JPH0731684Y2 - バックル - Google Patents

バックル

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JPH0731684Y2
JPH0731684Y2 JP1992080783U JP8078392U JPH0731684Y2 JP H0731684 Y2 JPH0731684 Y2 JP H0731684Y2 JP 1992080783 U JP1992080783 U JP 1992080783U JP 8078392 U JP8078392 U JP 8078392U JP H0731684 Y2 JPH0731684 Y2 JP H0731684Y2
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憲一 宮永
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OSAKA BIJO KOGYO K.K.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、衣服用のベルトやズボ
ン吊りのバンド等に用いるバックルの改良に係り、特に
同一形状の2枚の連結板をベルトの両端部に夫々取付
け、両連結板の連結又は解離を行えるようにしたバック
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、同一形状の2枚の連結板から成
るバックルとしては、図10乃至図13に示す構造のバ
ックルが知られている。即ち、前記バックルは、図10
に概略図で示すように同一形状の第1連結板4と第2連
結板5とから構成されている。具体的には、第1連結板
4は、合成樹脂材により略板状で且つ一体的に形成され
て居り、板状の第1本体4aと、第1本体4aの後端部
に形成され、第1本体4aの幅方向に沿う第1ベルト取
付け穴4bと、第1本体4aの前端部に一定の間隙を開
けて設けられ、第1ベルト取付け穴4bに平行な軸状の
第1挿入部4cと、第1本体4aの前端部に形成され、
第1挿入部4cに平行な第1挿入穴4dとから成る。
又、第2連結板5は、第1連結板4と同様に合成樹脂材
により略板状で且つ一体的に形成されて居り、板状の第
2本体5aと、第2本体5aの後端部に形成され、第1
本体5aの幅方向に沿う第2ベルト取付け穴5bと、第
2本体5aの前端部に一定の間隙を開けて設けられ、第
1連結板4の第1挿入穴4dに嵌合挿入可能で且つ第2
ベルト取付け穴5bに平行な軸状の第2挿入部5cと、
第2本体5aの前端部に形成され、第2挿入部5cに平
行で且つ前記第1挿入部4cが嵌合挿入される第2挿入
穴5dとから成る。
【0003】而して、第1連結板4の第1挿入部4c先
端を第2連結板5の第2挿入穴5dに、又、第2連結板
5の第2挿入部5c先端を第1連結板4の第1挿入穴4
dに夫々対向させ、この状態で両連結板4,5を近接す
る方向へスライドさせると、各挿入穴4d,5dへ各挿
入部4c,5cが順次挿入されて行き、両連結板4,5
が連結されることになる(図12参照)。又、連結状態
から両連結板4,5を前記と反対方向へスライドさせる
と、各挿入部4c,5cが各挿入穴4d,5dから抜
け、両連結板4,5が解離されることになる。このバッ
クルは、連結板4,5の挿入穴4d,5dへ挿入部4
c,5cを出し入れするだけで、両連結板4,5の連結
又は解離を行うことができ、操作性に極めて優れてい
る。又、両連結板4,5が同一形状を呈している為、金
型の種類が少なくて済み、製造コストの低減を図れる
等、優れた利点を有している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前記バック
ルにも解決すべき問題点が残されている。即ち、各連結
板4,5の挿入部4c,5c及び挿入穴4d,5dの方
向が連結板4,5の幅方向(図10の左右方向)に沿っ
ている為、両連結板4,5の連結時に、例えば図12に
矢印で示す如く、連結板4,5に水平方向(連結板の幅
方向)の力が作用したときに各挿入部4c,5cが各挿
入穴4d,5dから簡単に抜けることになる。その結
果、両連結板4,5が段違いの状態になったり、或いは
両連結板4,5が解離したりすると云う問題があった。
特に、バックルをスキー用パンツのズボン吊りに使用し
た場合には、スキーヤーが転倒したりする為、このとき
