に特開平２−２５１６７２号公報
には、微細孔を有する無機粒子を高濃度に層状分散した
樹脂層を介在せしめてコーティング加工することが記載
されている。また、特開平４−３４０８３号公報にはコ
ーティング膜を紫外線照射処理、放射線照射処理、低温
プラズマ処理などにより架橋構造とすることが記載され
ている。
少ない分散染料を選定したり、コーティング剤の改良、
さらには、無溶剤コーティング剤の開発や、コーティン
グ剤の塗布量の減少、熱履歴の減少といった種々の改良
策が行われている。更に特開平２−２５１６７２号公報
には、微細孔を有する無機粒子を高濃度に層状分散した
樹脂層を介在せしめてコーティング加工することが記載
されている。また、特開平４−３４０８３号公報にはコ
ーティング膜を紫外線照射処理、放射線照射処理、低温
プラズマ処理などにより架橋構造とすることが記載され
ている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
２−２５１６７２号公報、特開平４−３４０８３号公報
に開示されたコーティング加工布をもってしても未だ充
分な移行昇華防止効果は得られないのである。
２−２５１６７２号公報、特開平４−３４０８３号公報
に開示されたコーティング加工布をもってしても未だ充
分な移行昇華防止効果は得られないのである。
【０００７】本発明者等は、先に出願し特許登録された
特公昭６３−５７４４６号及び特公昭６２−５３６３２
号公報に記載されたコーティング方法に、更なる検討改
良を加えることにより後述する特定条件でコーティング
加工された布帛が驚くべき移行昇華防止性能を有するこ
とを見出したのであった。本発明はかかる知見に基づく
ものであって、顕著な移行昇華防止能力を有したコーテ
ィング加工布を提供することを目的とする。
特公昭６３−５７４４６号及び特公昭６２−５３６３２
号公報に記載されたコーティング方法に、更なる検討改
良を加えることにより後述する特定条件でコーティング
加工された布帛が驚くべき移行昇華防止性能を有するこ
とを見出したのであった。本発明はかかる知見に基づく
ものであって、顕著な移行昇華防止能力を有したコーテ
ィング加工布を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、分散染料によ
り染色されたポリエステル繊維布帛に樹脂被膜がコーテ
ィングされている加工布において、該樹脂被膜中に活性
炭粒子が存在することを特徴とする染料移行性のないコ
ーティング加工布である。
り染色されたポリエステル繊維布帛に樹脂被膜がコーテ
ィングされている加工布において、該樹脂被膜中に活性
炭粒子が存在することを特徴とする染料移行性のないコ
ーティング加工布である。
【０００９】以下、本発明を詳細に説明する。
【００１０】本発明でいうところのポリエステル繊維布
帛とは、ポリエステル１００％布帛はもとより、ポリエ
ステル−ナイロン混用布帛、ポリエステル−綿混用布
帛、ポリエステル−レーヨン混用布帛等ポリエステルが
含まれ、しかも分散染料で染色された布帛のことであ
り、特に、ポリエステル１００％の布帛について本発明
の効果が大きい。
帛とは、ポリエステル１００％布帛はもとより、ポリエ
ステル−ナイロン混用布帛、ポリエステル−綿混用布
帛、ポリエステル−レーヨン混用布帛等ポリエステルが
含まれ、しかも分散染料で染色された布帛のことであ
り、特に、ポリエステル１００％の布帛について本発明
の効果が大きい。
【００１１】本発明でいうところのコーティング層は、
乾式コーティングにより得られるものが適当であり、樹
脂液の布帛への塗布はマングルキッシングロール、フロ
ーティングナイフコータ、ロールナイフコーター、グラ
ビアコーター、ロータリスクリーン等を利用する一般的
コーティング法により達成でき、塗布後乾燥、必要であ
れば熱処理を行う。
乾式コーティングにより得られるものが適当であり、樹
脂液の布帛への塗布はマングルキッシングロール、フロ
ーティングナイフコータ、ロールナイフコーター、グラ
ビアコーター、ロータリスクリーン等を利用する一般的
コーティング法により達成でき、塗布後乾燥、必要であ
れば熱処理を行う。
【００１２】又、使用される樹脂としては、特に限定さ
れるものではなく、アクリル共重合体、シリコーンを主
成分とする高分子物質、塩化ビニルを主成分とする高分
子物質、クロルスルフォン化ポリエチレンの単体又は共
重合体、もしくはこれらの混合物等、通常コーティング
加工に使用されているエラストマーであれば使用可能で
あるが、一般的には、アクリル共重合体，シリコンを主
成分とする高分子物質が好適に使用できる。
れるものではなく、アクリル共重合体、シリコーンを主
成分とする高分子物質、塩化ビニルを主成分とする高分
子物質、クロルスルフォン化ポリエチレンの単体又は共
重合体、もしくはこれらの混合物等、通常コーティング
加工に使用されているエラストマーであれば使用可能で
あるが、一般的には、アクリル共重合体，シリコンを主
成分とする高分子物質が好適に使用できる。
【００１３】具体的にアクリル共重合体としては一般に
使用されているものがいずれも適用可能であるが、例え
ば水酸基又はカルボキシル基含有エチレン性不飽和単量
体重合物と架橋剤をケトン類，キシレン，トルエン，ハ
ロゲン化炭化水素等の有機溶剤に溶解した溶液が主に使
用される。
使用されているものがいずれも適用可能であるが、例え
ば水酸基又はカルボキシル基含有エチレン性不飽和単量
