JPH0731682Y2 - 首振り釦 - Google Patents
首振り釦Info
- Publication number
- JPH0731682Y2 JPH0731682Y2 JP1989151231U JP15123189U JPH0731682Y2 JP H0731682 Y2 JPH0731682 Y2 JP H0731682Y2 JP 1989151231 U JP1989151231 U JP 1989151231U JP 15123189 U JP15123189 U JP 15123189U JP H0731682 Y2 JPH0731682 Y2 JP H0731682Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- leg
- button
- metal
- sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ジーンズ等の比較的硬い生地や皺の生じ易い
生地、伸縮性を有する生地等に取付けられる首振り釦に
関するものである。
生地、伸縮性を有する生地等に取付けられる首振り釦に
関するものである。
（従来の技術） ジーンズ等に取付けられる釦は、金属鋲等で強固に取付
けると釦が動かず、釦の掛け外しが困難であることか
ら、内部に当金を有する釦頭と一体となった脚筒の下端
中央に、内方へ突出する内筒を形成した金属製釦本体
と、座板の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿入して前記内
筒に回動自在に装着した金属製スリーブと、取付け生地
に貫通した後、金属製スリーブ内に挿通して先端を釦本
体の脚筒内で変形させるようにしたカシメ脚を有する金
属製取付体とからなり、金属製釦本体が金属製スリーブ
を軸として前後左右に首を振り、軸方向に僅かにスライ
ドする首振り釦が使用されている。
けると釦が動かず、釦の掛け外しが困難であることか
ら、内部に当金を有する釦頭と一体となった脚筒の下端
中央に、内方へ突出する内筒を形成した金属製釦本体
と、座板の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿入して前記内
筒に回動自在に装着した金属製スリーブと、取付け生地
に貫通した後、金属製スリーブ内に挿通して先端を釦本
体の脚筒内で変形させるようにしたカシメ脚を有する金
属製取付体とからなり、金属製釦本体が金属製スリーブ
を軸として前後左右に首を振り、軸方向に僅かにスライ
ドする首振り釦が使用されている。
（考案が解決しようとする課題） ところが上記構成の従来の首振り釦では、目的とする首
振りは達成できるも、強い力で取付体が軸方向に引っ張
られると、変形していたカシメ脚が外方へカールした金
属製スリーブの円筒部分でしごかれて復元し、抜け易く
なる欠点があるだけでなく、全体が金属製であってしか
も首振り状態にあるために、釦を止めない時には、釦本
体と金属製スリーブが互いに接触して、カチャカチャと
いう不快な金属音を発生する欠点があった。
振りは達成できるも、強い力で取付体が軸方向に引っ張
られると、変形していたカシメ脚が外方へカールした金
属製スリーブの円筒部分でしごかれて復元し、抜け易く
なる欠点があるだけでなく、全体が金属製であってしか
も首振り状態にあるために、釦を止めない時には、釦本
体と金属製スリーブが互いに接触して、カチャカチャと
いう不快な金属音を発生する欠点があった。
本考案は、上記従来の課題を解決し、結合力が強く、金
属音を発生せず、しかも製作、組立て能率の良好な首振
り釦を安価に提供することを目的としている。
属音を発生せず、しかも製作、組立て能率の良好な首振
り釦を安価に提供することを目的としている。
（課題を解決するための手段） 本考案の首振り釦は、前記目的を達成するために、一部
に合成樹脂部材を使用するようにしたものであって、内
部に当金を有する釦頭と一体となった脚筒の下端中央
に、脚筒内方へ突出する内筒を形成した釦本体と、座板
の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿入して前記内筒に回動
自在に装着した金属製スリーブと、取付け生地に貫通し
た後、金属製スリーブ内に挿通して、先端を釦本体の脚
筒内で変形させるようにしたカシメ脚を有する取付体と
からなる金属製首振りり釦において、座板５の中央に先
端部を、その外径が前記内筒４の内径よりもも大となる
膨頭形状とした円筒６を突設した合成樹脂製スリーブ７
であることを特徴とするものである。
に合成樹脂部材を使用するようにしたものであって、内
部に当金を有する釦頭と一体となった脚筒の下端中央
に、脚筒内方へ突出する内筒を形成した釦本体と、座板
の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿入して前記内筒に回動
自在に装着した金属製スリーブと、取付け生地に貫通し
た後、金属製スリーブ内に挿通して、先端を釦本体の脚
筒内で変形させるようにしたカシメ脚を有する取付体と
からなる金属製首振りり釦において、座板５の中央に先
端部を、その外径が前記内筒４の内径よりもも大となる
膨頭形状とした円筒６を突設した合成樹脂製スリーブ７
であることを特徴とするものである。
（実施例） 次に本考案の首振り釦の実施例を図面に基づいて説明す