の衝撃によりバックルが上記のような力を受け易く、前
記問題がより助長されることになる。
【0005】本考案は、上記の問題点を解消する為に創
案されたものであり、その目的は各連結板に外力が作用
しても両連結板が簡単に解離しないようにしたバックル
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本考案のバックルは、略板状の第1本体と、第1本
体の後端部に形成され、第1本体の幅方向に沿う横長の
第1ベルト取付け穴と、第1本体の前端部に第1本体の
前端面から一定の間隙を開けて設けられ、先端側が第1
ベルト取付け穴に近づく傾斜姿勢の軸状の第1挿入部
と、第1挿入部の基端部表裏面に形成された半球状の一
対の第1係合突起と、第1本体の前端部に形成され、第
1挿入部に平行な第1挿入穴と、第1挿入穴の入口部分
で第1本体の表裏面に形成され、第1挿入穴に連通する
一対の第1係合孔とから成る第1連結板と;略板状の第
2本体と、第2本体の後端部に形成され、第2本体の幅
方向に沿う横長の第2ベルト取付け穴と、第2本体の前
端部に第2本体の前端面から一定の間隙を開けて設けら
れ、前記第1挿入穴へ嵌合挿入可能で且つ先端側が第2
ベルト取付け穴に近づく傾斜姿勢の軸状の第2挿入部
と、第2挿入部の基端部表裏面に形成され、第1係合孔
に係脱自在に係合される半球状の一対の第2係合突起
と、第2本体の前端部に形成され、第2挿入部に平行で
且つ前記第1挿入部が嵌合挿入される第2挿入穴と、第
2挿入穴の入口部分で第2本体の表裏面に形成され、第
1係合突起が係脱自在に係合される一対の第2係合孔と
から成り、第1連結板と同一の形状及び大きさに形成さ
れた第2連結板とから構成したものである。
【0007】
【作用】第1連結板の第1挿入部先端を第2連結板の第
2挿入穴に、又、第2連結板の第2挿入部先端を第1連
結板の第1挿入穴に夫々対向させ、この状態で両連結板
を近接する方向へスライドさせる。そうすると、第1挿
入穴へ第2挿入部が、第2挿入穴へ第1挿入部が順次挿
入されて行き、第1連結板と第2連結板とが連結され
る。又、連結状態から両連結板を前記と反対方向へスラ
イドさせると、各挿入部が各挿入穴から抜け、第1連結
板と第2連結板との連結が解除される。このバックル
は、各連結板の挿入部及び挿入穴を夫々傾斜させている
為、両連結板の連結時に、仮え各連結板にこれの幅方向
の力(連結板を解離しようとする方向の力)が作用して
も、各挿入部が各挿入穴から抜け難い。その結果、各連
結板に外力が作用しても、両連結板が簡単に段違いの状
態になったり、或いは両連結板が簡単に解離したりする
と云うことがない。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本考案の実施例に係るバックルの解
離状態を示す正面図であって、当該バックルは、形状及
び大きさ等が同一の第1連結板1と第2連結板2とから
構成されている。
【0009】前記第1連結板1は、弾力性を有する合成
樹脂材により略板状で且つ一体的に形成されて居り、第
1本体1aと、第1ベルト取付け穴1bと、第1挿入部
1cと、第1挿入穴1dとから成る。具体的には、第1
本体1aは、図1に示すように略板状に形成されて居
り、その後端部(図1の上方側)には第1本体1aの幅
方向(図1の左右方向)に沿う横長の第1ベルト取付け
穴1bが形成されている。又、第1本体1aの前端面
は、第1ベルト取付け穴1bに対して傾斜して居り、本
実施例では、前端面の傾斜角度αは約10度に設定され
ている。更に、第1本体1aの前端面片側(第1ベルト
取付け穴1bから遠く離れた方)には、前方へ突設する
第1突部1eが一体的に形成されている。第1挿入部1
cは、断面が円形の軸状を呈して居り、第1本体1aの
第1突部1eに第1本体1aの前端面と平行で且つ第1
本体1aの前端面から一定の間隙を開けた状態で一体的
に連設されている。従って、第1挿入部1cは、その先
端側(図1の右側)が第1ベルト取付け穴1bに近づく
傾斜姿勢となっている。尚、第1挿入部1cの基端部表
裏面には、図3に示すように半球状の第1係合突起1f
が夫々一体的に形成されている。第1挿入穴1dは、第
1本体1aの前端部(図1の下方側)に第1挿入部1c
と平行に形成されて居り、第1挿入部1cの先端側と同
方向(図1の右方向)が開放されている。尚、第1挿入
穴1dの入口部分で且つ第1本体1aの表裏面には、図