体重合物と架橋剤をケトン類，キシレン，トルエン，ハ
ロゲン化炭化水素等の有機溶剤に溶解した溶液が主に使
用される。
【００１４】水酸基又はカルボキシ基含有エチレン性不
飽和単量体重合物はその一例を挙げるならば、一般式
飽和単量体重合物はその一例を挙げるならば、一般式
【化１】 （式中Ｒ7 は水素又は炭素数１〜２のアルキル基、Ｒ3
はアルキル基，アリール基，ハロゲン置換アルキル基，
ハロゲン置換アリール基，ニトリル基又は炭素数２〜１
９のアルコキシカルボニル基を表す。ただし、Ｒ3 がニ
トリル基であるときＲ7 は水素である。）で示される水
酸基及びカルボキシル基の何れも持たないエチレン性不
飽和単量体と、一般式
はアルキル基，アリール基，ハロゲン置換アルキル基，
ハロゲン置換アリール基，ニトリル基又は炭素数２〜１
９のアルコキシカルボニル基を表す。ただし、Ｒ3 がニ
トリル基であるときＲ7 は水素である。）で示される水
酸基及びカルボキシル基の何れも持たないエチレン性不
飽和単量体と、一般式
【化２】 （式中Ｒ9 は水素，アルキル基又はカルボキシアルキル
基、Ｒ10は水素又はカルボキシル基、Ｒ11は水素又はヒ
ドロキシアルキル基を表し、ｎは０又は正の整数を表
す。）で示される水酸基又はカルボキシル基を有するエ
チレン性不飽和単量体とを公知の適宜の方法により重合
すれば極めて容易に得られる。ここに一般式（１）にて
示される単量体の具体例の一例を示すならばアクリロニ
トリル，アルキルアクリレート，アルキルメタクリレー
ト，スチレン等が、また一般式（２）にて示される単量
体としてはアクリル酸，メタクリル酸，イタコン酸，フ
マル酸，マレイン酸等のエチレン性不飽和酸、ヒドロキ
シアルキルアクリレート，ヒドロキシアルキルメタクリ
レート，３−クロル−２−ヒドロキシアルキルメタクリ
レート等が挙げられ、これら（１）又は（２）式にて示
される単量体は重合に際して、その各々を２種以上を用
い３元或いはそれ以上の多元重合物としてもよいことは
いう迄もない。
基、Ｒ10は水素又はカルボキシル基、Ｒ11は水素又はヒ
ドロキシアルキル基を表し、ｎは０又は正の整数を表
す。）で示される水酸基又はカルボキシル基を有するエ
チレン性不飽和単量体とを公知の適宜の方法により重合
すれば極めて容易に得られる。ここに一般式（１）にて
示される単量体の具体例の一例を示すならばアクリロニ
トリル，アルキルアクリレート，アルキルメタクリレー
ト，スチレン等が、また一般式（２）にて示される単量
体としてはアクリル酸，メタクリル酸，イタコン酸，フ
マル酸，マレイン酸等のエチレン性不飽和酸、ヒドロキ
シアルキルアクリレート，ヒドロキシアルキルメタクリ
レート，３−クロル−２−ヒドロキシアルキルメタクリ
レート等が挙げられ、これら（１）又は（２）式にて示
される単量体は重合に際して、その各々を２種以上を用
い３元或いはそれ以上の多元重合物としてもよいことは
いう迄もない。
【００１５】シリコンを主成分とする高分子物質として
は末端に水素，アルキル基，水酸基を持つシリコンプレ
ポリマーの脱水素反応、脱アルコール反応、付加反応生
成物が一般に使用されるが、これらは一般に次式で生成
される高分子物質であり、工業的に生産されている。 （イ）脱水素反応型
は末端に水素，アルキル基，水酸基を持つシリコンプレ
ポリマーの脱水素反応、脱アルコール反応、付加反応生
成物が一般に使用されるが、これらは一般に次式で生成
される高分子物質であり、工業的に生産されている。 （イ）脱水素反応型
【化３】 （ロ）脱アルコール反応型
【化４】 （ハ）付加反応型
【化５】
【００１６】シリコンプレポリマーはトリクロルエチレ
ン，テトラクロルエチレン，１，１，１−トリクロルエ
タン等のハロゲン化炭化水素、又はベンゼン，トルエン
の単体或いはそれらの混合溶剤で固形分濃度５〜４０
％、粘度３０００〜５００００ｃｐｓに調整し、Ｐｔ，
Ｚｎ，Ｓｎ，Ｐｂ等の金属を含む触媒を併用して、繊維
構造物上にシリコンを主成分とする樹脂皮膜を形成せし
める。
ン，テトラクロルエチレン，１，１，１−トリクロルエ
タン等のハロゲン化炭化水素、又はベンゼン，トルエン
の単体或いはそれらの混合溶剤で固形分濃度５〜４０
％、粘度３０００〜５００００ｃｐｓに調整し、Ｐｔ，
Ｚｎ，Ｓｎ，Ｐｂ等の金属を含む触媒を併用して、繊維
構造物上にシリコンを主成分とする樹脂皮膜を形成せし
める。
【００１７】その他本発明に使用される樹脂は特に限定
されるものではない。
されるものではない。
【００１８】本発明で用いる活性炭粒子としては、平均
粒子径１〜５０μｍ、更に０．６〜３０μｍ程度のもの
が好ましい。本発明は樹脂被膜中に前記活性炭が存在し
たものであるが、活性炭粒子の量は樹脂重量に対して
０．５〜１５０重量％、更には１〜１００重量％が好ま
しく、０．５重量％より少ないと、移行昇華防止効果が
なくなり、逆に１５０重量％より多いと、樹脂被膜の物
理的性質が劣るおそれがある。
粒子径１〜５０μｍ、更に０．６〜３０μｍ程度のもの
が好ましい。本発明は樹脂被膜中に前記活性炭が存在し
たものであるが、活性炭粒子の量は樹脂重量に対して
０．５〜１５０重量％、更には１〜１００重量％が好ま
しく、０．５重量％より少ないと、移行昇華防止効果が
なくなり、逆に１５０重量％より多いと、樹脂被膜の物
理的性質が劣るおそれがある。
【００１９】尚、本樹脂被膜層の下層、又は本樹脂被膜
そのものに、移行昇華防止能のある樹脂を用いてもよい
とは当然である。
そのものに、移行昇華防止能のある樹脂を用いてもよい
とは当然である。
【００２０】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
る。
【００２１】実施例１ 活性炭粒子（平均粒子径１０μｍ）２０部とインプロピ
ルアルコール１０部を混合し、活性炭液を調整した。次
に、６０ｄ／４８ｆのポリエステルフィラメント平織物
（経９８本／２．５４cm、緯９４本／２．５４cm）を公
知の方法で分散染料で染色後、該ポリエステル布帛に対
して、アクリル系樹脂液（帝国化学社製テイサンレジン
ＳＧ−５１）を単独でコーティング加工したものと、活
性炭液を表１に示した割合で混合したものとで移行昇華
性能を比較した。
ルアルコール１０部を混合し、活性炭液を調整した。次
に、６０ｄ／４８ｆのポリエステルフィラメント平織物
（経９８本／２．５４cm、緯９４本／２．５４cm）を公
知の方法で分散染料で染色後、該ポリエステル布帛に対
して、アクリル系樹脂液（帝国化学社製テイサンレジン
ＳＧ−５１）を単独でコーティング加工したものと、活
性炭液を表１に示した割合で混合したものとで移行昇華
性能を比較した。
【００２２】コーティングはフローティングナイフコー
ターにより接圧３cmで実施して、コーティング膜圧を８
μｍにした。次に１２０℃で２分間乾燥後、ピンテンタ
ーで１７０℃、２分間乾熱した。
ターにより接圧３cmで実施して、コーティング膜圧を８
μｍにした。次に１２０℃で２分間乾燥後、ピンテンタ
ーで１７０℃、２分間乾熱した。
【００２３】尚、移行昇華性能の評価は白布にも同様の
樹脂（同じ組織のポリエステル）をコーティング加工し
てコーティング面同志を合わせて、０．２kg／cm2 の荷
重で１３０℃で９０分間放置した後、グレースケール
（ＪＩＳ）により評価を行った。
樹脂（同じ組織のポリエステル）をコーティング加工し
てコーティング面同志を合わせて、０．２kg／cm2 の荷
重で１３０℃で９０分間放置した後、グレースケール
（ＪＩＳ）により評価を行った。
【００２４】 （ ）は活性炭量
【００２５】表１から明らかな様に、活性炭粒子を樹脂
被膜中に含むものは移行昇華性に優れていることがわか
る。
被膜中に含むものは移行昇華性に優れていることがわか
る。
【００２６】
【発明の効果】本コーティング加工布は、分散染料で染
色されたコーティング加工布で避けられなかった染料の
移行昇華を充分に防止でき、しかも多種の樹脂を用いる
ことができ衣料用用途、産業資材用途として頗る有用で
ある。
色されたコーティング加工布で避けられなかった染料の
移行昇華を充分に防止でき、しかも多種の樹脂を用いる
ことができ衣料用用途、産業資材用途として頗る有用で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】 分散染料により染色されたポリエステル
繊維布帛に樹脂被膜がコーティングされている加工布に
おいて、該樹脂被膜中に活性炭粒子が存在することを特
徴とする染料移行性のないコーティング加工布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135139A JPH07316982A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 染料移行性のないコーティング加工布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6135139A JPH07316982A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 染料移行性のないコーティング加工布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07316982A true JPH07316982A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=15144723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6135139A Pending JPH07316982A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 染料移行性のないコーティング加工布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07316982A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7320712B2 (en) * | 2003-11-20 | 2008-01-22 | Chung Kil Suh | Method for blocking dye-migration in printing colored synthetic fiber |
| CN104053833A (zh) * | 2011-12-23 | 2014-09-17 | Ioiz公司 | 碳纳米管蓄热羽毛及利用其的防寒服装 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02251672A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-10-09 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維コーティング加工布 |