ると以下の通りである。
ると以下の通りである。
第１図は本考案を実施した首振り釦の分解断面図、第２
図は組立て状態断面図である。
図は組立て状態断面図である。
本考案の首振り釦は、内部に当金１を有する釦頭２と一
体となった脚筒３の下端中央に、脚筒内方へ突出する内
筒４を形成した金属製釦本体と、合成樹脂部材からな
り、座板５の中央に、先端部をその外径が前記内筒４の
内径よりも大となる膨頭形状とした円筒６を突設した合
成樹脂製スリーブ７と、取付け生地Ｃに貫通した後、合
成樹脂製スリーブ７内に挿通して先端を釦本体の脚筒３
内で当金１により変形させるようにしたカシメ脚８を有
する金属製取付体９とからなるものであって、まず、合
成樹脂製スリーブ７の円筒６の先端部を、金属製釦本体
の脚筒３の内筒４へ、合成樹脂の弾性を利用して圧入し
て内筒４に係止した後、取付け生地Ｃに貫通させた金属
製取付体９のカシメ脚８を合成樹脂製スリーブ７内に挿
通して、先端を釦本体の脚筒３内で当金１により変形さ
せることにより取付けられる。
体となった脚筒３の下端中央に、脚筒内方へ突出する内
筒４を形成した金属製釦本体と、合成樹脂部材からな
り、座板５の中央に、先端部をその外径が前記内筒４の
内径よりも大となる膨頭形状とした円筒６を突設した合
成樹脂製スリーブ７と、取付け生地Ｃに貫通した後、合
成樹脂製スリーブ７内に挿通して先端を釦本体の脚筒３
内で当金１により変形させるようにしたカシメ脚８を有
する金属製取付体９とからなるものであって、まず、合
成樹脂製スリーブ７の円筒６の先端部を、金属製釦本体
の脚筒３の内筒４へ、合成樹脂の弾性を利用して圧入し
て内筒４に係止した後、取付け生地Ｃに貫通させた金属
製取付体９のカシメ脚８を合成樹脂製スリーブ７内に挿
通して、先端を釦本体の脚筒３内で当金１により変形さ
せることにより取付けられる。
脚筒３内で当金１により変形したカシメ脚８は、単独変
形するだけでなく、合成樹脂製スリーブ７の円筒６の先
端部にも食い込み状態となり、円筒６の先端部も膨出状
態に変形させ、合成樹脂製スリーブ７と金属製取付体９
が一体化されるようになる。
形するだけでなく、合成樹脂製スリーブ７の円筒６の先
端部にも食い込み状態となり、円筒６の先端部も膨出状
態に変形させ、合成樹脂製スリーブ７と金属製取付体９
が一体化されるようになる。
尚、金属製取付体のカシメ脚は、上記実施例では中空細
長弾頭形状のものを使用したが、中実であってもよく、
又鏃形或いは二段ロケット形状としてもよく特に限定さ
れるものではない。
長弾頭形状のものを使用したが、中実であってもよく、
又鏃形或いは二段ロケット形状としてもよく特に限定さ
れるものではない。
（考案の作用効果） 本考案の首振り釦は、内部に当金を有する釦頭と一体と
なった脚筒の下端中央に、脚筒内方へ突出する内筒を形
成した釦本体と、座板の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿
入して前記内筒に回動自在に装着した金属製スリーブ
と、取付け生地に貫通した後、金属製スリーブ内に挿通
して先端を釦本体の脚筒内で変形させるようにしたカシ
メ脚を有する取付体とからなる従来の金属製首振り釦に
おいて、前記金属製スリーブを合成樹脂製スリーブ７で
形成したから、従来のように、釦本体と合成樹脂製スリ
ーブ７が互いに接触しても、カチャカチャという不快な
金属音を発生することがない。
なった脚筒の下端中央に、脚筒内方へ突出する内筒を形
成した釦本体と、座板の中央に前記釦本体の脚筒内へ挿
入して前記内筒に回動自在に装着した金属製スリーブ
と、取付け生地に貫通した後、金属製スリーブ内に挿通
して先端を釦本体の脚筒内で変形させるようにしたカシ
メ脚を有する取付体とからなる従来の金属製首振り釦に
おいて、前記金属製スリーブを合成樹脂製スリーブ７で
形成したから、従来のように、釦本体と合成樹脂製スリ
ーブ７が互いに接触しても、カチャカチャという不快な
金属音を発生することがない。
また、合成樹脂製スリーブ７の円筒の先端部を、その外
径が内筒の内径よりも大となる膨頭形状としたから、釦
本体の脚筒内へ圧入すれば、合成樹脂の弾性により、確
実に一体化することができるようになり、本願の合成樹
脂製スリーブ７の固定にカシメ作業を必要としない。
径が内筒の内径よりも大となる膨頭形状としたから、釦
本体の脚筒内へ圧入すれば、合成樹脂の弾性により、確
実に一体化することができるようになり、本願の合成樹
脂製スリーブ７の固定にカシメ作業を必要としない。
さらに、合成樹脂製スリーブ７内を通したカシメ脚を釦
本体の脚筒内で変形させた場合に、カシメ脚が単独変形
するだけでなく、合成樹脂製リーブ７の円筒の先端部に
も食い込み状態となって、円筒の先端部もさらに膨出状
態に変形させ、合成樹脂製スリーブ７と金属製取付体の
一体化が確実なものとなり、強い力で取付体が軸方向に
引っ張られても、カシメ脚が合成樹脂製スリーブ７の円
筒部分でしごかれて抜け易くなることがない。
本体の脚筒内で変形させた場合に、カシメ脚が単独変形
するだけでなく、合成樹脂製リーブ７の円筒の先端部に
も食い込み状態となって、円筒の先端部もさらに膨出状
態に変形させ、合成樹脂製スリーブ７と金属製取付体の
一体化が確実なものとなり、強い力で取付体が軸方向に
引っ張られても、カシメ脚が合成樹脂製スリーブ７の円
筒部分でしごかれて抜け易くなることがない。
以上のように本考案によれば、従来の課題を解決し、結