1及び図4に示すように第1挿入穴1dの入口に連通す
る一対の第1係合孔1gが穿設されている。そして、前
記第1本体1aの前端面及び第1挿入部1cには、図6
及び図7に示すように薄肉の板状の第1ガイド部1hが
一体的に連設されて居り、当該第1ガイド部1hの長さ
は第1挿入部1cの略2/3程度に設定されている。
又、第1本体1aの前端面には、図5に示すように第1
挿入穴1dに連通し且つ第1本体1aの幅方向に沿うス
リット状の第1ガイド溝1iが形成されて居り、当該第
1ガイド溝1iの長さは第1ガイド部1hの長さよりも
若干長めに設定されている。
【0010】一方、前記第2連結板2は、第1連結板1
と同様に弾力性を有する合成樹脂材により略板状で且つ
一体的に形成されて居り、第2本体2aと、第2ベルト
取付け穴2bと、第2挿入部2cと、第2挿入穴2dと
から成る。具体的には、第2本体2aは、第1本体1a
と同一形状及び同一の大きさに形成されて居り、その後
端部(図1の下方側)には第2本体2aの幅方向(図1
の左右方向)に沿う横長の第2ベルト取付け穴2bが形
成されている。又、第2本体2aの前端面は、第2ベル
ト取付け穴2bに対して傾斜して居り、本実施例では、
前端面の傾斜角度αは約10度に設定されている。更
に、第2本体2aの前端面片側(第2ベルト取付け穴2
bから遠く離れた方)には、前方へ突設する第2突部2
eが一体的に形成されている。第2挿入部2cは、断面
が円形の軸状を呈し、第1連結板1の第1挿入穴1dに
嵌合挿入可能になって居り、第2本体2aの第2突部2
eに第2本体2aの前端面と平行で且つ第2本体2aの
前端面から一定の間隙を開けた状態で一体的に連設され
ている。従って、第2挿入部2cは、その先端側(図1
の左側)が第2ベルト取付け穴2bに近づく傾斜姿勢と
なっている。更に、第2挿入部2cの基端部表裏面に
は、第2挿入部2cを第1挿入穴1dに嵌合挿入したと
きに第1本体1aに穿設した第1係合孔1gに係脱自在
に係合される半球状の第2係合突起2fが夫々一体的に
形成されている。この第2係合突起2fの外径は、第1
係合孔1gの内径よりも若干小さめに設定されている。
尚、第2挿入部2cの外径は、前記第1連結板1の第1
挿入穴1dの内径よりも若干小さめに、又、第2挿入部
2cの長さは、第1挿入穴1dの長さよりも若干短めに
夫々設定されている。第2挿入穴2dは、第2本体2a
の前端部に第2挿入部2cと平行に形成されて居り、第
2挿入部2cの先端側と同方向(図1の左方向)が開放
されている。又、第2挿入穴2dには、第1連結板1の
第1挿入部1cが嵌合挿入されるようになっている。更
に、第2挿入穴2dの入口部分で且つ第2本体2aの表
裏面には、第1挿入部1cを第2挿入穴2dへ嵌合挿入
したときに第1挿入部1cの第1係合突起1fが係脱自
在に係合される第2係合孔2gが穿設されている。この
第2係合孔2gの内径は、第1係合突起1fの外径より
も若大きめに設定されている。尚、第2挿入穴2dの内
径は、第1連結板1の第1挿入部1cの外径よりも若干
大きめに、又、第2挿入穴2dの深さは、第1挿入部1
cの長さよりも若干長めに設定されている。そして、前
記第2本体2aの前端面及び第2挿入部2cには、第2
挿入部2cを第1挿入穴1dへ嵌合挿入したときに第1
連結板1の第1ガイド溝1iへ摺動自在に嵌合される薄
肉の板状の第2ガイド部2hが一体的に連設されてい
る。この第2ガイド部2hの厚みは、第1ガイド溝1i
の幅よりも若干小さめに、又、第2ガイド部2hの長さ
は、第1ガイド溝1iの長さよりも若干短めに夫々設定
されている。更に、第2本体2aの前端面には、第1連
結板1の第1挿入部1cを第2挿入穴2dへ嵌合挿入し
たときに第1連結板1の第1ガイド部1hが摺動自在に
嵌合されるスリット状の第2ガイド溝2iが形成されて
いる。この第2ガイド溝2iの幅みは、第1ガイド部1
hの厚みよりも若干大きめに、又、第2ガイド溝2iの
長さは、第1ガイド部1hの長さよりも若干長めに夫々
設定されている。尚、第1挿入部1cと第1本体1aの
間隙は、第2本体2aの前端面と第2挿入穴2dの内周
面との間の肉厚よりも若干広めに、第2挿入部2cと第
2本体2aの間隙は、第1本体1aの前端面と第1挿入
穴1dの内周面との間の肉厚よりも若干広めに夫々設定
されている。
【0011】次に、前記バックルの作用について説明す
る。使用に際しては、ベルト3(若しくはバンド)の一
端を第1連結板1の第1ベルト取付け穴1bに挿通して
第1本体1aの後端部へ固定すると共に、ベルト3(若
しくはバンド)の他端を第2連結板2の第2ベルト取付
け穴2bに挿通して第2本体2aの後端部へ固定する。
而して、第1連結板1の第1挿入部1c先端を第2連結
板2の第2挿入穴2dの入口に、又、第2連結板2の第
2挿入部2c先端を第1連結板1の第1挿入穴1dの入
口に夫々対向させ、この状態で両連結板1,2を近接す
る方向へスライドさせる。そうすると、第1挿入穴1d
へ第2挿入部2cが、第2挿入穴2dへ第1挿入部1c
が順次挿入されて行くと共に、第1ガイド溝1iへ第2
ガイド部2hが、第2ガイド溝2iへ第1ガイド部1h
が順次挿入されて行く。各挿入部1c,2cの基端部が
各挿入穴1d,2dへ完全に差し込まれると、第1挿入
部1cの第1係合突起1fが第2連結板2の第2係合孔
2gへ、第2挿入部2cの第2係合突起2fが第1連結
板1の第1係合孔1gへ夫々係合され、抜け止めされる
ことになる。その結果、第1連結板1と第2連結板2と
が連結される。尚、各挿入部1c,2cの差し込み深さ
は、各突部1e,2eが各挿入穴1d,2dの開口周縁
部に当接することにより規制される。一方、連結状態か
ら両連結板1,2を前記と反対方向へ強制的にスライド
させると、各係合突起1f,2fが各係合孔1g,2g
から抜けると共に、各挿入部1c,2cが各挿入穴1
d,2dから抜ける。その結果、第1連結板1と第2連
結板2とが解離される。
【0012】このバックルは、各連結板1,2の挿入部
1c,2c及び挿入穴1d,2dを夫々傾斜させている
為、両連結板1,2の連結時に、仮え各連結板1,2に
幅方向の力(図8の矢印方向の力)が作用しても、この
力が分解されることになり、各挿入部1c,2cが各挿
入穴1d,2dから抜け難くなる。その結果、各連結板
1,2に外力が作用しても、両連結板1,2が段違いの
状態になったり、或いは両連結板1,2が簡単に解離し
たりすると云うことがない。又、両連結板1,2の連結
時には、第1挿入部1cの第1係合突起1fが第2連結
板2の第2係合孔2gへ、第2挿入部2cの第2係合突
起2fが第1連結板1の第1係合孔1gへ夫々係合され
て抜け止めされている為、両連結板1,2がより一層解
離し難くなる。更に、このバックルは、両連結板1,2
の連結時には、各挿入部1c,2cを各挿入穴1d,2
dへ差し込むだけで良く、両連結板1,2の連結をワン
タッチで円滑且つスムースに行える。然も、各連結板
1,2が同一形状及び同一の大きさを呈している為、金
型の種類が少なくて済み、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0013】上記実施例に於いては、両連結板1,2を
合成樹脂材により夫々一体的に形成したが、他の実施例
に於いては、両連結板1,2を金属材により形成しても
良く、或いは各連結板1,2を複数の部材から構成して
も良い。例えば各挿入部1c,2cを別体に形成し、こ
れらを各本体1a,2aに夫々取付けるようにしても良
い。
【0014】上記実施例に於いては、各挿入部1c,2
c及び各挿入穴1d,2dを断面円形に形成したが、挿
入部1c,2c及び挿入穴1d,2dの断面形状は上記
実施例のものに限定されるものではなく、例えば断面形
状を四角形に形成しても良い。
【0015】
【0016】上記実施例に於いては、第1連結板1に第
1ガイド部1h及び第1ガイド溝1iを、第2連結板2
に第2ガイド部2h及び第2ガイド溝2iを夫々形成し
たが、他の実施例に於いては、これらを省略しても良
い。
【0017】上記実施例に於いては、各挿入部1c,2
c及び各挿入穴1d,2dの傾斜角度αを約10度に設
定したが、この傾斜角度αは上記実施例のものに限定さ
れるものではなく、連結板1,2に幅方向の力が作用し
ても、両連結板1,2が容易に解離しない程度の傾斜角
度であれば、如何なる角度であっても良い。
【0018】
【考案の効果】上述の通り、本考案のバックルは、各連
結板の挿入部及び挿入穴を傾斜させている為、両連結板
を連結したときに仮え各連結板に幅方向の力(両連結板
を解離しようとする方向の力)が作用しても、この力が
分解されることになり、各挿入部が各挿入穴から抜け難
くなる。その結果、各連結板に外力が作用しても、両連
結板が簡単に段違いの状態になったり、或いは両連結板
が簡単に解離したりすると云うことがない。又、各連結
板の挿入部及び挿入穴を傾斜させている為、挿入部及び
挿入穴を傾斜させていない従来のバックルに比較して挿
入部及び挿入穴の長さが長くなり、挿入穴へ挿入部を嵌
合挿入したときに両者の接触度合いが長くなる。その結
果、挿入部が挿入穴からより一層抜け難くなり、両連結
板の連結がより一層確実且つ良好に行われる。然も、第
1挿入部を第2挿入穴へ、第2挿入部を第1挿入穴へ夫
々挿入したときには、第1挿入部の第1係合突起が第2
連結板の第2係合孔へ、第2挿入部の第2係合突起が第
1連結板の第1係合孔へ夫々係合されて抜け止めされる
為、両連結板はより解離し難くなる。特に、各係合突起
及び各係合孔は、夫々一対ずつ形成されている為、両連
結板の連結はより確実且つ強固となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るバックルの解離状態を示
す拡大正面図である。
【図2】同じくバックルの解離状態を示す拡大側面図で
ある。
【図3】図1のA−A視底面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】図1のD−D線断面図である。
【図7】図1のE−E線断面図である。
【図8】バックルの連結状態を示す拡大平面図でる。
【図9】図8のF−F線断面図である。
【図10】従来のバックルの解離状態を示す概略正面図
である。
【図11】図10のG−G線断面図である。
【図12】従来のバックルの連結状態を示す概略正面図
である。
【図13】図12のH−H線断面図である。
【符号の説明】
1は第1連結板、1aは第1本体、1bは第1ベルト取
付け穴、1cは第1挿入部、1dは第1挿入穴、2は第
2連結板、2aは第2本体、2bは第2ベルト取付け
穴、2cは第2挿入部、2dは第2挿入穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略板状の第1本体(1a)と、第1本体
    (1a)の後端部に形成され、第1本体(1a)の幅方
    向に沿う横長の第1ベルト取付け穴(1b)と、第1本
    体(1a)の前端部に第1本体(1a)の前端面から一
    定の間隙を開けて設けられ、先端側が第1ベルト取付け
    穴(1b)に近づく傾斜姿勢の軸状の第1挿入部(1
    c)と、第1挿入部(1c)の基端部表裏面に形成され
    た半球状の一対の第1係合突起(1f)と、第1本体
    (1a)の前端部に形成され、第1挿入部(1c)に平
    行な第1挿入穴(1d)と、第1挿入穴(1d)の入口
    部分で第1本体(1a)の表裏面に形成され、第1挿入
    穴(1d)に連通する一対の第1係合孔(1g)とから
    成る第1連結板(1)と;略板状の第2本体(2a)
    と、第2本体(2a)の後端部に形成され、第2本体
    (2a)の幅方向に沿う横長の第2ベルト取付け穴(2
    b)と、第2本体(2a)の前端部に第2本体(2a)
    の前端面から一定の間隙を開けて設けられ、前記第1挿
    入穴(1d)へ嵌合挿入可能で且つ先端側が第2ベルト
    取付け穴(2b)に近づく傾斜姿勢の軸状の第2挿入部
    (2c)と、第2挿入部(2c)の基端部表裏面に形成
    され、第1係合孔(1g)に係脱自在に係合される半球
    状の一対の第2係合突起(2f)と、第2本体(2a)
    の前端部に形成され、第2挿入部(2c)に平行で且つ
    前記第1挿入部(1c)が嵌合挿入される第2挿入穴
    (2d)と、第2挿入穴(2d)の入口部分で第2本体
    (2a)の表裏面に形成され、第1係合突起(1f)が
    係脱自在に係合される一対の第2係合孔(2g)とから
    成り、第1連結板(1)と同一の形状及び大きさに形成
    された第2連結板(2)とから構成したことを特徴とす
    るバックル。
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JPS5232248U (ja) * 1975-08-27 1977-03-07
JPS5616087U (ja) * 1979-07-17 1981-02-12

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JPH0644411U (ja) 1994-06-14

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