| JPH0473273A (ja) * | 1990-05-23 | 1992-03-09 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | バックコーティング剤 |
| JPH04174771A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-22 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリエステル繊維コーティング布帛およびその製造方法 |
| JPH04327264A (ja) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Kuraray Co Ltd | 耐候性の改良された高強力高弾性率繊維 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6135139A patent/JPH07316982A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02251672A (ja) * | 1989-03-16 | 1990-10-09 | Toray Ind Inc | ポリエステル繊維コーティング加工布 |
| JPH0473273A (ja) * | 1990-05-23 | 1992-03-09 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | バックコーティング剤 |
| JPH04174771A (ja) * | 1990-11-01 | 1992-06-22 | Sanyo Chem Ind Ltd | ポリエステル繊維コーティング布帛およびその製造方法 |
| JPH04327264A (ja) * | 1991-04-25 | 1992-11-16 | Kuraray Co Ltd | 耐候性の改良された高強力高弾性率繊維 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7320712B2 (en) * | 2003-11-20 | 2008-01-22 | Chung Kil Suh | Method for blocking dye-migration in printing colored synthetic fiber |
| CN104053833A (zh) * | 2011-12-23 | 2014-09-17 | Ioiz公司 | 碳纳米管蓄热羽毛及利用其的防寒服装 |
| CN104053833B (zh) * | 2011-12-23 | 2015-11-25 | Ioiz公司 | 碳纳米管蓄热羽毛及利用其的防寒服装 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0233381A (ja) | 導電性繊維材料及びその製造方法 | |
| JPH07316982A (ja) | 染料移行性のないコーティング加工布 | |
| US4997519A (en) | Deep-colored fibers and a process for manufacturing the same | |
| JP2942379B2 (ja) | 染料移行性のないコーティング加工布 | |
| JP2912488B2 (ja) | 縫目ずれ防止性に優れたコーティング加工布 | |
| JP3417151B2 (ja) | 導電性複合体 | |
| US4301103A (en) | Composition and process for delustering plastisol films | |
| JPH04241178A (ja) | コーティング加工剤及びそれによって加工したポリエステル系繊維布帛 | |
| JP2694717B2 (ja) | 柄を有するコーティング加工布 | |
| JPH0428827B2 (ja) | ||
| JP3631810B2 (ja) | 撥水加工布帛およびその製造方法 | |
| JPH0220753B2 (ja) | ||
| JPH089832B2 (ja) | ポリエステル繊維コーティング加工布およびその製造法 | |
| KR100341617B1 (ko) | 폴리에스테르 코팅포 제조방법 | |
| JPH09290209A (ja) | 導電性複合体の製造方法 | |
| JP3035944B2 (ja) | 遅燃性合成樹脂組成物およびそれをコーティングしてなる繊維 | |
| JP3257285B2 (ja) | ポリエステル繊維コーティング加工布およびその製造方法 | |
| JPH0830305B2 (ja) | ポリエステル繊維コーティング布帛およびその製造方法 | |
| JPH07207579A (ja) | 印刷用ラベル | |
| JPH04202868A (ja) | コーティング加工布の製造方法 | |
| JPH0152508B2 (ja) | ||
| JP2925307B2 (ja) | 染色布帛のコーテング加工法 | |
| JPH1088487A (ja) | 樹脂加工布帛及びその製造方法 | |
| JPS62289680A (ja) | 塩化ビニル系樹脂加工布の防汚加工方法 | |
| JPH0411068A (ja) | コーティング着色ポリエステル繊維布帛の製造方法 |