合力が強く、金属音を発生せず、しかも製作、組立て能
率の良好な首振り釦を安価に提供することができる。
合力が強く、金属音を発生せず、しかも製作、組立て能
率の良好な首振り釦を安価に提供することができる。
第１図は本考案を実施した首振り釦の分解断面図、第２
図は組立て状態断面図である。 １……当金、２……釦頭 ３……脚筒、４……内筒 ５……座板、６……円筒 ７……合成樹脂製スリーブ、８……カシメ脚 ９……金属製取付体、Ｃ……取付け生地
図は組立て状態断面図である。 １……当金、２……釦頭 ３……脚筒、４……内筒 ５……座板、６……円筒 ７……合成樹脂製スリーブ、８……カシメ脚 ９……金属製取付体、Ｃ……取付け生地
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 讃岐 修造 大阪府大阪市中央区南本町４丁目２番14号 モリト株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−9912（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−156510（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭63−8242（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】内部に当金１を有する釦頭２と一体となっ
た脚筒３の下端中央に、脚筒内方へ突出する内筒４を形
成した釦本体と、座板５の中央に前記釦本体の脚筒３内
へ挿入して前記内筒４に回動自在に装着した金属製スリ
ーブと、取付け生地Ｃに貫通した後、金属製スリーブ内
に挿通して、先端を釦本体の脚筒３内で変形させるよう
にしたカシメ脚８を有する取付体９とからなる金属製首
振り釦において、座板５の中央に先端部を、その外径が
前記内筒４の内径よりも大となる膨頭形状とした円筒６
を突設した合成樹脂製スリーブ７であることを特徴とす
る首振り釦。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151231U JPH0731682Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 首振り釦 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989151231U JPH0731682Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 首振り釦 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0387410U JPH0387410U (ja) | 1991-09-05 |
| JPH0731682Y2 true JPH0731682Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31697539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989151231U Expired - Lifetime JPH0731682Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 首振り釦 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0731682Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230073673A (ko) * | 2021-11-19 | 2023-05-26 | (주)엠티아이지 | 타이타늄을 함유하는 의류용 금속 단추 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59156510U (ja) * | 1983-04-07 | 1984-10-20 | モリト株式会社 | 首振り釦 |
| JPS638242U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-20 | ||
| JPS639912A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | Toshiba Corp | ガス絶縁計器用変圧器 |
| JPH0228728Y2 (ja) * | 1986-07-03 | 1990-08-01 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1989151231U patent/JPH0731682Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20230073673A (ko) * | 2021-11-19 | 2023-05-26 | (주)엠티아이지 | 타이타늄을 함유하는 의류용 금속 단추 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0387410U (ja) | 1991-09-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |